JPH08165722A - 基礎水切り装置 - Google Patents
基礎水切り装置Info
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- JPH08165722A JPH08165722A JP31292094A JP31292094A JPH08165722A JP H08165722 A JPH08165722 A JP H08165722A JP 31292094 A JP31292094 A JP 31292094A JP 31292094 A JP31292094 A JP 31292094A JP H08165722 A JPH08165722 A JP H08165722A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】釘やビス等で固定することがないとともに、工
具類を一切使用せず、且つワンタッチで外壁の内側下端
に付設した下桟に取付けることができる基礎水切り装置
を提供することにある。 【構成】外壁3の内側下端に付設した下桟4に取付けて
なる基礎水切り装置Aであって、上挾持片5と下挾持片
6とを一端で連接し、前記下桟4を上下方向から挾持し
得る第一挾持部7を形成するとともに、該第一挾持部7
の適宜位置から下方に向けて延設した延設片8と前記下
挾持片6とで第二挾持部9を形成してなる取付部材1
と;前記取付部材1の第二挾持部9内に挿着し得る基礎
水切り本体2とよりなる。
具類を一切使用せず、且つワンタッチで外壁の内側下端
に付設した下桟に取付けることができる基礎水切り装置
を提供することにある。 【構成】外壁3の内側下端に付設した下桟4に取付けて
なる基礎水切り装置Aであって、上挾持片5と下挾持片
6とを一端で連接し、前記下桟4を上下方向から挾持し
得る第一挾持部7を形成するとともに、該第一挾持部7
の適宜位置から下方に向けて延設した延設片8と前記下
挾持片6とで第二挾持部9を形成してなる取付部材1
と;前記取付部材1の第二挾持部9内に挿着し得る基礎
水切り本体2とよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物内への雨水の進
入を防止するために、外壁の内側下端に付設した下桟に
取付けてなる基礎水切り装置に関する。
入を防止するために、外壁の内側下端に付設した下桟に
取付けてなる基礎水切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土台、柱、胴縁等の構造部材と外
壁との間隙部に取付けてなる基礎水切り装置としては、
実開昭58−190504号公報に開示されたものが一
般的であり、図6に示すものである。これは、銅板から
なる水切板101の直角折曲片102を、土台103と
基礎コンクリート104との間に挟み、折返し部105
において釘106によって土台103に固定する。そし
て外壁107を取付けるものである。
壁との間隙部に取付けてなる基礎水切り装置としては、
実開昭58−190504号公報に開示されたものが一
般的であり、図6に示すものである。これは、銅板から
なる水切板101の直角折曲片102を、土台103と
基礎コンクリート104との間に挟み、折返し部105
において釘106によって土台103に固定する。そし
て外壁107を取付けるものである。
【0003】しかしながら、このような基礎水切り装置
aでは、外壁工事に先だって行わなければならない上、
釘106等を使用して土台103に固定する為、美観性
に欠け、また破損し易いのである。更に外壁107を取
付けた後、万一、基礎水切り装置aが破損した場合は、
外壁107を取外さなければならず、交換が簡単でない
という問題点があった。
aでは、外壁工事に先だって行わなければならない上、
釘106等を使用して土台103に固定する為、美観性
に欠け、また破損し易いのである。更に外壁107を取
付けた後、万一、基礎水切り装置aが破損した場合は、
外壁107を取外さなければならず、交換が簡単でない
という問題点があった。
【0004】そこで、これら問題点の解決を目指すため
の提案が昨今されるようになり、図7に示す如く、基礎
水切り本体108と調整取付金具109からなる基礎水
切り装置bが出回っている。この基礎水切り装置bは、
外壁工事が終わった後に取付けることができるととも
に、釘を全く必要とせず、且つ調整螺子110を回せ
ば、矢印の方向に脚部111が移動して、高さ調整が可
能である等の利点を有するものである。
の提案が昨今されるようになり、図7に示す如く、基礎
水切り本体108と調整取付金具109からなる基礎水
切り装置bが出回っている。この基礎水切り装置bは、
外壁工事が終わった後に取付けることができるととも
に、釘を全く必要とせず、且つ調整螺子110を回せ
ば、矢印の方向に脚部111が移動して、高さ調整が可
能である等の利点を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記基
礎水切り装置bは、基礎水切り本体108と調整取付金
具109を予め螺子112等でつけておく必要があり、
製作手間がかかる。また、高さ調整も調整螺子110を
回すための工具が必要であるので、結局のところ作業性
において、若干の問題点を有するものである。
礎水切り装置bは、基礎水切り本体108と調整取付金
具109を予め螺子112等でつけておく必要があり、
製作手間がかかる。また、高さ調整も調整螺子110を
回すための工具が必要であるので、結局のところ作業性
において、若干の問題点を有するものである。
【0006】そこで本発明は以上のような状況に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、釘やビ
ス等で固定することがないとともに、工具類を一切使用
せず、且つワンタッチで外壁の内側下端に付設した下桟
に取付けることができる基礎水切り装置を提供すること
にある。
なされたものであり、その目的とするところは、釘やビ
ス等で固定することがないとともに、工具類を一切使用
せず、且つワンタッチで外壁の内側下端に付設した下桟
に取付けることができる基礎水切り装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、外壁の内側下端に付
設した下桟に取付けてなる基礎水切り装置であって、上
挾持片と下挾持片とを一端で連接し、前記下桟を上下方
向から挾持し得る第一挾持部を形成するとともに、該第
一挾持部の適宜位置から下方に向けて延設した延設片と
前記下挾持片とで第二挾持部を形成してなる取付部材
と、前記取付部材の第二挾持部内に挿着し得る基礎水切
り本体と、よりなる基礎水切り装置を開発し、本発明を
提供するものである。
決のために鋭意研究を行った結果、外壁の内側下端に付
設した下桟に取付けてなる基礎水切り装置であって、上
挾持片と下挾持片とを一端で連接し、前記下桟を上下方
向から挾持し得る第一挾持部を形成するとともに、該第
一挾持部の適宜位置から下方に向けて延設した延設片と
前記下挾持片とで第二挾持部を形成してなる取付部材
と、前記取付部材の第二挾持部内に挿着し得る基礎水切
り本体と、よりなる基礎水切り装置を開発し、本発明を
提供するものである。
【0008】そして第一挾持部として、前記上挾持片の
適宜位置に係止凸部を突設するとともに、前記下挾持片
の先端を上方折曲したものを利用したり、基礎水切り本
体として、後端の差込部を上方折曲したものを利用した
りすることが望ましい。
適宜位置に係止凸部を突設するとともに、前記下挾持片
の先端を上方折曲したものを利用したり、基礎水切り本
体として、後端の差込部を上方折曲したものを利用した
りすることが望ましい。
【0009】また第二挾持部内に係止凸部を突設し、該
係止凸部に係合し得る係止凸部又は係止凹部を基礎水切
り本体に設けることも考慮される。
係止凸部に係合し得る係止凸部又は係止凹部を基礎水切
り本体に設けることも考慮される。
【0010】更に、後述する効果により、第二挾持部内
に挿着された基礎水切り本体を、前記第二挾持部内にお
いて3点で支持することが良い。
に挿着された基礎水切り本体を、前記第二挾持部内にお
いて3点で支持することが良い。
【0011】加えて、外壁の内側下端に付設した下桟と
構造部材に挟まれて、取付けてなる基礎水切り装置の開
発にあたり、上挾持片と下挾持片とを一端で連接し、該
連接片から前記構造部材の側壁に当接可能な突設片を突
設させるとともに、前記下桟の高さよりも稍大きな開口
凹部を設け、且つ前記下桟に取付けて形成される間隙部
内に係止凸部を突設してなる取付部材と、前記間隙部内
に挿着するとともに、該間隙部内に突設した係止凸部に
係合し得る係止凹部を設けてなる基礎水切り本体と、よ
りなる基礎水切り装置を同時に提案するものである。
構造部材に挟まれて、取付けてなる基礎水切り装置の開
発にあたり、上挾持片と下挾持片とを一端で連接し、該
連接片から前記構造部材の側壁に当接可能な突設片を突
設させるとともに、前記下桟の高さよりも稍大きな開口
凹部を設け、且つ前記下桟に取付けて形成される間隙部
内に係止凸部を突設してなる取付部材と、前記間隙部内
に挿着するとともに、該間隙部内に突設した係止凸部に
係合し得る係止凹部を設けてなる基礎水切り本体と、よ
りなる基礎水切り装置を同時に提案するものである。
【0012】
【作用】そして、本発明の構成に基づいて作用を説明す
る。請求項1に記載する基礎水切り装置の一部品である
取付部材の第一挾持部を、外壁の内側下端に付設した下
桟に取付けることができる。この時、上挾持片の適所に
突設した二つの係止凸部が下桟に食い込み、強固に取付
けられるとともに、下挾持片の先端を上方折曲して折曲
片を形成することにより位置ずれが起こらないのであ
る。
る。請求項1に記載する基礎水切り装置の一部品である
取付部材の第一挾持部を、外壁の内側下端に付設した下
桟に取付けることができる。この時、上挾持片の適所に
突設した二つの係止凸部が下桟に食い込み、強固に取付
けられるとともに、下挾持片の先端を上方折曲して折曲
片を形成することにより位置ずれが起こらないのであ
る。
【0013】そして前記第一挾持部の適宜位置から延設
した延設片と前記下挾持片とで形成される第二挾持部内
に基礎水切り本体を挿着するのである。すると、第二挾
持部と基礎水切り本体との双方に突設した係止凸部が係
合しあう上に、前記延設片は上方へ向けて付勢されてい
るので、前記基礎水切り本体は容易に抜け落ちたりしな
いのである。
した延設片と前記下挾持片とで形成される第二挾持部内
に基礎水切り本体を挿着するのである。すると、第二挾
持部と基礎水切り本体との双方に突設した係止凸部が係
合しあう上に、前記延設片は上方へ向けて付勢されてい
るので、前記基礎水切り本体は容易に抜け落ちたりしな
いのである。
【0014】次に基礎水切り装置の一部品である取付部
材の第一挾持部を、前記同様、外壁の内側下端に付設し
た下桟に取付けることができるとともに、上挾持片の適
所に突設した二つの係止凸部が下桟に食い込み、強固に
取付けられ、且つ下挾持片の先端を上方折曲して折曲片
を形成することにより位置ずれが起こらないのである。
また、基礎水切り本体の先端部裏面から構造部材に向け
て、巾木モルタル片を突設した場合は、最後にモルタル
仕上げをする時に、モルタルが基礎天端上に入り込まな
いのである。
材の第一挾持部を、前記同様、外壁の内側下端に付設し
た下桟に取付けることができるとともに、上挾持片の適
所に突設した二つの係止凸部が下桟に食い込み、強固に
取付けられ、且つ下挾持片の先端を上方折曲して折曲片
を形成することにより位置ずれが起こらないのである。
また、基礎水切り本体の先端部裏面から構造部材に向け
て、巾木モルタル片を突設した場合は、最後にモルタル
仕上げをする時に、モルタルが基礎天端上に入り込まな
いのである。
【0015】そして前記第一挾持部の適宜位置から下方
に向けて延設した延設片を下方に押し下げ、或いはその
ままの状態で基礎水切り本体の差込部を第二挾持部内に
挿着させることにより位置固定する。
に向けて延設した延設片を下方に押し下げ、或いはその
ままの状態で基礎水切り本体の差込部を第二挾持部内に
挿着させることにより位置固定する。
【0016】更に請求項6記載の基礎水切り装置を用い
ると、前記同様の係止状態が確保できる上、連接片から
突設した突設片を設けることで、より安定且つ強固に取
付部材を固定することができる。そして、前記下桟の高
さよりも稍大きな開口凹部を有する取付部材を設けると
ともに、前記下桟に取付けて形成される間隙部内に係止
凸部を突設している。
ると、前記同様の係止状態が確保できる上、連接片から
突設した突設片を設けることで、より安定且つ強固に取
付部材を固定することができる。そして、前記下桟の高
さよりも稍大きな開口凹部を有する取付部材を設けると
ともに、前記下桟に取付けて形成される間隙部内に係止
凸部を突設している。
【0017】そしてこの係止凸部に係止し得る係止凹部
を設けた基礎水切り本体を、前記間隙部内に挿着して係
合することによりワンタッチで取付けることが可能とな
る。
を設けた基礎水切り本体を、前記間隙部内に挿着して係
合することによりワンタッチで取付けることが可能とな
る。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の基
礎水切り装置を具体化した実施例について説明する。
礎水切り装置を具体化した実施例について説明する。
【0019】ここに、図1に示したものは本発明の第一
実施例の基礎水切り装置Aであって、取付部材1、基礎
水切り本体2で主要構成されている。
実施例の基礎水切り装置Aであって、取付部材1、基礎
水切り本体2で主要構成されている。
【0020】取付部材1は、図1に示す如く、外壁3の
内側下端に付設した下桟4に取付けるものであり、上挾
持片5と下挾持片6とを一端で連接し、前記下桟4を上
下方向から挾持し得る第一挾持部7を形成するととも
に、該第一挾持部7の適宜位置から下方に向けて延設し
た延設片8と前記下挾持片6とで第二挾持部9を形成し
たものであり、約450mm間隔で前記下桟4に取付け
る。
内側下端に付設した下桟4に取付けるものであり、上挾
持片5と下挾持片6とを一端で連接し、前記下桟4を上
下方向から挾持し得る第一挾持部7を形成するととも
に、該第一挾持部7の適宜位置から下方に向けて延設し
た延設片8と前記下挾持片6とで第二挾持部9を形成し
たものであり、約450mm間隔で前記下桟4に取付け
る。
【0021】そして図1に示す如く、前記上挾持片5の
適所に係止凸部14、14を真っ直ぐではなく、前記連
接片23側へ傾斜させて突設させることにより、挿着が
容易となるとともに、取外す際には、前記係止凸部1
4、14が前記下桟4に食い込むので、強固に取付ける
ことができる。この係止凸部14、14は図示のように
2箇所設けているが、1箇所或いは3箇所以上設けるこ
ともできる。また、前記連接片23に設けた係止凸部2
0は、後述するジョイントカバー11の後端部を挿着す
るのに必要な隙間を形成するために設けられているもの
である。このジョイントカバー11は基礎水切り本体2
を繋ぐ箇所やコーナー部で使用するものであり、取付部
材1と重ねて使用しない。更に、前記下挾持片6の先端
を上方折曲して折曲片21を形成することにより、位置
決めが容易となり、ぐらつきを防止することができる。
適所に係止凸部14、14を真っ直ぐではなく、前記連
接片23側へ傾斜させて突設させることにより、挿着が
容易となるとともに、取外す際には、前記係止凸部1
4、14が前記下桟4に食い込むので、強固に取付ける
ことができる。この係止凸部14、14は図示のように
2箇所設けているが、1箇所或いは3箇所以上設けるこ
ともできる。また、前記連接片23に設けた係止凸部2
0は、後述するジョイントカバー11の後端部を挿着す
るのに必要な隙間を形成するために設けられているもの
である。このジョイントカバー11は基礎水切り本体2
を繋ぐ箇所やコーナー部で使用するものであり、取付部
材1と重ねて使用しない。更に、前記下挾持片6の先端
を上方折曲して折曲片21を形成することにより、位置
決めが容易となり、ぐらつきを防止することができる。
【0022】尚、取付部材1に使用する素材としては、
低発泡性塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合
成樹脂製やステンレス、アルミニウム等の金属製等のい
ずれも使用可能であるが、金属製のものを使用するので
あれば、確実に固定できるという観点から、ある程度変
形し易い素材を使用することが望ましい。
低発泡性塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合
成樹脂製やステンレス、アルミニウム等の金属製等のい
ずれも使用可能であるが、金属製のものを使用するので
あれば、確実に固定できるという観点から、ある程度変
形し易い素材を使用することが望ましい。
【0023】基礎水切り本体2は、図1に示す如く、前
記取付部材1に形成した第二挾持部9内に挿着するもの
であり、先端を下方に向けるとともに、後端には前記取
付部材1の第二挾持部9に挿着し得る差込部10を形成
している。この基礎水切り本体2は、押出成形により作
製され、長尺物である。
記取付部材1に形成した第二挾持部9内に挿着するもの
であり、先端を下方に向けるとともに、後端には前記取
付部材1の第二挾持部9に挿着し得る差込部10を形成
している。この基礎水切り本体2は、押出成形により作
製され、長尺物である。
【0024】そして図1に示す如く、前記延設片8の適
所に突設させた係止凸部12と、該係止凸部12と係合
し得る前記基礎水切り本体2に設けた係止凸部13とを
係合させることにより、確実に係止することができる。
そして、前記延設片8は上方へ向けて付勢しているの
で、より強固に挾持されるのである。また前記第二挾持
部9に挿着された基礎水切り本体2は、図示より3点か
ら支持されており、略中央には第二挾持部9の係止凸部
12と基礎水切り本体2の係止凸部13とで係合されて
いる。このような支持により、係止状態が非常に安定化
するとともに、解除する際には、段の隙間から指等を差
し入れて押し下げれば、容易に係止状態が解除されるの
である。従って、釘やビスのみならず、工具類を一切使
用することなく、手を用いてワンタッチで取付けること
ができるのである。
所に突設させた係止凸部12と、該係止凸部12と係合
し得る前記基礎水切り本体2に設けた係止凸部13とを
係合させることにより、確実に係止することができる。
そして、前記延設片8は上方へ向けて付勢しているの
で、より強固に挾持されるのである。また前記第二挾持
部9に挿着された基礎水切り本体2は、図示より3点か
ら支持されており、略中央には第二挾持部9の係止凸部
12と基礎水切り本体2の係止凸部13とで係合されて
いる。このような支持により、係止状態が非常に安定化
するとともに、解除する際には、段の隙間から指等を差
し入れて押し下げれば、容易に係止状態が解除されるの
である。従って、釘やビスのみならず、工具類を一切使
用することなく、手を用いてワンタッチで取付けること
ができるのである。
【0025】尚、前記基礎水切り本体2やジョイントカ
バー11に使用する素材としては、日光や雨雪による劣
化がない本出願人が開発した低発泡性塩化ビニール樹脂
やその外側にアクリル系樹脂をコートしたものを使用す
ることが最適であるが、金属製でも錆ないものであれば
良い。前記ジョイントカバー11はアクリル系樹脂等と
して、基礎水切り本体2と異なる素材であってもよい。
バー11に使用する素材としては、日光や雨雪による劣
化がない本出願人が開発した低発泡性塩化ビニール樹脂
やその外側にアクリル系樹脂をコートしたものを使用す
ることが最適であるが、金属製でも錆ないものであれば
良い。前記ジョイントカバー11はアクリル系樹脂等と
して、基礎水切り本体2と異なる素材であってもよい。
【0026】そして図示はしていないが、前記延設片8
と前記基礎天端22との間、また上挾持片5と下挾持片
6との一端を連接した連接片23から基礎天端22に立
設された土台、柱、胴縁等の構造部材24との間に、何
らかの原因で基礎水切り装置Aが落下しないように支持
体を介在させることもできる。また、あらゆる高さや幅
に対応して支持が可能なように、バネ等によって支持す
るような機構とすれば尚更よい。
と前記基礎天端22との間、また上挾持片5と下挾持片
6との一端を連接した連接片23から基礎天端22に立
設された土台、柱、胴縁等の構造部材24との間に、何
らかの原因で基礎水切り装置Aが落下しないように支持
体を介在させることもできる。また、あらゆる高さや幅
に対応して支持が可能なように、バネ等によって支持す
るような機構とすれば尚更よい。
【0027】次に図2に示したものは、本発明の第二実
施例の基礎水切り装置Aであって、前記同様、取付部材
1、基礎水切り本体2で主要構成されている。
施例の基礎水切り装置Aであって、前記同様、取付部材
1、基礎水切り本体2で主要構成されている。
【0028】取付部材1における第一挾持部7は、前記
第一実施例と同様であり説明を省略する。そして第二挾
持部9は下挾持片6と延設片8とで形成され、図示の如
く、基礎水切り本体2の厚み分に相当する隙間を形成し
て、基礎水切り本体2の差込部10を挿着させるもので
ある。また、基礎水切り本体2の先端部裏面から構造部
材24に向けて巾木モルタル片28を突設している。こ
れは最後にモルタル仕上げをする時に、多少の不陸が発
生しても、モルタルが前記基礎天端22上に入り込まな
いようにするためである。そしてこれも前記同様に延設
片8と基礎天端22との間、また上挾持片5と下挾持片
6との一端を連接した連接片23から基礎天端22に立
設された土台、柱、胴縁等の構造部材24との間に、何
らかの原因で基礎水切り装置Aが落下しないように支持
体を介在させることもできる。
第一実施例と同様であり説明を省略する。そして第二挾
持部9は下挾持片6と延設片8とで形成され、図示の如
く、基礎水切り本体2の厚み分に相当する隙間を形成し
て、基礎水切り本体2の差込部10を挿着させるもので
ある。また、基礎水切り本体2の先端部裏面から構造部
材24に向けて巾木モルタル片28を突設している。こ
れは最後にモルタル仕上げをする時に、多少の不陸が発
生しても、モルタルが前記基礎天端22上に入り込まな
いようにするためである。そしてこれも前記同様に延設
片8と基礎天端22との間、また上挾持片5と下挾持片
6との一端を連接した連接片23から基礎天端22に立
設された土台、柱、胴縁等の構造部材24との間に、何
らかの原因で基礎水切り装置Aが落下しないように支持
体を介在させることもできる。
【0029】更に図3に示したものは、本発明の第三実
施例の基礎水切り装置Aであって、前記同様、取付部材
1と基礎水切り本体2で主要構成されている。
施例の基礎水切り装置Aであって、前記同様、取付部材
1と基礎水切り本体2で主要構成されている。
【0030】取付部材1は、上挾持片5と下挾持片6と
を一端で連接し、該連接片29から前記構造部材24の
側壁に当接可能な突設片30、30を突設させるととも
に、前記下桟4の高さよりも稍大きな開口凹部15を設
け、且つ前記下桟4に取付けて形成される間隙部17内
に係止凸部18を突設しているものである。このような
取付部材1は、前記第一実施例及び第二実施例のように
二つの挾持部7、9を設けることなく、使用することが
できる。また、前記連接片29から突設片30、30を
突設させることにより、安定且つ強固に取付けることが
できるものである。そして図示した突設片30、30は
取付部材1と一体ものであるが、別体ものであっても構
わず、隙間に介在させることも可能である。
を一端で連接し、該連接片29から前記構造部材24の
側壁に当接可能な突設片30、30を突設させるととも
に、前記下桟4の高さよりも稍大きな開口凹部15を設
け、且つ前記下桟4に取付けて形成される間隙部17内
に係止凸部18を突設しているものである。このような
取付部材1は、前記第一実施例及び第二実施例のように
二つの挾持部7、9を設けることなく、使用することが
できる。また、前記連接片29から突設片30、30を
突設させることにより、安定且つ強固に取付けることが
できるものである。そして図示した突設片30、30は
取付部材1と一体ものであるが、別体ものであっても構
わず、隙間に介在させることも可能である。
【0031】基礎水切り本体2は、前記間隙部17内に
挿着するとともに、該間隙部17内に突設した係止凸部
18に係合し得る係止凹部19を設けてなるものであ
る。そして連接片23に設けた係止凸部25は、前記基
礎水切り本体2の差込部10を取付けるための隙間を設
けるために形成したものである。
挿着するとともに、該間隙部17内に突設した係止凸部
18に係合し得る係止凹部19を設けてなるものであ
る。そして連接片23に設けた係止凸部25は、前記基
礎水切り本体2の差込部10を取付けるための隙間を設
けるために形成したものである。
【0032】尚、図4、図5は他の取付部材1を示した
ものであり、図4は下桟4の上部に突起体26を設け、
稍上向きに湾曲した上挾持片5を矢印方向に差し込むに
つれて、より強固に下桟4を挾持することができるもの
である。図5は稍上向きに湾曲した上挾持片5に係止凸
部27を設けたものである。以上のような構造を用いれ
ば、作業者が二人ではなく、一人でも外壁3側から基礎
水切り装置Aを取付けることができて作業効率が向上す
る。
ものであり、図4は下桟4の上部に突起体26を設け、
稍上向きに湾曲した上挾持片5を矢印方向に差し込むに
つれて、より強固に下桟4を挾持することができるもの
である。図5は稍上向きに湾曲した上挾持片5に係止凸
部27を設けたものである。以上のような構造を用いれ
ば、作業者が二人ではなく、一人でも外壁3側から基礎
水切り装置Aを取付けることができて作業効率が向上す
る。
【0033】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する効果を奏する。本発明の基礎水切り装置は、釘や
ビス等を用いずに取付けることができるので美観に優れ
るとともに、一切の工具を使用せず、且つワンタッチで
取付けることができる。そして、外壁工事が完了した後
でも、基礎水切り装置を取付けることができるので、基
礎水切り本体の傷や破損を気にする必要がない。また、
万一傷ついた場合は、工事完了後でも取替えることがで
きるので便利である。
載する効果を奏する。本発明の基礎水切り装置は、釘や
ビス等を用いずに取付けることができるので美観に優れ
るとともに、一切の工具を使用せず、且つワンタッチで
取付けることができる。そして、外壁工事が完了した後
でも、基礎水切り装置を取付けることができるので、基
礎水切り本体の傷や破損を気にする必要がない。また、
万一傷ついた場合は、工事完了後でも取替えることがで
きるので便利である。
【0034】そして第一挾持部として、前記上挾持片の
適宜位置に係止凸部を突設するとともに、前記下挾持片
の先端を上方折曲したものを利用した場合は、位置ずれ
が起こらず、基礎水切り本体が容易に抜け落ちたりしな
いのである。
適宜位置に係止凸部を突設するとともに、前記下挾持片
の先端を上方折曲したものを利用した場合は、位置ずれ
が起こらず、基礎水切り本体が容易に抜け落ちたりしな
いのである。
【0035】また基礎水切り本体として、後端の差込部
を上方折曲したものを利用した場合は、前記同様、基礎
水切り本体が容易に抜け落ちたりしないのである。
を上方折曲したものを利用した場合は、前記同様、基礎
水切り本体が容易に抜け落ちたりしないのである。
【0036】そして第二挾持部内に係止凸部を突設し、
該係止凸部に係合し得る係止凸部又は係止凹部を基礎水
切り本体に設けた場合は、より安定的に基礎水切り本体
を係止することができる。
該係止凸部に係合し得る係止凸部又は係止凹部を基礎水
切り本体に設けた場合は、より安定的に基礎水切り本体
を係止することができる。
【0037】更に第二挾持部内に挿着された基礎水切り
本体を、前記第二挾持部内において3点で支持した場合
は、より安定的に基礎水切り本体を係止することができ
るとともに、係止状態を解除する際には、段の隙間から
指等を差し入れて押し下げれば、容易に解除することが
できる。
本体を、前記第二挾持部内において3点で支持した場合
は、より安定的に基礎水切り本体を係止することができ
るとともに、係止状態を解除する際には、段の隙間から
指等を差し入れて押し下げれば、容易に解除することが
できる。
【0038】加えて、基礎水切り本体の先端部裏面から
構造部材に向けて巾木モルタル片を突設した場合は、最
後にモルタル仕上げをする時に、多少の不陸が発生して
も、モルタルが前記基礎天端上に入り込まない。そして
雨水の進入も、より確実に防止することができる。そし
て取付部材の連接片から突設片を突設させることによ
り、より安定且つ強固に取付けることができる。
構造部材に向けて巾木モルタル片を突設した場合は、最
後にモルタル仕上げをする時に、多少の不陸が発生して
も、モルタルが前記基礎天端上に入り込まない。そして
雨水の進入も、より確実に防止することができる。そし
て取付部材の連接片から突設片を突設させることによ
り、より安定且つ強固に取付けることができる。
【図1】 本発明の第一実施例の基礎水切り装置の使用
状態を示す断面図
状態を示す断面図
【図2】 本発明の第二実施例の基礎水切り装置の使用
状態を示す断面図
状態を示す断面図
【図3】 本発明の第三実施例の基礎水切り装置の使用
状態を示す断面図
状態を示す断面図
【図4】 他の取付部材を使用した状態を示す断面図
【図5】 他の取付部材を使用した状態を示す断面図
【図6】 従来の基礎水切り装置の使用状態を示す断面
図
図
【図7】 従来の基礎水切り装置の使用状態を示す断面
図
図
A 基礎水切り装置 1 取付部材 2 基礎水切
り本体 3 外壁 4 下桟 5 上挾持片 6 下挾持片 7 第一挾持部 8 延設片 9 第二挾持部 10 差込部 11 ジョイントカバー 12 係止凸
部 13 係止凸部 14 係止凸
部 15 開口凹部 16 挾持部 17 間隙部 18 係止凸
部 19 係止凹部 20 係止凸
部 21 折曲片 22 基礎天
端 23 連接片 24 構造部
材 25 係止凸部 26 突起体 27 係止凸部 28 巾木モ
ルタル片 29 連接片 30 突設片 101 水切板 102 直角
折曲片 103 土台 104 基礎
コンクリート 105 折返し部 106 釘 107 外壁 108 基礎
水切り本体 109 調整取付金具 110 調整
螺子 111 脚部 112 螺子
り本体 3 外壁 4 下桟 5 上挾持片 6 下挾持片 7 第一挾持部 8 延設片 9 第二挾持部 10 差込部 11 ジョイントカバー 12 係止凸
部 13 係止凸部 14 係止凸
部 15 開口凹部 16 挾持部 17 間隙部 18 係止凸
部 19 係止凹部 20 係止凸
部 21 折曲片 22 基礎天
端 23 連接片 24 構造部
材 25 係止凸部 26 突起体 27 係止凸部 28 巾木モ
ルタル片 29 連接片 30 突設片 101 水切板 102 直角
折曲片 103 土台 104 基礎
コンクリート 105 折返し部 106 釘 107 外壁 108 基礎
水切り本体 109 調整取付金具 110 調整
螺子 111 脚部 112 螺子
Claims (6)
- 【請求項1】 外壁の内側下端に付設した下桟に取付け
てなる基礎水切り装置であって、 上挾持片と下挾持片とを一端で連接し、前記下桟を上下
方向から挾持し得る第一挾持部を形成するとともに、該
第一挾持部の適宜位置から下方に向けて延設した延設片
と前記下挾持片とで第二挾持部を形成してなる取付部材
と、 前記取付部材の第二挾持部内に挿着し得る基礎水切り本
体と、 よりなる基礎水切り装置。 - 【請求項2】 第一挾持部として、前記上挾持片の適宜
位置に係止凸部を突設するとともに、前記下挾持片の先
端を上方折曲したものを利用してなる請求項1記載の基
礎水切り装置。 - 【請求項3】 基礎水切り本体として、後端の差込部を
上方折曲したものを利用してなる請求項1又は2記載の
基礎水切り装置。 - 【請求項4】 第二挾持部内に係止凸部を突設し、該係
止凸部に係合し得る係止凸部又は係止凹部を基礎水切り
本体に設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
の基礎水切り装置。 - 【請求項5】 第二挾持部内に挿着された基礎水切り本
体が、前記第二挾持部内において3点で支持されてなる
ことを特徴とする請求項4記載の基礎水切り装置。 - 【請求項6】 外壁の内側下端に付設した下桟と構造部
材に挟まれて、取付けてなる基礎水切り装置であって、 上挾持片と下挾持片とを一端で連接し、該連接片から前
記構造部材の側壁に当接可能な突設片を突設させるとと
もに、前記下桟の高さよりも稍大きな開口凹部を設け、
且つ前記下桟に取付けて形成される間隙部内に係止凸部
を突設してなる取付部材と、 前記間隙部内に挿着するとともに、該間隙部内に突設し
た係止凸部に係合し得る係止凹部を設けてなる基礎水切
り本体と、 よりなる基礎水切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31292094A JPH08165722A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 基礎水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31292094A JPH08165722A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 基礎水切り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08165722A true JPH08165722A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18035066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31292094A Pending JPH08165722A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 基礎水切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08165722A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011226130A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Daiwa House Industry Co Ltd | 水切金物及び水切金物固定方法 |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP31292094A patent/JPH08165722A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011226130A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Daiwa House Industry Co Ltd | 水切金物及び水切金物固定方法 |
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