JPH0816852B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH0816852B2
JPH0816852B2 JP19555593A JP19555593A JPH0816852B2 JP H0816852 B2 JPH0816852 B2 JP H0816852B2 JP 19555593 A JP19555593 A JP 19555593A JP 19555593 A JP19555593 A JP 19555593A JP H0816852 B2 JPH0816852 B2 JP H0816852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力電圧を安定化した
電源回路に関し、特に商用周波数トランスの一次側のみ
に制御回路を構成して、交流入力電圧の変動に対して出
力電圧を安定化するようにした、電源回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電源回路としては、商用
周波数トランスの二次側に設けられた出力回路に対して
電圧検出回路を接続し、この電圧検出回路における出力
電圧検出結果を、商用周波数トランスの一次側に設けら
れた制御回路に帰還することによって、出力電圧を安定
化するようにしたものが一般的に用いられている。
【0003】図3は、従来の電源回路の構成例を示した
ものであって、例えば特開昭57ー10821号公報に
おいて開示されている。図3に示すように、商用周波数
トランス1の一次巻線に対して、スイッチング回路20
を直列に接続して、交流入力をスイッチングするととも
に、この商用周波数トランス51の二次巻線の出力を整
流器52によって整流し、平滑用コンデンサ53によっ
て平滑して出力を発生する。そして、電圧検出回路21
によって出力電圧を検出して、スイッチング回路20に
帰還して、交流電流の流通角を制御することによって、
出力電圧を安定化する。
【0004】この従来の電源回路によれば、平滑用コン
デンサ53の両端電圧すなわち出力電圧を電圧検出回路
21によって検出し、出力電圧が一定となるようにスイ
ッチング回路20の導通位相を制御している。従って電
源回路の出力電圧は、交流入力電圧変動に対しても、負
荷変動に対しても安定化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源回路におい
ては、例えば図3に示されるように、商用周波数トラン
スの二次側において出力電圧を検出して、商用周波数ト
ランスの一次側に挿入されたスイッチング回路の導通位
相を制御することによって、出力電圧を安定化する方式
が用いられている。
【0006】そのため、商用周波数トランスの一次,二
次間の絶縁を考慮した設計が必要であって、例えばフォ
トカプラのように、電気的に絶縁された信号伝達装置を
必要とし、使用部品点数が多くなるとともに、高価にな
ることを避けられないという問題がある。
【0007】また、出力電圧を検出して、商用周波数ト
ランスの二次側の出力回路に接続したサイリスタ等を制
御して、出力電圧を安定化する電源回路も提案されてい
るが、この場合は、サイリスタに流れる電流が大きいた
め、サイリスタにおいて発生する損失が大きく、そのた
め電源回路の効率が低下することを避けられないという
問題がある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術の課題を
解決しようとするものであって、商用周波数電源から直
流出力を発生する電源回路において、商用周波数トラン
スの一次側のみに制御回路を構成して、交流入力電圧の
変動に対して出力電圧を安定化することができ、従っ
て、回路構成を単純化し、使用部品点数を削減して、価
格を低減することができるとともに、効率のよい、電源
回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
手段によって、前述した目的を達成しようとするもので
ある。
【0010】(1). 商用周波数トランスの二次出力電圧
を整流し平滑して出力電圧を発生するとともに、この商
用周波数トランスの一次入力電圧をトライアックを介し
てスイッチングすることによって、出力電圧を制御する
ようにした電源回路において、ダイオードとコンデンサ
とを直列にして商用周波数トランスとトライアックに並
列に接続し、ダイオードとコンデンサの接続点と商用周
波数トランスとトライアックの接続点との間に2個の抵
抗を直列に接続するとともに、両抵抗の接続点をトライ
アックのゲートに接続したことを特徴とする。
【0011】(2).上記(1)に示された電源回路におい
て、ダイオードと直列にツェナーダイオードを挿入した
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】(1) .本発明において対象とする電源回路は、
商用周波数トランス1の二次出力電圧を整流し平滑して
出力電圧を発生するとともに、この商用周波数トランス
1の一次入力電圧をトライアック4を介してスイッチン
グすることによって、出力電圧を制御するようにしたも
のである。
【0013】このような電源回路において、ダイオード
5とコンデンサ7とを直列にして商用周波数トランス1
とトライアック4に並列に接続し、ダイオード1とコン
デンサ7の接続点と商用周波数トランス1とトライアッ
ク4の接続点との間に2個の抵抗8,9を直列に接続す
るとともに、両抵抗8,9の接続点をトライアック4の
ゲートに接続する。
【0014】この場合、コンデンサ7は常に負電圧に充
電されている。コンデンサ7が接続された入力端子11
を規準として、他方の入力端子10の電位が正になる期
間では、商用周波数トランス1とトライアック4の接続
点の正電位がコンデンサ7の負電位より大きくなったと
き、始めて、トライアック4のゲート13に正の電流が
流れて、トライアック4が導通するが、それまではトラ
イアック4は導通しない。交流電源電圧が上昇すると、
コンデンサ7に充電される負電圧が大きくなるので、ト
ライアック4の導通開始の時期は、次第に遅くなる。
【0015】一方、入力端子10の電位が負になる期間
では、商用周波数トランス1とトライアック4の接続点
の電位が負になるので、トライアック4のゲート13に
対し、僅かの遅れで直ちに負の電流が流れて、トライア
ック4が導通する。
【0016】従って、入力端子10の電位が負になる期
間では、交流入力電圧が変化しても、商用周波数トラン
ス1の電流流通期間は殆ど変化しないが、入力端子10
の電位が正になる期間では、交流入力電圧の変化によ
る、商用周波数トランス1の電流流通期間の変化が大き
い。
【0017】これによって、商用周波数トランス1に加
えられる交流入力エネルギーは、交流入力電圧が変化し
ても、ほぼ同等になるので、商用周波数トランス1の二
次側整流出力電圧すなわち電源回路の出力電圧は、交流
入力電圧の変動にかかわらず安定化される。
【0018】(2). この際、ダイオード5と直列にツェ
ナーダイオード6を挿入しもよい。これによって、コン
デンサ7に充電される電圧を回路動作上適当な値にする
ことができるとともに、交流入力電圧の変化に対して、
コンデンサ7の充電電圧の変化を大きくすることができ
るので、交流入力電圧の変動に対する出力電圧の安定度
を、より向上させることができるようになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示
す回路図である。また図2は、図1の実施例の動作を説
明するための電圧波形図であって、(a)は交流入力電
圧が低い場合を示し、(b)は交流入力電圧が高い場合
を示し、両図において、斜線を施して示す部分は、電流
流通期間を示している。
【0020】図1に示す実施例は、商用周波数トランス
1の二次出力電圧を整流し平滑して出力電圧を発生する
とともに、この商用周波数トランス1の一次入力電圧を
トライアック4を介してスイッチングすることによっ
て、出力電圧を制御するようにした電源回路において、
ダイオード5とコンデンサ7とを直列にして商用周波数
トランス1とトライアック4に並列に接続し、ダイオー
ド5とコンデンサ7の接続点と商用周波数トランス1と
トライアック4の接続点との間に2個の抵抗8,9を直
列に接続するとともに、両抵抗8,9の接続点をトライ
アック4のゲートに接続したものである。
【0021】図1において、商用周波数トランス1は、
一次入力電圧を変圧して、二次出力電圧を発生する。整
流器2は、二次出力電圧を整流して整流出力電圧を発生
する。コンデンサ3は、整流電圧を平滑して電源回路の
出力電圧を発生する。トライアック4は、ゲート13の
電流に応じて商用周波数トランス1の一次入力電圧をス
イッチングして、二次側に送られる交流エネルギーを制
御する。ダイオード5は、交流入力電圧を半波整流す
る。ツェナーダイオード6は、ダイオード5による整流
電圧の大きさを制限する。コンデンサ7は、ダイオード
5による整流電圧を充電する。抵抗8,9はコンデンサ
7の充電電圧と、交流入力電圧とを加算して、トライア
ック4のゲート13に電流を供給する作用を行う。
【0022】以下、図1の実施例の動作を説明する。商
用周波数トランス1の二次側出力は整流器2によって全
波整流され、コンデンサ3によって平滑されて、直流出
力電圧を発生する。商用周波数トランスの一次巻線と交
流入力間にはトライアック4が挿入され、トライアック
4が導通している期間のみ、商用周波数トランス1に交
流入力電圧が印加されるように構成されている。
【0023】両交流入力端子10,11間に、ダイオー
ド5と、ツェナーダイオード6とコンデンサ7が直列に
接続されていて、交流入力電圧が、入力端子11を基準
として入力端子10が負電位の期間のみ、ダイオード5
を経て通電することによって、コンデンサ7が充電され
るようになっている。コンデンサ7の充電電圧は、入力
端子11を規準として、負電位となる。この際、ツェナ
ーダイオード6は、コンデンサ7の充電電圧を適当な値
に設定するとともに、交流入力電圧の変化に対して、コ
ンデンサ7の充電電圧の変化を大きくするために設けら
れている。
【0024】トライアック4は、抵抗9を介してゲート
13にトリガ入力を与えられたとき導通するが、トライ
アック4のゲートは抵抗8を介してコンデンサ7に接続
されているため、トライアック4のゲートトリガは、コ
ンデンサ7の両端の電圧値によって影響されるようにな
っている。
【0025】まず、交流入力電圧が低い場合の全体的な
動作につき図2(a)を参照して説明する。交流入力電
圧が低い場合には、コンデンサ7の充電電圧も低くな
る。入力端子11を基準として、入力端子10の電位が
正になる期間において、トライアック4の第1電極12
から抵抗9を介して流れる電流は、はじめ抵抗8を経て
負の電位を有するコンデンサ7に流れ込む。そのため、
交流入力電圧が上昇して、第1電極12の電位がある程
度高くなる時点、例えばA点までは、トライアック4の
ゲート13に正の電流が供給されないので、トライアッ
ク4は導通しない。A点以後においては、交流電圧が0
になるまで、トライアック4が導通し続ける。
【0026】逆に、入力端子11を基準として、入力端
子10の電位が負になる期間においては、コンデンサ7
の電位はは負であり、第1電極12も負電位になるの
で、第1電極12の負電位が若干大きくなった時点、例
えばB点で、トライアック4のゲート13に対して、十
分な負のゲート電流を流すことができるようになり、ト
ライアック4は導通する。そこで、図2(a)に示すよ
うに、交流入力電圧が正の期間ではトライアツク4の導
通が遅れるが、交流入力電圧が負の期間ではトライアッ
ク4は遅れ少なく導通する。
【0027】交流入力電圧が高い場合も同様な動作とな
るが、コンデンサ7に充電される負の電圧値はより高く
なる。そこで、図2(b)に示されるように、交流入力
電圧が正の期間でのトライアック4の導通開始は、例え
ばA’点で示すように、交流入力電圧が低い場合よりも
さらに遅れる。
【0028】一方、交流入力電圧が負の期間において
は、第1電極12の負電位が若干大きくなった時点、例
えばB’点で、トライアック4のゲート13に対して、
十分な負のゲート電流を流すことができるようになるの
で、交流入力電圧が低い場合とほぼ同様なタイミングで
トライアック4が導通する。
【0029】図1に示された電源回路では、このような
動作を行うことによって、商用周波数トランス1に供給
される交流入力エネルギーが、トータル的にみて、交流
入力電圧が低い場合と高い場合とでほぼ同等となる。従
って、コンデンサ3の両端電圧すなわち出力電圧は、交
流入力電圧値の変動があってもほぼ安定化される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電源回路で
は、商用周波数トランスの一次側のみに制御回路を構成
し、かつ、交流入力電圧の半サイクル分のみに対して、
トライアックの導通制御を行うようにしたので、交流入
力電圧値の変動に対する出力電圧の安定化を、簡単な回
路構成で、低価格で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するための電圧波形
図であり、(a)は交流入力電圧が低い場合を、(b)
は交流入力電圧が高い場合を表わす。
【図3】従来の電源回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 商用周波数トランス 4 トライアック 5 ダイオード 6 ツェナーダイオード 7 コンデンサ 8 抵抗 9 抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用周波数トランスの二次出力電圧を整
    流し平滑して出力電圧を発生するとともに、該商用周波
    数トランスの一次入力電圧をトライアックを介してスイ
    ッチングすることによって、前記出力電圧を制御するよ
    うにした電源回路において、 ダイオードとコンデンサとを直列にして前記商用周波数
    トランスとトライアックに並列に接続し、前記ダイオー
    ドとコンデンサの接続点と,前記商用周波数トランスと
    トライアックの接続点との間に、2個の抵抗を直列に接
    続するとともに、両抵抗の接続点を前記トライアックの
    ゲートに接続したことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記ダイオードと直列に、ツェナーダイ
    オードを挿入したことを特徴とする請求項1記載の電源
    回路。
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