JPH08172256A - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

プリント配線板及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08172256A
JPH08172256A JP1360395A JP1360395A JPH08172256A JP H08172256 A JPH08172256 A JP H08172256A JP 1360395 A JP1360395 A JP 1360395A JP 1360395 A JP1360395 A JP 1360395A JP H08172256 A JPH08172256 A JP H08172256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating layer
nickel
gold plating
conductor circuit
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1360395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3704651B2 (ja
Inventor
Yutaka Iwata
豊 岩田
Akihiro Demura
彰浩 出村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP01360395A priority Critical patent/JP3704651B2/ja
Publication of JPH08172256A publication Critical patent/JPH08172256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3704651B2 publication Critical patent/JP3704651B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導体回路の高密度化が容易で、導体回路の配
線自由度に優れ、しかも、ニッケル・金めっき層の品質
に優れたプリント配線板を、簡単な構造によって提供す
ることである。 【構成】 基材10の表面に貼着された銅箔から所望の
パターンに形成された導体回路21と、この導体回路2
1の一部の上面のみに形成されたニッケル・金めっき層
50と、このニッケル・金めっき層50の所望部分を露
出させるようにして前記基材10と前記導体回路21と
の表面に被覆されたソルダーレジスト90とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本各発明は、プリント配線板及び
その製造方法に関し、詳しくは、導体回路の一部の表面
にニッケル・金めっき層を備えたプリント配線板及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基材の表面に所望のパターンの導体回路
を備えたプリント配線板の中には、その導体回路の一部
を、例えばタッチパネルのスイッチ、所謂メンブレンス
イッチ等を構成する部分や、実装された電子部品から発
生するノイズを遮断するための筺体等が載置される部分
等とするために、導体回路の一部の表面にニッケル・金
めっき層を形成して、この部分をソルダーレジストから
露出させたものがある。このようなプリント配線板は、
テンティング法やはんだ剥離法によって製造されるもの
であり、これらの製造方法を以下に説明する。
【0003】まず、テンティング法による製造方法を説
明する。例えば図15に示すように、まず、基材の表面
に銅箔が貼着されてなる銅張基板を予め形成しておき
(a)、この銅張基板の銅箔の表面に所望のパターンの
エッチングレジストを形成する(b)。次に、エッチン
グにより銅箔の不要部分を除去して所望のパターンの導
体回路を形成し(c)、エッチングレジストを剥離した
後、導体回路の一部を露出させるようにして基材の表面
にソルダーレジストを被覆する(d)。最後に、前述し
たソルダーレジストをめっきのためのレジストとしてニ
ッケル・金めっきを施して、ソルダーレジストから露出
された導体回路の表面にニッケル・金めっき層を形成す
る(e)。
【0004】次に、テンティング法による別の製造方法
を説明する。これは、例えば図16に示すように、図1
5における工程(d)、(e)に代えて、導体回路21
全体の表面にニッケル・金めっき層を形成し(e´)、
表面にニッケル・金めっき層が形成された導体回路の一
部を露出させるようにして、基材の表面にソルダーレジ
ストを被覆する(d´)方法である。
【0005】最後に、はんだ剥離法による製造方法を説
明する。例えば図17に示すように、まず、銅張基板の
銅箔の表面にめっきレジストを形成してはんだめっきを
施すことによって、銅箔の表面に所望のパターンのはん
だめっき層を形成する(a)。次に、めっきレジストを
剥離した後、はんだめっき層をエッチングのためのレジ
ストとした第一のエッチングにより銅箔の不要部分を除
去して、所望のパターンの導体回路を形成する(b)。
次に、はんだめっき層の一部を露出させるようにして基
材の表面にエッチングレジストを形成し、はんだめっき
層を剥離する第二のエッチングによって、エッチングレ
ジストから露出された部分のはんだめっき層を除去する
(c)。次に、前記エッチングレジストをめっきのため
のレジストとしてニッケル・金めっきを施し、エッチン
グレジストから露出された部分の導体回路の表面にニッ
ケル・金めっき層を形成する(d)。最後に、前記エッ
チングレジストを剥離した後(e)、表面にニッケル・
金めっき層が形成された部分の導体回路を露出させるよ
うにして、基材の表面にソルダーレジストを被覆する
(f)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製造方法によって製造された従来のプリント配線板
にあっては、次のような問題があった。
【0007】ニッケル・金めっき層は、銅箔から所望の
パターンの導体回路を形成した後に、この導体回路の表
面に形成されたものであるため、導体回路の側面にも形
成されることになり、ニッケル・金めっき層の分だけ導
体回路の線幅が太くなる。よって、導体回路を高密度で
配設すると、隣設する導体回路間でニッケル・金めっき
層が接触して短絡する虞があり、導体回路の高密度化が
困難であった。
【0008】また、ニッケル・金めっき層が電気めっき
によって形成されるため、導体回路を、電気めっきのた
めのめっきリード線を含んだものとしなければならず、
この理由からも導体回路の高密度化が困難であるばかり
か、導体回路の配線自由度にも劣るものであった。
【0009】さらに、導体回路の配設密度のムラ等の要
因によって、導体回路の表面に形成されたニッケル・金
めっき層の厚さや表面状況(光沢や粗度等)にムラが生
じる場合があるため、ニッケル・金めっき層の厚さや表
面状況が均一でなく、品質に劣るものであった。
【0010】一方、前述したような従来のプリント配線
板の各製造方法にあっては、以下のような問題があっ
た。
【0011】例えば図15に示すような導体回路の一部
にニッケル・金めっき層を形成するテンティング法によ
ると、金めっき液として、シアン化金めっき液が使用さ
れるのであるが、このめっき液の腐食性が非常に高いた
め、図15(e)に示すようなニッケル・金めっき工程
において、基材の表面や導体回路の表面とソルダーレジ
ストとの境界面が侵食され、ソルダーレジストが剥離し
易くなってしまうばかりか、ソルダーレジストが変質さ
れ、ソルダーレジストとしての機能を充分に果たさなく
虞があった。
【0012】例えば図16に示すような導体回路の全体
にニッケル・金めっき層を形成するテンティング法によ
ると、ニッケル・金めっき層の表面の平滑性が優れるた
め、ニッケル・金めっき層の表面を被覆するソルダーレ
ジストが堅固に密着されず、この部分からソルダーレジ
ストの剥離が生じる虞があった。また、導体回路の全体
にニッケル・金めっき層を形成するため、高価な金を多
量に必要とし、コスト高となるという問題もあった。
【0013】例えば図17に示すようなはんだ剥離法に
よると、不要部分のはんだめっき層を剥離する際のエッ
チング液としてホウ弗酸鉛と硝酸鉛との混合液が使用さ
れ、金めっき液としてシアン化金めっき液が使用される
ため、エッチング液と金めっき液との両方に充分に耐え
得るレジストがなく、例えば図17(c)(d)に示す
ようなはんだめっき層の剥離工程やニッケル・金めっき
工程において、エッチングレジストが侵食されたり剥離
される等して、レジストとしての機能を果たさなくなる
虞があった。また、例えば図17(d)におけるニッケ
ル・金めっき工程において、エッチングレジストの下側
のはんだめっき層の端面が露出しているため、この部分
からはんだが溶出して、高価な金めっき液が汚染されて
しまう。よって、金めっき液の交換頻度が多く、すなわ
ち使用ライフが短く、これ故コスト高となるという問題
もあった。
【0014】本各発明は、このような実状を鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、まず、請求
項1の発明においては、導体回路の高密度化が容易で、
導体回路の配線自由度に優れ、しかも、ニッケル・金め
っき層の品質に優れたプリント配線板を、簡単な構造に
よって提供することである。
【0015】次に、請求項2の発明においては、テンテ
ィング法によっても、ソルダーレジストの密着性を充分
に確保することができ、しかも、安価に製造することが
できるプリント配線板の製造方法を、簡単な方法によっ
て提供することである。
【0016】次に、請求項3の発明においては、はんだ
剥離法によっても、製造工程途中においてレジストの機
能を果たさなくなる等の支障がなく、しかも、安価に製
造することができるプリント配線板の製造方法を、簡単
な方法によって提供することである。
【0017】最後に、請求項4の発明においては、前述
の請求項1の発明の目的に加えて、上面にニッケル・金
めっき層が形成された導体回路とニッケル・金めっき層
が形成されていない導体回路との接続信頼性を向上させ
ることができるプリント配線板を、簡単な構造によって
提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を
付して説明すると、まず、請求項1の発明は、「基材1
0の表面に貼着された銅箔20から所望のパターンに形
成された導体回路21と、この導体回路21の一部の上
面のみに形成されたニッケル・金めっき層50と、この
ニッケル・金めっき層50の所望部分を露出させるよう
にして前記基材10と前記導体回路21との表面に被覆
されたソルダーレジスト90とを備えたことを特徴とす
るプリント配線板」である。
【0019】次に、請求項2の発明は、「基材10の表
面に貼着された銅箔20から所望のパターンに形成され
た導体回路21と、この導体回路21の一部の上面のみ
に形成されたニッケル・金めっき層50と、このニッケ
ル・金めっき層50の所望部分を露出させるようにして
前記基材10と前記導体回路21との表面に被覆された
ソルダーレジスト90とを備えたプリント配線板の製造
方法であって、以下の各工程を含むことを特徴とするプ
リント配線板の製造方法; (1)基材10の表面に銅箔20が貼着されてなる銅張
基板30の前記銅箔20の表面に、所望のパターンのニ
ッケル・金めっき層50を形成する工程; (2)銅箔20の表面に、前記ニッケル・金めっき層5
0から延出するパターンのエッチングレジスト60を形
成する工程; (3)前記ニッケル・金めっき層50と前記エッチング
レジスト60とをレジストとするエッチングによって、
銅箔20から所望のパターンの導体回路21を形成する
工程; (4)エッチングレジスト60を剥離する工程; (5)ニッケル・金めっき層50の所望部分を露出させ
るようにして前記基材10と前記導体回路21との表面
にソルダーレジスト90を被覆する工程」である。
【0020】次に、請求項3の発明は、「基材10の表
面に貼着された銅箔20から所望のパターンに形成され
た導体回路21と、この導体回路21の一部の上面のみ
に形成されたニッケル・金めっき層50と、このニッケ
ル・金めっき層50の所望部分を露出させるようにして
前記基材10と前記導体回路21との表面に被覆された
ソルダーレジスト90とを備えたプリント配線板の製造
方法であって、以下の各工程を含むことを特徴とするプ
リント配線板の製造方法; (1)基材10の表面に銅箔20が貼着されてなる銅張
基板30の前記銅箔20の表面に、所望のパターンのニ
ッケル・金めっき層50を形成する工程; (2)銅箔20の表面に、前記ニッケル・金めっき層5
0から延出するパターンのはんだめっき層80を形成す
る工程; (3)前記ニッケル・金めっき層50と前記はんだめっ
き層80とをレジストとするエッチングによって、銅箔
20から所望のパターンの導体回路21を形成する工
程; (4)はんだめっき層80を剥離する工程; (5)ニッケル・金めっき層50の所望部分を露出させ
るようにして前記基材10と前記導体回路21との表面
にソルダーレジスト90を被覆する工程」である。
【0021】最後に、請求項4の発明は、「前記導体回
路21を、パターンの途中に膨出部22を有するものと
すると共に、前記ニッケル・金めっき層50を、前記膨
出部22から連続する領域に形成されたものとしたこと
を特徴とする請求項1に記載のプリント配線板」であ
る。
【0022】ここで、膨出部22としては、導体回路2
1が折曲したパターンである場合において、例えば図9
及び図10に示すような折曲部から突出する形状を含
む。
【0023】
【発明の作用】このように構成された本各発明のプリン
ト配線板及びその製造方法は、次のように作用する。
【0024】まず、請求項1の発明に係るプリント配線
板は、導体回路21の一部の上面のみにニッケル・金め
っき層50が形成されたものであるため、導体回路21
の側面にはニッケル・金めっき層50が存在せず、隣設
する導体回路21間においてニッケル・金めっき層50
が接触して短絡する虞はなくなる。よって、導体回路2
1の高密度化が容易となる。
【0025】また、ニッケル・金めっき層50は、後述
するような各製造方法によって、銅箔20の表面に予め
形成されたものであるため、導体回路21の表面に形成
された場合の如く、導体回路21を、めっきリード線を
含んだものする必要はなく、導体回路21の高密度化が
容易となるばかりか、導体回路21の配線自由度にも優
れることになる。しかも、導体回路21の表面に形成さ
れた場合に比して、厚さや表面状況にムラがなく品質に
優れることになる。
【0026】次に、請求項2の発明に係るプリント配線
板の製造方法においては、テンティング法によるもので
あるが、予めニッケル・金めっき層50を形成した後
に、最終的にソルダーレジスト90を形成するため、ソ
ルダーレジスト90が製造工程途中で侵食されて剥離し
易くなるといった支障を来すことはない。
【0027】また、ニッケル・金めっき層50は、導体
回路21の必要な部分のみに形成されるため、無用に高
価な金を使用する必要がなく、これ故、製造コストは低
減されることになる。
【0028】次に、請求項3の発明に係るプリント配線
板の製造方法においては、はんだ剥離法によるものであ
るが、ニッケル・金めっき工程とはんだめっき層80の
剥離工程とに共用されるレジストが存在しないため、製
造工程の途中でレジストが侵食されたり剥離される等の
支障を来すことはない。
【0029】また、ニッケル・金めっき層50を形成し
た後、はんだめっき層80を形成するため、金めっき工
程において、はんだが溶出して高価な金めっき液が汚染
されるといった不具合を生じることがなく、金めっき液
の使用ライフが長くなる。よって、製造コストは、低減
されることになる。
【0030】最後に、請求項4の発明に係るプリント配
線板は、導体回路21を、膨出部22を有するパターン
とすると共に、ニッケル・金めっき層50を、膨出部2
2から連続する領域に形成されたものとしたものであ
る。よって、請求項1の発明に加えて、以下のように作
用する。
【0031】導体回路21の一部の上面のみにニッケル
・金めっき層が形成されたものとする場合には、前述の
製造方法の如く、予め表面にニッケル・金めっき層50
が形成された銅箔20から、ニッケル・金めっき層50
とエッチングレジスト60或ははんだめっき層80とを
レジストとするエッチングによって、所望のパターンの
導体回路21が形成されるのであるが、この際に、ニッ
ケル・金めっき層50のパターンとエッチングレジスト
60或ははんだめっき層80のパターンとに位置ずれが
生じていると、形成された導体回路21は、そのパター
ン途中で断線してしまう虞がある。しかしながら、ニッ
ケル・金めっき層50が端部に膨出部22を有するパタ
ーンとなっており、エッチングレジスト60或ははんだ
めっき層80がこの膨出部から延出するパターンとなっ
ているため、ニッケル・金めっき層50のパターンとエ
ッチングレジスト60或ははんだめっき層80のパター
ンとに位置ずれが生じていても、この位置ずれは、膨出
部22によって吸収されることになる。よって、エッチ
ングによって所望のパターンに形成された導体回路21
が、そのパターン途中で断線することはなく、導体回路
21の信頼性は充分に確保されることになる。
【0032】
【実施例】次に、本各発明に係るプリント配線板及びそ
の製造方法を、図面に従って詳細に説明する。
【0033】図1及び図2に、請求項1の発明に係るプ
リント配線板の一実施例を示す。このプリント配線板
は、基材10の表面に形成された導体回路21の一部
を、メンブレンスイッチを構成する部分としたものであ
る。このプリント配線板における導体回路21の一部に
は、ニッケル・金めっき層50が形成されている。ここ
で、ニッケル・金めっき層50は、導体回路21の側面
には形成されておらず、導体回路21の上面のみに形成
されている。
【0034】また、基材10の表面には、ニッケル・金
めっき層50の所望部分を露出させるようにしてソルダ
ーレジスト90が被覆されている。なお、ソルダーレジ
スト90は、導体回路21における上面にニッケル・金
めっき層50が形成された部分と形成されていない部分
との境界部分を被覆しており、上面にニッケル・金めっ
き層50が形成されていない部分の導体回路21は、ソ
ルダーレジスト90によって確実に保護されている。
【0035】図3及び図4に、請求項1の発明に係るプ
リント配線板の別の実施例を示す。このプリント配線板
は、導体回路21の端部を、適宜、電子部品の実装用の
パッドとしてソルダーレジスト90から露出させ、電子
部品の周囲を囲むようにして配設された導体回路21
を、電子部品から発生されるノイズを遮断する筺体を載
置する部分としてソルダーレジスト90から露出させた
ものである。ここで、パッドには、その表面にニッケル
・金めっき層50が形成されていないのであるが、筺体
を載置する部分の導体回路21には、前述と同様に上面
のみにニッケル・金めっき層50が形成されており、筺
体を密接に載置することができるものとなっている。こ
のプリント配線板においても、導体回路21における上
面にニッケル・金めっき層50が形成された部分と形成
されていない部分との境界部分がソルダーレジスト90
によって被覆されており、上面にニッケル・金めっき層
50が形成されていない部分の導体回路21は、パッド
として露出されている部分を除いて、ソルダーレジスト
90によって確実に保護されている。
【0036】なお、本実施例においては、ニッケル・金
めっき層50が形成された部分の導体回路21のパター
ンの途中が膨出した形状となっているが、これは、基材
10の表面の導体回路21と基材の内部に形成された内
層の導体回路とを電気的に接続するスルーホールのため
のランドであり、後述する請求項4の発明で言うところ
の膨出部22ではない。
【0037】図5及び図6に、請求項4の発明に係るプ
リント配線板の一実施例を示す。このプリント配線板
は、その導体回路21を、パターンの途中に膨出部22
を備えたものとし、導体回路21の一部であって膨出部
22から連続する領域にニッケル・金めっき層50を形
成した以外は、図1及び図2に示したものと同様であ
る。
【0038】図7及び図8に、請求項4の発明に係るプ
リント配線板の別の実施例を示す。このプリント配線板
は、その導体回路21を、パターンの途中に膨出部22
を備えたものとし、導体回路21の一部であって膨出部
22から連続する領域にニッケル・金めっき層50を形
成した以外は、図3及び図4に示したものと同様であ
る。
【0039】なお、導体回路21を折曲したパターンと
し、折曲部分に膨出部22を設ける場合には、例えば図
9及び図10に示すように、上面にニッケル・金めっき
層50が形成された部分と、ニッケル・金めっき層50
が形成されていない部分との端部が互いに突出する形状
とし、これを膨出部22としてもよい。また、この場合
には、ニッケル・金めっき層50が形成された部分の端
部と、ニッケル・金めっき層50が形成されていない部
分とを、例えば図11及び図12に示すような半円形状
や三角形状等のように、各々先細の形状とすれば、膨出
部22によって形成されるパターンの鋭角部分(図10
〜12におけるP部分)が広角度となるため、エッチン
グの際におけるエッチング液溜り等の不具合を防止する
ことができ都合がよい。
【0040】図5に、請求項2の発明に係るプリント配
線板の製造方法の一実施例を示し、この各工程を説明す
る。まず、基材10の表面に銅箔20を貼着してなる銅
張基板30を予め形成しておき(a)、この銅張基板3
0の銅箔20の表面にめっきレジスト40を形成して、
ニッケル・金めっきを施すことにより、銅箔20の表面
に所望のパターンのニッケル・金めっき層50を形成す
る(b)。この時、ニッケル・金めっき層50を、端部
に膨出部22を有するパターンに形成すると、後述する
ように、ニッケル・金めっき層50とエッチングレジス
ト60との位置ずれを吸収することができ都合がよい。
【0041】次に、めっきレジスト40を剥離した後、
ニッケル・金めっき層50から延出するパターンのエッ
チングレジスト60を形成し(c)、ニッケル・金めっ
き層50とエッチングレジスト60とをレジストとし
て、エッチングを施すことにより銅箔20の不要部分を
除去して、導体回路21を形成する(d)。すると、一
部の上面のみにニッケル・金めっき層50が形成された
所望のパターンの導体回路21が形成される。ここで、
ニッケル・金めっき層50が、端部に膨出部22を有す
るパターンである場合には、エッチングレジスト60を
ニッケル・金めっき層50の膨出部22から延出するパ
ターンで形成すると、ニッケル・金めっき層50のパタ
ーンとエッチングレジスト40のパターンとに位置ずれ
が生じていたとしても、この位置ずれは、膨出部22に
よって吸収されるため、ニッケル・金めっき層50のパ
ターンとエッチングレジスト40のパターンとが確実に
重なり合い、形成された導体回路21に断線が生じるこ
とはない。なお、エッチングレジスト60をその端部が
膨出した形状のパターンとし、ニッケル・金めっき層5
0の膨出部22と重なるように形成すると、ニッケル・
金めっき層50のパターンとエッチングレジスト60の
パターンとの位置ずれを、より一層確実に吸収させるこ
とができ都合がよい。
【0042】最後に、エッチングレジスト60を剥離し
た後、ニッケル・金めっき層50の所望部分を露出させ
るようにしてソルダーレジスト90を被覆する(e)。
なお、この時、ニッケル・金めっき層50が形成されて
いる部分といない部分との境界部分(膨出部22を有す
るパターンの場合にはこの膨出部22)がソルダーレジ
スト90によって被覆されるようにすると、上面にニッ
ケル・金めっき層50が形成されていない部分の導体回
路21をソルダーレジスト90によって確実に保護する
ことができる。
【0043】図6に、請求項3の発明に係るプリント配
線板の製造方法の一実施例を示し、この各工程を説明す
る。まず、基材10の表面に銅箔20を貼着してなる銅
張基板30を予め形成しておき(a)、この銅張基板3
0の銅箔20の表面にめっきレジスト40を形成して、
ニッケル・金めっき50を施すことにより、銅箔20の
表面に所望のパターンのニッケル・金めっき層50を形
成する(b)。この時、前述の如く、ニッケル・金めっ
き層50を、端部に膨出部22を有するパターンに形成
するとよい。
【0044】次に、めっきレジスト40を剥離した後、
銅箔20の表面に第二のめっきレジスト70を形成して
(c)、はんだめっきを施すことにより、銅箔20の表
面に所望のパターンのはんだめっき層80を形成する
(d)。この時、ニッケル・金めっき層50が端部に膨
出部22を有するパターンであれば、はんだめっき層8
0が、ニッケル・金めっき層50の膨出部22から延出
するパターンとなるようにする。このようにすると、ニ
ッケル・金めっき層50のパターンとはんだめっき層8
0のパターンとに位置ずれが生じていたとしても、この
位置ずれは、膨出部22によって吸収されるため、ニッ
ケル・金めっき層50のパターンとはんだめっき層80
のパターンとは、確実に重なり合う。よって、後述する
ように、ニッケル・金めっき層50とはんだめっき層8
0とをレジストとするエッチングにより、銅箔20から
導体回路21を形成しても、この導体回路21に断線が
生じることはない。なお、はんだめっき層50をその端
部が膨出した形状のパターンとし、ニッケル・金めっき
層50の膨出部22と重なるように形成すると、ニッケ
ル・金めっき層50のパターンとはんだめっき層80の
パターンとの位置ずれを、より一層確実に吸収させるこ
とができる。
【0045】次に、第二のめっきレジスト70を剥離し
た後、ニッケル・金めっき層50とはんだめっき層80
とをレジストとするエッチングによって、銅箔20から
所望の形状のパターンを形成する(e)。すると、一部
の上面のみにニッケル・金めっき層50を備えた所望の
パターンの導体回路21が形成される。
【0046】最後に、はんだめっき層80を剥離した
後、ニッケル・金めっき層50の所望部分を露出させる
ようにしてソルダーレジスト90を被覆する(f)。な
お、この時、ニッケル・金めっき層50が形成されてい
る部分といない部分との境界部分(膨出部22を有する
パターンの場合にはこの膨出部22)がソルダーレジス
ト90によって被覆されるようにすると、上面にニッケ
ル・金めっき層50が形成されていない部分の導体回路
21をソルダーレジスト90によって確実に保護するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、まず、請求
項1の発明に係るプリント配線板は、導体回路の一部の
上面のみにニッケル・金めっき層を備えたものであり、
これによって、隣設する導体回路間におけるニッケル・
金めっき層の接触による短絡をなくすことができる。ま
た、ニッケル・金めっき層を、後述するような各製造方
法によって、銅箔の表面に予め形成されたものとするこ
とができるものであり、これによって、導体回路にめっ
きリード線を不要とし、ニッケル・金めっき層の厚さや
表面状況を均一化することができる。
【0048】次に、請求項2の発明に係るプリント配線
板の製造方法は、テンティング法によるものであるが、
予め銅箔の表面にニッケル・金めっき層を形成しておい
た後に、この銅箔をエッチングすることにより所望のパ
ターンの導体回路を形成する方法であり、これによっ
て、一部の上面のみにニッケル・金めっき層を有する導
体回路を簡単に形成することができる。また、ニッケル
・金めっき層を形成する工程の後の工程にてソルダーレ
ジストを形成する方法であり、これによって、金めっき
液によるソルダーレジストの侵食をなくすことができ
る。
【0049】次に、請求項3の発明に係るプリント配線
板の製造方法は、はんだ剥離法によるものであるが、予
め銅箔の表面にニッケル・金めっき層とはんだめっき層
とを形成しておき、これらニッケル・金めっき層とはん
だめっき層とをエッチングのためのレジストとして銅箔
をエッチングすることによって、所望のパターンの導体
回路を形成する方法であり、これによって、一部の上面
のみにニッケル・金めっき層を有する導体回路を簡単に
形成することができ、しかも、ニッケル・金めっき工程
とはんだ剥離工程とに共用するレジストをなくすことが
できる。
【0050】最後に、請求項4の発明に係るプリント配
線板は、請求項1の発明に係るプリント配線板におい
て、導体回路を、膨出部を有するパターンとし、ニッケ
ル・金めっき層を、この膨出部から延出する領域に形成
されたものとしたものであり、請求項2或は請求項3の
製造方法の如く、ニッケル・金めっき層とエッチングレ
ジスト或ははんだめっき層とをレジストとしたエッチン
グにより所望のパターンの導体回路を形成する際に、ニ
ッケル・金めっき層とエッチングレジスト或ははんだめ
っき層との位置ずれを吸収することができるようにした
ものである。
【0051】従って、まず、請求項1の発明によれば、
導体回路の高密度化が容易で、導体回路の配線自由度に
優れ、しかも、ニッケル・金めっき層の品質に優れたプ
リント配線板を、簡単な構造によって提供することがで
きる。
【0052】次に、請求項2の発明によれば、テンティ
ング法によっても、ソルダーレジストの密着性を充分に
確保することができ、しかも、安価に製造することがで
きるプリント配線板の製造方法を、簡単な方法によって
提供することができる。
【0053】次に、請求項3の発明によれば、はんだ剥
離法によっても、製造工程途中においてレジストの機能
を果たさなくなる等の支障がなく、しかも、安価に製造
することができるプリント配線板の製造方法を、簡単な
方法によって提供することができる。
【0054】最後に、請求項4の発明によれば、前述の
請求項1の発明の効果に加えて、上面にニッケル・金め
っき層が形成された導体回路とニッケル・金めっき層が
形成されていない導体回路との接続信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係るプリント配線板の一実施
例を示す部分平面図である。
【図2】図1におけるA−A端面図である。
【図3】請求項1の発明に係るプリント配線板の別の実
施例を示す部分平面図である。
【図4】図2におけるB−B端面図である。
【図5】請求項4の発明に係るプリント配線板の一実施
例を示す部分平面図である。
【図6】図5におけるC−C端面図である。
【図7】請求項4の発明に係るプリント配線板の別の実
施例を示す部分平面図である。
【図8】図7におけるD−D端面図である。
【図9】膨出部の形状の一例を示す部分平面図である。
【図10】膨出部の形状の一例を示す部分平面図であ
る。
【図11】膨出部の形状の一例を示す部分平面図であ
る。
【図12】膨出部の形状の一例を示す部分平面図であ
る。
【図13】請求項2の発明に係るプリント配線板の製造
方法の一実施例の各工程を示す端面部分正面図である。
【図14】請求項3の発明に係るプリント配線板の製造
方法の一実施例の各工程を示す端面部分正面図である。
【図15】従来のプリント配線板の製造方法の各工程を
示す端面部分正面図である。
【図16】従来のプリント配線板の製造方法の各工程を
示す端面部分正面図である。
【図17】従来のプリント配線板の製造方法の各工程を
示す端面部分正面図である。
【符号の説明】
10 基材 20 銅箔 21 導体回路 22 膨出部 30 銅張基板 40 めっきレジスト 50 ニッケル・金めっき層 60 エッチングレジスト 70 第二のめっきレジスト 80 はんだめっき層 90 ソルダーレジスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の表面に貼着された銅箔から所望のパ
    ターンに形成された導体回路と、この導体回路の一部の
    上面のみに形成されたニッケル・金めっき層と、このニ
    ッケル・金めっき層の所望部分を露出させるようにして
    前記基材と前記導体回路との表面に被覆されたソルダー
    レジストとを備えたことを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】基材の表面に貼着された銅箔から所望のパ
    ターンに形成された導体回路と、この導体回路の一部の
    上面のみに形成されたニッケル・金めっき層と、このニ
    ッケル・金めっき層の所望部分を露出させるようにして
    前記基材と前記導体回路との表面に被覆されたソルダー
    レジストとを備えたプリント配線板の製造方法であっ
    て、以下の各工程を含むことを特徴とするプリント配線
    板の製造方法; (1)基材の表面に銅箔が貼着されてなる銅張基板の前
    記銅箔の表面に、所望のパターンのニッケル・金めっき
    層を形成する工程; (2)銅箔の表面に、前記ニッケル・金めっき層から延
    出するパターンのエッチングレジストを形成する工程; (3)前記ニッケル・金めっき層と前記エッチングレジ
    ストとをレジストとするエッチングによって、銅箔から
    所望のパターンの導体回路を形成する工程; (4)エッチングレジストを剥離する工程; (5)ニッケル・金めっき層の所望部分を露出させるよ
    うにして前記基材と前記導体回路との表面にソルダーレ
    ジストを被覆する工程。
  3. 【請求項3】基材の表面に貼着された銅箔から所望のパ
    ターンに形成された導体回路と、この導体回路の一部の
    上面のみに形成されたニッケル・金めっき層と、このニ
    ッケル・金めっき層の所望部分を露出させるようにして
    前記基材と前記導体回路との表面に被覆されたソルダー
    レジストとを備えたプリント配線板の製造方法であっ
    て、以下の各工程を含むことを特徴とするプリント配線
    板の製造方法; (1)基材の表面に銅箔が貼着されてなる銅張基板の前
    記銅箔の表面に、所望のパターンのニッケル・金めっき
    層を形成する工程; (2)銅箔の表面に、前記ニッケル・金めっき層から延
    出するパターンのはんだめっき層を形成する工程; (3)前記ニッケル・金めっき層と前記はんだめっき層
    とをレジストとするエッチングによって、銅箔から所望
    のパターンの導体回路を形成する工程; (4)はんだめっき層を剥離する工程; (5)ニッケル・金めっき層の所望部分を露出させるよ
    うにして前記基材と前記導体回路との表面にソルダーレ
    ジストを被覆する工程。
  4. 【請求項4】前記導体回路を、パターンの途中に膨出部
    を有するものとすると共に、前記ニッケル・金めっき層
    を、前記膨出部から連続する領域に形成されたものとし
    たことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
JP01360395A 1994-10-18 1995-01-31 プリント配線板及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3704651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01360395A JP3704651B2 (ja) 1994-10-18 1995-01-31 プリント配線板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25193094 1994-10-18
JP6-251930 1994-10-18
JP01360395A JP3704651B2 (ja) 1994-10-18 1995-01-31 プリント配線板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08172256A true JPH08172256A (ja) 1996-07-02
JP3704651B2 JP3704651B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=26349425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01360395A Expired - Fee Related JP3704651B2 (ja) 1994-10-18 1995-01-31 プリント配線板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3704651B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100792A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板の製造方法
JP2015026774A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 京セラサーキットソリューションズ株式会社 配線基板の製造方法
JP2016012706A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 日東電工株式会社 配線回路基板およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100792A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Shinko Electric Ind Co Ltd 配線基板の製造方法
JP2015026774A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 京セラサーキットソリューションズ株式会社 配線基板の製造方法
JP2016012706A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 日東電工株式会社 配線回路基板およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3704651B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5414223A (en) Solder pad for printed circuit boards
JP3704651B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP4113969B2 (ja) プリント配線板
EP1049364A1 (en) Method of manufacturing multilayer wiring boards
JP3357875B1 (ja) 電解メッキ方法及びプリント配線基板の製造方法
JPH0268988A (ja) 表面実装プリント配線板
JP4549807B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法、多層プリント配線板及び電子装置
JP3694796B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP2700259B2 (ja) プリント配線板における凹所を有する半田層の形成方法
JP2000091722A (ja) プリント配線板及びその製造方法
KR20050106966A (ko) 연성회로기판 제작 방법
JPS63283051A (ja) 混成集積回路装置用基板
JP3324114B2 (ja) プリント基板
JPH0661591A (ja) 可撓性配線基板及びその製造方法
JPH0946027A (ja) プリント配線板のレジスト印刷方法
JP2002076582A (ja) 部品搭載基板及びその製造方法
JPH0786727A (ja) プリント配線板及びその製造方法
KR20030042873A (ko) 순수금속의 레지스트 도금을 이용한 인쇄회로기판의회로형성방법
JPH0992967A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JPH10233568A (ja) プリント配線基板の製造方法及びこれに用いるメッキ用治具
JP4687240B2 (ja) フレキシブルプリント配線板及びフレキシブルプリント配線板の製造方法
JP2818904B2 (ja) 電子部品搭載用基板
JPH05327184A (ja) 電子部品搭載用基板の製造方法
JPH0878824A (ja) 被接続板状体
JPH05335734A (ja) プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A521 Written amendment

Effective date: 20050304

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050714

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees