JPH0816354B2 - 住宅ユニットの接合構造 - Google Patents

住宅ユニットの接合構造

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JPH0816354B2
JPH0816354B2 JP21560790A JP21560790A JPH0816354B2 JP H0816354 B2 JPH0816354 B2 JP H0816354B2 JP 21560790 A JP21560790 A JP 21560790A JP 21560790 A JP21560790 A JP 21560790A JP H0816354 B2 JPH0816354 B2 JP H0816354B2
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JP
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housing unit
unit
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plate
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成康 村田
奈保美 小野
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ユニット工法の住宅を構成する住宅ユニッ
トの接合構造に関し、特にスキップフロア型のユニット
住宅に利用できる。
〔背景技術〕
従来より、床を半階ずらせて設けるスキップフロア型
の住宅が知られている。このスキップフロア型の住宅を
一般の鉄骨構造で建てるためには、第12図に示すよう
に、柱91に対して床を支持する梁92を互い違いに取付け
る必要があった。
しかしながら、このような構造では、強度を確保する
ために梁92が接続される柱91部分にダイヤフラム93を設
けなければならなかった。このため、複数の短い鉄骨柱
をダイヤフラム93を介して接続して柱91を形成しなけれ
ばならず、加工作業が煩雑なうえ溶接作業も多くなって
作業性が悪く、さらに、鉄骨の精度も低下するという問
題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、近年、工場で予め生産された住宅ユニット
を組み合わせて建てることで、現場作業割合を低下させ
て施工期間を短縮し、かつコストを低減するといった利
点を備えるユニット住宅が広く利用されるようになっ
た。
しかしながら、従来、一方の住宅ユニットの柱の上端
部または下端部と、他方の住宅ユニットの柱の長手方向
途中とを接合する構造がなかったため、ユニット工法に
よってスキップフロア型の住宅を建てることができなか
った。
このため、スキップフロア型の住宅を建てる場合に
は、前述した種々の問題を有する一般の鉄骨構造を用い
なければならないため、ユニット工法によるスキップフ
ロア型の住宅が望まれていた。特に、近年のボックス型
の住宅ユニットを用いたユニット住宅では、各ユニット
の精度が向上しているため、水平方向に隣接する住宅ユ
ニット間の間隔を狭くすることができるようになった。
このため、ユニット間の作業スペースが殆どないユニッ
ト住宅においても住宅ユニットの上端部または下端部と
柱の長手方向途中とを容易に接合できる構造が望まれて
いた。
本発明の目的は、ボックス型の住宅ユニットを用いた
ユニット住宅においても、一方の住宅ユニットの上端部
または下端部と他方の住宅ユニットの柱の長手方向途中
とを接合することができ、よってスキップフロア型のユ
ニット住宅を建てることが可能となる住宅ユニットの接
合構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の住宅ユニットの接合構造は、ユニット工法の
住宅を構成する住宅ユニットの接合構造であって、一方
の住宅ユニットの柱の上端部または下端部に断面略L字
形とされて水平部および垂直部を有する接合プレートの
水平部が固定されるとともに、他方の住宅ユニットの柱
の長手方向途中の側面に前記接合プレートの垂直部が固
定され、前記一方の住宅ユニットの上端部または下端部
と前記他方の住宅ユニットの柱の長手方向途中とは前記
接合プレートを介して接合されていることを特徴とする
ものである。
ここで、住宅ユニットとしては、四隅の4本の柱の上
下端間が天井梁および床梁で結合されたボックス型の住
宅ユニットなどが利用できる。
〔作用〕
本発明においては、一方の住宅ユニットの柱の上端部
または下端部と他方の住宅ユニットの柱の長手方向途中
の側面とは接合プレートを介して接合される。
この際、ユニット住宅においては、住宅ユニットの柱
の下端部間に床梁が結合され、住宅ユニットの上端部間
に天井梁が結合されるので、柱の上端部または下端部と
柱の長手方向途中とで接合された各住宅ユニットの床は
高さ方向にずれて配置され、スキップフロアが形成され
る。従って、スキップフロア型のユニット住宅が建てら
れる。
また、断面略L字形に形成された接合プレートの水平
部を前記柱の上端部または下端部に固定し、垂直部を前
記柱の側面に固定しているので、各ユニット間の間隔が
狭い場合であっても両ユニットを接合することが可能と
なり、これらにより前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明は、第1図に示すように、スキップフロア型の
ユニット住宅1を建てる際に、通常の基礎2A上に配置さ
れたボックス型の住宅ユニット3と、基礎2より住宅ユ
ニット3の半階分高く形成された高基礎2B上に配置され
たボックス型の住宅ユニット4とを接合する構造であ
る。
第2図に示すように、隣接配置された2つの住宅ユニ
ット3の柱6の長手方向途中である高さ方向中央部の住
宅ユニット4側の側面6Aには、雌ねじ10Aが形成された
タッププレート10がそれぞれ溶接により固定されてい
る。
また、この住宅ユニット3よりも半階分低く配置され
た2つの住宅ユニット4の隣接する柱6の柱頭6Bには、
大小各1本づつ計2本のガイドピン11,12がそれぞれ立
設されている。
この住宅ユニット4の柱頭6Bには、接合プレート20が
固定される。接合プレート20は、第3図および第4図に
も示すように、断面L字形に形成されて水平部21および
垂直部22を備えている。
水平部21には、各柱6のガイドピン11,12が挿入され
て位置合わせを行うための穴23,24と、上下接合用の穴2
5とがそれぞれ形成されている。この水平部21は、ユニ
ット4の天井梁5に取付けられた上下接合用ブラケット
27に溶接固定されたナット28に、穴25を介して螺合され
るボルト29により住宅ユニット4の上端部である柱頭6B
に取付けられる。なお、住宅ユニット4の上にさらに他
のユニット4を配置する場合には、第4図に示すよう
に、接合プレート20の上下両側に配置された2つのユニ
ット4を介して前記ボルト29およびナット28を螺合すれ
ばよい。
一方、垂直部22には、住宅ユニット3の各タッププレ
ート10の雌ねじ10Aに対応した2つの穴30が形成されて
おり、垂直部22は、この穴30を介して前記雌ねじ10Aに
螺合されるボルト31により住宅ユニット3の柱6に取付
けられる。
このような構成の本実施例において住宅ユニット3,4
を接合するには、まず住宅ユニット4の柱頭6Bのガイド
ピン11,12に接合プレート20の穴23,24を嵌めて接合プレ
ート20を配置する。
次いで、接合プレート20の水平部21を上下接合用ブラ
ケット27にボルト止めするとともに、垂直部22を住宅ユ
ニット3の柱6のタッププレート10にボルト止めする。
ここで、住宅ユニット3と住宅ユニット4とは、接合
プレート20を介して柱6の長手方向途中と柱頭6B部分と
で接合され、つまり床が高さ方向にずれた状態で接合さ
れ、よってスキップフロア型のユニット住宅1が建てら
れる。
このような構成の本実施例によれば、住宅ユニット3
の柱6の長手方向途中部分と住宅ユニット4の柱頭6Bと
を接合可能、つまり住宅ユニット3,4を高さ方向に床が
ずれた状態で水平接合できるので、ユニット工法によっ
てスキップフロア型の住宅1を建てることができる。
また、接合プレート20は、断面L字形に形成され、そ
の水平部21がユニット4の上端部に固定され、垂直部22
がユニット3の柱6の長手方向途中の側面6Aに固定され
ているので、ユニット3,4を近接した状態で接合するこ
とができる。このため、ユニット間の間隔が狭いボック
ス型のユニット住宅においても、ユニット3,4を床をず
らした状態で確実に接合できる。
さらに、タッププレート10は柱6から殆ど突出しない
ため、工場で予め溶接固定しておくことが可能であり、
この場合には建設現場でボルト29,31の締付作業を行う
だけでユニット3,4を接合することができ、またその両
ボルト29,31の締付作業も接合プレート20の同一面側か
らそれぞれ行うことができる。従って、現場作業割合が
低下して作業性が向上し、施工期間を短縮できるととも
に作業コストも低減できる。
また、接合プレート20は単に平板を折曲し、適宜穴2
3,24,25,30を加工するだけで形成できるので、低コスト
で製造することができる。
尚、本発明は前記実施例の構成等に限らず、本発明の
目的を達成できる範囲の変形は本発明に含まれるもので
ある。
例えば、前記実施例では、接合プレート20の垂直部22
を住宅ユニット3の柱6の長手方向途中の側面6Aにボル
ト止めしていたが、第5図に示すように、各柱6の側面
6Aに連続しかつ直交する側面6Cにタッププレート10をそ
れぞれ溶接固定するとともに、接合プレート20の垂直部
22を、水平部22に垂直な立上がり部41と、この立上がり
部41の両側に連続しかつ直交する接続部42とで平断面が
略コ字形となるように形成し、この接続部42に形成され
た穴43を介してボルト31をタッププレート10の雌ねじ10
Aに螺合して接合プレート20の垂直部22を柱6の長手方
向途中に固定してもよい。この場合には、前記実施例と
同様の効果が得られるほか、接合プレート20の垂直部22
の柱6への接合剛性をより高くできるという効果もあ
る。
また、第6図および第7図に示すように、平断面略コ
字形に形成された垂直部22の接続部42を柱6の幅寸法よ
り長く形成し、この柱6の裏側で前記対向配置された接
続部42間に長ボルト45を通してナット46に螺合し、この
ボルト45およびナット46を締付けて接続部42を柱6に圧
着させることで柱6の長手方向途中に接合プレート20の
垂直部22を固定してもよい。この場合には、タッププレ
ート10が不要となるため、タッププレート10の溶接作業
が無くなり作業性をより一層向上できるという効果もあ
る。
さらに、第8図および第9図に示すように、接合プレ
ート20の垂直部22を柱6を挟んで対向配置された2つの
立上がり部51と、この立上がり部51間を連結する連結部
52とで構成し、各立上がり部51の雌ねじ53に螺合された
ボルト54の先端を柱6に当接させて垂直部22を柱6の長
手方向途中に固定してもよい。
また、第10図および第11図に示すように、垂直部22を
立上がり部41およびこの立上がり部41に柱6を挟んで対
向配置されたプレート56で構成し、立上がり部41、柱6
およびプレート56を貫通するボルト57をナット58に螺合
して垂直部22を柱6の長手方向途中に固定してもよい。
さらに、前記実施例では、ボックス型の住宅ユニット
3,4の接合に本発明を利用していたが、天井梁の無いU
形の住宅ユニットの接合に利用してもよい。
また、前記実施例では、住宅ユニット4の柱6の上端
部である柱頭6Bと、住宅ユニット3の柱6の長手方向途
中との接合に本発明を利用していたが、住宅ユニット4
の柱6の下端部と住宅ユニット3の柱6の長手方向途中
との接合にも利用することができる。この際、接合プレ
ート20は、基礎2Bとユニット4との間に配置するなどで
固定できる。
さらに、本発明は、前記実施例の高基礎2Bを有するス
キップフロア型のユニット住宅1に限らず、半地下部分
を備えたスキップフロア型のユニット住宅など、床がず
れて配置されるユニット住宅に広範に利用できる。
〔発明の効果〕
本発明の住宅ユニットの接合構造によれば、住宅ユニ
ットを高さ方向に床がずれた状態で水平に接合すること
ができ、よってユニット工法によりスキップフロア型の
住宅を建てることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のスキップフロア型ユニット
住宅を示す概略斜視図、第2図および第3図は住宅ユニ
ットの接合構造を示す分解斜視図および斜視図、第4図
は住宅ユニットの接合構造を示す縦断面図、第5図は本
発明の変形例を示す斜視図、第6図および第7図は他の
変形例を示す斜視図および平断面図、第8図および第9
図はその他の変形例を示す斜視図および平断面図、第10
図および第11図はさらにその他の変形例を示す斜視図お
よび平断面図、第12図は一般の鉄骨構造によるスキップ
フロア型住宅を示す概略斜視図である。 1…スキップフロア型のユニット住宅、2A,2B…基礎、
3,4…住宅ユニット、5…天井梁、6…柱、6A,6C…側
面、6B…柱頭、10…タッププレート、20…接合プレー
ト、21…水平部、22…垂直部、27…上下接合用ブラケッ
ト、41,51…立上がり部、42…接続部、52…連結部、56
…プレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット工法の住宅を構成する住宅ユニッ
    トの接合構造であって、一方の住宅ユニットの柱の上端
    部または下端部に断面略L字形とされて水平部および垂
    直部を有する接合プレートの水平部が固定されるととも
    に、他方の住宅ユニットの柱の長手方向途中の側面に前
    記接合プレートの垂直部が固定され、前記一方の住宅ユ
    ニットの上端部または下端部と前記他方の住宅ユニット
    の柱の長手方向途中とは前記接合プレートを介して接合
    されていることを特徴とする住宅ユニットの接合構造。
JP21560790A 1990-08-14 1990-08-14 住宅ユニットの接合構造 Expired - Lifetime JPH0816354B2 (ja)

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JPH0497040A JPH0497040A (ja) 1992-03-30
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JP3652679B2 (ja) * 2002-10-15 2005-05-25 ミサワホーム株式会社 ユニット式建物
JP5314398B2 (ja) * 2008-12-03 2013-10-16 ミサワホーム株式会社 ユニット式建物およびユニット式建物の施工方法

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