JPH08171764A - ディスク演奏装置 - Google Patents

ディスク演奏装置

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Publication number
JPH08171764A
JPH08171764A JP6236489A JP23648994A JPH08171764A JP H08171764 A JPH08171764 A JP H08171764A JP 6236489 A JP6236489 A JP 6236489A JP 23648994 A JP23648994 A JP 23648994A JP H08171764 A JPH08171764 A JP H08171764A
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JP
Japan
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disc
cartridge
shutter
housing
disc cartridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP6236489A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamaguchi
雄司 山口
Kiyoshi Umezaki
清 梅崎
Kiyoshige Saruwatari
清成 猿渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】収納棚に収納された複数のディスクカートリッ
ジを演奏するディスク演奏装置を提供する。 【構成】シャッタ102を備えたd・c101の演奏手
段に隣接し、かつd・c101の少なくともシャッタ開
閉ストローク分だけ前面の固定パネル2近くに配置され
ており、d・c101が積層して複数枚収納可能であ
り、d・c101が装着される第1の方向と略直角な第
2の方向にd・c101が引き出し可能な収納棚(スト
ッカ4)と、収納棚内の所定のd・c101の位置に選
択的に位置決め可能であり、収納棚の第2の方向側に隣
接して配置される昇降手段と、収納棚から所定のd・c
101を第2の方向に引き出して昇降手段に移送させた
後、第2の方向と略直角をなし演奏手段に向かう第3の
方向に101を移送させるカートリッジ移送手段と、昇
降手段に位置固定に設けられたシャッタ開閉部材24,
25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク状記録媒体(以
下、ディスクという。)が収納された複数枚のディスク
カートリッジが装着されるものであって、複数枚のディ
スクカートリッジのうち、いずれか一枚の記録および再
生を可能としたディスク演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記したディスク演奏装置において、複
数枚のディスクカートリッジのうち、いずれか一枚を選
択的に再生するものの一例として、特開平5−3347
88号公報に開示されたディスクチェンジャ付きディス
クプレイヤがある。
【0003】前記したディスクプレイヤにおいては、デ
ィスクストッカ部にはディスクカートリッジを保持する
キャディホルダが複数個設けられ、各々のキャディホル
ダにディスクカートリッジのシャッタ開閉部材が設けら
れている。複数のディスクカートリッジのうちいずれか
一枚が選択されると、ディスクストッカ部からキャディ
ホルダが取り出され、ディスクの再生が可能な位置まで
エレベータシャーシが搬送される。また、フロントパネ
ルには装置本体の挿入口と対応する位置に1枚または所
定枚数分の挿入口が形成され、フロントパネルは装置本
体に対して回動自在、かつ着脱自在に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−334788号公報に開示されたディスクチェンジ
ャ付きディスクプレイヤにおいては、ディスクカートリ
ッジのシャッタを開閉するために、各々のキャディホル
ダにシャッタ開閉部材が設けられており、シャッタ開閉
機構のためだけに部品点数が多くなり、構成が複雑にな
るという課題があった。
【0005】また、操作者がキャディホルダからディス
クカートリッジを取り出す際に、シャッタ開閉部材がデ
ィスクカートリッジのシャッタと干渉して、取り出す感
触が悪いという課題があった。
【0006】そこで本発明は、複数枚のディスクカート
リッジのシャッタ開閉動作を少ない部品点数で、簡略化
した機構で実現するとともに、収納棚からディスクカー
トリッジを取り出す際の感触を良好にするディスク演奏
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク演奏装
置は、ディスクを回転自在に収納し、ディスクに情報を
記録/再生するために設けられた開口部と、これを開閉
するためのシャッタを備えたディスクカートリッジが装
着され、ディスクの記録/再生を行う演奏手段と、演奏
手段が内部に搭載される筐体と、筐体内の演奏手段に隣
接して、共に筐体の前面パネルに対向しつつ、かつ演奏
手段よりもディスクカートリッジの少なくともシャッタ
開閉ストローク分だけ前面パネル近くに配置されてお
り、ディスクカートリッジが積層して複数枚収納可能で
あり、筐体外と筐体内との間でディスクカートリッジが
挿入/排出可能で、筐体外から筐体内に向かう第1の方
向と略直角な第2の方向にディスクカートリッジが引き
出し可能な収納棚と、収納棚に収納された複数枚のディ
スクカートリッジの内から、所定のディスクカートリッ
ジの位置に選択的に位置決め可能であり、収納棚の第2
の方向側に隣接して配置される昇降手段と、収納棚から
所定のディスクカートリッジを第2の方向に引き出して
昇降手段に移送させた後、第2の方向と略直角をなし演
奏手段に向かう第3の方向にディスクカートリッジを移
送させるカートリッジ移送手段と、カートリッジ移送手
段の第3の方向へのディスクカートリッジ移送動作によ
って、ディスクカートリッジのシャッタの開閉を行うよ
うに、昇降手段に位置固定に設けられたシャッタ開閉部
材とで構成されるものである。
【0008】
【作用】上記した構成により、本発明のディスク演奏装
置は、収納棚からディスクカートリッジを引き出して、
演奏手段まで移送するカートリッジ移送手段の動作を利
用してディスクカートリッジのシャッタを開閉すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のディスク演奏装置について図
面を参照しながら説明を行う。図1は本発明の一実施例
のディスク演奏装置の回動パネルを開いた状態の斜視
図、図2は同ディスク演奏装置の回動パネルを閉じた状
態の斜視図、図3は同ディスク演奏装置におけるストッ
カの斜視図、図4は図2の状態での左側面図、図5は図
1の状態での左側面図、図6は同ディスク演奏装置のス
トッカにディスクカートリッジが収納された状態の上面
図、図7は同ディスク演奏装置のディスクカートリッジ
の搬送に関わる要部の上面図、図8は図6の状態の正面
図、図9は同ディスク演奏装置におけるストッカからの
ディスクカートリッジ搬送動作における初期状態の動作
図、図10は同ディスク演奏装置におけるストッカから
のディスクカートリッジ搬送動作における中間状態の動
作図、図11は同ディスク演奏装置におけるストッカか
らのディスクカートリッジ搬送動作における完了状態の
動作図、図12は同ディスク演奏装置におけるストッカ
から搬送されたディスクカートリッジが再生可能な状態
図である。
【0010】まず、実施例のディスク演奏装置における
回動パネルおよびディスクカートリッジの収納棚に関す
る説明を行う。図1〜図4において、筐体3の前面には
固定パネル2が一体に設けられ、固定パネル2の左半面
には、複数枚のディスクカートリッジ101を収納可能
なストッカ(収納棚)4が設けられている。また、回動
パネル1はストッカ4を開閉するための部材で固定パネ
ル2に回動自在に設けられ、L字状の排出駆動レバー5
0が一体に設けられている。排出駆動レバー50の一方
の端部はストッカ4の駆動溝4dと摺動可能に、かつ、
ロックレバー(収納棚規制手段)51の一方の端部と回
動可能に係合し、ロックレバー51の他方の端部は筐体
3に固定されたサイドプレートに形成されたガイド溝4
9aに摺動自在に係合案内されている。ロックレバー5
1と排出駆動レバー50の間にはネジリバネ52が懸架
され、回動パネル1が図4に示すように閉成された状態
において、ロックレバー51はストッカ4のロック溝4
eに対しての係合状態が解除され、二点鎖線に示す位置
まで回動された状態において、ストッカ4のロック溝4
eに対して係合する。
【0011】図3,図9〜図11において、ストッカ4
は複数枚のディスクカートリッジ101を積層して収納
するために水平な仕切板4aによって仕切られ、矢印A
および矢印Bの方向の2方向に開口している。図3に示
すラックホルダ5はコの字状の樹脂成形部材で、ストッ
カ4における複数の開口部の各々に矢印Bおよび矢印C
の方向にストッカ4に着脱可能に収納され、この着脱動
作において、各々のラックホルダ5の裏面に係合可能に
ストッカ4の内面に設けられたガイドボス4b,4cに
よってラックホルダ5の係合案内が行われている。ラッ
クホルダ5はディスクカートリッジ101を保持可能に
ストッカ4内に積層されて待機しており、この内側には
矢印Aの方向から挿入されたディスクカートリッジ10
1を両側から把持するための一対のロック部5bが形成
されている。ラックホルダ5の外周部には、引き出し駆
動を行うための突起部5fが形成され、図9に示す通り
互いに略直角なL字形状を成すラックギア5aが形成さ
れている。ラックホルダ5の上面にはガイド溝5cが形
成され、ラックギア5aと後述する駆動ギア(第1の移
送手段)7の噛み合い間隔を維持するように設定され、
横方向への引き出しおよび方向転換に応じて前後方向へ
の移送の2方向の案内を行うように円弧を描いて連続的
にラックホルダ5の上面に形成されている。また、ラッ
クホルダ5の上面の外周部には規制溝5dおよび切欠き
5eが形成され、ストッカ4から引き出し後の案内面と
して利用される。
【0012】次に、ディスクカートリッジの搬送機構に
関する説明を行う。図6,7において、トラバースシャ
ーシ(演奏手段)31にはディスク103を回転駆動す
るためのスピンドルモータ33が搭載され、ディスクカ
ートリッジ101内のディスク103に記録された信号
の読み取りを行うための光ヘッド32が摺動自在に搭載
されている。トラバースシャーシ31は内部に粘弾性体
が内封されたダンパ34,35により筐体3に対して遊
動自在に3点支持され、ディスクカートリッジ101の
挿入排出動作等を行う状態においては図示しないメカロ
ック機構により筐体3に対して固定されている。
【0013】固定ベース42は筐体3に固定されストッ
カ4と正確な位置決めが行われており、モータ軸にモー
タギア10が圧入されディスクカートリッジ101の搬
送動作の駆動源となるモータ(駆動手段)9および、駆
動力の切り換えを行うソレノイド11が固定され、伝達
ギア12,47,48が回転自在に軸支されている。モ
ードレバー14は固定ベース42に揺動自在に軸支さ
れ、中央に中間ギア13が回転自在に軸支され、両端に
中間ギア13と噛合する伝達ギア15,16が回転自在
に軸支され、一方の端部はソレノイド11のヘッドと係
合している。
【0014】昇降ベース(昇降手段)6は図8に示すよ
うに、この前後端をクロスリンク構造を成す昇降レバー
38,39により筐体3に支持され、昇降レバー39に
係合した昇降駆動アーム40が駆動することにより矢印
FおよびGの方向に昇降する。図9〜11に示すように
昇降ベース6のガイドピン6aは、ラックホルダ5のガ
イド溝5cと係合してラックホルダ5の引き出しおよび
演奏位置への装着動作の案内を行うため裏面に配置され
ている。またガイドピン6bは、ラックホルダ5の規制
溝5dと係合可能に裏面に配置されている。昇降ベース
6の後部および右側面部は、ディスクカートリッジ10
1の下面を支持するために裏側にコの字状に曲げ加工が
施された保持部(図示せず)が設けられている。
【0015】駆動ギア(第1の移送手段)7はラックホ
ルダ5のラックギア5aの駆動を行うように、昇降ベー
ス6上に回転可能に軸支され、カム7aはラックホルダ
5の突起部5fと係合し引き出し開始動作を行い、ラッ
クホルダ5のラックギア5aと駆動ギア7の噛み合い状
態へ引き継がせる。
【0016】切換ギア17は、駆動ギア7および伝達ギ
ア15に噛合するように、昇降ベース6上に回転可能に
軸支されている。復帰レバー20は昇降ベース6に揺動
自在、かつネジリバネ19により一方向に弾性付勢され
て設けられ、U字形状を成す先端部が駆動ギア7のピン
7bに常に係合している。
【0017】シャッタオープナ(シャッタ開閉部材)2
4はディスクカートリッジ101のシャッタ102を開
成させる部材で、シャッタ102の切欠きと係合しこれ
を閉成させる板バネのシャッタクローザ25が設けら
れ、昇降ベース6の右側面に固定支持されている。
【0018】ガイドアーム8は昇降ベース6上に上下方
向へシーソー状に回動可能に配置され、カム8b側が下
降しラックホルダ5の移送軌道に突出するように付勢さ
れている。
【0019】次に、回動パネルの開成動作に関する説明
を行う。図2,図4に示すように、回動パネル1を閉め
た状態において、回動パネル1の前面1aは固定パネル
の前面2bとほぼ同一面上になるように形成され、スト
ッカ4はディスクカートリッジ101の前面が固定パネ
ル2の背面2dより筐体3内側に格納配置される。
【0020】この状態から、操作者によって回動パネル
1のイジェクトボタン(図示せず)が押されると、回動
パネル1のロック部(図示せず)の係合状態が解除さ
れ、回動パネル1が矢印Hの方向に回動する。これによ
り、ストッカ4は排出駆動レバー50により駆動溝4d
が係合駆動され矢印Eの方向に移送され、回動パネル1
の回動動作が完了した状態(図1,図5)では、ディス
クカートリッジ101は固定パネル2の前面2bより前
方に突出し、ディスクカートリッジ101の着脱が可能
な状態となる。このとき、ロックレバー51はサイドプ
レートのガイド溝部49aに沿って摺動駆動し、ロック
レバー51はコイルバネ52により弾性付勢され、ロッ
クレバー51の一方の端部がストッカ4のロック溝部4
eに係合されロックが行われる。これにより、ディスク
カートリッジ101等の装着動作等によってストッカ4
が矢印Aの方向に押圧されても、ストッカ4が動いて回
動パネル1が誤って閉まることがない。図1において、
ディスクカートリッジ101を装着する際は、ディスク
カートリッジ101は固定パネル2の案内面2cに規
制、案内されながらストッカ4に収納されるため、確実
な着脱操作を行うことができる。
【0021】回動パネル1の閉成動作に関しては、以上
に述べた開成動作と逆の動作となり容易に類推できるた
め、ここでの説明は省略する。次に、図11〜図12を
用いて、ストッカ4からディスクカートリッジ101を
引き出し、演奏位置であるトラバースシャーシ上に移送
する水平動作に関して説明する。
【0022】図6において、ストッカ4に収納されたデ
ィスクカートリッジ101の演奏が選択された場合、回
動パネルのロック制御手段により回動パネルは開動不可
に規制され、ストッカ4に対して2巻のディスクカート
リッジ101が同時に装着されることを防止した後、ソ
レノイド11に通電が行われモードレバー14が駆動さ
れ、伝達ギア16が伝達ギア47に噛合する。ここで、
モータ9に通電が行われ昇降駆動ギア48を介して図8
に示す昇降駆動アーム40に駆動力が伝達されることに
より、昇降ベース6が矢印Fの方向に上昇し、選択され
た所定のディスクカートリッジの位置に位置決めされ
る。この後、ソレノイド11へ逆通電が行われ、モード
レバー14が駆動して伝達ギア15が切換ギア17に噛
合すると、ラックホルダ5の搬送が可能な状態となる。
【0023】まず、図9において、駆動ギア7を反時計
方向に回転させることにより、カム7aがラックホルダ
5の突起部5fと係合し、ラックホルダ5は矢印B方向
に移動し始める。次にラックホルダ5の移動により、ラ
ックホルダ5のラックギア5aが駆動ギア7と噛合する
ため引き続きラックホルダ5は矢印B方向に移送され
る。ストッカ4より引き出されたラックホルダ5は昇降
ベース6の下部の保持部に挿入され、上下方向の案内規
制が行われる。このとき、ラックホルダ5は最初ストッ
カ4のガイドボス4b,4cに案内されているが、引き
出し動作に応じて順次、昇降ベース6のガイドピン6a
とガイド溝5cの係合が行われ、さらにガイドピン6b
と規制溝5dの係合により案内が持続される。したがっ
てラックホルダ5は常に2点以上の案内を受けて引き出
しが行われる。
【0024】次に図10において、ラックホルダ5はラ
ックギア5aと駆動ギア7の噛み合いによって移送が行
われるが、ガイド溝5cとガイドピン6aの係合によっ
て方向転換時においても噛み合いが一定間隔となるよう
設定されているため、矢印Dの方向へ回動する。またこ
のときラックホルダ5は、昇降ベース6のガイドピン6
bと規制溝5dの係合関係によって反時計方向に斜めに
偏移する。またラックホルダ5の矢印D方向への移動に
よって、ガイドアーム8のカム8bがラックホルダ5と
当接し、ガイドアーム8はカム8bが上昇し、代わりに
他方の規制ピン8aが下方に突出する。突出した規制ピ
ン8aはラックホルダ5の切欠5e部に係合され、その
後のラックホルダ5の移送動作の案内部材として用いら
れる。このとき、図12で示すようにシャッタオープナ
24はディスクカートリッジ101の側面に設けられた
案内溝(図示せず)に入り込み、シャッタクローザ25
はシャッタ102の切り欠きと係合し、シャッタ102
を開成させる構成となっている。
【0025】次に図11において、さらに駆動ギア7が
反時計方向に回転することによって、ラックホルダ5は
ラックギア5aと駆動ギア7の噛み合い、および、ガイ
ド溝5cとガイドピン6aの係合、そして切欠5eと規
制ピン8aの係合の3つの案内で位置規制されながら矢
印A方向に移送される。このとき、規制溝5dとガイド
ピン6bは離間されており、移送の邪魔にはならない。
【0026】図12に示す通り、以上のような手順でラ
ックホルダ5は演奏位置への水平移送が行われる。また
このときのラックホルダ5の矢印A方向の移送動作を利
用して、シャッタオープナ24によるシャッタ102の
開成動作が行われる。この後、ソレノイド11に通電さ
れモードレバー14が回動し、伝達ギア15と切換ギア
17との噛合状態が外れ、同時に、伝達ギア16が伝達
ギア47に噛合する。昇降駆動ギア48を介して図8で
示す昇降駆動アーム40に駆動力が伝達されることによ
り、昇降ベース6が矢印Gの方向に下降し、トラバース
シャーシ31と結合しディスクカートリッジ101が所
定位置に位置決めされる。この後、メカロック機構によ
るロック状態が解除され、トラバースシャーシ31がデ
ィスクカートリッジ101および昇降ベース6とともに
ダンパ34,35によりフローティングされ、再生が可
能な状態となる。
【0027】ディスクカートリッジ101のストッカ4
への返納動作に関しては以上の移送動作と逆の動作とな
り容易に類推できるため、ここでの説明は省略する。以
上のように、本実施例の構成によれば、回動パネル1を
回動させる動作に連動してストッカ4を駆動し、開成さ
れた状態においてストッカ4を筐体3に対してロックす
ることにより、ディスクカートリッジ101の着脱動作
を容易にし、装着時にストッカ4が押されても回動パネ
ル1が誤って閉まることがない。さらに、ラックホルダ
5を装置内で固定されたストッカ4に対して、ディスク
カートリッジ101の装着方向と略直角方向にのみ移動
可能な構成としたため、外部からディスクカートリッジ
101を叩き込まれても十分な強度を得ることができ損
傷することがない。
【0028】また、ストッカ4に装着されたディスクカ
ートリッジ101を1つのモータ9で駆動し、ディスク
カートリッジ101の搬送動作で駆動の切り換えを行
い、一つのシャッタオープナ24およびシャッタクロー
ザ25で複数のディスクカートリッジ101のシャッタ
102の開閉を行うため、収納位置の異なる複数の収納
部にそれぞれシャッタ開閉部材を設け、搬送機構をそれ
ぞれ独立に構成する場合に比べ、構成を簡略化すること
ができる。さらに、搬送駆動機構の配置をラックホルダ
5の直交する2方向の移動経路の交差する領域に配置し
たため、装置内のスペースを有効に利用することができ
小型化を行うことができる。
【0029】また、ストッカ4から引き出されるラック
ホルダ5および昇降ベース6に前記した案内部材および
移送手段を設けることにより、駆動部が片側だけで構成
可能で小型化の可能な移送機構を実現できる。また方向
転換時においても、何ら特別な切換え手段を用いること
なく連続的に2方向への移送が行えるため、駆動を切換
えて2方向の移送を実現する場合に比べ、構成の簡略化
と移送速度の向上が図ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明のディスク演奏装置は、収納棚を
筐体内の演奏手段に隣接して、共に筐体の前面パネルに
対向しつつ、かつ演奏手段よりも少なくともディスクカ
ートリッジのシャッタ開閉ストローク分前面パネル近く
に配置したことにより、装置本体の奥行き方向の小型化
をはかりながら、シャッタ開閉に必要なストローク量は
収納棚と演奏手段の位置関係で確保することができる。
【0031】このため、シャッタ開閉ストローク量をわ
ざわざ稼ぐ機構を必要とせず、昇降手段に位置固定に設
けられたシャッタ開閉部材と、収納棚からディスクカー
トリッジを演奏手段に移送する動作により、ディスクカ
ートリッジのシャッタを開閉させることが可能なため、
シャッタ開閉機構の簡略化および装置本体の部品点数を
低減することができる。 また、収納棚には各ディスク
カートリッジに対応したシャッタ開閉部材が存在しない
ため、収納棚よりディスクカートリッジを取り出す際の
感触を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスク演奏装置の回動パ
ネルを開いた状態の斜視図
【図2】同ディスク演奏装置の回動パネルを閉じた状態
での斜視図
【図3】同ディスク演奏装置におけるストッカの斜視図
【図4】図2の状態の左側面図
【図5】図1の状態の左側面図
【図6】同ディスク演奏装置におけるストッカにディス
クカートリッジが収納された状態の上面図
【図7】同ディスク演奏装置のディスクカートリッジの
搬送動作に関わる要部の上面図
【図8】図6の状態の正面図
【図9】同ディスク演奏装置のストッカからのディスク
カートリッジ搬送動作における初期状態の動作図
【図10】同ディスク演奏装置のストッカからのディス
クカートリッジ搬送動作における中間状態の動作図
【図11】同ディスク演奏装置のストッカからのディス
クカートリッジ搬送動作における完了状態の動作図
【図12】同ディスク演奏装置のストッカから搬送され
たディスクカートリッジが再生可能な状態の上面図
【符号の説明】
1 回動パネル 2 固定パネル 3 筐体 4 ストッカ 5 ラックホルダ 6 昇降ベース 7 駆動ギア 8 ガイドアーム 9 モータ 24 シャッタオープナ 25 シャッタクローザ 31 トラバースシャーシ 101 ディスクカートリッジ 102 シャッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転自在に収納し、前記ディ
    スクに情報を記録/再生するために設けられた開口部
    と、これを開閉するためのシャッタを備えたディスクカ
    ートリッジが装着され、前記ディスクの記録/再生を行
    う演奏手段と、 前記演奏手段が内部に搭載される筐体と、 前記筐体内の前記演奏手段に隣接して、共に前記筐体の
    前面パネルに対向しつつ、かつ前記演奏手段よりも前記
    ディスクカートリッジの少なくともシャッタ開閉ストロ
    ーク分だけ前面パネル近くに配置されており、前記ディ
    スクカートリッジが積層して複数枚収納可能であり、前
    記筐体外と前記筐体内との間で前記ディスクカートリッ
    ジが挿入/排出可能で、前記筐体外から前記筐体内に向
    かう第1の方向と略直角な第2の方向に前記ディスクカ
    ートリッジが引き出し可能な収納棚と、 前記収納棚に収納された複数枚のディスクカートリッジ
    の内から、所定のディスクカートリッジの位置に選択的
    に位置決め可能であり、前記収納棚の前記第2の方向側
    に隣接して配置される昇降手段と、 前記収納棚から所定のディスクカートリッジを前記第2
    の方向に引き出して前記昇降手段に移送させた後、前記
    第2の方向と略直角をなし前記演奏手段に向かう第3の
    方向に前記ディスクカートリッジを移送させるカートリ
    ッジ移送手段と、 前記カートリッジ移送手段の第3の方向へのディスクカ
    ートリッジ移送動作によって、前記ディスクカートリッ
    ジのシャッタの開閉を行うように、前記昇降手段に位置
    固定に設けられたシャッタ開閉部材とからなるディスク
    演奏装置。
  2. 【請求項2】 収納棚は、筐体内の演奏手段に隣接し
    て、共に前記筐体の前面パネルに対向しつつ、かつ前記
    演奏手段よりもディスクカートリッジの略シャッタ開閉
    ストローク分だけ前面パネル近くに配置され、 シャッタ開閉部材はカートリッジ移送手段の第2の方向
    へのディスクカートリッジ移送動作によって、前記ディ
    スクカートリッジのシャッタと係合し、続く第3の方向
    へのディスクカートリッジ移送動作によって、前記ディ
    スクカートリッジのシャッタの開閉を行うように、昇降
    手段に位置固定に設けられたことを特徴とする請求項1
    記載のディスク演奏装置。
JP6236489A 1994-09-30 1994-09-30 ディスク演奏装置 Pending JPH08171764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6236489A JPH08171764A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ディスク演奏装置

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