JPH08169569A - 給紙カセット並びに給紙装置 - Google Patents

給紙カセット並びに給紙装置

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JPH08169569A
JPH08169569A JP6313100A JP31310094A JPH08169569A JP H08169569 A JPH08169569 A JP H08169569A JP 6313100 A JP6313100 A JP 6313100A JP 31310094 A JP31310094 A JP 31310094A JP H08169569 A JPH08169569 A JP H08169569A
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JP
Japan
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paper
cassette
main body
image forming
forming apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP6313100A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kozonoe
泰 小薗江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08169569A publication Critical patent/JPH08169569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のサイズのカセットに兼用できるカセット
カバーを備えた給紙カセット並びにカセットカバーが手
差される用紙の後端を支える用紙垂れ下がり防止機能を
有する給紙装置を提供する。 【構成】用紙Pを収納するカセット本体110の複写装
置本体6外に突出する上面開口部分を覆うカセットカバ
ー112が、薄肉部122A,122Bによりつながっ
た3枚のカバー部114A,114B,114Cを有
し、薄肉部122A,122Bを介してカバー部114
B,114Cを適宜折返すことでカセットカバー112
の長さをカセット本体110のサイズに応じて調整を可
能とすると共に、手差用紙の後端を支える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機,プリン
タ等の画像形成装置に使用される給紙カセット並びに給
紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等においては、多機能化が
要求されており、サイズの異なる複数の用紙を選択的に
給紙できるものが各種実用化されている。その中で、装
置本体の側面部に手差給紙ガイドを装備すると共に、こ
の手差給紙ガイドの下方に差替え自在な給紙カセットを
装備したものが実用化されている。
【0003】また、差替え自在な給紙カセットとして
は、ロングサイズからショートサイズの用紙まで収納可
能なロングカセット、ミドルサイズからショートサイズ
の用紙まで収納できるミドルカセット、及びショートサ
イズの用紙のみ収納可能としたショートカセットがあ
る。
【0004】通常、この種の給紙カセットは、装置本体
外に突出する上面開口部分を覆う1枚板からなるカセッ
トカバーを備える。これはカセット内の用紙に、通紙信
頼性を損ねる外因を加えられるのを未然に防ぐことを主
目的とし、例えば搬送中の用紙に外力が加わることや、
用紙の加湿防止の機能を果たしている。
【0005】従来、前記大きさの異なる数種類の給紙カ
セットには、それぞれその大きさに合った専用のカセッ
トカバーを装着するようにしていたため、コストアップ
を招くといった問題があった。
【0006】また、手差給紙ガイドの下方に差替え自在
な給紙カセットにあっては、例えばロングサイズの用紙
を手差し給紙する場合おいて、給紙カセットとしてロン
グカセットやミドルカセットが装着されている場合は、
カセット自体で、手差給紙ガイドから外れる用紙の後端
部分を支承できるためさほど問題ないが、ショートカセ
ットの場合には、カセット自体で用紙の後端部分を確実
に支承できず、用紙の後端が垂れ下がって給紙不良を引
起こすことがあるといった問題があった。
【0007】そこで、従来においては、このショートカ
セット使用時の用紙の後端が垂れ下がりによる給紙不良
に対処するために、ショートカセットには、図11に示
すように、給紙カセットaの装置本体bから突出する部
分の上面開口部を閉塞するカセットカバーcに、用紙d
の後端を支える用紙垂れ下がり防止アームeを設けて給
紙信頼性を確保している。なお、fは手差給紙ガイドで
ある。
【0008】このアームeは、金属シャフトや樹脂モー
ルドで出来ていて,図示するようにヒンジ部gを有し,
カセットカバーc内に収納可能になっているヒンジタイ
プや、図示しないが,カセットカバー内にスライド収納
可能とした引出しタイプ等がある。
【0009】しかしながら、上記アームeを装備したカ
セットカバーcはコストが割高になる。また、このアー
ムeはユーザー操作であり、特にヒンジタイプのアーム
はカセットカバーcに収納されているアームeを回転動
作でセットするため作業時の力加減によってはヒンジ部
等が破損することがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の給紙カセットは、カセットカバーが複数のサイズ
の給紙カセットに兼用できず、それぞれの大きさに合っ
た専用のカセットカバーを装着していたため、コストア
ップを招いていた。
【0011】また、カセットカバーに用紙垂れ下がり防
止アームを設けて手差される用紙の後端を支えるように
しており、コストが割高になるばかりでなく、作業時の
力加減によってはヒンジ部等が破損することがある。等
の問題があった。
【0012】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その第1の目的とするところは、複数のサイズのカ
セットに兼用できるカセットカバーを備えた給紙カセッ
トを提供しようとするものである。
【0013】また、第2の目的とするところは、カセッ
トカバーが、手差される用紙の後端を支える用紙垂れ下
がり防止機能を有し、安価で破損に対する信頼性の高い
給紙装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成し得る第1の手段として、用紙を収納すると共
に画像形成装置本体に対して用紙の取出し方向の一端側
が挿脱自在なカセット本体と、このカセット本体の前記
画像形成装置本体外に突出する上面開口部分を覆うと共
に、用紙の取出し方向の長さ寸法を可変できるように折
返し自在なカセットカバーとを具備してなる構成とした
ものである。
【0015】また、上記第1の目的を達成し得る第2の
手段として、用紙を収納すると共に画像形成装置本体に
対して用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット
本体と、このカセット本体の前記画像形成装置本体外に
突出する上面開口部分を覆うと共に、該カセット本体の
サイズに対応して用紙の取出し方向の長さ寸法を可変す
るための複数の中折れ用の薄肉部を有する折返し自在な
カセットカバーとを具備してなる構成としたものであ
る。
【0016】また、上記第2の目的を達成し得る第1の
手段として、手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
あって、用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対し
て用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体
と、このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出
する上面開口部分を覆うと共に、折返すことにより前記
手差給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙
ガイドから突出する部分を支承し得る折返し自在なカセ
ットカバーとを具備してなる構成としたものである。
【0017】また、上記第2の目的を達成し得る第2の
手段として、手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
あって、用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対し
て用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体
と、このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出
する上面開口部分を覆うと共に、折返して重ねることで
前記カセット本体より突出した状態となり、前記手差給
紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガイド
から突出する部分を支承し得る折返し自在なカセットカ
バーとを具備してなる構成としたものである。
【0018】また、上記第2の目的を達成し得る第3の
手段として、手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
あって、用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対し
て用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体
と、このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出
する上面開口部分を覆うと共に、折曲げ部が頂部となる
ように山なり状態に折返して、頂部となる折曲げ部で前
記手差給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給
紙ガイドから突出する部分を支承し得る複数の折曲げ部
を有する折返し自在なカセットカバーとを具備してなる
構成としたものである。
【0019】また、上記第2の目的を達成し得る第4の
手段として、手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
あって、用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対し
て用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体
と、このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出
する上面開口部分を覆うと共に、折曲げ部が頂部となる
山なり状態に屈曲させ、頂部となる折曲げ部で、前記手
差給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガ
イドから突出する部分を支承し得る複数の折曲げ部を有
する折返し自在なカセットカバーとを具備してなる構成
としたものである。
【0020】
【作用】上記第1の手段の給紙カセットによれば、カセ
ットカバーが、カセット本体内に収容された用紙の取出
し方向の長さ寸法を可変できるように折返し自在とした
から、複数のサイズのカセットに兼用でき、従来のよう
にそれぞれの大きさにあった専用のカセットカバーを装
着する必要がなく、コストの低減が可能となる。
【0021】また、第2の手段の給紙カセットによれ
ば、カセットカバーが、カセット本体のサイズに対応し
て用紙の取出し方向の長さ寸法を可変するための複数の
中折れ用の薄肉部を有する折返し自在な構成としたか
ら、複数のサイズのカセットに兼用でき、従来のように
それぞれの大きさにあった専用のカセットカバーを装着
する必要がなく、コストの低減が可能となる。
【0022】上記第1の手段の給紙装置によれば、カセ
ットカバーが、折返すことにより、手差給紙ガイドを介
して手差される用紙の手差給紙ガイドから突出する部分
を支承できる構成としたから、従来必要としていた用紙
垂れ下がり防止アームが不要となり、コストの低減と破
損に対する信頼性の向上が可能となる。
【0023】また、第2の手段の給紙装置によれば、カ
セットカバーが折返し自在で、折り返して重ねることで
カセット本体より突出した状態となり、手差給紙ガイド
を介して手差される用紙の前記手差給紙ガイドから突出
する部分を支承できる構成としたから、従来必要として
いた用紙垂れ下がり防止アームが不要となり、コストの
低減と破損に対する信頼性の向上が可能となる。
【0024】また、第3の手段の給紙装置によれば、カ
セットカバーが折返し自在で、折曲げ部が頂部となるよ
うに山なり状態に折返して、頂部となる折曲げ部で、手
差給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガ
イドから突出する部分を支承できる構成としたから、従
来必要としていた用紙垂れ下がり防止アームが不要とな
り、コストの低減と破損に対する信頼性の向上が可能と
なる。
【0025】また、第4の手段の給紙装置によれば、カ
セットカバーが折返し自在で、折曲げ部が頂部となるよ
うに山なり状態に屈曲させ、頂部となる折曲げ部で、手
差給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガ
イドから突出する部分を支承できる構成としたから、従
来必要としていた用紙垂れ下がり防止アームが不要とな
り、コストの低減と破損に対する信頼性の向上が可能と
なる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図9を
参照して説明する。図1は本発明の給紙カセット並びに
給紙装置を適用した画像形成装置としてのデジタル複写
装置1を、給紙ユニットであるところのマルチカセット
フィーダ2上に載置した画像形成ユニット装置4の外観
図であり、図2はデジタル複写装置1の内部構造とマル
チカセットフィーダ2の内部構造の一部を概略的に示
す。
【0027】デジタル複写装置1は、画像形成装置本体
である複写装置本体6内に原稿走査部8及び画像形成部
10を内蔵し、上部には原稿自動給送装置12を装着し
ている。
【0028】また、複写装置本体6の右側面部には、画
像形成部10に向けて給紙する給紙機構部が配設されて
いる。すなわち、手差給紙ガイド14と、この手差給紙
ガイド14の下方に装着された本発明の給紙カセット1
6を有する給紙装置18と、さらに給紙カセット16の
下方に配設されたエレベータ式の大容量給紙装置20と
が設けられている。また、複写装置本体6の左側面部に
は、画像形成済の用紙を受ける用紙受け手段である排紙
トレイ21が装着されている。
【0029】また、原稿自動給送装置12は、筐体とし
てのカバー本体22の後端縁部が、複写装置本体6の上
面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して開閉自在に
取付けられており、必要に応じて原稿自動給送装置12
全体を回動変位させて原稿載置台24上を開放し得る構
成となっている。
【0030】原稿自動給送装置12は、カバー本体22
の上面やや左方向部位に、複数枚の原稿Dを一括保持し
得る原稿給紙台26が設けられていると共に、この原稿
給紙台26の原稿Dを順次一枚ずつ取出して原稿載置台
24の一端側(図中左端側)に供給する原稿給送機構2
8が設けられている。
【0031】また、原稿載置台24の上面を覆う状態に
原稿搬送ベルト30が張設されている。原稿搬送ベルト
30は、一対のベルトローラ32、32に掛渡された外
表面が白色の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構
(図示しない)によって正逆両方向に走行し得る構成と
なっている。また、原稿搬送ベルト30の内周部の裏面
側には、ベルト面を原稿載置台24に押さえ付けるため
の複数のベルト押えローラ34…および原稿自動給送装
置の開閉状態を検知するセットスイッチ(図示せず)が
設けられている。そして、前記原稿給送機構28によっ
て給送された原稿Dを、原稿載置台24の一端側(左端
側)から他端側(右端側)に搬送するようになってい
る。
【0032】また、カバー本体22内の右側部位には、
排紙機構36が組み込まれており、原稿搬送ベルト30
を介して送り出される原稿Dをカバー本体22の上面で
形成される原稿受け部38に排出したり、両面複写の原
稿Dを反転して原稿載置台24に再度送り込むようにな
っている。
【0033】原稿走査部8は、原稿Dを照射する光源と
しての露光ランプ40と、原稿Dからの反射光を受けて
順次所定方向に反射する第1ミラー42、第2のミラー
44、及び第3のミラー46と、第3のミラー46の反
射方向に設けられたレンズ48、及びこのレンズ48を
透過した反射光を受光する光電変換部50とを有したも
のとなっている。
【0034】前記露光ランプ40及び第1ミラー42は
第1のキャリッジ(図示しない)に搭載され原稿載置台
24に沿って図中左端側から右端側に移動すると共に、
第2のミラー44及び第3のミラー46は前記第1キャ
リッジの1/2の速さで同じ方向に移動する第2のキャ
リッジ(図示しない)に搭載されており、これにより、
レンズ48までの光路長が一定になるように走査できる
ようになっている。また、レンズ48は、焦点距離固定
で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。
【0035】また、光電変換部50は、原稿Dからの反
射光を光電変換するもので、光電変換部50の出力、つ
まり画像データは、A/D変換部(図示せず)へ出力さ
れアナログデータからデジタルデータに変換されるよう
になっている。
【0036】また、このように構成された原稿走査部8
の下面側には、前記A/D変換部に出力された前記画像
データに基づく露光を行う画像形成部10の一構成装置
であるレーザ露光装置52が配設されている。
【0037】このレーザ露光装置52は、電光変換部で
ある半導体レーザ60を有し、この半導体レーザ60か
ら発生したレーザ光Lは、図示しないコリメートレン
ズ、ポリゴンミラー(多面反射鏡)62、レンズ64、
2枚の反射鏡66,68、及びレンズ70を順次経て像
担持体である感光体ドラム72上に照射されるようにな
っている。
【0038】画像形成部10は、複写装置本体6内の中
央部よりやや右よりに配設された回転自在な像担持体と
しての感光体ドラム72を有し、この感光体ドラム72
の周囲には、その回転方向(矢印方向)に沿って、帯電
装置74、現像装置76、転写装置78、剥離装置8
0、清掃装置82、及び除電装置84が順に配置されて
いると共に、前記帯電装置74と現像装置76との間に
前記レーザ露光装置52のレーザ光Lが照射されるよう
になっている。
【0039】しかして、感光体ドラム72は、帯電装置
74によって一様に帯電された後、原稿走査部8で走査
された原稿Dの画像情報に基づいてレーザ露光装置52
からレーザ光Lが出力される。そして、前記感光体ドラ
ム72上に原稿Dの画像に対応した静電潜像が形成され
る。
【0040】この感光体ドラム72上に形成された静電
潜像は、現像装置76に対向することにより現像剤であ
るトナーが付与されて現像され、感光体ドラム72上に
現像剤像であるトナー像が形成される。
【0041】一方、この感光体ドラム72上へのトナー
像の形成動作にタイミングをとって、手差給紙ガイド1
4から手差給紙された用紙P、または、給紙カセット1
6、エレベータ式の大容量給紙装置20、もしくはマル
チカセットフィーダ2の給紙カセット86A,86B,
86Cから選択的に取出されて自動給紙された用紙P
が、レジストローラ対88の回転に伴って感光体ドラム
72と転写装置78との間の画像転写部90に送り込ま
れる。
【0042】そして、この画像転写部90において、転
写装置78により用紙Pの裏面から電荷が付与され、感
光体ドラム72上のトナー像が用紙Pに静電的に転写さ
れる。この後、トナー像が転写された用紙Pは、剥離装
置80のACコロナ放電により感光体ドラム72から剥
離され、搬送ベルト91を備えた搬送装置92を介して
ヒートローラ式の定着装置94に送り込まれる。
【0043】そして、この定着装置94によってトナー
像が用紙Pに溶融定着される。ついで、トナー像が定着
された用紙Pは、排紙ローラ対96により排紙トレイ2
1上に排出される。
【0044】なお、両面複写する場合には、排紙トレイ
21には排出しないで、ゲート98を介して両面画像形
成用の用紙給送機構(ADD)100に送り込まれてス
タッカ102に一時集積され、裏面用の原稿Dがセット
されて画像形成が開始されるとピックアップローラ10
4を介してスタッカ102から取出され表裏を反転した
状態で再度、画像転写部90に送り込まれるようになっ
ている。
【0045】一方、前記用紙Pへのトナー像の転写後に
感光体ドラム72上に残留しているトナーは、清掃装置
82により清掃される。ついで、除電装置84によって
感光体ドラム72上の電位を一定のレベル以下にして電
荷残像を消去し、次のコピー動作を可能にしている。
【0046】次に、手差給紙ガイド14、及び、この下
面側に装着される本発明の給紙カセット16を備えた給
紙装置18について説明する。手差給紙ガイド14は、
図3に示すように、画像形成装置本体である複写装置本
体6の右側面部に形成された開口部6Aに一端を挿入し
た状態で装着され、その上面部には用紙Pの幅に合わせ
て相互対向面間の間隔を調整できるスライド自在な一対
の用紙ガイド14A,14Aが設けられている。
【0047】また、この手差給紙ガイド14の下方に装
着される給紙カセット16としては、図1ないし図3に
示すように、ロングサイズからショートサイズの用紙P
まで収納可能なロングカセット16A、図4に示すよう
にミドルサイズからショートサイズの用紙Pまで収納で
きるミドルカセット16B、図5に示すようにショート
サイズの用紙Pのみ収納可能としたショートカセット1
6Cが選択的に使用できるようになっている。
【0048】給紙カセット16は、図6に詳図するよう
に、用紙Pを収納すると共に複写装置本体6に対して用
紙Pの取出し方向(矢印A方向)の一端側が挿脱自在で
上面が開口する矩形薄箱状のカセット本体110と、こ
のカセット本体110の前記複写装置本体6外に突出す
る上面開口部分を覆うカセットカバー112からなる。
【0049】なお、図6に示す給紙カセット16は、ロ
ングカセット16Aであるが、ミドルカセット16B及
びショートカセット16Cも基本構成が同一のため説明
は省略する。
【0050】また、カセットカバー112は、図7に詳
図するように、例えばポリスチレン等の合成樹脂により
モールド製作されており、カセット本体110の上面開
口部分を覆う矩形状のカバー本体114と、このカバー
本体114の裏面(下面)の一端側両側部に突設された
支軸116を有した一対の取付部118,118(一方
のみ図示)からなっている。
【0051】そして、カセットカバー112は、支軸1
16,116(一方のみ図示)を、カセット本体110
の両側枠部に形成された係合溝120,120(一方の
み図示)に係合させることにより開閉自在に連結され
る。
【0052】カバー本体114は、厚さ3mm程度に形
成されていると共に、用紙Pの取出方向(矢印A方向)
と直交する方向に平行な2本の折曲げ部122,122
である厚さ1mm程度の中折れ用の薄肉部122A,1
22Bが形成されている。換言すれば、カバー本体11
4は、薄肉部122A,122Bによりつながった3枚
のカバー部114A,114B,114Cで構成されて
いる。
【0053】そして、図9(a)に示すように、これら
3枚のカバー部114A,114B,114Cを延ばし
た状態とすることで、ロングカセット16Aに対応する
長さとなり、また、図9(b)に示すように、カバー部
114Cを薄肉部122Bを介して折返してカバー部1
14Bに折り重ね、2枚のカバー部114B、114C
の長さとすることで、ミドルカセット16Bに対応する
長さとなる。また、図9(c)に示すように、カバー部
114Aの上にカバー部114B及びカバー部114C
を順次折り重ね、1枚のカバー部114Aの長さとする
ことで、ショートカセット16Cに対応する長さとな
る。
【0054】このように、1枚のカセットカバー112
で、ロングカセット16A,ミドルカセット16B,シ
ョートカセット16Cと複数のサイズの給紙カセット1
6…に兼用でき、従来のようにそれぞれの大きさにあっ
た専用のカセットカバーを装着する必要がなく、コスト
の低減が可能となるものである。
【0055】また、ショートカセット16Cの場合、前
述したように、用紙Pの後端が垂れ下がり給紙不良の原
因になるといった問題があるが、本発明においては、図
9の(a),(b),(c)に示すように、カセットカ
バー112の折返し形状を工夫することで、手差される
用紙Pの手差給紙ガイド14から突出する部分を支承で
きるものとなっている。
【0056】すなわち、図9(a)に示すように、カバ
ー部114A上にカバー部114Bを折り重ね、カバー
部114Cをカセット本体110より突出した状態と
し、2枚のカバー部114B,114Cで用紙Pを支承
するようにする。
【0057】また、図9(b)に示すように、カバー部
114Bが傾斜状態となるように折返す。すなわち、折
曲げ部であるが中折れ用の薄肉部122Bの裏面が頂部
となるように山なりに折り返して、その頂部である中折
れ用の薄肉部122Bの裏面で用紙Pを支承するように
する。
【0058】また、図9(c)に示すように、カバー部
114Bが垂直状態となるように屈曲させる。すなわ
ち、折曲げ部であるが中折れ用の薄肉部122Bが頂部
となるように山なりに屈曲させ、その頂部である中折れ
用の薄肉部122Bで用紙Pを支承するようにするもの
である。
【0059】このように、カセットカバー112自体
で、手差される用紙Pの手差給紙ガイド14から突出す
る部分を支承できるから、従来において必要としていた
用紙垂れ下がり防止アームが不要となり、コストの低減
と破損に対する信頼性の向上を可能となるものである。
【0060】なお、前記カセット本体110内に収納さ
れた用紙Pは、図2に示すピックアップローラ130に
て最上層のものから取り出されるようになっている。こ
のピックアップローラ130にて取り出された用紙P
は、その取出し方向に配設された給紙ローラ132と分
離ローラ134とからなる用紙分離部136にて一枚ず
つ分離されて、レジストローラ対88に向け搬送される
ようになっている。
【0061】また、手差給紙ガイド14により手差され
た用紙Pは、前記給紙ローラ132と分離ローラ134
とからなる用紙分離部136にて一枚ずつ分離されて、
レジストローラ対88に向け搬送されるようになってい
る。
【0062】上記のように、本発明によれば、廉価で、
破損の心配も無い手差し用紙後端の垂れ下がり対策を達
成でき、給紙性能として高信頼性をユーザに提供でき
る。なお、上述の一実施例においては、カバー本体11
4の裏面(下面)に中折れ用の薄肉部122Aを、ま
た、表面(上面)に中折れ用の薄肉部122Bを形成し
たカセットカバー112を使用する場合について説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば、図10に示すよ
うに、カバー本体114の裏面(下面)に2つの中折れ
用の薄肉部122A,122Bを設けたカセットカバー
112′、あるいは図示しないがカバー本体114の表
面(上面)に2つの中折れ用の薄肉部122A,122
Bを設けたカセットカバーを使用しても同様の効果を奏
することは勿論である。その他、本発明は本発明の要旨
を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにしたか
ら、次のような効果を奏する。請求項1の給紙カセット
によれば、カセットカバーが、カセット本体内に収容さ
れた用紙の取出し方向の長さ寸法を可変できるように折
返し自在としたから、複数のサイズのカセットに兼用で
き、従来のようにそれぞれの大きさにあった専用のカセ
ットカバーを装着する必要がなく、コストの低減が図れ
る。
【0064】また、請求項2の給紙カセットによれば、
カセットカバーが、カセット本体のサイズに対応して用
紙の取出し方向の長さ寸法を可変するための複数の中折
れ用の薄肉部を有する折返し自在な構成としたから、複
数のサイズのカセットに兼用でき、従来のようにそれぞ
れの大きさにあった専用のカセットカバーを装着する必
要がなく、コストの低減が図れる。
【0065】また、請求項3の給紙装置によれば、カセ
ットカバーが、折返すことにより、手差給紙ガイドを介
して手差される用紙の手差給紙ガイドから突出する部分
を支承できる構成としたから、従来必要としていた用紙
垂れ下がり防止アームが不要となり、コストの低減と破
損に対する信頼性の向上が図れる。
【0066】また、請求項4の給紙装置によれば、カセ
ットカバーが折返し自在で、折り返して重ねることでカ
セット本体より突出した状態となり、手差給紙ガイドを
介して手差される用紙の前記手差給紙ガイドから突出す
る部分を支承できる構成としたから、従来必要としてい
た用紙垂れ下がり防止アームが不要となり、コストの低
減と破損に対する信頼性の向上が図れる。
【0067】また、請求項5の給紙装置によれば、カセ
ットカバーが折返し自在で、折曲げ部が頂部となるよう
に山なり状態に折返して、頂部となる折曲げ部で、手差
給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガイ
ドから突出する部分を支承できる構成としたから、従来
必要としていた用紙垂れ下がり防止アームが不要とな
り、コストの低減と破損に対する信頼性の向上が図れ
る。
【0068】また、請求項6の給紙装置によれば、カセ
ットカバーが折返し自在で、折曲げ部が頂部となるよう
に山なり状態に屈曲させ、頂部となる折曲げ部で、手差
給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガイ
ドから突出する部分を支承できる構成としたから、従来
必要としていた用紙垂れ下がり防止アームが不要とな
り、コストの低減と破損に対する信頼性の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙カセット並びに給紙装置の一実施
例を適用したデジタル複写装置を備えた画像形成ユニッ
ト装置の外観を示す斜視図。
【図2】図1に示す装置の内部構造を一部省略して示す
断面正面図。
【図3】本発明の給紙カセットであるロングカセットの
装着状態を示す斜視図。
【図4】本発明の給紙カセットであるミドルカセットの
装着状態を示す斜視図。
【図5】本発明の給紙カセットであるショートカセット
の装着状態を示す斜視図。
【図6】本発明の給紙カセットであるロングカセットの
斜視図。
【図7】本発明の給紙カセットの要部であるカセットカ
バーの斜視図。
【図8】本発明の要部であるカセットカバーのカセット
サイズに応じた使用形態を示す説明図。
【図9】本発明の要部であるカセットカバーのショート
カセット使用時の使用形態を示す説明図。
【図10】本発明の給紙カセットの要部であるカセット
カバーの変形例を示す斜視図。
【図11】従来の給紙装置を示す説明図。
【符号の説明】
6…複写装置本体(画像形成装置本体)、14…手差給
紙ガイド、16…給紙カセット、16A…ロングカセッ
ト、16B…ミドルカセット、16C…ショートカセッ
ト、18…給紙装置、110…カセット本体、112,
112′…カセットカバー、114…カバー本体、11
4A,114B,114C…カバー部、122…折曲げ
部、122A,122B…中折れ用の薄肉部、P…用
紙。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を収納すると共に画像形成装置本体に
    対して用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット
    本体と、 このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出する
    上面開口部分を覆うと共に、用紙の取出し方向の長さ寸
    法を可変できるように折返し自在なカセットカバーと、
    を具備してなることを特徴とする給紙カセット。
  2. 【請求項2】用紙を収納すると共に画像形成装置本体に
    対して用紙の取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット
    本体と、 このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出する
    上面開口部分を覆うと共に、該カセット本体のサイズに
    対応して用紙の取出し方向の長さ寸法を可変するための
    複数の中折れ用の薄肉部を有する折返し自在なカセット
    カバーと、を具備してなることを特徴とする給紙カセッ
    ト。
  3. 【請求項3】手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
    ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
    あって、 用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対して用紙の
    取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体と、 このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出する
    上面開口部分を覆うと共に、折返すことにより前記手差
    給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガイ
    ドから突出する部分を支承し得る折返し自在なカセット
    カバーと、を具備してなることを特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
    ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
    あって、 用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対して用紙の
    取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体と、 このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出する
    上面開口部分を覆うと共に、折り返して重ねることで前
    記カセット本体より突出した状態となり、前記手差給紙
    ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガイドか
    ら突出する部分を支承し得る折返し自在なカセットカバ
    ーと、を具備してなることを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
    ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
    あって、 用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対して用紙の
    取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体と、 このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出する
    上面開口部分を覆うと共に、折曲げ部が頂部となるよう
    に山なり状態に折返して、頂部となる折曲げ部で、前記
    手差給紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙
    ガイドから突出する部分を支承し得る複数の折曲げ部を
    有する折返し自在なカセットカバーと、を具備してなる
    ことを特徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】手差される用紙をガイドする手差給紙ガイ
    ドの下方に装着される給紙カセットを有する給紙装置で
    あって、 用紙を収納すると共に画像形成装置本体に対して用紙の
    取出し方向の一端側が挿脱自在なカセット本体と、 このカセット本体の前記画像形成装置本体外に突出する
    上面開口部分を覆うと共に、折曲げ部が頂部となる山な
    り状態に屈曲させ、頂部となる折曲げ部で、前記手差給
    紙ガイドを介して手差される用紙の前記手差給紙ガイド
    から突出する部分を支承し得る複数の折曲げ部を有する
    折返し自在なカセットカバーと、を具備してなることを
    特徴とする給紙装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7366459B2 (en) 2003-12-26 2008-04-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7366459B2 (en) 2003-12-26 2008-04-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US8824952B2 (en) 2003-12-26 2014-09-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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