JPH09163221A - フィルム画像表示装置 - Google Patents

フィルム画像表示装置

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JPH09163221A
JPH09163221A JP7315270A JP31527095A JPH09163221A JP H09163221 A JPH09163221 A JP H09163221A JP 7315270 A JP7315270 A JP 7315270A JP 31527095 A JP31527095 A JP 31527095A JP H09163221 A JPH09163221 A JP H09163221A
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film
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Application number
JP7315270A
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English (en)
Inventor
Hideomi Hibino
秀臣 日比野
Kazuyuki Kazami
一之 風見
Norikazu Yokonuma
則一 横沼
Takashi Okutsu
尚 奥津
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントを指示した駒に設定されている表示
条件を解除してその駒の画像を表示する。 【解決手段】 カートリッジに収納された現像済みフィ
ルムの画像を表示する画像表示手段114,115,1
16と、画像表示手段114,115,116で表示さ
れるフィルム画像の表示条件を設定する表示条件設定手
段122,123と、表示条件設定手段122,123
により表示条件が設定され、画像表示手段114,11
5,116に表示される画像がプリントされる画像と異
なる駒に対してプリントの指示がなされると警告する制
御手段122とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像されたフィルム
の画像をモニターに映し出す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現像された写真フィルムの画像をテレビ
などのモニターに映し出して観賞する装置が知られてい
る(例えば、特開平5−75922号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルム画
像をテレビに映し出す時に、フィルム画像の表示条件を
変えたいことがある。例えば、フィルム画像をズーミン
グして拡大または縮小したり、上下左右にシフトした
り、縦位置で撮影された画像を正位置まで回転すること
がある。また、テレビに映し出されたフィルム画像の色
を補正したり、画面の上下左右をマスクしてアスペクト
比を変更することもある。しかし、テレビに表示されて
いるある駒の画像に対してズーミング、シフト、回転、
色補正、アスペクト比変更などを行なってフィルム画像
の表示条件を変更しても、その駒をプリントする場合に
はテレビ映像における表示条件の通りにはプリントされ
ないので、使用者がテレビ映像とプリント画像との差に
戸惑うという問題がある。
【0004】本発明の目的は、プリントを指示した駒に
設定されている表示条件を解除してその駒の画像を表示
するフィルム画像表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、カートリッジに収納された現像
済みフィルムの画像を表示する画像表示手段と、前記画
像表示手段で表示されるフィルム画像の表示条件を設定
する表示条件設定手段と、前記表示条件設定手段により
表示条件が設定され、前記画像表示手段に表示される画
像がプリントされる画像と異なる駒に対してプリントの
指示がなされた場合に警告する制御手段とを備える。請
求項2のフィルム画像表示装置は、前記制御手段によっ
て、表示画像とプリント画像とが異なる駒に対してはプ
リント指示を受け付けないようにしたものである。請求
項3のフィルム画像表示装置は、前記画像表示手段によ
って、表示画像とプリント画像とが異なる駒に対してプ
リント指示がなされると、その駒のプリント画像と同一
の画像を表示するようにしたものである。請求項4のフ
ィルム画像表示装置の前記表示条件には、フィルム画像
を拡大および縮小する条件が含まれる。請求項5のフィ
ルム画像表示装置の前記表示条件には、前記画像表示手
段の表示画面上でフィルム画像を上下左右に移動する条
件が含まれる。請求項6のフィルム画像表示装置の前記
表示条件には、前記画像表示手段の表示画面上でフィル
ム画像を回転する条件が含まれる。請求項7のフィルム
画像表示装置の前記表示条件には、前記画像表示手段に
表示されるフィルム画像の色を補正する条件が含まれ
る。請求項8のフィルム画像表示装置の制御手段は、プ
リントアスペクト比が変更されている場合には警告す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態のフィルム画像
表示装置の構成を示す。カートリッジ101およびフィ
ルム102は、特開平4−273240号公報や特開平
3−757341号公報に開示されているように、未使
用時にはフィルム102を完全にカートリッジ101内
に収納し、使用時にフィルム102をカートリッジ10
1から送り出すドロップインローディング方式であり、
カートリッジ101には未露光、露光済み、現像済みな
どのフィルム102の使用状態を表示する機構を備え
る。フィルム102の給送は、フィルム画像表示装置の
スプール103およびモーター104と、カートリッジ
101のスプールおよびモーター105により行う。モ
ーター104によりスプール103を駆動してフィルム
102の巻上げを行い、モーター105によりカートリ
ッジ101のスプールを駆動してフィルム102の送り
出しと巻戻しを行う。
【0007】スイッチ106は、カートリッジ101に
設けられた使用状態を表示する機構に連動し、フィルム
102が現像済みか否かを検出する。磁気ヘッド107
は、フィルム102に磁気的に記録された情報を読み取
るとともに、フィルム102に情報を磁気的に記録す
る。フィルムエンコーダ108は、フィルムの移動に連
動して回転し、フィルム102の移動速度と移動距離を
計測する。インタラプタ109,110は、フィルム1
02のパーフォレーションを検出する。照明光源111
はフィルム102を照明する。拡散板112は、照明光
源111から発っせられた光を白色にして拡散させると
ともに、フィルム102の圧板を兼ねる。撮影レンズ1
13はフィルム102のイメージエリア126の画像を
CCDカメラ114上に結像させ、CCDカメラ114
はイメージエリア126の画像を読み取って電気信号に
変換する。撮像回路115は、CCDカメラ114から
の画像信号をビデオ信号に変換する。映像制御回路11
6は、撮像回路115からのビデオ信号を処理し、所望
の画像を生成する。この撮像回路116はスーパーイン
ポーズ機能を有する。
【0008】AF/ズーム制御回路117は、撮影レン
ズ113を移動してピント調節とズーミングを行うとと
もに、CCDカメラ114の回転とX,Y方向への移動
を制御する。モータ制御回路118は、巻上げモーター
104と巻戻しモーター105の駆動制御を行う。ま
た、照明制御回路119は照明光源111の点消灯制御
を行う。磁気読み込み回路120は磁気ヘッド107に
よりフィルム102から読み込んだ信号を増幅して解読
し、磁気書き込み回路121は磁気ヘッド107により
フィルム102に情報を書き込む。マイクロコンピュー
ター(以下、CPUと呼ぶ)122は、上述した各機器
を制御してフィルム給送や映像再生などのフィルム画像
表示装置の動作を制御する。キー群123は、使用者が
動作を指示したり情報を入力したりするための操作部材
であり、テレビ映像の色を補正するためのスイッチ群、
テレビ画面に映し出されたフィルム画像を上下左右に移
動させるための操作スイッチ、フィルム画像を回転させ
るための回転スイッチを有する。メモリ124は、フィ
ルム102に記録された情報、フィルム102の映像の
イメージ情報などを記録する。なお、メモリ容量によっ
て一駒のイメージ情報量を少なくすることも可能であ
る。また、画像圧縮機能を設けてもよい。ビデオ出力1
25は、テレビやビデオなどに映像信号を出力する端子
である。
【0009】なお、一実施形態のフィルム画像表示装置
は、テレビに映し出された画像を上下方向および左右方
向に移動させる機能、画像が上下、左右に移動している
かどうかとその移動量を検出する機能、画像が回転して
いるかどうかとその回転量を検出する機能、テレビ画面
に映し出された画像の一部を拡大して表示するズーム機
能なども備えているが、これらの詳細な説明を省略す
る。
【0010】図2〜図17は、CPU122の制御フロ
ーチャートである。これらのフローチャートにより、一
実施形態の動作を説明する。ステップ201でカートリ
ッジ101が装填されると、ステップ202でスイッチ
106により装填されたカートリッジ101の使用状態
を確認する。フィルム102が現像済みの場合はステッ
プ203以降の処理を実行し、現像済みでない場合はス
テップ217へ進んでカートリッジ101を取り出す。
なお、カートリッジのリジェクト機構を設けて自動的に
カートリッジを排出するようにしてもよい。装填された
カートリッジ101のフィルム102が現像済みの場合
には、ステップ203で不図示の情報読み取り装置によ
りフィルム102に関する情報を読み込む。これらの情
報には、ネガ/リバーサル、カラー/白黒、IS0感
度、撮影可能枚数が含まれる。続くステップ204で、
モーター104,105を駆動制御してカートリッジ1
01からフィルム102を送り出し、スプール103に
巻上げる。この実施形態で用いるカートリッジ101
は、未使用状態ではフィルム102が完全にカートリッ
ジ101内に収納されているので、使用に際してはモー
ター105によりカートリッジスプールを駆動してフィ
ルム102をカートリッジ101から送り出す(以後、
この動作をスラストと呼ぶ)。
【0011】ステップ205において、初期設定中また
はフィルム給送中であることをスーパーインポーズでテ
レビ画面に表示する。この時、CCDカメラ114から
の映像信号に基づいてフィルム画像を映し出さない。ス
テップ206で、フィルム102の磁気記録部に記録さ
れている情報を再生する。この情報には、撮影に関する
情報、日付、プリントアスペクト比、フィルムカートリ
ッジ室の配置などが含まれる。ここで、カメラにはフィ
ルムカートリッジ室がアパーチャーの左側にあるものと
右側にあるものとがある。これら2種類のカメラで撮影
された画像は互いに天地が逆になる。そこで、撮影カメ
ラのフィルムカートリッジ室の配置に関する情報をフィ
ルム102の磁気記録部に記録し、その情報に基づいて
フィルム画像の天地の向きを検出し、フィルムごとに画
像が正しい向きに映し出されるように調節する。ところ
で、装填されるカートリッジの中には、光学的に情報を
写し込む機能は備えているが、磁気的に情報を記録する
機能を備えていないカメラで撮影されたカートリッジも
含まれている。そのようなカートリッジにも対応するた
め、ステップ207で不図示の光学読み取り装置により
光学的に写し込まれた情報を読み取る。この情報の内容
は上述した磁気記録情報と同様である。
【0012】ステップ208で、すべての駒の磁気記録
情報または光学記録情報の読み取りが終了したかどうか
を確認する。この実施形態では、カートリッジ101が
装填されると、まず最終駒までフィルム102を給送し
ながら各駒の磁気記録情報または光学記録情報を読み取
る。全駒の情報の読み取りが終了したら、ステップ20
9でフィルム102の給送を停止する。ステップ210
〜212において、モーター105を駆動制御してフィ
ルム102の巻き戻しを開始し、フィルム102の第1
駒がイメージエリア126のアパーチャーに対向する位
置に達したらフィルム102の給送を停止する。ステッ
プ213において、上記ステップ206および207で
読み込んだ磁気記録情報または光学記録情報に基づい
て、撮影カメラのカートリッジ室の配置を判断する。カ
ートリッジ室の配置を検出したら、ステップ214で撮
影カメラのカートリッジ室の配置に基づいてCCDカメ
ラ114の回転初期位置を決定する。フィルムカートリ
ッジ室がアパーチャーの左側(または右側)にあるカメ
ラを標準とすれば、右側(左側)にあるカメラの回転初
期位置は標準カメラの回転初期位置から180度回転し
た位置である。ステップ215で回転初期位置までCC
Dカメラ114を回転し、続くステップ215でこの回
転初期位置を記憶する。
【0013】フィルムカートリッジ室の配置が異なるカ
メラで撮影すると、フィルムに露光された画像は天地が
逆になる。このようなフィルムの画像をCCDカメラ1
14を回転せずにテレビに映し出すと、天地が逆の映像
になってしまう。そこで、この実施形態ではフィルムに
磁気的または光学的に記録された情報に基づいて撮影カ
メラのフィルムカートリッジ室の配置を判断し、その配
置に応じてCCDカメラ114を回転させることにより
テレビに映像を正しい向きで映し出すことができる。
【0014】ステップ301において、上記ステップ2
06,207で読み込んだ磁気記録情報または光学記録
情報に基づいて、撮影時のアスペクト比、すなわちプリ
ントアスペクト比を判断する。続くステップ302で
は、プリントアスペクト比に応じたマスクを設定し、テ
レビに映し出される映像をフィルムのプリントアスペク
ト比に合わせる。ステップ303で、アパーチャーに対
向している駒のフィルム画像を映し出すとともに、日
付、駒No.などの情報とステップ302で設定したマ
スクをスーパーインポーズ表示する。ステップ304に
おいて、キー群123の回転初期位置変更スイッチによ
り回転初期位置が変更されたかどうかを確認する。例え
ば縦位置撮影による画像が多い場合など、上記ステップ
214で設定したCCDカメラ114の回転初期位置を
変更したい場合には、回転初期位置変更スイッチにより
変更することができる。回転初期位置が変更された場合
には、ステップ306でCCDカメラ114を変更され
た初期位置まで回転させ、続くステップ307でこの位
置を回転初期位置として記憶する。
【0015】ステップ308において、テレビに映し出
されたフィルム画像を拡大または縮小するズームスイッ
チが操作されたかどうかを確認し、ズームスイッチが操
作されたら図5のステップ501へ進み、ズーム処理を
行なう。ステップ309において、テレビに映し出され
たフィルム画像を上下左右に移動させるシフトスイッチ
が操作されたかどうかを確認し、シフトスイッチが操作
されたら図6のステップ601へ進み、シフト処理を行
なう。ステップ310において、テレビに映し出された
フィルム画像の色を補正するスイッチが操作されたかど
うかを確認し、色補正スイッチが操作されたら図7のス
テップ701へ進み、色補正を行なう。色補正として
は、R,G,Bの補正、コントラストの補正、明るさの
補正などが可能である。ステップ311において、テレ
ビに映し出されたフィルム画像を90度、180度、2
70度回転させるスイッチが操作されたかどうかを確認
し、回転スイッチが操作されたら図8のステップ801
へ進み、映像の回転処理を行なう。ステップ312にお
いて、テレビに映し出されたフィルム画像をマスクする
マスクスイッチが操作されたかどうかを確認し、マスク
スイッチが操作されたら図9のステップ901へ進み、
マスク処理を行なう。ここで、例えば9対16のハイビ
ジョンサイズ、3対4の通常の写真サイズ、パノラマサ
イズなどのアスペクト比の選択が可能である。
【0016】図2に示す処理では、撮影カメラのフィル
ムカートリッジの配置を判断し、その配置に応じてCC
Dカメラ114の回転初期位置を設定した。フィルムカ
ートリッジの配置はカメラごとに決っているので、フィ
ルムカートリッジの配置に関する情報をフィルムに磁気
的または光学的に記録するのは容易である。しかし、撮
影時には駒ごとに任意の撮影姿勢を選ぶことができ、同
じカメラで撮影されたフィルムでも駒ごとに天地の方向
を検出する必要がある。磁気的または光学的に撮影時の
天地の方向が記録されていれば、その天地の方向にした
がって正しい向きでテレビにフィルム画像を映し出すこ
とができるが、多くのカメラは撮影時の天地の方向の検
出機能を備えておらず、自動的にフィルム画像を回転す
ることはできない。フィルムカートリッジの配置に応じ
て設定される回転初期位置は、あくまでカメラを正位置
(横位置)に構えて撮影したことを前提としている。と
ころが、正位置撮影よりも縦位置撮影の方が多い場合も
あり、このような縦位置撮影駒の多いフィルムの画像を
テレビに映し出す場合には、横に倒れた映像が多くな
る。そこで、縦位置で多く撮影されているフィルムの画
像をテレビで放映する場合には、縦位置で撮影された駒
の画像が正しい向きでテレビに映し出されるように、フ
ィルムカートリッジの配置に応じて設定された回転初期
位置からCCDカメラ114を90度回転する。これに
より、大多数の駒を正しい向きで映し出すことができ
る。
【0017】ステップ401〜406はフィルム給送モ
ードに関する処理である。まず、ステップ401でステ
ップ給送モードが選択されているかどうかを確認する。
ステップ給送モードは、1駒ずつフィルム102を自動
的に給送し、各駒の画像を順番に表示していく給送モー
ドである。ステップ給送モードが選択されている場合は
図10のステップ1001へ進み、ステップ給送モード
処理を行なう。ステップ402では、1駒巻き上げモー
ドが選択されているかどうかを確認し、1駒巻き上げモ
ードが選択されている場合には図12のステップ120
1へ進み、1駒巻き上げ処理を行なう。ステップ403
では、1駒巻き戻しモードが選択されているかどうかを
確認し、1駒巻き戻しモードが選択されている場合には
図13のステップ1301へ進み、1駒巻き戻し処理を
行なう。ステップ404では、指定駒まで給送する指定
駒給送モードが選択されているかどうかを確認し、指定
駒給送モードが選択されている場合には図14のステッ
プ1401へ進み、指定駒への給送を行なう。
【0018】ステップ405では、全駒巻き上げモード
が選択されているかどうかを確認し、全駒巻き上げモー
ドが選択されている場合には図15のステップ1501
へ進み、全駒を巻き上げる。ステップ406で、全駒巻
き戻しモードが選択されているかどうかを確認し、全駒
巻き戻しモードが選択されている場合には図16のステ
ップ1601へ進み、全駒を巻き戻す。ステップ407
では、焼き増しプリントを注文するための焼き増し指示
スイッチが操作されているかどうかを確認し、プリント
指示がなされている場合には図17のステップ1701
へ進み、焼き増し駒と焼き増し枚数をフィルム102に
磁気記録して注文する。
【0019】次に、図5によりズーム処理を説明する。
ステップ501において、テレビに映し出されたフィル
ム画像を拡大するか縮小するかを、操作されているズー
ムスイッチにより判別する。ステップ502で、AF/
ズーム制御回路117により不図示のズームモーターを
駆動して撮影レンズ113のズーミングを行なう。続く
ステップ503で、撮影レンズ113のズームによりピ
ントがずれた時は、AF/ズーム制御回路117により
不図示のAFモーターを駆動して撮影レンズ113のフ
ォーカシングを行なう。ズームスイッチが操作されてい
る間、撮影レンズ113のズーミングとそれにともなう
フォーカシングを行ない、ステップ504でズームスイ
ッチがオフされるとステップ505へ進み、不図示の移
動量検出センサにより撮影レンズ113のレンズ移動量
を検出する。そして、ステップ506でレンズ移動量を
メモリ124に記憶して図3のステップ304へ戻る。
【0020】図6によりシフト処理を説明する。ステッ
プ601において、テレビに映し出されたフィルム画像
を上下左右どちらの方向に移動させるかを、操作されて
いるシフトスイッチにより判別する。ステップ602
で、不図示のモーターによりCCDカメラ114をフィ
ルムに対して移動し、上下左右のシフトを行なう。続く
ステップ603で、CCDカメラ114のシフトにより
ピントがずれた時は、撮影レンズ113のフォーカシン
グを行なってピントを合わせる。シフトスイッチが操作
されている間、上述したシフト動作を行ない、ステップ
604でシフトスイッチがオフされるとステップ605
へ進み、不図示の移動量検出センサによりCCDカメラ
114のシフト方向とシフト量を検出する。そして、ス
テップ607でシフト方向とシフト量をメモリ124に
記憶して図3のステップ304へ戻る。
【0021】図7により、色補正処理を説明する。ステ
ップ701において、テレビに映し出されたフィルム画
像の色補正の種類を判定する。ステップ702で色補正
入力スイッチが操作されるとステップ703へ進み、色
補正された量を検出する。補正量は、現在一般にテレビ
で行なわれている音量調節のようにバーをスーパーイン
ポーズ表示し、バーの長さで色補正量を表わすようにす
ればよい。ステップ704で入力された補正量にしたが
って色補正を行ない、続くステップ705で補正された
色の種類と補正量をメモリ124に記憶する。この色補
正処理は色補正入力スイッチがオフされるまで行ない、
色補正入力スイッチがオフされたら図3のステップ30
4へ戻る。
【0022】図8により、フィルム画像の回転処理を説
明する。ステップ801において、テレビに映し出され
たフィルム画像の回転方向を、操作された回転スイッチ
により判定する。フィルム画像の回転はCCDカメラ1
14を回転させることにより行なう。ステップ802
で、不図示のモーターによりCCDカメラ114を回転
駆動する。ステップ803で、CCDカメラ114の回
転によりピントがずれた時は、撮影レンズ113のフォ
ーカシングを行なってピントを合わせる。そして、ステ
ップ804で回転量をメモリ124に記憶して図3のス
テップ304へ戻る。
【0023】図9により、マスク処理を説明する。ステ
ップ901において、どのマスクが指示されたか、ある
いはマスクの解除が指示されたか、指示内容を判別す
る。続くステップ902で、指示されたマスクをスーパ
ーインポーズでテレビ画面に表示する。なお、マスクの
解除が指示された時はマスクの表示を停止する。
【0024】次に、図10、図11により、ステップ給
送モードの処理を説明する。ステップ1001におい
て、フィルム102を巻き上げ方向にステップ給送する
か、または巻き戻し方向にステップ給送するかを入力す
る。続くステップ1002で入力された給送方向を判別
し、順方向すなわち巻き上げ方向であればステップ10
03へ進み、逆方向すなわち巻き戻し方向であればステ
ップ1004へ進む。巻き上げ方向の場合は、ステップ
1003で現在アパーチャーに対向している駒が最終駒
かどうかを確認し、最終駒の場合はこれ以上巻上げるこ
とができないのでステップ1015で警告を行ない、図
3のステップ304へ戻る。一方、巻き戻し方向の場合
は、ステップ1004で現在アパーチャーに対向してい
る駒が第1駒かどうかを確認し、第1駒の場合はこれ以
上巻き戻すことができないのでステップ1015で警告
を行ない、図3のステップ304へ戻る。
【0025】ステップ1005では、現在テレビに映し
出されているフィルム画像、およびスーパーインポーズ
で映し出されている日付、駒No.などの情報の表示を
停止する。ステップ1006で撮影レンズ113のズー
ミングを行なって初期位置にリセットし、続くステップ
1007でCCDカメラ114をシフト駆動する前の初
期位置にリセットする。ステップ1008において、フ
ィルム102の磁気記録情報または光学記録情報に基づ
いて、現在アパーチャーと対向している駒と次にアパー
チャーに対向する駒とが連写撮影された駒であるかどう
かを判断する。フィルム102を給送しながら連続撮影
された連写駒の場合にはステップ1012へ進む。連写
駒でない場合は、ステップ1009で、フィルム102
の磁気記録情報または光学記録情報に基づいて、現在ア
パーチャーと対向している駒と次にアパーチャーと対向
する駒とが同一のシーンで撮影されたシリーズ駒である
かどうかを判断する。同一シーンで撮影されたシリーズ
駒の場合にはステップ1012へ進み、そうでなければ
ステップ1010へ進む。連写駒でもシリーズ駒でもな
い場合には、ステップ1010でCCDカメラ114を
回転初期位置まで回転させ、続くステップ1011です
べての色補正量を0にリセットする。一方、表示中の駒
と次の駒が連写モードで撮影された駒または同一のシー
ンで撮影されたシリーズ駒の場合には、フィルム画像の
回転位置と色補正量を変更せず、それらの駒を同一の表
示条件で表示する。
【0026】ステップ1012においてフィルム102
の給送を開始する。ステップ1013で、順方向送りの
場合は次の駒がアパーチャーに対向するまで、逆方向送
りの場合は前の駒がアパーチャーに対向するまでフィル
ム102を給送し、ステップ1014でフィルム102
の給送を停止する。ステップ1101,1102でタイ
マーTをリセットしてスタートする。ステップ1103
で、フィルム102の磁気記録情報または光学記録情報
に基づいて、アパーチャーに対向している駒のプリント
アスペクト比を判断し、続くステップ1104で指定さ
れたプリントアスペクト比に応じたマスクを設定する。
ステップ1105で、アパーチャーに対向している駒の
フィルム画像を映し出すとともに、日付、駒No.など
の情報とステップ1103で設定したマスクをスーパー
インポーズ表示する。
【0027】この実施形態では、ステップ給送モードに
おいて1駒当たり5秒間映像を放映する。なお、ステッ
プ給送モードにおける1駒当たりの放映時間はこの実施
形態に限定されない。また、使用者が1駒当たりの放映
時間を任意に設定可能としてもよい。ステップ1107
で、順方向送りの場合は最終駒まで給送されたか、逆方
向送りの場合は第1駒まで給送されたかどうかを確認
し、最終駒または第1駒まで給送されたらステップ11
08へ進み、フィルム102の給送を停止する。最終駒
または第1駒に達しない場合にはステップ1008へ戻
り、上記処理を繰り返す。
【0028】図12により、1駒巻き上げ処理を説明す
る。ステップ1201において、現在アパーチャーに対
向している駒が最終駒かどうかを確認し、最終駒であれ
ばステップ1212へ進み、テレビに警告表示を行なっ
て図3のステップ301へ戻る。最終駒でない場合は、
ステップ1202で、現在テレビ画面に映し出されてい
るフィルム画像の放映を停止するとともに、日付、駒N
o.などの情報のスーパーインポーズ表示を停止する。
ステップ1203で撮影レンズ113をズーミングして
初期位置にリセットし、ステップ1204でCCDカメ
ラ114をシフト駆動する前の初期位置にリセットす
る。ステップ1205において、フィルム102の磁気
記録情報または光学記録情報に基づいて、現在アパーチ
ャーと対向している駒と次にアパーチャーに対向する駒
とが連写撮影された駒であるかどうかを判断する。連写
駒の場合にはステップ1209へ進む。連写駒でない場
合は、ステップ1206で、フィルム102の磁気記録
情報に基づいて、現在アパーチャーと対向している駒と
次にアパーチャーと対向する駒とが同一のシーンで撮影
されたシリーズ駒であるかどうかを判断する。同一シー
ンで撮影されたシリーズ駒の場合はステップ1209へ
進み、そうでなければステップ1207へ進む。ステッ
プ1207ではCCDカメラ114を回転初期位置まで
回転させ、続くステップ1208ですべての色補正量を
0にリセットする。一方、表示中の駒と次の駒が連写モ
ードで撮影された駒または同一のシーンで撮影されたシ
リーズ駒の場合には、フィルム画像の回転位置と色補正
量を変更せず、それらの駒を同一の表示条件で表示す
る。ステップ1209においてフィルム102の給送を
開始する。ステップ1210で次の駒がアパーチャーに
対向するまでフィルム102を給送し、ステップ121
1でフィルム102の給送を停止する。
【0029】次に、図13により、1駒戻し処理を説明
する。ステップ1301において、現在アパーチャーに
対向している駒が第1駒かどうかを確認し、第1駒であ
ればステップ1312へ進み、テレビに警告表示を行な
って図3のステップ301へ戻る。最終駒でない場合
は、ステップ1302で、現在テレビ画面に映し出され
ているフィルム画像の放映を停止するとともに、日付、
駒No.などの情報のスーパーインポーズ表示を停止す
る。ステップ1303で撮影レンズ113をズーミング
して初期位置にリセットし、ステップ1304でCCD
カメラ114をシフト駆動する前の初期位置にリセット
する。ステップ1305において、フィルム102の磁
気記録情報または光学記録情報に基づいて、現在アパー
チャーと対向している駒と次にアパーチャーに対向する
駒とが連写撮影された駒であるかどうかを判断する。連
写駒の場合にはステップ1309へ進む。連写駒でない
場合は、ステップ1306で、フィルム102の磁気記
録情報または光学記録情報に基づいて、現在アパーチャ
ーと対向している駒と次にアパーチャーと対向する駒と
が同一のシーンで撮影されたシリーズ駒であるかどうか
を判断する。同一シーンで撮影されたシリーズ駒の場合
にはステップ1309へ進み、そうでなければステップ
1307へ進む。ステップ1307ではCCDカメラ1
14を回転初期位置まで回転させ、続くステップ130
8ですべての色補正量を0にリセットする。一方、表示
中の駒と次の駒が連写モードで撮影された駒または同一
のシーンで撮影されたシリーズ駒の場合には、フィルム
画像の回転位置と色補正量を変更せず、それらの駒を同
一の表示条件で表示する。ステップ1309においてフ
ィルム102の給送を開始する。ステップ1310で次
の駒がアパーチャーに対向するまでフィルム102を給
送し、ステップ1311でフィルム102の給送を停止
する。
【0030】図14により、指定駒給送モードにおける
処理を説明する。ステップ1401において、フィルム
102の撮影可能駒数を越える駒が指定されていないか
どうかを確認し、撮影可能駒数を越える駒が指定されて
いる場合にはステップ1412へ進み、テレビに警告表
示を行なって図3のステップ301へ戻る。指定駒に問
題がなければステップ1402へ進み、現在テレビ画面
に映し出されているフィルム画像の放映を停止するとと
もに、日付、駒No.などの情報のスーパーインポーズ
表示を停止する。ステップ1403で撮影レンズ113
をズーミングして初期位置にリセットし、ステップ14
04でCCDカメラ114をシフト駆動する前の初期位
置にリセットする。ステップ1405において、フィル
ム102の磁気記録情報または光学記録情報に基づい
て、現在アパーチャーと対向している駒と次にアパーチ
ャーに対向する駒とが連写撮影された駒であるかどうか
を判断する。連写駒の場合にはステップ1409へ進
む。連写駒でない場合は、ステップ1406で、フィル
ム102の磁気記録情報または光学記録情報に基づい
て、現在アパーチャーと対向している駒と次にアパーチ
ャーと対向する駒とが同一シーンで撮影されたシリーズ
駒であるかどうかを判断する。同一シーンで撮影された
シリーズ駒の場合はステップ1409へ進み、そうでな
ければステップ1407へ進む。ステップ1407では
CCDカメラ114を回転初期位置まで回転させ、続く
ステップ1408ですべての色補正量を0にリセットす
る。一方、表示中の駒と次の駒が連写モードで撮影され
た駒または同一のシーンで撮影されたシリーズ駒の場合
には、フィルム画像の回転位置と色補正量を変更せず、
それらの駒を同一の表示条件で表示する。ステップ14
09においてフィルム102の給送を開始する。ステッ
プ1410で次の駒がアパーチャーに対向するまでフィ
ルム102を給送し、ステップ1411でフィルム10
2の給送を停止する。
【0031】次に、図15により全駒巻き上げ処理を説
明する。ステップ1501において、現在アパーチャー
に対向している駒が最終駒かどうかを確認し、最終駒の
場合はこれ以上巻上げることができないので、ステップ
1511で最終駒であることを表示して図3のステップ
301へ戻る。最終駒でない場合には、ステップ150
2で、現在テレビ画面に映し出されているフィルム画像
の放映を停止するとともに、日付、駒No.などの情報
のスーパーインポーズ表示を停止する。ステップ150
3で撮影レンズ113をズーミングして初期位置にリセ
ットし、ステップ1504でCCDカメラ114をシフ
ト駆動する前の初期位置にリセットする。ステップ15
05ではCCDカメラ114を回転初期位置まで回転さ
せ、続くステップ1506ですべての色補正量を0にリ
セットする。ステップ1507でフィルム102の給送
を開始し、ステップ1508でフィルム給送中を表わす
記号および給送中の駒No.などをスーパーインポーズ
表示する。ステップ1509,1510でフィルム10
2を最終駒まで給送したら給送を停止する。
【0032】次の撮影駒をテレビに映し出す前に、撮影
レンズ113のズーム位置、CCDカメラ114の回転
位置と上下左右のシフト位置および色補正量をリセット
し、それぞれ初期設定値に戻す。表示中の駒と次の駒と
が連写駒であったり、同一シーンで撮影されたシリーズ
駒の場合には、CCDカメラ114の回転位置と色補正
量をリセットせずに、そのままの状態で次の駒を表示す
る。撮影レンズ113のズーム位置、CCDカメラ11
4の回転位置と上下左右のシフト位置および色補正量
は、基本的には各駒に対して独自に設定されるものであ
るから、次の駒の画像を放映する前にすべてリセットす
るのが好ましい。ところが、連写駒あるいはシリーズ駒
の場合には、画像の天地の方向は同一である可能性が高
く、また色補正も同じように反映させた方がよい。例え
ば縦位置で連写された場合、次の駒を映し出すたびに回
転位置を戻すことにすると、その都度使用者が回転指示
しなければならない。色補正についても同様であり、連
写された場合には被写体が同一である可能性が高いの
で、同じ補正にしておくのが望ましい。
【0033】次に、図16により全駒巻き戻し処理を説
明する。ステップ1601において、磁気記録情報を修
正、または追加、または削除する駒があるかどうかを確
認し、あればステップ1602〜1608でそれらの処
理を行い、なければステップ1613へ進んでフィルム
102の巻戻しを開始する。なお、修正または追加され
る磁気記録情報には焼き増し指示、プリントアスペクト
比の変更指示が含まれる。また、撮影日付の記録機能を
持たないカメラで撮影されたフィルムに日付を入力した
り、フィルムのタイトルを入力する機能を設け、磁気記
録情報を追加するようにしてもよい。磁気記録情報の修
正、追加、削除を行う場合は、ステップ1602〜16
04でフィルム102をいったん最終駒まで給送した
後、ステップ1605でふたたび巻戻しを開始する。ス
テップ1606において、フィルム102を巻戻しなが
ら、各撮影駒の磁気記録部に焼き増し枚数指示、プリン
トアスペクト比、磁気情報の修正などを記録する。ステ
ップ1607,1608で、すべての駒に対する磁気記
録情報の修正、追加、削除が終了したら磁気記録動作を
終了する。ステップ1609で全駒の巻戻しが終了した
らステップ1610へ進み、カートリッジ101の不図
示の使用状態表示機構を現像済みに設定する。ステップ
1611で巻き戻しモーター105の駆動を停止し、巻
き戻し動作を終了する。続くステップ1612でカート
リッジ101を取り出し、全駒の巻き戻しを終了する。
【0034】なお、この実施形態では磁気記録情報の修
正、追加、削除を巻き戻し時に一度に行う例を示した
が、情報が変更されるたびに各駒ごとに磁気記録情報の
修正、追加、削除を行うようにしてもよい。
【0035】次に、図17により焼き増し指示の処理を
説明する。焼き増しプリントを注文するための焼き増し
指示スイッチが操作されると、焼き増し指示の処理を実
行する。フィルム画像の表示条件を初期条件から変更し
て表示している時に焼き増し指示がなされた場合には、
警告を行なってすべての表示条件を初期条件に戻す。す
なわち、撮影レンズ113がズームされた状態、CCD
カメラ114が上下左右にシフトした状態、CCDカメ
ラ114が回転した状態、色補正がなされた状態、プリ
ントアスペクト比が設定された状態において焼き増し指
示がなされた場合には、警告を行なってすべての設定を
初期状態に戻す。テレビ画面でズーミング、上下左右方
向へのシフト、回転、色補正を行なってもそれらをプリ
ントに反映できないので、プリント指示した時のテレビ
の映像と実際にプリントされた画像とが異なるものにな
る。そこで、ズーミング、上下左右へのシフト、回転、
色補正、プリントアスペクト比が初期状態から変更され
た状態で焼き増し指示がなされたら、警告を行なって実
際にプリントされる画像をテレビに映し出し、注意を喚
起する必要がある。その上で、改めて焼き増し指示を行
なうかどうかを確認する必要がある。ところで、いった
ん初期状態に戻した画像を、初期状態に戻す前の、表示
条件を設定した状態で見たくなる場合も考えられる。そ
のような場合に、使用者は前の表示条件を記憶してお
き、表示条件を戻す操作をしなければならない。したが
って、一度に元の設定に戻す機能が必要となる。なお、
プリントアスペクト比に関しては変更可能とし、改めて
設定を受け付ける。プリントアスペクト比を変更する機
能を備えることで、カメラで撮影された画像と異なるア
スペクト比のプリントを得ることができる。
【0036】ステップ1701において、撮影レンズ1
13がズームされたままかどうか確認し、ズームされた
ままであればステップ1702へ進んで警告し、続くス
テップ1703でズーム初期位置にリセットする。ステ
ップ1704において、撮影レンズ113が上下または
左右にシフトされたままかどうか確認し、シフトされた
ままであればステップ1705へ進んで警告し、続くス
テップ1706で上下左右のシフト量0の位置にリセッ
トする。ステップ1707において、CCDカメラ11
4が回転されたままかどうか確認し、回転されたままで
あればステップ1708へ進んで警告し、続くステップ
1709で回転初期位置まで戻す。ステップ1710に
おいて、色補正されたままかどうか確認し、色補正され
たままであればステップ1711へ進んで警告し、続く
ステップ1712で色補正量0にリセットする。ステッ
プ1713において、磁気記録情報または光学記録情報
から読み取られたプリントアスペクト比と、テレビに映
し出されている画像のマスクのアスペクト比とが異なる
かどうか確認し、マスクが変更されてプリントアスペク
ト比とマスクアスペクト比とが異なる場合にはステップ
1714で警告する。そしてステップ1715で、磁気
記録情報または光学記録情報から読み取られたプリント
アスペクト比と、テレビに映し出されている画像のマス
クアスペクト比とが同一になるようにマスクをスーパー
インポーズで表示する。このように、ズーミング、上下
左右へのシフト、回転、色補正、プリントアスペクトが
初期設定値から変更された状態で焼き増し指示がなされ
たら、警告を行なって初期設定値に戻し、初期設定の画
像をテレビに映し出す。この状態において、ステップ1
723で改めて焼き増し指示スイッチにより焼き増しを
希望するかどうかを確認する。焼き増し指示スイッチが
操作されていればステップ1716へ進み、そうでなけ
ればステップ1720へ進む。
【0037】プリントアスペクト比に関しては変更可能
とし、ステップ1716で、磁気記録情報または光学記
録情報で読み込まれたプリントアスペクト比を変更する
かどうかを確認する。変更スイッチによりプリントアス
ペクト比の変更操作がなされたらステップ1717へ進
み、変更されたプリントアスペクト比を入力する。そし
て、ステップ1717Aで変更されたプリントアスペク
ト比でフィルム画像を表示する。ステップ1718にお
いて焼き増し枚数を入力し、続くステップ1719で焼
き増し枚数、駒No、プリントアスペクト比をメモリ1
24に記憶する。これらの情報は、図16に示す全駒巻
き戻し処理でメモリ124から読み出され、各駒の磁気
記録部に記録される。ステップ1720においてズーミ
ング、上下左右のシフト、回転、色補正が焼き増し指示
にともなって初期条件に設定されたかどうかを確認し、
初期条件に設定されたらステップ1721で初期条件か
ら元の表示条件に戻すかどうかを確認する。元の表示条
件に戻す場合には、ステップ1722でズーミング、上
下左右のシフト、回転、色補正、プリントアスペクト比
を元の設定に戻す。
【0038】図18は焼き増し指示の処理の変形例を示
す。上述した実施形態では撮影レンズ113のズーミン
グ、CCDカメラ114のシフトおよび回転をモーター
により自動的に行なう例を示したが、これらを手動で行
なう場合には、初期設定値から使用者が任意の設定値に
変更しても初期設定値に自動的に戻すことができない。
そこで、ズーミング状態、上下左右へのシフト状態、回
転状態、色補正状態、プリントアスペクト比の設定状態
において焼き増し指示がなされた場合には、警告を行な
い、焼き増し指示を受け付けないようにする。なお、警
告後にテレビ映像と異なるプリントが焼き増しされるこ
とを承知で焼き増しスイッチが操作された場合には、焼
き増し指示を受け付ける。
【0039】焼き増しプリントを注文するための焼き増
し指示スイッチが操作されると、変形例の焼き増し指示
処理を実行する。ステップ1801において、撮影レン
ズ113がズームされたままかどうか確認し、ズームさ
れたままであればステップ1802へ進んで警告する。
ステップ1803において、撮影レンズ113が上下ま
たは左右にシフトされたままかどうか確認し、シフトさ
れたままであればステップ1804へ進んで警告する。
ステップ1805において、CCDカメラ114が回転
されたままかどうか確認し、回転されたままであればス
テップ1806へ進んで警告する。ステップ1807に
おいて色補正されたままかどうか確認し、色補正された
ままであればステップ1808へ進んで警告する。ステ
ップ1809において、磁気記録情報または光学記録情
報の読み取られたプリントアスペクト比と、テレビに映
し出されている画像のマスクアスペクト比とが異なるか
どうか確認し、マスクが変更されてプリントアスペクト
比とマスクアスペクト比とが異なる場合にはステップ1
810で警告する。ズーミング、上下左右へのシフト、
回転、色補正、プリントアスペクトが初期設定値から変
更された状態で焼き増し指示がなされたら、警告を行な
った後、ステップ1813で改めて焼き増し指示スイッ
チにより焼き増しを希望するかどうかを確認する。焼き
増し指示スイッチが操作されていればステップ1811
へ進み、そうでなければ図3のステップ304へ戻る。
ステップ1811において焼き増し枚数を入力し、続く
ステップ1812で焼き増し枚数、駒No、プリントア
スペクト比をメモリ124に記憶する。
【0040】図19はCCDカメラ114の回転指示方
法を示す。(a)に示すように、フィルム画像の天の方
向がテレビ画面の左側に映し出された場合には、テレビ
画像と同じ向きのスイッチ、すなわち左側に倒れた絵柄
の回転スイッチ123aを操作し、正しい向きに回転さ
せる。また、(b)に示すように、フィルム画像の天の
方向がテレビ画面の下側に映し出された場合には、テレ
ビ画像と同じ向きのスイッチ、すなわち下を向いた絵柄
のスイッチ123bを操作し、正しい向きに回転させ
る。さらに、(c)に示すように、フィルム画像の天の
方向がテレビ画面の右側に映し出された場合には、テレ
ビ画像と同じ向きのスイッチ、すなわち右側に倒れた絵
柄の回転スイッチ123cを操作し、正しい向きに回転
させる。
【0041】図20はプリントアスペクトとテレビ画面
のマスクを示し、左側がテレビ画面の映像を示し、右側
がプリントを示す。(a)は、ハイビジョンサイズと呼
ばれる9対16のアスペクトレシオの場合の映像とプリ
ントを示す。また(b)は、現在の一般の写真のアスペ
クトレシオの映像とプリントを示す。(c)は、パノラ
マ写真のアスペクトレシオの場合の映像とプリントを示
す。(a)〜(c)およびマスクOFFの切り換えは、
キー123の切り換えスイッチで行なう。焼き増しを指
示する際、(a),(b),(c)の内のいずれかのプ
リントアスペクト比を選択することができる。なお、焼
き増しを指示する時にマスクOFFが選択された場合に
は、ハイビジョンサイズ(a)のプリントが行なわれる
ようにしてもよい。
【0042】以上の一実施形態の構成において、CCD
カメラ114、撮像回路115および映像制御回路11
6が画像表示手段を、マイクロコンピュータ122およ
びキー群123が表示条件設定手段を、マイクロコンピ
ュータ122が制御手段をそれぞれ構成する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルム画像の表示条件が設定され、表示画像がプリント
画像と異なる駒に対してプリント指示がなされた場合に
警告するようにしたので、使用者はプリント画像が表示
画像と異なることを認識することができ、プリントして
から両者の違いに気付くようなことが避けられる。ま
た、表示画像とプリント画像とが異なる駒に対してはプ
リント指示を受け付けないようにしたので、プリントし
てから両者の違いに気付くようなことが避けられる。さ
らに、表示画像とプリント画像とが異なる駒に対してプ
リント指示がなされると、その駒のプリント画像と同一
の画像を表示するようにしたので、プリント指示をする
時にプリント画像を確認することができ、プリントして
から両者の違いに気付くようなことが避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】フィルム画像の表示制御プログラムを示すフロ
ーチャート。
【図3】図2に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図4】図3に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図5】図4に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図6】図5に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図7】図6に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図8】図7に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図9】図8に続く、フィルム画像の表示制御プログラ
ムを示すフローチャート。
【図10】図9に続く、フィルム画像の表示制御プログ
ラムを示すフローチャート。
【図11】図10に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図12】図11に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図13】図12に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図14】図13に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図15】図14に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図16】図15に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図17】図16に続く、フィルム画像の表示制御プロ
グラムを示すフローチャート。
【図18】フィルム画像の表示制御プログラムの変形例
を示すフローチャート。
【図19】フィルム画像の回転指示方法を説明する図。
【図20】プリントアスペクト比とテレビ画面を示す
図。
【符号の説明】
101 フィルムカートリッジ 102 フィルム 103 スプール 104,105 モーター 106 スイッチ 107 磁気ヘッド 108 フィルムエンコーダ 109,110 インタラプタ 111 照明光源 112 拡散板 113 撮影レンズ 114 CCDカメラ 115 撮像回路 116 映像制御回路 117 AF/ズーム制御回路 118 モータ制御回路 119 照明制御回路 120 磁気読み込み回路 121 磁気書き込み回路 122 マイクロコンピュータ(CPU) 123 キー群 124 メモリ 125 ビデオ出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥津 尚 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジに収納された現像済みフィ
    ルムの画像を表示する画像表示手段と、 前記画像表示手段で表示されるフィルム画像の表示条件
    を設定する表示条件設定手段と、 前記表示条件設定手段により表示条件が設定され、前記
    画像表示手段に表示される画像がプリントされる画像と
    異なる駒に対してプリントの指示がなされた場合に警告
    する制御手段とを備えることを特徴とするフィルム画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルム画像表示装置
    において、 前記制御手段は、表示画像とプリント画像とが異なる駒
    に対してはプリント指示を受け付けないことを特徴する
    フィルム画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のフィル
    ム画像表示装置において、 前記画像表示手段は、表示画像とプリント画像とが異な
    る駒に対してプリント指示がなされると、その駒のプリ
    ント画像と同一の画像を表示することを特徴とするフィ
    ルム画像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載のフ
    ィルム画像表示装置において、 前記表示条件にはフィルム画像を拡大および縮小する条
    件が含まれることを特徴とするフィルム画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載のフ
    ィルム画像表示装置において、 前記表示条件には前記画像表示手段の表示画面上でフィ
    ルム画像を上下左右に移動する条件が含まれることを特
    徴とするフィルム画像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載のフ
    ィルム画像表示装置において、 前記表示条件には前記画像表示手段の表示画面上でフィ
    ルム画像を回転する条件が含まれることを特徴とするフ
    ィルム画像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載のフ
    ィルム画像表示装置において、 前記表示条件には前記画像表示手段に表示されるフィル
    ム画像の色を補正する条件が含まれることを特徴とする
    フィルム画像表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項に記載のフ
    ィルム画像表示装置において、 前記制御手段は、プリントアスペクト比が変更されてい
    る場合には警告することを特徴とするフィルム画像表示
    装置。
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