JPH08163290A - イメージスキャナ装置 - Google Patents

イメージスキャナ装置

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JPH08163290A
JPH08163290A JP6307352A JP30735294A JPH08163290A JP H08163290 A JPH08163290 A JP H08163290A JP 6307352 A JP6307352 A JP 6307352A JP 30735294 A JP30735294 A JP 30735294A JP H08163290 A JPH08163290 A JP H08163290A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性が良く,読取精度が高く,低コストで
製作できるイメージスキャナ装置を提供する。 【構成】 ハンディスキャナをその読取部およびスキャ
ナローラを上面に臨ませて保持しかつ上面にシート状の
情報媒体を搬送可能に形成した本体と,この本体の上方
に前記情報媒体の搬送方向と直交する方向に軸線を平行
にして設けられた2対の駆動ローラを有しかつ下面に前
記ハンディスキャナと対向するガイドを有する駆動ユニ
ットとからなり,前記本体の情報媒体搬送方向下流側に
板ばねを介して従動ローラを上方に付勢されるようにか
つ軸線を情報媒体の搬送方向と直交する方向に設け,前
記ハンディスキャナとガイドとの間を情報媒体を搬送す
ることによりハンディスキャナの読取部を介して情報媒
体の記録内容を走査読取り可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,図面,地図,絵,手書
き文字等,例えば紙面に記録された可視的イメージ情報
を,LED,蛍光灯等の光源を内蔵する読取手段によ
り,情報媒体の記録面を照射し,ラインイメージセンサ
により走査してCCD等を介してイメージデータに変換
し,例えばホストコンピュータへ入力するイメージスキ
ャナ装置に関するものであり,特に市販のハンドスキャ
ナを使用することにより,忠実に入力可能であると共
に,低価格で製作できるイメージスキャナ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来可視的イメージ情報を読取ってホス
トコンピュータに入力させるイメージスキャナ装置とし
ては,情報媒体の搬送手段と読取手段とを備えた形態の
ものが多用されており,大量のイメージ情報の効率的処
理に有効に活用されている。
【0003】一方比較的少量のイメージ情報や,情報媒
体が例えば書籍,辞典のような搬送による読取処理が不
可能なものに対しては,ハンディスキャナによる読取処
理が有効であるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記従
来のイメージスキャナ装置においては,読取処理対象の
情報媒体が多量の場合には有効である反面において,情
報媒体の形状寸法,特に厚さ寸法が異なるものを読取処
理する場合においては,操作が煩雑であるという問題点
がある。また情報媒体の仕様と対応させて多品種のイメ
ージスキャナ装置を製作する場合には,機種毎に構成部
材の仕様が異なると共に,生産効率が低く,製作コスト
の低減が困難であるという問題点がある。
【0005】一方ハンディスキャナは,大量生産が可能
であるため,生産効率が高く,低コスト化が可能である
という長所がある反面において,操作性の点で難点があ
ると共に,読取精度が低下し,信頼性が低いという問題
点がある。すなわち,ハンディスキャナは手押しで使用
するため,情報媒体が凹凸を有する平面上に載置されて
いる場合(例えば机上の他の情報媒体と重畳した場合
等)には,読取精度が当然に低下する。またハンディス
キャナは情報媒体の表面を一定の方向に直進させる必要
があるが,操作を正確に行うためには熟練を必要とする
と共に,ハンディスキャナによる読取処理の量に多くを
期待できないという問題点がある。
【0006】本発明は上記従来技術に存在する問題点を
解決し,操作性が良く,読取精度を向上させ得ると共
に,低コストで製作できるイメージスキャナ装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明においては,ハンディスキャナをその読取部
およびスキャナローラを上面に臨ませて保持しかつ上面
にシート状の情報媒体を搬送可能に形成した本体と,こ
の本体の上方に前記情報媒体の搬送方向と直交する方向
に軸線を平行にして設けられた2対の駆動ローラを有し
かつ下面に前記ハンディスキャナと対向するガイドを有
する駆動ユニットとからなり,前記本体の情報媒体搬送
方向下流側に板ばねを介して従動ローラを上方に付勢さ
れるようにかつ軸線を情報媒体の搬送方向と直交する方
向に設け,前記ハンディスキャナとガイドとの間を情報
媒体を搬送することによりハンディスキャナの読取部を
介して情報媒体の記録内容を走査読取り可能に構成す
る,という技術的手段を採用した。
【0008】上記の発明において,駆動ユニットを情報
媒体の搬送方向下流側の一方の駆動ローラ軸若しくはそ
れより情報媒体の搬送方向下流側に設けた回動軸を支点
として選択的に回動可能にかつ2対の駆動ローラとスキ
ャナローラおよび従動ローラとが情報媒体の肉厚寸法と
対応してそれらの対向間隙を可変に構成すると共に,板
ばねの上面を情報媒体のガイドとなるように構成するこ
とができる。
【0009】次に駆動ローラの駆動手段をハンディスキ
ャナの解像度に対応して回転速度可変に構成すると共
に,前記駆動手段に回転検出手段を介装させ,この回転
検出手段からの信号により前記駆動手段の回転速度を制
御可能に構成することができる。
【0010】更に上記の発明において,駆動ユニットに
設けたガイドおよびハンディスキャナの情報媒体との対
向面を情報媒体の搬送方向下流側がその上流側より低位
置となるように傾斜させて構成することができる。
【0011】また更に上記の発明において,駆動ユニッ
トに設けたガイドとハンディスキャナとの間隙を情報媒
体の厚さ寸法より大に形成すると共に,駆動ユニットに
可撓性弾性材料によりシート状に形成された押圧部材を
ガイドからハンディスキャナに向かって突出しかつその
自由端が情報媒体の搬送方向下流側に向かって低位置と
なるように設け,前記押圧部材により情報媒体をハンデ
ィスキャナの読取部に押圧するように構成してもよい。
【0012】なお上記の発明において,押圧部材の自由
端がハンディスキャナの読取部と接触するように構成す
るか,あるいは押圧部材の自由端とハンディスキャナの
読取部との間隙を搬送すべき情報媒体の最小肉厚寸法に
対応させて構成することができる。
【0013】また上記の発明において,押圧部材のハン
ディスキャナとの対向面を情報媒体の地とコントラスト
が光学的に明確になるように形成することができる。
【0014】
【作用】上記の構成により,市販のハンディスキャナを
駆動ユニットを介装させてなる本体に組込むことによ
り,情報媒体をハンディスキャナの読取部に正確に搬送
することができ,操作性を向上させ得ると共に,読取精
度を高め,信頼性を向上させることがきる。なお駆動ユ
ニットを選択的に回動可能に構成したことにより,読取
部および/または駆動ユニットの内部の保守点検が容易
になる。またハンディスキャナの読取部に押圧部材の自
由端を臨ませて設けたことにより,情報媒体の肉厚寸法
の如何に拘わらず読取精度を向上させることができるの
である。
【0015】
【実施例】図1および図2は各々本発明の実施例におけ
るハンディスキャナの例を示す要部上面斜視図および要
部底面斜視図である。図1および図2において,ハンデ
ィスキャナ1は例えば平面への投影形状が擬似T字形に
形成されており,読取機能素子を内蔵し,CCD2を備
えた読取部3を介して,情報媒体の記録内容を読取り可
能に構成されている。4はスキャナローラ,5は補助ロ
ーラであり,各々ハンディスキャナ1の底面から若干突
出するようにかつ回転可能に形成されている。6はケー
ブルであり,読取信号をインターフェィス部(図示せ
ず)を介して,例えばホストコンピュータへ入力可能に
接続される。
【0016】図3は本発明の実施例を示す概略構成説明
図である。図3において,10はイメージスキャナ装置
であり,前記図1および図2に示すハンディスキャナ1
を,その読取部3およびスキャナローラ4を上面に臨ま
せて保持し,かつ上面にシート状の情報媒体11を矢印
方向に搬送可能に形成した本体12を有する。次に13
は駆動ユニットであり,本体12の上方に回動軸14
(駆動ローラ15と同軸)を介して回動可能に設けられ
る。15,16は各々2対の駆動ローラであり,駆動ユ
ニット13の下面側に若干突出し,前記情報媒体11の
搬送方向と直交する方向に軸線を平行にして設けられ
る。また駆動ローラ15,16は各々本体12に設けら
れた従動ローラ(図示せず)およびスキャナローラ4と
当接するように形成される。
【0017】17はホストコンピュータであり,ドライ
バ18を内蔵すると共に,インターフェイス部19を介
して,前記イメージスキャナ装置10からの読取信号を
入力可能に構成される。20は信号ケーブルであり,イ
メージスキャナ装置10とホストコンピュータ17間を
接続するものである。21は電源ケーブル,22はCR
Tである。なお23はモータ回路部であり,イメージス
キャナ装置10内に設けられる。24は引張ばねであ
り,駆動ユニット13の係止用のものである。
【0018】図4は図3におけるイメージスキャナ装置
10を示す要部斜視図であり,同一部分は図3と同一の
参照符号で示す。図4において,25は駆動モータ,2
6はピニオンであり,駆動モータ25の出力軸(図示せ
ず)に固着されている。27は駆動軸であり,ピニオン
26と噛合う歯車28,およびウォーム29,30が固
着されている。なおウォーム29,30は各々駆動ロー
ラ15,16に設けられたウォーム歯車(図示せず)を
介して,駆動ローラ15,16を駆動可能に構成されて
いる。
【0019】図5は図3および図4における駆動ユニッ
ト13を示す一部断面要部拡大側面図,図6は図5にお
ける一部断面A方向要部矢視図であり,同一部分は前記
図1ないし図4と同一の参照符号で示す。図5および図
6において,31,32は各々ウォーム歯車であり,ウ
ォーム29,30と噛合い,駆動ローラ15,16を駆
動するものである。
【0020】33は従動ローラであり,本体12の情報
媒体11の搬送方向下流側に,例えば横断面をL字状に
形成した板ばね34を介して上方に付勢されるように,
かつ駆動ローラ15と軸線を平行に設けられる。板ばね
34の上面は情報媒体11のガイドを兼用するように形
成される。35はガイドであり,駆動ユニット13の下
面にハンディスキャナ1と対向するように設けられる。
なお駆動ローラ15の軸15aは,両端部を軸受36を
介して,本体12に設けられたブラケット12aにより
支持される。37〜39は夫々軸受であり,夫々駆動ロ
ーラ15,16および駆動軸27を支持するためのもの
である。
【0021】なお本体12およびハンディスキャナ1の
上面,板ばね34の上面,ならびにこれらと対向するガ
イド35の対向面は,情報媒体11の搬送方向下流側が
その上流側より低位置となるように傾斜させて構成する
ことが好ましい。また駆動軸27には,ウォーム29,
30がウォーム歯車31,32を駆動するために軸方向
の推力が作用するため,この推力を打消すために,ピニ
オン26および歯車28ははすば歯車に形成することが
好ましい。
【0022】次に40はスリット円板であり,円周方向
に等間隔のスリット41を備え,駆動モータ25の出力
軸42に固着され,これらのスリット41と対向するよ
うに設けられた受発光器43と共に回転検出手段44を
構成する。
【0023】上記の構成により,次に作用について説明
する。図3ないし図6において,ホストコンピュータ1
7から命令が出されると,ドライバ18を通じて本体1
2内のモータ回路部23に制御が移る。モータ回路部2
3はハンディスキャナ1の状態を検知しながら駆動モー
タ25を駆動させ,スリット円板40と受発光器43と
からなる回転検出手段44により回転数を検出し,ハン
ディスキャナ1の読取部3によって情報媒体11の記録
内容を読取るのである。
【0024】すなわち駆動モータ25により,ピニオン
26,歯車28,駆動軸27,ウォーム29,30およ
びウォーム歯車31,32を介して,駆動ローラ15,
16を各々図3ないし図5において時計方向に回転させ
ると,従動ローラ33およびスキャナローラ4は各々図
3および図5において反時計方向に回転する。
【0025】この状態において情報媒体11をその記録
面を下側にして,図3および図5における矢印方向にガ
イド35とハンディスキャナ1との間に挿入すると,情
報媒体11は駆動ローラ16とスキャナローラ4とによ
って同方向に所定速度で搬送されるから,ハンディスキ
ャナ1の読取部3において記録内容を走査読取りされ,
信号ケーブル20およびインターフェイス部19を介し
てホストコンピュータ17に入力される。読取り終了
後,情報媒体11は駆動ローラ15および従動ローラ3
3によって搬送排出され,次の情報媒体11について同
様の読取処理が行われる。
【0026】上記読取処理において,例えば情報媒体1
1として肉厚寸法が大なるものが挿入された場合には,
駆動ユニット13は図3および図4に示す回動軸14
(図5および図6に示す軸15aと同一)を支点として
反時計方向に回動するため,情報媒体11の搬送には支
障がない。また従動ローラ33は板ばね34の弾性に抗
して下方に若干押下げられるので,情報媒体11の排出
もまた円滑に行われ得る。すなわち駆動ローラ16は駆
動ユニット13の自重によりスキャナローラ4と,従動
ローラ33は板ばね34の弾性によって駆動ローラ15
と各々当接しているため,情報媒体11の肉厚寸法の変
動によって退避可能および復帰可能であるので,肉厚寸
法の異なる情報媒体11に対しても円滑な搬送が可能で
あり,余剰の調節作業は全く不要である。
【0027】なお駆動ユニット13を上記のように回動
可能に構成したことにより,上記のように情報媒体11
の肉厚寸法の変動に自動的に対応できるのみならず,非
所望な情報媒体11のジャミングの処理ならびに読取部
3および/または駆動ユニット13の内部の保守点検そ
の他の作業を容易に行うことができる。
【0028】またハンディスキャナ1とガイド35とに
よって形成される情報媒体11の搬送経路を,図3ない
し図5に示すように傾斜させて形成することにより,情
報媒体11の自重によって挿入させ得るので,操作性を
向上させることができる。
【0029】次に情報媒体11の搬送速度の制御につい
て記述する。まずハンディスキャナ1には,解像度に適
応した読取速度(情報媒体11の搬送速度)が定められ
ており,例えば解像度400dpiに対しては読取速度
20mm/sec,解像度100dpiに対しては読取
速度80mm/sec,のように定められている。
【0030】そして上記のモード選択は,ハンディスキ
ャナ1に設けられたモードスイッチ(図示省略)によっ
て行われる。従ってハンディスキャナ1によって所定の
モードを選択すると共に,図3に示すホストコンピュー
タ17に対しても上記モードに対応する入力が行われる
と,ホストコンピュータ17は図3ないし図5に示す駆
動モータ25に所定の回転数にて回転するように命令を
出力する。
【0031】駆動モータ25は通常直流モータによって
構成され,印加電圧値によって回転数が可変となってい
るため,前記のモード選択により例えば5V,10Vの
直流電圧が印加され,駆動ローラ15,16を介して情
報媒体11を所定の搬送速度で搬送するから,前記のよ
うな読取処理を実行することができる。
【0032】次に駆動モータ25の出力軸42に設けた
スリット円板40と,対向して設けた受発光器43によ
って構成された回転検出手段44により,読取精度を向
上させ得る。すなわち情報媒体11の肉厚寸法が変化し
た場合には,上記のように駆動モータ25を所定の電圧
印加によって駆動しても,情報媒体11の搬送速度が変
化する。このような場合には,駆動モータ25の出力軸
42の回転数を前記回転検出手段44によって検出し
て,この検出信号をホストコンピュータ17に入力し,
ホストコンピュータ17からのフィードバック制御信号
によって駆動モータ25の回転速度の増減を行うのであ
る。このような制御により,情報媒体11の肉厚寸法の
変化による搬送速度の変化を防止し,ハンディスキャナ
1に入力されるべきイメージ情報の整合および読取精度
の向上が図れるのである。
【0033】図7は本発明の他の実施例を示す一部断面
要部側面図,図8は図7における要部B方向矢視図であ
り,同一部分は前記図5および図6と同一の参照符号で
示す。図7および図8において,51は押圧部材であ
り,例えばステンレス鋼若しくはプラスチック材料のよ
うな可撓性弾性材料により,平面への投影形状を略凹字
状に形成し,ガイド35から穴52を経てハンディスキ
ャナ1に向かって突出し,かつその自由端53が情報媒
体11の搬送方向下流側に向かって低位置になるように
設ける。また自由端53は情報媒体11をハンディスキ
ャナ1の読取部3に押圧するように構成する。
【0034】上記の構成により情報媒体11を図5にお
いて矢印方向に搬送すると,この情報媒体11は押圧部
材51の自由端53によって読取部3に押圧されるか
ら,ガイド35とハンディスキャナ1との間隙を大きく
設定しても,また情報媒体11が薄手の紙であっても非
所望に浮上ることなく,精度良く確実に読取処理を行い
得る。この場合,押圧部材51の肉厚寸法および固定端
から自由端53までの長さ寸法は,押圧部材51の構成
材料の弾性率および情報媒体11の腰の強さ等を勘案し
て適宜設定する。
【0035】なお押圧部材51の自由端53がハンディ
スキャナ1の読取部3と接触するように構成してもよ
く,また押圧部材51の自由端53とハンディスキャナ
1の読取部3との間隙を,搬送対象である情報媒体11
の最小肉厚寸法と対応させて設定してもよい。
【0036】また押圧部材51のハンディスキャナ1と
の対向面を情報媒体11の地の色彩(通常は白色)より
も反射率の小なる色彩,例えば黒色,濃褐色,濃赤色等
に若しくはメッキその他の手段による鏡面に形成するこ
とができる。このように形成することにより,情報媒体
11との境界のコントラストが光学的に明瞭になり,読
取部3による走査範囲が絞られ,余剰の読取りを防止す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから,下記の効果を奏することができる。 (1)市販のハンディスキャナを情報媒体の搬送機構に
組込むことにより,情報媒体を正確に搬送することがで
き,操作性を大幅に向上させ得ると共に,読取精度およ
び信頼性を向上させ得る。 (2)情報媒体の肉厚寸法に応じて駆動ユニットが自動
的に搬送通路の間隙を可変とすることができ,複数種類
の情報媒体の読取処理に広く適用できる。 (3)駆動ユニットは選択的に回動可能であるため,ジ
ャミング発生時の応急処理,内部構成部材の保守点検が
容易である。 (4)ハンディスキャナの読取部に押圧部材の自由端を
臨ませて設けることにより,情報媒体の肉厚寸法の如何
に拘わらず,読取精度を向上させることができる。 (5)情報媒体の搬送機構および情報読取部の構成が簡
単であるため,低コストで製作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるハンディスキャナの例
を示す要部上面斜視図である。
【図2】本発明の実施例におけるハンディスキャナの例
を示す要部底面斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す概略構成説明図である。
【図4】図3におけるイメージスキャナ装置10を示す
要部斜視図である。
【図5】図3および図4における駆動ユニット13を示
す一部断面要部拡大側面図である。
【図6】図5における一部断面A方向要部矢視図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例を示す一部断面要部側面図
である。
【図8】図7における要部B方向矢視図である。
【符号の説明】
1 ハンディスキャナ 12 本体 13 駆動ユニット 15,16 駆動ローラ 51 押圧部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンディスキャナをその読取部およびス
    キャナローラを上面に臨ませて保持しかつ上面にシート
    状の情報媒体を搬送可能に形成した本体と,この本体の
    上方に前記情報媒体の搬送方向と直交する方向に軸線を
    平行にして設けられた2対の駆動ローラを有しかつ下面
    に前記ハンディスキャナと対向するガイドを有する駆動
    ユニットとからなり,前記本体の情報媒体搬送方向下流
    側に板ばねを介して従動ローラを上方に付勢されるよう
    にかつ軸線を情報媒体の搬送方向と直交する方向に設
    け,前記ハンディスキャナとガイドとの間を情報媒体を
    搬送することによりハンディスキャナの読取部を介して
    情報媒体の記録内容を走査読取り可能に構成したことを
    特徴とするイメージスキャナ装置。
  2. 【請求項2】 駆動ユニットを情報媒体の搬送方向下流
    側の一方の駆動ローラ軸若しくはそれより情報媒体の搬
    送方向下流側に設けた回動軸を支点として選択的に回動
    可能にかつ2対の駆動ローラとスキャナローラおよび従
    動ローラとが情報媒体の肉厚寸法と対応してそれらの対
    向間隙を可変に構成すると共に,板ばねの上面を情報媒
    体のガイドとなるように構成したことを特徴とする請求
    項1記載のイメージスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 駆動ローラの駆動手段をハンディスキャ
    ナの解像度に対応して回転速度可変に構成すると共に,
    前記駆動手段に回転検出手段を介装させ,この回転検出
    手段からの信号により前記駆動手段の回転速度を制御可
    能に構成したことを特徴とする請求項1若しくは2記載
    のイメージスキャナ装置。
  4. 【請求項4】 駆動ユニットに設けたガイドおよびハン
    ディスキャナの情報媒体との対向面を情報媒体の搬送方
    向下流側がその上流側より低位置となるように傾斜させ
    て構成したことを特徴とする請求項1ないし3何れかに
    記載のイメージスキャナ装置。
  5. 【請求項5】 駆動ユニットに設けたガイドとハンディ
    スキャナとの間隙を情報媒体の厚さ寸法より大に形成す
    ると共に,駆動ユニットに可撓性弾性材料によりシート
    状に形成された押圧部材をガイドからハンディスキャナ
    に向かって突出しかつその自由端が情報媒体の搬送方向
    下流側に向かって低位置となるように設け,前記押圧部
    材により情報媒体をハンディスキャナの読取部に押圧す
    るように構成したことを特徴とする請求項1ないし4何
    れかに記載のイメージスキャナ装置。
  6. 【請求項6】 押圧部材の自由端がハンディスキャナの
    読取部と接触するように構成したことを特徴とする請求
    項5記載のイメージスキャナ装置。
  7. 【請求項7】 押圧部材の自由端とハンディスキャナの
    読取部との間隙を搬送すべき情報媒体の最小肉厚寸法に
    対応させて形成したことを特徴とする請求項5記載のイ
    メージスキャナ装置。
  8. 【請求項8】 押圧部材のハンディスキャナとの対向面
    を情報媒体の地とコントラストが光学的に明確になるよ
    うに形成したことを特徴とする請求項5ないし7何れか
    に記載のイメージスキャナ装置。
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JP06307352A Expired - Lifetime JP3076730B2 (ja) 1994-12-12 1994-12-12 イメージスキャナ装置

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