JPH08164735A - フィルタの後付け構造およびその方法 - Google Patents

フィルタの後付け構造およびその方法

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JPH08164735A
JPH08164735A JP30786994A JP30786994A JPH08164735A JP H08164735 A JPH08164735 A JP H08164735A JP 30786994 A JP30786994 A JP 30786994A JP 30786994 A JP30786994 A JP 30786994A JP H08164735 A JPH08164735 A JP H08164735A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタ取付け設定のない既販車の車両用空
気調和装置に空気清浄フィルタを取付ける。 【構成】 クーラユニット11とヒータユニット12と
の連結部に、フィルタ26を固定するための溝31を形
成するために、ガイド部材30を介挿する。この後、フ
ィルタ26のフレーム27を溝31に沿って移動させつ
つフィルタ26を挿入すると共に車両用空気調和装置に
装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置に
おけるフィルタ取り付け構造に関し、特に、車両に組み
付けられた車両用空気調和装置にフィルタを取り付ける
構造および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、喘息やアレルギー性鼻炎などの疾
患が急増しているが、このような影響もあって、自動車
の空気調和装置に取り付ける空気清浄フィルタへの関心
が高まっている。
【0003】図6は、空気清浄フィルタが取り付けられ
た従来の車両用空気調和装置を示す図である。図示され
るように、この車両用空気調和装置100は、インテー
クユニット10と、クーラユニット11と、ヒータユニ
ット12とを有しており、エバポレータ13が設置され
るクーラユニット11の上流側に空気清浄フィルタ(以
下、単にフィルタという)14が取り付けられている。
図7に示されるように、フィルタ14を設置する位置に
は、フィルタ14を周囲から保持するフィルタケース1
5が形成されている。このフィルタケース15の溝15
aにフィルタ14を嵌合させると、フィルタ14が固定
される。このように、フィルタ14を取り付ける設定が
あれば、車両用空気調和装置を車両に組み付けた後にお
いても、その設定位置にフィルタ14を取り付けること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
タ14を取り付ける位置が設定されていない車両用空気
調和装置の場合、フィルタ14を取り付けることは、一
般に困難である。特に、車両用空気調和装置が車両に組
み付けられている場合、事実上、フィルタを取り付ける
ことはできなかった。
【0005】つまり、例えば車両に組み付けられた車両
用空気調和装置を分解してフィルタを取り付けることを
考えるとしても、通常、車両用空気調和装置の周囲には
多数の部品が配置されており、空気調和装置を取り外す
だけでも容易でない。さらに、フィルタを取り付けるた
めに、車両用空気調和装置を分解することは、作業時間
や工賃ばかりがかさむこととなり、非現実的である。
【0006】また、仮に空気調和装置を分解して所望の
位置にフィルタを取り付けるというところまで作業をす
すめたとしても、実際に空気清浄フィルタを取り付ける
には、フィルタを取り付ける位置に、フィルタ保持構造
なるものを設ける必要がある。このように、元来フィル
タを取り付ける構造ではない車両用空気調和装置にフィ
ルタを取り付けるには、様々な作業が不可欠であり、実
質的に取り付けは困難であった。
【0007】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、フィルタを取り付ける設定のない車
両用空気調和装置に、当該車両用空気調和装置を車両か
ら取り外したり、分解したりすることなく、空気清浄フ
ィルタを取り付ける後付け構造および後付け方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の発明は、空気が導入されるインテークユニ
ットと、エバポレータが設置されたクーラユニットと、
ヒータコアが設置されたヒータユニットとが連結された
ユニットを有する車載状態の車両用空気調和装置にフィ
ルタを装着するフィルタ後付け構造であって、前記ユニ
ットのうちの1つである第1ユニットは、その側部に開
口部を有しており、前記第1ユニットとこの第1ユニッ
トに連結される第2ユニットとの間には、前記開口部よ
り、前記フィルタを所定の位置に固定するガイド部材が
介挿されており、このガイド部材と前記第2ユニットと
の間に形成される溝に、前記フィルタの縁が嵌合される
ことにより、前記フィルタが装着されているフィルタの
後付け構造である。
【0009】上記目的を達成する請求項2に記載の発明
は、前記フィルタは、空気をろ過するろ過部と当該ろ過
部を支持するフレームを有しており、当該フレームは、
前記フィルタを前記車両用空気調和装置内に固定した際
に前記開口部に沿って位置するフレームの縁に、前記フ
ィルタと前記第1ユニットとを相互に固定する固定部材
を有していることを特徴とする請求項1に記載のフィル
タの後付け構造である。
【0010】上記目的を達成する請求項3に記載の発明
は、前記フレームの縁に、前記開口部を密閉する密閉部
材を取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項
2のいずれか一方に記載されるフィルタの後付け構造で
ある。
【0011】上記目的を達成する請求項4に記載の発明
は、前記第1ユニットがクーラユニットであり、前記第
2ユニットがヒータユニットであることを特徴とする請
求項1乃至請求項3のうちのいずれか1つに記載のフィ
ルタの後付け構造である。
【0012】上記目的を達成する請求項5に記載の発明
は、空気が導入されるインテークユニットと、エバポレ
ータが設置されたクーラユニットと、ヒータコアが設置
されたヒータユニットとが連結されたユニットを有する
車載状態の車両用空気調和装置にフィルタを装着するフ
ィルタの後付け方法であって、前記ユニットのうちの1
つである第1ユニットの側部に開口部を形成する工程
と、当該開口部より前記第1ユニットと当該第1ユニッ
トに連結される第2ユニットとの間に、フィルタを所定
の位置で保持するガイド部材を介挿して、当該ガイド部
材と前記第2ユニットとの間に溝を形成する工程と、前
記フィルタの縁を、前記溝に沿ってスライド移動させつ
つ前記フィルタを車両用空気調和装置内に装着する工程
と、を有することを特徴とするフィルタの後付け方法で
ある。
【0013】
【作用】車両に搭載された車両用空気調和装置の第1ユ
ニットに開口部を形成し、この開口部からフィルタを挿
入し装着する。このとき、まず開口部より第1ユニット
と第2ユニットの間にガイド部材を挿入する。これによ
り、ガイド部材と第2ユニットとの間に溝が形成され
る。続いて、開口部より車両用空気調和装置内にフィル
タを装着する。このとき、フィルタの縁が溝内をスライ
ド移動させつつフィルタを挿入する。これにより、フィ
ルタが第1ユニットと第2ユニットとの連結部に固定さ
れる。
【0014】またフレームの基端縁部に固定部材を取り
付ければ、フィルタは、この固定部材により第1ユニッ
トに固定される。そして、同じ基端縁部に、密閉部材を
取り付ければ、これにより開口部が密閉される。
【0015】また、第1ユニットがクーラユニットであ
り、第2ユニットがヒータユニットであれば、フィルタ
は、クーラユニットの下流側、つまりエバポレータの下
流側に設置される。したがって、空調時において、エバ
ポレータからの飛水、エバポレータ製造時にエバポレー
タに付着したフラックス、さらにはエバポレータに付着
したカビ胞子などが下流側に飛散することが防止され
る。
【0016】そして、車両に搭載された状態の車両用空
気調和装置の第1ユニットの側部に開口部からフィルタ
を挿入する際、第2ユニットとガイド部材とにより形成
された溝に沿ってフィルタの縁をスライド移動させる
と、フィルタが迅速、確実かつ容易に車両用空気調和装
置内に装着される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。なお、既に説明した部材と共通の部材には同
一の符号を付し、その説明を省略する。図1は、車両用
空気調和装置を示す概略図であり、図2は、クーラユニ
ットとヒータユニットとの連結部と、装着される空気清
浄フィルタとを示す拡大断面図である。また図4は、連
結部に設けられた開口スリットを示す図2の矢印Aに係
る矢視図であり、図5は、ガイドレールが挿入された開
口スリットを示す正面図である。
【0018】図1に示されるように、実施例の車両用空
気調和装置は、外気あるいは内気を選択的あるいは同時
に吸入するインテークユニット10と、インテークユニ
ットから送られた空気を冷房、除湿するエバポレータ
(図示せず)が設置されたクーラユニット11と、クー
ラユニット11からの空気を加熱するヒータコアが設置
されたヒータユニット12とを有している。このうちク
ーラユニット11は、その下流側開口部11bにおいて
ヒータユニット12の上流側開口部12aに連結されて
いる。図2に示されるように、このヒータユニット12
の上流側開口部12aは、ゴムなどの弾性体からなるパ
ッキン22を介して、クーラユニット11の下流側開口
部11bに連結されている。
【0019】次に、このような車両用空気調和装置に装
着される空気清浄フィルタ(以下、単にフィルタとい
う)26を説明する。なお、このフィルタ26は、クー
ラユニット11に形成する開口スリット11s(図2参
照)からクーラユニット11あるいはヒータユニット1
2の内部に挿入され装着されるものである。
【0020】図2に示されるように、フィルタ26は、
通過する空気を清浄するろ過材26aを保持するフレー
ム27とを有している。
【0021】このうち、ろ過材26aは方形であり、そ
の4辺すべてをフレーム27により保持されている。つ
まりフレーム27は、方形のろ過材26aの各辺に接す
る上縁27a、下縁27b、先端縁27cおよび基端縁
27dを有している。なおフレーム27の厚みは、ろ過
材26aに接する内側よりクーラユニット11の内壁に
接する外側の方が薄くなっている。
【0022】なお、フィルタ26は、挿入後、開口スリ
ット11sが形成されている連結部に装着される図示し
ない固定部材により、クーラユニット11に対して固定
される。この固定部材にシール材などの密閉手段を設け
ると、開口スリットからの空気漏れが防止される。ただ
し、固定部材は必ずしも別体である必要はなく、例え
ば、図3に示されるように、フィルタ26に一体的に取
り付けてもよい。この場合、フィルタ26は、取り付け
られると同時にクーラユニット11やヒータユニット1
2に対して固定される。また図示されるように、固定部
材28にシール材29を取り付けると、クーラユニット
11とフィルタ26との隙間からの空気の漏れが防止さ
れる。なお、固定部材28の形状、およびシール材29
の取付け位置は、クーラユニット11側の開口スリット
11sの形状に応対して定められる。また、固定部材2
8をより確実に装着して、空気漏れを防止するために、
固定部材28の下部にリブ28aを設け、タッピングビ
スやいわゆるJナットなどを用いて、クーラユニット1
1やヒータユニット12bに固定するようにしてもよ
い。
【0023】続いて、フィルタ装着時に、フィルタ26
を所定の装着位置にガイドすると共に、装着後、フィル
タ26を所定の位置に位置決めするガイド部材30につ
いて説明する。図2に示されるように、ガイド部材30
は、クーラユニット11内部の幅長にほぼ等しい長手方
向長さを有している。また、ステンレスなどの金属材料
または樹脂からなる薄板をほぼL字形状に加工した形状
であり、相互に直角方向に延びる大片30aと小片30
bとを有している。このうち大片30aは、ヒータユニ
ット12とパッキン22との間に介挿される部位であ
る。この大片30aの中央部には、長手方向に延びる断
面「く」の字形の屈曲部30cが形成されている。この
屈曲部30cはヒータユニット12の上流側開口部12
aの外周に形成される突起12bの形状に対応してい
る。したがって、ヒータユニット12とパッキン22と
の間にガイド部材30を挿入する際に、この屈曲部30
cを突起12bに沿わせると、ガイド部材30をずれな
く挿入することができる。そして挿入後においては、ガ
イド部材30の位置ずれを防止することができる。
【0024】また小片30bは、フィルタ26のフレー
ム27に接してフィルタ26をガイドする部分である。
この小片30bは、ガイド部材30をヒータユニット1
2とパッキン22の間に介挿した状態では、ヒータユニ
ット12の開口端面から所定距離離反した位置に位置決
めされる。このような位置に小片30bを位置決めする
と、ヒータユニット12とガイド部材30と間に溝31
が形成される(図5参照)。この溝31の幅は、フィル
タ26のフレーム27の下縁27bの外周側の厚さとほ
ぼ同じかやや幅広になっている。したがって、フィルタ
26の下縁27bを溝31内に介挿させつつフィルタ2
6を挿入することができ、これにより迅速、確実かつ容
易に、フィルタ26を所定の位置に取付けることができ
る。
【0025】次に、車両用空気調和装置にフィルタを取
付ける手順を説明する。
【0026】まず、車両用空気調和装置のクーラユニッ
ト11の側部の一部を切除して、クーラユニット11の
ヒータユニット12との連結部に開口スリット11sを
形成する(図2参照)。なお、クーラユニット11は、
PP(ポリプロピレン)などの樹脂素材からなるもので
あり、例えば、電熱線により加熱されたカッター(より
適切な具体的道具があればご教示願います、図示せず)
により容易に加工できる。
【0027】このようにして所定の位置に開口スリット
11sを形成すると、続いて、開口スリット11sよ
り、ヒータユニット12とパッキン22との間に、ガイ
ド部材30を介挿する(図5参照)。
【0028】図4に示されるように、開口スリット11
sを形成すると、ヒータユニット12とパッキン22と
の接触面が眼前に出現するので、ヒータユニット12の
下側縁27bとパッキン22との間にガイド部材30を
介挿する。
【0029】ガイド部材30を介挿すると、図5に示さ
れるように、ガイド部材30とヒータユニット12の上
流側開口部12aの端面との間に溝31が形成される。
【0030】このようにして溝31を形成した後、フィ
ルタ26を開口スリット11s内に挿入する。このと
き、フレーム27の下縁27bを前記溝31内に介挿さ
せつつ挿入する。このようにしてフィルタ26を挿入す
ると、迅速、確実かつ容易に、フィルタ26を所望の位
置に装着される。
【0031】フィルタ26の装着が完了すると、図示し
ない固定部材を装着し、クリップやビスあるいはJナッ
トをはじめとするナットなどの係合手段により、クーラ
ユニット11およびヒータユニット12に留める。した
がって、固定部材にシール材を設けていれば、フィルタ
26が固定されると同時に開口スリット11sが密閉さ
れる。
【0032】このように、本発明によると、車両に組み
付けられた状態の車両用空気調和装置に、フィルタ26
を取り付けることができる。
【0033】またフィルタ26を取り付ける際の作業が
きわめて容易になるので、短時間で正確に取り付けるこ
とができる。
【0034】そして、実施例で説明したように、開口ス
リット11sを形成する際に切除されるのは、クーラユ
ニット11だけであるので、フィルタ26の取り付け精
度の低下が防止される。つまり、例えば、クーラユニッ
ト11とヒータユニット12の両方に加工を施すような
場合、各ユニット11,12に施される加工の精度の他
に、両加工相互の相対的な加工精度をも考慮する必要が
あり、加工精度の向上がきわめて難しい。
【0035】さらに、実施例は、クーラユニット11と
ヒータユニット12との連結部にフィルタ26を取り付
ける例であるが、同様の構造および方法により、インテ
ークユニット10とクーラユニット11との連結部へフ
ィルタを後付けすることも可能である。
【0036】また、上記実施例では、フィルタ26とガ
イド部材30は、別々の部材であるが、一体であっても
よい。このように一体形成すると、ガイド部材30をヒ
ータユニット12とパッキン22との間に介挿する作業
がなくなるので組み付け工程が1工程減ずることとな
り、フィルタ26の後付け作業がより迅速になる。
【0037】さらに、フィルタ26を上下など複数部分
に分割してもよい。フィルタ26を分割すると、必要と
なる開口スリット11sの大きさを大幅に小さくするこ
とができる。したがって、フィルタ26の取り付けが可
能な車種が大幅に増大する。つまり、車両用空気調和装
置が車両に搭載された状態でフィルタを装着する場合、
周囲に配置される部材や作業スペース上の制約により、
開設可能な開口スリット11sの大きさが制限されるこ
とが多々あるが、フィルタ26を分割することで、小さ
な開口スリット11sしか開設できない場合状況であっ
ても、フィルタの装着が可能になる。また、開口スリッ
ト11sを開設する作業がさらに容易になる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、車両に
搭載された状態の車両用空気調和装置に直接フィルタを
取り付けることができる。つまり、既販車に、少ない作
業、改造でフィルタを取り付けることができる。
【0039】特に、本発明では、ガイド部材を用いてお
り、ガイド部材と第2ユニットとの間に溝を形成し、こ
の後フィルタを装着するので、ユニット相互の接続部に
フィルタの縁を係合させる溝のない車両用空気調和装置
にもフィルタを後付けすることができる。
【0040】また、フィルタの縁を連結部の溝部に嵌合
させるので、フィルタの周囲からの空気の漏れを防止で
き、確実な空気清浄を行うことができる。
【0041】さらに、フィルタに固定部材やシール材を
一体的に設けると、フィルタを装着すると同時にフィル
タを固定したり、開口部の密閉を行うことができる。
【0042】また、第1ユニットがクーラユニットであ
り、第2ユニットがヒータユニットである場合、フィル
タは、クーラユニットの下流側、つまりエバポレータの
下流側に設置される。したがって、空調時、エバポレー
タからの飛水、エバポレータ製造時にエバポレータに付
着したフラックス、さらにエバポレータに付着したカビ
胞子などが下流側に飛散していったり、下流側の部材に
かかったりすることを防止できる。
【0043】そして、第2ユニットとガイド部材とによ
り形成された溝に沿ってフィルタの縁をスライド移動さ
せつつフィルタを挿入するので、フィルタを迅速、確実
かつ容易に車両用空気調和装置内に装着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の車両用空気調和装置を示す概略図で
ある。
【図2】 クーラユニットとヒータユニットとの連結部
と、装着される空気清浄フィルタとを示す拡大断面図で
ある。
【図3】 空気清浄フィルタの別の実施例を示す斜視図
である。
【図4】 開口スリットを示す図2の矢印Aに係る矢視
図である。
【図5】 ガイドレールが挿入された開口スリットを示
す正面図である。
【図6】 従来の車両用空気調和装置を示す概略構成図
である。
【図7】 フィルタと、フィルタを保持するフィルタケ
ースとを示す部分側断面図である。
【符号の説明】
10…インテークユニット、 11…クーラユニット、 11s…開口スリット(開口部) 12…ヒータユニット、 13…エバポレータ、 26…空気清浄フィルタ(フィルタ) 26a…ろ過材、 27…フレーム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気が導入されるインテークユニット(10)
    と、エバポレータが設置されたクーラユニット(11)と、
    ヒータコアが設置されたヒータユニット(12)とが連結さ
    れたユニットを有する車載状態の車両用空気調和装置に
    フィルタを装着するフィルタ後付け構造であって、 前記ユニットのうちの1つである第1ユニット(11)は、
    その側部に開口部(11s) を有しており、前記第1ユニッ
    ト(11)とこの第1ユニット(11)に連結される第2ユニッ
    ト(12)との間には、前記開口部(11s) より、前記フィル
    タ(26)を所定の位置に固定するガイド部材(30)が介挿さ
    れており、このガイド部材(30)と前記第2ユニット(12)
    との間に形成される溝(31)に、前記フィルタ(26)の縁(2
    7a〜d)が嵌合されることにより、前記フィルタ(26)が装
    着されているフィルタの後付け構造。
  2. 【請求項2】前記フィルタ(26)は、空気をろ過するろ過
    部(26a) と当該ろ過部(26a) を支持するフレーム(27)を
    有しており、当該フレーム(27)は、前記フィルタ(26)を
    前記車両用空気調和装置内に固定した際に前記開口部(1
    1s) に沿って位置するフレーム(27)の縁(27a〜d)に、前
    記フィルタ(26)と前記第1ユニット(11)とを相互に固定
    する固定部材(28)を有していることを特徴とする請求項
    1に記載のフィルタの後付け構造。
  3. 【請求項3】前記フレーム(27)の縁(27a〜d)に、前記開
    口部(11s) を密閉する密閉部材(29)を取り付けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一方に記
    載されるフィルタの後付け構造。
  4. 【請求項4】前記第1ユニットがクーラユニット(11)で
    あり、前記第2ユニットがヒータユニット(12)であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちのいずれか
    1つに記載のフィルタの後付け構造。
  5. 【請求項5】空気が導入されるインテークユニット(10)
    と、エバポレータが設置されたクーラユニット(11)と、
    ヒータコアが設置されたヒータユニット(12)とが連結さ
    れたユニットを有する車載状態の車両用空気調和装置に
    フィルタ(26)を装着するフィルタの後付け方法であっ
    て、 前記ユニットのうちの1つである第1ユニット(11)の側
    部に開口部(11s) を形成する工程と、 当該開口部(11s) より前記第1ユニット(11)と当該第1
    ユニット(11)に連結される第2ユニット(12)との間に、
    フィルタ(26)を所定の位置で保持するガイド部材(30)を
    介挿して、当該ガイド部材(30)と前記第2ユニット(12)
    との間に溝(31)を形成する工程と、 前記フィルタ(26)の縁(27a〜d)を、前記溝(31)に沿って
    スライド移動させつつ前記フィルタ(26)を車両用空気調
    和装置内に装着する工程と、を有することを特徴とする
    フィルタの後付け方法。
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KR20010065600A (ko) * 1999-12-30 2001-07-11 신영주 공조유니트 여과필터 조립안내장치
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