JPH08167029A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08167029A
JPH08167029A JP6308683A JP30868394A JPH08167029A JP H08167029 A JPH08167029 A JP H08167029A JP 6308683 A JP6308683 A JP 6308683A JP 30868394 A JP30868394 A JP 30868394A JP H08167029 A JPH08167029 A JP H08167029A
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Shinji Kanda
真司 神田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対象画像からテンプレート画像と同じ画像を
持つ目標画像を抽出する画像処理装置に関し,抽出をカ
ラー画像で行うことにより精度を良くする。 【構成】 カラーの対象画像の赤成分(R)および緑成
分(G)および青成分(B)を成分毎に保持する対象画
像の成分保持部と,画像抽出装置は,テンプレート画像
の赤成分(R)および緑成分(G)および青成分(B)
を成分毎に保持するテンプレート画像の成分保持部と,
対象画像の各成分とテンプレート画像の各成分について
同じ成分毎に相関値を求める相関演算部と,各成分毎の
相関値に基づいて各成分の相関を総合し総合相関値を求
める総合相関値演算部と,総合相関値を保持する総合相
関値保持部と,総合相関値に基づいて対象画像とテンプ
レート画像の相関が最大である領域を抽出する領域抽出
部と,抽出領域を出力する構成をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,カラー画像からテンプ
レート画像と同じ画像を持つ領域を抽出する画像処理装
置に関する。
【0002】ロボットが目標の対象物に接近したり,対
象物を把持する時に,ロボットに映される画像から目的
となる対象物を認識し,その対象物の位置を計測する必
要がある。この時,ロボットに映される画像から目標と
なる対象物の画像を抽出する必要がある。
【0003】あるいは,移動する物体を追跡する場合に
は,移動する対象物の画像での位置を判定し,抽出する
必要がある。本発明は,このような目標画像の抽出をカ
ラー画像で行うことにより精度良く目標画像を抽出する
ことのできる画像処理装置に関する。
【0004】
【従来の技術】従来より用いられている画像抽出は白黒
の濃淡画像に基づいてなされるものであった。その抽出
方法は,白黒の濃淡の輪郭を抽出し,対象画像とのパタ
ーンマッチングをとるようにしていた。あるいは,対象
物のエッジ部分のテンプレート画像を持ち,テンプレー
ト画像と対象濃淡画像との局所相関をとり目標領域を抽
出する方法もあった。
【0005】図15は従来の技術であって,対象物のエ
ッジ部分のテンプレート画像を持ち,テンプレート画像
と対象濃淡画像との局所相関をとり目標領域を抽出する
画像処理装置を示す。
【0006】図15において,500は画像抽出装置で
ある。501は撮像装置であって,目標画像の領域を抽
出する対象画像を撮影するものである。
【0007】502は,A/D変換部であって,対象画
像をA/D変換するものである。503は対象画像メモ
リであって,対象画像を保持するものである。504は
テンプレート画像メモリであって,目標画像の領域を抽
出する基準となるテンプレート画像を保持するものであ
る。
【0008】505は相関演算部であって,対象画像の
部分領域とテンプレート画像を比較し,相関値を演算す
るものである。506はアドレス発生部であって,対象
画像メモリ503,テンプレート画像メモリ504のア
ドレスを発生するものである。
【0009】507は相関値ピーク位置検出部であっ
て,対象画像の中の相関値のピーク位置を検出するもの
である。図15の構成において,撮像装置501により
撮像された画像データは,A/D変換部502によりデ
ジタル画像データに変換され,順次対象画像メモリ50
3に保持される。テンプレート画像メモリ504は抽出
の目標となるテンプレート画像が保持される。相関演算
部505は相関演算を行うことにより,対象画像メモリ
503の部分領域(比較領域)の画像データとテンプレ
ート画像メモリ504のテンプレート画像との相関を求
める。相関値ピーク位置検出部507はこの相関値ピー
ク位置検出部507からのピーク位置,即ち,最も相関
の高い位置を検出する。相関値ピーク位置検出部507
からは,常に相関値のピーク位置が得られ,このピーク
位置に基づいて対象画像から目標画像の領域を実時間で
抽出することができる。
【0010】従来の画像抽出装置は,対象画像を1フレ
ーム入力した後に画像を探索して目標画像の領域を抽出
し,1フレームの探索をした後に,次のフレームの対象
画像を入力するように,対象画像の入力処理をしている
間は目標画像の探索を行うことができなかった。
【0011】そこで,本出願人は,画像抽出装置を複数
設けることにより,対象画像の入力と目標画像の探索を
平行して行なえるようにした。その画像処理装置はトラ
ッキングビジョン(商品名)と称し,本出願人により特
願平6−225419号(出願日平成6年9月20日)
として特許出願されている。
【0012】図12,図13,図14より本発明の先行
技術(トラッキングビジョン)について説明する。図1
2はトラッキングビジョンの説明図であって,装置構成
の例を示す。
【0013】図12において,201は撮像装置(白黒
カメラ)である。202は画像入力装置であって,撮像
装置201の入力信号をA/D変換するものである。
【0014】203は画像データバスである。204−
1,204−2,204−Mは画像抽出装置(前述の特
許出願明細書における相関追跡装置)であって,それぞ
れの画像抽出装置は画像データバス203を介して並列
に接続されている。各画像抽出装置は全て同じ構成であ
る。
【0015】204’−1,204’−2,204’−
Mはそれぞれ画像メモリであって,対象画像(前述の特
許出願明細書における探索画像)の保持メモリ,テンプ
レート画像(前述の特許出願明細書における参照画像)
の保持メモリを備えるものである。
【0016】図12 (a)の構成において,撮像装置20
1により撮影された画像の画像データは,画像入力装置
202によりデジタル画像データに変換される。そし
て,画像データバス203のフレーム同期信号線,画素
クロック信号線および画像データ信号線を介して各画像
抽出装置204−1〜204−Mに供給される。画素ク
ロック信号線上を転送される画素クロックと画像データ
信号線上を転送される画像データとのタイミングは,例
えば,図12 (b)に示すような関係になっている。各画
像抽出装置204−1〜204−Mは画素クロックの立
ち上がりエッジに応答して各画素をデータラッチして,
対応する画像メモリ204’−1〜204’−M(対象
画像の保持メモリ,テンプレート画像の保持メモリ)内
に格納する。
【0017】画像抽出装置204−1〜204−Mのう
ち,任意の画像抽出装置を選択的に並列動作させ,画像
メモリ204’−1〜204’−Mを選択的に切り換え
て使用することにより,画像メモリ204’−1〜20
4’−Mへの書き込みと読み出し及び目標画像の抽出処
理を並列して実行することができる。そのため,画像デ
ータの各フレーム毎に目標画像の抽出を行うことができ
る。
【0018】図13はトラッキングビションの説明図で
ある。図13 (a)は画像抽出装置の構成を示す。図13
(a)において,205は画像入力制御部である。
【0019】206は対象画像メモリであって,対象画
像を保持するものである。207はテンプレート画像メ
モリであって,抽出する基準となる目標画像を保持する
ものである。
【0020】208は相関演算部である。図13 (b)は
テンプレート画像,図13 (c)は対象画像の例である。
撮像装置201により撮像された画像に関するアナログ
画像データは,画像入力装置202によりデジタル画像
に変換され,画像抽出装置204の画像入力制御部20
5を介して順次対象画像メモリ206に格納される(図
12参照)。テンプレート画像メモリ207には,抽出
の基準となる画像データ(目標画像)が格納されてい
る。相関演算部208は,テンプレート画像メモリ20
7内の画像データと対象画像メモリ206内の画像デー
タとの相関を示す相関値を求める。この相関値のピーク
位置,即ち,撮像画面中で相関性の最も高い位置は,相
関値ピーク位置検出器(図示せず)により検出される。
従って,相関値ピーク位置検出器からは常に相関値のピ
ーク位置が得られる。このピーク位置に基づいて目標画
像を実時間で抽出することができる。ピーク位置の検出
でなく,相関があらかじめ定めた基準値より高い画素を
検出して抽出するようにしても良い。
【0021】相関演算部208は対象画像メモリ206
内の画像データとテンプレート画像メモリ207内の画
像データに対して,次の演算をする。ここでは,便宜的
にテンプレート画像を図13 (b)に示すように8画素×
8画素とし,対象画像内の画素値をXijとする。この場
合,相関演算部208は,例えば,図13 (c)に示すよ
うに16画素×16画素の対象画像に対して,図14
(a)に示すように,対象画像内のテンプレート画像と同
じ比較領域(部分領域)と次式の演算を行う。なお,次
式中,Yijは対象画像メモリ内の画素値を表し,Dmn
2つの画像の相関値を示す。m=0〜7,n=0〜7で
ある。
【0022】 である。
【0023】上記の式中Dmnの値は2つの画素の相関が
高い程小さくなる。図14はトラッキングビジョンの説
明図である。図14 (a)はテンプレート画像と対象画像
の相関を求める方法を示す。対象画像から比較領域を切
り出し,テンプレート画像と比較して相関をとることを
示す。
【0024】図14 (b)はテンプレート画像の例を示
し,図14 (c)は対象画像の例を示す。また,図14
(d)は図14 (b)と図14 (c)に相関演算を行った比較
結果の例を示す。この例ではm=7,n=4でDmnが最
小値となり,この比較領域がテンプレート画像と最も似
ていることを表す。あるいはDmnがあらかじめ定めた基
準値より小さい画素を抽出するようにしても良い。
【0025】このようにして,相関処理を行うことによ
り各フレーム毎に実時間で目標画像を抽出することがで
きる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の輪郭線を利用
し,パターンマッチングをとって目標領域を抽出する方
法は,処理方法が複雑で,得られる画像中に輪郭が多い
場合には処理時間が長くなり,誤検出の率も高かった。
また,上記先行技術も白黒の濃淡画像に対して局所相関
を使って目標領域を抽出する方法は濃淡画像のみを使っ
ているため,色が違っていても輝度が同じ場合には相関
値が高くなり誤検出する恐れがある。
【0027】本発明は,誤検出がなく,しかも高速に目
標領域を抽出することのできる画像処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は,画像入力装置
と,対象画像と対象画像から所定の画像領域を抽出する
基準となるテンプレート画像を保持し,対象画像からテ
ンプレート画像と相関の高い領域を抽出する画像抽出装
置と,画像出力装置とを備えた画像処理装置において,
画像抽出装置は,カラーの対象画像の赤成分(R)およ
び緑成分(G)および青成分(B)を成分毎に保持する
対象画像の成分保持部と,画像抽出装置は,テンプレー
ト画像の赤成分(R)および緑成分(G)および青成分
(B)を成分毎に保持するテンプレート画像の成分保持
部と,対象画像の各成分とテンプレート画像の各成分に
ついて同じ成分毎に相関値を求める相関演算部と,各成
分毎の相関値に基づいて各成分の相関を総合し総合相関
値を求める総合相関値算出部と,総合相関値を保持する
総合相関値保持部と,総合相関値に基づいて対象画像と
テンプレート画像の相関が最大である領域を抽出する領
域抽出部と,抽出領域を出力する出力装置とを備えた構
成をもつものである。
【0029】図1は本発明の基本構成を示す。図1にお
いて,Kは画像処理装置である。
【0030】K’は画像入力装置であって,カラー画像
を入力するものである。1は対象画像であって,領域を
抽出する対象の画像であり,カラー画像である。
【0031】2はテンプレート画像(カラー画像)であ
って,対象画像から目標領域を抽出する基準となる画像
であり,カラー画像である。3はRGB分離部であっ
て,カラー画像から赤成分(R),緑成分(G),青成
分(B)を分離するものである。
【0032】画像抽出装置Lにおいて,Tはテンプレー
ト画像の成分保持部である。Uは対象画像の成分保持部
である。
【0033】4はテンプレート画像2のR成分保持部で
ある。5はテンプレート画像2のG成分保持部である。
6はテンプレート画像2のB成分保持部である。
【0034】7は対象画像1のR成分保持部である。8
は対象画像1のG成分保持部である。9は対象画像1の
B成分保持部である。
【0035】10は相関演算部であって,対象画像1の
R成分とテンプレート画像2のR成分の相関値を求める
ものである。11は相関演算部であって,対象画像1の
G成分とテンプレート画像2のR成分の相関値を求める
ものである。
【0036】12は相関演算部であって,対象画像1の
B成分とテンプレート画像2のR成分の相関を求めるも
のである。13は加算部であって,対象画像1とテンプ
レート画像2のR成分の相関値,G成分の相関値,B成
分の相関値を総合する総合相関値演算部である(例え
ば,各相関値の和をとる)。
【0037】14は総合相関値保持部であって,総合相
関値演算部13の求めた総合相関値を保持するものであ
る。15は領域抽出部であって,総合相関値保持部14
に保持される総合相関値に基づいて対象画像1のテンプ
レート画像2との相関の高い領域を抽出するものであ
る。
【0038】16は出力装置であって,抽出領域(目標
画像)を出力するものである。
【0039】
【作用】図2は本発明の動作原理の説明図である(図1
の本発明の基本構成の動作は後述する)。
【0040】図2において,1は対象画像である。Rf
は参照画像であって,探索する目標画像である。
【0041】2はテンプレート画像であって,探索する
目標画像であり参照画像Rfから切り出した局所領域で
ある。21は参照画像RfのR成分である。
【0042】22は参照画像RfのG成分である。23
は参照画像RfのB成分である。24は局所領域であっ
て,テンプレート画像とする領域である(図2の局所領
域は4画素の場合を例として示す)。
【0043】25はテンプレート画像2のR成分であ
る。26はテンプレート画像2のG成分である。27は
テンプレート画像2のB成分である。
【0044】31は対象画像1のR成分である。32は
対象画像1のG成分である。33は対象画像1のB成分
である。
【0045】34は比較領域であって,テンプレード画
像2と比較する領域である。比較領域34は対象画像1
から順次に切り出されるものである(図2の局所領域は
4画素の場合を例として示す)。
【0046】35はR成分の相関値であって,テンプレ
ート画像のR成分と対象画像のR成分の比較領域34を
画素毎に比較し,各画素毎の比較結果に基づいて(例え
ば,テンプレート画像2と比較領域の成分値の差の絶対
値を画素毎に求め,各画素の絶対値の和をとる等)相関
値を求めるものである。
【0047】36はG成分の相関値であって,テンプレ
ート画像のG成分と対象画像のG成分の比較領域34を
画素毎に比較して相関値を求めるものである。37はB
成分の相関値であって,テンプレート画像のB成分と対
象画像のB成分の比較領域34を画素毎に比較して相関
値を求めるものである。
【0048】38は総合相関値(S)であって,R成分
の相関値35,G成分の相関値36,B成分の相関値3
7を総合(加算等)したものある。40は総合相関値マ
ップであって,対象画像1の画素に総合相関値を割り当
てたものである。例えば,比較領域34(例えば,左上
の画素の位置が1行1列の位置の比較領域の総合相関値
11を対象領域の1行1列の位置の画素に割り当てるよ
うに,比較領域の左上の画素の位置(m行n列)の比較
領域の総合相関値Smnを対象領域のm行n列の位置の
画素に割り当てる)。
【0049】41は領域抽出であって,総合相関値マッ
プからテンプレート画像と対象画像の比較領域の相関の
大きい領域を抽出するものである。例えば,テンプレー
ト画像の各成分と比較領域34の各成分の比較をそれぞ
れの値の差の絶対値で求め,総合相関値Sを各成分の相
関値の和で求めた場合には,Sがあるεより小さい値と
なる領域を抽出する。
【0050】42は対象画像である。43は目標領域で
あって,領域抽出41の処理により抽出された最も相関
が高い領域である。
【0051】図2により本発明の動作原理を説明する。
参照画像Rfから探索の基準とする局所領域24を切り
出し,テンプレート画像2とする。対象画像1から比較
領域34を切り出す。
【0052】テンプレート画像2のR成分と比較領域3
4のR成分を比較し,R成分の相関値35を求める。例
えば,画素毎に両成分の差の絶対値をとり,その算出値
に基づいて(例えば,各画素の差の絶対値の和をとる
等)R成分の相関値を求める。同様に,テンプレート画
像2のR成分と比較領域34のG成分を比較し,G成分
の相関値36を求める。テンプレート画像2のB成分と
比較領域34のB成分を比較し,B成分の相関値37を
求める。各成分の相関値を総合し(例えば,各成分の相
関値を加算する),総合相関値Sを求め,対象画像の画
素に対応付けて割り当てる(割り当て方法は,例えば前
述したように,比較領域の左上の画素の位置が(m行n
列)の比較領域の総合相関値をSmnとした時,Smn
を対象画像のm行n列の位置に対応付けて割り当て
る)。このように,比較領域34を対象画像1から順次
切り出し,各比較領域毎に総合相関値を求め,総合相関
値マップ40を作成する。各総合相関値マップ40の各
画素の総合相関値Smnを基準値εと比較し,前記のよ
うに各成分の相関値,総合相関値を求めた場合にはSm
nがεより小さい画素を抽出し,目標領域43を求め
る。
【0053】次に,本発明基本構成の動作を説明する
(図2を参照する)。画像入力装置K’から入力される
対象画像(カラー画像)1をRGB分離部3でR成分
(赤),G成分(緑),B成分(青)に分離する。各成
分はそれぞれ対象画像のR成分保持部7,対象画像のG
成分保持部8,対象画像のB成分保持部9に保持される
(図2の対象画像のR成分31,対象画像のG成分3
2,対象画像のB成分33に対応する)。
【0054】参照画像Rfの局所領域24から切り出し
たテンプレート画像2をRGB分離部3によりR成分,
G成分,B成分に分離する。各成分はそれぞれ,テンプ
レート画像のR成分保持部4,テンプレート画像のG成
分保持部5,テンプレート画像のB成分保持部6に保持
する(図2のテンプレート画像のR成分25,G成分2
6,B成分27に対応する)。
【0055】相関演算部10は対象画像1のR成分31
とテンプレート画像のR成分25を比較し,R成分の相
関値35を求める。相関演算部11は対象画像のG成分
32とテンプレート画像のG成分26を比較し,G成分
の相関値36を求める。相関演算部12は対象画像のB
成分33とテンプレート画像のB成分27を比較し,B
成分の相関値を求める。
【0056】総合相関値演算部13は各成分の相関値を
もとに総合相関値を求め,総合相関値保持部14に保持
させ総合相関値マップ40を作成する。一方,領域抽出
部15は総合相関値演算部13の演算結果を所定の基準
値εと比較し,テンプレート画像と相関の高い領域(目
標領域43)を判定し,出力する。
【0057】本発明によれば,カラー画像において,濃
淡レベルは同じであっても色相の異なる画像領域を識別
し,テンプレート画像の濃淡と色相が同じ領域を正確に
抽出することができる。
【0058】
【実施例】図3は本発明の実施例1を示す。図3におい
て,51はカラーカメラであって,移動するロボット等
の対象画像および参照画像を得るものである。
【0059】52はRGB分離回路である。56は対象
画像のR成分保持メモリである(図1の対象画像のR成
分保持部に相当する)。
【0060】57は対象画像のG成分保持メモリである
(図1の対象画像のG成分保持部に相当する)。58は
対象画像のB成分保持メモリである(図1の対象画像の
B成分保持部に相当する)。
【0061】60はテンプレート画像のR成分保持メモ
リである(図1のテンプレートのR成分保持部に相当す
る)。61はテンプレート画像のG成分保持メモリであ
る(図1のテンプレートのG成分保持部に相当する)。
【0062】62はテンプレート画像のB成分保持メモ
リである(図1のテンプレートのB成分保持部に相当す
る)。65は相関演算回路であって,対象画像のR成分
とテンプレート画像のR成分の差の絶対値を演算し,相
関値を算出するものである(図1の相関演算部に相当す
る)。
【0063】66は相関演算回路であって,対象画像の
G成分とテンプレート画像のG成分の差の絶対値を演算
し,相関値を算出するものである(図1の相関演算部に
相当する)。
【0064】67は相関演算回路であって,対象画像の
B成分とテンプレート画像のB成分の差の絶対値を演算
し,相関値を算出するものである(図1の相関演算部に
相当する)。
【0065】68は加算回路であり,各相関演算回路6
5,66,67の演算結果を加算し,総合相関値を求め
るものである(図1の総合相関値演算部に相当する)。
70は相関値格納メモリであって,対象画像の画素に対
応して総合相関値を保持し,総合相関値マップを構成す
るものである(図1の総合相関値保持部に相当する)。
【0066】71は比較演算回路であって,加算回路の
演算結果を画素毎に基準値εと比較し,εより小さい総
合相関値Smnの画素を求めるものである(比較演算回
路は図1の領域抽出部に相当する)。また,比較演算回
路は先行技術のように総合相関値のピーク値のある画素
を求めて出力するものでも良い。
【0067】72は画像メモリ制御回路であって,対象
画像の各成分保持メモリ56,57,58のアドレス制
御,読み出し,書き込みの制御をするものである。73
はテンプレート制御回路であって,テンプレート画像の
各成分保持メモリ60,61,62のアドレス制御,読
み出し,書き込みの制御をするものである。
【0068】75はコントロールユニットであって,テ
ンプレート制御回路73,画像メモリ制御回路72,比
較演算回路71,相関値格納メモリ70の制御を行うも
のである。
【0069】図3の構成の動作は後述する。図4は本発
明のテンプレート画像と対象画像の例を示す。図4にお
いて,80はテンプレート画像であって,横n画素,縦
n画素である。例えば,n=8,16,32等である。
テンプレート画像はR(赤),G(緑),B(青)のそ
れぞれの成分毎にある。
【0070】81は画素であって,位置を(K,L)で
表す。85は対象画像であって,横512画素,縦51
2画素である。対象画像はR(赤),G(緑),B
(青)のそれぞれの成分毎にある。
【0071】86は画素であって,位置を(i,j)で
表す。87は比較領域であって,左上の画素の位置が
(i,j)の比較領域の位置を(i,j)で表す。
【0072】R成分のテンプレート画像の位置(K,
L)の画素の成分値をTr〔K〕〔L〕で表す。G成分
のテンプレート画像の位置(K,L)の画素の成分値を
Tg〔K〕〔L〕で表す。
【0073】B成分のテンプレート画像の位置(K,
L)の画素の成分値をTb〔K〕〔L〕で表す。R成分
の対象画像の位置(i,j)の画素の成分値をOr
〔i〕〔j〕で表す。
【0074】G成分の対象画像の位置(i,j)の画素
の成分値をOg〔i〕〔j〕で表す。B成分の対象画像
の位置(i,j)の画素の成分値をOb〔i〕〔j〕で
表す。
【0075】図5は本発明の実施例1のフローチャート
である。図3の実施例1の構成を図5のフローチャート
を使用して説明する。図5における符号は図4に従う。
【0076】S1,S2 RGB分離回路は参照画像を
入力し,R,G,Bに分離する。テンプレート制御回路
73はテンプレートコントロール信号を発生し,参照画
像からテンプレート画像を切り出す。そして,それぞれ
の成分をテンプレート画像のそれぞれの成分保持メモリ
(60,61,62)に保持する(テンプレート画像入
力)。
【0077】S3 RGB分離回路は対象画像を入力す
る。そして,対象画像をR,G,Bに分離する。画像メ
モリ制御回路72はそれぞれの成分をそれぞれの成分の
保持メモリ56,57,58に保持させる。
【0078】S4,S5 画像メモリ制御回路72は対
象画像の初期位置を(0,0)に定める(i=0,j=
0)。 S6 位置(i,j)の相関値S〔i〕〔j〕(前述の
Smn)を初期化する(S〔i〕〔j〕=0)。
【0079】S7,S8 テンプレート画像の画素の初
期位置を(0,0)に定める(K=0,L=0)。 S9 各相関演算回路65,66,67は各成分の相関
値を求め,加算回路68は,S〔i〕〔j〕+=abs
(Tr〔K〕〔L〕−Or〔i+K〕〔j+L〕)+a
bs(Tg〔K〕〔L〕−Og〔i+K〕〔j+K〕)
+abs(Tb〔K〕〔L〕−Ob〔i+K〕〔j+
L〕)で画素の相関値を計算し,前回までの画素の相関
値の和に今回求めた相関値を換算し,総合計算値を計算
する(S〔i〕〔j)+=は前回のS〔i〕〔j〕に今
回もとめた相関値を加算することを表す)。
【0080】S10 テンプレート制御回路73は,L
=L+p(p≧1)で次の画素を定める(求める画素の
位置を横方向に移動する)。p≧2は画素をp個だけ飛
び越して相関を求める場合である。
【0081】S11 テンプレート制御回路73は,L
<nであるか判定する。L<nであればS8以降の処理
を繰り返す。L<nでなければS12に進む。 S12 テンプレート制御回路73は,K=K+pで次
の画素を定める(次の求める画素の位置を縦方向に移動
する)。p≧2は画素をp個だけ行を飛び越して相関を
求める場合である。
【0082】S13 テンプレート制御回路73は,K
<nであるか判定する。K<nであればS8以降の処理
を繰り返す。K<nでなければS14に進む。 S14 比較演算回路71は,S〔i〕〔j〕<εであ
るか判定する(εはあらかじめ定めた値)。S〔i〕
〔j〕<εであればS15に進んで領域を抽出する。S
〔i〕〔j〕<εでなければS16に進み,次の比較領
域を求める。
【0083】S15 比較演算回路71は,S〔i〕
〔j〕<ε(相関が大きいことを表す)なので求めた領
域を抽出する。 S16 画像メモリ制御回路72は,j=j+1として
切り出す比較領域の位置を縦下方向に1だけ移動する。
【0084】S17 画像メモリ制御回路72は,j<
512か判定し,j<512であればS6以降の処理を
繰り返す。j<512でなければ,S18に進む。 S18 画像メモリ制御回路72は,i=i+1とし
て,比較領域を切り出す位置を右横方向に1だけ移動す
る。
【0085】S19 画像メモリ制御回路72は,i<
512であるか判定する。i<512であればS4以降
の処理を繰り返す。i<512でなければ対象画像の全
ての画素について処理をしたので終了する。
【0086】なお,図3の構成において,比較演算回路
71は加算回路68の比較結果を比較結果が出力される
毎に順次,基準値εと比較し,比較結果を出力するとと
もに相関値格納メモリ70は加算回路68の比較結果を
順次格納する。あるいは,比較演算回路71は加算回路
68の比較結果を基準値εと比較し,比較結果がεより
小さければその画素の値を1とし,比較結果より大きけ
ればその画素の値を0として出力し,相関値格納メモリ
70にその二値化した値を格納するようにしても良い。
【0087】一般的に,R,G,Bが同じ程度の値をと
るときは,彩度が低い状態,つまり色相がない画像とな
る。そこで,R,G,Bの値の間の違いが小さい場合に
は,(R+G+B)を輝度情報として対象画像とテンプ
レート画像の輝度について相関をとり領域を抽出する。
【0088】図6,図7は本発明の実施例2である(図
6の符号A,C,D,E,F,H,I,J,M,N,
P,Qはそれぞれ図7の同じ符号に接続される)。図
6,図7において,51はカラーカメラである。
【0089】52はRGB分離回路である。56は対象
画像のR成分保持メモリである。57は対象画像のG成
分保持メモリである。
【0090】58は対象画像のB成分保持メモリであ
る。60はテンプレート画像のR成分保持メモリであ
る。61はテンプレート画像のG成分保持メモリであ
る。
【0091】62はテンプレート画像のB成分保持メモ
リである。65は相関演算回路であって,テンプレート
画像の彩度が大きい場合には,対象画像のR成分とテン
プレート画像のR成分の差の絶対値を演算して求め,相
関値を算出するものである。また,テンプレート画像の
彩度が低い場合には,テンプレート画像の輝度と比較領
域の輝度を比較するものである。
【0092】66は相関演算回路であって,テンプレー
ト画像の彩度が大きい場合に,対象画像のG成分とテン
プレート画像のG成分の差の絶対値を演算して求め,相
関値を算出するものである。
【0093】67は相関演算回路であって,テンプレー
ト画像の彩度が大きい場合に,対象画像のB成分とテン
プレート画像のB成分の差の絶対値を演算して求め,相
関値を算出するものである。
【0094】68は加算回路であり,テンプレート画像
の彩度が高い場合に,各相関演算回路65,66,67
の演算結果を加算し,総合相関値を求めるものである。
また,テンプレート画像もしくは対象画像の彩度が低い
場合にも各加算回路の値が加算されるが,相関演算回路
66,67には値がないので実質的に相関演算回路65
の演算値が総合相関値となる。
【0095】70は相関値格納メモリである。71は比
較演算回路である。72は画像メモリ制御回路である。
【0096】73はテンプレート制御回路である。75
はコントロールユニットである。90は彩度判別回路で
あって,テンプレート画像の彩度および比較領域の彩度
を判定するものである。
【0097】91は輝度算出回路であって,彩度判別回
路90の求めたR,G,Bの彩度の和をとり,テンプレ
ート画像の輝度および比較領域の輝度を算出するもので
ある。
【0098】92は輝度テンプレートであって,輝度算
出回路91の算出した輝度を保持するものである。図
8,図9は本発明の実施例2のフローチャートである
(図8の,,,は図9の同じ符号に続く)。図
8,図9のフローチャートはテンプレート画像の左上の
画素(K=0,L=0)の画素の彩度によりそのテンプ
レート画像の彩度の程度を判定するようにし,比較領域
(i,j)の左上の画素(i=0,j=0)の画素の彩
度によりその比較領域の精度の程度と判定する場合を示
す。テンプレート画像の各画素の彩度の程度の総合値,
および比較領域の各画素の彩度の程度の総合値によりテ
ンプレート画像の彩度,比較領域の彩度を判定するよう
にしても良い。
【0099】S1 RGB分離回路52は参照画像を入
力し,R,G,B成分に分離する。テンプレートコント
ロール信号により,テンプレート画像となる領域を切り
出し,それぞれの成分を保持メモリ60,61,62に
保持する(テンプレート画像入力)。
【0100】S2 彩度判別回路90はテンプレート画
像の左上の画素の彩度判別をする。次の条件を満たすと
きはテンプレート画像全体に彩度がないものとしてS4
に進む。次の条件を満たさない時は,テンプレート画像
全体に彩度があるものとしてS3に進み,図5のフロー
チャートの処理をする。
【0101】 abs(Tr
〔0〕
〔0〕−Tg
〔0〕
〔0〕)<δ & abs(Tr
〔0〕
〔0〕−Tb
〔0〕
〔0〕)<δ & abs(Tg
〔0〕
〔0〕−Tb
〔0〕
〔0〕)<δ S4 輝度算出回路91はテンプレート画像の各成分値
に基づいてR+G+Bを計算し,輝度テンプレートTr
gb〔K〕〔L〕を生成する。
【0102】S5 RGB分離回路52は,対象画像を
入力し,R,G,B成分に分離する。 S6,S7 画像メモリ制御回路72は比較領域(i,
j)の初期位置を(0,0)とする。
【0103】S8 画像メモリ制御回路72は加算回路
68の相関値を初期化する(S〔i〕〔j〕)=0とす
る)。 S9 彩度判別回路90は比較領域の左上の画素の彩度
を次式で判定し,次式を満たしている場合には比較領域
全体の彩度が小さいものとしてS10に進み,次式を満
たしていない場合には比較領域全体の彩度が大きいもの
として抽出処理を行わず,次の比較領域の処理を行うた
めにS19に進む(このステップで比較領域の彩度が大
きいことはテンプレート画像との相関が小さいことを意
味する)。
【0104】 abs(Or
〔0〕
〔0〕−Og
〔0〕
〔0〕)<γ & abs(Or
〔0〕
〔0〕−Ob
〔0〕
〔0〕)<γ & abs(Og
〔0〕
〔0〕−Ob
〔0〕
〔0〕)<γ 但し,γはあらかじめ定めた一定の基準値である。
【0105】(本実施例は比較領域の1番目の画素(左
上の画素)の彩度の程度を推定する)。 S10,S11 輝度テンプレートの画素の位置(K,
L)を(0,0)とする。
【0106】S12 輝度算出回路91は対象画像の各
成分の保持メモリ56,57,58に保持されている成
分値から,比較領域の各成分値の和を求め,比較領域の
輝度を求める(Orgb〔i〕〔j〕=Or〔i〕
〔j〕+Og〔i〕〔j〕+Ob〔i〕〔j〕)。相関
演算回路65は比較領域の輝度とテンプレート画像の輝
度の相関値(abs(Trgb〔K〕〔L〕−Orgb
〔i+K〕〔j+L〕)を求める。そして,それまで求
めた各画素の和に今回求めた画素の相関値を換算してS
〔i〕〔j〕を求める(S〔i〕〔j〕+=(abs
(Trgb〔K〕〔L〕−Orgb〔i+K〕〔j+
L〕))。
【0107】S13 テンプレート制御回路73は,輝
度テンプレートの選択する画素の位置をL=L+pとす
る。 S14 L<nであればS12以降の処理を繰り返し,
L<nでなければS15に進む。
【0108】S15 テンプレート制御回路73は,輝
度テンプレートの選択する画素の位置をK=K+pとし
て,pだけ下の行にとる。 S16 テンプレート制御回路73は,K<nであれば
S11以降の処理を繰り返し,K<nでなければS17
に進む。
【0109】S17 比較演算回路71は,輝度の相関
値S〔i〕〔j〕とε’(予め定める)を比較する。S
〔i〕〔j〕<ε’(輝度の相関が大きい)であれば,
S18に進み,S〔i〕〔j〕<ε’でなければ,S1
9に進む。
【0110】S18 比較演算回路71は,輝度の相関
が大きいので領域を抽出する。 S19,S20 画像メモリ制御回路72は,切り出す
比較領域の位置をj=j+1として縦下に1行移動す
る。
【0111】S20 画像メモリ制御回路72は,j<
512であればS8以降の処理を繰り返し,j<512
でなければS21に進む。 S21 画像メモリ制御回路72は,切り出す比較領域
の位置をi=i+1として右横に1だけ移動する。
【0112】S22 i<512であればS6以降の処
理を繰り返し,i<512でなければ処理を終了する。
図10は本発明の実施例3である。
【0113】図10は本発明を前述したトラッキングビ
ジョン(図13〜図14参照)を応用して,構成する場
合の実施例を示す。図10において,101は撮像装置
(カラーカメラ)である。
【0114】102は画像入力装置であって,撮像装置
101の入力信号をA/D変換するものである。103
は画像データバスである。
【0115】104−1,104−2,104−Mは画
像抽出装置であって,それぞれの画像抽出装置は画像デ
ータバス103を介して並列に接続されている。各画像
抽出装置は本発明のカラーの画像抽出装置であり,全て
同じ構成である。
【0116】図10の構成において,画像抽出装置10
4−1〜104−Mのうち,任意の画像抽出装置を選択
的に並列動作させ,画像メモリを選択的に切り換えて使
用することにより,画像メモリ(対象画像保持部,テン
プレート画像保持部を含む)への書き込み,読み出し及
び関連演算とを並列に実行する。そのため,対象画像保
持部への対象画像入力と,目標画像の抽出(領域抽出)
をフレーム毎に連続して行うことができ,目標画像の領
域抽出を高速に行うことができる。
【0117】図11は本発明の実施例4であって,トラ
ッキングビジョンを応用して構成した場合の実施例であ
る。図11において,114は画像抽出装置であって,
本発明のカラーの画像抽出装置を含むものである。
【0118】111はセレクタであって,画像データバ
スからの信号を入力するものである。112−1,11
2−2,112−3は画像メモリであって,それぞれ,
本発明の対象画像の成分保持部U,テンプレート画像の
成分保持部Tを含むものである。
【0119】115はアドレスセレクタであって,画像
メモリ112−1,112−2,112−3のアドレス
を選択するものである。116はアドレスセレクタであ
って,画像メモリ112−1,112−2,112−3
のアドレスを選択するものである。
【0120】117はセレクタであって画像メモリ11
2−1,112−2,112−3を選択するものであ
る。118はセレクタであって画像メモリ112−1,
112−2,112−3を選択するものである。
【0121】119はメモリ選択部であって,画像メモ
リ112−1,112−2,112−3を選択するもの
である。120はテンプレート画像アドレス発生部であ
る。
【0122】121は対象画像アドレス発生部である。
122は相関演算部である。123は総合相関値演算部
である。
【0123】124は領域抽出部(比較演算回路)であ
る(領域抽出部は本発明の先行技術のように総合相関値
のピーク位置を検出するものであっても良い)。図11
の構成において,セレクタ111には画像データバスか
らの画像データ信号が供給される。セレクタ111はメ
モリ選択部119からの入力メモリ選択信号に基づい
て,入力画像データを3つの画像メモリ112−1,1
12−2,112−3のうちでテンプレート画像メモリ
として使用する以外の選択された1つの画像メモリに供
給する。また,3つの画像メモリ112−1,112−
2,112−3のうち,セレクタで選択することによ
り,画像メモリの1つをテンプレート画像メモリとする
(テンプレート画像の画像メモリはいずれか一つに固定
する)。そして,それぞれの画像メモリのアドレスはテ
ンプレート画像アドレス発生部120,対象画像アドレ
ス発生部121の発生するアドレスにより制御される。
アドレスセレクタ115,116は画像メモリ112−
1,112−2,112−3の選択された画像メモリに
対してそれぞれのアドレスを選択する。相関演算部12
2は対象画像の比較領域とテンプレート画像の相関をと
り,総合相関値算出部123は総合相関値を算出する。
そして,領域抽出部124は総合相関値がεより小さい
領域を抽出して出力する。あるいは,領域抽出部124
は総合相関値のピーク位置を検出し,ピーク位置に基づ
いて領域を抽出するようにしても良い。
【0124】なお,図11において,総合相関値保持部
は図示を省略されている。図11の構成によれば,対象
画像を入力する画像メモリを選択的に交互に使用するこ
とにより対象画像の入力と目標画像の抽出を並行して行
うことができ,対象画像入力と目標画像の抽出(領域抽
出)を並行して行うことができる。そのため,領域抽出
を高速に行うことができる。
【0125】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明によれば,カラ
ー画像において,濃淡レベルは同じであっても色相の異
なる画像領域を識別できるので,テンプレート画像の濃
淡と色相が同じ領域を正確に抽出することができる。ま
た,本発明の請求項2の発明によれば,彩度が低い領域
を抽出する場合には,輝度で抽出するので,領域抽出の
精度を向上させることができる。さらに,本発明の請求
項3,4の発明によれば,対象画像入力ととも目標画像
の抽出処理を並行して行うことができるので,目標画像
の抽出処理を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の動作原理の説明図である。
【図3】本発明の実施例1を示す図である。
【図4】本発明のテンプレート画像と対象画像の例を示
す図である。
【図5】本発明の実施例1のフローチャートを示す図で
ある。
【図6】本発明の実施例2を示す図である。
【図7】本発明の実施例2を示す図である。
【図8】本発明の実施例2のフローチャートを示す図で
ある。
【図9】本発明の実施例2のフローチャートを示す図で
ある。
【図10】本発明の実施例3を示す図である。
【図11】本発明の実施例4を示す図である。
【図12】トラッキングビジョンの説明図である。
【図13】トラッキングビジョンの説明図である。
【図14】トラッキングビジョンの説明図である。
【図15】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
K:画像処理装置 K’:画像入力装置 L:画像抽出装置 T:テンプレート画像の成分保持部 U:対象画像の成分保持部 1:対象画像(カラー画像) 2:テンプレート画像(カラー画像) 3:RGB分離部 4:テンプレート画像のR成分保持部 5:テンプレート画像のG成分保持部 6:テンプレート画像のB成分保持部 7:対象画像のR成分保持部 8:対象画像のG成分保持部 9:対象画像のB成分保持部 10:相関演算部 11:相関演算部 12:相関演算部 13:総合相関値演算部 14:総合相関値保持部 15:領域抽出部 16:出力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置と,対象画像と対象画像か
    ら所定の画像領域を抽出する基準となるテンプレート画
    像を保持し,対象画像からテンプレート画像と相関の高
    い領域を抽出する画像抽出装置と,出力装置とを備えた
    画像処理装置において,画像抽出装置は,カラーの対象
    画像の赤成分(R)および緑成分(G)および青成分
    (B)を成分毎に保持する対象画像の成分保持部と,画
    像抽出装置は,テンプレート画像の赤成分(R)および
    緑成分(G)および青成分(B)を成分毎に保持するテ
    ンプレート画像の成分保持部と,対象画像の各成分とテ
    ンプレート画像の各成分について同じ成分毎に相関値を
    求める相関演算部と,各成分毎の相関値に基づいて各成
    分の相関を総合し総合相関値を求める総合相関値演算部
    と,総合相関値を保持する総合相関値保持部と,総合相
    関値に基づいて対象画像とテンプレート画像の相関が最
    大である領域を抽出する領域抽出部と,抽出領域を出力
    する出力装置とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,テンプレート画像の
    彩度が低い場合には,テンプレート画像の輝度と対象画
    像の輝度を比較することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において,画像抽出装置は複数
    備えられ,対象画像入力と画像抽出処理を並行して行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において,画像を保持する保持
    部を3つ以上を備え,そのうちから選択した1つをテン
    プレート画像の保持部として使用し,他の2つを対象画
    像の保持に使用し,対象画像入力と画像抽出処理を並行
    して行うことを特徴とする画像処理装置。
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