JPH08165004A - 長距離ごみ排出制御方法 - Google Patents
長距離ごみ排出制御方法Info
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- JPH08165004A JPH08165004A JP33091794A JP33091794A JPH08165004A JP H08165004 A JPH08165004 A JP H08165004A JP 33091794 A JP33091794 A JP 33091794A JP 33091794 A JP33091794 A JP 33091794A JP H08165004 A JPH08165004 A JP H08165004A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ごみ空気輸送プラントにおいて、ごみの長距離
輸送を安定して行い、効率良くごみを収集する。 【構成】ごみ貯留排出装置2a〜2nに貯留したごみを
排出するときに、ごみ貯留排出装置2a〜2nでごみ排
出部の収集センタ近傍の輸送管内の圧力又は風速を検出
し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた設定
値に達するたびにごみの排出を中断,排出を繰り返し、
輸送管にごみをある一定のかたまりとして排出し、輸送
管内でごみを断続したかたまりとして輸送させ輸送管内
の圧力損失を収集センタの送風機の最大吸引圧力より小
さくする。
輸送を安定して行い、効率良くごみを収集する。 【構成】ごみ貯留排出装置2a〜2nに貯留したごみを
排出するときに、ごみ貯留排出装置2a〜2nでごみ排
出部の収集センタ近傍の輸送管内の圧力又は風速を検出
し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた設定
値に達するたびにごみの排出を中断,排出を繰り返し、
輸送管にごみをある一定のかたまりとして排出し、輸送
管内でごみを断続したかたまりとして輸送させ輸送管内
の圧力損失を収集センタの送風機の最大吸引圧力より小
さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ごみ空気輸送プラン
トにおいて、ごみ貯留排出装置に貯留したごみを排出す
るときのごみ排出制御方法、特に長距離輸送における収
集能率の向上に関するものである。
トにおいて、ごみ貯留排出装置に貯留したごみを排出す
るときのごみ排出制御方法、特に長距離輸送における収
集能率の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ごみ空気輸送プラントは空気力を利用し
て住宅地やオフィス等で発生したごみを輸送し収集する
ものであり、例えば図4に示すように、収集センタ1と
建物の複数個所のごみ投入口21の下部にそれぞれ設け
られたごみ貯留排出装置2a〜2n及び収集センタ1と
各ごみ貯留排出装置2a〜2nを連結する輸送管3とを
有する。そして各ごみ投入口21から投入されたごみ
は、内部に螺旋羽根等を有するごみ貯留排出装置2a〜
2nの回転ドラム22内に一時貯留される。このごみ貯
留排出装置2a〜2nに貯留されたごみの収集時間がく
ると、収集センタ1の中央制御装置11は送風機12を
起動し、輸送管3の上流端に設けられた吸気弁4を所定
開度に開き輸送管3に空気流を発生させるとともに排出
するごみ貯留排出装置2に運転を指令する。ごみ貯留排
出装置2a〜2nの制御装置23は運転指令を受けると
排出口に設けられた排出弁24を開にして回転ドラム2
2を所定回転数で回転させ、貯留したごみを所定容積ず
つ輸送管3に排出する。排出されたごみは輸送管3内の
空気流により収集センタ1まで輸送される。収集センタ
1に送られたごみは分離機13で空気とごみに分離さ
れ、分離されたごみはごみ排出装置14に送られ、例え
ばコンテナ輸送方式により焼却場等に送られる。分離機
13から送り出された空気は集塵機15に送られて微細
なダスト類を分離した後、消音機17,脱臭装置18及
び排気ダクト19を通って大気に放出される。また集塵
機15で集められた微細なダスト類はごみ排出装置14
に送られる。このようにしてごみを収集しているとき
に、中央制御装置11は圧力センサ16で検出している
吸引圧力を常時監視し、送風機12の吸引圧力が一定値
以上にならないようにして送風機12のサ−ジ防止を図
っている。すなわち、ごみ貯留排出装置2a〜2nから
ごみが排出されて、送風機12の吸引圧力又は風速があ
らかじめ設定された値に達すると、ごみの排出を一時停
止させ、送風機12の吸引圧力又は風速が初期値に戻る
と再度ごみの排出を開始している。
て住宅地やオフィス等で発生したごみを輸送し収集する
ものであり、例えば図4に示すように、収集センタ1と
建物の複数個所のごみ投入口21の下部にそれぞれ設け
られたごみ貯留排出装置2a〜2n及び収集センタ1と
各ごみ貯留排出装置2a〜2nを連結する輸送管3とを
有する。そして各ごみ投入口21から投入されたごみ
は、内部に螺旋羽根等を有するごみ貯留排出装置2a〜
2nの回転ドラム22内に一時貯留される。このごみ貯
留排出装置2a〜2nに貯留されたごみの収集時間がく
ると、収集センタ1の中央制御装置11は送風機12を
起動し、輸送管3の上流端に設けられた吸気弁4を所定
開度に開き輸送管3に空気流を発生させるとともに排出
するごみ貯留排出装置2に運転を指令する。ごみ貯留排
出装置2a〜2nの制御装置23は運転指令を受けると
排出口に設けられた排出弁24を開にして回転ドラム2
2を所定回転数で回転させ、貯留したごみを所定容積ず
つ輸送管3に排出する。排出されたごみは輸送管3内の
空気流により収集センタ1まで輸送される。収集センタ
1に送られたごみは分離機13で空気とごみに分離さ
れ、分離されたごみはごみ排出装置14に送られ、例え
ばコンテナ輸送方式により焼却場等に送られる。分離機
13から送り出された空気は集塵機15に送られて微細
なダスト類を分離した後、消音機17,脱臭装置18及
び排気ダクト19を通って大気に放出される。また集塵
機15で集められた微細なダスト類はごみ排出装置14
に送られる。このようにしてごみを収集しているとき
に、中央制御装置11は圧力センサ16で検出している
吸引圧力を常時監視し、送風機12の吸引圧力が一定値
以上にならないようにして送風機12のサ−ジ防止を図
っている。すなわち、ごみ貯留排出装置2a〜2nから
ごみが排出されて、送風機12の吸引圧力又は風速があ
らかじめ設定された値に達すると、ごみの排出を一時停
止させ、送風機12の吸引圧力又は風速が初期値に戻る
と再度ごみの排出を開始している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記輸送管3内におけ
るごみの輸送圧力損失Prは輸送中のごみと空気の比す
なわち輸送管に排出されるごみの量mと各ごみ質毎の圧
力損失係数αにより定まり、空気の圧力損失をPaとす
るとPr=Pa(1+αm)で与えられる。また空気の圧
力損失PaはPa=λ(L/D)(v2/2g)γで与えら
れる。ここでλはレイノズル数から定まる係数、Lは輸
送距離、Dは輸送管3の配管径、vは空気の流速、gは
重力加速度、γは空気の比重である。上記式に示すよう
に、ごみの圧力損失は輸送距離Lに比例して増大し、ご
みの排出量mが多くなると増大する。
るごみの輸送圧力損失Prは輸送中のごみと空気の比す
なわち輸送管に排出されるごみの量mと各ごみ質毎の圧
力損失係数αにより定まり、空気の圧力損失をPaとす
るとPr=Pa(1+αm)で与えられる。また空気の圧
力損失PaはPa=λ(L/D)(v2/2g)γで与えら
れる。ここでλはレイノズル数から定まる係数、Lは輸
送距離、Dは輸送管3の配管径、vは空気の流速、gは
重力加速度、γは空気の比重である。上記式に示すよう
に、ごみの圧力損失は輸送距離Lに比例して増大し、ご
みの排出量mが多くなると増大する。
【0004】大型のごみ空気輸送プラントにおいては、
各ごみ貯留排出装置2a〜2nから収集センタ1までの
輸送距離Lは例えば100mから2,500mと大きく異なる。そ
して各ごみ貯留排出装置2a〜2nでごみの排出を開始
してから収集センタ1の圧力センサ16で検出している
吸引圧力又は風速が変化するまでには、図5の送付機吸
引圧力の変化を示す動作特性図に示すように応答おくれ
時間ΔTが生じる。この応答おくれ時間ΔTは輸送距離
Lの相違により、図6の輸送距離に対する送付機吸引圧
力の応答おくれ時間を示す特性図に示すように大きく異
なり、輸送距離Lが長距離になると10秒から2分程度の
応答おくれが生じる。
各ごみ貯留排出装置2a〜2nから収集センタ1までの
輸送距離Lは例えば100mから2,500mと大きく異なる。そ
して各ごみ貯留排出装置2a〜2nでごみの排出を開始
してから収集センタ1の圧力センサ16で検出している
吸引圧力又は風速が変化するまでには、図5の送付機吸
引圧力の変化を示す動作特性図に示すように応答おくれ
時間ΔTが生じる。この応答おくれ時間ΔTは輸送距離
Lの相違により、図6の輸送距離に対する送付機吸引圧
力の応答おくれ時間を示す特性図に示すように大きく異
なり、輸送距離Lが長距離になると10秒から2分程度の
応答おくれが生じる。
【0005】収集対象の建物が収集センタ1に比較的近
くて、収集センタ1までのごみの輸送距離Lが短いごみ
貯留排出装置2nの場合には、ごみの排出量mを最大に
してもごみ輸送時の圧力損失Prが送風機12の最大吸
引圧力より小さいため、ごみの排出を開始してから収集
センタ1の吸引圧力が変化するまでの応答おくれ時間は
問題にならず、ごみの収集能力は貯留排出装置2nの最
大排出量で定まる。
くて、収集センタ1までのごみの輸送距離Lが短いごみ
貯留排出装置2nの場合には、ごみの排出量mを最大に
してもごみ輸送時の圧力損失Prが送風機12の最大吸
引圧力より小さいため、ごみの排出を開始してから収集
センタ1の吸引圧力が変化するまでの応答おくれ時間は
問題にならず、ごみの収集能力は貯留排出装置2nの最
大排出量で定まる。
【0006】しかしながら、ごみ貯留排出装置2aのよ
うに収集対象の建物から収集センタ1までの輸送距離L
が長いと、ごみ輸送時の圧力損失Prが大きくなるとと
もに、ごみの排出を開始してから収集センタ1の吸引圧
力又は風速が変化するまでの応答おくれ時間が長くな
り、送風機12のサ−ジ防止のためごみ排出を一時停止
させる吸引圧力の設定値を非常停止圧力の近くに設定す
ると、収集センタ1の吸引圧力が一時停止用の設定値に
達したときにごみ貯留排出装置2aでごみの排出を一時
停止しても収集センタ1の吸引圧力がサ−ジ防止のため
の非常停止圧力を超えてしまい、収集プラントが非常停
止してしまう。このため一時停止用の設定値を送風機1
2の能力に対してかなり低い値に設定する必要があり、
ごみ収集能力が低下してしまうという短所があった。
うに収集対象の建物から収集センタ1までの輸送距離L
が長いと、ごみ輸送時の圧力損失Prが大きくなるとと
もに、ごみの排出を開始してから収集センタ1の吸引圧
力又は風速が変化するまでの応答おくれ時間が長くな
り、送風機12のサ−ジ防止のためごみ排出を一時停止
させる吸引圧力の設定値を非常停止圧力の近くに設定す
ると、収集センタ1の吸引圧力が一時停止用の設定値に
達したときにごみ貯留排出装置2aでごみの排出を一時
停止しても収集センタ1の吸引圧力がサ−ジ防止のため
の非常停止圧力を超えてしまい、収集プラントが非常停
止してしまう。このため一時停止用の設定値を送風機1
2の能力に対してかなり低い値に設定する必要があり、
ごみ収集能力が低下してしまうという短所があった。
【0007】この発明はかかる短所を解消するためなさ
れたものであり、ごみの長距離輸送を安定して行い、効
率良くごみを収集することができるごみ排出制御方法を
提供することを目的とするものである。
れたものであり、ごみの長距離輸送を安定して行い、効
率良くごみを収集することができるごみ排出制御方法を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るごみ排出
制御方法は、投入されたごみをごみ貯留排出装置に貯留
し、貯留したごみをごみ貯留排出装置の回転ドラムまた
はスクリュウコンベヤで輸送管に排出し、排出したごみ
を管路内の空気力により収集センタまで輸送するごみ空
気輸送プラントにおいて、ごみ貯留排出装置のごみ排出
部より所定距離隔てた輸送管内の圧力又は風速を検出
し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた設定
値に達するたびにごみ貯留排出装置からのごみ排出の中
断,排出を繰り返すことを特徴とする。
制御方法は、投入されたごみをごみ貯留排出装置に貯留
し、貯留したごみをごみ貯留排出装置の回転ドラムまた
はスクリュウコンベヤで輸送管に排出し、排出したごみ
を管路内の空気力により収集センタまで輸送するごみ空
気輸送プラントにおいて、ごみ貯留排出装置のごみ排出
部より所定距離隔てた輸送管内の圧力又は風速を検出
し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた設定
値に達するたびにごみ貯留排出装置からのごみ排出の中
断,排出を繰り返すことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明においては、ごみ貯留排出装置に貯留
したごみを排出するときに、ごみ貯留排出装置でごみ排
出部近傍の輸送管内の圧力又は風速を検出し、検出した
圧力又は風速があらかじめ定められた設定値に達するた
びにごみの排出を中断,排出を繰り返し、輸送管にごみ
をある一定のかたまりとして排出し、輸送管内でごみを
断続したかたまりとして輸送させ輸送管内の圧力損失を
収集センタの送風機の最大吸引圧力より小さくする。
したごみを排出するときに、ごみ貯留排出装置でごみ排
出部近傍の輸送管内の圧力又は風速を検出し、検出した
圧力又は風速があらかじめ定められた設定値に達するた
びにごみの排出を中断,排出を繰り返し、輸送管にごみ
をある一定のかたまりとして排出し、輸送管内でごみを
断続したかたまりとして輸送させ輸送管内の圧力損失を
収集センタの送風機の最大吸引圧力より小さくする。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例に係るごみ空気輸
送プラントの制御装置の構成を示すブロック図である。
ごみ空気輸送プラントは、図4に示したものと同じ構成
であり、収集センタ1と建物の複数個所のごみ投入口の
下部にそれぞれ設けられたごみ貯留排出装置2a〜2n
及び収集センタ1と各ごみ貯留排出装置2a〜2nを連
結する輸送管3とを有する。収集センタ1にはごみ空気
輸送プラント全体の動作を管理する中央制御装置11を
有する。各ごみ貯留排出装置2a〜2nの排出弁24よ
り収集センタ1側に所定距離隔てた輸送管3には圧力検
出部25が設けられている。そして制御装置23には中
央制御装置11からの制御信号を受信する受信部26
と、受信部26で受信した制御信号によりごみの排出を
開始し、圧力検出部25で検出した輸送管3内の吸引圧
力により排出動作を制御する排出制御部27と、収集セ
ンタ1の送風機12の最大吸引圧力及び収集センタ1と
各ごみ貯留排出装置2a〜2n間の輸送距離とに応じて
定められた排出中断圧力PSと排出再開圧力PEが設定
された圧力設定部28と、排出制御部27からの制御信
号により排出弁24等を駆動する駆動部29とを有す
る。
送プラントの制御装置の構成を示すブロック図である。
ごみ空気輸送プラントは、図4に示したものと同じ構成
であり、収集センタ1と建物の複数個所のごみ投入口の
下部にそれぞれ設けられたごみ貯留排出装置2a〜2n
及び収集センタ1と各ごみ貯留排出装置2a〜2nを連
結する輸送管3とを有する。収集センタ1にはごみ空気
輸送プラント全体の動作を管理する中央制御装置11を
有する。各ごみ貯留排出装置2a〜2nの排出弁24よ
り収集センタ1側に所定距離隔てた輸送管3には圧力検
出部25が設けられている。そして制御装置23には中
央制御装置11からの制御信号を受信する受信部26
と、受信部26で受信した制御信号によりごみの排出を
開始し、圧力検出部25で検出した輸送管3内の吸引圧
力により排出動作を制御する排出制御部27と、収集セ
ンタ1の送風機12の最大吸引圧力及び収集センタ1と
各ごみ貯留排出装置2a〜2n間の輸送距離とに応じて
定められた排出中断圧力PSと排出再開圧力PEが設定
された圧力設定部28と、排出制御部27からの制御信
号により排出弁24等を駆動する駆動部29とを有す
る。
【0011】そして例えばごみ貯留排出装置2aからの
収集時間になると、収集センタ1の中央制御装置11は
送風機12を駆動し、輸送管3の上流端に設けられた吸
気弁4を所定開度に開いて輸送管3に空気流を発生させ
るとともに、ごみ貯留排出装置2aに排出開始指令を送
る。ごみ貯留排出装置2aの排出制御部27は受信部2
6を介して排出開始指令を受けると、駆動部29を駆動
して排出弁24を開にし、回転ドラム22を所定の回転
数で回転しながら貯留しているごみを所定の排出速度で
排出する。このようにごみを排出しているときに排出制
御部27は圧力検出部25で検出しているごみ貯留排出
装置2a近傍の吸引圧力の変化を逐次入力し、入力した
吸引圧力と圧力設定部28に設定された排出中断圧力P
Sとを比較している。そして圧力検出部25から入力し
ている吸引圧力が排出中断圧力PSに達すると駆動部2
9の駆動を停止してごみの排出を中断する。排出制御部
27はごみ排出を中断した後、圧力検出部25から入力
している吸引圧力が圧力設定部28に設定された排出再
開圧力PEに復帰したことを検出すると、再び駆動部2
9を駆動してごみの排出を開始させる。このごみの排
出,中断動作を順次繰り返す。
収集時間になると、収集センタ1の中央制御装置11は
送風機12を駆動し、輸送管3の上流端に設けられた吸
気弁4を所定開度に開いて輸送管3に空気流を発生させ
るとともに、ごみ貯留排出装置2aに排出開始指令を送
る。ごみ貯留排出装置2aの排出制御部27は受信部2
6を介して排出開始指令を受けると、駆動部29を駆動
して排出弁24を開にし、回転ドラム22を所定の回転
数で回転しながら貯留しているごみを所定の排出速度で
排出する。このようにごみを排出しているときに排出制
御部27は圧力検出部25で検出しているごみ貯留排出
装置2a近傍の吸引圧力の変化を逐次入力し、入力した
吸引圧力と圧力設定部28に設定された排出中断圧力P
Sとを比較している。そして圧力検出部25から入力し
ている吸引圧力が排出中断圧力PSに達すると駆動部2
9の駆動を停止してごみの排出を中断する。排出制御部
27はごみ排出を中断した後、圧力検出部25から入力
している吸引圧力が圧力設定部28に設定された排出再
開圧力PEに復帰したことを検出すると、再び駆動部2
9を駆動してごみの排出を開始させる。このごみの排
出,中断動作を順次繰り返す。
【0012】このようにごみ貯留排出装置2aに貯留し
たごみを排出するときに、ごみ貯留排出装置2a近傍の
吸引圧力が送風機12の最大吸引圧力及び収集センタ1
とごみ貯留排出装置2a間の輸送距離とに応じて定めら
れた排出中断圧力PSに達したときにごみの排出を中断
し、排出再開圧力PEに復帰したときにごみを排出する
から、輸送管3内に送られるごみは一定のかたまりとし
て送られ、図2の説明図に示すように輸送管3内で断続
したかたまりとしてごみ5を輸送する。このようにして
ごみ貯留排出装置2aから断続的にごみを排出している
ときの収集センタ1における輸送管3の吸引圧力の変化
を調べた結果を図3に示す。図3において、Aは圧力検
出部25で検出したごみ貯留排出装置2a近傍の吸引圧
力、Bは収集センタ1における輸送管3の吸引圧力、C
は従来の方法による収集センタ1における輸送管3の吸
引圧力を示す。図に示すように、収集センタ1における
輸送管3の吸引圧力の変化はごみ貯留排出装置2a近傍
の輸送管3の吸引圧力の変化に対して応答おくれはある
が、排出中断圧力PSが送風機12の最大吸引圧力及び
収集センタ1とごみ貯留排出装置2a間の輸送距離とに
応じて定められているため、収集センタ1における輸送
管3の吸引圧力は非常停止圧力PIに達せず、ほぼ送風
機12の最大吸引圧力で連続的にごみを輸送することが
できる。このため収集センタ1から長距離隔てたごみ貯
留排出装置2aに貯留したごみ収集量を、図3のCに示
す従来の場合と比べて1.5倍から2倍にすることがで
き、短時間で安定して収集することができた。また、ご
み輸送時の圧力損失が小さくなったため、ごみ輸送可能
な最長距離を従来の1.2倍にすることができた。
たごみを排出するときに、ごみ貯留排出装置2a近傍の
吸引圧力が送風機12の最大吸引圧力及び収集センタ1
とごみ貯留排出装置2a間の輸送距離とに応じて定めら
れた排出中断圧力PSに達したときにごみの排出を中断
し、排出再開圧力PEに復帰したときにごみを排出する
から、輸送管3内に送られるごみは一定のかたまりとし
て送られ、図2の説明図に示すように輸送管3内で断続
したかたまりとしてごみ5を輸送する。このようにして
ごみ貯留排出装置2aから断続的にごみを排出している
ときの収集センタ1における輸送管3の吸引圧力の変化
を調べた結果を図3に示す。図3において、Aは圧力検
出部25で検出したごみ貯留排出装置2a近傍の吸引圧
力、Bは収集センタ1における輸送管3の吸引圧力、C
は従来の方法による収集センタ1における輸送管3の吸
引圧力を示す。図に示すように、収集センタ1における
輸送管3の吸引圧力の変化はごみ貯留排出装置2a近傍
の輸送管3の吸引圧力の変化に対して応答おくれはある
が、排出中断圧力PSが送風機12の最大吸引圧力及び
収集センタ1とごみ貯留排出装置2a間の輸送距離とに
応じて定められているため、収集センタ1における輸送
管3の吸引圧力は非常停止圧力PIに達せず、ほぼ送風
機12の最大吸引圧力で連続的にごみを輸送することが
できる。このため収集センタ1から長距離隔てたごみ貯
留排出装置2aに貯留したごみ収集量を、図3のCに示
す従来の場合と比べて1.5倍から2倍にすることがで
き、短時間で安定して収集することができた。また、ご
み輸送時の圧力損失が小さくなったため、ごみ輸送可能
な最長距離を従来の1.2倍にすることができた。
【0013】なお、上記実施例は圧力設定部28に排出
中断圧力PSとともに排出再開圧力PEを設定した場合
について説明したが、排出中断した後の吸引圧力が排出
開始前の初期圧力に復帰したときにごみの排出を再び開
始するようにしても良い。
中断圧力PSとともに排出再開圧力PEを設定した場合
について説明したが、排出中断した後の吸引圧力が排出
開始前の初期圧力に復帰したときにごみの排出を再び開
始するようにしても良い。
【0014】また、上記実施例は各ごみ貯留排出装置2
a〜2nの排出弁24より収集センタ1側の輸送管3の
吸引圧力を検出して断続的にごみを排出する場合につい
て説明したが、排出弁24より上流端に設けられた吸気
弁4側の輸送管3の吸引圧力を検出して断続的にごみを
排出するようにしても良い。
a〜2nの排出弁24より収集センタ1側の輸送管3の
吸引圧力を検出して断続的にごみを排出する場合につい
て説明したが、排出弁24より上流端に設けられた吸気
弁4側の輸送管3の吸引圧力を検出して断続的にごみを
排出するようにしても良い。
【0015】さらに、上記実施例はごみ貯留排出装置2
a〜2n近傍の輸送管3の吸引圧力を検出して断続的に
ごみを排出する場合について説明したが、ごみ貯留排出
装置2a〜2n近傍の風速を検出して断続的にごみを排
出しても上記実施例と同様な作用を奏することができ
る。
a〜2n近傍の輸送管3の吸引圧力を検出して断続的に
ごみを排出する場合について説明したが、ごみ貯留排出
装置2a〜2n近傍の風速を検出して断続的にごみを排
出しても上記実施例と同様な作用を奏することができ
る。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ごみ貯
留排出装置に貯留したごみを排出するときに、ごみ貯留
排出装置でごみ排出部近傍の輸送管内の圧力又は風速を
検出し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた
設定値に達するたびにごみの排出を中断,排出を繰り返
して輸送管にごみをある一定のかたまりとして排出する
から、輸送管内でごみを断続したかたまりとして輸送さ
せることができ、ごみを長距離する場合のごみ収集量を
増加し、短時間で効率良く収集することができる。
留排出装置に貯留したごみを排出するときに、ごみ貯留
排出装置でごみ排出部近傍の輸送管内の圧力又は風速を
検出し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた
設定値に達するたびにごみの排出を中断,排出を繰り返
して輸送管にごみをある一定のかたまりとして排出する
から、輸送管内でごみを断続したかたまりとして輸送さ
せることができ、ごみを長距離する場合のごみ収集量を
増加し、短時間で効率良く収集することができる。
【0017】また、ごみ輸送時の圧力損失が小さくなっ
たため、ごみ輸送可能な最長距離を長くすることがで
き、1個所の収集センタでより多くの建物等からのごみ
を安定して収集することができる。
たため、ごみ輸送可能な最長距離を長くすることがで
き、1個所の収集センタでより多くの建物等からのごみ
を安定して収集することができる。
【0018】さらに、ごみの排出を中断する圧力や風速
を収集センタに設けた送風機の最大吸引圧力及び収集セ
ンタとごみ貯留排出装置間の輸送距離とに応じて定める
ことにより、送風機の最大吸引圧力でごみを輸送するこ
とができるとともに非常停止が発生することを防止する
ことができ、安定した操業を行うことができる。
を収集センタに設けた送風機の最大吸引圧力及び収集セ
ンタとごみ貯留排出装置間の輸送距離とに応じて定める
ことにより、送風機の最大吸引圧力でごみを輸送するこ
とができるとともに非常停止が発生することを防止する
ことができ、安定した操業を行うことができる。
【図1】この発明の実施例の制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】上記実施例の輸送管内のごみ輸送状態を示す説
明図である。
明図である。
【図3】上記実施例の収集センタにおける輸送管の吸引
圧力の変化特性図である。
圧力の変化特性図である。
【図4】ごみ空気輸送プラントの構成を示すブロック図
である。
である。
【図5】送付機吸引圧力の変化を示す動作特性図であ
る。
る。
【図6】ごみ輸送距離に対する送付機吸引圧力の応答遅
れ時間を示す特性図である。
れ時間を示す特性図である。
1 収集センタ 2a〜2n ごみ貯留排出装置 11 中央制御装置 12 送風機 23 制御装置 25 圧力検出部 27 排出制御部 28 圧力設定部 29 駆動部
Claims (1)
- 【請求項1】 投入されたごみをごみ貯留排出装置に貯
留し、貯留したごみをごみ貯留排出装置の回転ドラムま
たはスクリュウコンベヤで輸送管に排出し、排出したご
みを管路内の空気力により収集センタまで輸送するごみ
空気輸送プラントにおいて、ごみ貯留排出装置のごみ排
出部より所定距離隔てた輸送管内の圧力又は風速を検出
し、検出した圧力又は風速があらかじめ定められた設定
値に達するたびにごみ貯留排出装置からのごみ排出を中
断,排出を繰り返すことを特徴とする長距離ごみ排出制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33091794A JPH08165004A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 長距離ごみ排出制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33091794A JPH08165004A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 長距離ごみ排出制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08165004A true JPH08165004A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18237915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33091794A Pending JPH08165004A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 長距離ごみ排出制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08165004A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006135296A1 (en) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Envac Centralsug Ab | A method of operating a waste collection tank and a system for controlling the operation of the same |
KR100856111B1 (ko) * | 2007-02-07 | 2008-09-02 | 하천용 | 쓰레기 자동집하시설에서 쓰레기를 원거리로 이송하는 장치 |
KR100921607B1 (ko) * | 2007-12-07 | 2009-10-15 | 현대건설주식회사 | 쓰레기 수송 집하 처리시스템의 관로 누기 감지 시스템 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP33091794A patent/JPH08165004A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006135296A1 (en) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Envac Centralsug Ab | A method of operating a waste collection tank and a system for controlling the operation of the same |
KR100856111B1 (ko) * | 2007-02-07 | 2008-09-02 | 하천용 | 쓰레기 자동집하시설에서 쓰레기를 원거리로 이송하는 장치 |
KR100921607B1 (ko) * | 2007-12-07 | 2009-10-15 | 현대건설주식회사 | 쓰레기 수송 집하 처리시스템의 관로 누기 감지 시스템 |
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