JPH08170692A - 金属エンドレスベルトおよびその製造方法 - Google Patents

金属エンドレスベルトおよびその製造方法

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JPH08170692A
JPH08170692A JP33445594A JP33445594A JPH08170692A JP H08170692 A JPH08170692 A JP H08170692A JP 33445594 A JP33445594 A JP 33445594A JP 33445594 A JP33445594 A JP 33445594A JP H08170692 A JPH08170692 A JP H08170692A
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metal
endless belt
welding
metal endless
pipe
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JP33445594A
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Inventor
Mikio Nishihata
三樹男 西畑
Tatsuo Kunimine
辰雄 國峯
Takanori Narisawa
貴紀 成澤
Shinichi Yoshioka
慎一 吉岡
Kenji Asami
健次 浅見
Satoshi Kubozono
聰 窪園
Kuniaki Asami
国昭 浅見
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Nippon Bell Parts Co Ltd
Nihon Handa Co Ltd
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Nippon Bell Parts Co Ltd
Nihon Handa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄くて小型であると同時に疲労強さが強く、
かつ形状的に実質的に継目無しの金属エンドレスベルト
を提供する。 【構成】 板厚0.2mm以下の金属薄板11を芯金1
2にスパイラル状に密着巻きし、密着巻きされた金属薄
板11の突き合わせ部をレーザ溶接あるいはプラズマ溶
接してパイプ13とし、パイプ13を切断してリング1
4を得、リング14を窒化処理して溶接部を含めた全体
の硬さが均一にビッカース硬さ800以上の金属エンド
レスベルト15を得る。 【効果】 薄くて小型であると同時に疲労強さが強い継
目無しの金属エンドレスベルトであるので、プーリの小
型化により機器の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属エンドレスベルトお
よびその製造方法に関し、特に公衆電話機,自動改札
機,ファクシミリ,プリンタ,プロッタ,複写機等の機
器の送り機構や伝達機構に用いられる金属エンドレスベ
ルトおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ,プロッタ,公衆電話機
等のカード送り機構、自動改札機のキップ送り機構等に
は、ゴム系やプラスチック系のタイミングベルトが用い
られていた。一方、プリンタ,プロッタ等の伝達機構に
は、板厚0.2mm以上の鉄鋼系ベルトやワイヤロープ
が数多く用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の送り機
構や伝達機構に用いられるベルトやワイヤロープは、比
較的寸法が大きく、例えばベルトの場合は板厚0.2m
m以上、ワイヤロープの場合はロープ径1mm以上のも
のであるが、このような寸法のベルトやワイヤロープは
曲げ応力に限度があり、プーリに巻き付けて使用するた
めにはプーリ径を小さくできないので、結果的に機器の
小型化や高速化を達成することができないという問題点
があった。
【0004】また、2ケ以上のプーリを介して運動伝達
を行う場合等には、ベルトやワイヤロープの両端を金具
等によって接合してエンドレスにしなければならない
が、金具の取付けは精度が劣るとともに、ベルトやワイ
ヤロープを接合する強度をあまり強くすると破断し、ま
た弱いと緩んで実使用に耐えないという問題点があっ
た。
【0005】このようなことから、送り機構や伝達機構
においてはベルトの強度を強くし、かつ形状的には継目
無しのエンドレスベルトにすることが望ましい。この場
合、曲げ応力σ=(t/p)E(ただし、tはベルトの
板厚、pはプーリ径、Eはヤング率)を大きくするに
は、プーリ径pを小さくするために板厚tもできるだけ
薄いもので、かつ弾性係数(ヤング率)Eが大きいもの
でなければならない。また、使用における実寿命を長く
するために要求されることは、エンドレスにする接合部
が母材と同じ強度であること、種々な使用環境において
も錆を発生しないこと等である。これらの要求を満足す
るエンドレスベルトは、現在のところ、解明されておら
ず、その開発が望まれていた。
【0006】本発明の目的は、上述の点に鑑み、薄くて
小型であると同時に疲労強さが強く、かつ形状的に実質
的に継目無しの金属エンドレスベルトを提供することに
ある。
【0007】また、本発明の他の目的は、上記金属エン
ドレスベルトを製造する金属エンドレスベルトの製造方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の金属エンドレス
ベルトは、板厚0.2mm以下の金属薄板の両端をレー
ザ溶接あるいはプラズマ溶接によりエンドレスに接合し
てなり、溶接部を含めて均一にビッカース硬さ800以
上を呈するように窒化処理を施されたことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の金属エンドレスベルトの製
造方法は、板厚0.2mm以下の金属薄板を芯金にパイ
プ状に巻き付ける巻付け工程と、巻き付けられた金属薄
板の突き合わせ部をレーザ溶接あるいはプラズマ溶接に
より接合してパイプとする溶接工程と、溶接後のパイプ
を切断してリングとする切断工程と、切断されたリング
を窒化処理して溶接部を含めて均一にビッカース硬さ8
00以上の金属エンドレスベルトとする窒化処理工程と
を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の金属エンドレスベルトでは、板厚0.
2mm以下の金属薄板の両端をレーザ溶接あるいはプラ
ズマ溶接によりエンドレスに接合し、溶接部を含めて均
一にビッカース硬さ800以上を呈するように窒化処理
を施されているので、薄くて小型であると同時にきわめ
て強い疲労強さを呈し、形状的には実質的に継目無しの
金属エンドレスベルトとなる。
【0011】また、本発明の金属エンドレスベルトの製
造方法では、板厚0.2mm以下の金属薄板を芯金にパ
イプ状に巻き付ける巻付け工程と、巻き付けられた金属
薄板の突き合わせ部をレーザ溶接あるいはプラズマ溶接
により接合してパイプとする溶接工程と、溶接後のパイ
プを切断してリングとする切断工程と、切断されたリン
グを窒化処理して溶接部を含めて均一にビッカース硬さ
800以上の金属エンドレスベルトとする窒化処理工程
とを含むことにより、薄くて小型であると同時にきわめ
て強い疲労強さを有し、形状的に実質的に継目無しの金
属エンドレスベルトを容易にかつ大量に製造することが
できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。
【0013】図1(a)〜(e)は、本発明の第1実施
例に係る金属エンドレスベルトの製造方法を示す斜視図
である。まず、板厚0.2mm以下で所定幅のテープ状
の金属薄板11を用意する(図1(a)参照)。ここ
で、金属薄板11の板厚を0.2mm以下としたのは、
プーリ径の小さなプーリに対する曲げ応力を大きくし、
かつ実用上の加工や特性の組合せから、これ以下の寸法
でないと、機器の小型化や軽量化が達成できないためで
ある。
【0014】次に、金属薄板11を芯金12にスパイラ
ル状に密着巻きしてパイプ状とする(図1(b)参
照)。ここで、金属薄板11をパイプ状に密着巻きする
のは、テープ状の金属薄板11は薄いため、幅および長
さの種々な金属エンドレスベルトを得るために1本ずつ
接合することは難しく、パイプ状にするとその大きさ分
だけ剛性が生じ、次の溶接処理が安定的に行えるためで
ある。
【0015】続いて、パイプ状に密着巻きされた金属薄
板11の突き合わせ部をレーザ溶接機あるいはプラズマ
溶接機により連続的に微小溶接してパイプ13とする
(図1(c)参照)。ここで、接合方法をレーザ溶接あ
るいはプラズマ溶接に限定したのは、接合がきわめて微
小な狭い範囲で行えるとともに、金属薄板11が溶接に
より溶解しても成分変動が少ないからである。また、溶
接部の母材に対する硬さの低下が少なく安定しているた
めである。なお、レーザ溶接あるいはプラズマ溶接の詳
細については、例えば、「歌川寛,安部栄一,棚木敏
幸,谷内剛共著,『最新機械材料の実用知識II溶接・
耐食・焼結用金属材料』,90頁〜94頁,技術評論
社,昭和58年8月1日発行」等を参照のこと。
【0016】次に、パイプ13の表面を研磨した後、所
定幅ずつ機械的に切断し、切断面のバリ取りを行ってリ
ング14を得る(図1(d)参照)。
【0017】最後に、所定幅に切断されたリングにさら
に寿命を向上させるために窒化処理を施し、溶接部を含
めた全体の硬さを均一にビッカース硬さ800以上とす
ることにより、金属エンドレスベルト15を得る(図1
(e)参照)。なお、窒化処理の詳細については、例え
ば、「藤沢昭一著,『工業技術ライブラリー5 適注式
ガス浸炭窒化』,13頁〜16頁,日刊工業新聞社,昭
和44年1月25日発行」,「西畑三樹男著,『精密機
器用金属材料』,101頁〜102頁,日刊工業新聞
社,昭和60年2月25日発行」等を参照のこと。
【0018】また、図2(a)〜(e)は、本発明の第
2実施例に係る金属エンドレスベルトの製造方法を示す
斜視図である。まず、板厚0.2mm以下の金属薄板2
1を所定幅に切断し(図2(a)参照)、それを芯金2
2に筒状に巻き付けてパイプ状とする(図2(b)参
照)。次に、金属薄板21の突き合わせ部をレーザ溶接
機あるいはプラズマ溶接機により連続的に微小溶接する
ことによりパイプ23とし(図2(c)参照)、その表
面を研磨した後、所定幅ずつ切断し、切断面のバリ取り
を行ってリング24とする(図2(d)参照)。最後
に、リング24に窒化処理を施し、溶接部を含めた全体
の硬さを均一にビッカース硬さ800以上とすることに
より、金属エンドレスベルト25を得る(図2(e)参
照)。
【0019】第2実施例の金属エンドレスベルトの製造
方法によれば、第1実施例の金属エンドレスベルトの製
造方法に比較して、溶接箇所が少なくて済むという利点
がある。
【0020】図3は、窒化処理材と未処理材との疲労強
さを比較して示すグラフである。縦軸に応力振幅、横軸
に破断までの繰返し回数をとって実験結果をプロットす
ると、破断までの繰返し回数が一定となる疲労強さは未
処理材では60Kg/mm2程度であるが、窒化処理材
では90Kg/mm2 以上となる。なお、未処理材に溶
接部がある場合にはその溶接部の疲労強さは極端に低下
するが、窒化処理材では溶接部があっても溶接部の疲労
強さは母材の疲労強さと遜色ないことが本願発明者等の
実験によって確かめられた。
【0021】図4は、第1実施例および第2実施例の金
属エンドレスベルトの製造方法により得られた金属エン
ドレスベルト25(15)の使用態様の一例を示す斜視
図である。ここでは、金属エンドレスベルト25(1
5)は、2つのプーリ41および42間に張架されて使
用されている。
【0022】以下、実験例(1)ないし実験例(4)に
ついて説明する。
【0023】実験例(1) ビッカース硬さ200のS
US304(Cr18%,Ni8%,Fe残)、板厚
0.1mmの金属薄板を板幅20mmに切断し、それを
直径100mmの鉄鋼製芯金にスパイラル状に巻き付け
てパイプ状とした。次に、その突き合わせ部をレーザ溶
接機により連続的に微小溶接を行い、長さ200mm、
直径100mmのパイプとし、その表面を研磨した後、
板幅10mmずつに切断し、切断面のバリ取りを行って
板厚0.1mm、幅10mm、直径100mmのリング
を得た。最後に、そのリングを575°Cのシアン化ア
ルカリおよびシアン酸アルカリの塩浴中に浸しながら空
気を送入することにより5〜15分間の窒化処理(いわ
ゆるタフトライド処理)を行って金属エンドレスベルト
を得た。この金属エンドレスベルトをビッカース硬さ試
験機で測定した結果、溶接部を含めた全体の硬さが均一
にビッカース硬さ1000以上となっていることが確認
された。
【0024】ここで、材質をステンレス鋼にしたのは、
例えば、銅合金やチタン合金等では、ヤング率がステン
レス鋼の1/2以下で、疲労強さを大きくすることがで
きないためである。また、疲労強さを大きくするにはヤ
ング率が大であると同時に、種々な使用現場においても
ベルトの表面が変化しないことが条件で、使用中の経時
変化および耐蝕性の面からもステンレス鋼にしたもので
ある。特に、金属材料の疲労強さは、一般に薄くなるに
つれて強くなる傾向にあるが、板厚が0.2mm以下の
薄いものでは使用中のわずかな錆の発生により空孔(ピ
ット)が生成し、これが破断起点となって、金属エンド
レスベルトのような繰り返し連続的に動作するもので
は、その部分から次第にクラックが発生し破断に至るこ
とになる。さらに、ステンレス鋼の成分であるNi,C
r,Mn,Fe等が溶接により溶解しても成分変動がな
いことを本願発明者等が実験的に確認したことも一理由
である。なお、ステンレス鋼の母材の硬さは、なまし材
でビッカース硬さ150、圧延加工機による加工材でビ
ッカース硬さ400〜500程度であるが、窒化処理に
おける時間を調整することによりビッカース硬さ800
以上が自由に得られる。金属エンドレスベルトのような
プーリで曲げられながら使用されるものでは、芯の硬さ
が低くとも、表面の硬さやヤング率が大きいと疲労強さ
は増大し、その寿命は長くなる。
【0025】実験例(2) ビッカース硬さ550の炭
素工具鋼SK−5(C0.8%,Fe残)、板厚0.0
8mmの金属薄板を、直径200mmの鉄鋼製芯金に筒
状に巻き付けてパイプ状とした。次に、金属薄板の突き
合わせ部をプラズマ溶接機により連続的に微小溶接を行
い、長さ500mm、直径200mmのパイプとし、そ
の表面を研磨した後、そのパイプを板幅10mmずつに
切断し、切断面のバリ取りを行って板厚0.08mm、
幅10mm、直径200mmのリングとした。最後に、
このリングを550°Cのアンモニア気流中において1
0〜20分間の窒化処理を行って金属エンドレスベルト
を得た。この金属エンドレスベルトをビッカース硬さ試
験機で測定した結果、溶接部を含めた全体の硬さが均一
にビッカース硬さ1500以上となっていることが確認
された。
【0026】実験例(3) ビッカース硬さ330のマ
ルエージング鋼(Ni18%,Co8%,Mo5%,T
i0.4%,Fe残)、板厚0.1mmの素材を、直径
100mmの鉄鋼製芯金に筒状に巻き付けてパイプ状と
した。次に、その突き合わせ部をレーザ溶接機により連
続的に微小溶接を行い、長さ500mm、直径100m
mのパイプとし、その表面を研磨した後、板幅10mm
ずつに切断し、切断面のバリ取りを行って板厚0.1m
m、幅10mm、直径100mmのリングとした。最後
に、そのリングを575°Cのシアン化アルカリおよび
シアン酸アルカリの塩浴中に浸しながら空気を送入する
ことにより5〜15分間の窒化処理(いわゆるタフトラ
イド処理)を行って金属エンドレスベルトを得た。この
金属エンドレスベルトをビッカース硬さ試験機で測定し
た結果、溶接部を含めた全体の硬さが均一にビッカース
硬さ1500以上となっていることが確認された。
【0027】実験例(4) ビッカース硬さ400のS
US631(Cr17%,Ni7%,Al2%,Fe
残)、板厚0.2mmの金属薄板を板幅20mmに切断
し、それを直径200mmの鉄鋼製芯金にスパイラル状
に巻き付けてパイプ形状とした。次に、その突き合わせ
部をプラズマ溶接機により連続的にプラズマ溶接し、長
さ200mm、直径200mmのパイプとし、その表面
を研磨した後、板幅10mmずつに切断し、切断面のバ
リ取りを行って板厚0.2mm、幅10mm、直径20
0mmのリングとした。最後に、そのリングを550°
Cのアンモニア気流中において5〜15分間の窒化処理
を行って金属エンドレスベルトを得た。この金属エンド
レスベルトをビッカース硬さ試験機で測定した結果、溶
接部を含めた全体の硬さが均一にビッカース硬さ100
0以上となっていることが確認された。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属エン
ドレスベルトによれば、板厚0.2mm以下の金属薄板
の両端をレーザ溶接あるいはプラズマ溶接によりエンド
レスに接合してなり、溶接部を含めて均一にビッカース
硬さ800以上を呈するように窒化処理を施されたこと
により、薄くて小型であると同時に疲労強さが強く、か
つ形状的に実質的に継目無しの金属エンドレスベルトと
なり、これによりプーリの小型化も可能となって機器の
小型化を達成できるという効果がある。
【0029】また、本発明の金属エンドレスベルトの製
造方法によれば、板厚0.2mm以下の金属薄板を芯金
にパイプ状に巻き付ける巻付け工程と、巻き付けられた
金属薄板の突き合わせ部をレーザ溶接あるいはプラズマ
溶接により接合する溶接工程と、溶接後のパイプを切断
してリングとする切断工程と、切断されたリングを窒化
処理して溶接部を含めて均一にビッカース硬さ800以
上の金属エンドレスベルトとする窒化処理工程とを含む
ことにより、薄くて小型であるとともに疲労強さが強
く、かつ形状的に実質的に継目無しの金属エンドレスベ
ルトを容易にかつ大量に製造することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(e)は本発明の第1実施例に係
る金属エンドレスベルトの製造方法を示す斜視図であ
る。
【図2】(a)ないし(e)は本発明の第2実施例に係
る金属エンドレスベルトの製造方法を示す斜視図であ
る。
【図3】窒化処理材と未処理材との疲労強さを比較して
示すグラフである。
【図4】本発明の金属エンドレスベルトの使用態様の一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,21 金属薄板 12,22 芯金 13,23 パイプ 14,24 リング 15,25 金属エンドレスベルト 41,42 プーリ
フロントページの続き (71)出願人 594060093 日本データマテリアル株式会社 千葉県市原市姉ケ崎海岸82番地1 (72)発明者 西畑 三樹男 千葉県八千代市大和田新田601番地36 日 本ベルパーツ株式会社内 (72)発明者 國峯 辰雄 千葉県八千代市大和田新田601番地36 日 本ベルパーツ株式会社内 (72)発明者 成澤 貴紀 千葉県八千代市大和田新田601番地36 日 本ベルパーツ株式会社内 (72)発明者 吉岡 慎一 千葉県八千代市大和田新田601番地36 日 本ベルパーツ株式会社内 (72)発明者 浅見 健次 東京都墨田区太平1丁目29番4号 ニホン ハンダ株式会社内 (72)発明者 窪園 聰 千葉県印旛郡酒々井町東酒々井4丁目4番 315号 (72)発明者 浅見 国昭 千葉県市原市姉ケ崎海岸82番地1 日本デ ータマテリアル株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚0.2mm以下の金属薄板の両端を
    レーザ溶接あるいはプラズマ溶接によりエンドレスに接
    合してなり、溶接部を含めて均一にビッカース硬さ80
    0以上を呈するように窒化処理を施されたことを特徴と
    する金属エンドレスベルト。
  2. 【請求項2】 板厚0.2mm以下の金属薄板を芯金に
    パイプ状に巻き付ける巻付け工程と、巻き付けられた金
    属薄板の突き合わせ部をレーザ溶接あるいはプラズマ溶
    接により接合してパイプとする溶接工程と、溶接後のパ
    イプを切断してリングとする切断工程と、切断されたリ
    ングを窒化処理して溶接部を含めて均一にビッカース硬
    さ800以上の金属エンドレスベルトとする窒化処理工
    程とを含むことを特徴とする金属エンドレスベルトの製
    造方法。
JP33445594A 1994-12-19 1994-12-19 金属エンドレスベルトおよびその製造方法 Pending JPH08170692A (ja)

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Cited By (4)

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