JPH0816734B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH0816734B2
JPH0816734B2 JP41206690A JP41206690A JPH0816734B2 JP H0816734 B2 JPH0816734 B2 JP H0816734B2 JP 41206690 A JP41206690 A JP 41206690A JP 41206690 A JP41206690 A JP 41206690A JP H0816734 B2 JPH0816734 B2 JP H0816734B2
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忠典 岡田
逹也 佐藤
昌雄 青柳
逹生 千明
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は35mmフィルムの写真
用カメラやビデオカメラ等で用いられる撮影レンズ(交
換レンズ)のレンズ鏡筒に関し、特にレンズ鏡筒を構成
する各要素を適切に設定することによりレンズ鏡筒全体
を簡素にし、組立及び組立調整を容易にしたレンズ鏡筒
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より写真用カメラやビデオカメラ等
においては、例えば実開昭62−140512号公報に
提案されているようにレンズ鏡筒の固定筒の一部に合焦
用レンズを駆動させる為のモータやギア列等を組み込ん
でいる。そして自動合焦モードのときはカメラ本体の焦
点検出装置からの駆動信号(合焦信号)によってモータ
を駆動させている。そしてこのときの駆動力(回転力)
をレンズ鏡筒の一部の固定筒に対し定位置回転させるよ
うにした回転ヘリコイド部材に伝達している。これによ
って回転ヘリコイド部材とヘリコイド結合した撮影レン
ズ(合焦用レンズ)を保持しているレンズ保持部材を光
軸方向直進移動している。
【0003】又、手動合焦モードのときは焦点検出装置
の動作を停止し、モータからの駆動力を伝達させる部材
の一部を切断することにより手動により焦点調節部材を
回動することにより行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ保持部材
の駆動機構(繰り出し機構)ではヘリコイド部材を利用
している為、組立時に回転ヘリコイド部材をレンズ鏡筒
の一部に精度良く組み込まなねばならず、装置全体が複
雑になり、又組立工程数が増え、更に組立調整が難しく
なってくる傾向があった。
【0005】この他、回転ヘリコイド部材及び直進ヘリ
コイド部材を製作上の点から合成樹脂で成形しようとす
ると、一般的にはヘリコイドネジを3分割の割型構造を
採用することになり、型構造が複雑になり、型費用が高
価になってくる傾向があった。
【0006】本発明はレンズ鏡筒の一要素である焦点調
節部材とレンズ保持部材との構成を適切に設定すること
によりレンズ鏡筒全体を簡素にし、かつ組立及び組立調
整を容易にしたレンズ鏡筒の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ鏡筒は、
固定筒に回動可能に焦点調節部材を装着し、該固定筒に
遊嵌させた第1レンズ保持部材の後部カム面と該第1レ
ンズ保持部材の一部と係合した第2レンズ保持部材の前
部カム面とで形成された溝空間に該焦点調節部材の一部
より伸長したカムフォロー部を嵌入し、該焦点調節部材
の回動操作により該カムフォロー部を介して該第1レン
ズ保持部材と第2レンズ保持部材とを駆動させたことを
特徴としている。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部断面図、図
2,図3は各々図1の一部分の要部斜視図である。
【0009】図中、1は固定筒であり、プラスチック等
の樹脂により成形している。固定筒1の後端部にはカメ
ラ本体(不図示)とバヨネット結合するマウント部材と
してのバヨネット爪1aを、又先端部の内周面には補強
リング2をバヨネット結合する為の保持部材としてのバ
ヨネット爪1cと溝1dとを設けている。固定筒1の筒
部1bの内周面には複数のキー溝1gを後述する第2レ
ンズ保持部材の一部を構成する中筒9の外周面に植設し
たキー部9cに嵌入する為に光軸と平行方向に設けてい
る。
【0010】補強リング2は金属材料より成り、固定筒
1の変形(たわみ)を防止する為に用いている。該補強
リング2にはその外周面に固定筒1の内周面に設けたバ
ヨネット爪1cに係合する溝2aを、又その内周面に後
述する焦点調節部材8のバヨネット爪8aが嵌入する溝
2bを設けている。そして補強リング2を固定筒1の内
周に嵌め込んだ後、光軸まわりに回転させ、このとき補
強リング2の溝2aの側面2a1が固定筒1に設けたス
トッパー部1hに当接するようにしている。これにより
光軸方向の位置決めを行うと共に固定筒1の内周面との
摩擦力によって該固定筒1に固定している。
【0011】3はマウント蓋部材であり、固定筒1の後
側に固着しており、固定筒1の後側からゴミや塵等が内
部に入らないようにしている。マウント蓋部材3に円板
部3aの外周部には複数の係合用爪3bを外周部より突
出するように円板部3aと一体的に樹脂成形している。
このマウント蓋部材3は該係合用爪3bを該固定筒1に
設けた係合用溝、又は孔に樹脂の弾性力を利用して嵌入
固定し、これにより固定筒1と一体化している。
【0012】4は切換スイッチであり、焦点調節部材8
の自動焦点調節及び手動焦点調節の切換えを行ってお
り、その一端の突出部4aにビス6によりスイッチバネ
5を固定している。又切換スイッチ4は銘板7に設けた
溝7a内をスイッチバネ5の弾性力で光軸と平行方向
(矢印4b方向)に移動可能となるように取着してい
る。銘板7は固定筒1に設けた孔1e内で切換スイッチ
4の突出部4aとスイッチバネ5が移動可能となる状態
で固定筒1の銘板固定面1fに固着している。
【0013】8は焦点調節部材(焦点調節リング)であ
り、手動又は後述する電磁モータ14からの駆動力で電
動的に光軸回りに回動している。焦点調節部材8の外周
面の一部にはバヨネット爪8aを設けており、前述の補
強リング2の内周面に設けた溝2bに嵌入することによ
り光軸回りに回動自在に保持している。
【0014】又、焦点調節部材8の外周面の一部に複数
個の突出した摺動面8bを設け、該摺動面8bが補強リ
ング2の内周面と摺動しながら定位置回転するようにし
ている。
【0015】9は第2レンズ保持部材の一部分である中
筒であり、外周面の一部に直進用のキー部9cを設け、
該キー部9cを固定筒1に設けたキー溝1gに嵌入して
いる。これにより中筒9を光軸と平行方向に移動可能と
なるように保持している。
【0016】10は前群鏡筒であり、撮影レンズの前方
レンズ群を保持する第1レンズ保持部材を構成してい
る。中筒9はその外周面に係合用穴9fを有し、前群鏡
筒10に一体形成された複数の係合用爪10cに嵌入す
ることにより固定している。
【0017】11は第2レンズ保持部材の一部分である
後群鏡筒であり、撮影レンズの後方レンズ群を保持して
おり、バヨネット爪11aを有し、中筒9に設けたバヨ
ネット溝9aとバヨネット固定している。中筒9と後群
鏡筒11は第2レンズ保持部材を構成している。
【0018】中筒9の前端にはカム面9bを設け、又前
群鏡筒10の後側に中筒9のカム面9bと対向させてカ
ム面10bを設けている。そして中筒9と前群鏡筒10
を対向固定することにより、2つのカム面9bと10b
とで対向する平行なカム溝空間を形成している。
【0019】そしてこのときのカム面9bとカム面10
bとによって形成したカム溝空間に焦点調節部材8より
伸長したカムフォロー部8cを嵌入し、これによりカム
構造を構成している。
【0020】本実施例では焦点調節部材8を光軸回りに
回動することにより、カムフォロー部8cを介して前群
鏡筒10より成る第1レンズ保持部材及び後群鏡筒11
とそれと一体構成した中筒9とから成る第2レンズ保持
部材を光軸と平行方向に移動させている。
【0021】12は絞りユニットであり、公知の電磁モ
ータ12aによって絞り開口を駆動制御している。絞り
ユニット12は中筒9より突出した係合爪を絞りユニッ
ト12の前側円盤面に嵌め込むことにより固定してい
る。
【0022】13はメイン実装部品(基板)であり、電
気部品を組み込んでおり、中筒9にビスによって固定し
ている。絞りユニット12の駆動用の電磁モータ12a
から延長したコイル端子12bはメイン実装部品13に
直接半田付している。
【0023】14は電磁モータであり、前群鏡筒10と
中筒9そして後群鏡筒11を駆動させており、中筒9の
外周部に設けたモータ取付部9dにビスによって固定し
ている。
【0024】15はギア列であり、電磁モータ14の回
転トルクを伝達しており、各々のギアは中筒9に一体成
形したギア軸(ギアトレイン軸)9eに各々嵌入し、最
終段のギアは焦点調節部材8の内周面の一部に設けたイ
ンナギア15fと噛合するように構成している。
【0025】次に本実施例のレンズ鏡筒の動作について
説明する。まず本実施例のレンズ鏡筒をカメラ本体に装
着する。自動焦点検出モードのときはカメラ本体側に設
けた自動焦点検出装置で得られた信号に基づいて電磁モ
ータ14が駆動する。電磁モータ14の回転トルクはギ
ア列15を介し、焦点調節部材8の内周面に設けたイン
ナーギア15fに伝達され、これにより焦点調節部材8
を固定筒1に対し光軸回りに回転させている。
【0026】このとき中筒9のカム面9bと中筒9に固
定した前群鏡筒10のカム面10bとによって形成した
カム溝空間には焦点調節部材8のカムフォロー部8aが
嵌入している。又中筒9はキー部9cとキー溝1gとか
ら成るキー構造により固定筒1に対して光軸と平行方向
に移動可能となっている。
【0027】この為、焦点調節部材8の回動に伴いカム
フォロー部8aを介して前群鏡筒10である第1レンズ
保持部材と第2レンズ保持部材の一部である中筒9が光
軸方向に移動する。又中筒9にバヨネット結合している
第2レンズ保持部材である後群鏡筒11も中筒9と一体
的に同時に光軸方向に移動する。
【0028】又、手動焦点調節のときは切換スイッチ4
を手動モードに切換えることにより、電磁モータ14か
らの回転トルクが焦点調節部材8に伝達されないように
ギア列15の一部を切り離している。このときは手動で
焦点調節部材8を回動させることにより前述と同様の動
作を行っている。
【0029】このように本実施例では焦点調節部材8を
光軸回りに回動させることにより、前群鏡筒10、中筒
9そして後群鏡筒11、更に中筒9の外周部のモータ取
付部9dに組み込んだ電磁モータ14、中筒9に一体成
形したギア軸に嵌入しているギア列15そして中筒9に
固着したメイン実装部品13等の各要素を一体的に光軸
と平行方向に移動させて焦点調節を行っている。
【0030】
【発明の効果】本発明によればレンズ鏡筒の一部を構成
する固定筒、焦点調節部材そして第1,第2レンズ保持
部材等の各要素を前述の如くヘリコイド部材を用いずに
構成することにより、レンズ鏡筒構造を簡素にし、組立
及び組立調整を容易にし、経済性を向上させたレンズ鏡
筒を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部断面図。
【図2】図1の一部分の要部斜視図。
【図3】図1の一部分の要部斜視図。
【符号の説明】
1 固定筒 2 補強リング 3 マウント蓋部材 4 切換スイッチ 5 スイッチバネ 7 銘板 8 焦点調節部材 9 中筒 10 前群鏡筒 11 後群鏡筒 12 絞りユニット 12a 電磁モータ 13 メイン実装部品 14 電磁モータ 15 ギア列 1c バヨネット爪 1d 溝 1g キー溝 8a バヨネット爪 8b 摺動面 8c カムフォロー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千明 逹生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−32011(JP,A) 特開 平1−156710(JP,A) 実開 昭63−26828(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒に回動可能に焦点調節部材を装着
    し、該固定筒に遊嵌させた第1レンズ保持部材の後部カ
    ム面と該第1レンズ保持部材の一部と係合した第2レン
    ズ保持部材の前部カム面とで形成された溝空間に該焦点
    調節部材の一部より伸長したカムフォロー部を嵌入し、
    該焦点調節部材の回動操作により該カムフォロー部を介
    して該第1レンズ保持部材と第2レンズ保持部材とを駆
    動させたことを特徴とするレンズ鏡筒。
JP41206690A 1990-12-18 1990-12-18 レンズ鏡筒 Expired - Fee Related JPH0816734B2 (ja)

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