JP3012311B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JP3012311B2
JP3012311B2 JP2308539A JP30853990A JP3012311B2 JP 3012311 B2 JP3012311 B2 JP 3012311B2 JP 2308539 A JP2308539 A JP 2308539A JP 30853990 A JP30853990 A JP 30853990A JP 3012311 B2 JP3012311 B2 JP 3012311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
image
color
latent image
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2308539A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04181271A (ja
Inventor
久史 福島
信篤 笹沼
晴彦 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2308539A priority Critical patent/JP3012311B2/ja
Publication of JPH04181271A publication Critical patent/JPH04181271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3012311B2 publication Critical patent/JP3012311B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー画像形成装置に関し、特にレーザビ
ーム等を用いたデジタルフルカラープリンタに好適なも
のである。
[従来の技術] 従来、高速かつ低騒音プリンタとして電子写真方式を
採用したレーザビームプリンタがある。その代表的な用
途は文字,図形のごとき画像の2値記録である。この
点,文字,図形の記録は中間調を必要としないので、プ
リンタ構造も簡単にできる。このような2値記録方式で
あっても中間調画像形成を可能とするプリンタがある。
かかるプリンタとしてディザ法,濃度パターン法のごと
き方法を採用したものがよく知られている。
しかし、ディザ法,濃度パターン法を採用したプリン
タでは高解像度が得られ難い。そこで、近年、2値記録
方式を採用しつつも、レーザビームを画像信号でパルス
幅変調(PWM)することにより中間調形成をするプリン
タが開発された。このPWM方式によれば高解像度、かつ
高階調性の画像を形成できる。高解像度および高階調性
はカラー画像形成には必要である。
ところで、従来のこのようなカラー画像形成装置は一
般にイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナーを
それぞれ所定の割合で、磁性粒子と混合した2成分現像
剤によって現像する構成を採用していたが、本出願人は
ブラックトナーと磁性粒子を混合した2成分現像剤の代
わりに、一成分磁性トナーを用いてブラックのみ一成分
非接触ジャンピング現像とすることによって、以下に示
すような様々な利点を得た。
・トナーと磁性粒子の比が変化することによって画像濃
度が変動することがない。
・一成分磁性トナーは磁性を有しているため、不要トナ
ーの捕集がし易く、装置内のトナーの飛散を少なくでき
る。
・一成分非接触ジャンピング現像は非接触のため、潜像
を形成している感光媒体の接触による機械的劣化を防止
できる。
・一成分非接触ジャンピング現像の方が現像器の構成要
素が少ないため現像器を小さくすることができ、装置全
体をコンパクトにできる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のようなブラックのみの一成分非
接触ジャンピング現像では、次のような問題点があっ
た。
すなわち、同一潜像を2成分現像と一成分ジャンピン
グ現像とで現像した場合に双方の画質は、特に前述した
ようなPWM方式を適用して形成した潜像を現像する場合
には、微妙に異なる。そのため、イエロー,マゼンタ,
シアンを2成分現像、ブラックを一成分非接触ジャンピ
ング現像とし、多重転写でカラー画像を得た場合には、
ブラックのみ「カブリ」が生じ、階調性等が異なるの
で、アンバランスな画像となってしまっていた。
本発明の目的は、上述の点に鑑みて、色によって階調
性が異なってアンバランスな画像が出力されることがな
く、常に安定して良好な画像を得ることができるカラー
画像形成装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するため、本発明のカラー画像形成
装置は、複数の色信号によりカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置であって、各色信号を所定周期のパター
ン信号と比較することによりパルス幅変調信号を発生す
るパルス幅変調手段と,前記パルス幅変調信号に基づい
て感光体上に各色信号毎に潜像を形成する潜像形成手段
と、前記潜像中で第1の色信号に対する第2の潜像を第
1の現像方式により現像し、前記潜像中で第2の色信号
に対する第2の潜像を、前記第1の現像方式とは異なる
第2の現像方式により現像する現像手段と、前記現像手
段で現像した像を記録媒体上に重畳して転写する転写手
段とを備え、前記パターン信号と前記色信号との総体的
レベル関係は、前記第1の色信号に対する場合と第2の
色信号に対する場合とで異なることを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本実施例装置の電子写真方式のカラープリ
ンタの構成を示す。このプリンタは、矢印方向に回転す
る像担持体としての電子写真感光ドラム3を備え、この
感光ドラム3の周囲には、帯電器4、4個の現像器1M,1
C,1Y,1BKを備えた回転現像装置1、転写用放電器10、ク
リーニング手段12および感光ドラム3の図面上方に配設
したレーザビームスキャナなどからなる画像形成手段が
配設される。
カラープリンタ全体のシーケンスについて、フルカラ
ーモードの場合を例として簡単に説明すると、先ず、感
光ドラム3は帯電器4によって均等に帯電される。次
に、原稿(図示せず)の、マゼンタ画像信号により変調
されたレーザ光Eにより画像露光が行われ、感光ドラム
3上に静電潜像が形成され、その後、予め現像位置に定
置されたマゼンタ現像器1Mによって現像が行われる。
一方、給紙ガイド5a、給紙ローラ6、給紙ガイド5bを
経由して進行した転写材は、所定タイミングに同期して
グリッパ7により保持され、当接用ローラ8とその対向
極によって静電的に転写ドラム9に巻き付けられる。転
写ドラム9は、感光ドラム3と同期して図示矢印方向に
回転しており、マゼンタ現像器1Mで現像された顕画像
は、転写部において転写帯電器10によって転写材に転写
される。転写ドラム9はそのまま、回転を継続し、次の
色(第1図においてはシアン)の転写に備える。
一方、感光ドラム3は、帯電器11により除電され、ク
リーニング手段12によってクリーニングされ、再び帯電
器4によって帯電され、次のシアン画像信号により上記
のような露光を受ける。この間に現像装置1は回転し
て、シアン現像器1Cが所定の現像位置に定置されていて
所定のシアン現像を行う。
続いて、以上のような工程を、それぞれイエローおよ
びブラックに対して行い、4色分の転写が終了すると、
転写材上の4色顕像は各帯電器13,14により除電され、
上記グリッパ7を解除すると共に、分離爪15によって転
写ドラム9より分離され、搬送ベルト16で定着器(熱圧
ローラ定着器)17に送られ、一連のフルカラープリント
シーケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が
形成される。
なお、露光手段を形成する上記レーザビームスキャナ
は第2図に示すように、半導体レーザ部102、高速回転
するポリゴンミラー104、f−θレンズ105からなってお
り、この半導体レーザ部102は、画像読取装置の電子計
算機などによって演算出力される時系列のデジタル画素
信号の入力を受けて、その信号に対応してPWM変調され
たレーザビームを発振し、感光ドラム3面を露光する。
さらに詳しく説明すると、第2図を参照して、光源部
であるレーザ光源としての固体レーザ素子102は、レー
ザ光を発生するための発光信号を送る発光信号発生器で
あるレーザドライバ500に接続され、このレーザドライ
バの発光信号に応じて明滅する。固体レーザ素子102か
ら放射されたレーザ光束はコリメータレンズ系103によ
って略平行光とされる。このコリメータレンズ系103
は、焦点調整手段(不図示)によりレーザ光の光軸方向
である矢印A方向に所定量だけ移動可能となっている。
ポリゴンミラー、すなわち、回転多面鏡104は、矢印
B方向に一定速度で回転することにより、コリメータレ
ンズ系103から射出された平行光を反射して所定方向の
矢印C方向に走査する。回転多面鏡104の前方に設けた
f−θレンズ群105(105a,105b,105c)は、この多面鏡1
04により偏向されたレーザ光束を被走査面、すなわち感
光ドラム3上の所定位置に結像すると共に、その走査速
度を被走査面上において等速とする。
レーザ光束Lは反射鏡(不図示)を介して検出手段と
してのCCD(固体撮像素子、不図示)上に導かれ、かつ
被走査面としての感光ドラム3上に走査される。このCC
Dは矢印C方向に多数個の光検出器を感光ドラム3面と
光源部に対して光学的にほぼ等価な位置に配列して構成
されている。また、このCCDはレーザドライバ500および
焦点調整手段(不図示)を制御する制御部(不図示)に
接続してある。また、画像処理部(不図示)が、レーザ
ドライバ500および制御部に接続されている。
以上の構成において、所望の画像を形成する場合、ま
ず画像処理部から制御部に画像出力信号Pを入力すると
共に、レーザドライバ500に画像信号Sを入力し、所定
のタイミングで固体レーザ素子102を明滅させる。
固体レーザ素子102から放射されたレーザ光はコリメ
ータレンズ系103により略平行光に変換され、さらに、
矢印B方向に回転する回転多面鏡104により矢印C方向
に走査されると共に、f−θレンズ群105により感光ド
ラム3上にスポット状に結像される。そして、このよう
なレーザ光束Lの走査により感光ドラム3の表面には画
像−走査分の露光分布が形成され、さらに各走査ごとに
感光ドラム3を所定量回転して、このドラム3上に画像
信号Sに応じた露光分布を有する潜像を形成し、周知の
電子写真プロセスにより転写材上に顕画像として記録す
る。
上記画像出力信号Pは画像信号Sよりも先だって画像
処理部から出力され、画像信号Sの出力が終了した後に
出力が終了する。また、制御部は画像処理部から画像出
力信号Pが入力されている間、動作を停止している。そ
のため、画像形成動作中は画素の大きさ,コントラスト
を一定に保つことができる。
次に、レーザ光束Lの焦点位置調整手段(不図示)の
動作について説明する。
まず、制御部から作動信号をレーザドライバ500に入
力し、このレーザドライバ500から一定間隔でON,OFFす
る矩形波を所定期間発生させ、固体レーザ素子102をこ
の信号に応じて明滅させる。固体レーザ素子102からの
レーザ光は、上記したように走査されるとともに、反射
鏡(不図示)により反射されて、感光ドラム3と光学的
に等価な位置に配設したCCD上に投影,走査される。
制御部は、CCD上をレーザ光束Lが走査する前にCCDの
各画像の蓄積電荷をリセットし、1ラインのスポット走
査によりCCDの各画素に電荷が蓄積された後に、この電
荷を電気信号として読み出す。
固体レーザ素子102からレーザ光を明滅して1回走査
すると、CCDは感光ドラム3と光学的等価な位置にある
ので、CCDの面上の露光分布は、レーザ光束Lのスポッ
ト径に応じた強弱の分布形状を示す。CCDの各画素の出
力信号を制御部に送出する。制御部においては、CCDの
出力の最大値をθmax、最小値をθminとして、コントラ
ストVを V=(θmax−θmin)/(θmax+θmin) の式により算出,測定する。
この場合、走査方向のスポット径が小さくなる程コン
トラストVは大きくなるので、予め設定した値V0
(1)式により算出したVとを比較してVが所定値V0
等しくない場合には、制御部から焦点調整手段へ駆動信
号を送出してコリメータレンズ系103を矢印A方向へ所
定量移動させる。そして、このコリメータレンズ系103
を移動させた位置でそれぞれ上記コントラストVを測定
し、この値とV0が等しくなる位置でコリメータレンズ系
103を固定すれば、光学系の焦点ズレを補正してレーザ
光束Lの走査スポット径を最小にすることができる。
第3図は第1図の本実施例装置に採用したPWM回路の
回路構成を示し、第4図は第3図のPWM回路の動作を示
す。
第3図において、PWM回路は、8ビットの画像信号を
ラッチするTTLラッチ回路401、TTL論理レベルを高速ECL
論理レベルに変換するレベル変換器402、ECL論理レベル
をアナログ信号に変換するECL・D/Aコンバータ403、PWM
信号を発生するECLコンパレータ404、ECL論理レベルをT
TL論理レベルに変換するレベル変換器405、画素クロッ
ク信号fの2倍周波数のクロック信号2fを発生するクロ
ック発振器406、クロック信号2fに同期して略理想的な
三角波信号を発生する三角波発生器407、およびクロッ
ク信号2fを1/2分周する1/2分周器408を有する。また、
回路を高速動作させるために、随所にECL論理回路を配
している。さらに、本発明に係る画像信号レンジ調整回
路410、三角波レンジ調整回路411をD/Aコンバータ403、
三角波発生器407の出力側に接続し、これらの調整回路4
10,411を制御する制御手段であるCPU412を配設してい
る。また、413はレーザ501の光量を検知するセンサであ
り、このセンサ出力はCPU412に供給される。
かかる構成の動作を第4図をも参照して説明する。
信号はクロック信号Zr、信号はその2倍周期の画
素クロック信号fを示しており、図示の如く画素信号と
関係付けてある。三角波発生器407内部においても、三
角波信号のデューティ比を50%に保つため、クロック信
号2fを一旦1/2分周してから三角波信号を発生させて
いる。さらに、この三角波信号はECLレベル(0〜−1
V)に変換されて三角波信号になる。
一方、画素信号はOOH(白)〜FFH(黒)まで256階調
レベルで変化する。記号Hはヘキサ表示である。そし
て、画像信号は幾つかの画像信号値についてそれらを
D/A変換したECL電圧レベルを示している。例えば第1画
素は黒画素レベルのFFH、第2画素は中間調レベルの80
H、第3画素は中間調レベルの40H、第4画素は中間調レ
ベル20Hの各電圧を示している。コンパレータ404は三角
波信号と画像信号を比較することにより、形成すべ
き画素濃度に応じたパルス幅T,t2,t3,t4の如きPWM信号
を発生する。そして、このPWM信号は0V又は5VのTTLレベ
ルに変換されて、PWM信号になり、レーザドライブ回
路500に入力する。
尚、第3図の回路においてラッチ回路401の前段部に
は不図示のルックアップテーブルが設けられている。こ
のルックアップテーブルは画像データのγ補正を行なう
ためのものであり、γ補正した結果のデータが格納され
たメモリで、1画素8ビットの画像信号をアドレスデー
タとしてメモリをアクセスし、所望のγ補正されたデー
タの画像信号を出力せしめる。通常は1画面中特定の1
つのγ補正テーブルを使用しているが、必要に応じて複
数種類のγ補正テーブルを1画面中で切換使用すること
ができる。つまり、ビームによるライン走査毎に例えば
3種類のテーブルを順次繰り返し使用し、副走査方向の
γ補正をライン毎に変化させ階調補正することができる
構成となっている。
また、ルックアップテーブルは、各色、例えばイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー固有の
濃度に影響されないように、トナーの濃度が低い場合に
は、所謂、立ったγテーブルが設定され、濃度が高い場
合似はその逆の特性のγテーブルが設定されて、各形成
色毎に設けられているが、斯かるルックアップテーブル
の前段には各色トナーの色のにごりを補正するために非
線形色マスキング回路、例えば2次色マスキング回路を
設けることができる。
上述のPWM方式によると、1画素毎にドットの面積階
調を行ない、記録すべき画素密度を低下させることなく
同時に中間調を表現できることに特長がある。
ところが、実際には、このPWM方式においても、感光
ドラム3の被走査面106上の露光分布は、第5図
(A),(B)に示すように、レーザのスポット径の影
響を受け、本図の様にパルス幅の増大に応じて各部(OF
F)の露光量も上昇するように変化することが見いださ
れた。第5図(A),(B)は、記録画素密度400dpi
(画素サイズ63.5μm),レーザースポット径70μm
(主走査ガウス分布スポット1/e2径)の時の1画素あた
り1/4画素相当の時間(同図(A)),1/2画素相当の時
間(同図(B)),レーザの駆動時間をパルス幅変調し
た時の被走査面上の露光分布を示す。
通常、レーザスポット径は、各画素全面露光した時
に、隣接画素の影響を考慮して3の露光分布が最も均一
となるように、画素サイズ(400dpiでは63.5μm)の1.
1倍から1.6倍が最適とされている。(400dpiでは約70μ
〜100μ1/e2径)。
しかし、従来から使用されるこの様なスポットサイズ
を用いると、例えレーザビームを50%のパルス幅でON/O
FFしたとしてもドラム面上の露光分布は第5図(B)に
示す様になり、露光量の最大値,最少値におけるコント
ラストも約30%程度しか得られない。そのため、その後
の現象プロセスにより得られる各画素のドットの面積変
化による階調再現は安定して行なわれなくなってしま
う。
一方、パルス幅変調によるドットの面積階調表現を安
定化させることは、本願発明者による種々の実験から、
例えば、レーザビームを50%のパルス幅でON/OFFにした
時に、ドラム面上の露光分布におけるコントラストが約
80%以上得られれば、実現可能であることが見いだされ
た。そこで、本実施例では、ドラム面106上のスポット
径を記録画素サイズに対して、 スポット径(ガウス分布スポット1/e2径)< 画素サイズ×0.7 の条件で形成することにした。これにより、パルス幅変
調によるドットの面積階調表現を安定化させることが可
能となった。
すなわち、第6図(A),(B),(C)には、記録
密度を400dpi(画素サイズ63.5μm)とした時に、レー
ザビームスポット径をそれぞれ画素サイズの1.1倍の70
μm(同図(A)),0.8倍の50μm(同図(B)),0.7
倍の42μm(同図(C))とした時のそれぞれのドラム
面106上の露光分布を示している。第6図から、50%の
パルス幅でON/OFFした時の露光分布のコントラストは、
それぞれ、約30%,(同図(A)),約60%(同図
(B)),約80%(同図(C))となり、これによりレ
ーザビームスポット径(1/e2)を、画素サイズの0,7倍
以下とすることで、上記安定化が可能となることが分
る。
さらに以下の様にするのが望ましい。すなわち、フル
カラー画像での画像濃度の薄い部分での再現性は、特に
画像の印象を著しく変化させる。フルカラー画像で階調
性がある高画質の画像を得ようとすると50μm前後のド
ットが忠実に再現されているかいないかで、画像の印象
は著しく異なって来る。そこで本実施例では記録密度を
400dpiとした時の走査方向のレーザビームスポット径を
42μmとし、好ましくは体積平均径9μm以下、さらに
好ましくは8μm以下のトナーを用いることにした。こ
れにより、50μm前後のドットも忠実に再現し、更に転
写での飛び散りも極端に減少し、従来の方法では得られ
なかったフルカラーで画像濃度の薄い部分の階調性も充
分で、ガサツキやぼけの少ない高精細な画像が得られる
よう様になった。
つまり、この効果により、特に8μm以下の体積平均
粒径のトナーを使用する場合、50μm以下のドットが忠
実に再現され、さらに転写電界に複数回さらされても画
像が乱されることが少ない。特にこの傾向は画像濃度が
薄い部分でのガタツキや再現性に良好な影響を与える。
このような効果は本出願人による先願の特願平1−1387
81号の明細書にも記載されている。
特に、本実施例においては、マゼンタ、シアン、イエ
ローの各色の現像は2成分現像で行ない、ブラック色の
現像は一成分ジャンピング現像で行なう。この利点は、
従来技術の欄で前述した通りである。
さらに、本実施例においては、2成分現像に対応する
潜像形成と、一成分ジャンピング現像に対応する潜像形
成とで、それぞれの潜像形成条件を異ならせる。この異
なる潜像形成条件を制御する一例としては、第3図に示
すレーザドライバ回路500のレーザドライブ信号を制御
することによって達成する。レーザドライブ信号のうち
で制御するのは第4図の三角波信号の三角波レンジお
よび画像信号の画像信号レンジの少なくともいずれか
一方である。このように制御することで、00レベル(16
進)のPWM信号,FFレベル(16進)のPWM信号の後述のよ
うに現像方式の違いによって異なるものに設定する。
これを具体的に達成する手段は、第3図に示す様に、
現像方式(現像色)に対応して切換えられる潜像条件切
換信号をCPU412に入力し、CPU412はこの切換信号に基づ
いて光センサ413の出力が、現像方式に対応してあらか
じめ設定した所定値になるように、画像信号レンジ調整
回路410や三角波レンジ調整回路411を調整する。
これらの調整回路410,411を介して行われる調整処理
は、現像特性に合わせて適切に行なう。ここでいう現像
特性とは、例えば第7図に示すような、光センサ413の
出力デューティに対する光学濃度の関係である。第7図
の破線で示す一成分ジャンピング現像の方が実線で示す
2成分現像に比べて曲線の傾き(γ)が立っているた
め、光センサ出力デューティ20%以上で画像が現われ、
デューティ80%以上で画像がつぶれる。そこで、一成分
ジャンピング現像に対しては00レベルのPWM信号,FFレベ
ルのPWM信号をそれぞれ光センサ出力デューティ20%,80
%となるように調整する。一方、実線で示す2成分現像
は、00レベルのPWM信号,FFレベルのPWM信号をそれぞれ
光センサデューティ10%,90%となるように調整する。
そして、現像色によってこれらの調整を切換える。
現像方式に応じて異ならせる潜像形成条件の一例とし
て、上述の本発明の第1実施例ではレーザドライバ信号
を異ならせた例を挙げたが、本発明はこれに限られるも
のではない。例えば、現像方式によっていわゆるV−D
特性(電圧−濃度特性)が大きく異なることが多く、そ
の特性の違いに対応した潜像形成条件の変更は本発明に
含まれる。又、V−D特性に応じてD/Aコンバータ403の
特性を変換する方式、或はD/Aコンバータ403以前のγ特
性変換器の特性を現像方式に応じて選択する方式も本発
明に含まれる。また、電位制御方式の目標値設定を現像
方式に応じて異なって設定することも本発明に含まれ
る。すなわち、特開昭62−284578号公報に記載されてい
るような高圧制御部,レーザ制御部を有し、第8図に示
したようなアルゴリズムに従って、暗部,明部の電位
V1,V0を暗部,明部の目標電位であるVT,VT′に収束させ
る方法においても、現像方式に応じてVT,VT′を設定す
るようにすることで、上述の実施例と同様な本発明の効
果が得られる。
以上、レーザビームプリンタを例にとって本発明を説
明したが、本発明は、多数の微小発光ダイオード(LE
D)を並べたLEDアレイを使用し、このアレイの各LEDを
変調信号に対応して点滅制御して電子写真感光体を露光
することにより画像形成をするようにした画像処理装置
にも適用できる。又、本発明は一つの感光ドラム上にY
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),BK(ブラッ
ク)の各色を形成する実施例に限らず、別々のドラム上
にY,M,C,BKの各色を形成する装置にも勿論適用可能であ
る。
更に、上述した本発明実施例では、感光体の露光され
た領域にトナーを付着させるいわゆる反転現像が採用さ
れているが、露光されなかった感光体領域、つまり暗部
領域にトナーを付着させる正規現像が採用された画像形
成装置にも本発明は適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、複数種の色信
号に応じて異なる現像方式を用いてカラー画像を形成す
るカラー画像形成装置において、現像方式の違い(色信
号の違い)に応じてパルス幅変調処理におけるパターン
信号と色信号との相対的レベル関係を異ならせるので、
両方の画像を重畳転写した際に色によって階調性が異な
ってアンバランスな画像が出力されるということがなく
なり、常に安定して良好な画像を得ることが可能となる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の画像形成装置の内部構成を
示す概略断面図、 第2図は第1図の走査光学系の構成を示す模式図、 第3図は第2図のレーザドライブ回路内のPWM回路の回
路構成を示すブロック図、 第4図は第3図の回路の入出力信号の動作タイミングを
示すタイミングチャート、 第5図(A),(B)は従来例による感光媒体上の露光
分布を示す特性図、 第6図(A),(B),(C)は本発明実施例による露
出分布と従来例との比較を示す特性図、 第7図は本発明実施例による光センサ出力デューティと
濃度との関係を示す特性図、 第8図は本発明の別の実施例よる動作手順を示すフロー
チャートである。 3……感光ドラム、 4……帯電器、 1M,1C,1Y,1BK……現像器、 101……レーザドライブ回路、 102……レーザ光源、 104……ポリゴンミラー、 404……コンパレータ、 407……三角波発生器、 410……画像信号レンジ調整回路、 411……三角波レンジ調整回路、 412……CPU、 413……センサ、 500……レーザドライバ回路、 501……レーザダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−63063(JP,A) 特開 昭58−80653(JP,A) 特開 昭63−301066(JP,A) 特開 昭60−252374(JP,A) 特開 昭63−215164(JP,A) 特開 昭63−252743(JP,A) 特開 平4−63373(JP,A) 特開 平4−151968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/14 B41J 2/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の色信号によりカラー画像を形成する
    カラー画像形成装置であって、 各色信号を所定周期のパターン信号と比較することによ
    りパルス幅変調信号を発生するパルス幅変調手段と、 前記パルス幅変調信号に基づいて感光体上に各色信号毎
    に潜像を形成する潜像形成手段と、 前記潜像中で第1の色信号に対する第1の潜像を第1の
    現像方式により現像し、前記潜像中で第2の色信号に対
    する第2の潜像を、前記第1の現像方式とは異なる第2
    の現像方式により現像する現像手段と、 前記現像手段で現像した像を記録媒体上に重畳して転写
    する転写手段とを備え、 前記パターン信号と前記色信号との相対的レベル関係
    は、前記第1の色信号に対する場合と前記第2の色信号
    に対する場合とで異なることを特徴とするカラー画像形
    成装置。
JP2308539A 1990-11-16 1990-11-16 カラー画像形成装置 Expired - Fee Related JP3012311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308539A JP3012311B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308539A JP3012311B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 カラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04181271A JPH04181271A (ja) 1992-06-29
JP3012311B2 true JP3012311B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=17982247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2308539A Expired - Fee Related JP3012311B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3012311B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04181271A (ja) 1992-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0359622B2 (ja)
US6013403A (en) Digital image forming method and apparatus
US5172132A (en) Digital image forming device and method for forming an image from a plurality of dots
US6342953B1 (en) Color plane under exposure for reducing edge effect
JPH04204763A (ja) デジタル画像形成装置
US5764378A (en) Image forming apparatus
JP2897599B2 (ja) 画像形成装置
US5495278A (en) Image forming apparatus including a pulse width modulator
US5877799A (en) Illumination control means for image forming apparatus
JPH08156329A (ja) 画像形成装置
JP4979455B2 (ja) 画像形成装置
US5448278A (en) Image forming apparatus using variable light beam
JPH08337007A (ja) 画像処理装置及び方法
JP3012311B2 (ja) カラー画像形成装置
EP0622948B1 (en) Image processing apparatus and method
JPH07254986A (ja) 画像形成装置
JPH01156070A (ja) 画像処理装置
US6075904A (en) Image processing apparatus and method which prevents the generation of a white stripe on an output image
JP3551403B2 (ja) 画像形成装置
US5416506A (en) Image-forming apparatus
JP3630766B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPH07254985A (ja) 画像形成装置
JP3204049B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2002113902A (ja) 画像形成装置
JPH0852900A (ja) 画像形成装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees