JPH0816461A - 画像表示用メモリ - Google Patents

画像表示用メモリ

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JPH0816461A
JPH0816461A JP14726794A JP14726794A JPH0816461A JP H0816461 A JPH0816461 A JP H0816461A JP 14726794 A JP14726794 A JP 14726794A JP 14726794 A JP14726794 A JP 14726794A JP H0816461 A JPH0816461 A JP H0816461A
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JP
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register
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column address
row
memory
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JP14726794A
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Takayoshi Yoshida
隆義 吉田
Wataru Maeda
渡 前田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バースト転送性能の向上を図る。 【構成】 端子1から時分割で入力したアドレスを累加
算レジスタ24及び増分レジスタ21に設定し、バース
ト転送モードを起動する。端子1から行アドレスが入力
され、メモリアレイ7の1行がセンスアンプ6に読み出
される。レジスタ24の上位nビットが列アドレスデコ
ーダ5を通してセンスアンプ6の1セルをアクセスし、
読み出しモードならばそのセルからデータを読み出し、
書き込みモードならばそのセルにデータを書き込む。レ
ジスタ24と21の内容が、加算器22で加算され、そ
の加算結果が再度レジスタ24に格納され、列アドレス
の累加算が行われる。その結果、列アドレスの上位nビ
ットはセンスアンプ6の第2番目のセルを選択する。そ
のため、レジスタ24を整数部分nビットと小数点以下
nビットからなる実数と考えた場合、レジスタ21で指
定された実数を一定の間隔として列アドレスが一様に増
加又は減少し、その整数部分の指すメモリセルの系列を
順にアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元動画像生成装置
等に用いられ、画像を表示するための画像表示用メモリ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像表示用メモリとして
は、例えば次のような文献に記載されるものがあり、以
下その構成を図を用いて説明する。 文献:沖’92電子デバイスデータブック メモリLS
I(1992)沖電気工業(株)P.858−859 図2は、前記文献等に記載された従来の画像表示用メモ
リの一構成例を示すブロック図である。この画像表示用
メモリは、例えば4Mビットのメモリであり、行アドレ
ス及び列アドレスA0 〜A9 を時分割で入力する10本
のアドレス入力端子1を有し、それには行アドレスを格
納する行アドレスレジスタ2と列アドレスを格納する列
アドレスレジスタ3が接続されている。行アドレスレジ
スタ2の出力側には、行アドレスをデコードする行アド
レスデコーダ4が接続され、さらに列アドレスレジスタ
3の出力側には、列アドレスをデコードする列アドレス
デコーダ5が接続されている。列アドレスデコーダ5の
出力側には、読み出し信号を検知、増幅するセンスアン
プ6が接続され、該センスアンプ6と行アドレスデコー
ダ4が4Mビットのメモリアレイ7に接続されている。
4Mビットのメモリアレイ7は、複数のメモリセルが1
024行×1024列×4ビットにマトリクス状に配列
され、それらのメモリセルが行アドレス及び列アドレス
で選択されるようになっている。
【0003】メモリアレイ7には、その特定の1行を読
み出したデータを保持する1024列×4ビットのシリ
アルレジスタ8が接続され、該シリアルレジスタ8から
列番号順に読み出されたシリアルデータSD0 〜SD3
が4本のシリアルデータ出力端子9から出力されるよう
になっている。シリアルデータ出力端子9は、画像表示
のためにCRT(ブラウン管)ディスプレイ等に接続さ
れる。センスアンプ6には、入出力バッファ10を介し
て、データD0 〜D3 の入出力を行う4本のデータ端子
11が接続されている。メモリアレイ7に対する読み出
しと書き込みの選択、及びそのタイミングは、図示しな
い制御端子で制御されるようになっている。この種の画
像表示メモリでは、例えば、行アドレスA0 〜A9 がア
ドレス入力端子1に入力されると、その行アドレスA0
〜A9 が行アドレスレジスタ2に格納される。行アドレ
スレジスタ2に格納された行アドレスA0 〜A9 は、行
アドレスデコーダ4でデコードされ、メモリアレイ7の
ある1行が選択される。メモリアレイ7のある1行が選
択されると、その1行のメモリセルに記憶されたデータ
が、パラレルに読み出されてシリアルレジスタ8に保持
され、該シリアルレジスタ8から列番号順にシリアルデ
ータSD0 〜SD3 が順次読み出され、4本のシリアル
データ出力端子9から出力される。
【0004】シリアルレジスタ8の内容を外部に読み出
し、それを終了する間際に、アドレス入力端子1から次
の行アドレスA0 〜A9 を入力し、行アドレスレジスタ
2及び行アドレスデコーダ4を介してメモリアレイ7の
次の1行をシリアルレジスタ8に読み出すようにすれ
ば、該メモリアレイ全体の内容を途切れることなく、シ
リアルデータ出力端子9から外部に読み出すことができ
る。読み出されたシリアルデータSD0 〜SD3 は、図
示しないCRT等で画像表示される。一方、行アドレス
と列アドレスA0 〜A9 を時分割でアドレス入力端子1
から入力すれば、それらの行アドレスと列アドレスが行
アドレスレジスタ2と列アドレスレジスタ3にそれぞれ
設定される。設定された行アドレス及び列アドレスによ
り、指定されたメモリアレイ7の行と列の交差する点の
4ビットのメモリセルが選択される。図示しない制御端
子で読み出しモードになっている場合には、選択された
4ビットのメモリセルの内容がセンスアンプ6で検知、
増幅され、入出力バッファ10で駆動されて読み出しデ
ータD0 〜D3 の形でデータ端子11から出力される。
図示しない制御端子で書き込みモードになっている場合
には、データ端子11から入力された書き込みデータD
0 〜D3 が、入出力バッファ10で駆動され、センスア
ンプ6を通してメモリアレイ7の4ビットのメモリセル
に書き込まれる。読み出しあるいは書き込み、及びその
タイミングは、図示しない制御端子で制御されるのであ
るが、前記のような読み出しと書き込みを引き続いて行
うリードモディファイライト動作も可能である。シリア
ルデータ出力端子9からの読み出し繰り返し時間は、例
えば30nsである。これに対し、データ端子11から
は任意のメモリセルを読み書きできるが、その繰り返し
時間が例えば130nsであり、シリアルデータSD0
〜SD3 の読み出しに対して4倍以上の時間がかかる。
【0005】そこで、特定行の複数の内部メモリセルを
読み書きする場合には、アドレス入力端子1から1度行
アドレスを指定した後、センスアンプ6に読み出し、列
アドレスのみを繰り返し列アドレスレジスタ3に任意に
与えてセンスアンプ6に対して読み書きするページモー
ドがある。このページモードでの繰り返し時間は、例え
ば50nsかかる。従来の画像表示用メモリや、シリア
ルデータ読み出し機能を持たない通常のメモリでは、前
記のように、データ端子11からデータD0 〜D3 の入
出力が行える任意番地アクセスモードとページモードが
用意されている。ところが、メモリ容量の増大、プロセ
ッサの高速化、及びCRTディスプレイ等の高解像度化
が進んでくるにつれ、メモリアクセス時間をさらに短く
したいという要求が出てきた。そこで、列アドレスA0
〜A9 も繰り返し与えないで、メモリ内部で列アドレス
を1つずつ自動的に増加させることによって、特定行の
引き続くメモリセルを連続的にアクセスするバースト転
送モードを持たせたメモリもある。これは、列アドレス
レジスタ3をカウンタに変更したものである。このバー
スト転送モードで読み書きするメモリでは、その繰り返
し時間が例えば10nsあるいはそれ以下に短縮したも
のも存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バースト転送モードの画像表示用メモリでは、列アドレ
スレジスタ3をカウンタで更新する機能しか持たないの
で、例えば、3次元動画像生成装置等で用いられる、列
アドレスを1以外の間隔で変更して読み出し書き込みを
行ったり、列アドレスを整数でない間隔で増減して進ん
だりすることができない。そのため、このような応用に
対してバースト転送性能が生かされないという問題があ
り、未だ技術的に充分満足のゆく画像表示用メモリを提
供することが困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、複数のメモリセルが2m 行×2n 列(但
し、m、nは整数)に配列されそれらのメモリセルが行
アドレス及び列アドレスで選択されるメモリアレイと、
前記メモリアレイの行アドレス及び列アドレスを時分割
で入力する少なくともn本のアドレス入力端子とを備え
た画像表示用メモリにおいて、上位nビットが前記列ア
ドレスを指定する2nビットの累加算レジスタと、前記
列アドレスの増分値を記憶する2nビットの増分レジス
タと、前記累加算レジスタ及び増分レジスタの内容を加
算し、その加算結果を再度該累加算レジスタに格納させ
て前記列アドレスの累加算を行う2nビットの加算器と
を備えている。そして、前記n本のアドレス入力端子か
ら前記累加算レジスタの上位nビット、下位nビット、
前記増分レジスタの上位nビット及び下位nビットの4
者に所定の値を時分割で設定して前記累加算を行いなが
ら前記列アドレスを発生し、前記メモリアレイより読み
出した1行分のデータを列方向に間引き又は重複を許し
て連続的に読み出す構成になっている。
【0008】
【作用】本発明によれば、以上のように画像表示用メモ
リを構成したので、例えば、バースト転送モードを起動
する場合、まず、アドレス入力端子から入力したアドレ
スを時分割で累加算レジスタと増分レジスタに設定し、
バースト転送モードを起動する。バースト転送モードが
起動されると、アドレス入力端子から行アドレスが入力
され、メモリアレイの1行が選択される。そして、累加
算レジスタの上位nビットによって前記選択された1セ
ルがアクセスされ、読み出しモードならばそのセルのデ
ータが読み出され、書き込みモードならばそのセルにデ
ータが書き込まれる。次に、累加算レジスタと増分レジ
スタの内容が加算器で加算され、その加算結果が再度累
加算レジスタに格納されて列アドレスの累加算が行われ
る。その結果、列アドレスの上位nビットは前記選択さ
れた第2番目のセルを選択する。従って、累加算レジス
タを整数部分nビットと小数点以下nビットからなる実
数と考えた場合、増分レジスタで指定された実数を一定
の間隔として列アドレスが一様に増加又は減少し、その
整数部分の指すメモリセルの系列を順にアクセスする。
このようなセルアクセスを必要な回数だけ実行した後、
バースト転送モードを終了する。これにより、例えば、
列アドレスを1以外の間隔で変更して読み出し書き込み
を行ったり、列アドレスを整数でない間隔で増減して進
んだりすることが可能となる。従って、前記課題を解決
できるのである。
【0009】
【実施例】画像表示用メモリの実施例 図1は、本発明の実施例を示す画像表示用メモリの構成
ブロック図であり、従来の図2中の要素と共通の要素に
は共通の符号が付されている。この画像表示用メモリで
は、従来の画像表示用メモリの列アドレスレジスタ3に
代えて、列アドレス累算器20を設けた点のみが異なっ
ている。列アドレス累算器20は、例えばn=10とし
て、上位nビット(DH)21a及び下位nビット(D
L)21bからなる2nビットの増分レジスタ21を有
し、その入力側がアドレス入力端子1に接続され、出力
側が加算器22の入力側に接続されている。加算器22
は、上位nビット(ADD)22a及び下位nビット
(ADD)22bからなる2nビットで構成され、その
出力側とアドレス入力端子1とが、マルチプレクサ23
の入力側に接続されている。マルチプレクサ23は、上
位nビット(MUX)23a及び下位nビット(MU
X)23bからなる2nビットで構成され、加算器22
の出力信号又はアドレス入力端子1からのアドレスA0
〜A9 のいずれか一方を選択する機能を有し、その出力
側が累加算レジスタ24の入力側に接続されている。累
加算レジスタ24は、上位nビット(CH)24a及び
下位nビット(CL)24bからなる2nビットで構成
され、その出力側が、加算器22の入力側に接続される
と共に、該上位nビット24aが列アドレスデコーダ5
の入力側に接続されている。
【0010】本実施例の画像表示用メモリでは、列アド
レス累算器20を除く他の部分が従来の図2の画像表示
用メモリと同一の動作をする。以下、列アドレス累算器
20のレジスタ設定動作(1)と、バースト転送モード
動作(2)とを説明する。 (1) レジスタ設定動作 バースト転送モードの起動に先立ち、列アドレス累算器
20のレジスタ設定が次のようにして行われる。まず、
アドレス入力端子1からnビットのアドレスが入力さ
れ、そのアドレスがマルチプレクサ23の上位ビット2
3aを通って累加算レジスタ24の上位nビット24a
に設定される。この累加算レジスタ24の上位nビット
24aは、メモリアレイ7の列アドレスを指定するた
め、列アドレスデコーダ5の入力側に接続されている。
次に、アドレス入力端子1からnビットの別のアドレス
が入力され、そのアドレスがマルチプレクサ23の下位
nビット23bを通って累加算レジスタ24の下位nビ
ット24bに設定される。さらに、アドレス入力端子1
からnビットのアドレスが入力され、そのアドレスが増
分レジスタ21の上位nビット21aに設定される。そ
の後、アドレス入力端子1からnビットのアドレスが入
力され、そのアドレスが増分レジスタ21の下位nビッ
ト21bに設定される。以上のように、時分割で4回の
レジスタ設定が済むと、バースト転送モードを起動でき
る。
【0011】(2) バースト転送モード動作 まず、アドレス入力端子1から行アドレスA0 〜A9
入力され、それが行アドレスレジスタ2に格納された
後、行アドレスデコーダ4でデコードされてメモリアレ
イ7の1行が選択される。メモリアレイ7の1行が選択
されると、その1行のデータがセンスアンプ6に読み出
される。すると、累加算レジスタ24の上位nビット2
4aが列アドレスデコーダ5でデコードされ、センスア
ンプ6の1セルがアクセスされる。センスアンプ6の1
セルがアクセスされ、読み出しモードならば、そのセル
のデータが入出力バッファ10を通してデータ端子11
に読み出される。書き込みモードならば、データ端子1
1から入力されたデータD0〜D3 が入出力バッファ1
0を通して前記セルに書き込まれる。次に、累加算レジ
スタ24と増分レジスタ21の内容は、加算器22で加
算され、その加算結果が再度累加算レジスタ24に格納
され、列アドレスの累加算が行われる。その結果、列ア
ドレスの上位nビットはセンスアンプ6の第2番目のセ
ルを選択する。従って、累加算レジスタ24を整数部分
nビットと小数点以下nビットからなる実数と考えた場
合、増分レジスタ21で指定された実数を一定の間隔と
して列アドレスが一様に増加又は減少し、その整数部分
の指すメモリセルの系列を順にアクセスする。例えば、
増分レジスタ21の値が1.0以上なら列アドレスの増
加する方向にセルを間引いて進み、該増分レジスタ21
の値が1.0以下なら列アドレスの増加する方向にセル
の重複を許して進む。また、増分レジスタ21の値が負
ならば、列アドレスの減少する方向に進む。このように
してセルアクセスを必要な回数だけ実行した後、バース
ト転送モードを終了する。以上のように、本実施例で
は、1行のセル配列が信号や画像の値の系列を表してい
る場合、その信号や画像を任意の間隔で間引いて標本化
した値をメモリ内部から直接に、かつ非常に高速に取り
出すことができる。このようなバースト転送性能を生か
すための応用例を以下説明する。
【0012】画像表示用メモリの応用例 本実施例の画像表示用メモリは、例えば図3に示すよう
な3次元動画像生成装置に用いられる。図3は、一般的
な3次元動画像生成装置の概略の構成ブロック図であ
る。この3次元動画像生成装置は、データを格納する主
メモリ100を有し、その主メモリ100には装置全体
を制御する中央処理装置(以下、CPUという)200
が接続されている。CPU200には、画像データを格
納する画像メモリ300が接続され、その出力側に、ビ
デオ信号発生回路(以下、ビデオという)400を介し
てCRT500が接続されている。また、CPU200
には、画像の深度zを格納する深度バッファ(以下、Z
バッファという)600が接続されている。図1の画像
表示用メモリは、画像メモリ300及びZバッファ60
0の構成要素として使われる。このような3次元動画像
生成装置を用いて、例えば図4に示すような球の動画像
を生成する場合の動作を説明する。
【0013】図4は3次元動画像生成方法の説明図であ
り、3次元動画像の1コマを示す画像の例が示されてい
る。この画像では、2つの物体(球)A,Bが物体(容
器)Cの中を重力の作用等の下に運動し、衝突する様子
を示している。主メモリ100には表示すべき物体A,
B,Cの形状データが記憶され、CPU200はこれを
取り出して物体A,B,Cの画像を生成し、画像メモリ
300及びZバッファ600内の適当な位置に書き込
む。画像メモリ300は、少なくとも1画素分の画像デ
ータを記憶するメモリである。この画像メモリ300に
おいて、輝度値付きのフルカラー画像の一例では、1画
素あたり赤(R),緑(G),青(B),輝度(I)の
各6ビットをもっており、その内容は常にビデオ400
によってCRT500に画像表示されている。輝度
(I)は、ビデオ400においてR,G,Bの各色成分
に乗算される。さらに、画素毎に深度zの値を例えば1
2ビット記憶するZバッファ600が設けられている。
CPU200は物体A,B,Cの画像を生成する際に画
素毎にその深度zを求め、Zバッファ600に記憶され
た深度と比較し、その結果に基づいて画像データ及び深
度zの書き込みを行うかどうかを判定する隠れ面処理を
行う。この隠れ面処理はCPU200ではなく、Zバッ
ファ600に付随する図示しない比較演算回路等で自動
的に行われることもある。
【0014】次に、本実施例の画像表示用メモリに関連
する物体(球)A,Bの表示方法について説明する。図
4のような物体(球)A,Bの陰影及び深度付き画像を
生成するには、少なくとも数秒を要する。そのため、物
体A,Bが運動する画像を生成するには、予め副画面内
の矩形領域Pに球の深度付き画像を生成しておき、主画
面領域に物体Cの画像を生成した後、その矩形領域Pの
画像を主画面の物体A,Bの位置にそれぞれ矩形転送
し、隠れ面処理によって合成すれば、はるかに高速に画
像が生成される。この場合、中心投影による透視画像と
して表示するには、球の大きさを動的に縮小又は拡大し
て転送する必要がある。この方法は、視点(投影中心)
から投影面までの距離をdとし、該投影面から物体Aの
中心までの距離をzaとすると、 ka=za/(za+d) の深度に中心をもつ大きさ2α(1−ka)の直径をも
つ物体Aを描けばよい。但し、2αは投影面上に中心を
もつ矩形領域Pの直径であるから、その矩形領域Pを
(1−ka)倍に縮小して表示する。
【0015】図5は、点P(Xp,Yp)を中心とする
球に外接する矩形画像を点A(Xa,Ya)を中心とす
る(1−ka)倍の矩形領域に転送する方法(拡大縮小
を伴う矩形転送の方法)を示している。拡大縮小を伴う
矩形転送を行う場合、図5に示すように、転送先の画素
配列に対応する転送元の格子点の配列を求め、例えばそ
の格子点に最も近い画素を選んで転送すればよい。格子
点の座標は、図5から分かるように、行及び列方向に間
隔 m=1/(1−ka) を実数(小数点以下を保持した数)としてこれを累加算
することによって求められ、その値の整数部分を用いて
転送元の画像の画素を間引いて読み出す。ka<0の場
合は、mが1より小さくなるから、重複を許して読み出
す。また、深度方向については、転送元が中心が0で、
半径がαの正値の半球で、転送先は中心がkaで、半径
が Rz=α(1−ka)2 /d の手前を向いた半球であるから、転送元から読み出した
深度値に −(1−ka)2 /d を乗じ、これにkaを加算して転送先に書き込む値とす
る。これを転送先から読み出した深度値と比較して、小
ならば書き込みを行う。
【0016】以上のような透視変換を伴う矩形転送P→
Aは、次式のように表せる。 −Z[Xc+i*m,Yc+j*m]/m2 d+ka<
Z[Xa+i,Ya+j] ならば、 −Z[Xc+i*m,Yc+j*m]/m2 d+ka→
Z[Xa+i,Ya+j] IM[Xc+i*m,Yc+j*m]→IM[Xa+
i,Ya+j] 但し、i,j=−Rx,…,+Rx Rx=α(1−ka) m=1/(1−ka) *;乗算 Z[];Zバッファ600の値 IM[];画像メモリ300の値 また、転送元の球の外部はZバッファ600に負値を記
憶しておき、この場合には転送先で書き込みを行わない
ように制御するものとする。こうして物体Aの画像が主
画面領域に合成表示される。物体Bの画像も、物体Aと
同様、前記のような透視変換を伴う矩形転送によって表
示する。
【0017】図6は、図1の画像表示用メモリを図3の
画像メモリ300及びZバッファ600に用いてその周
辺に3次元矩形転送を高速化する専用回路を設けた矩形
転送専用回路の回路図である。画像表示用メモリ内部の
メモリアレイ7の1行の連続するセル列は、画面上の1
走査線の連続する画素列に対応するように構成する必要
がある。そのため、画像メモリ300の図示しないシリ
アル出力データ端子SDからは、CRT500の画素表
示速度でセル列が読み出されるようになっている。矩形
転送専用回路は、以下のように接続されている。即ち、
CPU200には、バッファ301を介してRGBI行
バッファ303の入力側が接続され、該RGBI行バッ
ファ303の出力側がバッファ305を介して画像メモ
リ300の入出力データ端子Dに接続されている。この
画像メモリ300の入出力データ端子は、バッファ30
2を介してRGBI行バッファ303の入力側に接続さ
れ、該RGBI行バッファ303の出力側が、バッファ
304を介してCPU200に接続されている。また、
CPU200には、バッファ601を介して算術論理演
算ユニット(以下、ALUという)604の入力側が接
続されている。ALU604の出力側は、Z行バッファ
605の入力側に接続され、該Z行バッファ605の出
力側が、バッファ606を介してCPU200に接続さ
れると共に、バッファ607を介してZバッファ600
の入出力データ端子Dに接続されている。この入出力デ
ータ端子は、乗算器602の入力側に接続され、該乗算
器602の出力側が、バッファ603を介してALU6
04の入力側に接続されている。なお、RGBI行バッ
ファ303及びZ行バッファ605は、1行分のデータ
を記憶する高速メモリであり、そのアドレスは、列アド
レスの累加算を制御する図示しないカウンタ等によって
指定される。CPU200は、データやアドレスの設定
等の制御を行う。
【0018】以上のような矩形転送専用回路では、画像
メモリ300及びZバッファ600から、図5の矩形領
域Pの1行分の間引きして得られた画素列をまとめて読
み出す。画像メモリ300については、画素値をそのま
まバッファ302を介してRGBI行バッファ303に
記憶する。Zバッファ600については、読み出した値
に−1/m2 dを乗算器602で乗算し、深度kaをA
LU604で加算した値をZ行バッファ605に記憶す
る。それには、深度kaの値をZ行バッファ605全体
に予め書き込んでおき、それを読み出してALU604
で加算した値を再びZ行バッファ605に書き込む。こ
こで、矩形領域Pの1行の列アドレスの初期値はXc−
Rx*mで、増分はmであるから、これら初期値と増分
の整数部分と小数点以下の部分を画像表示用メモリの累
加算レジスタ24と増分レジスタ21に設定し、2Rx
回読み出す。そして、RGBI行バッファ303及びZ
行バッファ605のデータを、物体Aの対応する行に転
送し、隠れ面処理によって書き込む。物体Aの1行の列
アドレスの初期値は(Xa−Rx)、増分は1.0とし
て画像メモリ300及びZバッファ600内の累加算レ
ジスタ24と増分レジスタ21に設定し、2Rx回リー
ドモディファイライトを実行する。書き込みデータは行
バッファ303,605の値であるが、Zバッファ60
0では転送先から読み出したz値と、行バッファ605
から書き込もうとするz値を、ALU604で比較し、
後者が小さい時のみZバッファ600と画像メモリ30
0の書き込みを実行する。以上のように、1行分をまと
めて読み出した後、1行分まとめて書き込めるような専
用回路をメモリ外部に設ければ、画像表示用メモリのバ
ースト転送機能が利用できるので、1画素づつ転送する
よりはるかに高速処理が行える。なお、本発明は図示の
実施例に限定されず、例えば図1の画像表示用メモリ内
のメモリアレイ7の周辺に、他の機能回路を付加した
り、あるいは図1の画像表示用メモリを上記の応用例以
外に適用する等、種々の変形が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、n本のアドレス入力端子から、累加算レジスタの
上位nビット、下位nビット、増分レジスタの上位nビ
ット及び下位nビットの4者に所定の値を時分割で設定
して累加算を行いながら列アドレスを発生し、メモリア
レイより読み出した1行分のデータを列方向に間引き又
は重複を許して連続的に読み出す構成にしたので、例え
ば、列アドレスを1以外の間隔で変更して読み出し書き
込みを行ったり、列アドレスを整数でない間隔で増減し
て進んだりすることができる。そのため、1行のセル配
列が信号や画像の値の系列を表している場合には、その
信号や画像を任意の間隔で間引いて標本化した値をメモ
リ内部から直接に、かつ非常に高速に取り出すことがで
きる。従って、本発明の画像表示用メモリのバースト転
送機能を3次元動画像生成装置等といった種々の装置に
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像表示用メモリの構成
ブロック図である。
【図2】従来の画像表示用メモリの構成ブロック図であ
る。
【図3】一般的な3次元動画像生成装置の概略の構成ブ
ロック図である。
【図4】図1の画像表示用メモリを用いた3次元動画像
生成方法の説明図である。
【図5】図4における拡大縮小を伴う矩形転送方法の説
明図である。
【図6】図1の画像表示用メモリを用いた矩形転送専用
回路の回路図である。
【符号の説明】
1 アドレス入力端子 2 行アドレスレジスタ 4 行アドレスデコーダ 5 列アドレスデコーダ 6 センスアンプ 7 メモリアレイ 8 シリアルレジスタ 9 シリアルデータ出力端子 11 データ端子 20 列アドレス累算器 21 増分レジスタ 22 加算器 23 マルチプレクサ 24 累加算レジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルが2m 行×2n 列(但
    し、m、nは整数)に配列されそれらのメモリセルが行
    アドレス及び列アドレスで選択されるメモリアレイと、
    前記メモリアレイの行アドレス及び列アドレスを時分割
    で入力する少なくともn本のアドレス入力端子とを備え
    た画像表示用メモリにおいて、 上位nビットが前記列アドレスを指定する2nビットの
    累加算レジスタと、 前記列アドレスの増分値を記憶する2nビットの増分レ
    ジスタと、 前記累加算レジスタ及び増分レジスタの内容を加算し、
    その加算結果を再度該累加算レジスタに格納させて前記
    列アドレスの累加算を行う2nビットの加算器とを備
    え、 前記n本のアドレス入力端子から前記累加算レジスタの
    上位nビット、下位nビット、前記増分レジスタの上位
    nビット及び下位nビットの4者に所定の値を時分割で
    設定して前記累加算を行いながら前記列アドレスを発生
    し、前記メモリアレイより読み出した1行分のデータを
    列方向に間引き又は重複を許して連続的に読み出す構成
    にした、 ことを特徴とする画像表示用メモリ。
JP14726794A 1994-06-29 1994-06-29 画像表示用メモリ Withdrawn JPH0816461A (ja)

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