JPH08166313A - 漏水検知用回路を構成するための電極を有する遮水 用シート、及び、その漏水検知システム - Google Patents
漏水検知用回路を構成するための電極を有する遮水 用シート、及び、その漏水検知システムInfo
- Publication number
- JPH08166313A JPH08166313A JP6338296A JP33829694A JPH08166313A JP H08166313 A JPH08166313 A JP H08166313A JP 6338296 A JP6338296 A JP 6338296A JP 33829694 A JP33829694 A JP 33829694A JP H08166313 A JPH08166313 A JP H08166313A
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- electrode
- sheet
- detection circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は廃棄物の最終処分場等の遮水構造体に
通用する。遮水シートであって、その遮水シート、もし
くは、その遮水シートで構成される遮水構造体からの漏
水検知を可能にする回路を構成するための電極を遮水シ
ートそのものに付与することで、漏水検知回路システム
を容易に構築できて、施設の施工工事費、及び、維持・
管理コストを低減し、施設の安全性の確度を高めること
を目的とする。 【構成】一般に遮水構造体は、遮水シート(合成ゴム
等)を接合して構築される。この遮水シートに漏水検知
回路を構成するための電極を付与し、その電極と信号変
換器で、自己発信型漏水検知器を構成するものであり、
付与する電極は異種金属であって、時には、他の導電材
料との組合わせであってよい。又、検知信号は異種金属
間の電位差(電圧)を用いるよりも、外部雑音の影響の
排除、及び、漏水点の特定・判別の精度を確保するため
には、電流信号を用いる方が得策である。
通用する。遮水シートであって、その遮水シート、もし
くは、その遮水シートで構成される遮水構造体からの漏
水検知を可能にする回路を構成するための電極を遮水シ
ートそのものに付与することで、漏水検知回路システム
を容易に構築できて、施設の施工工事費、及び、維持・
管理コストを低減し、施設の安全性の確度を高めること
を目的とする。 【構成】一般に遮水構造体は、遮水シート(合成ゴム
等)を接合して構築される。この遮水シートに漏水検知
回路を構成するための電極を付与し、その電極と信号変
換器で、自己発信型漏水検知器を構成するものであり、
付与する電極は異種金属であって、時には、他の導電材
料との組合わせであってよい。又、検知信号は異種金属
間の電位差(電圧)を用いるよりも、外部雑音の影響の
排除、及び、漏水点の特定・判別の精度を確保するため
には、電流信号を用いる方が得策である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物等の最終処
分場の遮水構造体に適用するものであって、その構成材
料である遮水シートに付与した金属、又は、導電材料
を、漏水検知のための漏水センサーの構成要素(電極)
とすることで、本来の目的である機能を失った、即ち、
破損の生じた遮水シートの検知・特定を容易に、そし
て、確実に行えることで、環境保全のためのトータルコ
ストを低減することができる。
分場の遮水構造体に適用するものであって、その構成材
料である遮水シートに付与した金属、又は、導電材料
を、漏水検知のための漏水センサーの構成要素(電極)
とすることで、本来の目的である機能を失った、即ち、
破損の生じた遮水シートの検知・特定を容易に、そし
て、確実に行えることで、環境保全のためのトータルコ
ストを低減することができる。
【0002】
【従来技術】廃棄物の最終処分場等の施設では、有害物
質の漏出・拡散を防止する目的で遮水シートを用いてお
ります。そして、自然の地形を利用したり、あるいは、
地面を掘り下げたり、盛り土をし、その底面や斜面の内
壁面に合成ゴムやポリエチレンシート等より成る遮水シ
ートを、熱融着、又は、接着剤等で接合した遮水構造体
を敷設し、施設からの漏水を防止するのが一般的です。
質の漏出・拡散を防止する目的で遮水シートを用いてお
ります。そして、自然の地形を利用したり、あるいは、
地面を掘り下げたり、盛り土をし、その底面や斜面の内
壁面に合成ゴムやポリエチレンシート等より成る遮水シ
ートを、熱融着、又は、接着剤等で接合した遮水構造体
を敷設し、施設からの漏水を防止するのが一般的です。
【0003】そして、上記の遮水シートに破損が生じた
場合の地下水の侵出、あるいは、雨水の漏水は、結果と
して、有害物質の漏出・拡散に継がるので、漏水が認め
られる場合は、その補修が逐次行われている。
場合の地下水の侵出、あるいは、雨水の漏水は、結果と
して、有害物質の漏出・拡散に継がるので、漏水が認め
られる場合は、その補修が逐次行われている。
【0004】そして、上記漏水の検知には、侵出する地
下水等の排出のために設けられた排水溝から、地盤の傾
斜等を勘案して配置された取水用配管から取水、成分分
折をして、有害物質の有無で、漏水の有無、即ち、遮水
体の損傷の有無の確認手段としております。
下水等の排出のために設けられた排水溝から、地盤の傾
斜等を勘案して配置された取水用配管から取水、成分分
折をして、有害物質の有無で、漏水の有無、即ち、遮水
体の損傷の有無の確認手段としております。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術に依
る、遮水体の損傷箇所の特定、即ち、漏水箇所の特定は
不可能なので、サンプリングした排水の成分分析の結果
から漏水が認められる場合には、その確認には、地形等
を勘案して、汚染水の流路を推測し、推定し得る広い範
囲を調査し、その補修を行うこととなるので、工事が大
掛りとなり、施設の維持・管理コストが高くなり、高度
な安全管理を期し難く、有害物質の漏出・拡散の発生が
危惧されるものである。
る、遮水体の損傷箇所の特定、即ち、漏水箇所の特定は
不可能なので、サンプリングした排水の成分分析の結果
から漏水が認められる場合には、その確認には、地形等
を勘案して、汚染水の流路を推測し、推定し得る広い範
囲を調査し、その補修を行うこととなるので、工事が大
掛りとなり、施設の維持・管理コストが高くなり、高度
な安全管理を期し難く、有害物質の漏出・拡散の発生が
危惧されるものである。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的とするところは、上述の如
き従来技術のかかえる問題を解決しようとするものであ
って、遮水シートに付与した電極、即ち、面状に構成さ
れた金属、又は、導電材料を漏水検知の為のセンサーの
構成部材とすることで、安価な漏水検知システムの構築
を可能にすることにある。
き従来技術のかかえる問題を解決しようとするものであ
って、遮水シートに付与した電極、即ち、面状に構成さ
れた金属、又は、導電材料を漏水検知の為のセンサーの
構成部材とすることで、安価な漏水検知システムの構築
を可能にすることにある。
【0007】そして、上記の漏水検知システムを低コス
トで提供することで、施設の維持・管理コストの低減に
寄与し、施設の究極の目的、即ち、公害の原因となる有
害物質の漏洩・拡散の防止の、より完全を期し、環境の
保全に寄与する。
トで提供することで、施設の維持・管理コストの低減に
寄与し、施設の究極の目的、即ち、公害の原因となる有
害物質の漏洩・拡散の防止の、より完全を期し、環境の
保全に寄与する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の技術的手段を有する。実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、施設の
遮水構造体A(図1)は、複数の遮水シート2の両面、
あるいは、片面に電極1、又は、3を有する遮水シート
(図3、又は、図5)を接着剤、又は、熱融着等の手段
で接合して所要の面積を確保します。
に、本発明は次の技術的手段を有する。実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、施設の
遮水構造体A(図1)は、複数の遮水シート2の両面、
あるいは、片面に電極1、又は、3を有する遮水シート
(図3、又は、図5)を接着剤、又は、熱融着等の手段
で接合して所要の面積を確保します。
【0009】そして、遮水シートAに亀裂Eが発生した
とき(図7)、亀裂Eを通った(もしくは、施工時の接
合工事の不都合に依る)地下水、又は、雨水の浸水ある
いは、漏水が電極1と3の間にイオンの経路・通路が形
成されることになります。
とき(図7)、亀裂Eを通った(もしくは、施工時の接
合工事の不都合に依る)地下水、又は、雨水の浸水ある
いは、漏水が電極1と3の間にイオンの経路・通路が形
成されることになります。
【0010】そして、異種金属から成る一対の電極1と
3の間には、用いた材料特有の電位と、その組合わせ特
有の電位差が発生し、これを信号として、信号変換器B
に接続することで、自己発信型漏水検知回路を構成する
ことができる。
3の間には、用いた材料特有の電位と、その組合わせ特
有の電位差が発生し、これを信号として、信号変換器B
に接続することで、自己発信型漏水検知回路を構成する
ことができる。
【0011】そして、信号変換器Bには、入力信号レベ
ルに比例した出力を得られるようにし、その出力レベル
比較に依って、亀裂の発生のあったシートを特定するこ
とが出来る。
ルに比例した出力を得られるようにし、その出力レベル
比較に依って、亀裂の発生のあったシートを特定するこ
とが出来る。
【0012】そして、上記の出力信号を別に設ける計時
回路に導き、その動作タイミングの時間差から、損傷の
あったシートを識別・特定することができる。
回路に導き、その動作タイミングの時間差から、損傷の
あったシートを識別・特定することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基き詳細
説明する。遮水構造体を構成する単位要素(遮水シート
2)に一対の電極1,3を異種金属、又は、他の導電材
料との組合わせにて構成する(図3,4)。実施例に於
いての材料組合わせは、炭素繊維を用いた織布と、アル
ミニューム、又は、銅箔にて構成する。特に廃棄物にて
汚染された水に依る侵触がない様に廃棄物に接する側に
炭素繊維を用いるのが好ましい。漏水検知回路の構成は
図3に示す様に電極の一方を正極とし、他方を負極とし
て信号変換器4に接続し、電極1,3が亀裂Bを通った
雨水(汚水)の漏水、又は、地下水の侵出に依り、電極
1,3間にイオンの移動通路が確保されることで、シー
トの損傷、即ち、漏水の検知が可能となります。異種金
属を電解液、又は、水溶液中に浸漬するとき、両金属電
極間に、材料に依って定まるところの電位差が発生する
(図7)。この状態で電流を取出すとき、イオンの移動
抵抗に依る電圧降下が計測される(他の因子に依る電圧
降下もある)。この現象を用いて、イオンの移動距離長
として、損傷の発生位置の判定に供することができる。
依って、信号変換器4の出力である信号相互のレベルを
比較することで、損傷の発生した遮水シートとそうでな
いシートを判別できることになる。その漏水検知回路構
成は図4となる。また、信号Uを計時回路にて各回路の
動作タイミングの差を計測することで、上述の判別方法
と同様に損傷の発生したシートを判別することができ
る。現実の遮水構造体は20〜40m2の大きさの要素
(遮水シート)の接合で構成されるのであり、また、補
修工事の際の面積規模を考慮するとき、隣接する要素の
損傷の有無の判別は厳密である必要はないので、上述の
二つの判別方法を併用することで充分に実用になる結果
を得ている。
説明する。遮水構造体を構成する単位要素(遮水シート
2)に一対の電極1,3を異種金属、又は、他の導電材
料との組合わせにて構成する(図3,4)。実施例に於
いての材料組合わせは、炭素繊維を用いた織布と、アル
ミニューム、又は、銅箔にて構成する。特に廃棄物にて
汚染された水に依る侵触がない様に廃棄物に接する側に
炭素繊維を用いるのが好ましい。漏水検知回路の構成は
図3に示す様に電極の一方を正極とし、他方を負極とし
て信号変換器4に接続し、電極1,3が亀裂Bを通った
雨水(汚水)の漏水、又は、地下水の侵出に依り、電極
1,3間にイオンの移動通路が確保されることで、シー
トの損傷、即ち、漏水の検知が可能となります。異種金
属を電解液、又は、水溶液中に浸漬するとき、両金属電
極間に、材料に依って定まるところの電位差が発生する
(図7)。この状態で電流を取出すとき、イオンの移動
抵抗に依る電圧降下が計測される(他の因子に依る電圧
降下もある)。この現象を用いて、イオンの移動距離長
として、損傷の発生位置の判定に供することができる。
依って、信号変換器4の出力である信号相互のレベルを
比較することで、損傷の発生した遮水シートとそうでな
いシートを判別できることになる。その漏水検知回路構
成は図4となる。また、信号Uを計時回路にて各回路の
動作タイミングの差を計測することで、上述の判別方法
と同様に損傷の発生したシートを判別することができ
る。現実の遮水構造体は20〜40m2の大きさの要素
(遮水シート)の接合で構成されるのであり、また、補
修工事の際の面積規模を考慮するとき、隣接する要素の
損傷の有無の判別は厳密である必要はないので、上述の
二つの判別方法を併用することで充分に実用になる結果
を得ている。
【0014】図6は、遮水シートの片面のみに面状の電
極を付与した遮水シートを用いて、構成した遮水構造、
及び、漏水検知回路の構成を示すものであって、前述の
両面に電極を有する遮水シートを用いた場合との大きな
違いは、電極1に対応して設けられるべき電極が隣接す
る遮水シート(構成要素)のつくる検知回路電極1と共
用することができるように、そして、遮水シートの製造
のコストの低減と遮水構造体の敷設工事が容易となり、
施工工事費の低減を期するために、遮水シートから分離
し、独立して共通電極設置工事が可能となる様に考慮さ
れたものです。この場合の電極材料、及び、漏水検知回
路の動作は前述の場合と同様である。
極を付与した遮水シートを用いて、構成した遮水構造、
及び、漏水検知回路の構成を示すものであって、前述の
両面に電極を有する遮水シートを用いた場合との大きな
違いは、電極1に対応して設けられるべき電極が隣接す
る遮水シート(構成要素)のつくる検知回路電極1と共
用することができるように、そして、遮水シートの製造
のコストの低減と遮水構造体の敷設工事が容易となり、
施工工事費の低減を期するために、遮水シートから分離
し、独立して共通電極設置工事が可能となる様に考慮さ
れたものです。この場合の電極材料、及び、漏水検知回
路の動作は前述の場合と同様である。
【0015】
【発明の効果】本発明に依ると、以下の様な効果を奏す
る。資材コストの低減を含めた施工事費の低減を計りな
がら、遮水構造体の機能保持のための管理・維持コスト
の低減と施工時の不都合に依る漏水の検知も可能となる
ことも含めて、施設からの漏水防止の精度があがること
で、公害防止に万全を期すことが可能となり、施設の安
全性を増進し環境保全に資することができる。
る。資材コストの低減を含めた施工事費の低減を計りな
がら、遮水構造体の機能保持のための管理・維持コスト
の低減と施工時の不都合に依る漏水の検知も可能となる
ことも含めて、施設からの漏水防止の精度があがること
で、公害防止に万全を期すことが可能となり、施設の安
全性を増進し環境保全に資することができる。
【図1】施設の遮水構造体を示す。
【図2】遮水用構造体を構成する遮水シート単体を上側
から見た図。
から見た図。
【図3】図2に於けるX−X’に沿う断面と、電極を両
面に有する場合の漏水検知回路の基本的な構成を示す。
面に有する場合の漏水検知回路の基本的な構成を示す。
【図4】電極を両面に有する遮水シートで構成された遮
水構造体の断面図と、漏水検知回路システム構成を示
す。
水構造体の断面図と、漏水検知回路システム構成を示
す。
【図5】図2に於けるX−X’に沿う断面図で、電極が
片面のみにある場合。
片面のみにある場合。
【図6】片面のみに電極を有する遮水シートで構成され
た遮水構造体の断面図と、漏水検知回路の構成を示す。
(1検知回路のみを示す。)
た遮水構造体の断面図と、漏水検知回路の構成を示す。
(1検知回路のみを示す。)
【図7】漏水検知回路の動作説明の為の図。
A; 施設の遮水構造体、(複数の遮水シートを接着
剤、又は、熱融着で接合して構成。) B; 遮水シートの損傷。(亀裂) U; 信号変換器出力信号で入力レベル比較と計時用
信号とする。 1,3; 面状に構成された電極、金属、又は、導電
材料で構成。 2; 合成ゴム、又は、ポリエチレンを素材とする遮
水シート。 4; 信号変換器。(電流・電圧変換)
剤、又は、熱融着で接合して構成。) B; 遮水シートの損傷。(亀裂) U; 信号変換器出力信号で入力レベル比較と計時用
信号とする。 1,3; 面状に構成された電極、金属、又は、導電
材料で構成。 2; 合成ゴム、又は、ポリエチレンを素材とする遮
水シート。 4; 信号変換器。(電流・電圧変換)
Claims (2)
- 【請求項1】 面状の金属、又は、導電材料から成る
電極を両面に、又は、片面に有する遮水用シート。 - 【請求項2】 請求項1の素材を用いて構成する遮水
構造体と、その構造体からの漏水検知を行うシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6338296A JPH08166313A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 漏水検知用回路を構成するための電極を有する遮水 用シート、及び、その漏水検知システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6338296A JPH08166313A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 漏水検知用回路を構成するための電極を有する遮水 用シート、及び、その漏水検知システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08166313A true JPH08166313A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18316804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6338296A Pending JPH08166313A (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | 漏水検知用回路を構成するための電極を有する遮水 用シート、及び、その漏水検知システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08166313A (ja) |
-
1994
- 1994-12-15 JP JP6338296A patent/JPH08166313A/ja active Pending
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