JPH081718Y2 - ジャーポット - Google Patents

ジャーポット

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JPH081718Y2
JPH081718Y2 JP1164990U JP1164990U JPH081718Y2 JP H081718 Y2 JPH081718 Y2 JP H081718Y2 JP 1164990 U JP1164990 U JP 1164990U JP 1164990 U JP1164990 U JP 1164990U JP H081718 Y2 JPH081718 Y2 JP H081718Y2
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JP
Japan
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lever
transmission arm
air pump
lid
type air
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JP1164990U
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JPH03103043U (ja
Inventor
浩司 山内
精夫 金子
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、容器内の水を加熱し、沸騰させた後保温
し、フタ内部に設けたベローズ式エアーポンプを押すこ
とにより容器内の湯を出湯させるジャーポットに関す
る。
従来の技術 従来のジャーポットは、フタ内部のベローズ式エアー
ポンプを直接押し下げる構造となっていた。
また、その改良として魔法瓶などではレバーを利用し
てベローズ式エアーポンプを押し下げる技術がある。例
えば実公昭63−49235号公報に見られるように、レバー
とレバーに回転自在に枢着する操作レバーを設け、この
操作レバーと係止するアームによりレバーの回動をベロ
ーズ式エアーポンプに上下動として伝達する伝達構造の
例がある。
考案が解決しようとする課題 このため前者のジャーポットでは、ベローズ式エアー
ポンプを押し下げるプッシュプレートを押し下げる際に
大きな操作力を必要とし、女性や老人が操作する際は、
特に手軽に操作できないという問題があった。また、後
者のレバーを利用して押し圧を下げる方法では、レバー
を使用しない場合にレバーを収納する収納構造が複雑と
なり、更にレバーのストロークを大きく取って、より軽
い操作にしようとした場合フタから突出したレバーに本
体のハンドルが当たり最悪の場合ハンドルを持っただけ
で湯が吐出してしまう事故となる問題があった。
課題を解決するための手段 以上の問題点を解決するため、第一の軸を中心に回動
可能な第一のレバーをフタ上部に位置させ、前記第一の
レバーに収納または、突出してなる第一の軸を中心に回
動可能な第二のレバーを有し、第二のレバーの突出時に
は前記第一のレバーの回動をベローズ式エアーポンプに
上下動として伝達する第一及び第二の伝達アームを有
し、前記第一のレバーの操作によるベローズ式エアーポ
ンプの圧縮空気圧によって容器内の湯を出湯させるよう
構成し、第二のレバーが第一のレバーからの突出時に
は、この突出部を押し下げることにより、第一のレバー
と第一の伝達アームとの係止部の嵌合を外し第一及び第
二のレバーをフタ上部に収納可能とし、さらに本体に回
動するよう取り付けられたハンドルを有しているものに
ついては、第二のレバー体の突出部を前記ハンドルの回
動軌跡上に置く様に構成した。
作用 前記構成としたため、第一のレバーのストロークと第
二の伝達アームのストロークをレバーの長さ、第一及び
第二の伝達アームの長さ、前記係止部の寸法のとりかた
を調節することによりベローズ式エアーポンプの押し圧
を下げることが可能となり、しかも第二のレバーを押す
ことにより即座にフタ上部から突出したレバーをフタ内
上部に収納可能となる。また、ハンドルを回動してハン
ドルがレバーを押し下げるような状態になってもハンド
ルは、第二のレバーに当たるため第一及び第二のレバー
は、フタ上部に収納されベローズ式エアーポンプを押し
下げることが無い、このため不意な出湯を避けられると
いう効果がある。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に従って詳細に説明す
る。
第1図は、本考案におけるジャーポットの概略構造を
示す断面図である。図において、1は本体、2は本体1
に取り付けられ回動可能なハンドルであり、2′はハン
ドル2の回動の軌跡を示したものである。3は容器、4
は容器底部に設けられたヒーター、5は容器3内の湯温
を検知する温度センサーである。6はフタ、7はベロー
ズ式エアーポンプ、8は出湯時に押し下げる第一のレバ
ー、8aは第一のレバー8の係止部、8bは第一のレバー8
の操作部、9は第一のレバー8から突出または収納して
なる第二のレバー、9aは第二のレバー9の突出部、9bは
第二のレバー9の解除部、10はフタ6に固定された取付
台、11は第一のレバー8及び第二のレバー9を回動可能
なように取付台10に固定する第一の軸、12は第一のレバ
ー8を押し下げた時の力を係止部8aから伝える第一の伝
達アーム、12aは第一の伝達アームの軸部、13は取付台1
0に回動可能なように端部に軸部33を有し第一の伝達ア
ーム12の力をベローズ式エアーポンプ7に伝える第二の
伝達アーム、第一の伝達アーム12と第二の伝達アーム13
とは第一の伝達アームの軸部12aにて回動自在に支承さ
れている。14は第一の伝達アームの軸部12aに取り付け
られ第一の伝達アーム12を第一のレバーの係止部8aへ押
し付ける方向に付勢しているモーメントコイルである。
第二のレバー9が第一のレバー8から突出している時に
第二のレバー9の突出部9aを押し下げると第二のレバー
9の解除部9bも下がり第一の伝達アーム12と第一のレバ
ー8の係止部8aの嵌合が外れる。
15は、ベローズ式エアーポンプ7内に設けられたエア
ーポンプ用スプリングであり、圧縮されたベローズ式エ
アーポンプ7を所定の高さまで押し上げ膨張させる。16
は、第一のレバー8を押し下げることにより第二の伝達
アーム13によって閉じられ、また第一のレバー8を押し
下げないときは開口してベローズ式エアーポンプ7内に
空気を取り入れる吸気るである。17は、ベローズ式エア
ーポンプ7と吸気弁16間に設けられた第一のレバー8を
押していない状態の時、吸気弁16を開口させるための吸
気弁用スプリングである。18は、ベローズ式エアーポン
プ7の中心軸上にありベローズ式エアーポンプ7の上下
動により上下するシャフトである。19は、ベローズ式エ
アーポンプ7を溶着等の接着手段で取り付けられたウラ
ブタであり、ベローズ式エアーポンプ7の下方部には空
気を排出する排気部19aが設けられている。20はウラブ
タ19の下部に取り付けられ容器3側への開口穴20aとこ
の開口穴20aから入る蒸気を導く蒸気通路20bとから構成
されるナカセンである。21は、シャフト18が下がったと
きナカセン20の開口穴20aを閉じる切換え弁21aとベロー
ズ式エアーポンプ7の空気を排気部19aより容器3側へ
吐出させたときその空気の逆流を防止する逆止弁21bか
ら構成される弁パッキンである。またこの弁パッキン21
はウラブタ19をナカセン20間についてもシールする構造
となっている。22は、ナカセン20の蒸気通路20bと接続
され蒸気を外部へ排出させる通路構造の蒸気パイプであ
る。23は、ステンレス等の金属材料で構成されたウラブ
タカバーである。24は、ウラブタカバー23とナカセン20
間をシールするナカセンパッキンである。25は、ステン
レス鋼球等で構成され転倒時等にナカセン20の開口穴20
aを閉じて湯を外部へ流出させないよう構成されたバル
ブである。26は、容器3とウラブタカバー23間をシール
するフタパッキンである。27はフタ6を回動可能にする
第二の軸、28は、フタ6が閉じられているときは本体側
へ固定し、フタ6を開くときは本体側への固定を解除可
能としたロックボタンである。29は、容器3と接続され
た出湯通路、30は出湯通路の端部に置かれ転倒時に湯の
流出を防止するストッパーである。31は、出湯口であ
る。32は第一のレバー8及び第二のレバー9の収納部で
ある。
以上のような構成としたジャーポットの動作について
以下説明する。第2図は、第一のレバー8を押し下げた
ときのフタ6の構造を示す断面図、第3図は、第一のレ
バー8及び第二のレバー9を収納したときのフタ6の構
造を示す断面図である。
第1図に示すように第一のレバー8はフタ6から起き
上がった状態では、第一のレバー8の係止部8aの凹部に
第一の伝達アーム12が引っかかり、第一のレバー8の操
作部8bに加えた力は、第一のレバー8、第一の伝達アー
ム12、第二の伝達アーム13を伝わりベローズ式エアーポ
ンプ7上に位置する吸気弁16に伝わっている。ただし第
1図の状態ではエアーポンプ用スプリング15及び吸気弁
用スプリング17により吸気弁16は開口しておりベローズ
式エアーポンプ7内の圧力は、大気に開放されているの
で大気圧と同じになっている。このため容器3内にエア
ーを送り込むことはない。またベローズ式エアーポンプ
7内のシャフト18も下がらないためナカセン20と切換え
弁21a間も開放され、容器3内の圧力も蒸気通路20b及び
蒸気パイプ22を通して大気に開放されている。
次に、第2図のように容器3内に湯を入れた状態で第
一のレバー8の操作部8bを押し下げると、その押し下げ
られた力は第一のレバー8の係止部8a、第一の伝達アー
ム12、第二の伝達アーム13、吸気弁16を介してベローズ
式エアーポンプ7を押し下げる。このときベローズ式エ
アーポンプ7上の吸気弁16は閉じるためベローズ式エア
ーポンプ7内の空気は圧縮され弁パッキン21の逆止弁21
bから空気が容器3内へ送り込まれる。またこのときシ
ャフト18は下がり弁パッキン21の切換え弁21aも下がり
ナカセン20の開口穴20aを閉じる。このため容器3内の
空気圧は上昇し、湯を出湯通路29、ストッパー30を介し
て出湯口31より出湯させる。出湯するにつれ容器3内の
圧力も下降し、やがて出湯も停止するが出湯が停止する
前に第一のレバー8を上げた場合ベローズ式エアーポン
プ7も上昇し、これによりベローズ式エアーポンプ7
は、弁パッキン21の逆止弁21bにより容器3側からは、
空気が入り込まないで吸気弁16側からのみ吸気する。ま
たこのときシャフト18はベローズ式エアーポンプ7が完
全に上がりきったときに弁パッキン21の切換え弁21aを
上げてナカセン20の開口穴20aを開くようにベローズ式
エアーポンプ用スプリング15、吸気弁用スプリング6等
のスプリング力を調節しているため第一のレバー8を完
全に持ち上げない限りは容器3内の圧力は大気へ開放さ
れることは無い。つまりシャフト18が上がらない範囲で
第一のレバー8を上下させることにより容器3内の空気
圧は上昇し続けて連続した出湯を行うことになる。ただ
し、第一のレバー8を完全に上げた第1図のような場合
はシャフト18が上がりナカセン20の開口穴20aが開き容
器3内の空気圧は大気に開放されるため出湯も停止す
る。
次に、第1図のように第一のレバー8及び第二のレバ
ー9がフタ6から立上がった状態のとき第二のレバー9
の突出部9aを押し下げると第二のレバーの解除部9bも下
がり第一の伝達アーム12と第一のレバーの係止部8aの嵌
合を外す。このため、第3図に示すように第一の伝達ア
ーム12が反時計方向に倒れ第一のレバー8及び第二のレ
バー9はフタ6上部の収納部32に収納される。このとき
はベローズ式エアーポンプ7を押し下げることが無いた
め容器3内の湯が出湯することもない。
また逆に第3図のように第一のレバー8及び第二のレ
バー9がフタ6上部に収納された状態から第一のレバー
8を引き上げた場合は、モーメントコイル14により第一
の伝達アーム12が立ち上がり第一の伝達アーム12と第一
のレバー8の係止部8aが嵌合して第1図のような第一の
レバー8及び第二のレバー9が立ち上がった状態とな
る。
また第1図の状態でハンドル2を回動させた場合ハン
ドル2の回動の軌跡を第二のレバー9の突出部9a上に置
いているため、ハンドル2は突出部9aに当たり突出部9a
を押し下げる。このため第一のレバー8の係止部8aと第
一の伝達アーム12の嵌合を外し前記同様第一のレバー8
及び第二のレバー9はフタ6上部の収納部32に収納され
る。
考案の効果 以上のような構成及び動作としたため、ベローズ式エ
アーポンプを押し下げる際に大きな操作力を必要としな
いレバー式の操作部を持たせることが可能となり、女性
や老人が操作する際は特に手軽に操作でき、しかもレバ
ーを使用しない場合にはレバーを簡単に収納でき、しか
もフタから突出したレバーに本体のハンドルが当たった
場合でも湯が吐出してしまう様なことの無い安全で操作
性の優れたジャーポットを供給できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるジャーポットの概略
構造を示す断面図、第2図は同じく出湯用の第一のレバ
ーを押し下げたときのフタ構造を示す断面図、第3図は
同じく第一のレバー及び第二のレバーを収納したときの
フタ構造を示す断面図である。 1…本体、2…ハンドル、3…容器、6…フタ、7…ベ
ローズ式エアーポンプ、8…第一のレバー、8a…係止
部、8b…操作部、9…第二のレバー、9a…突出部、11…
第一の軸、32…収納部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器(3)内の水を加熱し、沸騰させた後
    保温し、フタ(6)内部に設けたベローズ式エアーポン
    プ(7)を押すことにより容器(3)内の湯を出湯させ
    るジャーポットにおいて、前記フタ(6)上部にフタ
    (6)に設けた第一の軸(11)を中心にして回動可能な
    第一のレバー(8)及びこの第一のレバー(8)に収納
    あるいは突出してなる第二のレバー(9)を設け、前記
    第一のレバー(8)の係止部(8a)と一端を係合させる
    第一の伝達アーム(12)を設けると共に、この第一の伝
    達アーム(12)と連結され前記ベローズ式エアーポンプ
    (7)を押圧する第二の伝達アーム(13)を設け、更に
    前記第二のレバー(9)の突出時には第一のレバー
    (8)の回動を第一の伝達アーム(12)及び第二の伝達
    アーム(13)を介してベローズ式エアーポンプ(7)に
    伝達し、これを上下動して容器(3)内の湯を出湯可能
    としたことを特徴とするジャーポット。
  2. 【請求項2】第二のレバー(9)が第一のレバー(8)
    から突出している時に、この第二のレバー(9)の突出
    部(9a)を押し下げることにより、第一のレバー(8)
    の係止部(8a)と第一の伝達アーム(12)との嵌合を外
    し、第一のレバー(8)及び第二のレバー(9)をフタ
    (6)上部に収納可能としたことを特徴とする請求項第
    1項記載のジャーポット。
  3. 【請求項3】前記第一のレバー(8)及び第二のレバー
    (9)を立上げた状態の時に本体(1)に回動自在に取
    り付けられたハンドル(2)を回動するとハンドル
    (2)が第二のレバー(9)の突出部(9a)に当接し突
    出部(9a)を押し下げるようにしたことを特徴とする請
    求項第1項記載のジャーポット。
JP1164990U 1990-02-08 1990-02-08 ジャーポット Expired - Lifetime JPH081718Y2 (ja)

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JP1164990U JPH081718Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 ジャーポット

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JP1164990U JPH081718Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 ジャーポット

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JPH03103043U JPH03103043U (ja) 1991-10-25
JPH081718Y2 true JPH081718Y2 (ja) 1996-01-24

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JP1164990U Expired - Lifetime JPH081718Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 ジャーポット

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