JPH08172524A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

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JPH08172524A
JPH08172524A JP6313701A JP31370194A JPH08172524A JP H08172524 A JPH08172524 A JP H08172524A JP 6313701 A JP6313701 A JP 6313701A JP 31370194 A JP31370194 A JP 31370194A JP H08172524 A JPH08172524 A JP H08172524A
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JP
Japan
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image
signal
modulation
light beam
value
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JP6313701A
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Satoshi Fukushima
聡 福島
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像を形成するための光ビームを画像信号に
基づいて変調する画像処理装置において、地かぶりなど
の発生を防ぎ、ハイライト画像領域をより忠実に再現す
る。 【構成】 二値化回路144は、画像を形成するための光
ビームの強度に応じて補正された基準信号を生成し、そ
の基準信号とD/A141から入力された画像信号に基づい
て、レーザビームを変調するためのPWM信号を出力し、
このPWM信号はレーザドライブ回路143へ入力される。ゼ
ロデータ判定回路142は、画像信号が00Hを示す場合は信
号PWMOFF*を出力して、二値化回路144の出力を禁止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置およびその
方法に関し、例えば、光ビームにより感光体を走査して
電子写真プロセスや銀塩写真プロセスなどにより画像を
形成する複写機,プリンタあるいはファクシミリなどの
画像処理装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームにより感光体を走査するこ
とにより潜像を形成して、電子写真方式あるいは銀塩写
真方式を用いて可視画像を得る複写機やプリンタが知ら
れている。さらに、最近では、高解像かつ高階調な画像
出力を可能とするレーザビームの変調方式として、発光
時間変調方式あるいは発光強度変調方式を用いた複写機
やプリンタなどの画像形成装置が普及している。これら
の変調方式を採用することにより、例えば400dpi256階
調といった高解像かつ高階調の画像出力が可能になり、
とくに、フルカラー複写機やプリンタにおいては、ピク
トリアルなフルカラー画像をより忠実に出力することが
可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。
【0004】上述した変調方式を用いた複写機やプリン
タにおいては、ハイライト画像の再現に問題がある。時
間変調方式を例として、この問題を詳細に説明する。
【0005】一般に、レーザビームの時間変調は画像信
号に応じてレーザ駆動信号をパルス幅変調することによ
って行われる。図1はレーザ駆動信号のパルス幅とレー
ザビームの平均光量との関係を示す図で、8ビットの入
力画像信号に応じてパルス幅変調したレーザ駆動信号に
よってレーザビームをオン/オフしたときのものであ
る。同図に示すように、変調回路およびレーザ駆動回路
の特性により、入力画像信号レベル(パルス幅)に対し
てレーザビームの光量はリニアに増加せず、とくに微小
発光領域の立上がりが遅くなる傾向を示す。
【0006】また、レーザ素子の温度やレーザ駆動回路
の温度変化などによるレーザ発光量の変化を抑えるため
に、光出力検出器によって一水平走査に一度レーザ光量
を検出して、この検出結果をレーザ駆動回路にフィード
バックすることにより、レーザ光量とその設定値とが常
に等しくなるようにするオートパワーコントロール(AP
C)を行っている。しかし、微小発光領域は、レーザ素子
の温度やレーザ駆動回路の温度変化などに対して非常に
敏感で、わずかな温度変化により発光量が変化するなど
不安定である。
【0007】このようなレーザの発光特性により、とく
にピクトリアルな画像の品質において重要な出力画像の
ハイライト領域の濃度再現が不足かつ不安定なものにな
り、画像品質を低下させる問題がある。
【0008】このような問題を解決する目的で、レベル
変換テーブルを用いて、入力画像信号のハイライト領域
の画像信号レベルを高める方法もある。この方法によれ
ば、ハイライト領域の濃度は向上するものの、変換テー
ブルを用いることによって一部の画像信号レベルが欠落
する欠点があり、ハイライト領域における階調再現や色
再現の不連続性が顕著になって、やはり画像品質を低下
させてしまう。
【0009】また、不安定かつ非線形な微小発光領域を
使用しないように、入力画像信号の最小レベルに対応す
るパルス幅を大きく設定する方法もあるが、感光体の光
減衰量が増加して、その結果、本来、白で再現されるべ
き領域に薄い色が付く現象(以下「地かぶり」という)
の増加をもたらす問題がある。
【0010】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、画像を形成するための光ビームの変調信号
を、入力された画像信号に基づいて出力する画像処理装
置およびその方法において、地かぶりなどの発生を防
ぎ、ハイライト画像領域をより忠実に再現することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明は、前記の目的を達成する一手段とし
て、以下の構成を備える。
【0012】本発明にかかる画像処理装置は、画像を形
成するための光ビームの変調信号を入力された画像信号
に基づいて出力する変調手段を備えた画像処理装置であ
って、前記変調手段は、前記画像信号の最小値を除く前
記光ビームの変調値に対して、その最小値に対応する外
挿によって得られる変調値を有限の値にすることを特徴
とする。
【0013】また、画像を形成するための光ビームの強
度に応じて補正された基準信号を生成する生成手段と、
前記基準信号と入力された画像信号に基づいて前記光ビ
ームの変調信号を出力する変調手段と、前記画像信号が
最小値を示す場合は前記変調手段の出力を制御する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0014】本発明にかかる画像処理方法は、画像を形
成するための光ビームの変調信号を入力された画像信号
に基づいて出力する画像処理方法であって、前記画像信
号の最小値を除く前記光ビームの変調値に対して、その
最小値に対応する外挿によって得られる変調値を有限の
値にすることを特徴とする。
【0015】また、画像を形成するための光ビームの強
度に応じて補正された基準信号を生成する生成ステップ
と、前記基準信号と入力された画像信号に基づいて前記
光ビームの変調信号を出力する変調ステップと、前記画
像信号が最小値を示す場合は前記変調ステップの出力を
制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像処理装
置を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、
本発明をカラープリンタに適用する実施例を説明する
が、これに限らず、白黒電子写真プリンタやカラー/白
黒複写機などにも適用できることは言うまでもない。
【0017】
【第1実施例】図2は本発明にかかる一実施例のカラープ
リンタの構成例を示す概観図である。
【0018】同図において、301はポリゴンスキャナ
で、後述するビデオ処理部116から出力されたレーザビ
ームを走査して、後述する画像形成部302〜305の感光ド
ラムの所定位置を感光させる。
【0019】302はM画像形成部、303はC画像形成部、30
4はY画像形成部、305はK画像形成部で、それぞれ対応す
る色の画像を形成する。画像形成部302〜305の構成は略
同一なので、以下にM画像形成部302の詳細を説明して、
他の画像形成部の説明は省略する。
【0020】M画像形成部302において、318は感光ドラ
ムで、ポリゴンスキャナ301からのレーザビームによっ
てその表面に潜像が形成される。315は一次帯電器で、
感光ドラム318の表面を所定の電位に帯電させて潜像形
成の準備を施す。313は現像器で、感光ドラム318上の潜
像を現像してトナー画像を形成する。なお、現像器313
には現像バイアスを印加して現像を行うスリーブ314が
含まれている。319は転写帯電器で、転写ベルト306の背
面から放電を行い、感光ドラム318上のトナー画像を転
写ベルト306上の記録紙などへ転写する。
【0021】転写後の感光ドラム318は、クリーナ317で
その表面を清掃され、補助帯電器316で除電され、さら
に前露光ランプ330で残留電荷が消去されて、再び、一
次帯電器315によって良好な帯電が得られるようにされ
る。
【0022】次に、記録紙などの上へ画像を形成する手
順を説明する。
【0023】308は給紙部で、カセット309,310に収納さ
れた記録紙などを転写ベルト306へ供給する。給紙部308
から供給された記録紙は、吸着帯電器311によって帯電
させられ、転写ベルト306に吸着される。312は転写ベル
トローラで、転写ベルト306を回転させ、かつ、吸着帯
電器311と対になって、記録紙などを吸着帯電させる。3
29は紙先端センサで、転写ベルト306上の記録紙などの
先端を検知する。紙先端センサ329の検出信号は、ビデ
オ処理部116へ送られて副走査同期信号として用いられ
る。
【0024】この後、記録紙などは転写ベルト306によ
って搬送され、画像形成部302〜305によってMCYKの順に
トナー画像がその表面に形成される。K画像形成部305を
通過した記録紙などは、転写ベルト306からの分離を容
易にするため、除電帯電器324で除電された後、転写ベ
ルト306から分離される。325は剥離帯電器で、記録紙な
どが転写ベルト306から分離する際の剥離放電による画
像乱れを防止する。分離された記録紙などは、トナーの
吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電
器326,327で帯電された後、定着器307でトナー画像が熱
定着される。
【0025】他方、記録紙などが分離された転写ベルト
306は、転写ベルト除電帯電器322,323で除電されて静電
気的に初期化され、さらに、ベルトクリーナ328で汚れ
が除去されて、再び記録紙などを吸着する準備が施され
る。
【0026】図3はビデオ処理部116およびその周辺の構
成例を示すブロック図で、図示しない画像読取装置また
は外部I/Fを介して送られてきたMCYKのビデオ信号を処
理して、PWM変調したレーザ光信号を生成するものであ
る。なお、同図において、117はプリンタ制御部で、図2
に示したプリンタを動作させるための図示しない各種モ
ータ,ソレノイドおよびクラッチなどのプリンタシーケ
ンスをコントロールするとともに、現像スリーブ314へ
供給する現像バイアスや、転写帯電器319など各種帯電
器へ供給する帯電電圧などを生成する。118はCPU部で、
プリンタ全体の制御を行う。
【0027】ビデオ処理部116は、例えば画像読取装置
から入力されたビデオ信号MRV, CRV,YRV, KRV(以下で
はまとめて「RV」と略す場合がある)は、フリップフロ
ップ(以下「F/F」という)101でラッチされた後、セレ
クタ103を介して各色独立に用意されたルックアップテ
ーブル(以下「LUT」という)105へ入力される。セレク
タ103は、CPU部118からの選択信号に応じて、F/F101ま
たはパターン生成部104の出力の何れかを選択する。な
お、パターン生成部104は、CPU部118の指示に応じて、
テストプリント用のパターンや画像に重ねるバックグラ
ンドパターンなどを生成するものである。
【0028】LUT105は、例えば、所望の入出力特性が得
られるプリンタガンマ特性がCPU部118により予め書込ま
れたRAMで構成され、入力された各色のビデオ信号は各
色独立にガンマ補正される。LUT105でガンマ補正された
RVMとRVCはFiFoメモリ106と107に、RVYとRVKはLiFoメモ
リ108と109にそれぞれ入力される。
【0029】FiFoメモリおよびLiFoメモリの書込みおよ
び読出し動作は次のようになる。主走査同期信号RSYNC*
がLレベルのとき、FiFoメモリまたはLiFoメモリの書込
アドレスカウンタがリセットされる。また、主走査ビデ
オイネーブル信号RLVE*がLレベルのとき、ビデオ信号の
画素クロックRCLKに同期して、各色のビデオ信号がFiFo
メモリやLiFoメモリにそれぞれ書込まれる。そして、主
走査同期信号PSYNC*がLレベルのとき、それに対応する
色のFiFoメモリまたはLiFoメモリの読出アドレスカウン
タがリセットされる。また、主走査ビデオイネーブル信
号PVE*がLレベルのとき、プリンタ部のビデオ信号に対
応した画素クロックPCLKに同期して、各色のビデオ信号
MPV, CPV, YPV, KPV(以下ではまとめて「PV」と略す場
合がある)が対応するFiFoメモリあるいはLiFoメモリか
ら読出される。なお、RSYNC*,RLVE*,RCLKなどの同期信
号は図示しない画像読取装置などから入力され、PSYNC
*,PVE*,PCLKなどの同期信号は同期制御部110によって各
色独立に生成される。
【0030】このようにして、MおよびC色については正
像イメージで、YおよびK色については鏡像イメージで読
出された各色のビデオ信号は、レーザ制御部111へ入力
される。
【0031】図4はレーザ制御部111の構成例を示すブロ
ック図である。
【0032】レーザ制御部111へ入力された各色のビデ
オ信号は、各色独立に用意された高速ディジタル/アナ
ログ変換器(以下「D/A」という)141へ入力されてMCYK
アナログビデオ信号MAV, CAV, YAV, KAVに変換されて、
二値化回路144により二値化されるとともに、ゼロデー
タ判定回路142へも入力される。
【0033】図5は二値化回路144の構成例を示すブロッ
ク図で、同期制御部110から出力されるクロックPCLKに
基づいて、三角波発生回路144aで発生された三角波信号
は、ゲイン調整回路144bおよびオフセット調整回路144
cによってそのゲインおよびオフセットレベルが設定さ
れる。オフセットレベルが設定された三角波信号はコン
パレータ144dへ入力されて、アナログ画像信号AVと比
較され、パルス幅変調(PWM)信号に変換される。
【0034】一方、ゼロデータ判定回路142は、例えば8
ビットのビデオ信号PVに対応したNOR回路で構成されて
いて、入力されたビデオ信号PVの値が0レベルか1レベル
以上かを判定して、0レベルの場合にはレーザ素子の発
光をオフにするために、二値化回路144の出力を禁止す
る(または零する)信号PWMOFF*を各色独立に出力す
る。
【0035】二値化回路144から出力されたPWM信号は、
OR回路145でブランキング信号BLANKと論理和された後、
AND回路146に入力される。また、ゼロデータ判定回路14
2から出力された信号PWMOFF*は、AND回路147でレーザオ
フ信号LOFF*と論理積された後、AND回路146に入力され
る。AND回路146は、PWM信号と信号PWMOFF*とを論理和し
た結果を各色独立に、対応するレーザドライブ回路143
へ入力する。従って、ゼロデータ判定回路142から信号P
WMOFF*が出力された場合は、AND回路146からレーザドラ
イブ回路143へPWM信号が送られることはない。
【0036】レーザドライブ回路143はそれぞれ、入力
されたPWM信号に従って対応する半導体レーザを駆動し
て、MCYKの各画像に対応するレーザ光を生成させる。
【0037】このようにして生成されたレーザ光は、図
2に示したポリゴンスキャナ301に照射されて、MCYKの各
色独立の感光ドラム上を走査する。また、ポリゴンスキ
ャナ301によって走査された各色のレーザ光は、フォト
ダイオードなどの受光素子で構成されるレーザ検知部11
2〜115により検知されて、各色独立のレーザ検知信号BD
を同期制御部110に入力する。同期制御部110は、入力さ
れたBD信号に基づいて、主走査同期信号PLSYNC*,画素
クロックPLCK,ビデオイネーブル信号PVE*などを生成す
る。
【0038】図6はAPCを備えたレーザドライブ回路143
の構成例を示すブロック図である。
【0039】スイッチング回路130は、入力されたPWM信
号に応じて、レーザダイオード(以下「L.D」という)1
21に流れる電流Ipをオンオフする。なお、電流Ipは、定
電流源128によって、動作電流設定器127から設定された
電流値に制御される。
【0040】フォトダイオード(以下「P.D」という)1
22は、同期制御部110で生成された信号BLANKによりL.D1
21が記録領域外で連続点灯しているときの発光量を検出
して、その発光量に応じたモニタ電流Imを出力する。こ
の電流Imは電流-電圧変換器123によってモニタ電圧Vmに
変換され、サンプルアンドホールド回路(以下「S/H」
という)124においてCPU部118から入力されたゲート信
号133に同期してサンプリングされる。このサンプリン
グ値Vbは少なくとも一水平走査期間ホールドされる。ま
た、定電流源126は、L.D121のバイアス電流値Ibが、バ
イアス設定器125から設定された値になるように制御す
るとともに、入力されたサンプリング値Vbに応じて電流
Ibを制御する。
【0041】つまり、L.D121の発光量が所定値よりも小
さい場合は、モニタ電流Imが小さくなり、その結果、S/
H124にホールドされる電圧Vbも小さくなる。電圧Vbが小
さくなると、定電流源126はバイアス電流Ibを増加させ
るので、L.D121の発光量は増加する。反対に、L.D121の
発光量が所定値よりも大きい場合は、モニタ電流Imが大
きくなり、その結果、電圧Vbが大きくなって、定電流源
126はバイアス電流Ibを減少させるので、L.D121の発光
量は減少する。
【0042】このように、一水平走査ごとにレーザビー
ムの強度を検出して、その結果をフィードバックしてバ
イアス電流Ibを制御することにより、レーザビーム強度
を一定にすることが可能になる。なお、ビーム強度切換
回路132は、CPU部118から入力されたレーザパワー切換
制御信号に応じて、バイアス設定器125の設定値を変更
するものである。
【0043】次に、入力された画像信号に応じたレーザ
発光制御について説明する。
【0044】図7はPWM信号のパルス幅とレーザ発光量と
の関係例を示す図である。画像データは例えば00H〜FFH
(16進)の範囲の値をとるので、図7に示す特性カーブ
のリニア部分をできるだけ広く使うために、画像データ
の01Hを特性カーブのリニア領域の開始直後近傍に、ま
た、画像データのFFHを同リニア領域の終了直前近傍に
定める。このような光量特性を得るために、光エネルギ
を測定する装置を光路中に用意して、ゲイン調整回路14
4aにより画像データFFHと光量の関係を、オフセット調
整回路144bにより画像データ01Hと光量の関係をそれぞ
れ調整する。
【0045】また、00Hの画像データが入力された場合
は、前述したゼロデータ判定回路142により信号PWMOFF*
が生成されるので、AND回路146からPWM信号が出力され
ることはなく、レーザ素子が発光することはない。
【0046】以上説明したように、本実施例において
は、画像データが00Hの場合はレーザ発光をオフにし、
画像データが01H〜FFHの場合はレーザ素子などの固体差
や温度変動の影響を受けることがないように、変調量と
発光量とがリニアな特性を有する領域でレーザ発光させ
る。
【0047】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像処
理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0048】以下では、一つのレーザ走査系および感光
ドラムを有し、面順次に異なった色のトナー像を形成す
ることでフルカラー画像を形成する複写機またはプリン
タに本発明を適用した例を説明する。
【0049】図8は本実施例のカラー複写機の構成例を
示す概観図、図9は本実施例の構成例を示すブロック図
である。
【0050】同図において、500はプリンタ部、501はイ
メージスキャナ部である。イメージスキャナ部501は、
矢印Aの方向に走査するリーダ883により原稿884の画像
を読取り、画像処理部888により必要な画像処理を施し
た後、例えばYMCKの面順次に、そのビデオ信号RVをプリ
ンタ部500へ入力する。
【0051】プリンタ部500へ送られたビデオ信号RV
は、まずビデオ処理部510へ入力されて、F/F502とFiFo5
03によって、その同期信号がイメージスキャナ部501の
画像クロックRCLKから周波数が異なるプリンタ部500の
画像クロックPCLKに変換される。次に、セレクタ505を
介してγ補正部507へ送られて、プリンタガンマ補正が
施され、プリンタ部500の色再現濃度特性に応じたビデ
オ信号PVになる。ビデオ信号PVは、レーザ制御部508でP
WM信号に変換されて、レーザ素子を駆動する。
【0052】ビデオ信号に応じて変調されたPWM信号に
従ってレーザ素子から出力されたレーザ光は、高速回転
するポリゴンミラー889により高速走査され、ミラー890
に反射されて感光ドラム891の表面を露光する。なお、
レーザ光の一水平走査は画像の一ラインに対応し、本実
施例では400LPIの幅である。感光ドラム891は、露光に
先立って、帯電器897により一様な帯電が施されている
ので、その表面には露光によって潜像が形成される。そ
して、感光ドラム891の主走査方向にレーザ光が走査さ
れ、副走査方向(図の矢印の方向)に感光ドラム891が
定速回転するので、感光ドラム891の表面には、逐次、
平面画像(潜像)が形成されることになる。
【0053】続いて、面順次に形成された潜像は各色に
対応した回転現像器870によって顕像化される。例え
ば、イメージスキャナ部501の第一回目の原稿走査にお
いては、Y現像器892により感光ドラム891上にはY成分画
像が形成され、感光ドラム891と転写ドラム896の接点に
おいて、転写帯電器898により、このY成分画像が図の矢
印の方向に回転する転写ドラム896上に吸着または巻付
けられた記録紙の表面に転写される。これと同一の過程
をMCKの各色について繰返すと、記録紙上には各色成分
画像が重ね合わされて、四色のトナーによるカラー画像
が形成される。
【0054】図10はレーザ制御部508の構成例を示す図
で、図4に示した第1実施例のレーザ制御部111の構成を
一色分にしたものである。
【0055】レーザ制御部508に入力されたビデオ信号P
Vは、高速のディジタル/アナログ変換器D/A141によりア
ナログビデオ信号AVに変換され、二値化回路144により
二値化されてPWM信号になるとともに、ゼロデータ判定
回路142に入力される。ゼロデータ判定回路142は、例え
ば8ビットのビデオ信号PVに対応するNOR回路で構成され
ていて、入力された信号PVが0レベルか1レベル以上かを
判定して、0レベルの場合はレーザ素子の発光をオフに
する信号PWMOFF*を生成する。二値化回路144から出力さ
れたPWM信号は、OR回路145で信号BLANKと論理和された
後、AND回路146へ入力される。また、ゼロデータ判定回
路142から出力された信号PWMOFF*は、AND回路147でレー
ザオフ信号LOFF*と論理積された後、AND回路146に入力
される。AND回路146は、PWM信号と信号PWMOFF*とを論理
和した結果をレーザドライブ回路143へ入力する。
【0056】レーザドライブ回路143は、入力されたPWM
信号に従って対応する半導体レーザを駆動してレーザ光
を生成させる。
【0057】本実施例においても、第1実施例と同様
に、二値化回路144が出力するPWM信号のパルス幅とレー
ザ発光量とは図7に示した関係になるように設定する。
従って、一つのレーザ走査系および感光ドラムを有し、
面順次に異なった色のトナー像を形成することでフルカ
ラー画像を形成する複写機またはプリンタにおいても、
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0058】
【変形例】上述した各実施例においては、レーザ発光時
間を変調するパルス幅変調方式について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、レーザ発光量を
変調する強度変調方式など他の変調方式にも適用するこ
とができる。
【0059】以上説明した各実施例において、画像形成
部において安定した光量による安定かつ連続的な濃度階
調再現を実現して、地かぶりなどのない良好な画像形成
が可能になる。つまり、記録信号に基づいて変調された
記録ビームで記録媒体を走査することにより画像形成を
行う画像形成装置などにおいて、最小記録信号を除外し
た記録信号に対する記録ビームの変調値の、その最小記
録信号に対応する外挿値を有限の値にすることにより、
より具体的には、最小記録信号に対しては記録ビームを
射出させないことにより、ハイライト画像域の高解像か
つ高階調な再現が可能になる。
【0060】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0061】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像を形成するための光ビームの変調信号を、入力され
た画像信号に基づいて出力する画像処理装置およびその
方法において、地かぶりなどの発生を防ぎ、ハイライト
画像領域をより忠実に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ駆動信号のパルス幅とレーザビームの平
均光量との関係を示す図、
【図2】本発明にかかる一実施例のカラープリンタの構
成例を示す概観図、
【図3】ビデオ処理部およびその周辺の構成例を示すブ
ロック図、
【図4】図3に示すレーザ制御部の構成例を示すブロッ
ク図、
【図5】図4に示す二値化回路の構成例を示すブロック
図、
【図6】APCを備えたレーザドライブ回路の構成例を示
すブロック図、
【図7】PWM信号のパルス幅とレーザ発光量との関係例
を示す図、
【図8】本発明にかかる第2実施例のカラー複写機の構
成例を示す概観図、
【図9】本実施例の構成例を示すブロック図、
【図10】図9に示すレーザ制御部の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
111 レーザ制御部 116 ビデオ処理部 117 プリンタ制御部 118 CPU部 142 ゼロデータ判定回路 143 レーザドライブ回路 144 二値化回路 500 プリンタ部 501 イメージスキャナ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成するための光ビームの変調信
    号を入力された画像信号に基づいて出力する変調手段を
    備えた画像処理装置であって、 前記変調手段は、前記画像信号の最小値を除く前記光ビ
    ームの変調値に対して、その最小値に対応する外挿によ
    って得られる変調値を有限の値にすることを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記最小値に対する光ビームの変調値は
    画像を形成するのに必要な値よりも小さいかまたは零で
    あることを特徴とする請求項1に記載された画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 画像を形成するための光ビームの強度に
    応じて補正された基準信号を生成する生成手段と、 前記基準信号と入力された画像信号に基づいて前記光ビ
    ームの変調信号を出力する変調手段と、 前記画像信号が最小値を示す場合は前記変調手段の出力
    を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 画像を形成するための光ビームの強度に
    応じて補正された基準信号を生成する生成手段と、 前記基準信号と入力された画像信号に基づいて前記光ビ
    ームの変調信号を出力する変調手段と、 前記画像信号が最小値を示す場合は前記変調手段の出力
    を制御する制御手段と、 前記光ビームの一主走査単位にその光ビームの強度を補
    正する補正手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記画像信号の最小値を
    検出する検出手段を含むことを特徴とする請求項3また
    は請求項4に記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記画像信号が最小値を
    示す場合は前記変調手段の出力を禁止または零にするこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4に記載された画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記生成手段は、前記最小値を除く画像
    信号の範囲において、その画像信号の値と前記光ビーム
    の強度とが略直線的になるような補正を施された基準信
    号を生成することを特徴とする請求項3から請求項6の何
    れかに記載された画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力された画像信号に基づいて画像を形
    成するための光ビームの変調信号を出力する画像処理方
    法であって、 前記画像信号の最小値を除く前記光ビームの変調値に対
    して、その最小値に対応する外挿によって得られる変調
    値を有限の値にすることを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像を形成するための光ビームの強度に
    応じて補正された基準信号を生成する生成ステップと、 前記基準信号と入力された画像信号に基づいて前記光ビ
    ームの変調信号を出力する変調ステップと、 前記画像信号が最小値を示す場合は前記変調ステップの
    出力を制御する制御ステップとを有することを特徴とす
    る画像処理方法。
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