JPH0816735B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH0816735B2
JPH0816735B2 JP41206590A JP41206590A JPH0816735B2 JP H0816735 B2 JPH0816735 B2 JP H0816735B2 JP 41206590 A JP41206590 A JP 41206590A JP 41206590 A JP41206590 A JP 41206590A JP H0816735 B2 JPH0816735 B2 JP H0816735B2
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JP
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barrel
fixed
lens
lens barrel
focus adjusting
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JP41206590A
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忠典 岡田
逹也 佐藤
昌雄 青柳
逹生 千明
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Canon Inc
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Canon Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は35mmフィルムの写真
用カメラやビデオカメラ等で用いられる撮影レンズ(交
換レンズ)のレンズ鏡筒に関し、特にレンズ鏡筒を構成
する各要素を適切に設定することによりレンズ鏡筒全体
を簡素にし、組立及び組立調整を容易にしたレンズ鏡筒
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりカメラ本体に装着する撮影レン
ズ(交換レンズ)のレンズ鏡筒においては合焦用レンズ
の駆動手段としてのモータ、ギア列そして電気部品を設
けたメイン実装部品等をカメラ本体と結合する固定筒の
一部に装着していた。そして例えばカメラ本体側に設け
た焦点検出装置からの合焦信号(電気信号)によってモ
ータの駆動制御を行い、このときの駆動力によって合焦
用レンズを光軸上直進移動させて焦点合わせを行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ鏡筒では
モータ、ギア列そしてメイン実装部品(基板)等の各要
素を固定筒のうちのカメラ本体と結合させるマウント近
傍に装着していた。この為、合焦操作によって合焦用レ
ンズを光軸上移動させる際に絞りユニット及び該絞りユ
ニットを駆動させる電磁モータ等も共に光軸上直進移動
してしまう為、該電磁モータとメイン実装部品との電気
配線をフレキシブルプリント基板を用いて連結しなけれ
ばならなく、各構成要素が複雑になってくるという問題
点があった。
【0004】本発明はレンズ鏡筒内に設けるモータ、ギ
ア列そしてメイン実装部品等の配置を適切に行うことに
より、例えば絞り駆動用の電磁モータとメイン実装部品
との間の配線にフレキシブルプリント基板を用いずに構
成することができ、装置全体を簡素にし、かつ組立及び
組立調整を容易にしたレンズ鏡筒の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ鏡筒は、
固定筒に対して定位置回転するように焦点調節部材を配
設し、該固定筒の内側に該焦点調節部材の回転に連動し
て光軸方向に移動するレンズ保持部材を設けると共に該
レンズ保持部材の一部に駆動手段及び該駆動手段と連動
するギア手段を配設し、該ギア手段の一部を該焦点調節
部材の一部に形成したギア部と噛合させたことを特徴と
している。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部断面図、図
2,図3は各々図1の一部分の要部斜視図である。
【0007】図中、1は固定筒であり、プラスチック等
の樹脂により成形している。固定筒1の後端部にはカメ
ラ本体(不図示)とバヨネット結合するマウント部材と
してのバヨネット爪1aを、又先端部の内周面には補強
リング2をバヨネット結合する為の保持部材としてのバ
ヨネット爪1cと溝1dとを設けている。固定筒1の筒
部1bの内周面には複数のキー溝1gを後述する第2レ
ンズ保持部材の一部を構成する中筒9の外周面に植設し
たキー部9cに嵌入する為に光軸と平行方向に設けてい
る。
【0008】補強リング2は金属材料より成り、固定筒
1の変形(たわみ)を防止する為に用いている。該補強
リング2にはその外周面に固定筒1の内周面に設けたバ
ヨネット爪1cに係合する溝2aを、又その内周面に後
述する焦点調節部材8のバヨネット爪8aが嵌入する溝
2bを設けている。そして補強リング2を固定筒1の内
周に嵌め込んだ後、光軸まわりに回転させ、このとき補
強リング2の溝2aの側面2a1が固定筒1に設けたス
トッパー部1hに当接するようにしている。これにより
光軸方向の位置決めを行うと共に固定筒1の内周面との
摩擦力によって該固定筒1に固定している。
【0009】3はマウント蓋部材であり、固定筒1の後
側に固着しており、固定筒1の後側からゴミや塵等が内
部に入らないようにしている。マウント蓋部材3に円板
部3aの外周部には複数の係合用爪3bを外周部より突
出するように円板部3aと一体的に樹脂成形している。
このマウント蓋部材3は該係合用爪3bを該固定筒1に
設けた係合用溝、又は孔に樹脂の弾性力を利用して嵌入
固定し、これにより固定筒1と一体化している。
【0010】4は切換スイッチであり、焦点調節部材8
の自動焦点調節及び手動焦点調節の切換えを行ってお
り、その一端の突出部4aにビス6によりスイッチバネ
5を固定している。又切換スイッチ4は銘板7に設けた
溝7a内をスイッチバネ5の弾性力で光軸と平行方向
(矢印4b方向)に移動可能となるように取着してい
る。銘板7は固定筒1に設けた孔1e内で切換スイッチ
4の突出部4aとスイッチバネ5が移動可能となる状態
で固定筒1の銘板固定面1fに固着している。
【0011】8は焦点調節部材(焦点調節リング)であ
り、手動又は後述する電磁モータ14からの駆動力で電
動的に光軸回りに回動している。焦点調節部材8の外周
面の一部にはバヨネット爪8aを設けており、前述の補
強リング2の内周面に設けた溝2bに嵌入することによ
り光軸回りに回動自在に保持している。
【0012】又、焦点調節部材8の外周面の一部に複数
個の突出した摺動面8bを設け、該摺動面8bが補強リ
ング2の内周面と摺動しながら定位置回転するようにし
ている。
【0013】9は第2レンズ保持部材の一部を構成する
中筒であり、外周面の一部に直進用のキー部9cを設
け、該キー部9cを固定筒1に設けたキー溝1gに嵌入
している。これにより中筒9を光軸と平行方向に移動可
能となるように保持している。
【0014】10は前群鏡筒であり、撮影レンズの前方
レンズ群を保持する第1レンズ保持部材を構成してい
る。中筒9はその外周面に係合用穴9fを有し、前群鏡
筒10に一体形成された複数の係合用爪10cに嵌入す
ることにより固定している。
【0015】11は第2レンズ保持部材の一部を構成す
る後群鏡筒であり、撮影レンズの後方レンズ群を保持し
ており、バヨネット爪11aを有し、中筒9に設けたバ
ヨネット溝9aとバヨネット固定している。中筒9と後
群鏡筒11は第2レンズ保持部材を構成している。又前
群鏡筒10と中筒9そして後群鏡筒11とで光軸上直進
移動するレンズ保持部材を構成している。
【0016】中筒9の前端にはカム面9bを設け、又前
群鏡筒10の後側に中筒9のカム面9bと対向させてカ
ム面10bを設けている。そして中筒9と前群鏡筒10
を対向固定することにより、2つのカム面9bと10b
とで対向する平行なカム溝空間を形成している。
【0017】そしてこのときのカム面9bとカム面10
bとによって形成したカム溝空間に焦点調節部材8より
伸長したカムフォロー部8cを嵌入し、これによりカム
構造を構成している。
【0018】本実施例では焦点調節部材8を光軸回りに
回動することにより、カムフォロー部8cを介して前群
鏡筒10及び後群鏡筒11とそれと一体構成した中筒9
とを光軸と平行方向に移動させている。
【0019】12は絞りユニットであり、公知の電磁モ
ータ12aによって絞り開口を駆動制御している。絞り
ユニット12は中筒9より突出した係合爪を絞りユニッ
ト12の前側円盤面に嵌め込むことにより固定してい
る。
【0020】13はメイン実装部品(基板)であり、電
気部品を組み込んでおり、中筒9にビスによって固定し
ている。絞りユニット12の駆動用の電磁モータ12a
から延長したコイル端子12bはメイン実装部品13に
直接半田付している。
【0021】14は電磁モータであり、前群鏡筒10と
中筒9そして後群鏡筒11とから成るレンズ保持部材を
駆動させており、中筒9の外周部に設けたモータ取付部
9dにビスによって固定している。
【0022】15はギア手段としてのギア列であり、電
磁モータ14の回転トルクを伝達しており、各々のギア
は中筒9に一体成形したギア軸(ギアトレイン軸)9e
に各々嵌入し、最終段のギアは焦点調節部材8の内周面
の一部に設けたインナギア(ギア部)15fと噛合する
ように構成している。
【0023】次に本実施例のレンズ鏡筒の動作について
説明する。まず本実施例のレンズ鏡筒をカメラ本体に装
着する。自動焦点検出モードのときはカメラ本体側に設
けた自動焦点検出装置で得られた信号に基づいて電磁モ
ータ14が駆動する。電磁モータ14の回転トルクはギ
ア列15を介し、焦点調節部材8の内周面に設けたイン
ナーギア15fに伝達され、これにより焦点調節部材8
を固定筒1に対し光軸回りに回転させている。
【0024】このとき中筒9のカム面9bと中筒9に固
定した前群鏡筒10のカム面10bとによって形成した
カム溝空間には焦点調節部材8のカムフォロー部8aが
嵌入している。又中筒9はキー部9cとキー溝1gとか
ら成るキー構造により固定筒1に対して光軸と平行方向
に移動可能となっている。
【0025】この為、焦点調節部材8の回動に伴いカム
フォロー部8aを介して前群鏡筒10と中筒9が光軸方
向に移動する。又中筒9にバヨネット結合している後群
鏡筒11も中筒9と一体的に同時に光軸方向に移動す
る。
【0026】又、手動焦点調節のときは切換スイッチ4
を手動モードに切換えることにより、電磁モータ14か
らの回転トルクが焦点調節部材8に伝達されないように
ギア列15の一部を切り離している。このときは手動で
焦点調節部材8を回動させることにより前述と同様の動
作を行っている。
【0027】このように本実施例では焦点調節部材8を
光軸回りに回動させることにより、前群鏡筒10、中筒
9そして後群鏡筒11、更に中筒9の外周部のモータ取
付部9dに組み込んだ電磁モータ14、中筒9に一体成
形したギア軸に嵌入しているギア列15そして中筒9に
固着したメイン実装部品13等の各要素を一体的に光軸
と平行方向に移動させて焦点調節を行っている。
【0028】
【発明の効果】本発明によればレンズ鏡筒を構成する各
要素を前述の如く構成することにより、特に絞りユニッ
トの絞り駆動モータからのコイル端子をメイン実装部品
まで延長し、直接半田付けができるのでフレキシブルプ
リント基板を用いずに各要素を構成することができ、こ
の結果レンズ鏡筒構造を簡素にし、組立及び組立調整を
容易にし、経済性を向上させたレンズ鏡筒を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部断面図。
【図2】図1の一部分の要部斜視図。
【図3】図1の一部分の要部斜視図。
【符号の説明】
1 固定筒 2 補強リング 3 マウント蓋部材 4 切換スイッチ 5 スイッチバネ 7 銘板 8 焦点調節部材 9 中筒 10 前群鏡筒 11 後群鏡筒 12 絞りユニット 12a 電磁モータ 13 メイン実装部品 14 電磁モータ 15 ギア列 1c バヨネット爪 1d 溝 1g キー溝 8a バヨネット爪 8b 摺動面 8c カムフォロー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千明 逹生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−226732(JP,A) 実開 昭62−109129(JP,U) 実開 昭62−140512(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒に対して定位置回転するように焦
    点調節部材を配設し、該固定筒の内側に該焦点調節部材
    の回転に連動して光軸方向に移動するレンズ保持部材を
    設けると共に該レンズ保持部材の一部に駆動手段及び該
    駆動手段と連動するギア手段を配設し、該ギア手段の一
    部を該焦点調節部材の一部に形成したギア部と噛合させ
    たことを特徴とするレンズ鏡筒。
JP41206590A 1990-12-18 1990-12-18 レンズ鏡筒 Expired - Lifetime JPH0816735B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41206590A JPH0816735B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 レンズ鏡筒
US07/806,361 US5264966A (en) 1990-12-18 1991-12-13 Lens barrel
KR1019910023307A KR950006463B1 (ko) 1990-12-18 1991-12-18 렌즈배럴

Applications Claiming Priority (1)

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JP41206590A JPH0816735B2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 レンズ鏡筒

Publications (2)

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JPH04217216A JPH04217216A (ja) 1992-08-07
JPH0816735B2 true JPH0816735B2 (ja) 1996-02-21

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