JPH08168031A - フィルム画像再生装置 - Google Patents

フィルム画像再生装置

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Publication number
JPH08168031A
JPH08168031A JP31076894A JP31076894A JPH08168031A JP H08168031 A JPH08168031 A JP H08168031A JP 31076894 A JP31076894 A JP 31076894A JP 31076894 A JP31076894 A JP 31076894A JP H08168031 A JPH08168031 A JP H08168031A
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film
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frame
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Application number
JP31076894A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nojima
良之 野島
Keiichi Kawazu
恵一 河津
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム上に連続撮影された画像をCRT等
の表示装置上に観察しやすい形で表示する。 【構成】 撮影時に連続撮影モードで撮影されているこ
とがCRT画面への再生中に検出された場合には、1画
面に複数の画像を再生させるもの。その時に、1行1
駒、2駒×2駒、3駒×3駒、4駒×4駒のように連続
撮影の枚数に応じて表示を行なっていくもの。連続撮影
の駒数(Cr)によって同時に表示する枚数が変化する
ので、見やすい形で表示される。また、連続撮影されて
いる時にはオートゲインコントロールとホワイトバラン
スを連続撮影の1駒目のデータを利用して再生するため
に、各駒毎の再生時の色の違いや、明るさの違いを解消
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影情報の記録されて
いる銀塩フィルムを用いてCRTやその他の表示装置
(例えば液晶、プロジェクター、その他)上に映像を表
示するフィルム画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムに光学的に画像が記録され
ていて、更に撮影に関する情報が銀塩フィルムか或いは
パトローネに記録出来るシステム、そのフィルムに撮影
情報を記録可能なカメラが提案されている。
【0003】また、上記の様な撮影情報が記録されたフ
ィルム上の画像をCCD等の撮影素子で読み込み、フィ
ルムビデオプレーヤとしてCRTやその他の表示手段上
に表示するフィルム画像再生装置が提案されている。
【0004】光学的に記録されている画像をCRTに表
示する場合には、フィルム上の画像をCCDで読み取っ
たものに色補正やゲイン調整を施して表示するものが多
く提案されている。そして、そのフィルムに撮影情報を
光学的か或いはフィルムに塗布された磁気記録層に磁気
記録を行ったり、或いはパトローネ部分にデータ記録手
段(例えばメモリIC、突起等の形状、導通スイッチ
等)を備えておいて、そのデータを検出し、CRTに表
示する時に利用している。
【0005】そのためのデータとしては、特開平4-1133
47号公報明細書に記載されている様に記録形式判別情報
と、フィルム情報と、撮影情報と、プリント指示情報
と、プリント情報等のデータがある。これらのデータを
用いて画面に表示するために利用されているものは、例
えば以下の様な物がある。
【0006】・撮影時の色温度をもとにしてホワイトバ
ランスを調整する ・撮影時の日付、時間データを表示する ・撮影時の指定アスペクト比(縦横の比率)に応じてC
RTへの表示のアスペクト比を変更する ・ストロボの使用の有無にあわせて画面への表示ゲイン
を変更する ・主要被写体の位置に合せて測光分布を変更する
【0007】
【発明が解決しようとする課題】写真を撮る場合には動
作を連続的に記録するための連続撮影モードが存在す
る。このモードは被写体の動きの様子を捕らえるために
フィルムへの露光を連続的に行うことを特徴としてい
る。そのために連続的にシャッタを作動させると同時に
フィルム巻上げもシャッタに連動して行い、被写体の動
作を連続的に捕らえる物である。
【0008】この様な撮影を行った場合には撮影の時間
間隔の差が極めて僅かであると同時に、被写体の動作に
ついてもあまり差が無い。そのためこの様な画像を1枚
だけ単独に観賞することはあまりなく、同時に被写体の
動作を比較しながら観賞出来るものが求められている。
【0009】このような要求に対して、従来の表示装置
においては連続撮影のみを同時に複数枚表示する機能が
無かった。
【0010】また、単純に一度に複数枚の写真を表示す
るためのモード(インデックスモード)の様にCRTの
画面上にたくさんの画面を表示するものがある。これ
は、CRT上に決まった倍率に縮小された小さい画像を
表示するものであるために、連続撮影の連続性に関わら
ず、一定の大きさで同時に多数の駒を表示することしか
出来なかった。
【0011】本発明は上記の問題を解決して、連続撮影
されたフィルムについてはこれを同時に表示して、複写
体の動作を比較しながら鑑賞することを可能としたフィ
ルム画像再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、写真撮影時
に撮影情報を記録媒体に記録するカメラにより撮影した
写真フィルムを用いて、写真フィルム上の画像を表示す
る画像再生装置において、前記カメラにより記録媒体に
記録された連続撮影情報を検出する情報検出手段と、複
数の画像を画像再生装置上に同時に表示する事が出来る
画像表示手段と、前記情報検出手段の検出結果に基づい
て前記画像表示手段に表示する画像の表示倍率とレイア
ウトを制御する表示制御手段とを備えた事を特徴とする
フィルム画像再生装置によって達成される。
【0013】なお、上記発明における好ましい実施態様
としては、前記表示制御手段は前記多画像表示手段に同
時に表示する画像の枚数を変更するための表示枚数変更
手段を備え、前記表示枚数変更手段は前記連続撮影情報
検出手段により検出された連続撮影枚数が自然数の2乗
の枚数を越える毎に表示倍率の異なる表示制御を行うよ
うに制御を行う事を特徴とするフィルム画像再生装置で
あって、ホワイトバランスレベルとゲインコントロール
レベルとを記憶する記憶手段を備え、前記検出手段が、
連続撮影モードで2駒以上撮影されている事を検出した
時に、前記記憶手段に記憶されている連続撮影の1駒目
のホワイトバランスレベルとゲインコントロールレベル
とで2駒目以降も画像の表示を制御する事を特徴とする
フィルム画像再生装置である。
【0014】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、連続撮影
を行った場合のカメラの作動について説明する。カメラ
において連続撮影を行う場合にはフィルムに撮影時の様
々な撮影情報を記録可能なフィルムや、情報記録が可能
であるカメラがが提案されている(特開平3-231730号第
14図、特開平2-149835号公報)。この様な情報をフィル
ムに記録するには、まず、カメラの巻上げモード選択釦
において、連続撮影モードを選択する。このモードが選
択されると、通常は(連続撮影以外では)、レリーズが
押されると1枚の撮影動作と、その後にはフィルム巻上
げ動作を行い、巻上げが終了した後でカメラの作動が停
止する事になるが、連続撮影モードではカメラのレリー
ズが押された後に、フィルムの巻上げが終了すると同時
に、次の撮影動作に入る。撮影者がレリーズから手を放
すまで連続撮影が行われる。連続撮影の撮影駒数は撮影
対象によって異なるため少なくとも2枚以上、フィルム
の無くなるまで撮影される可能性がある。
【0015】カメラにおいて連続撮影が行われるとその
情報記録手段により、予めフィルムに塗布されている磁
気記録層に情報が記録されるか、或いは光学的に記録さ
れる。
【0016】本発明に用いるフィルム及びカメラは、例
えば特開平4-113347号公報の図2及び図3の様なもので
あり、その記録内容については、特開平4-113347号公報
の図4及び特表平4-501016号公報の図5及び図7等に記
載されている様なものである。
【0017】以下、本発明を添付の図面に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例を示すフィルム
画像再生装置の概略斜視図で、10は装置本体、11は操作
部、12は照明系部、13は結像光学系部であり、14はフィ
ルム給送部で、現像済みフィルムFを収めたカートリッ
ジ1の収納部を有し、更に、このカートリッジ1よりフ
ィルムFを引き出す引き出し手段と、この引き出された
フィルムFを巻き取る巻き取り手段及び巻き戻し手段を
持つフィルム給送部である。
【0019】図2は、図1の画像再生装置の内部を示す
もので、12の照明系は、照明用光源ランプ12a、反射鏡
12b、乳白色の拡散板12cで構成され、フィルムFを挟
んで、結像光学系13として、ズームレンズ31と、受光面
側に赤外カットフィルタ及びローパスフィルタが配置さ
れ、結像位置には画像読み取り手段としてCCD30が配
置される。更に、各種電気回路を実装した電気回路ブロ
ック100が内蔵されている。
【0020】図3は、本発明を実施するに適するフィル
ム画像再生装置の一実施例を示し、特に電気回路ブロッ
ク部100の簡単なブロック図を示す。図3によって、個
々のブロックについて説明する。
【0021】照明系部12の光源ランプ12aとしては冷陰
極管等が用いられ、システムコントローラ34によって制
御される昇圧回路48により駆動される。
【0022】給送駆動部46は、システムコントローラ34
によって、撮影済みフィルムFをカートリッジ1より引
き出し、この引き出されたフィルムFを所定の投影位置
に給送する様制御される。尚、本実施例に於て、給送位
置の制御は、図示されていない光学検出素子がフィルム
Fのパーフォレーションを検出することにより行われて
いる。
【0023】光学読取部50は、撮影済みフィルムFに光
学的に記録された撮影情報の読み取りを行い、その情報
を、システムコントローラ34に出力する。
【0024】磁気情報読取・書込部47は、システムコン
トローラ34によって制御される変復調回路49により駆動
され、撮影済みフィルムFに記録された磁気情報の読取
及び書込を行う。フィルムFに記録された連続撮影情報
はこの磁気情報読取・書込部47により検出される。
【0025】撮像素子部30としてはCCD等が用いら
れ、光学的なレンズ31によってその撮像素子上に結像さ
れたフィルム像を光電変換して電気信号として出力す
る。
【0026】プリプロセス部33は、クランプや相関二重
サンプリング(CDS)33-1、AGC機能33-2を持った
前段増幅等のAD変換をする前の基本的なアナログ処理
をする。また、システムコントローラ34の制御によっ
て、前段増幅のAGC基準ゲインを変更する事も出来
る。
【0027】AD変換部35は、アナログのCCD出力信
号をディジタルデータに変換する。
【0028】映像信号処理部(DSP2)36は、ディジ
タル化されたCCD画像データに、フィルタ処理、カラ
ー化処理、ニー処理、色変換処理などのビデオ処理を施
し、YCrCb形式でメモリコントローラ37に出力する。他
方、この映像信号処理部36にはDA変換器も内蔵されて
おり、CCD30から入力される映像信号や、メモリコン
トローラ37から逆に入力される画像データをアナログ信
号に変換し、ビデオアンプ38の映像出力端子39を通して
モニタTV等に出力することも出来る。これらの機能切
り換えは、システムコントローラ34とのデータ交換によ
って行われ、必要に応じてCCD信号の露出情報やフォ
ーカス情報、ホワイトバランス情報をシステムコントロ
ーラ34へ出力する事も出来る。
【0029】システムコントローラ34はホワイトバラン
スレベルとゲインを記憶すると共に、通常撮影では、そ
のレベルを用いて表示が行なわれる。そして、連続撮影
が行なわれている場合には、システムコントローラ34に
記憶されている、連続撮影の1駒目のホワイトバランス
レベルと、ゲインを用いて、2駒目以降は表示される。
また、連続撮影が行なわれている場合には、システムコ
ントローラ34の信号に応じて連続撮影された駒の表示の
制御を行なうことができ、表示の枚数に応じて倍率とレ
イアウトを調節して表示する事が可能である。
【0030】メモリコントローラ部37では、映像信号処
理部36から入力されるディジタル画像データをフレーム
メモリ40に蓄積したり、逆にフレームメモリ40の画像デ
ータを映像信号処理部36に出力したりする。また、連続
撮影枚数についても記憶する事が出来る。
【0031】フレームメモリ部40は、少なくとも1画面
以上のデータを蓄積出来る画像メモリであり、VRAM、SR
AM、DRAMなどが一般に使用されるが、ここではCPUの
バスと独立動作可能なVRAMを使用している。また、
このメモリをシステムメモリと共用してもよい。
【0032】音声信号処理部41は、システムコントロー
ラ34の制御によって音楽記憶部42に記憶されている複数
の音楽から所定の音楽を選択し、音声信号として音声出
力端子43へ出力する。
【0033】絞り駆動部44は、例えばオートアイリス等
によって構成され、システムコントローラ34の制御によ
って光学的な絞り値を変化させる。
【0034】フォーカス駆動部45は、例えばステッピン
グモータによって構成され、システムコントローラ34の
制御によってズームレンズ31のレンズ位置を変化させ、
フィルムFにピントを合わせるためのものである。
【0035】システムコントローラ部34は、フィルム給
送駆動部46を制御する。
【0036】更に、磁気情報読取・書込部47により読み
取られた撮影情報等に応じてBGMを選択する。そし
て、この演出及びBGMに応じてフィルムの各駒の画像
を再生すべく、映像信号処理部36及び音声信号処理部41
を制御する。また、システムコントローラ部34は、メモ
リを内蔵しており、前記撮影情報と音楽を関連付けて記
憶している。
【0037】ここで、本発明のフィルム画像再生装置の
一連の動作について簡単に説明する。カートリッジ1に
収納された撮影済みフィルムFは、フィルム給送部14の
給送駆動部46により所定の画像取込み位置に送られる。
所定の画像取込み位置に給送されたフィルム上の像は、
照明系12によって照明され光学的なレンズ31により撮像
素子30に結像される。
【0038】映像信号処理部36は、システムコントロー
ラ34より画像入力命令を受け、撮像素子30、プリプロセ
ス部33、AD変換部35を動作させてフィルムのCCD画
像を受けとる。受け取ったCCD画像データを映像信号
処理部36で基本的なビデオ信号処理を行った上で、輝度
データの高周波成分からフォーカス情報を、低周波成分
から露出データを作成しておく。
【0039】システムコントローラ34では、これらのデ
ータを映像信号処理部36から読み取り、必要に応じて絞
り駆動44やフォーカス駆動45、更にはプリプロセス部33
のAGC増幅器のゲイン制御を行い適正な露出やピント
が得られるまで収れんをさせる。この時、映像信号処理
部36からアナログ画像信号がNTSC信号としてモニタ
TV等に出力されている。
【0040】尚、システムコントローラ34では、フィル
ムのカラー情報を基に映像信号処理部36の処理を変え、
メーカごとに異なるフィルム特有のオレンジマスクを除
去したり、照明系12と絞り32、CCDシャッタを制御
し、露出の不適正に撮影された画像の改善を行う事が出
来る。
【0041】また、システムコントローラ34では、撮影
済みフィルムの画像をモニタTVに再生すると同時に、
磁気情報読取・書込部47から撮影情報の読み取りを行
う。磁気記録部分に磁気情報に記録されている連続撮影
に関する情報もここに記録されている。連続撮影が行わ
れているフィルムが装填された場合のシーケンスについ
ては後で述べる。
【0042】そして、その撮影情報を基に、音楽記憶部
42に記憶されている複数の音楽から所定の音楽を選択
し、音声信号処理部41を制御することによりBGMを出
力する。
【0043】フィルム画像再生中に画像の縦横変換SW
が押された事を示す信号がシステムコントローラ34に入
力されると、システムコントローラ34は、メモリコント
ローラ37に画像の取込みの命令を出力する。
【0044】メモリコントローラ37で画像の取込み命令
を受けると、映像信号処理部36からの同期信号を検出
し、所定のタイミングで信号処理部から出力されるYCrC
b形式等の画像データをフレームメモリ40に取り込む。
【0045】フレームメモリ40に画像の取込みが終了す
ると、メモリコントローラ37は、取込みが終了した事を
示すステータスを表示し、これをシステムコントローラ
34が読み取る事によって、フレームメモリ40に画像が記
憶された事を知る。
【0046】この後にシステムコントローラ34から、メ
モリコントローラ37に縦横変換の命令が出力されると、
フレームメモリ40上のデータは行と列の読み出しの順番
を逆にして、画像の縦と横を変える事により、縦位置で
撮影された画像を多画像表示手段であるモニタTV等に
再生出来る。なお、多画像表示手段は表示部がCRTに
よって構成される画像再生装置に限らず、液晶等他の手
段により構成していても良いことは言うまでもない。
【0047】通常撮影が行なわれているフィルムにおい
ては上記の様なシーケンスで画像が表示されているが、
本発明の特徴である連続撮影が行なわれたフィルムの表
示についてこれから述べる。
【0048】撮影者によってスポーツ写真や、鉄道写
真、その他の被写体の状態が変化する写真に対して連続
撮影が使用される。この連続撮影は動きのある被写体を
追い続けて撮影するところにその狙いがあるので、観賞
する場合にはその写真が同時に見られるのが望ましい。
【0049】本発明にこれを可能としたもので、フィル
ムビデオプレーヤに、連続撮影が行われた現像済のフィ
ルムが挿入された場合のシーケンスについて図4を用い
て説明する。
【0050】給送駆動部46によりフィルムが給送されて
いる間に磁気情報読取り部47により、予め連続撮影が行
なわれたカメラの撮影情報記録手段によりフィルムの磁
気記録層に記録された連続撮影情報が、変復調回路49に
よりシステムコントローラ34に入力されると、システム
コントローラ34にある連続撮影駒数を記憶するカウンタ
Crが0であるか否かを検出する。磁気情報に連続撮影
情報が無い場合には前述の手段によりホワイトバラン
ス、ゲインコントロールを施した後に、CRTの画面上
全体に表示が行われる。その時には撮影が独立した状態
で行われていると想定されるのでホワイトバランスを取
り画像の明るさも調整した方が良い。その後にカウンタ
Crをリセットし(0として)、連続撮影の駒の再生中
で無いことを記録する。
【0051】次に磁気情報に連続記録情報があり、連続
撮影を行っているという情報が検出された時の処理につ
いて説明する。
【0052】磁気情報読取り部47により、予め連続撮影
が行なわれたカメラの撮影情報記録手段によりフィルム
の磁気記録層に記録された連続撮影情報が、変復調回路
49によりシステムコントローラ34に入力される。連続撮
影情報がシステムコントローラ34に入力されると、現在
連続撮影された駒の再生中か否かを確認するために、連
続撮影駒数記録カウンタCrが0か否かを確認し、Crが
0で無い場合には現在の駒が連続撮影中であるので、ま
ずカウンタCrに1加える。このカウンタCrは、現在再
生している連続撮影の駒の枚数と一致することになる。
このカウンタを使って、再生している連続撮影の駒の枚
数と、連続撮影画像の再生中か否かを管理することによ
り、連続撮影の状態が把握できる。
【0053】次にカウンタCrの内容を確認する。これ
は連続撮影されている駒が何駒あるのかを確認し、再生
しているCRT上になるべく大きく画像を表示するため
である。
【0054】まず、Crが1の場合には連続撮影の撮影
駒が1駒であるので、CRT全面にその1駒が表示され
る。その時に、システムコントローラ34はオートホワイ
トバランスとオートゲインコントロールを行いそのレベ
ルをメモリ部に記録しておく。これは、連続する連続撮
影が2駒以上になった時に1駒目のレベルを用いて表示
を行なうためである。1駒目のレベルをそのまま2駒目
にも利用する事により、CRTに同時に複数枚の画像を
表示する場合に画像の色の違いや、輝度の違いを発生し
にくくするためである。本実施例ではホワイトバランン
ス、ゲインコントロールのレベルを1駒目の物を使用し
ているが、それぞれの駒毎にレベルを調整しても再生で
きることは言うまでも無い。但しその場合には、レベル
検出のための時間が余分に必要である事と、同時に連写
撮影の駒を複数枚表示させる時に、駒毎に表示の色や、
明るさが異なっていたりする事になるが、この様な処理
を行なっても良い。
【0055】次に、現在再生する連続撮影の何駒めであ
るかを確認する。Crが2である場合には連続撮影の2
駒めに当るので、1枚の画面に同時に表示するために
は、表示の位置とレイアウトと画像の倍率とを変更しな
ければならない。表示の倍率を変更する理由は同時に1
つ画面に表示を行う場合には画像の倍率を変更し、1枚
の画像については小さくしていかなければならない。小
さくしない場合には画像の1部を編集して小さくしなけ
れば全ての部分を表示させることは出来ない。また、倍
率の変更に合せて、画像を表示する位置を変更して、連
続写真が撮影順に連続的に表示されなければならない。
【0056】図5にマトリクス表示を行う場合のフロー
チャートを示す。今回の実施例においては表示時点での
画像のアスペクト比を変更しないで1つの画面に表示が
出来るようにするために、1画面の表示枚数を最大
(1,4,9,16,25,36・・・・)となるように表示
倍率を設定し、連続している写真を、なるべく大きな画
像で画像を確認出来るようにしている。同時に表示する
枚数は連続撮影の枚数によって決まるため、前記の最大
枚数(1,4,9,16,25,36・・・・)という自然数
の2乗毎の表示枚数を区切りとして、表示倍率、レイア
ウトを決めていく。
【0057】本実施例ではM行M列のフォーマットに順
次画像を表示するため、現在M列で表示されているのか
をシステムコントローラ34のカウンタMに記憶している
(カウンタMの値により、現在M行M列で表示されてい
るかがわかる)。
【0058】例えば画面に連続撮影された画像の内図6
のレイアウトが示す様に画面上は1枚目が表示されてい
て(Cr=1、M=1)、次に同時に2枚目の画像(Cr
=1、M=2)を表示しなければいけないときには、全
面に表示されている1枚目の画像のデータをフレームメ
モリ40からメモリコントローラ37を通じて映像信号処理
部分に呼出し、画像のデータを基準になる全画面のデー
タに対して(1/M)2に圧縮または間引きを行う。その
次に、2枚目の画像データもメモリコントローラ37によ
って(1/M)2に圧縮した後に図7のレイアウトに示す
ように横に並べて表示する。この時には時間的に連続で
撮影されている事が分っていることと、表示のための信
号処理の時間を節約するために、ホワイトバランスのレ
ベルと、オートゲインコントロールのゲインは連続撮影
の1駒目において検出、設定されたデータを2駒目以降
にも使用する。こうする事によって同時に複数の画像を
表示する場合に画像の色が違ってしまったり、画像の色
の明るさが違ってしまったりして観察時に不快感を感じ
る事が無くなる。そして、連続的に撮影されたのが理解
しやすいように、表示の位置は図7に示した位置に表示
する。そして、連続撮影の駒が進んだ場合には3駒目、
4駒目も同じ倍率で表示される。ホワイトバランス、オ
ートゲインコントロールについても同様に1駒目のデー
タを用いる。
【0059】次に5駒目の表示を行う場合には図8のレ
イアウトに示すように、表示されている4駒の画像を1
駒分ずつ圧縮していく。そして表示位置を算出して、1
列に3駒ずつ表示を行う。この時にもホワイトバラン
ス、オートゲインコントロールについては同様に1駒目
のデータを利用する。
【0060】
【発明の効果】連続撮影されたフィルムについては、こ
れを同時に画面上に表示する多画面表示モードを備えた
本発明のフィルム画像再生装置は、 ・連続撮影の駒全てを画面上で1度に違和感無く確認出
来る ・連続撮影枚数に応じた割合で画面に表示出来るので表
示に無駄が無い ・連続撮影した駒の画面表示濃度が一定になるために観
賞し易い ・連続撮影した駒では表示濃度を検出する必要が無いた
め、表示に時間がかからない ・連続撮影した駒が連続的に表示できるので見やすい 等の優れた効果が得られることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像再生装置の外観図。
【図2】本発明の光学系の断面図。
【図3】本発明のシステムブロック図。
【図4】本発明の表示に関するフローチャート。
【図5】本発明のマトリクス表示に関するフローチャー
ト。
【図6】CRTに表示された連続撮影の1駒目の画像の
レイアウト。
【図7】CRTに表示された連続撮影の2駒目の画像の
レイアウト。
【図8】CRTに表示された連続撮影の5駒目の画像の
レイアウト。
【符号の説明】
10 装置本体 12 照明系 14 フィルム給送部 30 撮像素子,CCD 31 レンズ 33 プリプロセス部 34 システムコントローラ 36 映像信号処理部 37 メモリコントローラ 39 映像出力端子 40 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 U

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真撮影時に撮影情報を記録媒体に記録
    するカメラにより撮影した写真フィルムを用いて、写真
    フィルム上の画像を表示する画像再生装置において、前
    記カメラにより記録媒体に記録された連続撮影情報を検
    出する情報検出手段と、複数の画像を画像再生装置上に
    同時に表示する事が出来る画像表示手段と、前記情報検
    出手段の検出結果に基づいて前記画像表示手段に表示す
    る画像の表示倍率とレイアウトを制御する表示制御手段
    とを備えた事を特徴とするフィルム画像再生装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は前記多画像表示手段
    に同時に表示する画像の枚数を変更するための表示枚数
    変更手段を備え、前記表示枚数変更手段は前記連続撮影
    情報検出手段により検出された連続撮影枚数が自然数の
    2乗の枚数を越える毎に表示倍率の異なる表示制御を行
    うように制御を行う事を特徴とする請求項1記載のフィ
    ルム画像再生装置。
  3. 【請求項3】 ホワイトバランスレベルとゲインコント
    ロールレベルとを記憶する記憶手段を備え、前記検出手
    段が、連続撮影モードで2駒以上撮影されている事を検
    出した時に、前記記憶手段に記憶されている連続撮影の
    1駒目のホワイトバランスレベルとゲインコントロール
    レベルとで2駒目以降も画像の表示を制御する事を特徴
    とする請求項1記載のフィルム画像再生装置。
JP31076894A 1994-12-14 1994-12-14 フィルム画像再生装置 Pending JPH08168031A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31076894A JPH08168031A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 フィルム画像再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6633689B2 (en) 1998-06-12 2003-10-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reproducing apparatus
JP2011101379A (ja) * 2010-11-19 2011-05-19 Casio Computer Co Ltd 画像再生装置、再生時の画像確認方法、及びプログラム

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US6633689B2 (en) 1998-06-12 2003-10-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reproducing apparatus
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