JPH08167321A - 導電ペースト - Google Patents

導電ペースト

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Publication number
JPH08167321A
JPH08167321A JP33189494A JP33189494A JPH08167321A JP H08167321 A JPH08167321 A JP H08167321A JP 33189494 A JP33189494 A JP 33189494A JP 33189494 A JP33189494 A JP 33189494A JP H08167321 A JPH08167321 A JP H08167321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive paste
electrode
resinate
sintering
metal organic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33189494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Otani
明 大谷
Haruhiko Kano
東彦 狩野
Shuji Mushimoto
修二 虫本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPH08167321A publication Critical patent/JPH08167321A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品に、はんだ付け時の耐熱衝撃性に優
れた電極を形成することが可能な導電ペーストを提供す
る。 【構成】 導電成分の焼結促進剤として、金属有機レジ
ネートを0.3〜5.0重量%の割合で添加する。ま
た、金属有機レジネートとして、Bi、Cu、Mo、及
びWからなる群より選ばれる少なくとも1種の有機レジ
ネートを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電ペーストに関し、
詳しくは、電子部品の端子電極(外部電極)などを形成
するのに適した導電ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】積層セラミックコンデンサの端子電極な
どを形成するのに用いられる導電ペーストは、通常、例
えば、Ag、Ag−Pdなどの導電成分(粉末)と、ガ
ラスフリットなどを混合することによって製造されてい
る。
【0003】そして、この導電ペーストを用いて、積層
セラミックコンデンサなどの電子部品の端子電極を形成
する場合、通常は、まず、導電ペーストを電子部品素子
の所定の位置に塗布した後焼付けし、導電ペーストに含
まれる導電成分を焼結させることにより導電性厚膜(厚
膜電極)を形成し、その後厚膜電極のはんだくわれを防
止するためにその表面に、Niメッキを行い、さらに、
はんだ付け性を向上させるために、Niメッキ膜の上か
らSnメッキを施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の導電ペ
ーストを用いて厚膜電極を形成した場合、メッキ液が端
子電極の表面から内部に浸透してはんだ付け時の耐熱衝
撃性が劣化し、信頼性が低下するという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、電子部品に、はんだ付け時の耐熱衝撃性に優れた電
極を形成することが可能な導電ペーストを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の導電ペーストは、導電成分の焼結促進剤と
して、金属有機レジネートを0.3〜5.0重量%の割
合で添加したことを特徴としている。
【0007】また、前記金属有機レジネートが、Bi、
Cu、Mo、及びWからなる群より選ばれる少なくとも
1種の有機レジネートであることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の導電ペーストにおいては、導電成分の
焼結促進剤として、金属有機レジネートが0.3〜5.
0重量%の割合で添加されていることから、焼付け工程
において、導電成分が確実に焼結され、焼結密度が向上
するとともに、電極と該電極を形成する対象物(例え
ば、電子部品を構成するセラミック素子)との界面にガ
ラスフリット層を厚く形成することが可能になる。
【0009】したがって、本発明の導電ペーストを用い
ることにより、メッキ液の侵入を抑制、防止することが
可能で、はんだ付け時の耐熱衝撃性に優れた端子電極を
形成することが可能になる。
【0010】また、前記金属有機レジネートとしては、
Bi、Cu、Mo、及びWからなる群より選ばれる少な
くとも1種の有機レジネートを用いることが可能であ
り、これらの金属有機レジネートを用いることにより、
はんだ付け時の耐熱衝撃性に優れた信頼性の高い端子電
極を形成することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに示し
てその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0012】下記の各原料を配合して 導電成分(平均粒径2μmのAg粉末) :100重量部 ガラスフリット(ホウケイ酸亜鉛系のガラスフリット): 4重量部 樹脂成分(セルロース樹脂) : 5重量部 溶剤(ブチルカルビトール) : 21重量部 を配合してなるペーストに、焼結促進剤(この実施例で
は、Biレジネート(ただし、Bi含有率20重量
%))を表1に示すような割合で添加して導電ペースト
を作成した。
【0013】
【表1】
【0014】なお、試料番号に*印を付したものは本発
明の範囲外のもの(比較例)である。
【0015】そして、表1の各導電ペーストを電子部品
素子(この実施例では積層セラミックコンデンサ素子)
に塗布した後、乾燥、焼付けを行って端子電極を形成し
た後、はんだ付け時の耐熱衝撃性及びたわみ強度を調べ
た。その結果を表1に併せて示す。
【0016】なお、耐熱衝撃性は、任意の温度に設定し
たはんだ槽に試料を浸漬することによって実施した熱衝
撃試験における不良(破壊)発生率、すなわち、総試料
数に対する破壊した試料数の割合を示す。
【0017】また、たわみ強度は、試料をガラスエポキ
シ基板にはんだ付けした後、該ガラスエポキシ基板をた
わませることにより試料にクラックを生じさせた場合
の、クラック発生時の基板のたわみ強度の値である。な
お、たわみ強度は、その値が大きいほど特性が優れてい
ることを意味する。
【0018】表1に示すように、焼結促進剤であるBi
レジネートを添加していない導電ペースト(試料番号
5)においては、耐熱衝撃試験における不良発生率が高
くなっており、また、焼結促進剤であるBiレジネート
の添加量を、本発明の範囲(0.3〜5.0重量%)を
越える6.0重量%とした導電ペースト(試料番号6)
においては、耐熱衝撃性は良好であるが、たわみ強度が
低下している。
【0019】これに対して、焼結促進剤であるBiレジ
ネートを、0.3〜5.0重量%の範囲で添加した本発
明の実施例にかかる導電ペースト(試料番号1〜4)に
おいては、たわみ強度が低下することなく、耐熱衝撃性
が向上している。
【0020】なお、上記実施例では、焼結促進剤とし
て、Biレジネートを用いた場合について説明したが、
焼結促進剤を構成する金属としては、Biに限らず、C
u、Mo、及びWのいずれか一つ又はそれらを組み合せ
たものを用いることが可能であり、それらの有機レジネ
ートを焼結促進剤として用いた場合にも上記実施例と同
様の効果を得ることが可能である。また、場合によって
はさらに他の金属の有機レジネートを用いることも可能
である。
【0021】また、上記実施例では、積層セラミックコ
ンデンサの端子電極を形成する場合を例にとって説明し
たが、本発明の導電ペーストは積層セラミックコンデン
サの端子電極を形成する場合に限らず、圧電共振部品や
正特性サーミスタなどの種々の電子部品の端子電極を形
成する場合に好適に用いることができる。さらに、端子
電極を形成する場合に限らず、回路などを形成する場合
にも適用することが可能である。
【0022】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施例に限定されるものではなく、導電成分の種類や
粒径、ガラスフリット、樹脂成分及び溶剤の種類、ある
いはそれらの配合割合などに関し、発明の要旨の範囲内
において種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明の導電ペースト
は、導電成分の焼結促進剤として、金属有機レジネート
を0.3〜5.0重量%の割合で添加していることか
ら、焼付け工程において、導電成分が確実に焼結され、
焼結密度が向上するとともに、電極と該電極を形成する
対象物(例えば、電子部品を構成するセラミック素子)
との界面にガラスフリット層を厚く形成することが可能
になる。
【0024】したがって、本発明の導電ペーストを用い
ることにより、メッキ液の侵入を抑制、防止することが
可能で、はんだ付け時の耐熱衝撃性に優れた端子電極を
形成することができる。
【0025】また、前記金属有機レジネートとしては、
Bi、Cu、Mo、及びWからなる群より選ばれる少な
くとも1種の有機レジネートを用いることが可能であ
り、これらの金属有機レジネートを用いることにより、
はんだ付け時の耐熱衝撃性に優れた信頼性の高い端子電
極を形成することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電成分の焼結促進剤として、金属有機
    レジネートを0.3〜5.0重量%の割合で添加したこ
    とを特徴とする導電ペースト。
  2. 【請求項2】 前記金属有機レジネートが、Bi、C
    u、Mo、及びWからなる群より選ばれる少なくとも1
    種の有機レジネートであることを特徴とする請求項1記
    載の導電ペースト。
JP33189494A 1994-10-13 1994-12-09 導電ペースト Withdrawn JPH08167321A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-276131 1994-10-13
JP27613194 1994-10-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08167321A true JPH08167321A (ja) 1996-06-25

Family

ID=17565225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33189494A Withdrawn JPH08167321A (ja) 1994-10-13 1994-12-09 導電ペースト

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JP (1) JPH08167321A (ja)

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