JPH08168352A - 食品盛付装置 - Google Patents

食品盛付装置

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JPH08168352A
JPH08168352A JP6333917A JP33391794A JPH08168352A JP H08168352 A JPH08168352 A JP H08168352A JP 6333917 A JP6333917 A JP 6333917A JP 33391794 A JP33391794 A JP 33391794A JP H08168352 A JPH08168352 A JP H08168352A
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food
tray
stopper
hole
extruding
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Shigeo Tomita
滋夫 富田
Hidekatsu Ito
秀勝 伊藤
Koen Ono
公延 小野
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KYODO KUMIAI FUAADE
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KYODO KUMIAI FUAADE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】食品を高速で盛り付ける。軟質で表面に油膜が
付着した食品をも、傷つけずに確実に盛り付ける。 【構成】搬送装置12が食品を搬送する。搬送ストッパ
が搬送される食品を停止させる。押出部材が停止した食
品を搬送装置12から向かい側に押し出す。押出ストッ
パが押し出された食品を止める。押出ストッパの対向面
は食品の輪郭の一部と整合する。姿勢制御部材16は押
出ストッパが止めた食品を穴から落下させる。盛付板1
7がその穴を下方でずれて開閉する。押さえ棒が落下す
る食品を押さえる。トレイ搬送装置20がトレイを搬送
する。トレイストッパはトレイ遮断位置とトレイ開放位
置との間を移動し、トレイを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揚げ蒲鉾、コロッケ、
カツレツ、ハンバーグ、その他の食品を容器に盛り付け
る食品盛付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食品盛付装置としては、例えば、
ロボットハンドによって食品をつかんで盛り付ける装置
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロボットハンドによる食品盛付装置では、食品をつかむ
動きや離す動きなど複数の動きを合成して食品を盛り付
けるため、盛付速度が遅いという問題点があった。ま
た、揚げ蒲鉾、コロッケ、カツレツ、ハンバーグ、その
他、軟質で表面に油膜が付着した食品を盛り付ける場合
には、油膜で滑ってつかみにくいため、盛り付けしにく
く、食品をつかむ力の加減が難しいため、食品を傷つけ
やすいという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、食品を高速で盛り付けることがで
き、また、軟質で表面に油膜が付着した食品を盛り付け
る場合にも、食品を傷つけずに確実に盛り付けることが
できる食品盛付装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明に係る食品盛付装置は、架台と、
前記架台に設けられ、動力により駆動される食品の搬送
装置と、前記架台に設けられ、前記搬送装置により搬送
される食品を停止させる食品遮断位置と、搬送される食
品を通過させる食品開放位置との間を動力により移動す
る搬送ストッパと、前記架台に動力により往復動可能に
設けられ、前記搬送装置の側方に位置し、前記搬送スト
ッパにより停止した食品を前記搬送装置から向かい側に
押し出す押出部材とを、有することを特徴とする。
【0006】搬送ストッパおよび押出部材は、共通の搬
送装置に並列に複数設けてもよい。搬送装置は、ベルト
式搬送装置であっても、ローラー式搬送装置であっても
よい。搬送装置の搬送ストッパおよび押出部材より上流
に食品が通過したことを検出するセンサを設け、搬送ス
トッパは、この検出センサの検出信号に応じて食品遮断
位置に移動する構成を有してもよい。盛り付けられる食
品は、食品のみから成っても、包装されていてもよい。
【0007】請求項2の本発明に係る食品盛付装置は、
請求項1の食品盛付装置において、前記押出部材は、食
品の搬送方向に対し垂直な軸を中心として回転可能な1
対の押出ローラーを先端に有することを特徴とする。
【0008】請求項3の本発明に係る食品盛付装置は、
請求項1または2の食品盛付装置において、前記搬送装
置を挟んで前記押出部材の向かい側に、前記押出部材に
より押し出された食品を止める押出ストッパを有し、こ
の押出ストッパは前記押出部材に対する対向面が前記食
品の輪郭の一部と整合することを特徴とする。
【0009】盛り付ける食品の輪郭は、円形、楕円形、
四角形、三角形、その他、いかなる形状であってもよ
い。
【0010】請求項4の本発明に係る食品盛付装置は、
請求項3の食品盛付装置において、前記架台に前記押出
ストッパの下方で姿勢制御部材が設けられ、この姿勢制
御部材は前記押出ストッパにより止められた食品を落下
させる穴を有し、この穴は前記押出ストッパの前記対向
面の側に前記対向面と断面形状が一致する内面を有し、
前記架台に、前記姿勢制御部材の下方で前記穴を塞ぐ食
品受取位置と、前記姿勢制御部材の前記内面の側にずれ
て前記穴を開く食品落下位置との間で動力により移動す
る盛付板が設けられていることを特徴とする。
【0011】食品受取位置の盛付板に食品が載っている
ことを検出するセンサを設け、盛付板は、このセンサの
検出信号に応じて食品落下位置に移動する構成を有して
もよい。
【0012】請求項5の本発明に係る食品盛付装置は、
請求項4の食品盛付装置において、前記架台に設けら
れ、貫通孔を有し、動力により前記姿勢制御部材の上方
で上下動可能な昇降部材と、前記貫通孔に挿入されて前
記昇降部材に上下動可能に支持され、下端に押さえ部を
有し、前記昇降部材の上下動によりこの押さえ部を前記
姿勢制御部材の前記穴の上方の待機位置から前記穴の下
方の盛付位置まで移動可能な押さえ棒と、前記架台に設
けられ、前記盛付位置を通って動力により駆動されるト
レイ搬送装置と、前記架台に設けられたトレイ制御装置
とを有し、このトレイ制御装置は、前記トレイ搬送装置
により搬送されるトレイを前記盛付位置に停止させるト
レイ遮断位置と、搬送されるトレイを通過させるトレイ
開放位置との間を動力によりそれぞれ移動する複数のト
レイストッパを有し、各トレイストッパのトレイ遮断位
置は、前記トレイ搬送装置によるトレイの搬送方向に沿
ってそれぞれずれていることを、特徴とする。
【0013】トレイ搬送装置は、ベルト式搬送装置であ
っても、ローラー式搬送装置であってもよい。
【0014】
【作用】本発明に係る食品盛付装置では、搬送装置によ
り上に食品を載せて搬送する。搬送ストッパを食品遮断
位置に移動させて、搬送される食品を搬送装置に抗して
停止させ、押出部材により、停止した食品を搬送装置か
ら向かい側に押し出す。食品は、搬送ストッパに沿って
押し出される。食品が押し出される位置の下方にトレイ
をセットしておくことにより、トレイに食品を盛り付け
ることができる。
【0015】食品を押し出したならば、押出部材を元の
位置に戻し、搬送ストッパを食品開放位置に移動させ
る。複数の搬送ストッパおよび押出部材を共通の搬送装
置に並列に複数設けた場合、搬送ストッパを食品開放位
置に移動させることにより、その下流の搬送ストッパま
で食品を通過させ、その食品を押出部材によりトレイへ
と押し出すことができる。これにより、複数のトレイに
並列処理によって盛り付けることができる。
【0016】請求項2の本発明に係る食品盛付装置で
は、押出部材の1対の押出ローラーが食品を押し出す。
1対の押出ローラーは、食品をバランスの安定した所定
の姿勢に近づけるよう、食品の搬送方向に対し垂直な軸
を中心として回転可能に食品を押し出す。これにより、
食品を所定の姿勢に揃えて盛り付けることができる。
【0017】請求項3の本発明に係る食品盛付装置で
は、押出部材により搬送装置から押し出された食品は、
押出ストッパに当たって止められる。食品は、押出スト
ッパの食品の輪郭の一部と整合した面に当たり、その面
に沿って姿勢を揃えられて落ちる。押出ストッパに当た
って食品が落ちる位置にトレイをセットしておくことに
より、トレイに姿勢を揃えて食品を盛り付けることがで
きる。
【0018】請求項4の本発明に係る食品盛付装置で
は、押出ストッパに当たった食品は、姿勢制御部材の穴
から食品受取位置の盛付板の上に落ちる。食品を載せた
盛付板は、その位置からずれて食品落下位置へと移動す
る。このとき、食品は、食品の姿勢を揃える押出ストッ
パの面と断面形状が一致する穴の内面に当り、その面に
沿って姿勢を揃えられて穴から落ちる。穴の下方にトレ
イをセットしておくことにより、トレイに姿勢を揃えて
食品を盛り付けることができる。
【0019】請求項5の本発明に係る食品盛付装置で
は、姿勢制御部材の穴から食品が落下するとき、昇降部
材を下降させる。昇降部材が下降するとき、押さえ棒が
貫通孔に沿って待機位置から盛付位置まで落下して、穴
から落下した食品を押さえ部で押さえる。押さえ部で食
品を押さえることにより、落下した食品がトレイの上で
跳ねるのを防ぐことができる。食品をトレイの上に載せ
たならば、昇降部材を上昇させて押出部材を待機位置に
位置づけ、この工程を繰り返す。
【0020】トレイは、トレイ搬送装置に載せられ、盛
付位置を通って搬送される。トレイ制御装置の最も盛付
位置側のトレイストッパは、トレイ開放位置からトレイ
遮断位置へと移動させておく。トレイがそのトレイスト
ッパにより停止して、その位置で食品を載せたならば、
そのトレイストッパをトレイ開放位置へと移動させる。
【0021】次の盛付位置側のトレイストッパを、トレ
イ開放位置からトレイ遮断位置へと移動させておく。ト
レイは、トレイ搬送装置により次のトレイストッパの位
置まで搬送されて停止する。この位置でトレイに食品を
載せたならば、そのトレイストッパをトレイ開放位置へ
と移動させ、順次、この工程を繰り返す。すべてのトレ
イストッパがトレイ開放位置に移動すると、トレイへの
盛付が終了してトレイはトレイ搬送装置により下流へと
搬送される。これにより、トレイに複数の食品をずらし
て盛り付けることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例につい
て説明する。図1〜図7は、本発明の一実施例を示して
いる。図1〜図7に示すように、食品盛付装置10は、
架台11と、搬送装置12と、複数の搬送ストッパ13
a〜13eと、複数の押出部材14a〜14eと、複数
の押出ストッパ15a〜15eと、姿勢制御部材16
と、盛付板17と、昇降部材18と、押さえ棒19a〜
19eと、トレイ搬送装置20と、トレイ制御装置21
と、制御盤22とを有している。また、食品盛付装置1
0には、トレイ供給装置23が設けられている。
【0023】図3に示すように、架台11は、脚部31
を有している。搬送装置12は、架台11に水平に設け
られている。搬送装置12は、電動で回転駆動されるベ
ルトの上に食品を載せて搬送するものである。図1に示
すように、搬送ストッパ13a〜13eは、架台11の
搬送装置12より上方に設けられている。搬送ストッパ
13a〜13eは、平板状であり、それぞれ並列に設け
られている。搬送ストッパ13a〜13eは、図1およ
び図2に示す空気圧シリンダ32,32,…によって食
品遮断位置と食品開放位置との間を移動するようになっ
ている。搬送ストッパ13a〜13eは、食品遮断位置
で、搬送装置12により搬送される食品を停止させるよ
う下降し、食品開放位置で、搬送される食品を通過させ
るよう上昇する。
【0024】図2および図5に示すように、押出部材1
4a〜14eは、架台11にそれぞれ並列に設けられ、
搬送ストッパ13a〜13eのそれぞれに対応して搬送
装置12の側方に位置付けられている。押出部材14a
〜14eは、空気圧シリンダ33,33,…によって往
復運動し、搬送ストッパ13a〜13eにより停止した
食品を搬送方向に対して垂直に、搬送装置12から向か
い側へと押し出すようになっている。図5に示すよう
に、押出部材14a〜14eは、それぞれ1対の押出ロ
ーラー34,34を先端に有している。各押出ローラー
34は、食品の搬送方向に対し垂直な、上下方向に伸び
る軸を中心として回転可能となっている。押出部材14
d,14eは、動力により食品の搬送方向に対して垂直
に上下方向に移動可能となっている。
【0025】図1および図2に示すように、押出ストッ
パ15a〜15eは、搬送装置12を挟んでそれぞれ押
出部材14a〜14eの向かい側に設けられている。押
出ストッパ15a〜15eは、姿勢制御部材16の上部
に固定されている。図2に示すように、押出ストッパ1
5a〜15eは、それぞれ押出部材14a〜14eに対
する対向面35,35,…が食品の輪郭の一部と整合す
るよう凹状に湾曲している。押出ストッパ15a〜15
eは、この対向面35,35,…で、押出部材14a〜
14eにより押し出された食品を止めるようになってい
る。
【0026】図1および図2に示すように、姿勢制御部
材16は、架台11に押出ストッパ15a〜15eの下
方で設けられている。図2に示すように、姿勢制御部材
16は、押出ストッパ15a〜15eにより止められた
食品を落下させる穴36a〜36eを有している。図7
に示すように、この穴36a〜36eは、押出ストッパ
15a〜15eの対向面35,35,…の側に対向面3
5,35,…と断面形状が一致する内面37,37,…
を有している。従って、内面37,37,…は、対向面
35,35,…と同様に、食品の輪郭の一部と整合する
よう凹状に湾曲している。
【0027】図1および図4に示すように、盛付板17
は、架台11に往復動可能に設けられている。盛付板1
7は、空気圧シリンダ38,38によって食品受取位置
と食品落下位置との間を移動するようになっている。盛
付板17は、食品受取位置で、姿勢制御部材16の下方
で穴36a〜36eを塞ぎ、食品落下位置で姿勢制御部
材16の内面37,37の側にスライドしてずれ、穴3
6a〜36eを開く。
【0028】図3に示すように、昇降部材18は、架台
11に設けられ、空気圧シリンダ39により姿勢制御部
材16の上方で上下動可能となっている。昇降部材18
には、複数の貫通孔41,41,…が設けられている。
押さえ棒19a〜19eは、上端にストッパ42,4
2,…を有し、貫通孔41に挿入されて昇降部材18に
上下動可能に支持されている。図6に示すように、押さ
え棒19a〜19eは、下端に押さえ部43,43,…
を有している。各押さえ部43は、ジャバラから成って
いる。押さえ棒19a〜19eは、昇降部材18の上下
動により押さえ部43,43,…を姿勢制御部材16の
穴36a〜36eの上方の待機位置からこれら穴の下方
の盛付位置まで移動可能となっている。
【0029】図1および図6に示すように、トレイ搬送
装置20は、架台11に設けられ、姿勢制御部材16の
下方の盛付位置を通って電動で駆動されるものである。
トレイ搬送装置20は、複数の回転ローラーを並列に設
けたローラー式搬送装置から成っており、5列のトレイ
Tをそれぞれ盛付位置を通るよう同時に搬送することが
できる。
【0030】図4に示すように、トレイ制御装置21
は、架台11のトレイ搬送装置20より下方に設けられ
ている。図2および図4に示すように、トレイ搬送装置
20は、複数のトレイストッパ44a〜44eを有して
いる。トレイストッパ44a〜44eは、動力によりト
レイ遮断位置と、トレイ開放位置との間を移動するよう
になっている。トレイストッパ44a〜44eは、トレ
イ遮断位置で搬送路に突出して、トレイ搬送装置20に
より搬送されるトレイTを盛付位置に停止させ、トレイ
開放位置で搬送路から引っ込んで、搬送されるトレイT
を通過させる。各トレイストッパ44a〜44eのトレ
イ遮断位置はトレイ搬送装置20によるトレイの搬送方
向に沿ってそれぞれずれており、トレイストッパ44a
からトレイストッパ44eまでの距離はトレイの長さか
ら食品1個分の大きさを引いた程度の距離である。
【0031】図2および図5に示すように、架台11の
搬送ストッパ13a〜13eのそれぞれ上流付近には、
搬送装置12を挟む位置に、搬送される食品を検出する
ための光センサ51,51,…が設けられている。ま
た、図6に示すように、架台11の盛付位置より上流付
近には、トレイ搬送装置20により搬送されるトレイT
を検出するための光センサ52,52,…が設けられて
いる。図3に示すように、架台11の穴36a〜36e
の上方には、穴36a〜36e内に食品がセットされた
ことを検出するための光センサ53,53,…が設けら
れている。
【0032】図4に示す制御盤22は、入力装置、記憶
装置、CPUおよび出力装置を有し、食品盛付装置10
の動きを制御するプログラムを記憶している。制御盤2
2は、光センサ51,52,53からの信号を受信し、
空気シリンダ32,33,38,39の駆動を制御し
て、搬送ストッパ13a〜13e、押出部材14a〜1
4e、盛付板17および昇降部材18を制御するととも
に、トレイストッパ44a〜44eを制御している。
【0033】図2に示すように、トレイ供給装置23
は、5列のトレイ収容部61,61,…に複数のトレイ
Tを収容しており、各トレイ収容部61から1個ずつト
レイTをトレイ搬送装置20の上に供給するようになっ
ている。トレイ供給装置23もまた、図4に示す制御盤
22により制御される。
【0034】次に作用を説明する。食品盛付装置10で
は、食品をトレイTに盛り付ける場合、搬送装置12に
より上に食品を載せて搬送する。盛り付ける食品は、例
えば、揚げ蒲鉾、コロッケ、カツレツ、ハンバーグなど
である。これらの食品は、軟質で傷つきやすいうえ、表
面に油膜が付着していて滑りやすいため、従来は盛付し
にくかったものである。特に、食品盛付装置10は、楕
円形状の揚げ蒲鉾の盛付に適している。
【0035】光センサ51が搬送される食品を検出する
と、図7に示すように、搬送ストッパ13aが空気圧シ
リンダ32により食品遮断位置に移動して、搬送される
食品を搬送装置12に抗して停止させる。押出部材14
aの1対の押出ローラー34,34は、空気圧シリンダ
33の駆動により、停止した食品を搬送装置12から向
かい側の押出ストッパ15aに押し出す。
【0036】1対の押出ローラー34,34は、食品を
バランスの安定した所定の姿勢に近づけるよう、食品の
搬送方向に対し垂直な軸を中心として回転可能に食品を
押し出す。これにより、食品を所定の姿勢に揃えること
ができる。押出部材14a〜14eにより食品を押し出
す方法によれば、食品を高速で盛り付けることができ、
また、軟質で表面に油膜が付着した食品を盛り付ける場
合にも、ロボットハンドによりつかんで盛り付ける方法
と異なり、食品を傷つけずに確実に盛り付けることがで
きる。
【0037】食品は、搬送ストッパ13aに沿って押し
出され、押出ストッパ15aに当たって止められる。食
品は、押出ストッパ15aの食品の輪郭の一部と整合し
た対向面35に当たり、その面に沿って姿勢を揃えられ
て姿勢制御部材16の穴36aへと落ちる。穴36aに
落ちた食品は、食品受取位置の盛付板17の上に落ち
る。
【0038】食品を押し出したならば、空気圧シリンダ
33を駆動して押出部材14aを元の位置に戻す。そし
て、光センサ51が次の食品を検出すると、次の搬送ス
トッパ13bが食品遮断位置に移動して、食品を停止さ
せる。押出部材14bがこの食品を押出ストッパ15b
へと押し出し、姿勢制御部材16の穴36bへと落と
す。穴36bに落ちた食品は、食品受取位置の盛付板1
7の上に落ちる。押し出し後の押出部材14bは、元の
位置に戻す。これらの処理を搬送ストッパ13c〜13
eおよび押出部材14c〜14eについて、繰り返す。
なお、押出部材14d,14eでは、元の位置に戻ると
き、搬送される食品に当たらないよう、いったん上昇し
てから引っ込んだ後、戻の位置へと下がる。
【0039】押出部材14eが元の位置に戻ったとき、
搬送ストッパ13a〜13eを食品開放位置に移動させ
る。こうして、搬送ストッパ13b〜13eの下方を通
って、それらの下流の搬送ストッパ13aまで食品を通
過させ、その食品を再び押出部材14aにより押し出す
ことができる。
【0040】図6に示す光センサ53は、姿勢制御部材
16のすべての穴36a〜36eに食品が落ちて盛付板
17の上に載っているかどうか検出する。穴36a〜3
6e内に食品が入っているときには、制御盤22に制御
された空気圧シリンダ38,38の駆動により、食品を
載せた盛付板17は、その位置からずれて食品落下位置
へと移動する。このとき、食品は、食品の姿勢を揃える
押出ストッパ15a〜15eの面と断面形状が一致する
穴36a〜36eの内面37,37,…に当り、その面
に沿って姿勢を揃えられて穴36a〜36eから落ち
る。穴36a〜36e内に食品が入っていないときに
は、食品盛付装置10はすべての動作を停止する。
【0041】トレイ供給装置23は、各トレイ収容部6
1から1個ずつトレイTをトレイ搬送装置20の上に供
給する。光センサ52がトレイTを検出して、トレイ搬
送装置20はトレイTを盛付位置へと搬送する。光セン
サ52がトレイTを検出しない場合には、食品盛付装置
10はすべての動作を停止する。トレイ制御装置21の
トレイストッパ44a〜44eは、トレイ開放位置から
トレイ遮断位置へと移動させておく。トレイTは、最も
盛付位置側のトレイストッパ44aにより停止される。
【0042】姿勢制御部材16の穴36a〜36eから
食品が落下するとき、空気圧シリンダ39を駆動して昇
降部材18を下降させる。図6に示すように、昇降部材
18が下降するとき、押さえ棒19a〜19eが貫通孔
41a〜41eに沿って待機位置から盛付位置まで落下
して、穴36a〜36eから落下した食品を押さえ部4
3,43,…で押さえる。押さえ部43,43,…で食
品を押さえることにより、落下した食品がトレイの上で
跳ねて、その姿勢や位置がずれるのを防止することがで
きる。食品をトレイの上に載せたならば、昇降部材18
を上昇させて押出部材14a〜14eを待機位置に位置
づける。こうして、食品は、盛付位置のトレイの上に姿
勢を揃えて盛り付けられる。
【0043】トレイTがトレイストッパ44aにより停
止して、その位置で食品を載せたならば、制御盤22の
制御により、そのトレイストッパ44aをトレイ開放位
置へと移動させる。次の盛付位置側のトレイストッパ4
4bを、トレイ開放位置からトレイ遮断位置へと移動さ
せておく。トレイTは、トレイ搬送装置20により次の
トレイストッパ44bの位置まで搬送されて停止する。
そして、前述の工程を繰り返すことにより、この位置で
トレイTに食品を載せる。さらに、そのトレイストッパ
44bをトレイ開放位置へと移動させ、順次、この工程
を繰り返す。
【0044】すべてのトレイストッパ44a〜44eが
トレイ開放位置に移動すると、5個のトレイTへの盛付
が終了してトレイTはトレイ搬送装置20により下流へ
と搬送される。こうして、トレイTに所定の枚数の食品
を所定の間隔でずらして、いわゆる「刺身状重ね盛付」
で盛り付けることができる。この工程を繰り返せば、複
数のトレイに並列処理により高速で連続的かつ自動的に
食品を盛り付け、盛付食品の大量生産が可能である。食
品盛付装置10によれば、複数の食品をトレイの上に姿
勢を揃えて盛り付け、トレイの中に正確にきれいに収め
ることができる。また、食品盛付装置10によれば、す
べて機械化して食品を盛り付けることができ、省力化が
図られるとともに、衛生的である。
【0045】なお、前記実施例では、搬送ストッパ、押
出部材、姿勢制御部材の穴、押さえ棒などを5列設けて
処理する例を示したが、これらは、5列に限らず、1列
のみでもよく、2列以上のいかなる複数列から成っても
よい。また、1個のトレイに載せる食品の数は何個であ
ってもよく、トレイストッパ44の個数は2個以上、何
個であってもよい。また、搬送ストッパを複数個設けた
場合には、最も下流の搬送ストッパは、食品遮断位置に
固定されてもよい。また、トレイ搬送装置は、ローラー
式搬送装置の代わりに、例えば、複数の細いベルトから
成るベルト搬送装置から成ってもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る食品盛付装置によれば、搬
送装置により搬送される食品を搬送ストッパで停止さ
せ、押出部材により向かい側に押し出すので、食品を高
速で盛り付けることができ、また、軟質で表面に油膜が
付着した食品を盛り付ける場合にも、食品を傷つけずに
確実に盛り付けることができる。
【0047】特に、請求項2の本発明に係る食品盛付装
置では、押出部材の先端に1対の押出ローラーを有する
ので、回転可能な1対の押出ローラーで食品を押し出す
ことにより食品を所定の姿勢に揃えて盛り付けることが
できる。
【0048】特に、請求項3の本発明に係る食品盛付装
置では、押出部材により押し出された食品を止める押出
ストッパを有するので、押出ストッパの面に沿って食品
の姿勢を揃え、トレイに姿勢を揃えて食品を盛り付ける
ことができる。
【0049】特に、請求項4の本発明に係る食品盛付装
置では、食品を落下させる穴を有する姿勢制御部材と、
この穴を開閉する盛付板とを有するので、食品を載せた
盛付板をずらして穴の内面に沿って食品の姿勢を揃え、
トレイに姿勢を揃えて食品を盛り付けることができる。
【0050】特に、請求項5の本発明に係る食品盛付装
置では、昇降部材により上下動可能な押さえ棒を有する
ので、姿勢制御部材の穴から落下した食品を押さえ棒に
より押さえて、食品がトレイの上で跳ねるのを防止し、
跳ねによりトレイの上の食品の姿勢や位置がずれるのを
防止することができる。また、トレイ搬送装置と、複数
のトレイストッパを有するトレイ制御装置とを有するの
で、トレイストッパを盛付位置側のものから順に、トレ
イ遮断位置からトレイ開放位置へと移動させ、トレイに
複数の食品をずらして盛り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の食品盛付装置を示す斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例の食品盛付装置を示す平面図
である。
【図3】本発明の一実施例の食品盛付装置を示す正面図
である。
【図4】本発明の一実施例の食品盛付装置を示す右側面
図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】図2のC−C線断面図である。
【符号の説明】
10 食品盛付装置 11 架台 12 搬送装置 13a〜13e 搬送ストッパ 14a〜14e 押出部材 15a〜15e 押出ストッパ 16 姿勢制御部材 17 盛付板 18 昇降部材 19a〜19e 押さえ棒 20 トレイ搬送装置 21 トレイ制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台と、 前記架台に設けられ、動力により駆動される食品の搬送
    装置と、 前記架台に設けられ、前記搬送装置により搬送される食
    品を停止させる食品遮断位置と、搬送される食品を通過
    させる食品開放位置との間を動力により移動する搬送ス
    トッパと、 前記架台に動力により往復動可能に設けられ、前記搬送
    装置の側方に位置し、前記搬送ストッパにより停止した
    食品を前記搬送装置から向かい側に押し出す押出部材と
    を、 有することを特徴とする食品盛付装置。
  2. 【請求項2】前記押出部材は、食品の搬送方向に対し垂
    直な軸を中心として回転可能な1対の押出ローラーを先
    端に有することを特徴とする請求項1記載の食品盛付装
    置。
  3. 【請求項3】前記搬送装置を挟んで前記押出部材の向か
    い側に、前記押出部材により押し出された食品を止める
    押出ストッパを有し、この押出ストッパは前記押出部材
    に対する対向面が前記食品の輪郭の一部と整合すること
    を特徴とする請求項1または2記載の食品盛付装置。
  4. 【請求項4】前記架台に前記押出ストッパの下方で姿勢
    制御部材が設けられ、この姿勢制御部材は前記押出スト
    ッパにより止められた食品を落下させる穴を有し、この
    穴は前記押出ストッパの前記対向面の側に前記対向面と
    断面形状が一致する内面を有し、 前記架台に、前記姿勢制御部材の下方で前記穴を塞ぐ食
    品受取位置と、前記姿勢制御部材の前記内面の側にずれ
    て前記穴を開く食品落下位置との間で動力により移動す
    る盛付板が設けられていることを特徴とする請求項3記
    載の食品盛付装置。
  5. 【請求項5】前記架台に設けられ、貫通孔を有し、動力
    により前記姿勢制御部材の上方で上下動可能な昇降部材
    と、 前記貫通孔に挿入されて前記昇降部材に上下動可能に支
    持され、下端に押さえ部を有し、前記昇降部材の上下動
    によりこの押さえ部を前記姿勢制御部材の前記穴の上方
    の待機位置から前記穴の下方の盛付位置まで移動可能な
    押さえ棒と、 前記架台に設けられ、前記盛付位置を通って動力により
    駆動されるトレイ搬送装置と、 前記架台に設けられたトレイ制御装置とを有し、 このトレイ制御装置は、前記トレイ搬送装置により搬送
    されるトレイを前記盛付位置に停止させるトレイ遮断位
    置と、搬送されるトレイを通過させるトレイ開放位置と
    の間を動力によりそれぞれ移動する複数のトレイストッ
    パを有し、各トレイストッパのトレイ遮断位置は、前記
    トレイ搬送装置によるトレイの搬送方向に沿ってそれぞ
    れずれていることを、 特徴とする請求項4記載の食品盛付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007043928A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mayekawa Mfg Co Ltd 食品の盛り付け方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007043928A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Mayekawa Mfg Co Ltd 食品の盛り付け方法及び装置
JP4497479B2 (ja) * 2005-08-08 2010-07-07 株式会社前川製作所 食品の盛り付け方法及び装置

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