JPH08164632A - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
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- JPH08164632A JPH08164632A JP31312694A JP31312694A JPH08164632A JP H08164632 A JPH08164632 A JP H08164632A JP 31312694 A JP31312694 A JP 31312694A JP 31312694 A JP31312694 A JP 31312694A JP H08164632 A JPH08164632 A JP H08164632A
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- scanning
- timing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電子写真装置において、印字データを伴う複数
のレーザ光を感光ドラム面上で水平走査させるに際し
て、その走査開始に必要な水平同期開始タイミング信号
の欠落を防止する。 【構成】印字データに基づく複数のレーザ光Ls1〜L
snをそれぞれ水平同期をとりながら水平走査するに際
して、その水平走査開始に必要な水平同期開始タイミン
グを各走査列ごとに時間差を与えてとるために、タイミ
ング用のレーザ光L1〜Lnを、レーザ発生機構から前記
走査列の数だけ且つ時間差を与えながらレーザ光検出セ
ンサ205面上で走査させる。センサ205のレーザ走
査方向の幅を、レーザ光L1〜Lnの全ての間隔の和より
大きくする。センサ205にレーザ光L1〜Lnが順次入
射してそのセンサ出力が段階的に増すごとに、回路10
3が上記タイミング信号を逐次発生させる。
のレーザ光を感光ドラム面上で水平走査させるに際し
て、その走査開始に必要な水平同期開始タイミング信号
の欠落を防止する。 【構成】印字データに基づく複数のレーザ光Ls1〜L
snをそれぞれ水平同期をとりながら水平走査するに際
して、その水平走査開始に必要な水平同期開始タイミン
グを各走査列ごとに時間差を与えてとるために、タイミ
ング用のレーザ光L1〜Lnを、レーザ発生機構から前記
走査列の数だけ且つ時間差を与えながらレーザ光検出セ
ンサ205面上で走査させる。センサ205のレーザ走
査方向の幅を、レーザ光L1〜Lnの全ての間隔の和より
大きくする。センサ205にレーザ光L1〜Lnが順次入
射してそのセンサ出力が段階的に増すごとに、回路10
3が上記タイミング信号を逐次発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ,レー
ザ複写機等、いわゆるレーザを利用した電子写真装置に
係り、さらに詳細には、ドット展開された複数のレーザ
光を感光ドラム上で走査させるためのタイミング信号形
成技術に関する。
ザ複写機等、いわゆるレーザを利用した電子写真装置に
係り、さらに詳細には、ドット展開された複数のレーザ
光を感光ドラム上で走査させるためのタイミング信号形
成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ型の電子写真装置(例えばレーザ
プリンタ)は、図3に示すように、レーザ発生機構20
1より発射されたレーザ光を、定速回転するモータ駆動
型の多面鏡(回転反射ミラー)202に反射させて、感
光ドラム204面上で水平方向に走査させている。この
種の電子写真装置では、解像度を高めるためにレーザ発
生機構201は、ドット展開された印字データに基づく
複数のレーザ光Ls1〜Lsn(nは2以上の整数で、こ
こではLs1〜Ls4の4本とする)を、それぞれ水平同
期をとりながら発生させて、これらのレーザ光Ls1〜
Lsnをミラー202を介して一度に感光ドラム204
面上で水平走査させている(このレーザ光のスポット配
列が斜めにしてある点については後述する)。また、感
光ドラム204は、高安定度の水晶発振器等により生成
された垂直同期信号により図示されないコントローラに
より定速回転制御される。このようにして、予め表面が
帯電した感光ドラム204面のレーザ照射部分が光導電
効果により電位が消失して、印刷プロセスにおける静電
潜像が走査を繰り返すことで形成される。
プリンタ)は、図3に示すように、レーザ発生機構20
1より発射されたレーザ光を、定速回転するモータ駆動
型の多面鏡(回転反射ミラー)202に反射させて、感
光ドラム204面上で水平方向に走査させている。この
種の電子写真装置では、解像度を高めるためにレーザ発
生機構201は、ドット展開された印字データに基づく
複数のレーザ光Ls1〜Lsn(nは2以上の整数で、こ
こではLs1〜Ls4の4本とする)を、それぞれ水平同
期をとりながら発生させて、これらのレーザ光Ls1〜
Lsnをミラー202を介して一度に感光ドラム204
面上で水平走査させている(このレーザ光のスポット配
列が斜めにしてある点については後述する)。また、感
光ドラム204は、高安定度の水晶発振器等により生成
された垂直同期信号により図示されないコントローラに
より定速回転制御される。このようにして、予め表面が
帯電した感光ドラム204面のレーザ照射部分が光導電
効果により電位が消失して、印刷プロセスにおける静電
潜像が走査を繰り返すことで形成される。
【0003】ところで、レーザ発生機構201によっ
て、ドット展開された印字データに基づく複数走査列の
レーザ光Ls1〜Lsnを水平同期をとりながら出力する
場合には、感光ドラム204面上を走査するレーザ光ス
ポット配列が斜めになるように、各走査列の水平同期の
開始タイミングに予め時間差を与えた方が各レーザ光の
必要な走査ピッチを保ち高精度の印刷が得られることが
知られている。
て、ドット展開された印字データに基づく複数走査列の
レーザ光Ls1〜Lsnを水平同期をとりながら出力する
場合には、感光ドラム204面上を走査するレーザ光ス
ポット配列が斜めになるように、各走査列の水平同期の
開始タイミングに予め時間差を与えた方が各レーザ光の
必要な走査ピッチを保ち高精度の印刷が得られることが
知られている。
【0004】このタイミング信号を得るための従来技術
を図3から図5により説明する。図3に示すように、感
光ドラム204の前方傍らに単一のレーザ光検出センサ
205を備えたレーザ光検出機構207を配置する。印
字データに基づくドット展開されたレーザ光Ls1〜L
s4を水平走査するに際して、各走査列の水平同期の開
始タイミングをとるために、レーザ発生機構201は、
タイミング用のレーザ光L1〜Ln(図5に符号L1〜L4
により示す)を前記レーザ光スポット配列に対応して斜
め配列になるよう時間差を与えて発生し、これらのレー
ザ光L1〜Lnを反射ミラー202を介してレーザ光検出
センサ205面上で走査させるようにしてある。
を図3から図5により説明する。図3に示すように、感
光ドラム204の前方傍らに単一のレーザ光検出センサ
205を備えたレーザ光検出機構207を配置する。印
字データに基づくドット展開されたレーザ光Ls1〜L
s4を水平走査するに際して、各走査列の水平同期の開
始タイミングをとるために、レーザ発生機構201は、
タイミング用のレーザ光L1〜Ln(図5に符号L1〜L4
により示す)を前記レーザ光スポット配列に対応して斜
め配列になるよう時間差を与えて発生し、これらのレー
ザ光L1〜Lnを反射ミラー202を介してレーザ光検出
センサ205面上で走査させるようにしてある。
【0005】従来は、図5に示すように、レーザ光検出
センサ205のレーザ走査方向幅Rを、タイミング用の
レーザ光L1〜L4の等価スポット間隔Tよりも小さくし
て、各レーザ光L1〜L4がセンサ205面を順に通過
(このレーザ光L1〜L4はセンサ205面上を通過後に
消灯制御される)させている。
センサ205のレーザ走査方向幅Rを、タイミング用の
レーザ光L1〜L4の等価スポット間隔Tよりも小さくし
て、各レーザ光L1〜L4がセンサ205面を順に通過
(このレーザ光L1〜L4はセンサ205面上を通過後に
消灯制御される)させている。
【0006】このような構成のセンサ205によれば、
レーザ光L1〜L4がセンサ205面上を通過する度に、
そのセンサ出力が図4に示すようなコンパレータ102
に入力され、このセンサ出力により非反転側入力が反転
入力側の比較基準電圧Refを超えると、その時のコン
パレータ出力によりパルス形成回路104′からタイミ
ング信号が発生し、このタイミング信号がコントローラ
(図示せず)に送出される。コントローラは、このタイ
ミング信号を入力すると、Ls1〜Ls4に対応する水平
走査ラインで印字データを伴う水平走査を順番に開始す
る。ここで、印字データとは、文字,図形として現われ
るもののほかに、空白スペース(非潜像となるべき箇
所)に関するデータも含むもので、例えば、書式設定に
より実際に現われる文字等の行の先頭が図3の破線ライ
ンAであったとしても、センサ205・破線ラインA間
にも印字データ(空白スペースに関する印字データ)を
伴う水平走査が水平同期信号及び回転反射ミラーの協働
作用によってなされている。
レーザ光L1〜L4がセンサ205面上を通過する度に、
そのセンサ出力が図4に示すようなコンパレータ102
に入力され、このセンサ出力により非反転側入力が反転
入力側の比較基準電圧Refを超えると、その時のコン
パレータ出力によりパルス形成回路104′からタイミ
ング信号が発生し、このタイミング信号がコントローラ
(図示せず)に送出される。コントローラは、このタイ
ミング信号を入力すると、Ls1〜Ls4に対応する水平
走査ラインで印字データを伴う水平走査を順番に開始す
る。ここで、印字データとは、文字,図形として現われ
るもののほかに、空白スペース(非潜像となるべき箇
所)に関するデータも含むもので、例えば、書式設定に
より実際に現われる文字等の行の先頭が図3の破線ライ
ンAであったとしても、センサ205・破線ラインA間
にも印字データ(空白スペースに関する印字データ)を
伴う水平走査が水平同期信号及び回転反射ミラーの協働
作用によってなされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記方式では、レーザ
光検出センサ205を含めたレーザ光検出機構207で
持つキャパシタ分と抵抗分により形成される時定数によ
り、該センサ出力の放電時間に遅れが生じる。
光検出センサ205を含めたレーザ光検出機構207で
持つキャパシタ分と抵抗分により形成される時定数によ
り、該センサ出力の放電時間に遅れが生じる。
【0008】このため、図6に示すように、各々のタイ
ミング用のレーザ光L1〜L4の走査間隔Tにばらつきが
生じた場合、例えば任意のレーザ光L2・L3間が狭まっ
てしまった場合には、L2相当のセンサ出力が比較基準
電位Refまで落ちきらないうちに、次段(次列)のレ
ーザ光L3がセンサ205に入射され、各々のレーザ光
が分離できず、ひいてはタイミング信号が分離できない
不具合が生じ、これがドット欠落,印字結果の振れの原
因となる。
ミング用のレーザ光L1〜L4の走査間隔Tにばらつきが
生じた場合、例えば任意のレーザ光L2・L3間が狭まっ
てしまった場合には、L2相当のセンサ出力が比較基準
電位Refまで落ちきらないうちに、次段(次列)のレ
ーザ光L3がセンサ205に入射され、各々のレーザ光
が分離できず、ひいてはタイミング信号が分離できない
不具合が生じ、これがドット欠落,印字結果の振れの原
因となる。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、ドット展開された印字データに基づき複数の
レーザ光を感光ドラム面上で走査させて印刷を行なう方
式の電子写真装置において、レーザ光検出センサ上での
タイミング信号発生用のレーザ光L1〜Lnの走査間隔T
にばらつきが生じても水平同期開始のタイミング信号の
欠落(不分離)をなくし、常に各走査列の印字データを
伴う水平走査を保証して精度の良い印字結果が得られる
ようにすることにある。
をなくし、ドット展開された印字データに基づき複数の
レーザ光を感光ドラム面上で走査させて印刷を行なう方
式の電子写真装置において、レーザ光検出センサ上での
タイミング信号発生用のレーザ光L1〜Lnの走査間隔T
にばらつきが生じても水平同期開始のタイミング信号の
欠落(不分離)をなくし、常に各走査列の印字データを
伴う水平走査を保証して精度の良い印字結果が得られる
ようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような課題解決手段を提案する。な
お、構成要素に付した符号は、内容の理解を容易にする
ため実施例における図1,図2の符号を引用した。
成するために、次のような課題解決手段を提案する。な
お、構成要素に付した符号は、内容の理解を容易にする
ため実施例における図1,図2の符号を引用した。
【0011】すなわち、ドット展開された印字データに
基づく複数のレーザ光Ls1〜Lsnをそれぞれ水平同期
をとりながら発生するレーザ発生機構201と、前記レ
ーザ光Ls1〜Lsnを、定速回転する感光ドラム204
面上へ複数走査列で水平走査させるモータ駆動の回転反
射ミラー202とを備え、感光ドラム204の傍らに単
一のレーザ光検出センサ205が配置され、タイミング
用のレーザ光L1〜Lnを、レーザ発生機構201及び回
転反射ミラー202を介して前記走査列の数だけ且つ時
間差を与えながらレーザ光検出センサ205面上で順次
水平走査させて、前記水平同期の開始に必要なタイミン
グ信号を各走査列ごとに順番に(換言すれば時間差をお
いて)発生させるようにしてある電子写真装置におい
て、レーザ光検出センサ205のレーザ走査方向の幅R
を、前記タイミング用のレーザ光L1〜Lnの全てのレー
ザ光スポット配列の総間隔より大きくし、レーザ光検出
センサ205に前記タイミング用のレーザ光L1〜Lnが
順次入射してそのセンサ出力が段階的に増すごとに、前
記タイミング信号を逐次発生させるタイミング信号発生
回路103を備えて成る。
基づく複数のレーザ光Ls1〜Lsnをそれぞれ水平同期
をとりながら発生するレーザ発生機構201と、前記レ
ーザ光Ls1〜Lsnを、定速回転する感光ドラム204
面上へ複数走査列で水平走査させるモータ駆動の回転反
射ミラー202とを備え、感光ドラム204の傍らに単
一のレーザ光検出センサ205が配置され、タイミング
用のレーザ光L1〜Lnを、レーザ発生機構201及び回
転反射ミラー202を介して前記走査列の数だけ且つ時
間差を与えながらレーザ光検出センサ205面上で順次
水平走査させて、前記水平同期の開始に必要なタイミン
グ信号を各走査列ごとに順番に(換言すれば時間差をお
いて)発生させるようにしてある電子写真装置におい
て、レーザ光検出センサ205のレーザ走査方向の幅R
を、前記タイミング用のレーザ光L1〜Lnの全てのレー
ザ光スポット配列の総間隔より大きくし、レーザ光検出
センサ205に前記タイミング用のレーザ光L1〜Lnが
順次入射してそのセンサ出力が段階的に増すごとに、前
記タイミング信号を逐次発生させるタイミング信号発生
回路103を備えて成る。
【0012】
【作用】印字データを伴う複数のレーザ光Ls1〜Lsn
を水平走査するに際して、それらの走査列の水平同期の
開始タイミング(換言すれば、印字データを伴う水平走
査の開始タイミング)をとるために、タイミング用のレ
ーザ光L1〜Ln(例えば、L1〜L4とする)をレーザ光
検出センサ205面上を通過させる(走査する)が、こ
のレーザ光L1〜Lnは、センサ205を通り過ぎるまで
は点灯した状態にある。
を水平走査するに際して、それらの走査列の水平同期の
開始タイミング(換言すれば、印字データを伴う水平走
査の開始タイミング)をとるために、タイミング用のレ
ーザ光L1〜Ln(例えば、L1〜L4とする)をレーザ光
検出センサ205面上を通過させる(走査する)が、こ
のレーザ光L1〜Lnは、センサ205を通り過ぎるまで
は点灯した状態にある。
【0013】一方、センサ205のレーザ走査方向の幅
Rをレーザ光L1〜Lnの全てのレーザ光スポット配列の
総間隔より大きくしてあるため、センサ205面上にレ
ーザ光がL1,L2,…Lnと順次入射され、最終的にL1
〜Lnが全てセンサ205面上に入る。したがって、そ
のセンサ信号の出力が、レーザ光L1〜Lnが順次入射す
るたびに段階的に増す〔図1(b)参照〕。タイミング
信号発生回路103は、このセンサ出力の積み重ね現象
をとらえて、各走査列の水平同期開始のタイミング信号
を逐次発生する。
Rをレーザ光L1〜Lnの全てのレーザ光スポット配列の
総間隔より大きくしてあるため、センサ205面上にレ
ーザ光がL1,L2,…Lnと順次入射され、最終的にL1
〜Lnが全てセンサ205面上に入る。したがって、そ
のセンサ信号の出力が、レーザ光L1〜Lnが順次入射す
るたびに段階的に増す〔図1(b)参照〕。タイミング
信号発生回路103は、このセンサ出力の積み重ね現象
をとらえて、各走査列の水平同期開始のタイミング信号
を逐次発生する。
【0014】このようにすれば、タイミング用のレーザ
光L1〜Lnの走査間隔Tにばらつきが生じても、上記タ
イミング信号をもれなく発生させることが可能になる。
光L1〜Lnの走査間隔Tにばらつきが生じても、上記タ
イミング信号をもれなく発生させることが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1、図2を用いて
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る要部の一例
を示す回路ブロック図及びその動作状態の一例を示すタ
イミングチャート、図2は本実施例の全体概略構成図で
あり、従来と同一符号は同一或いは共通する要素を説明
する。
説明する。図1は、本発明の一実施例に係る要部の一例
を示す回路ブロック図及びその動作状態の一例を示すタ
イミングチャート、図2は本実施例の全体概略構成図で
あり、従来と同一符号は同一或いは共通する要素を説明
する。
【0016】本実施例と図3,図4に示す従来例の構成
上の相異点は、複数のレーザ光Ls1〜Lsnを用いて水
平走査を行う場合において、印字データを伴う水平走査
開始に必要な水平同期開始タイミングをとるための信号
の発生方式にあるので、ここでは、これを中心に説明す
る。
上の相異点は、複数のレーザ光Ls1〜Lsnを用いて水
平走査を行う場合において、印字データを伴う水平走査
開始に必要な水平同期開始タイミングをとるための信号
の発生方式にあるので、ここでは、これを中心に説明す
る。
【0017】既に述べたように、この種の電子写真装置
におけるレーザ発生機構201は、ドット展開された印
字データに基づく複数のレーザ光Ls1,Ls2,…Ls
n(ここでは、Ls1〜Ls4とする)を出力する場合、
それらのレーザ光のスポット配列が斜めになるように、
各レーザ光Ls1〜Lsnの走査開始に予め時間差を与え
ている(図2参照)。
におけるレーザ発生機構201は、ドット展開された印
字データに基づく複数のレーザ光Ls1,Ls2,…Ls
n(ここでは、Ls1〜Ls4とする)を出力する場合、
それらのレーザ光のスポット配列が斜めになるように、
各レーザ光Ls1〜Lsnの走査開始に予め時間差を与え
ている(図2参照)。
【0018】そのため、感光ドラム204の傍ら(例え
ば前方傍ら)に単一のレーザ光検出センサ205付きレ
ーザ光検出機構207を配置し、感光ドラム204に印
字データに基づくドット展開のレーザ光Ls1〜Lsnを
水平走査するに際して、タイミング用のレーザ光L1〜
Lnを、レーザ発生機構201からLs1〜Lsnの走査
列の数だけ且つ時間差を与えながら発生させて、これら
のレーザ光L1〜Lnをレーザ光検出センサ205面上で
順次水平走査させて、上記タイミング信号を各走査列ご
とに時間差を与えて順番に発生させるようにしてある。
ば前方傍ら)に単一のレーザ光検出センサ205付きレ
ーザ光検出機構207を配置し、感光ドラム204に印
字データに基づくドット展開のレーザ光Ls1〜Lsnを
水平走査するに際して、タイミング用のレーザ光L1〜
Lnを、レーザ発生機構201からLs1〜Lsnの走査
列の数だけ且つ時間差を与えながら発生させて、これら
のレーザ光L1〜Lnをレーザ光検出センサ205面上で
順次水平走査させて、上記タイミング信号を各走査列ご
とに時間差を与えて順番に発生させるようにしてある。
【0019】本実施例におけるレーザ光検出センサ20
5は、図1(b)に示すように、レーザ走査方向の幅R
を、レーザ光L1〜Lnの全てのレーザ光スポット配列の
総間隔より大きくして〔これを、式であらわせば、R>
T×(N−1)となる;Nはレーザ光L1〜Lnの本数,
Tはレーザ光同士の等価走査間隔である〕、レーザの走
査方向に複数のレーザ光L1〜Ln全てが入射されるだけ
の大きさを持てるようにしてある。センサ205は、入
射されるレーザ光の強度に応じて、出力電流が変化す
る。このため、該センサ205に入射されるレーザ光の
本数が増す毎に、即ちレーザ光の入射強度が増す毎に該
センサの出力は大きくなる。
5は、図1(b)に示すように、レーザ走査方向の幅R
を、レーザ光L1〜Lnの全てのレーザ光スポット配列の
総間隔より大きくして〔これを、式であらわせば、R>
T×(N−1)となる;Nはレーザ光L1〜Lnの本数,
Tはレーザ光同士の等価走査間隔である〕、レーザの走
査方向に複数のレーザ光L1〜Ln全てが入射されるだけ
の大きさを持てるようにしてある。センサ205は、入
射されるレーザ光の強度に応じて、出力電流が変化す
る。このため、該センサ205に入射されるレーザ光の
本数が増す毎に、即ちレーザ光の入射強度が増す毎に該
センサの出力は大きくなる。
【0020】上記センサ205からの出力電流は抵抗R
L101により電圧変換され、次段のタイミング信号発
生回路103に入力される。このタイミング信号発生回
路103は、レーザ光L1〜Lnと同数のコンパレータ1
02(ここでは1021〜102nとする)を有し、これ
らのコンパレータ1021〜102nは、レーザ光検出セ
ンサ205の出力と基準電圧Ref(ここでは、Ref
1〜Refn)とを比較すると共に、その基準電圧Ref
1〜Refnのレベルを各コンパレータ1021〜102n
毎に異ならせている。具体的には、図1(b)に示すよ
うに、コンパレータ1021の基準電圧ref1はレーザ
光L1のセンサ205出力値より若干低めにしてあり、
コンパレータ1022の基準電圧ref2はレーザ光
L1,L2の和のセンサ205センサ出力値より若干低め
にしてあり、コンパレータ1023の基準電圧ref3は
レーザ光L1,L2,L3の和のセンサ205出力値より
若干低めにしてあり、最終的にコンパレータ102nの
基準電圧Refnはレーザ光L1,L2,L3,…Lnの和
のセンサ205出力値より若干低めにしてある。
L101により電圧変換され、次段のタイミング信号発
生回路103に入力される。このタイミング信号発生回
路103は、レーザ光L1〜Lnと同数のコンパレータ1
02(ここでは1021〜102nとする)を有し、これ
らのコンパレータ1021〜102nは、レーザ光検出セ
ンサ205の出力と基準電圧Ref(ここでは、Ref
1〜Refn)とを比較すると共に、その基準電圧Ref
1〜Refnのレベルを各コンパレータ1021〜102n
毎に異ならせている。具体的には、図1(b)に示すよ
うに、コンパレータ1021の基準電圧ref1はレーザ
光L1のセンサ205出力値より若干低めにしてあり、
コンパレータ1022の基準電圧ref2はレーザ光
L1,L2の和のセンサ205センサ出力値より若干低め
にしてあり、コンパレータ1023の基準電圧ref3は
レーザ光L1,L2,L3の和のセンサ205出力値より
若干低めにしてあり、最終的にコンパレータ102nの
基準電圧Refnはレーザ光L1,L2,L3,…Lnの和
のセンサ205出力値より若干低めにしてある。
【0021】このような比較基準電圧設定により、セン
サ205の出力がレーザ光L1〜Lnの順次入射により増
すごとに、比較基準電圧Refのレベルの小さい方のコ
ンパレータから順に出力されるように設定してあり、こ
れらのコンパレータ1021〜102nの出力状況に基づ
いて上記水平同期開始のタイミング信号を逐次発生する
構成としてある。すなわち、タイミング信号発生回路1
03におけるパルス形成回路104は、コンパレータ1
021の出力だけだと、レーザ光L1に相当するタイミン
グ信号を形成し、コンパレータ1021,1022の出力
だけだとレーザ光L2に相当するタイミング信号を形成
し、…コンパレータ1021〜102nの出力がなされる
とレーザ光Lnに相当するタイミング信号を形成するよ
うにしてある。
サ205の出力がレーザ光L1〜Lnの順次入射により増
すごとに、比較基準電圧Refのレベルの小さい方のコ
ンパレータから順に出力されるように設定してあり、こ
れらのコンパレータ1021〜102nの出力状況に基づ
いて上記水平同期開始のタイミング信号を逐次発生する
構成としてある。すなわち、タイミング信号発生回路1
03におけるパルス形成回路104は、コンパレータ1
021の出力だけだと、レーザ光L1に相当するタイミン
グ信号を形成し、コンパレータ1021,1022の出力
だけだとレーザ光L2に相当するタイミング信号を形成
し、…コンパレータ1021〜102nの出力がなされる
とレーザ光Lnに相当するタイミング信号を形成するよ
うにしてある。
【0022】このようにすれば、タイミング用のレーザ
光L1〜Lnの走査間隔Tにばらつきが生じても、全ての
走査列対応の水平同期開始のタイミング信号をもれなく
発生させることが可能になる。
光L1〜Lnの走査間隔Tにばらつきが生じても、全ての
走査列対応の水平同期開始のタイミング信号をもれなく
発生させることが可能になる。
【0023】このタイミング信号は、図示されないコン
トローラに送出される。コントローラはこのタイミング
信号を入力すると、各走査列の水平同期を順番に時間差
をおいて開始制御して、これに伴いレーザ発生機構20
1が印字データに基づくドット展開のレーザ光出力制御
を行う。そして、感光ドラム204には時間差をおいて
各レーザ光Ls1〜Lsnがそのスポット配列が斜めにな
るよう走査する。
トローラに送出される。コントローラはこのタイミング
信号を入力すると、各走査列の水平同期を順番に時間差
をおいて開始制御して、これに伴いレーザ発生機構20
1が印字データに基づくドット展開のレーザ光出力制御
を行う。そして、感光ドラム204には時間差をおいて
各レーザ光Ls1〜Lsnがそのスポット配列が斜めにな
るよう走査する。
【0024】したがって、レーザ光検出センサ205に
おけるタイミング用レーザ光L1〜Lnの走査間隔Tにば
らつきが生じても、常に水平同期開始(印字データを伴
う水平走査開始)のタイミング信号の欠落をなくして、
ドット欠落ひいては印字結果の振れをなくすことができ
る。
おけるタイミング用レーザ光L1〜Lnの走査間隔Tにば
らつきが生じても、常に水平同期開始(印字データを伴
う水平走査開始)のタイミング信号の欠落をなくして、
ドット欠落ひいては印字結果の振れをなくすことができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドット展
開された印字データに基づき複数のレーザ光を感光ドラ
ム面上で走査させて印刷を行なう方式の電子写真装置に
おいて、レーザ光検出センサ上でのタイミング用のレー
ザ光L1〜Lnの走査間隔Tにばらつきが生じても、印字
データを伴う水平走査開始に必要な水平同期開始タイミ
ング信号を欠落させることなく、常に高精度の印字結果
を保証することができる。
開された印字データに基づき複数のレーザ光を感光ドラ
ム面上で走査させて印刷を行なう方式の電子写真装置に
おいて、レーザ光検出センサ上でのタイミング用のレー
ザ光L1〜Lnの走査間隔Tにばらつきが生じても、印字
データを伴う水平走査開始に必要な水平同期開始タイミ
ング信号を欠落させることなく、常に高精度の印字結果
を保証することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る要部の一例を示す回路
ブロック図及びその動作状態の一例を示すタイミングチ
ャート。
ブロック図及びその動作状態の一例を示すタイミングチ
ャート。
【図2】上記実施例の全体概略構成図。
【図3】従来の電子写真装置の一例を示す概略構成図。
【図4】従来の走査開始タイミングの基点となるべき信
号発生回路を示すブロック図。
号発生回路を示すブロック図。
【図5】上記従来例の一例を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図6】従来の問題点を指摘するタイミングチャート。
1021〜102n…コンパレータ、103…タイミング
信号発生回路、104…パルス形成回路、201…レー
ザ発生機構、202…ミラー、204…感光ドラム、2
05…レーザ光検出センサ、207…レーザ光検出機
構。
信号発生回路、104…パルス形成回路、201…レー
ザ発生機構、202…ミラー、204…感光ドラム、2
05…レーザ光検出センサ、207…レーザ光検出機
構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相田 敏 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 赤井 宗喜 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 菰田 勝仁 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 乙▲め▼ 幸雄 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ドット展開された印字データに基づく複
数のレーザ光Ls1〜Lsnをそれぞれ水平同期をとりな
がら発生するレーザ発生機構と、前記レーザ光Ls1〜
Lsnを、定速回転する感光ドラム面上へ複数走査列で
水平走査させるモータ駆動の回転反射ミラーとを備え、
前記感光ドラムの傍らに単一のレーザ光検出センサが配
置され、タイミング用のレーザ光L1〜Lnを、前記レー
ザ発生機構及び回転反射ミラーを介して前記走査列の数
だけ且つ時間差を与えながら前記レーザ光検出センサ面
上で順次水平走査させて、前記水平同期の開始に必要な
タイミング信号を各走査列ごとに順番に発生させるよう
にしてある電子写真装置において、 前記レーザ光検出センサのレーザ走査方向の幅を、前記
タイミング用のレーザ光L1〜Lnの全てのレーザ光スポ
ット配列の総間隔より大きくし、前記レーザ光検出セン
サに前記タイミング用のレーザ光L1〜Lnが順次入射し
てそのセンサ出力が段階的に増すごとに、前記タイミン
グ信号を逐次発生させるタイミング信号発生回路を備え
て成ることを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項2】 前記タイミング信号発生回路は、前記タ
イミング用のレーザ光L1〜Lnと同数のコンパレータを
有し、これらのコンパレータは、前記レーザ光検出セン
サの出力と基準電圧とを比較すると共に、その基準電圧
のレベルを各コンパレータ毎に異ならせて、前記レーザ
検出センサの出力が前記タイミング用のレーザ光L1〜
Lnの順次入射により増すごとに基準電圧のレベルの小
さい方のコンパレータから順に出力されるように設定し
てあり、これらのコンパレータの出力状況に基づいて前
記タイミング信号を逐次発生する構成としてあることを
特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31312694A JPH08164632A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31312694A JPH08164632A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164632A true JPH08164632A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18037433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31312694A Withdrawn JPH08164632A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08164632A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6414778B1 (en) | 1999-07-29 | 2002-07-02 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Synchronizing signal detecting method and device for multi-beam scanning device |
EP1950621A1 (en) * | 2007-01-23 | 2008-07-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus and signal synchronising method thereof |
US7859558B2 (en) | 2008-07-31 | 2010-12-28 | Ricoh Company, Ltd. | Optical scanning device, control method thereof, and image forming apparatus therewith |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP31312694A patent/JPH08164632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6414778B1 (en) | 1999-07-29 | 2002-07-02 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Synchronizing signal detecting method and device for multi-beam scanning device |
EP1950621A1 (en) * | 2007-01-23 | 2008-07-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus and signal synchronising method thereof |
US8072477B2 (en) | 2007-01-23 | 2011-12-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus and signal synchronizing method thereof |
US7859558B2 (en) | 2008-07-31 | 2010-12-28 | Ricoh Company, Ltd. | Optical scanning device, control method thereof, and image forming apparatus therewith |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |