JPH08167957A - フィルム画像再生装置 - Google Patents

フィルム画像再生装置

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Publication number
JPH08167957A
JPH08167957A JP6310767A JP31076794A JPH08167957A JP H08167957 A JPH08167957 A JP H08167957A JP 6310767 A JP6310767 A JP 6310767A JP 31076794 A JP31076794 A JP 31076794A JP H08167957 A JPH08167957 A JP H08167957A
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JP
Japan
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film
image
length
ccd
feeding direction
Prior art date
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Application number
JP6310767A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nojima
良之 野島
Seiichi Isoguchi
成一 磯口
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムフォーマット,CCD(撮像素子),C
RT(表示手段)のアスペクト比が違っている場合、CRT
上への画像表示を大きな画像として自動設定する。 【構成】 フィルム画像のフィルム給送方向に直交する
方向の長さを検出し、メモリに記憶されたCCDのフィル
ム給送方向に直交する方向の長さに略一致するよう撮影
レンズの投影倍率を設定し、その時のフィルムの給送方
向の長さがCCDのフィルム給送方向の長さよりも長いと
きは、フィルムを移動させて全ての画像を読み取るよう
にし、またフィルム給送方向と直交する方向を基準とし
たCCDのアスペクト比がCRTのアスペクト比より大きいと
きは画像情報をスクロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影情報の記録されて
いる銀塩フィルムを用いてCRT等の表示装置上に映像を
表示するフィルム画像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩フィルムに光学的に画像が記録され
ていて、撮影に関する情報が銀塩フィルムかあるいはパ
トローネに記録されているフィルムや、そのフィルムに
撮影条件を記録可能なカメラが提案されている。
【0003】また、上記の様な撮影情報を記録されたフ
ィルム上の画像を画像読取手段であるCCD等の撮像素子
で読み込み、CRT等の画像表示装置上に表示するフィル
ム画像再生装置が提案されている。
【0004】そして、カメラにおいては、そのフィルム
に撮影条件や、撮影した駒のアスペクト比(縦横の比
率)を光学的かあるいはフィルムに塗布された磁気記録
層に磁気記録を行ったり、あるいはパトローネ部分にデ
ータ記録手段を備えておいて、そのデータを検出し、CR
Tに表示する時に利用するものが提案されている。
【0005】そのためのデータとしては、特開平4-1133
47号公報明細書に記載されている様に記録形式判別情報
と、フィルム情報と、撮影情報と、プリント指示情報
と、プリント情報等のデータがある。これらのデータを
用いて画面に表示するために利用されているものは、例
えば以下の様な物がある。
【0006】・撮影時の色温度をもとにしてホワイトバ
ランスを調整する。
【0007】・撮影時の日付、時間データを表示する。
【0008】・撮影時の指定アスペクト比に応じてCRT
等の表示手段への表示のアスペクト比を変更する。
【0009】・ストロボの使用の有無にあわせて画面へ
の表示ゲインを変更する。
【0010】・主要被写体の位置に合せて測光分布を変
更する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
はフィルム上の画像のアスペクト比やトリミング結果
と、それを光学的に読み込むCCDのアスペクト比と、表
示するCRTのアスペクト比が異なるために次の様な問題
が発生していた。
【0012】・横方向が短いCRTに横長の画像を表示す
る場合に、横長の画像の横を基準に再生してCRTの上下
に黒いマスク状のものを表示して画面に表示していた。
そのためCRT上で細長い画面を見なければならない事に
なってしまっていた。
【0013】・あるいは、画像の縦方向をCRTにいっぱ
いに表示して、画像の左右の端については表示出来ない
ままになっていた。
【0014】この様に、アスペクト比が異なるためにフ
ィルムの画像が全てが見られなかったり、あるいはCRT
上に小さくしか表示できなかったなどの問題があった。
【0015】本発明は、フィルム上の画像のアスペクト
比や、CCDのアスペクト比、CRTのアスペクト比が異なっ
ていても、再生される画像が最も良好であって、見やす
い画像がCRT上で観察することができるフィルム画像再
生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、長尺のフィ
ルムを給送する手段と、前記フィルムに記録された1駒
の画像範囲のフィルム給送方向に直交する方向の長さを
検出する長さ検出手段と、前記フィルムに記録された画
像を電気的に取り込む画像読取手段と、前記画像読取手
段のフィルム給送方向に直交する方向の長さを記憶する
記憶手段と、前記フィルムの画像を前記画像読取手段に
投影する撮影レンズの倍率設定手段とを有し、前記フィ
ルム画像を前記画像読取手段に投影する際に、前記長さ
検出手段が検出した長さが前記記憶手段に記憶した長さ
に略一致する投影倍率を得るように前記倍率設定手段を
制御する制御手段を備えた事を特徴とするフィルム画像
再生装置および長尺のフィルムを給送する手段と、前記
フィルムに記録された1駒の画像範囲のフィルム給送方
向の長さとフィルム給送方向に直交する方向の長さを検
出する長さ検出手段と、前記フィルムに記録された画像
を電気的に取り込む画像読取手段と、前記画像読取手段
のフィルム給送方向の長さとフィルム給送方向に直交す
る方向の長さを記憶する記憶手段と、前記フィルムの画
像を前記画像読取手段に投影する撮影レンズの倍率設定
手段とを有し、前記倍率設定手段による前記フィルム画
像の前記画像読取手段への投影倍率を、前記フィルム給
送方向に直交する方向の長さを略同じ長さとなるよう設
定し、その時の長さ検出手段によるフィルム給送方向の
長さを演算し、該演算した長さと、対応する前記記憶手
段の長さとを比較し、長さ検出手段によるフィルム給送
方向の長さが長い時には、少なくともその差分に相当す
るフィルムを給送する事により前記フィルム上の全ての
画像を検出するようにした制御手段を備えた事を特徴と
するフィルム画像再生装置およびフィルムに記録された
画像を電気的に取り込む画像読取手段の、フィルム給送
方向とフィルム給送方向に直交する方向の長さの比を記
憶する第1の記憶手段と、前記画像読取手段の読取った
結果を表示する画像表示手段の、フィルム給送方向とフ
ィルム給送方向に直交する方向の長さの比を記憶する第
2の記憶手段と、前記画像読取手段の読取った画像情報
を記憶する画像情報記憶手段とを有し、前記2つの比を
比較し、第2の記憶手段によるフィルム給送方向の長さ
の比が小さい時には、前記画像情報記憶手段に記憶され
た画像情報をスクロールする事により全画面情報を前記
画像表示手段に表示可能とするスクロール制御手段を備
えた事を特徴とするフィルム画像再生装置によって達成
される。
【0017】
【実施例】本発明の実施例の説明に先だって、本発明で
使用するフィルムについて説明する。フィルムに撮影時
の撮影情報を記録可能なカメラが提案されている。
【0018】本発明に用いるフィルム及びカメラは、例
えば特開平4-113347号公報の図2及び図3の様なもので
あり、その記録内容については、特開平4-113347号公報
の図4及び特表平4-501016号公報の図5及び図7等に記
載されている様なもので、そのフィルム及びカメラにお
いては、カメラの撮影時の条件や、使用しているフィル
ムのアスペクト比、トリミング情報、撮影時のカメラを
構えている方向などがフィルムに塗布された磁気記録層
に磁気記録されている。
【0019】以下、本発明を添付の図面に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例を示すフィルム
画像再生装置の概略斜視図で、10は装置本体、11は操作
部、12は照明系、13は結像光学系であり、14はフィルム
給送部で、現像済みフィルムFを収めたカートリッジ1
の収納部を有し、更に、このカートリッジよりフィルム
を引き出す引き出し手段と、この引き出されたフィルム
を巻き取る巻き取り手段及び巻き戻し手段を持つフィル
ム給送部である。このフィルム給送部は後で述べる様に
CRTへの表示の時にCRTへ表示しきれない部分の表示を行
なうのにフィルムを必要なだけ給送する事が可能な微量
送り機構をかね備えている。
【0021】図2は、図1の画像再生装置の内部を示す
もので、12の照明系は、照明用光源ランプ12a、反射鏡
12b、乳白色の拡散板12cで構成され、フィルムFを挟
んで、結像光学系13として、ズームレンズ31と、受光面
側に赤外カットフィルタ及びローパスフィルタが配置さ
れ、結像位置には画像読み取り手段としてCCD30が配置
される。更に、各種電気回路を実装した電気回路ブロッ
ク100が内蔵されている。
【0022】図3は、本発明を実施するに適するフィル
ム画像再生装置の一実施例を示し、特に電気回路ブロッ
ク部の簡単なブロック図を示す。図3によって個々のブ
ロックについて説明する。
【0023】照明系12の光源ランプ12aとしては冷陰極
管等が用いられ、システムコントローラ34によって制御
される昇圧回路48により駆動される。
【0024】給送駆動部46は、システムコントローラ34
によって、長尺の撮影済みフィルムFをカートリッジ1
より引き出し、この引き出されたフィルムFを所定の位
置に給送する様制御される。尚、本実施例に於て、給送
位置の制御は、図示されていない光学検出素子によりフ
ィルムFのパーフォレーションを検出する事により行わ
れている。
【0025】光学読取部50は、撮影済みフィルムFに光
学的に記録された撮影情報の読み取りを行い、その情報
を、システムコントローラ34に出力する。
【0026】磁気情報読取・書込部47は、システムコン
トローラ34によって制御される変復調回路49により駆動
され、撮影済みフィルムFに記録された磁気情報の読取
及び書込を行う。撮影時にカメラによってフィルムに記
録されている磁気情報を読み込むことにより、撮影され
た画像のサイズ、アスペクト比を読み込み、システムコ
ントローラ34にそのデータを転送する。第1の記憶手段
であるシステムコントローラ34はこれによりフィルムの
フィルム給送方向とそれに直交する方向の大きさを検出
してそのデータを記憶する。
【0027】磁気情報読取・書込部47は、本実施例にお
いてはフィルムに記録された1駒の画像範囲の長さを検
出する長さ検出手段として機能するが、本発明はこれに
限定するものではなく、例えば別にフィルム画像の読み
取り位置に縦横方向の棒状のCCD検知手段を長さ検出手
段として設け、該検知手段をもって、画像サイズの読み
込みを行うよう構成することも可能である。
【0028】画像読取手段である撮像素子30としてはCC
D等が用いられ、光学的なレンズ31によってその撮像素
子上に結像されたフィルム像を光電変換して電気信号と
して出力する。この撮像素子30のフィルム給送方向とそ
れに直交する方向の大きさを第2の記憶手段でもあるシ
ステムコントローラ34は記憶している。
【0029】プリプロセス部33は、クランプや相関二重
サンプリング(CDS)33-1、AGC機能33-2を持った前段増
幅等のAD変換をする前の基本的なアナログ処理をする。
また、システムコントローラ34の制御によって、前段増
幅のAGC基準ゲインを変更する事も出来る。
【0030】AD変換部35は、アナログのCCD30出力信号
をディジタルデータに変換する。
【0031】映像信号処理部(DSP2)36は、ディジタル
化されたCCD画像データに、フィルタ処理、カラー化処
理、ニー処理、色変換処理などのビデオ処理を施し、YC
rCb形式でメモリコントローラ37に出力する。他方、こ
の映像信号処理部36にはDA変換器も内蔵されており、CC
D30から入力される映像信号や、メモリコントローラ37
から逆に入力される画像データをアナログ信号に変換
し、ビデオアンプ38の映像出力端子39を通してモニタTV
等に出力することも出来る。これらの機能切り換えは、
システムコントローラ34とのデータ交換によって行わ
れ、必要に応じてCCD信号の露出情報やフォーカス情
報、ホワイトバランス情報をシステムコントローラ34へ
出力する事も出来る。
【0032】メモリコントローラ37では、映像信号処理
部36から入力されるディジタル画像データをフレームメ
モリ40に蓄積したり、逆にフレームメモリ40の画像デー
タを映像信号処理部36に出力したりする。デジタル画像
データを記憶する時には画像の縦横変換や、データの移
動が可能であるように、データは行、列状態で編集可能
な状態で記憶される事になる。
【0033】フレームメモリ40は、少なくとも1画面以
上のデータを蓄積出来る画像メモリであり、VRAM、SRA
M、DRAMなどが一般に使用されるが、ここではCPUのバス
と独立動作可能なVRAMを使用している。また、このメモ
リをシステムメモリと共用してもよい。
【0034】再生情報処理部41は、システムコントロー
ラ34の制御によって操作スイッチ51により入力される再
生情報を再生情報記憶部42に出力する。操作スイッチ51
に入力される再生情報としては再生するCRTのアスペク
ト比や、再生画面をスキップするためのスキップ情報な
どがある。
【0035】フィルム画像のアスペクト比とCCD30のア
スペクト比とCRTのアスペクト比の違いにより、CRTに1
駒の画像の全てが表示されていない時には操作スイッチ
51の入力によりシステムコントローラ34がフィルム給送
駆動部46とメモリコントローラ37を制御することによっ
て、CRT上に表示されている画像を移動させフィルムに
記録されている画像の全てを再生する。
【0036】再生情報記憶部42に記憶されている情報
は、それまでに再生したフィルムのID番号やそのフィル
ムの撮影日時、フィルムに記録されているデータにより
参照される文字フォントや定型的なコメント類や、各種
のフィルムの記録容量の限界からフィルム上に直接記録
できない情報を保持している。そして、再生情報はシス
テムコントローラ34を通じて、映像信号処理部36に送ら
れ、再生時に様々な形に信号処理が行なわれる。
【0037】絞り駆動部44は、例えばオートアイリス等
によって構成され、システムコントローラ34の制御によ
って光学的な絞り値を変化させる。
【0038】レンズ駆動部45は、例えばステッピングモ
ータによって構成され、システムコントローラ34の制御
によってレンズ位置を変化させ、撮影倍率の変更を行
い、CCD30上へのフィルムのピントを合わせるためのも
のである。また、フィルム給送部14がフィルムを送るこ
とによりシステムコントローラ34は再生する駒の画像の
アスペクト比とサイズが変更されることを磁気情報のデ
ータ読み込み検出されると、レンズ駆動部45を駆動し
て、後に説明する最適な撮影倍率に設定する。
【0039】システムコントローラ34は、フィルム給送
駆動部46を制御する。更に、磁気情報読取・書込部47に
より読み取られた撮影情報等に応じて再生条件を選択、
記憶する。そして、この再生条件に応じてフィルムの各
駒の画像を再生すべく、映像信号処理部36及び再生情報
処理部41を制御する。また、システムコントローラ34
は、メモリを内蔵しており、前記撮影条件と再生条件を
関連付けて記憶している。
【0040】ここで、本発明のフィルム画像再生装置の
一連の動作について説明する。
【0041】カートリッジ1に収納された撮影済みフィ
ルムFは、フィルム給送部14の給送駆動部46により所定
の画像取込み位置に送られる。所定の画像取込み位置に
給送されたフィルム上の像は、照明系12によって照明さ
れ光学的なレンズ31により画像読取手段である撮像素子
30上に結像される。
【0042】映像信号処理部36は、システムコントロー
ラ34より画像入力命令を受け、撮像素子30、プリプロセ
ス部33、AD変換部35を動作させてフィルムの画像情報は
CCD画像として受けとる。受け取ったCCD画像データを映
像信号処理部36で基本的なビデオ信号処理を行った上
で、輝度データの高周波成分からレンズ情報を、低周波
成分から露出データを作成しておくシステムコントロー
ラ34では、これらのデータを映像信号処理部36から読み
取り、必要に応じて絞り駆動44やレンズ駆動45、更には
プリプロセス部33のAGC増幅器のゲイン制御を行い適正
な露出やピントが得られるまで収れんをさせる。この
時、映像信号処理部36からアナログ画像信号がNTSC信号
としてモニタTV等に出力されている。
【0043】尚、システムコントローラ34では、フィル
ムのカラー情報を基に映像信号処理部36の処理を変え、
メーカごとに異なるフィルム特有のオレンジマスクを除
去したり、照明系12と絞り32、CCDシャッタを制御し、
露出の不適正に撮影された画像の改善を行う事が出来
る。
【0044】また、システムコントローラ34では、撮影
済みフィルムの画像をモニタTVに再生するにあたり、磁
気情報読取・書込部47から撮影情報を読み取りを行う。
磁気記録部分に磁気情報に記録されている連続撮影に関
する情報もここに記録されている。システムコントロー
ラ34が撮影情報を読取った結果により、フィルムのアス
ペクト比とCCDのアスペクト比が異なったり、CCDとCRT
のアスペクト比が異なったりした場合には、システムコ
ントローラ34はレンズ駆動部45を制御する事によりフィ
ルムの画像の投映倍率を変更して後で述べる様な倍率で
CCD30上に写し出し、CRTに表示する。
【0045】操作スイッチ51が操作されると、システム
コントローラ34はフィルム上に記録されていて、CRTに
表示されていない画像を表示する様に次に述べるような
制御を行なう。
【0046】まず、CCD30上にフィルムの画像を捕らえ
ていて、フレームメモリ40に記憶しているにも関わらず
CRTに表示されていない部分を表示する場合、即ちCRTの
アスペクト比がCCDのアスペクト比よりも小さい場合に
は、システムコントローラ34はメモリコントローラ37を
制御して、フレームメモリ40からデータを読みだしてCR
Tに表示していない部分のデータを表示する様にCRT上で
の画像の移動がなされるようスクロール制御する。
【0047】次に、画像をCCD30でフィルムの画像を捕
らえていないで表示されていない部分を表示する場合、
即ちCCDのアスペクト比がフィルムのアスペクト比より
も小さい場合には、システムコントローラ34はフィルム
給送駆動部46を制御して、CCD30の撮影範囲にフィルム
を移動させて、写し出されていなかった画像をCCD30に
捕らえるようにする。それにより、CRTに表示されてい
なかった部分が表示される。
【0048】フィルム画像再生中に画像の縦横変換SWが
押された事を示す信号がシステムコントローラ34に入力
されると、システムコントローラ34は、メモリコントロ
ーラ37に画像取込みの命令を出力する。
【0049】メモリコントローラ37で画像の取込み命令
を受けると、映像信号処理部36からの同期信号を検出
し、所定のタイミングで信号処理部から出力されるYCrC
b形式等の画像データをフレームメモリ40に取り込む。
【0050】フレームメモリ40に画像の取込みが終了す
ると、メモリコントローラ37は、取込みが終了した事を
示すステータスを表示し、これをシステムコントローラ
34が読み取る事によって、フレームメモリ40に画像が記
憶された事を知る。
【0051】この後にシステムコントローラ34から、メ
モリコントローラ37に縦横変換の命令が出力されると、
フレームメモリ40上のデータは行と列の読み出しの順番
を逆にして、画像の縦と横を変える事により、縦位置で
撮影された画像をモニタTV等に再生出来る。
【0052】下表にフィルムの現在の主なフォーマット
と、それを撮影するCCD30、それを表示するCRTのサイズ
と縦横の割合を示す。
【0053】
【表1】
【0054】ここで問題になるのはCCD,CRT側は縦横の
アスペクト比は2種類であるのに対して、フィルム側の
アスペクト比は様々なものが用意されていることであ
る。例えば135サイズのフィルム(ノーマル)撮影の画
面をアスペクト比1:1.33のCCDにて撮影しCRTに表示す
ると、図4に示すようにフィルムの両端は表示不可能で
あった。この様な場合にはフィルムの縦方向をフルに表
示するように画像を撮影するので、CCDはフィルムの両
端の画像情報は取り込まれていないためフィルムの中央
だけ表示する事になる。また、図5に示す様に横方向の
範囲を表示する様にすると、CRTの上下部に表示が不可
能である部分ができてしまうのと、CCDの1部分だけを
使って読取られた画像になるため画像としては少し情報
が足りない物になってしまう。CRTに表示する画像はな
るべく容量の大きいデータを使った方が良い。
【0055】また、表1に示す様に1種類のフィルムに
対するフォーマットは各種の物が存在している。そのた
めに、1本のフィルムを続けて表示する場合にはフォー
マットの大きさに合せてレンズの倍率を調整しないと、
再生している間に画像の大きさが変化してしまい、ユー
ザーが見る時にそれぞれ倍率を調整することになり疲れ
てしまう。
【0056】本発明においては、フィルムの給送方向と
垂直方向の長さが、フィルムの給送方向と垂直方向のCC
Dの長さと略一致する投影倍率を設定するもので、以下
の様にしてレンズの倍率を設定する。
【0057】図6はフィルムとCCDとレンズの関係を示
す図で、 a:フィルムの長さ(フィルムの給送方向と垂直方向の
フィルムの長さ、フィルムに記録されている磁気情報を
検出する) b:CCDの長さ(フィルムの給送方向と垂直方向のCCDの
長さ、あらかじめ記憶している) L:CCDとフィルムの距離(あらかじめ記憶している) La:レンズの主点からフィルムまでの距離(あらかじめ
記憶している) Lb:レンズの主点からCCDまでの距離(主点間隔は0と
して算出) f:レンズの焦点距離(ズームレンズ使用) m:倍率(この場合にはa/bになる) ここで、この関係を整理すると、 L = La + Lb 図より m = a / b 定義より La = f + f/m 定義より Lb = f + mf 定義より f = a×b×L/(a+b)2 上記の式を変形して左の
関係になる。
【0058】この計算式に基づいてシステムコントロー
ラ34により最適なレンズの焦点距離が求められる。この
関係によりフィルム上の画像をほとんどCRTに表示する
ために適した焦点距離が算出できる。この焦点距離を使
うと、フィルムの給送方向に垂直な方向の長さがCCD30
の同じ方向の長さと一致する倍率になり、結果としてCR
T画面一杯にフィルムの画像が表示可能となる。ここ
で、求められた焦点距離をレンズが持っていない場合に
は次の様な焦点距離が設定される。設定できるレンズの
焦点距離が短すぎて(倍率が低くて)算出された焦点距
離に設定できない場合には、設定可能な焦点距離のうち
最長の焦点距離を使用する。設定できるレンズの焦点距
離が長すぎて(倍率が高くて)算出された焦点距離に設
定できない場合には、設定可能な焦点距離のうち最短の
焦点距離を使用する。最適な焦点距離に設定できない場
合には、設定できていないことがCRT上に表示される。
また、その焦点距離においてフィルム上の画像が全て表
示できていない場合にもその事がCRT上に表示される。
【0059】この時にフィルム上の画像が全てCRT上に
表示できれば良いのであるが、フィルム、CCD、CRTでの
画像のアスペクト比が異なるため、本発明においては表
2に示す様な方法で全画面を表示する事になる。なお、
表2における長さの比較は、フィルムの給送方向に垂直
な方向を1とした時のアスペクト比をもって比較してい
る。
【0060】
【表2】
【0061】表示不可部分の画像の表示法については上
記の表2と、図7(イ)〜(ニ)を用いて説明する。但
し、ここでの比較は、フィルムの給送方向に垂直な方向
を1とした時のアスペクト比をもって比較している。
【0062】(1)CCDのアスペクト比が大きくて、か
つCRTのアスペクト比もCCDのアスペクト比より大きい時
の表示法について 記憶したCCDのアスペクト比がフィルム画像のアスペク
ト比よりも大きい場合については、フィルム画像の全て
をCCD上に結像させることができる(図7(イ))。そし
て、その時にはCCDにフィルム画像のない場所ができて
しまうことになる。
【0063】そして、CRTのアスペクト比がCCDのアスペ
クト比よりも大きいため、CCD上の全ての画像をCRT上に
表示させることが出来る(図7(ハ))。その時にはCRT
上に画像をすべて表示してもさらに左右にCCDによって
画像を得ることが出来なかった部分ができる。この部分
と、CCDにフィルム画像の無い場所はマスク状のものが
表示される。
【0064】フィルム画像のアスペクト比に対してCCD
のアスペクト比が、またCCDのアスペクト比に対してCRT
のアスペクト比が大きい組合わせであるため、CRTに表
示が不可能な部分は存在しない事になる。
【0065】(2)CCDのアスペクト比が大きくて、か
つCRTのアスペクト比は小さい時の表示法について CCDのアスペクト比がフィルム画像のアスペクト比より
も大きい場合については、フィルム画像の全てをCCD上
に結像させることができる(図7(イ))。そして、その
時にはCCD上にフィルム画像のない場所ができてしまう
ことになる。
【0066】そしてCRTのアスペクト比がCCDのアスペク
ト比よりも小さいため、CCD上の全ての画像をCRT上に表
示させることが出来ない(図7(ニ))。
【0067】フィルム画像に対してCCDのアスペクト比
が大きいために画像を取り込めない部分は無い。そし
て、画像のデータはすべてフレームメモリに取り込む事
ができる。その取り込まれた画像から表示範囲を設定す
れば良い。そのためCRTに表示出来ない範囲については
システムコントローラ34がメモリコントローラ37を制御
し、画像情報をCRT上にスクロールする事により全ての
画像を表示する事が出来る。
【0068】(3)CCDのアスペクト比が小さくて、か
つCRTのアスペクト比は大きい時の表示方法について CCDのアスペクト比がフィルム画像のアスペクト比より
も小さい場合については、フィルム画像の全てをCCD上
に結像させることは出来ない(図7(ロ))。そして、そ
の時にはCCD上にフィルム画像のない場所は無い。
【0069】次にCRTのアスペクト比がCCDのアスペクト
比よりも大きい場合については、CCD上の全ての画像をC
RT上に表示させることが出来る(図7(ハ))。そして、
その時にはCRT上に画像をすべて表示してもさらに左右
にCCDによって画像を得ることが出来なかった部分がで
きる。この部分はマスク状のものが表示されている。
【0070】この場合にはCCDに取り込まれたデータは
すべてCRT上に表示が可能である。しかし、CCDにフィル
ム画像を全て取り込むことが出来ないので、表示不可部
分を表示するように操作スイッチ52が操作された時に
は、システムコントローラ34がフィルム給送駆動部46を
制御することによってフィルム画像の位置を移動させる
ことによって表示不可の範囲をCRT上に表示する。この
時の移動量はCCDのアスペクト比とフィルム画像のアス
ペクト比をシステムコントローラ34が比較する事により
決定する事ができる。そして、少なくともCCD上に結像
されないことによって表示されていない部分については
フィルムを移動させて、表示できない部分を無くしてい
く。
【0071】(4)CCDのアスペクト比が小さくて、か
つCRTのアスペクト比も小さい時の表示方法について CCDのアスペクト比がフィルム画像のアスペクト比より
も小さい場合については、フィルム画像の全てをCCD上
に結像させることは出来ない(図7(ロ))。そして、そ
の時にはCCD上にフィルム画像のない場所は無い。
【0072】次にCRTのアスペクト比がCCDのアスペクト
比よりも小さい場合については、CCD上の全ての画像をC
RT上に表示させることが出来ない(図7(ニ))。
【0073】この場合にはCCDに取り込まれたデータの
すべてをCRT上に表示することは不可能である。そのた
め、CCDに画像を取り込むことが出来ないフィルム上の
画像と、CCD30で画像をフレームメモリ40に記憶してあ
るにもかかわらずCRTに表示できない部分がある。表示
不可部分を表示するように操作スイッチ52が操作された
時には、表示すべき画像の範囲をシステムコントローラ
34がフレームメモリ40の中にある画像か否かを判断し
て、表示不可部分がフレームメモリ内の画像の時にはそ
の画像をCRT上に出力するが、表示不可部分がフレーム
メモリ外の画像であると判断した時には、システムコン
トローラ34がフィルム給送駆動部46を制御することによ
ってフィルム画像の位置を動かして表示不可の範囲をCC
Dで読み取りCRT上に表示する。この様にフレームメモリ
内の画像を有効に再生する事によってすばやく表示不可
の範囲の画像を得ることが出来る。また、フレームメモ
リ内の表示されない画像部分についてはスクロールする
よう制御を行うことによって、給送駆動部46の制御を必
要とする最低限に制御し、フィルム駆動を行うことによ
り省電力で同じ効果が得られることとなる。
【0074】
【発明の効果】フィルム画像をCRT等の画像表示手段に
表示する場合、フィルム画像とCCD,CRTの間ではアスペ
クト比がそれぞれ異なっていることが一般で、その画像
の表示方法は極めて不都合であったことを解決したのが
本発明であって、本発明による自動設定によって次の優
れた効果を有するものである。
【0075】・CRT上に大きく表示が可能であるためユ
ーザーに見やすい形でフィルム上の画像情報が提供でき
る。
【0076】・フィルム上の横長の画像に対してもフィ
ルムの給送と、画像メモリをうまく使うことにより効果
的に(画像の横方向を見る時にはフィルムか画像を横方
向にスクロールすることにより)横長の画面をCRT上に
大きく表示する事ができる。
【0077】・あらかじめ持っているメモリとフィルム
の給送機構を有効に組合わされて使用する事によりフィ
ルム上の全ての部分をCRT上に大きく表示する事が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム画像再生装置の外観図。
【図2】本発明の光学系の断面図。
【図3】本発明のシステムブロック図。
【図4】J135フィルムをアスペクト比1:1.33のCCDで
表示する場合の例示図(1)
【図5】J135フィルムをアスペクト比1:1.33のCCDで
表示する場合の例示図(2)
【図6】フィルム及びCCDのサイズとレンズの設定関係
を示す説明図。
【図7】フィルム,CCD,CRTのアスペクト比の違いによ
る表示の違いを示す説明図。
【符号の説明】
10 装置本体 12 照明系 14 フィルム給送部 30 撮像素子,CCD 31 レンズ 33 プリプロセス部 34 システムコントローラ 36 映像信号処理部 37 メモリコントローラ 39 映像出力端子 40 フレームメモリ 41 再生情報処理部 42 再生情報記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のフィルムを給送する手段と、前記
    フィルムに記録された1駒の画像範囲のフィルム給送方
    向に直交する方向の長さを検出する長さ検出手段と、前
    記フィルムに記録された画像を電気的に取り込む画像読
    取手段と、前記画像読取手段のフィルム給送方向に直交
    する方向の長さを記憶する記憶手段と、前記フィルムの
    画像を前記画像読取手段に投影する撮影レンズの倍率設
    定手段とを有し、 前記フィルム画像を前記画像読取手段に投影する際に、
    前記長さ検出手段が検出した長さが前記記憶手段に記憶
    した長さに略一致する投影倍率を得るように前記倍率設
    定手段を制御する制御手段を備えた事を特徴とするフィ
    ルム画像再生装置。
  2. 【請求項2】 長尺のフィルムを給送する手段と、前記
    フィルムに記録された1駒の画像範囲のフィルム給送方
    向の長さとフィルム給送方向に直交する方向の長さを検
    出する長さ検出手段と、前記フィルムに記録された画像
    を電気的に取り込む画像読取手段と、前記画像読取手段
    のフィルム給送方向の長さとフィルム給送方向に直交す
    る方向の長さを記憶する記憶手段と、前記フィルムの画
    像を前記画像読取手段に投影する撮影レンズの倍率設定
    手段とを有し、 前記倍率設定手段による前記フィルム画像の前記画像読
    取手段への投影倍率を、前記フィルム給送方向に直交す
    る方向の長さを略同じ長さとなるよう設定し、その時の
    長さ検出手段によるフィルム給送方向の長さを演算し、
    該演算した長さと、対応する前記記憶手段の長さとを比
    較し、長さ検出手段によるフィルム給送方向の長さが長
    い時には、少なくともその差分に相当するフィルムを給
    送する事により前記フィルム上の全ての画像を検出する
    ようにした制御手段を備えた事を特徴とするフィルム画
    像再生装置。
  3. 【請求項3】 フィルムに記録された画像を電気的に取
    り込む画像読取手段の、フィルム給送方向とフィルム給
    送方向に直交する方向の長さの比を記憶する第1の記憶
    手段と、前記画像読取手段の読取った結果を表示する画
    像表示手段の、フィルム給送方向とフィルム給送方向に
    直交する方向の長さの比を記憶する第2の記憶手段と、
    前記画像読取手段の読取った画像情報を記憶する画像情
    報記憶手段とを有し、 前記2つの比を比較し、第2の記憶手段によるフィルム
    給送方向の長さの比が小さい時には、前記画像情報記憶
    手段に記憶された画像情報をスクロールする事により全
    画面情報を前記画像表示手段に表示可能とするスクロー
    ル制御手段を備えた事を特徴とするフィルム画像再生装
    置。
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