JPH08164392A - 電解水生成装置 - Google Patents
電解水生成装置Info
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- JPH08164392A JPH08164392A JP5080095A JP5080095A JPH08164392A JP H08164392 A JPH08164392 A JP H08164392A JP 5080095 A JP5080095 A JP 5080095A JP 5080095 A JP5080095 A JP 5080095A JP H08164392 A JPH08164392 A JP H08164392A
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Abstract
菌、消毒用水を得る。 【構成】電解槽内をイオン透過能を有する隔膜にて区画
して形成された一対の隔室のうち、一方の隔室には第
1,第2電極13a,13bを互いに対向して配置して
第1電極室14aを構成し、他方の隔室には第3電極1
3cを配置して第2電極室14bを構成して、希薄食塩
水の第1電極室14a内での電解と、第1,第2電極室
14a,14b間での電気透析とを同時に行い、第2,
第3電極13b,13cに対する電流、電圧を調整する
ことにより第1電極室14a内で生成される生成水のp
Hを3〜7に調整する。
Description
酸ナトリウム等を含有し殺菌作用、消毒作用を有するp
H3〜7の範囲の弱酸性〜中性の電解水を製造するため
の電解水生成装置に関する。
含有し殺菌作用、消毒作用を有する電解水を製造するた
めの電解水生成装置の一形式として、特公平4−420
77号公報に示されているように、電解槽内をイオン透
過能を有する隔膜にて区画して形成された一対の隔室に
それぞれ電極を配置して陽極室と陰極室とを構成し、こ
れら両電極室に供給される希薄食塩水を両電極間で電解
する電解水生成装置がある。当該電解水生成装置におい
ては、陽極室内で次亜塩素酸を含む酸性水が生成される
とともに、陰極室内でアルカリ性水が生成される。
生成装置においては、陽極室側生成水はpHが2〜3と
いう強い酸性水となる。次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリ
ウム等を含む水溶液ではpHが低い程殺菌力は高く、殺
菌力の点からすれば低pH程好ましいが、処理すべき用
途により最適なpHは異なる。例えば、野菜類では、水
溶液が低pHである場合には褐色に変色し易く、その最
適pHは6〜7である。また、手等皮膚の殺菌液、消毒
液に使用する場合も中性に近いほうが好ましい。従っ
て、当該電解水生成装置においては、陽極室側生成水の
pHを調整して弱酸性〜中性にする手段が採られてい
る。
室側生成水のpHを調整する手段として、酸性である陽
極室側生成水と、アルカリ性である陰極室側生成水と、
原水とを、規定された量だけ互いに混合する手段が採ら
れている。しかしながら、かかる混合手段を採用するに
は、これらの陽極室側生成水、陰極室側生成水、および
原水を規定量だけ混合するための各制御バルブが必要で
あるとともに、これらの各水の混合量を正確に制御する
ための制御装置、および面倒な制御方法が必要となる。
ブ、制御装置、および面倒な制御方法を要することな
く、電解時に一方の電極室内にてpH3〜7の弱酸性〜
中性の生成水を生成させることにある。
装置は、電解槽内をイオン透過能を有する隔膜にて区画
して形成された一対の隔室のうち、一方の隔室には第
1,第2の2枚の電極を互いに対向して配置して第1の
電極室を構成するとともに、他方の隔室には第3の1枚
の電極を配置して第2の電極室を構成してなり、被電解
水の前記第1の電極室内での電解と、同第1の電極室と
前記第2の電極室間での電気透析を同時に行うことを特
徴とするものである。
解水として希薄食塩水を採用し、同希薄食塩水を前記両
電極室に供給する態様、前記被電解水として希薄食塩水
を採用し、前記第1の電極室に同希薄食塩水を供給する
とともに、前記第2の電極室には通常の水を供給する態
様を採ることができる。
記第1電極、第2電極および第3電極がこの順序で2つ
の直流電源間に直列的に接続するように構成し、および
/または、前記第1の電極室の第2電極と前記第2の電
極室の第3電極を前記第1の電極室の第1電極が非通電
時に、極性を互いに選択的に切替え可能に構成すること
ができる。これらの構成においては、第2電極として、
水が自由に透過し得る通水性の良好な電極、例えばラス
メタル、パンチングメタル等の多孔板の電極を採用する
ことが好ましい。
解槽内をイオン透過能を有する隔膜にて区画して形成さ
れた一対の隔室のうち、一方の隔室には第1,第2の2
枚の電極を互いに対向して配置して第1の電極室を構成
するとともに、他方の隔室には第3,第4の2枚の電極
を互いに対向して配置して第2の電極室を構成してな
り、被電解水の前記第1の電極室内での電解と同第1の
電極室と前記第2の電極室間での電気透析を同時に行う
第1の処理と、被電解水の前記第2の電極室内での電解
と同第2の電極室と前記第1の電極室間での電気透析と
を同時に行う第2の処理とを選択的に行うことを特徴と
するものである。
電極、第2電極、第3電極および第4電極がこの順序で
2つの直流電源間に直列的に接続されているとともに、
前記第2電極および第3電極は前記直流電源の同一の電
極に切替えスイッチを介して接続されて同切替スイッチ
の切替え動作により前記直流電源に対する接続が選択的
に断続され、かつ前記第1電極および第4電極は前記各
直流電源の同一の電源に各切替スイッチを介してそれぞ
れ接続されてこれら各切替スイッチの切替え動作により
前記各直流電源に対する接続が選択的に断続されるよう
に構成することができる。
装置のうち、前者の電解水生成装置においては、2枚の
電極が配置されている第1の電極室内で被電解水を電解
することができ、同時に電解生成水を第1の電極室と第
2の電極室間で電気透析することができる。この場合、
これら両電極間の電流および/または電圧を調整するこ
とにより第1の電極室内で生成される生成水のpHを3
〜7の範囲に調整することができる。
して希薄食塩水が採用されるが、この希薄食塩水は第
1,第2の両電極室に同様に供給してもよく、またこの
希薄食塩水を第1の電極室に供給するとともに第2の電
極室には通常の水を供給するようにしてもよい。当該電
解水生成装置においては、電解は主として第1の電極室
内の第1電極と第2電極間でなされ、第2電極と第2の
電極室の第3電極間では主としてナトリウムイオン等用
イオン成分の電気透析がなされることから、前者のごと
く第2の電極室にも希薄食塩水を供給する場合には同食
塩水はさほど有効には利用されない。これに対して、当
該電解水生成装置において、後者のごとく第1の電極室
には希薄食塩水を供給するとともに第2の電極室には通
常の水を供給するようにした場合には、第1の電極室で
の電解生成水の生成には影響を及ぼすことがないととも
に、第2の電極室へ供給する分の希薄食塩水の使用を節
約することができて、希薄食塩水を有効に利用すること
ができる。
の電極室の第2電極と第2の電極室の第3電極が第1の
電極室の第1電極が非通電時に、極性を互いに選択的に
切替え可能に構成すれば、電解水生成水の生成運転の途
中または終了後に第2電極と第3電極を正、負各極性に
交互に切替えて運転することでができて、各電極および
各電極室内に付着する電解時に発生したスケールを除去
することができる。これにより、電解生成装置を効率よ
く洗浄することができる。この場合、電解時に陽極専用
として使用する第1電極には通電しないため負荷がかか
らず、第1電極として電解効率のよい白金イリジウム系
の焼成電極を使用しても、イリジウムの溶出による第1
電極の劣化が抑制され、第1電極の寿命を向上させるこ
とができる。また、第2電極および第3電極について
は、これら両電極間での電解を行わないことから、電解
効率が低いが耐久性が高くてコストの低い白金鍍金チタ
ン系の電極を採用することができて、有利である。
後者の電解水生成装置においては、被電解水の第1の電
極室内での電解と同第1の電極室と第2の電極室間での
電気透析を同時に行う第1の処理と、被電解水の第2の
電極室内での電解と同第2の電極室と前記第1の電極室
間での電気透析とを同時に行う第2の処理とを選択的に
行うことができる。これらの各処理においては、前者の
電解水生成装置の場合と同様に、電解生成水のpHを3
〜7の弱酸性〜中性の範囲に調整することができるとと
もに、各処理を交互に行うことにより、両電極室が陽極
室と陰極室に交互に切替えられて、これにより各電極室
および各電極上のスケールが除去され、電解水生成装置
を清浄な状態に保持し得て長時間の連続運転が可能とな
る。
生成装置10を示しており、電解槽11は隔膜12にて
内部を2つの隔室に区画されている。各隔室のうち、一
方の隔室には2枚の電極13a,13bが配設されかつ
他方の隔室には1枚の電極13cが配置されて、一方の
隔室が第1電極室14aに、他方の隔室が第2電極室1
4bに構成されている。隔膜12はイオン透過性を有す
る半透膜である。各電極のうち、第1電極13aおよび
第3電極13cは平板状あり、また第2電極13bはラ
スメタルからなる通水性の良好なものである。第1電極
13aと第2電極13bは第1電極室14a内にて互い
に対向しており、また第2電極13bと第3電極13c
は隔膜12を挟んで互いに対向している。
個の直流電源15a,15bに接続されている。これら
の直流電源15a,15bは互いに直列的に接続されて
おり、第1電極13aは第1電源15aの陽極に接続さ
れ、第2電極13bは両電源15a,15bの陰極、陽
極を接続する接続線に接続され、第3電極13cは第2
電源15bの陰極に接続されている。当該電解水生成装
置10においては、供給ポンプ16aの駆動により貯溜
タンク16bから希薄食塩水が両電極室14a,14b
に供給され、同食塩水は第1電極室14a内にて電解さ
れ、かつ第1電極室14aと第2電極室14b間では電
気透析がなされて、電解生成されて電気透析された一方
の生成水が第1電極室14aから第1流出管17aを通
して流出され、かつ他方の生成水が第2電極室14bか
ら第2流出管17bを通して流出される。
おいては、第1電極13aおよび第2電極13bが配置
されている第1電極室14aが電解槽として機能すると
ともに、第3電極13cが配置されている第2電極室1
4bと第1電極室14a間が電気透析槽として機能し、
供給される希薄食塩水は第1電極室内の第1電極13a
と第2電極13b間で電解され、電解生成水は隔膜12
を介して対向する第2電極13bと第3電極13c間で
電気透析される。この場合、第1電極室14aで生成さ
れるナトリウムイオン等陽イオン成分が第2電極室14
b側へ透過して、第1電極室14aで生成される電解水
を弱アルカリ性から中性〜酸性に移行させる。このた
め、第2電極13bと第3電極13c間の電流および/
または電圧を調整することにより、第1電極室14a内
で生成される陽イオン成分の透過量を制御し得て、第1
電極室側生成水のpHを3〜7の範囲に容易に調整する
ことができる。
塩水の電解実験1および電解実験2を行った。電解実験
1においては、被電解水として0.10wt%の希薄食
塩水を採用し、第1電極13aと第2電極13b間の電
流,電圧を20A,5Vに、第2電極13bと第3電極
13c間の電流、電圧を表1に示す値に、各流出管17
a,17bからの生成水の流出量を2.0L/minに
それぞれ設定して行い、各電極室14a,14bから流
出する生成水として表1に示す特性の第1電極室側生成
水と、第2電極室側生成水を得た。また、電解実験2に
おいては、被電解水として0.15wt%の希薄食塩水
を採用し、第1電極13aと第2電極13b間の電流,
電圧を30A,6Vに、第2電極13bと第3電極13
c間の電流,電圧を表2に示す値に、各流出管17a,
17bからの生成水の流出量を0.5L/minにそれ
ぞれ設定して行い、各電極室14a,14bから流出す
る生成水として表2に示す特性の第1電極室側生成水お
よび第2電極室側生成水を得た。
に係る電解水生成装置20を示しており、当該電解水生
成装置20において、電解槽21は第1実施例に係る電
解水生成装置10の電解槽11と同一の構成のもので、
隔膜22にて区画された各区画室のうち一方の隔室は第
1電極23aと第2電極23bを配置されて第1電極室
24aに構成され、かつ他方の隔室は第3電極23cを
配置されて第2電極室24bに構成されている。各電極
23a,23b,23cは各直流電源25a,25bに
対して、第1実施例の各電極13a,13b,13cと
同様に直列的に接続されている。しかして、当該電解水
生成装置20においては、供給ポンプ26aの駆動によ
り、第1電極室24aに貯溜タンク26bから希薄食塩
水が供給され、かつ第2電極室24bには通常の水であ
る水道水が供給される。
おいては、第1電極23aおよび第2電極23bが配置
されている第1電極室24aが電解槽として機能すると
ともに、第3電極23cが配置されている第2電極室2
4bと第1電極室24a間が電気透析槽として機能し、
供給される希薄食塩水は第1電極室24a内の第1電極
23aと第2電極23b間で行われ、隔膜22を介して
対向する第2電極23bと第3電極23c間では電気透
析が行われる。この電気透析においては、第1電極室2
4aで生成されるナトリウムイオン等陽イオン成分が第
2電極室24b側へ透過して、第1電極室24aで生成
される生成水を弱アルカリ性から中性〜酸性に移行させ
る。
間の電流および/または電圧を調整することにより第1
電極室24a内で生成される陽イオン成分の透過量を制
御し得て、第1電極室側生成水のpHを3〜7の範囲に
容易に調整することができる。この場合、第1電極室2
4aのみに希薄食塩水を供給しているにすぎないが、第
1電極室側生成水の生成には何等の影響も及ぼすことが
ないとともに、第2電極室24bへは水道水を供給する
ことにより希薄食塩水の使用を節約することができて、
希薄食塩水を有効に利用することができる。
塩水の電解実験を行った。電解実験においては、被電解
水として0.10wt%の希薄食塩水(水温26℃)を
採用して、この希薄食塩水を第1電極室24aに流量
2.5L/minで供給するとともに、第2電極室24
bには水道水(水温26℃)を流量2.0L/minで
供給して電解、および電気透析を行った。また、第1電
極23aと第2電極23b間、および第2電極23bと
第3電極23c間の電流,電圧は表3に示す値に設定し
た。各電極室24a,24bから流出する生成水として
表3に示す特性の第1電極室側生成水と第2電極室側生
成水が得られ、かかる特性に基づく第2電極23bと第
3電極23c間の電圧と第1電極室側生成水のpH、有
効塩素量との関係を図5および図6のグラフに示す。
係る電解水生成装置30を示しており、電解槽31は隔
膜32にて内部を2つの隔室に区画されている。各隔室
のうち、一方の隔室には2枚の電極33a,33bが配
設されかつ他方の隔室にも2枚の電極33c,33dが
配置されて、一方の隔室が第1電極室34aに構成さ
れ、かつ他方の隔室が第2電極室34bに構成されてい
る。隔膜32はイオン透過性を有する半透膜である。各
電極のうち、第1電極33aおよび第4電極33dは平
板状あり、また第2電極33bおよび第3電極33cは
ラスメタルからなる通水性の良好なものである。第1電
極33aと第2電極33bは第1電極室34a内にて互
いに対向し、第3電極33cと第4電極33dは第2電
極室34b内にて互いに対向しており、また第2電極3
3bと第3電極33cは隔膜32を挟んで互いに対向し
ている。
3dは2個の直流電源35a,35bに接続されてい
る。これらの直流電源35a,35bは互いに直列的に
接続されており、第1,第4電極33a,33dは第1
電源35aの陽極と第2電源35bの陰極に第1,第2
切替スイッチ36a,36bを介して接続され、第2,
第3電極33b,33cは第3切替えスイッチ36cを
介して両電源35a,35bの陰極、陽極を接続する接
続線に接続されている。
は互いに連動して動作するもので、図3に示す接続状態
においては、第1電極室34aを電解槽に構成するとと
もに第2電極室34bと第1電極室24a間を電気透析
槽に構成し、連動して切替え動作することにより、第1
電極室34aと第2電極室34b間を電気透析槽に構成
するとともに第2電極室34bを電解槽に構成する。本
実施例においては以下、前者を第1の処理態様と称する
とともに、後者を第2の処理態様を称する。
ポンプ37aの駆動により貯溜タンク37bから希薄食
塩水が両電極室34a,34bに供給され、同食塩水は
両電極室34a,34bにて処理され、各処理水は切替
えバルブ38aを介して第1流出管38b、第2流出管
38cから流出される。切替えバルブ38aは各切替え
スイッチ36a,36b,36cと連動して切替え動作
するもので、図示の状態においては第1流出管38bを
第1電極室34aに接続するとともに、第2流出管38
cを第2電極室34bに接続し、切替え動作によりこれ
とは逆の接続状態を構成する。
おいては、図3に示す第1の処理態様においては、第1
電極室34aが電解槽として機能するとともに第2電極
室34bと第1電極室34a間が電気透析槽として機能
し、供給される希薄食塩水は第1電極室34a内の第1
電極33aと第2電極33b間で電解が行われ、第2電
極33bと第2電極室34b内の第4電極33d間で電
気透析が行われる。この電気透析においては、第1電極
室34aで生成されるナトリウムイオン等の陽イオン成
分が第2電極室34b側へ透過して、第1電極室34a
で生成される第1電極室側生成水を弱アルカリ性から中
性〜酸性に移行させる。
間の電流および/または電圧を調整することにより第1
電極室34a内で生成される陽イオン成分の透過量を制
御し得て、第1電極室側生成水のpHを3〜7の範囲に
容易に調整することができる。第1電極室34aにて生
成される第1電極室側生成水は第1流出管38bから流
出され、第2電極室34b内で生成される第2電極室側
生成水は第2流出管38cから流出される。
す第1の処理態様において、各切替えスイッチ36a,
36b,36cおよび切替えバルブ38aを切替え動作
させると、第2の処理態様が構成される。この第2の処
理態様においては、第1電解室34aと第2電極室34
b間が電気透析槽として機能するとともに第2電極室3
4bが電解槽として機能し、供給される希薄食塩水は第
2電極室34b内の第3電極33cと第4電極33d間
で電解が行われ、第3電極33cと第1電極室34a内
の第1電極33a間で電気透析が行われる。この電気透
析においては、第2電極室34bで生成されるナトリウ
ムイオンが第1電極室34a側へ透過して、第2電極室
34bで生成される第2電極側生成水を弱アルカリ性か
ら中性〜酸性に移行させる。
間の電流および/または電圧を調整することにより第2
電極室34b内で生成される陽イオンの透過量を制御し
得て、第2電極室側生成水のpHを3〜7の範囲に容易
に調整することができる。第2電極室34bにて生成さ
れる第2電極室側生成水は第1流出管38bから流出さ
れ、第1電極室34a内で生成される第1電極室側生成
水は第2流出管38cから流出される。
いては、第1,第2のいずれの処理態様においても、電
解生成水のpHを3〜7を弱酸性〜中性の範囲に調整す
ることができるが、特に第1,第2の処理態様を交互に
切換えて行うことにより、両電極室34a,34bが電
解槽に交互に切替えられて、各電極室34a,34bお
よび各電極33a〜33d上のスケールが除去され、電
解水生成装置30を清浄な状態に保持し得て長時間の連
続運転が可能となる。
に係る電解水生成装置40が示されている。当該電解水
生成装置40において、電解槽41は基本的には図1に
示す第1実施例に係る電解生成装置10の電解槽11と
同一であり、第2電極43bと第3電極43cの直流電
源45a,45bに対する接続関係がわずかに相違す
る。従って、以下にはかかる相違について詳細に説明す
るとともに、同一の構成部材および構成部位について
は、40番台の類似の符号を付してその詳細な説明を省
略する。
て、各電極43a,43b,43cは2個の直流電源4
5a,45bに接続されている。これらの直流電源45
a,45bは互いに直列的に接続されており、第1電極
43aは第1スイッチ48aを介して第1電源45aの
陽極に接続され、かつ第2電極43bと第3電極43c
は第2スイッチ48bを介して両電源45a,45bの
陰極、陽極を接続する接続線に接続されているととも
に、第3スイッチ48cを介して第2電源45bの陰極
に接続されている。第1スイッチ48aは開閉スイッチ
であり、また第2,第3スイッチ48b,48cは切替
えスイッチであって、これら両スイッチ48b,48c
は互いに連動して動作する。
態にある場合には、第1電極室44aが電解槽を構成す
るとともに第2電極室44bと第1電極室44a間が電
気透析槽を構成する。従って、当該電解水生成装置40
はこの接続状態においては、第1実施例に係る電解水生
成装置10と同様に電解、および電気透析が行われ、第
1電極室44aからはpH3〜7の生成水が流出する。
は、電解水の生成運転途中または終了後に第1電極43
aへの通電を停止した状態で第2電極43bと第3電極
43cへ通電するとともに、所定時間通電した後、両切
替えスイッチ48b,48cにより両電極43b,43
cの電源に対する接続を切替えて所定時間通電する。こ
れにより、両電極43b,43cを正、負各極性に交互
に切替えることでができて、各電極43a〜43cおよ
び各電極室44a,44b内に付着する電解時に発生し
たスケールを除去することができて、電解水生成装置を
効率よく洗浄することができる。当該電解水生成装置4
0の運転では例えば、電解水の生成運転を20時間行
い、次いで洗浄運転を10分間おこなう。この洗浄運転
では、両電極43b,43cの正負の切替えを5分後に
行う。
極専用として使用する第1電極43aには通電しないた
め負荷がかからず、第1電極43aとして電解効率のよ
い白金イリジウム系の焼成電極を使用しても、イリジウ
ムの溶出による第1電極43aの劣化が防止され、第1
電極43aの寿命を向上させることができる。また、第
2電極43bおよび第3電極43cについては、これら
両電極間では電解を行わないことから、電解効率は低い
が耐久性が高くてコストの低い白金鍍金チタン系の電極
を採用することができる。このため、当該電解水生成装
置40は電解水生成にとって極めて有利である。
略構成図である。
図である。
図である。
図である。
験における第2,第3電極間の電圧と第1電極室側生成
水のpHの関係を示すグラフである。
験における第2,第3電極間の電圧と第1電極室側生成
水の有効塩素量の関係を示すグラフである。
1,31,41…電解槽、12,22,32,42…隔
膜、13a,23a,33a,43a…第1電極、13
b,23b,33b,43b…第2電極、13c,23
c,33c,43c…第3電極、33d…第4電極、1
4a,24a,34a,44a…第1電極室、14b,
24b,34b,44b…第2電極室、15a,25
a,35a,45a…第1電源、15b,25b,35
b,45b…第2電源、36a,36b,36c…切替
えスイッチ、38a…切替えバルブ、48b,48c…
切替えスイッチ。
Claims (7)
- 【請求項1】電解槽内をイオン透過能を有する隔膜にて
区画して形成された一対の隔室のうち、一方の隔室には
第1,第2の2枚の電極を互いに対向して配置して第1
の電極室を構成するとともに、他方の隔室には第3の1
枚の電極を配置して第2の電極室を構成してなり、被電
解水の前記第1の電極室内での電解と、同第1の電極室
と前記第2の電極室間での電気透析を同時に行うことを
特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の電解水生成装置におい
て、前記被電解水として希薄食塩水を採用し、同希薄食
塩水を前記両電極室に供給することを特徴とする電解水
生成装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の電解水生成装置におい
て、前記被電解水として希薄食塩水を採用し、前記第1
の電極室に同希薄食塩水を供給するとともに、前記第2
の電極室には通常の水を供給することを特徴とする電解
水生成装置。 - 【請求項4】請求項1,2または3に記載の電解水生成
装置において、前記第1電極、第2電極および第3電極
がこの順序で2つの直流電源間に直列的に接続されてい
ることを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項5】請求項1,2,3,4に記載の電解水生成
装置において、前記第1の電極室の第2電極と前記第2
の電極室の第3電極が前記第1の電極室の第1電極が非
通電時に、極性を互いに選択的に切替え可能に構成され
ていることを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項6】電解槽内をイオン透過能を有する隔膜にて
区画して形成された一対の隔室のうち、一方の隔室には
第1,第2の2枚の電極を互いに対向して配置して第1
の電極室を構成するとともに、他方の隔室には第3,第
4の2枚の電極を互いに対向して配置して第2の電極室
を構成してなり、被電解水の前記第1の電極室内での電
解と同第1の電極室と前記第2の電極室間での電気透析
を同時に行う第1の処理と、被電解水の前記第2の電極
室内での電解と同第2の電極室と前記第1の電極室間で
の電気透析とを同時に行う第2の処理とを選択的に行う
ことを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項7】請求項6に記載の電解水生成装置におい
て、前記第1電極、第2電極、第3電極および第4電極
がこの順序で2つの直流電源間に直列的に接続されてい
るとともに、前記第2電極および第3電極は前記直流電
源の同一の電極に切替えスイッチを介して接続されて同
切替スイッチの切替え動作により前記直流電源に対する
接続が選択的に断続され、かつ前記第1電極および第4
電極は前記各直流電源の同一の電源に各切替スイッチを
介してそれぞれ接続されてこれら各切替スイッチの切替
え動作により前記各直流電源に対する接続が選択的に断
続されることを特徴とする電解水生成装置。
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1995
- 1995-03-10 JP JP05080095A patent/JP3802580B2/ja not_active Expired - Fee Related
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