JP2897599B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2897599B2
JP2897599B2 JP5151845A JP15184593A JP2897599B2 JP 2897599 B2 JP2897599 B2 JP 2897599B2 JP 5151845 A JP5151845 A JP 5151845A JP 15184593 A JP15184593 A JP 15184593A JP 2897599 B2 JP2897599 B2 JP 2897599B2
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  • Color, Gradation (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高画質の記録画像を得
るための画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ、ワー
クステーション等の出力端末として、様々な原理のプリ
ンタが提案されているが、特に電子写真プロセスとレー
ザ技術を用いたレーザビームプリンタは記録速度と印字
品質の点で優位性が高くプリンタの主流となっている。
【0003】市場ではレーザビームプリンタのフルカラ
ー化に対する要求が高まっているが、例えば画像データ
が8ビットであれば各色単位に256階調、シアン・マ
ゼンタ・イエローの組合せで約1670万色の出力が要
求されるため、階調再現性は重要な技術課題の一つであ
る。
【0004】図21は従来の画像形成装置の構成を示す
図である。以下に図21を用い従来の画像形成装置の構
成と動作を説明するが、ここでは、感光体上にレーザビ
ーム等で形成された潜像を各色の現像器で現像し、顕画
化された単色画像を一旦中間転写体と呼称する像形成媒
体上に転写して合成し、中間転写体上の合成像を一括し
て用紙に転写する、いわゆる中間転写体方式の画像形成
装置について主に説明する。
【0005】図21において、1はループベルト状の感
光体である。感光体1は3本の感光体搬送ローラ2,
3,4によって支持され、モータ等によって矢印d1の
方向に周回動する。5は感光体位置検出マークであり、
感光体1の端部に1つ配置されている。6は感光体位置
検出マーク5を検出する感光体位置検出センサである。
感光体1は継目7を有しており、画像を形成する際は継
目7を回避せねばならないので、感光体位置検出センサ
6の出力を参照する。
【0006】感光体1の周りには矢印d1で示す回転方
向に沿って、帯電器8、露光光学系9、ブラック
(K),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)の各色の現像器10K,10Y,10M,10
C、中間転写前除電器11、中間転写ローラ12、感光
体クリーニング装置13、および除電器14が設けられ
ている。帯電器8はタングステンワイヤ等からなる帯電
線と金属板からなるシールド板、グリッド板等によって
構成され、帯電線へ負の高電圧を印加すると帯電線がコ
ロナ放電を起こし、グリッド板に例えば−700Vの電
圧を印加すると感光体1の表面は一様に−700V程度
の負の電位に帯電する。
【0007】露光光学系9はレーザ駆動装置、レーザダ
イオード、ポリゴンミラー、レンズ系、ポリゴンミラー
駆動モータ(スキャナモータ)等で構成され、帯電され
た感光体1上を露光し静電潜像を形成する。15は露光
光学系9から照射される露光光線15である。この露光
光線15は画像データに応じたパルス幅変調出力で露光
光学系9を構成しているレーザダイオードを駆動して得
られ、感光体1上に特定色の画像データに対応する静電
潜像を形成する。
【0008】各色の現像器10K,10Y,10M,1
0Cはそれぞれブラック,イエロー,マゼンタ,シアン
のトナーを収納するとともに、導電性ゴム等を用いたス
リーブローラ16K,16Y,16M,16Cをそれぞ
れ有しており、スリーブローラ16K,16Y,16
M,16Cを感光体1の回転方向(矢印d1の方向)に
対して順方向に回転させると、現像器10K,10Y,
10M,10Cの内部からトナーがスリーブローラ16
K,16Y,16M,16Cの表面に薄層化され供給さ
れる。このトナーは薄層化される時点で摩擦により負に
帯電する。各色の現像はスリーブローラ16K,16
Y,16M,16Cに負の電圧(現像バイアス)を印加
し、スリーブローラ16K,16Y,16M,16Cを
回転させながら、各色の離接カム17K,17Y,17
M,17Cに対応した専用モータ(図示せず)を駆動
し、選択された例えばブラックの現像器10Kを矢印d
3の方向に移動させ、スリーブローラ16Kを感光体1
に接触させて行う。即ちこの従来例では非磁性一成分ト
ナーを用いた接触現像が採用されている。
【0009】潜像が形成された部分の感光体1の表面電
位(明電位)は−50〜−100V近くに上昇してお
り、スリーブローラ16K,16Y,16M,16Cに
−300V程度の負の電位を与えることで、感光体1か
らスリーブローラ16K,16Y,16M,16Cの方
向に電界が発生する。この結果スリーブローラ16K,
16Y,16M,16C上の負に帯電したトナーには電
界の逆、即ち感光体1の方向にクーロン力が作用し、ト
ナーは感光体1に形成された潜像部分に付着する。一方
潜像が形成されていない部分の感光体1の表面電位(暗
電位)は−700V程度であるので、現像バイアスを印
加しても電界はスリーブローラ16K,16Y,16
M,16Cから感光体1の方向に生じ、トナーは感光体
1に付着しない。以上のような現像プロセスは、光が照
射された部分(即ち白)にトナーを付着させる(即ち
黒)ため一般にネガポジプロセスあるいは反転現像と呼
称されている。
【0010】中間転写前除電器11は赤色LEDを複数
個線上に配置したものであり、感光体1に形成されたト
ナー像を各色画像の合成媒体である中間転写体18に転
写する直前に感光体1の表面を除電する。この転写前除
電は中間転写体18にトナー像が転写され、かつ感光体
1上にトナーが存在しない場合に、中間転写体18のト
ナー像が感光体1に逆転写するのを防止する効果があ
る。
【0011】次に、中間転写ローラ12は感光体搬送ロ
ーラ3の近傍にあって、中間転写体18の内側に接触す
る金属ローラであり、中間転写体18を挟んで感光体1
と対向して配置されている。ここで、感光体1を形成す
る層の一部は接地されているため、中間転写ローラ12
に正電圧を印加すると中間転写ローラ12から感光体1
の方向に電界が発生する。このため感光体1上の負電荷
トナーには中間転写体18の方向にクーロン力が作用し
トナーは中間転写体18に転写される。
【0012】感光体クリーニング装置13は感光体1を
挟んで感光体搬送ローラ4と対向して配置されており、
感光体1から中間転写体18へのトナーの転写後に感光
体1に残っている残留トナーを除去する。また、除電器
14は赤色LEDを複数個線上に配置したものであり、
感光体1上の残留電位を除去する。
【0013】中間転写体18は導電性の樹脂等からなる
継目のないループ状のベルトであり単色画像を合成して
フルカラー画像を形成するための媒体である。中間転写
体18は3本の搬送ローラ19,20,21によって支
持され、感光体1と同一の駆動モータにより矢印d2の
方向に周回動する。22は中間転写体位置検出マークで
あり、中間転写体18の端部に8つ配置されている。2
3は中間転写体位置検出マーク22を検出する中間転写
体位置検出センサである。画像を形成する際には、複数
個の中間転写体位置検出マーク22から1つを選択し、
中間転写体18上の画像を形成する位置の基準として用
いる。
【0014】中間転写体18の周りには矢印d2で示す
回転方向に沿って、転写前帯電器24、濃度センサ2
5、用紙転写ローラ26、中間転写体クリーニング装置
27が配置されている。
【0015】転写前帯電器24はタングステンワイヤ等
からなる帯電線と金属板からなるシールド板で構成され
るコロトロンチャージャであり、帯電線へ負の高電圧を
印加すると帯電線がコロナ放電を起こし、中間転写体1
8上に合成されたトナー像を、強制的に再帯電する。こ
の転写前帯電器24の起動は記録用紙28に転写する直
前に、中間転写体18上のトナー像領域に対してのみ行
われ、その他の期間は停止している。この転写前帯電に
より、記録用紙28への転写の際の機構的なマージンお
よび対環境特性が改善される。
【0016】濃度センサ25は反射型センサを応用した
ものであり、中間転写体18上のトナー濃度を検出す
る。用紙転写ローラ26は金属の中心軸とこの軸を覆う
発泡シリコンや導電性ウレタンゴムにより構成され、中
間転写体18上で合成されたトナー像を記録用紙28に
転写する際に中間転写体18と接触回動する。この用紙
転写ローラ26がトナー等で汚染されると画像が劣化す
るため、通常、近傍にクリーニング機構が配置されてい
る。
【0017】中間転写体クリーニング装置27は用紙転
写後の中間転写体18上の残留トナーを除去する装置で
あり、中間転写体18上にトナー像が合成されている間
は中間転写体18から離間しており、クリーニングに共
する時のみ当接する。
【0018】28は記録用紙であり、中間転写体18上
に形成されたトナー像の最終的な転写媒体である。29
は記録紙カセットであり、記録用紙28が収納されてい
る。給紙ローラ30は半月形のローラであり、記録紙カ
セット29から記録用紙28を1枚ずつ用紙搬送路31
へ送り出す。この用紙搬送路31の途中には、スリップ
ローラ32が配置され、給紙ローラ30によってピック
アップされた記録用紙28がスリップローラ32により
レジストローラ33aまで搬送される。このレジストロ
ーラ33aは記録用紙28の先端がレジストローラ33
aに到達した時点では回転しておらず、記録用紙28は
先に進むことができずにスリップローラ32の位置でス
リップしている。これらのレジストローラ33aと従動
ローラ33bは記録用紙28と中間転写体18上の合成
像の位置を一致させるため一時的に記録用紙28を停止
待機させるためのもので、動作時には共に回動して記録
用紙28を用紙転写ローラ26の方向へ搬送する。
【0019】定着装置34はヒートローラ35、加圧ロ
ーラ36、温度センサ37等で構成されている。これら
のうちのヒートローラ35はヒータと、アルミ製の芯
金、厚み0.5mm程度のシリコンゴムによって構成さ
れており、記録用紙28上に転写されたトナー像の表面
を加熱しトナーを軟化、溶融させる。加圧ローラ36は
鉄製の軸と厚み3mm程度のシリコンゴムとからなり、
ヒートローラ35との間に記録用紙28を挟持して圧力
を加え、ヒートローラ35と加圧ローラ36の挟持回転
に伴い熱と圧力で記録用紙28上のトナー像を記録用紙
28に定着する。温度センサ37はサーミスタ等の温度
センサであり、ヒートローラ35の表面温度を検出す
る。この温度センサ37からの出力は適当なサンプリン
グ周期で検出され、検出結果に基づいて、単位時間当り
のヒータの点灯時間が制御され、ヒートローラ35が常
に規定の温度を保持している。
【0020】次に図22を用いて従来の画像形成装置に
おける階調再現手法について説明する。図22は従来の
画像形成装置の階調再現手法の概念図である。図22に
おいて38は画像信号であり、例えば画像形成装置の外
部から転送されたディジタル画像信号をアナログレベル
信号に変換したものである。39は画素クロックであ
り、画像信号38はこの画素クロック39に同期して伝
送される。40はパターン信号であり、画素クロック3
9を積分器等で処理して得られる信号で、このパターン
信号40は画素クロック39としてデューティ50%の
方形波を用いれば三角波が得られる。
【0021】ここで、上記の画像信号38とパターン信
号40とを比較器を用いて比較し、画像信号38のレベ
ルがパターン信号40のレベルを越えた場合に比較器か
らHiレベル(例えば5v)を出力すれば、画像信号3
8をパルス幅変調信号41に変換することができる。
【0022】このパルス幅変調信号41を用いて、例え
ば露光光学系9を構成するレーザの点灯時間を制御し、
感光体1を露光すれば、パルス幅に応じて潜像の面積が
変化するため、感光体1上にはドットイメージ42が形
成され、原理的には階調再現が可能となる。
【0023】しかしながら従来技術では、出力画像の高
濃度域での階調性の劣化(画像信号38が最大レベルの
70%程度で出力画像濃度が飽和濃度に達してしまう)
を緩和するため、画像信号38の最大レベルを、パター
ン信号40の最大レベルの約60%〜80%に規制する
ことが多い。この階調再現性の良否は、最小記録ドット
(再現しうる最小のサイズのドット)と最大記録ドット
(再現しうる最大のサイズのドット)のダイナミックレ
ンジに大きく影響を受けるが、パルス幅変調を用いて面
積的に階調を制御する場合は、最小記録ドットが得られ
るパルス幅と最大記録ドットが得られるパルス幅のダイ
ナミックレンジが大きいほど階調再現に有利だといえ
る。ところが、図22の例では、画像信号38の最大レ
ベルを規定するため、実際のダイナミックレンジはパタ
ーン信号40の周期の約70%程度であり、階調再現は
実質的に困難である場合が多い。
【0024】そこで上述してきたような電子写真プロセ
スを応用した画像形成装置では、階調性を改善するため
に、次のような手法が多用される。図23は従来の画像
形成装置の階調特性を重視した階調再現手法の概念図
で、図22のパターン信号40と比較してパターン信号
43の周期は2倍に設定してある。パターン信号43は
画素クロック39の2分周出力を積分器等で処理して得
られる。一方、画像信号38は画素クロック39に同期
して伝送される。即ちパターン信号43の周期は画像信
号38の周期の2倍となっている。これらの画像信号3
8とパターン信号43を比較器を用いて比較し、画像信
号38のレベルがパターン信号43のレベルを越えた場
合に比較器からHiレベル(例えば5v)を出力すれ
ば、画像信号38をパルス幅変調信号46に変換するこ
とができる。このパルス幅変調信号46を用いて、例え
ば露光光学系9を構成するレーザの点灯時間を制御し、
感光体1を露光すれば、パルス幅に応じて潜像の面積が
変化するため、感光体1上にはドットイメージ47が形
成される。
【0025】以上のようにすると、パルス幅変調信号4
6のパルス幅は最大2画素幅まで連続して制御すること
ができる。この場合、最小記録ドットが得られるパルス
幅は図22の場合と変わらないが、図23における最大
記録ドットは2画素で構成されるため、制御可能なパル
ス幅のダイナミックレンジは約2倍に拡大することがで
きる。このためパルス幅の変化量が大きくなり階調性が
改善される。
【0026】近年では更に、パターン信号40の周期を
図22の3倍に設定し、階調性を改善する方法も実用化
されているが、いずれにしても最大のパルス幅、すなわ
ちドットの最大値は、パターン信号40の周期の整数倍
でしか設定することができない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、パルス
幅変調信号41のダイナミックレンジを拡大する手法
は、階調性を改善することはできるが、レーザ変調を階
調再現手法に応用した画像形成装置では、階調性と解像
度とはトレードオフの関係となっており、従来の構成で
は階調性を優先する場合、複数画素をひとまとめにして
パルス幅に変換するため、解像度が最低でも1/2に低
下する。このため、例えば記録する画像に自然画と細か
いコンピュータグラフィックス等が混在している場合、
自然画の階調性を向上させるとコンピュータグラフィッ
クス等は画像が潰れるという問題点を有していた。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため入力される画像データに階調補正を施す複数
の入力画像レベル−プリント出力レベル特性を記憶する
記憶手段と、nを2以上の自然数とした場合に入力され
る画像データの伝送周期の1/n周期毎に、記憶手段よ
り異なる入力画像レベル−プリント出力レベル特性を選
択し、この選択された特性に従い入力される画像データ
のレベルに応じてドットのプリント出力レベルを定めこ
の出力レベルに応じてプリントするドットの大きさを決
定する階調補正手段とを備えた。
【0029】
【作用】本発明は上記構成により、入力画像レベル−プ
リント出力レベルの選択数と選択周期によりドットの大
きさの最大値、すなわち解像度を細かく設定することが
できる。
【0030】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。ここで、画像形成装置の機構
部の構成は従来例と同一なので説明を省略する。
【0031】図1は本発明の第1の実施例における画像
形成装置の階調制御部のブロック図であり、図2
(a),(b),(c)は本発明の第1の実施例におけ
る画像形成装置の階調補正テーブルを示す図である。図
1において48は画像形成装置の階調制御部、49はこ
の階調制御部48に外部から1/2画素周期で送られて
くる水平同期信号、50は水平同期信号49の2分周信
号に同期して外部から階調制御部48に送られてくるデ
ィジタル画像データである。51は垂直同期信号であ
り、画像形成装置の露光光学系により露光光線が1ライ
ン分の走査を行う毎に送られてくる。52は色選択信号
であり、階調制御部48に入力されるディジタル画像デ
ータ50がシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのい
ずれであるかを示す信号である。53は水平同期信号4
9が入力される毎にカウントを行う主走査3進カウン
タ、54は垂直同期信号51が入力される毎にカウント
を行う副走査3進カウンタである。55は選択信号形成
部であり、主走査3進カウンタ53と副走査3進カウン
タ54と色選択信号52とを入力し、セレクタ64が第
1の比較器62と第2の比較器63とのどちらを選択す
るかを決定する選択信号を出力する。56はスクリーン
制御部であり、主走査3進カウンタ53と副走査3進カ
ウンタ54と色選択信号52とを入力し階調補正テーブ
ルの選択に必要な信号を出力する。57は階調補正部で
あり、画像形成装置の階調特性を補正するルックアップ
テーブル(LUT)にアクセスし、画像形成装置の非線
形特性を補正する。58は分周器であり、水平同期信号
49を2分周する。59は積分回路を用いて分周器58
の出力をそのままアナログパターン信号に変換する三角
波1形成部、60は分周器58の出力を反転した後に、
積分回路を用いてアナログパターン信号に変換する三角
波2形成部である。61はD/A変換器であり、階調補
正部57から出力された階調補正後のディジタル画像デ
ータ50をアナログレベル信号に変換する。62は三角
波1形成部59の出力とD/A変換器61の出力を比較
してパルス幅に変換する第1の比較器、63は三角波2
形成部60の出力とD/A変換器61の出力を比較して
パルス幅に変換する第2の比較器である。64はセレク
タであり、選択信号形成部55の出力に従って、第1の
比較器62および第2の比較器63の出力を選択する。
65はレーザ駆動部であり、セレクタ64のパルス幅変
換出力に基づいて画像形成装置の露光光学系を構成して
いるレーザダイオードの点灯制御を行う。
【0032】次に、図2(a),(b),(c)を用い
て階調補正部57の構成について説明する。階調補正部
57は、SRAM等で構成されたルックアップテーブル
(LUT)により、各色単位に256バイトのテーブル
を3つ有しており、色選択信号52、スクリーン制御部
56の出力およびディジタル画像データ50によって該
当するアドレスをアクセスし格納されているデータを出
力する。以降の説明では、これらの階調補正テーブル
を、階調補正テーブルa、階調補正テーブルb、階調補
正テーブルcと呼称する。
【0033】実際の画像形成装置では、機器の階調特性
をリニアに補正するため、階調補正テーブルa〜cは非
線形テーブルが設定されることが多いが、ここでは説明
を解り易くするために階調補正テーブルaと階調補正テ
ーブルbは入力されるディジタル画像データ50が、0
〜170までは直線的に単調増加し、170以上では最
大値(=255)を出力するテーブルとする。また階調
補正テーブルcは入力されるディジタル画像データ50
が、170未満の場合は0を出力し、170〜255ま
で直線的に単調増加するテーブルとする。
【0034】以上のように構成された本発明の第1の実
施例における画像形成装置について図3を用いて階調制
御部48全体の動作を説明する。ここでは以下の説明を
解り易くするため、階調制御部48に入力されるディジ
タル画像データ50は常に一定の値をとりつづけるもの
とし、またその値はフルデータ(=255)の1/3
(=85)とする。
【0035】まず外部から与えられる水平同期信号49
の2分周信号に同期して、ディジタル画像データ50が
外部から階調制御部48に入力される。このときスクリ
ーン制御部56からは階調補正部57の階調補正テーブ
ルa〜cのいずれかを選択する信号が出力されており、
図3に示すアルファベットはこの選択される階調補正テ
ーブルを示している。即ちaでは階調補正テーブルaが
選択され、bでは階調補正テーブルbが選択され、cで
は階調補正テーブルcが選択される。このように階調補
正テーブルa〜cはディジタル画像データ50の伝送周
期の1/2倍の水平同期信号49と同期して周期的に選
択されている。
【0036】ここで図2より明らかなように、ディジタ
ル画像データ50の値(即ち階調補正テーブルa〜cに
入力されるアドレス)がフルデータ(=255)の2/
3(=170)未満であれば、階調補正テーブルaおよ
び階調補正テーブルbが選択されている間は、ディジタ
ル画像信号50の値を3/2倍した値が、階調補正部5
7から出力され、階調補正テーブルcが選択されている
間は、0が階調補正部57から出力され、D/A変換器
61でアナログレベル信号に変換される。第1の比較器
62では、このD/A変換器61の出力と三角波1形成
部59との出力が比較され、D/A変換器61の出力が
三角波1形成部59の出力を越える場合にはHiレベル
信号を出力し、それ以外はLowレベル信号を出力す
る。このようにして図3に示す第1の比較器62の出力
が得られる。
【0037】一方、第2の比較器63ではD/A変換器
61の出力と三角波2形成部60との出力が比較され、
D/A変換器61の出力が三角波2形成部60の出力を
越える場合にはHiレベル信号を出力し、それ以外はL
owレベル信号を出力する。このようにして図3に示す
第2の比較器63の出力が得られる。
【0038】選択信号形成部55の出力は、主走査3進
カウンタ53の出力値に応じて3/2画素周期で周期的
にトグルされており、セレクタ64は選択信号形成部5
5の出力を受けて、第1の比較器62の出力と第2の比
較器63の出力を交互に選択している。ここで選択信号
形成部55の出力がHiレベルの時は第1の比較器62
の出力を選択し、選択信号形成部55の出力がLowレ
ベルの時は第2の比較器63の出力を選択するようにセ
レクタ64の設定を行なえば、セレクタ64の出力は図
3に示すようになり、3/2画素周期でパルス幅変調出
力が得られることになる。
【0039】本発明の第1の実施例では説明を解り易く
するためディジタル画像信号50の値は常に等しくして
説明したが、以上の説明からディジタル画像データ50
の値が大きくなると、セレクタ64からの出力はパルス
幅が広がり、逆にディジタル画像データ50の値が小さ
くなると、セレクタ64からの出力はパルス幅が縮小す
ることは明らかであり、ディジタル画像データ50の値
に応じたパルス幅変調が行われる。このセレクタ64か
らの出力はレーザ駆動部65で、レーザの点灯制御信号
として用いられ、セレクタ64の出力がHiの時はレー
ザは点灯、セレクタ64の出力がLowの時はレーザは
消灯状態となる。このレーザの点灯および消灯により画
像形成装置の感光体にディジタル画像データ50の値に
比例したサイズの潜像が形成される。
【0040】次に、本発明の第1の実施例におけるD/
A変換器61について詳細に説明する。図4は入力され
るディジタルの画像信号をアナログ信号に変換した場合
の最大値とこのアナログの画像信号をパルス幅変調信号
に変換するためのパターン信号との関係図である。図4
において71は本発明の第1の実施例における画像形成
装置に入力されるディジタルの画像信号をアナログ信号
に変換したアナログ画像信号の最大値、70は従来の画
像形成装置に入力されるディジタルの画像信号をアナロ
グ信号に変換したアナログ画像信号の最大値、69はア
ナログ画像信号をパルス幅変調信号に変換するためのパ
ターン信号で、従来の画像形成装置では従来の技術で説
明したように出力画像の高濃度域での階調性が悪いため
アナログ画像信号の最大値70はパターン信号69の最
大値の70%程度となっている。これに対し、本発明の
第1の実施例における画像形成装置ではアナログ画像信
号の最大値71はパターン信号69の最大値と同じにな
っている。
【0041】次に、このアナログ画像信号の最大値7
0,71の違いについて説明する。前述してきたよう
に、一般にパルス幅変調は三角波等の信号と、他のアナ
ログレベルとの比較によって行なわれ、ここでは入力さ
れたディジタル画像データ50をアナログ信号に変換し
たレベルがパターン信号69のレベルを越えた場合に、
パルス幅信号の出力をONにしている。この入力された
ディジタル画像データ50の値が大きいほど、このディ
ジタル画像データ50をアナログレベルに変換したレベ
ルは上昇し、結果的にパルス幅が大きくなる。しかしD
/A変換器61の最大出力レベルがパターン信号69の
最大レベルより低い場合は、D/A変換器61の最大出
力によってパルス幅の上限が決定されることになる。
【0042】ここで、D/A変換器61の最大出力の設
定値がアナログ画像信号の最大値70に設定されている
場合を考える。この状態では、D/A変換器61の最大
出力の設定値はパターン信号69の最大レベルより低く
設定されている。従ってパルス幅変調によるオン期間は
パターン信号69の周期を越えることはなく、パターン
信号69の周期を1とすれば、パルス幅のオン期間の最
大値は必ず1未満になる。一般に電子写真プロセスとレ
ーザ技術を応用した画像形成装置では、従来の技術でも
述べたようにパターン信号69の最大出力とD/A変換
器61の最大出力の比、即ちオン期間の最長時間とパタ
ーン信号69の周期との比(以降単にデューティと言
う)は0.6〜0.8程度に設定することが多い。これ
は、従来の技術で説明した階調制御手法においては、例
えば最大デューティを1.0近くにすると、黒ツブレが
発生し、高濃度部での階調再現性が著しく劣化するから
である。しかし本実施例においては、D/A変換器61
の最大出力の設定値はアナログ画像信号の最大値71と
して示しているように、デューティをほぼ1.0に設定
している。
【0043】このデューティをほぼ1.0に設定する理
由を以下に説明する。まず、図5は本発明の第1の実施
例において、D/A変換器61の最大出力の設定値を従
来の技術と同様にパターン信号69の最大レベルより小
さく設定したと仮定した場合、より具体的には最大デュ
ーティを0.7程度に制限したと仮定した場合の階調制
御部48の動作を示す図である。ここでは以下の説明を
解り易くするため、階調制御部48に入力されるディジ
タル画像データ50は常に一定の値をとりつづけるもの
とし、またその値はフルデータ(=255)の3/4
(=191)とする。
【0044】まず、外部から与えられる水平同期信号4
9の2分周信号に同期して、ディジタル画像データ50
が外部から階調制御部48に入力される。このとき、ス
クリーン制御部56からは階調補正部57の階調補正テ
ーブルa〜cのいずれかを選択する信号が出力されてお
り、図5に示すアルファベットはこの選択される階調補
正テーブルを示している。即ちaでは階調補正テーブル
aが選択され、bでは階調補正テーブルbが選択され、
cでは階調補正テーブルcが選択される。このように階
調補正テーブルa〜cはディジタル画像データ50の伝
送周期の1/2倍の水平同期信号49と同期して周期的
に選択されている。
【0045】ここで図2より明らかなように、ディジタ
ル画像データ50の値はフルデータ(=255)の2/
3(=170)以上なので、階調補正テーブルaおよび
階調補正テーブルbが選択されている間は、255が階
調補正部57から出力され、階調補正テーブルcが選択
されている間は、「170」との差分に3を乗じた値が
階調補正部57から出力される。即ち(191−17
0)*3=63 (=255/4)が出力される。この
階調補正部57からの出力はD/A変換器61でアナロ
グレベル信号に変換されるが、D/A変換器61の最大
出力の設定値は、パターン信号69の最大レベルより低
くなるよう設定されている。第1の比較器62ではこの
D/A変換器61の出力と三角波1形成部59との出力
が比較され、D/A変換器61の出力が三角波1形成部
59の出力を越える場合にはHiレベル信号を出力し、
それ以外はLowレベル信号を出力する。このようにし
て図5に示す第1の比較器62の出力が得られる。
【0046】一方、第2の比較器63ではD/A変換器
61の出力と三角波2形成部60との出力が比較され、
D/A変換器61の出力が三角波2形成部60の出力を
越える場合にはHiレベル信号を出力し、それ以外はL
owレベル信号を出力する。このようにして図5に示す
第2の比較器63の出力が得られる。
【0047】選択信号形成部55の出力は主走査3進カ
ウンタ53のカウント値に応じて3/2画素周期で周期
的にトグルされており、セレクタ64は選択信号形成部
55の出力を受けて、第1の比較器62の出力と第2の
比較器63の出力を交互に選択している。ここで選択信
号形成部55の出力がHiレベルの時は第1の比較器6
2の出力を選択し、選択信号形成部55の出力がLow
レベルの時は第2の比較器63の出力を選択するように
セレクタ64の設定を行なえば、セレクタ64の出力は
図5に示すようになり、3/2画素周期でパルス幅変調
出力が得られることになる。
【0048】ところが、ここではD/A変換器61の最
大出力の設定値をパターン信号69の最大レベルより小
さくしているため階調補正テーブルaと階調補正テーブ
ルbによって最大値255が出力された期間のパルス幅
は、1画素周期幅に達せず、その結果階調補正テーブル
cが選択される期間との間に隙間が生じる。
【0049】次に図6を用いて、D/A変換器61の最
大出力の設定値がパターン信号69の最大レベルと等し
い場合、すなわち最大デューティを1.0程度にした場
合の階調制御部48の動作を説明する。
【0050】ここでは以下の説明を解り易くするため、
階調制御部48に入力されるディジタル画像データ50
は常に一定の値をとりつづけるものとし、またその値は
フルデータ(=255)の3/4(=191)とする。
【0051】まず外部から与えられる水平同期信号49
の2分周信号に同期して、ディジタル画像データ50が
外部から階調制御部48に入力される。このときスクリ
ーン制御部56からは階調補正部57の階調補正テーブ
ルa〜cのいずれかを選択する信号が出力されており、
図6に示すアルファベットはこの選択される階調補正テ
ーブルを示している。即ちaでは階調補正テーブルaが
選択され、bでは階調補正テーブルbが選択され、cで
は階調補正テーブルcが選択される。このように階調補
正テーブルa〜cはディジタル画像データ50の伝送周
期の1/2倍の水平同期信号49と同期して周期的に選
択されている。
【0052】ここで図2より明らかなように、ディジタ
ル画像データ50の値はフルデータ(=255)の2/
3(=170)以上なので、階調補正テーブルaおよび
階調補正テーブルbが選択されている間は、255が階
調補正部57から出力され、階調補正テーブルcが選択
されている間は、「170」との差分に3を乗じた値、
即ち「63」が階調補正部57から出力される。この階
調補正部57からの出力はD/A変換器61でアナログ
レベル信号に変換されるが、D/A変換器61の最大出
力の設定値は、パターン信号69の最大レベルと等しく
なるよう設定されている。第1の比較器62ではこのD
/A変換器61の出力と三角波1形成部59との出力が
比較され、D/A変換器61の出力が三角波1形成部5
9の出力を越える場合にはHiレベル信号を出力し、そ
れ以外はLowレベル信号を出力する。このようにして
図6に示す第1の比較器62の出力が得られる。
【0053】一方、第2の比較器63ではD/A変換器
61の出力と三角波2形成部60との出力が比較され、
D/A変換器61の出力が三角波2形成部60の出力を
越える場合にはHiレベル信号を出力し、それ以外はL
owレベル信号を出力する。このようにして図6に示す
第2の比較器63の出力が得られる。
【0054】選択信号形成部55の出力は3/2画素周
期で周期的にトグルしており、セレクタ64は選択信号
形成部55の出力を受けて、第1の比較器62の出力と
第2の比較器63の出力を交互に選択している。ここで
選択信号形成部55の出力がHiレベルの時は第1の比
較器62の出力を選択し、選択信号形成部55の出力が
Lowレベルの時は第2の比較器63の出力を選択する
ようにセレクタ64の設定を行なえば、セレクタ64の
出力は図6に示すようになり、3/2画素周期でパルス
幅変調出力が得られることになる。
【0055】ここではD/A変換器61の最大出力の設
定値がパターン信号69の最大レベルと等しいため、図
5に示すD/A変換器61の最大出力の設定値がパター
ン信号69の最大レベルより小さい場合と比較して、デ
ィジタル画像データ50の値は等しいにもかかわらず、
セレクタ64から出力されるパルス幅は大きくなってい
る。従って、D/A変換器61の最大出力の設定値がパ
ターン信号69の最大出力レベルと等しい場合は、階調
補正テーブルaと階調補正テーブルbによって最大値2
55が出力された期間のパルス幅は、1画素周期幅に達
し、その結果階調補正テーブルbと階調補正テーブルc
が選択される期間の間に隙間が生じない。
【0056】本発明の第1の実施例ではD/A変換器5
1の最大出力の設定値はパターン信号69の最大出力と
等しく設定されている。即ちパルス幅の最大デューティ
はほぼ1.0としている。これは図5に示すように階調
補正テーブルa〜cの選択が変わる部分で隙間が生じる
と、レーザ露光量は時間軸に対して増加しているにもか
かわらず、出力濃度が上昇しない、あるいはむしろ逆転
する現象、いわゆる階調逆転が発生するからである。
【0057】以下に図7を用いて階調逆転が発生する過
程を詳細に説明する。図7において72は帯電電位であ
り、帯電器によって感光体が帯電される電位で、通常約
−700v程度である。73は露光電位であり、帯電後
の感光体に連続して露光光線を照射した場合の電位を示
す。露光電位73は通常約−100〜−50v程度であ
る。また露光電位はレーザ(光)が照射された部分の電
位であることから、明電位と呼ばれることもある。74
は現像バイアスであり、現像器の現像スリーブに印加さ
れるバイアスレベルを示す。現像バイアス74は通常−
300v程度に設定される。
【0058】以上の電位設定において、露光電位73と
現像バイアス74の電位差75が大きい程、現像過程で
現像スリーブから感光体側に供給されるトナー量が増加
する。即ち電位差75はパルス幅と共に現像濃度を決定
する極めて重要な要素となっている。
【0059】レーザオン期間を図7に示すように設定し
たとき、76は理想の露光電位特性を示しており、レー
ザが照射された部分のみ露光電位73となっている。ま
た77は現実の露光電位特性を示しており、レーザオン
期間に対してブロードな特性となっている。図7におい
て第1の領域78は1画素幅に収まるパルス幅で感光体
を露光し、更に充分離れた部分に短いパルス幅で感光体
の露光を行ったものである。現実の露光電位特性77
は、2つのパルス間に干渉がなく、どちらのパルスも濃
度上昇に寄与する。
【0060】一方、第2の領域79は1画素幅に収まる
パルス幅で感光体を露光し、更にこのパルスに極く近い
部分に短いパルス幅で感光体の露光を行ったものであ
る。現実の露光電位特性77は、2つのパルス間に強い
干渉が発生し、露光電位73が確保されない状態となる
(2つのレーザオン期間の間に干渉が発生する領域を楕
円で示す)。よって、トナーの現像量は電位差75が大
きいほど増加するため、第2の領域79の現像量は第1
の領域78の現像量と比べて少なくなる。即ち濃度が低
下する。従って、同じレーザエネルギーを感光体に照射
したとしても、レーザパルスの形成条件によっては濃度
差が生じることになる。
【0061】ところで、この第2領域79の状況は、ま
さに図5で示した状況と酷似していることが分かる。つ
まり、図5においても2つのパルスが微小な隙間をもっ
て互いに接近しており干渉が発生する。その結果、図5
のセレクタ64の出力で網点を掛けて図示した部分が形
成されるより、3/2画素周期にパルスが1つしか存在
しない時の方が濃度が高くなる。
【0062】以上が階調逆転現象の発生過程であり、階
調逆転を回避するためには、図6に示すようにD/A変
換器61の最大出力の設定値をパターン信号69の最大
レベルと等しく設定し、階調補正テーブルbから階調補
正テーブルcへの切り換え部分で、レーザパルスに隙間
が発生しないようにする必要がある。
【0063】ところが、D/A変換器61の最大出力の
設定値をパターン信号69の最大レベルと等しく設定す
ると、階調逆転は発生しないが、ディジタル画像データ
50の値が大きくなると、画像の高濃度域でのツブレが
発生する。
【0064】次に、本発明の第1の実施例における画像
形成装置を用いてツブレを抑制する方法について説明す
る。図8(a),(b),(c)は本発明の第1の実施
例における画像形成装置においてツブレを抑制する階調
補正テーブルの一例である。実際の画像形成装置では、
機器の階調特性をリニアに補正するため、非線形テーブ
ルが設定されることが多いが、ここでは説明を簡単にす
るため階調補正テーブルdと階調補正テーブルeは入力
されるディジタル画像データ50と等しい値を出力する
テーブルとする。また階調補正テーブルfは入力される
ディジタル画像データ50が、255(フルデータ)未
満の場合は0を出力し、255(フルデータ)が入力さ
れると255(フルデータ)を出力するテーブルとす
る。つまり階調補正テーブルfは階調再現に全く寄与し
ない特性とする。
【0065】ここで階調補正テーブルfが階調再現に寄
与しない設定である理由を説明する。階調補正テーブル
d〜fを図8(a),(b),(c)に示す設定にする
と、ディジタル画像データ50が最大値(=255)で
ない間は、階調補正テーブルdと階調補正テーブルeに
対応した領域のパルス幅のみが制御され、階調補正テー
ブルfに対応した領域のパルスは出力されないため、最
大で3/2画素のうち2/2画素が成長し、実質的にデ
ューティは2/3、即ち66.7%となる。
【0066】以上のようにして階調補正テーブルd〜f
の設定を変えることで、D/A変換器61の最大出力設
定をパターン信号69の最大出力と等しくしたままで、
実質的なデューティ低下を図ることができ、高濃度域で
のツブレを抑制し階調性を確保することができる。
【0067】従来の技術においては1画素周期でパルス
幅変調を行うと、レーザが実質的に発光する最大デュー
ティは、約70%程度で約0.7画素分である。しか
し、前述したように本発明の第1の実施例では、レーザ
発光の最大デューティは完全に1画素分になるため画素
の比は1/0.7=1.43となり従来の1ドット変調
に比べて43%画素の大きさを大きくすることができ
る。従って階調性が改善される。
【0068】次に階調補正テーブルfに、255(フル
データ)が入力されると255(フルデータ)を出力す
る機能を有する理由を説明する。図9は階調補正テーブ
ルdと階調補正テーブルeを、入力されるディジタル画
像データ50の値と等しい値を出力する図8(a),
(b)に示すテーブルとし、階調補正テーブルgを、デ
ィジタル画像データ50の値にかかわらず、常に0を出
力するテーブルとした場合の細線再現を示す図である。
ここでは1ラインを形成する方向(以降主走査方向と言
う)に1画素毎に画素のオンとオフを繰り返すパターン
を形成しようとしており、ディジタル画像データ50は
1画素毎に0と255を交互に繰り返している。階調補
正テーブルdと階調補正テーブルeは入力されるディジ
タル画像データ50と等しい値を出力するテーブルであ
るが、階調補正テーブルgは入力されるディジタル画像
データ50がどのような値をとっても常に0を出力する
テーブルであるため、画素イメージは図示するようにな
る。つまり階調補正テーブルgに対応するディジタル画
像データ50は一切再現されないため、本来1画素毎に
再現されるべきものが、部分的に欠落することになる。
実際にこの現象が発生すると、強度のテクスチャが画像
上に発生し、画質を著しく低下させる。
【0069】一般に自然画は隣接画素間の相関が非常に
高く、冗長度も高い。従って一部の階調補正テーブルを
階調特性に寄与しない設定として、全画素の2/3のみ
を使って画像を形成する本発明の第1の実施例の手法を
用いても画質の劣化は目視では判別不能である。しかし
文字や線画等の、従来2値として取り扱われてきたデー
タに対して自然画と同じルールで情報を欠落させると、
画質は大きく劣化する。
【0070】次に図10は階調補正テーブルdと階調補
正テーブルeは入力されるディジタル画像データ50と
等しい値を出力するテーブルとし、階調補正テーブルf
はディジタル画像データ50の値が255未満のときは
0を、255のときは255を出力するテーブル、即ち
図8(a),(b),(c)に示す階調補正テーブルd
〜fを用いた場合の細線再現を示す図である。ディジタ
ル画像データ50の設定は図9の場合と共通である。
【0071】階調補正テーブルfは階調に寄与しない設
定となっているが、入力が255以外では0を、入力が
255の時は255を出力するため、画素イメージで
は、図示するように(斜線部は階調補正テーブルfの特
性により付加された画素イメージ)なりデータの欠落は
全く発生しない。
【0072】以上の説明から明らかなように、階調補正
テーブルdおよび階調補正テーブルeはレーザパルス幅
の最大デューティを決定することができる。このため従
来の画像形成装置におけるレーザパルス幅変調ではD/
A変換器のハードウェア部分の調整(具体的にはD/A
変換器のリファレンス電位設定)で、最大デューティを
決定するため、D/A変換器に関してマシン間のバラツ
キや経時変化の影響を吸収することは困難であったが、
本発明の第1の実施例における画像形成装置ではこの制
御が可能となる。
【0073】すなわち階調補正テーブルd〜fは、外部
(例えばCPU等)からアクセス可能となっており、例
えばトナーによる画像の濃度を検出する濃度センサ等に
よる濃度検出結果を、階調補正テーブルdと階調補正テ
ーブルeの生成ルール、具体的には階調補正テーブル
d,eの上限値にフィードバックして、レーザパルス幅
の最大デューティを制御し、画像形成装置の最大濃度等
を定期的に自己調整することが可能である。
【0074】次に図11〜13を用いて、本発明の第1
の実施例に基づき、出力画像にスクリーン角を形成する
方法について説明する。スクリーン角とは印刷分野では
古くから行なわれている手法であり、画素配列に所定の
角度を形成し、印刷色(シアン、イエロー、マゼンタ、
ブラック)毎に画素配列角度(スクリーン角)を変える
ことで、各色画素の重なり度合いを確率的にするもので
ある。このスクリーン角の手法により、各色の版が位置
ズレを起こしても、元々各色の画素の重なりは確率的な
ので位置ズレを目立たなくすることができる。
【0075】以下の説明では、図8(a),(b),
(c)に示す階調補正テーブルd〜fを用いるものとす
る。図11において83は第nライン目、図12におい
て84はn+1ライン目、図13において85はn+2
ライン目の印字を行う場合の階調制御部48の動作を示
している。ここでnは0以上の3の倍数であるとする。
実際には図1における垂直同期信号51を副走査3進カ
ウンタ54で、水平同期信号49を主走査3進カウンタ
53でカウントし、スクリーン制御部56は、副走査3
進カウンタ54がカウントアップされる毎に階調補正テ
ーブルd〜fの初期値を決定し、以降は主走査3進カウ
ンタ53がカウントアップされる毎に階調補正テーブル
d〜fを周期的に選択している。また選択信号形成部5
5は、主走査3進カウンタ53と、副走査3進カウンタ
54の出力に基づき、第1の比較器62と第2の比較器
63の選択信号を発生している。スクリーン角は、これ
らの選択信号形成部55とスクリーン制御部56の制御
規則を変更して形成されることになる。
【0076】まず、第nライン目印字83では、垂直同
期信号51を検出すると、スクリーン制御部56の出力
は初期値dに設定され、以降水平同期信号49に同期し
てe,f,dを周期的に繰り返す。また選択信号形成部
55の出力はLowレベルに設定され、1/2画素周期
を2回経過するとHiレベルに変位し、以降は3/2画
素周期でLowレベルとHiレベルを交互に繰り返す。
これにより第nライン目印字83で網点を掛けて示した
画素イメージが形成される。
【0077】次に、第n+1ライン目印字84では、垂
直同期信号51を検出すると、スクリーン制御部56の
出力は初期値fに設定され、以降水平同期信号49に同
期してd,e,fを周期的に繰り返す。また選択信号形
成部55の出力は、Lowレベルに設定され、1/2画
素周期を3回経過するとHiレベルに変位し、以降は3
/2画素周期でLowレベルとHiレベルを交互に繰り
返す。これにより第nライン目印字84で網点を掛けて
示した画素イメージが形成される。これらの第nライン
目印字83と第n+1ライン目印字84を比較すると画
素イメージの位相が1/2画素分変位していることが分
かる。
【0078】最後に、第n+2ライン目印字85では、
垂直同期信号51を検出すると、スクリーン制御部56
の出力は初期値eに設定され、以降水平同期信号49に
同期してf,d,eを周期的に繰り返す。また選択信号
形成部55の出力は、Hiレベルに設定され、1/2画
素周期を1回経過するとLowレベルに変位し、以降は
3/2画素周期でHiレベルとLowレベルを交互に繰
り返す。これにより第n+2ライン目印字85で網点を
掛けて示した画素イメージが形成される。これらの第n
ライン目印字83と第n+2ライン目印字85を比較す
ると画素イメージの位相が2/2画素分変位しているこ
とが分かる。
【0079】以上のように3ラインを形成した後は、階
調制御部48の動作を第nライン目印字83のモードに
移行すれば、画素イメージは常に1/2画素ずつ変位し
て出力されるため、出力画像上ではスクリーン角が形成
される。
【0080】図14に上記動作に基づいて形成されるス
クリーン角の画素イメージのみを示す。ライン形成方向
(主走査方向)に対して垂直方向(副走査方向)の画素
ピッチは1画素幅なので、ライン形成方向に対して画素
が連なる方向、即ちスクリーン角186は−63.4゜
となる(主走査方向を基準として反時計回りの回転を
「+」と考える)。
【0081】本発明の第1の実施例では、色毎にスクリ
ーン角を変えて画像を形成するが、これは図1に示す色
選択信号52で、選択信号形成部55とスクリーン制御
部56の出力規則を変えることにより、図14に示した
以外のスクリーン角を形成することができる。
【0082】例えば第nライン目の印字を行なう場合
は、垂直同期信号51を検出すると、スクリーン制御部
56の出力を初期値dに設定し、以降水平同期信号49
に同期してe,f,dを周期的に繰り返す。また選択信
号形成部55の出力を、Lowレベルに設定し、1/2
画素周期を2回経過するとHiレベルに変位し、以降は
3/2画素周期でLowレベルとHiレベルを交互に繰
り返すようにする。また、第n+1ライン目の印字を行
なう場合は、垂直同期信号51を検出すると、スクリー
ン制御部56の出力を初期値eに設定し、以降水平同期
信号49に同期してf,d,eを周期的に繰り返す。ま
た選択信号形成部55の出力を、Hiレベルに設定し、
1/2画素周期を1回経過するとLowレベルに変位
し、以降は3/2画素周期でHiレベルとLowレベル
を交互に繰り返すようにする。更に第n+2ライン目の
印字を行なう場合、垂直同期信号51を検出すると、ス
クリーン制御部56の出力を初期値fに設定し、以降水
平同期信号49に同期してd,e,fを周期的に繰り返
す。また選択信号形成部55の出力を、Lowレベルに
設定し、1/2画素周期を3回経過するとHiレベルに
変位し、以降は3/2画素周期でLowレベルとHiレ
ベルを交互に繰り返す。つまり図11で使用している第
nライン目印字83、図12で使用している第n+1ラ
イン目印字84、図13で使用している第n+2ライン
目印字85のサイクルを逆順にすると、+63.4゜の
スクリーン角が形成できる。
【0083】更に第nライン目印字83の出力規則によ
る画像形成を2回、第n+1ライン目印字84の出力規
則による画像形成を2回、第n+2ライン目印字85の
出力規則による画像形成を2回・・・のようにして画像
を形成すれば図15に示すように−76.0゜のスクリ
ーン角187が形成できる。また、+76.0゜のスク
リーン角は+63.4゜のスクリーン角を形成する場合
の出力規則を2回ずつ上記のように繰り返すことにより
形成することができる。
【0084】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。ここで、画像形成装置の機構部の構
成は従来例と同一なので、説明を省略する。
【0085】図16は本発明の第2の実施例における画
像形成装置の階調制御部のブロック図である。図16に
おいて100は画像形成装置の階調制御部で、この階調
制御部100に入力される信号、およびこの階調制御部
100を構成しているブロックにおいて本発明の第1の
実施例と同様のものについては説明を省略する。101
は選択信号形成部であり、主走査3進カウンタ53と副
走査3進カウンタ54と、色選択信号52の信号を入力
しアナログスイッチ86が、三角波1形成部59と三角
波2形成部60とのどちらを選択するかを決定する。8
6はアナログスイッチであり、選択信号形成部55の出
力に従って、三角波1形成部59および三角波2形成部
60の出力を選択する。87は比較器でありアナログス
イッチ86によって選択された三角波1形成部59また
は三角波2形成部60の出力とD/A変換器61の出力
とを比較してパルス幅に変換する。この第2の実施例で
は、図8に示す階調補正テーブルd〜fを使用する前提
で説明する。
【0086】次に、図17を用いて階調制御部100の
動作を説明する。ここでは、以下の説明を解り易くする
ため、階調制御部100に入力されるディジタル画像デ
ータ50は常に一定の値をとりつづけるものとし、また
その値はフルデータ(=255)の2/3(=170)
とする。
【0087】まず、水平同期信号49の2分周信号に同
期して、ディジタル画像データ50が外部から階調制御
部100に入力される。このときスクリーン制御部56
からは階調補正部57の階調補正テーブルd〜fのいず
れかを選択する信号が出力されており、図17に示すア
ルファベットはこの選択される階調補正テーブルを示し
ている。即ちdでは階調補正テーブルdが選択され、e
では階調補正テーブルeが選択され、fでは階調補正テ
ーブルfが選択される。このように階調補正テーブルd
〜fはディジタル画像データ50の伝送周期の1/2倍
の水平同期信号49と同期して周期的に選択されてい
る。
【0088】ここで図8より明らかなように、階調補正
テーブルdおよび階調補正テーブルeが選択されている
間は、ディジタル画像データ50の値と等しい値が階調
補正部57から出力され、階調補正テーブルfが選択さ
れている間は、0が階調補正部57から出力される。三
角波1形成部59では、分周器58の出力を用いて三角
波が形成され、三角波2形成部60では、分周器58の
出力を反転し三角波が形成される。従ってこれら2つの
三角波は互いに位相が180゜ずれている。
【0089】選択信号形成部101の出力は3/2画素
周期で周期的にトグルされており、アナログスイッチ8
6は選択信号形成部101の出力を受けて、三角波1形
成部59の出力と三角波2形成部60の出力を交互に選
択している。ここで選択信号形成部101の出力がHi
レベルの時は三角波1形成部59の出力を選択し、選択
信号形成部55の出力がLowレベルの時は三角波2形
成部60の出力を選択するようにアナログスイッチ86
の設定を行なえば、アナログスイッチ86からの出力は
図17に示すように「N」字型の独特な波形となる。
【0090】一方、階調補正部57の出力はD/A変換
器61でアナログレベル信号に変換される。比較器87
ではD/A変換器61からの出力とアナログスイッチ8
6からの出力とが比較され、D/A変換器61からの出
力がアナログスイッチ86からの出力を越える場合に比
較器87はHiレベル信号を出力し、それ以外はLow
レベル信号を出力する。このようにして図17に示す比
較器87の出力が得られる。
【0091】本発明の第2の実施例では説明を解り易く
するためディジタル画像データ50の値は常に等しくし
て説明したが、以上の説明からディジタル画像データ5
0の値が大きくなると、比較器87からの出力はパルス
幅が広がり、逆にディジタル画像データ50の値が小さ
くなると、比較器87からの出力はパルス幅が縮小し、
ディジタル画像データ50の値に応じたパルス幅変調が
行われることがいえる。この比較器87からの出力はレ
ーザ駆動部65で、レーザの点灯制御信号として用いら
れ、比較器87からの出力がHiの時はレーザは点灯、
比較器87の出力がLowの時はレーザは消灯状態とな
る。この第2の実施例においても、階調補正テーブルに
おける特徴、およびスクリーン角の形成手法については
本発明の第1の実施例と同様のことがいえる。また、本
発明の第2の実施例では比較器の数が第1の実施例より
少なくシンプルな構成となっている。
【0092】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。ここで画像形成装置の機構部の構成は
従来例と同一なので説明を省略する。
【0093】図18は本発明の第3の実施例における画
像形成装置の階調制御部のブロック図である。図18に
おいて102は画像形成装置の階調制御部で、この階調
制御部102に入力される信号、およびこの階調制御部
102を構成しているブロックにおいて本発明の第1の
実施例と同様のものについては説明を省略する。103
は選択信号形成部であり、主走査3進カウンタ53と、
副走査3進カウンタ54と色選択信号52の信号から、
第1のセレクタ90および第2のセレクタ94の選択信
号を出力する。88は三角波形成部であり、積分回路を
用いて分周器58の出力をアナログパターン信号に変換
する。89は第1のインバータであり、階調補正部57
から出力された階調補正後のディジタル画像データを反
転するもので、このディジタル画像データは8ビットで
あるので、第1のインバータ89も8ビット分構成され
ている。90は第1のセレクタであり、階調補正部57
の出力に対して非反転・反転データのいずれかを選択す
る。91はD/A変換器であり、第1のセレクタ90の
出力をアナログレベル信号に変換する。92は比較器で
あり、三角波形成部88とD/A変換器91との出力を
比較してD/A変換器91からの出力をパルス幅に変換
する。93は第2のインバータであり、比較器92の出
力を反転するもので、D/A変換器91からのパルス出
力は2値信号であるので、第2のインバータ93は1ビ
ット分でよい。94は第2のセレクタであり、比較器9
2の出力に対して非反転・反転データのいずれかを選択
する。この第3の実施例では、図8に示す階調補正テー
ブルd〜fを使用する前提で説明する。
【0094】次に図19を用いて階調制御部102の動
作を説明する。ここでは以下の説明を解り易くするた
め、階調制御部102に入力されるディジタル画像デー
タ50は常に一定の値をとりつづけるものとし、またそ
の値はフルデータ(=255)の2/3(=170)と
する。
【0095】まず、水平同期信号49の2分周信号に同
期して、ディジタル画像データ50が外部から階調制御
部102に入力される。このときスクリーン制御部56
からは階調補正部57の階調補正テーブルd〜fのいず
れかを選択する信号が出力されており、図19に示すア
ルファベットはこの選択される階調補正テーブルを示し
ている。即ちdでは階調補正テーブルdが選択され、e
では階調補正テーブルeが選択され、fでは階調補正テ
ーブルfが選択される。このように階調補正テーブルd
〜fはディジタル画像データ50の伝送周期の1/2倍
の水平同期信号49と同期して周期的に選択されてい
る。
【0096】ここで、図8より明らかなように、階調補
正テーブルdおよび階調補正テーブルeが選択されてい
る間はディジタル画像データ50の値と等しい値が階調
補正部57から出力され、階調補正テーブルfが選択さ
れている間は0が階調補正部57から出力される。この
階調補正部57の出力は2系統に分かれ、一方はスルー
(非反転)で出力され、もう一方は第1のインバータ8
9により全ビット反転し出力される。
【0097】次に選択信号形成部103の出力について
述べる。選択信号形成部103は4/2画素分(水平同
期信号49が4回入力する期間)はHiレベルを出力
し、次の2/2画素分(水平同期信号49が2回入力す
る期間)はLowレベルを出力し、以降は上記のシーケ
ンスを繰り返す。第1のセレクタ90と第2のセレクタ
94は選択信号形成部103の出力に従ってそれぞれ2
系統の入力信号から1つを選択するが、どちらも選択信
号形成部103の出力がHiレベルの場合は非反転出力
を、選択信号形成部103の出力がLowレベルの場合
は反転出力を選択するよう設定されている。従って第1
のセレクタ90の出力は図19に示すように推移する。
この第1のセレクタ90の出力はD/A変換器91でア
ナログレベル信号に変換され、次に比較器92で三角波
形成部88の出力と比較され、D/A変換器91の出力
が三角波形成部88の出力を越える場合に、比較器92
はHiレベル信号を出力し、それ以外はLowレベル信
号を出力する。このようにして図19に示す比較器92
の出力が得られる。この比較器92の出力は2系統に分
かれ、一方はスルー(非反転)で出力され、もう一方は
第2のインバータ93によりビット反転し出力される。
この2系統に分かれた出力は第2のセレクタ94で選択
信号形成部103の出力がHiレベルの場合は非反転出
力が、選択信号形成部103の出力がLowレベルの場
合は反転出力が選択される。このようにして第2のセレ
クタ94の出力は、図19に示すようになる。
【0098】本発明の第3の実施例では説明を解り易く
するためディジタル画像データ50の値は常に等しくし
て説明したが、ディジタル画像データ50の値が大きく
なると、第2のセレクタ94からの出力はパルス幅が広
がり、逆にディジタル画像データ50の値が小さくなる
と、第2のセレクタ94からの出力はパルス幅が縮小
し、ディジタル画像データ50の値に応じたパルス幅変
調が行われることがいえる。この第2のセレクタ94か
らの出力はレーザ駆動部65で、レーザの点灯制御信号
として用いられ、第2のセレクタ94の出力がHiの時
はレーザは点灯、第2のセレクタ94の出力がLowの
時はレーザは消灯状態となる。この本発明の第3の実施
例においても、階調補正テーブルにおける特徴およびス
クリーン角の形成手法については、本発明の第1の実施
例と同様のことがいえる。また、第3の実施例では三角
波形成部88が第1、および第2の実施例より少なく調
整箇所が少なくなるメリットがある。
【0099】次に倍解像度出力モードについて説明す
る。倍解像度出力モードは、これまで述べてきた本発明
の第1の実施例および第2の実施例の画像形成装置の構
成を全く変更せずに、主走査方向に対して2倍の解像度
の画像出力を得ることができるものである。
【0100】以下の説明では、本発明の第1の実施例に
おける画像形成装置のブロック図である図1および図2
0を用いて倍解像度出力モード時の、階調制御部の動作
を説明する。
【0101】ここでは以下の説明を解り易くするため、
階調制御部48に入力されるディジタル画像データ50
は常に一定の値をとりつづけるものとし、またその値は
フルデータ(=255)の2/3(=170)とする。
【0102】まず、水平同期信号49に同期して、ディ
ジタル画像データ50が外部から階調制御部48に入力
される。ここでは同一ライン長での解像度を2倍にする
ため、1ラインのデータ量は上述してきた各実施例の2
倍とする。また、スクリーン制御部56からの出力は固
定とし、本実施例では図8(a)に示す階調補正テーブ
ルdを常に選択するものとする。この階調補正テーブル
dは入力に対して等しい値を出力するテーブルである
が、この階調補正テーブルdの代わりに文字・線画専用
の階調変換テーブルを準備してもよい。
【0103】前述したように、スクリーン制御部56か
らの出力が固定であり、かつ階調補正テーブルdは無変
換テーブルなので階調補正部57からの出力は、ディジ
タル画像データ50と全く同じとなっている。この階調
補正部57からの出力はD/A変換器61でアナログレ
ベル信号に変換され、第1の比較器62ではこのD/A
変換器61の出力と三角波1形成部59の出力とが比較
され、D/A変換器61の出力が三角波1形成部59の
出力を越える場合にはHiレベル信号を出力し、それ以
外はLowレベル信号を出力する。このようにして図2
0に示す第1の比較器62の出力が得られる。
【0104】一方、第2の比較器63ではD/A変換器
61の出力と三角波2形成部60の出力とが比較され、
D/A変換器61の出力が三角波2形成部60の出力を
越える場合にはHiレベル信号を出力し、それ以外はL
owレベル信号を出力する。このようにして図20に示
す第2の比較器63の出力が得られる。
【0105】選択信号形成部55の出力は1/2画素周
期で周期的にトグルするよう設定されており、セレクタ
64は選択信号形成部55の出力を受けて、第1の比較
器62の出力と第2の比較器63の出力を交互に選択し
ている。ここで、選択信号形成部55の出力がHiレベ
ルの時は第1の比較器62の出力を選択し、選択信号形
成部55の出力がLowレベルの時は第2の比較器63
の出力を選択するようにセレクタ64の設定を行なえ
ば、セレクタ64の出力は図20に示すようになり、1
/2画素周期でパルス幅変調出力が得られることにな
る。
【0106】本実施例では説明を解り易くするためディ
ジタル画像データ50の値は常に等しくして説明した
が、ディジタル画像データ50の値が大きくなると、セ
レクタ64の出力はパルス幅が広がり、逆にディジタル
画像データ50の値が小さくなると、セレクタ64の出
力はパルス幅が縮小し、ディジタル画像データ50の値
に応じたパルス幅変調が行われることがいえる。このセ
レクタ64からの出力はレーザ駆動部65で、レーザの
点灯制御信号として用いられ、セレクタ64からの出力
がHiの時はレーザは点灯、セレクタ64の出力がLo
wの時はレーザは消灯状態となる。
【0107】以上述べてきたように、倍解像度出力モー
ドのドット形成周期は、従来の技術で説明した1画素周
期の1/2倍となっている。従って解像度は、標準の解
像度と比較して2倍となる。
【0108】なお、以上述べてきた画像形成装置は、例
えば図1に示す構成で、デジタル画像データ50を水平
同期信号49の2分周信号に同期して伝送し、スクリー
ン制御部56の出力を例えば図8(a)に示す階調補正
テーブルdに固定し、更に選択信号形成部55の出力を
Hiレベルに固定してパルス幅変調を行なうと、従来の
技術で図22を用いて説明したパルス幅変調と同様に、
1画素周期でドットを形成することもできる。
【0109】また、本発明の第1の実施例および第2の
実施例の画像形成装置では、従来の技術で説明した1画
素周期に同期して画像を得る第1の解像度と、1画素周
期の3/2倍周期に同期して画像を得る第2の解像度
と、1画素周期のの1/2倍周期に同期して画像を得る
第3の解像度を装置の構成を変えることなく2つの三角
波1形成部59、三角波2形成部60だけで使い分ける
ことができる。
【0110】
【発明の効果】本発明は入力される画像データに階調補
正を施す複数の入力画像レベル−プリント出力レベル特
性を記憶する記憶手段と、nを2以上の自然数とした場
合に入力される画像データの伝送周期の1/n周期毎
に、記憶手段より異なる入力画像レベル−プリント出力
レベル特性を選択し、この選択された特性に従い入力さ
れる画像データのレベルに応じてドットのプリント出力
レベルを定めこの出力レベルに応じてプリントするドッ
トの大きさを決定する階調補正手段とを備えたことによ
り、入力画像レベル−プリント出力レベルの選択数と選
択周期によりドットの大きさの最大値、すなわち解像度
を細かく設定することができ、階調性と解像度がバラン
スよく両立した画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部のブロック図
【図2】(a)は本発明の第1の実施例における画像形
成装置の階調制御部の階調補正テーブルを示す図 (b)は本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部の階調補正テーブルを示す図 (c)は本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部の階調補正テーブルを示す図
【図3】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部の動作を示す図
【図4】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部の入力されるディジタルの画像信号をアナロ
グ信号に変換した場合の最大値とこのアナログの画像信
号をパルス幅変調信号に変換するためのパターン信号と
の関係図
【図5】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部のD/A変換器の最大出力の設定値をパター
ン信号の最大レベルより小さく設定したと仮定した場合
の階調制御部の動作を示す図
【図6】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部のD/A変換器の最大出力の設定値がパター
ン信号の最大レベルと等しい場合の階調制御部の動作を
示す図
【図7】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調逆転が発生する過程を示す図
【図8】(a)は本発明の第1の実施例における画像形
成装置の階調制御部のツブレを抑制する階調補正テーブ
ルを示す図 (b)は本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部のツブレを抑制する階調補正テーブルを示す
図 (c)は本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調制御部のツブレを抑制する階調補正テーブルを示す
【図9】本発明の第1の実施例における画像形成装置の
階調補正部の2つの階調補正テーブルを入力されるディ
ジタル画像データの値と等しい値を出力するテーブルと
し、1つの階調補正テーブルをディジタル画像データの
値にかかわらず、常に0を出力するテーブルとした場合
の細線再現を示す図
【図10】本発明の第1の実施例における画像形成装置
の階調補正部の2つの階調補正テーブルを入力されるデ
ィジタル画像データの値と等しい値を出力するテーブル
とし、1つの階調補正テーブルをディジタル画像データ
の値が255未満のときは0を、255のときは255
を出力するテーブルとした場合の細線再現を示す図
【図11】本発明の第1の実施例における画像形成装置
の階調制御部により出力画像にスクリーン角を形成する
場合の階調制御部の動作を示す図
【図12】本発明の第1の実施例における画像形成装置
の階調制御部により出力画像にスクリーン角を形成する
場合の階調制御部の動作を示す図
【図13】本発明の第1の実施例における画像形成装置
の階調制御部により出力画像にスクリーン角を形成する
場合の階調制御部の動作を示す図
【図14】本発明の第1の実施例における画像形成装置
で形成されるスクリーン角の画素イメージ図
【図15】本発明の第1の実施例における画像形成装置
で形成される−76.0゜のスクリーン角の画素イメー
ジ図
【図16】本発明の第2の実施例における画像形成装置
の階調制御部のブロック図
【図17】本発明の第2の実施例における画像形成装置
の階調制御部の動作を示す図
【図18】本発明の第3の実施例における画像形成装置
の階調制御部のブロック図
【図19】本発明の第3の実施例における画像形成装置
の階調制御部の動作を示す図
【図20】本発明の一実施例における画像形成装置の倍
解像度出力モード時の階調制御部の動作を示す図
【図21】従来の画像形成装置の構成を示す図
【図22】従来の画像形成装置の階調再現手法の概念図
【図23】従来の画像形成装置の階調特性を重視した階
調再現手法の概念図
【符号の説明】
48 階調制御部 49 水平同期信号 50 ディジタル画像データ 51 垂直同期信号 52 色選択信号 53 主走査3進カウンタ 54 副走査3進カウンタ 55 選択信号形成部 56 スクリーン制御部 57 階調補正部 58 分周器 59 三角波1形成部 60 三角波2形成部 61 D/A変換器 62 第1の比較器 63 第2の比較器 64 セレクタ 65 レーザ駆動部 86 アナログスイッチ 87 比較器 88 三角波形成部 89 第1のインバータ 90 第1のセレクタ 91 D/A変換器 92 比較器 93 第2のインバータ 94 第2のセレクタ 100 階調制御部 101 選択信号形成部 102 階調制御部 103 選択信号形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−169720(JP,A) 特開 平5−300364(JP,A) 特開 平1−184145(JP,A) 特開 昭64−67345(JP,A) 特開 昭63−214449(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/52 H04N 1/407

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される画像データに基づき、ドットの
    大きさを変えることにより階調記録を行う画像形成装置
    であって、入力される画像データに階調補正を施す複数
    の入力画像レベル−プリント出力レベル特性を記憶する
    記憶手段と、nを2以上の自然数とした場合に入力され
    る画像データの伝送周期の1/n周期毎に、前記記憶手
    段より異なる入力画像レベル−プリント出力レベル特性
    を選択し、この選択された特性に従い入力される画像デ
    ータのレベルに応じてドットのプリント出力レベルを定
    めこの出力レベルに応じてプリントするドットの大きさ
    を決定する階調補正手段とを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】入力される画像データに基づき、ドットの
    大きさを変えることにより階調記録を行う画像形成装置
    であって、入力される画像データに階調補正を施す複数
    の入力画像レベル−プリント出力レベル特性を記憶する
    記憶手段と、nを2以上の自然数とした場合に入力され
    る画像データの伝送周期の1/n周期毎に、前記記憶手
    段より異なる入力画像レベル−プリント出力レベル特性
    を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された
    特性に従い入力される画像データのレベルに応じてドッ
    トのプリント出力レベルを出力する階調補正手段と、入
    力される画像データの伝送周期と同周期の三角波信号を
    出力する三角波形成手段と、前記階調補正手段から出力
    されるプリント出力レベル信号と前記三角波形成手段か
    ら出力される三角波信号とを比較し、この比較結果に応
    じて一定レベルの信号を出力する比較手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】入力される画像データに基づき、ドットの
    大きさを変えることにより階調記録を行う画像形成装置
    であって、入力される画像データに階調補正を施す複数
    の入力画像レベル−プリント出力レベル特性を記憶する
    記憶手段と、入力される画像データの伝送周期の半周期
    毎に、前記記憶手段より異なる入力画像レベル−プリン
    ト出力レベル特性を選択する選択手段と、前記選択手段
    により選択された特性に従い入力される画像データのレ
    ベルに応じてドットのプリント出力レベルを出力する階
    調補正手段と、入力される画像データの伝送周期と同周
    期の互いに位相の異なる三角波信号を出力する第1の三
    角波形成手段および第2の三角波形成手段と、前記階調
    補正手段から出力されるプリント出力レベル信号と前記
    第1の三角波形成手段から出力される三角波信号とを比
    較し、この比較結果に応じて一定レベルの信号を出力す
    る第1の比較手段と、前記階調補正手段から出力される
    プリント出力レベル信号と前記第2の三角波形成手段か
    ら出力される三角波信号とを比較し、この比較結果に応
    じて一定レベルの信号を出力する第2の比較手段と、m
    を自然数とした場合に入力される画像データの伝送周期
    のm/2周期毎に前記第1の比較手段と前記第2の比較
    手段から出力される信号を交互に切り換え出力する切り
    換え手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】入力される画像データに基づき、ドットの
    大きさを変えることにより階調記録を行う画像形成装置
    であって、入力される画像データに階調補正を施す複数
    の入力画像レベル−プリント出力レベル特性を記憶する
    記憶手段と、入力される画像データの伝送周期の半周期
    毎に、前記記憶手段より異なる入力画像レベル−プリン
    ト出力レベル特性を選択する選択手段と、前記選択手段
    により選択された特性に従い入力される画像データのレ
    ベルに応じてドットのプリント出力レベルを出力する階
    調補正手段と、入力される画像データの伝送周期と同周
    期の互いに位相の異なる三角波信号を出力する第1の三
    角波形成手段および第2の三角波形成手段と、mを自然
    数とした場合に入力される画像データの伝送周期のm/
    2周期毎に前記第1の三角波形成手段と前記第2の三角
    波形成手段から出力される三角波信号を交互に切り換え
    出力する切り換え手段と、前記階調補正手段から出力さ
    れるプリント出力レベル信号と前記切り換え手段から出
    力される三角波信号とを比較し、この比較結果に応じて
    一定レベルの信号を出力する比較手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記切り換え手段の切り換え周期が、画像
    データの伝送周期の3/2周期であることを特徴とする
    請求項3または4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段に記憶された複数の入力画像
    レベル−プリント出力レベル特性のうちの1つが、諧調
    補正に関与しない特性であることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】入力される画像データに基づき、ドットの
    大きさを変えることにより階調記録を行う画像形成装置
    であって、入力される画像データに階調補正を施す複数
    の入力画像レベル−プリント出力レベル特性を記憶する
    記憶手段と、nを2以上の自然数とした場合に入力され
    る画像データの伝送周期の1/n周期毎に、前記記憶手
    段より異なる入力画像レベル−プリント出力レベル特性
    を順次選択するとともに、この選択する順番を入力され
    る画像データの1ラスタ毎に変更する選択手段と、前記
    選択手段により選択された特性に従い入力される画像デ
    ータのレベルに応じてドットのプリント出力レベルを定
    めこの出力レベルに応じてプリントするドットの大きさ
    を決定する階調補正手段とを備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】前記選択手段が常に前記記憶手段より同じ
    入力画像レベル−プリント出力レベル特性を選択すると
    ともに、前記切り換え手段の切り換え周期が、画像デー
    タの伝送周期の1/2周期であることを特徴とする請求
    項3または4記載の画像形成装置。
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