JPH08163050A - 光受信装置 - Google Patents

光受信装置

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JPH08163050A
JPH08163050A JP6296356A JP29635694A JPH08163050A JP H08163050 A JPH08163050 A JP H08163050A JP 6296356 A JP6296356 A JP 6296356A JP 29635694 A JP29635694 A JP 29635694A JP H08163050 A JPH08163050 A JP H08163050A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速信号処理に対応できる光受信装置を提供
すること。 【構成】 本発明の光受信装置は、光ファイバ11から
入力される光信号を電気信号に変換する変換部1と、第
1光分岐器10にて分岐した光信号と、これを第2光分
岐器20にて分岐し光遅延素子21でτ1遅延した光信
号とを得るための光分岐手段と、これらの光信号の差分
に応じた差分電気信号を得るための第1バランスドレシ
ーバ23と、差分電気信号を第1整流回路24で整流
し、その整流信号に基づいて光信号に含まれるクロック
信号を狭帯域フィルタ25にて抽出するクロック抽出手
段と、変換部1から得た電気信号とクロック抽出手段か
ら得たクロック信号とに基づいて光信号の識別再生を行
う識別器3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ等により伝
送された光信号を受けて所定の電気信号へ識別再生する
ための光受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声に加えてデータ、画像等の情
報を伝達する多種多様なサービスを行うための広帯域情
報通信ネットワークの実用化に向けて、数ギガ〜数十ギ
ガビット/秒級の超大容量光伝送技術の検討が盛んに行
われており、光受信装置においても超高速化、小型化、
高信頼化に向けた研究が行われている。この光受信装置
は、光伝送システムにおける中継器や端局装置において
データ信号の増幅及びデータ信号の識別再生を所定のク
ロック信号に基づいて行うものである。入力した光信号
に所定の処理を施し、光信号で出力を行う中継装置とし
ては、特開昭62−245751号公報に開示されてい
る光中継装置や、特開平2−52535号公報に開示さ
れている全光処理中継装置がある。
【0003】また、電子情報通信学会、光通信システム
研究会、OCS91−71には、光信号を入力して所定
の電気信号に変換して出力を行う光受信装置が開示され
ている。図5はこの光受信装置を説明するブロック図で
あり、主として光ファイバ11から入力される光信号を
所定の電気信号に変換する変換部1と、変換部1で得た
電気信号に基づきこれに含まれるクロック信号を抽出す
るリタイミング部2’と変換部1からの電気信号とリタ
イミング部2’からのクロック信号とに基づいて光信号
の識別再生を行う識別器3とから構成されている。ま
た、この変換部1は、光増幅器12と、受光素子13’
と、前置増幅器14と、広帯域増幅器14aとを備え、
リタイミング部2’は微分回路4と、整流回路24’
と、狭帯域フィルタ25と、狭帯域増幅器5と、電気遅
延素子26とを備えた構成となっている。
【0004】光受信装置は、先ず、光ファイバ11を介
して入力される光信号を光増幅器12にて増幅した後、
第1受光素子で所定の電気信号に変換する。なお、伝送
速度が2.4ギガビット/秒程度の場合には、光増幅器
12を介すことなく増幅機能を有するAPD(Aval
anche Photo Diode)かる成る受光素
子13’を使用する場合が多いが、伝送速度が10ギガ
ビット/秒程度の場合には高速で動作するAPDを得る
のが困難なため、光増幅器12を介してpin−Pho
to Diodeから成る受光素子13’を用いるよう
にする。
【0005】次に、その電気信号を低雑音の前置増幅器
14および広帯域増幅器14aにて増幅する。その後、
電気信号を分岐してその一方を識別器3へ入力し、他方
をリタイミング部2’の微分回路4へ入力する。微分回
路4からの出力信号は整流回路24’にて整流され、さ
らにこの整流信号を狭帯域フィルタ25を介してクロッ
ク信号の抽出を行う。抽出されたクロック信号は、遅延
素子26を介して識別器3およびクロック出力端子へ出
力される。
【0006】なお、入力される光信号がRZ(Retu
rn to Zero)信号のようにクロック成分を持
つ信号であれば、広帯域増幅器14aの出力信号をその
まま狭帯域フィルタ25に通すことでクロック成分を取
り出すことができる。しかし、入力される光信号がNR
Z(Non Return to Zero)信号のよ
うにクロック成分を持たない信号である場合は、微分回
路4及び整流回路24’を利用してこのクロック成分を
取り出す必要がある。
【0007】識別器3では、このようにして抽出したク
ロック信号と、変換部1から得た電気信号とに基づき入
力された光信号の正確な識別再生を行っている。なお、
狭帯域フィルタ25からの出力レベルが、識別器3の動
作に必要なレベルまで達していない場合には、狭帯域増
幅器5を用いて増幅する。また、識別器3において、変
換部1から入力される電気信号と入力されるクロック信
号との位相条件が最適となるように、位相遅延量が固定
または可変の遅延素子26を用いてクロック信号の位相
を調整するようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光受信装置には次のような問題がある。すなわち、
この光受信装置では、入力される光信号からクロック信
号を抽出するリタイミング部が電気回路により構成され
ているため、伝送速度が高速になればなるほど電気的に
クロック信号を抽出するのが困難となる。また、リタイ
ミング部が多くの電気回路で構成されていることから、
高速信号処理を行う上で温度変動による影響が無視でき
ない程度となり、識別器での位相余裕の範囲内にクロッ
ク信号の位相を安定化させることが非常に困難となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された光受信装置である。すなわ
ち、本発明の光受信装置は、入力される光信号から所定
の電気信号を得るための変換手段と、光信号から分岐さ
れた第1の光信号と、第1の光信号に対して所定時間遅
延した第2の光信号とを得るための光分岐手段と、第1
の光信号と第2の光信号との差分に応じた差分電気信号
を得るための差分検出手段と、差分検出手段にて得た差
分電気信号を整流し、その整流信号に基づいて光信号に
含まれるクロック信号を抽出するためのクロック抽出手
段と、変換手段から得た電気信号と、クロック抽出手段
から得たクロック信号とに基づいて光信号の識別再生を
行う識別手段とを備える構成となっている。
【0010】
【作用】本発明では、入力される光信号を光分岐手段に
て分岐し、その一方である第1の光信号と、第1の光信
号に対して所定時間遅延する第2の光信号との差分に応
じた差分電気信号を差分検出手段にて検出している。ま
た、クロック抽出手段では、この差分電気信号の整流信
号に基づき光信号に含まれるクロック信号の抽出を行っ
ている。つまり、差分検出手段では、第1の光信号と第
2の光信号との差分に基づいて入力される光信号の変化
部分すなわち微分波形を検出している。これにより、光
信号に含まれるクロック信号の抽出の元となる情報を光
信号の状態のまま得ることができ、信号処理の高速化お
よびクロック信号抽出のための電気回路構成を簡素化で
きるようになる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の光受信装置における実施例
を図に基づいて説明する。図1は第1実施例における光
受信装置を説明するブロック図、図2は第1実施例の光
受信装置の動作を説明する信号波形図である。図1に示
すように、第1実施例における光受信装置は、主として
光ファイバ11から入力した光信号を所定の電気信号に
変換する変換部1と、光信号に基づいてクロック信号を
抽出するリタイミング部2と、変換部1から得た電気信
号とリタイミング部2から得たクロック信号とに基づい
て光信号の識別再生を行う識別器3とから構成される。
【0012】変換部1は、光ファイバ11から入力され
た光信号をそのまま増幅する光増幅器12と、光信号を
電気信号に変換するための第1受光素子13と、第1受
光素子13の出力である電気信号を識別器3へ送る前に
増幅する前置増幅器14とを備えている。なお、前置増
幅器14は、識別器3の識別感度が十分であれば必ずし
も必要とするものではない。光増幅器12の出力側には
第1光分岐器10が設けられており、光信号をリタイミ
ング部2へも送る役割を果たしている。また、リタイミ
ング部2は、第2光分岐器20と、光遅延素子21と、
第1バランスドレシーバ23と、第1整流回路24と、
狭帯域フィルタ25と、電気遅延素子26とから構成さ
れている。
【0013】さらに、第1バランスドレシーバ23は第
2受光素子23aと第3受光素子23bとを直接に接続
した構成となっている。なお、この第2受光素子23a
のカソードには正電圧の逆バイアスが加えられ、第3受
光素子23bのアノードには負電圧の逆バイアスが加え
られ、第2受光素子23aのアノードと第3受光素子2
3bのカソードとが接続されて出力端子となっている。
【0014】次に、第1実施例における光受信装置での
信号処理動作を説明する。先ず、光ファイバ11から入
力される光信号は光増幅器12にて増幅され、第1光分
岐器10により2つに分岐される。そして、その一方は
第1受光素子13にて電気信号に変換され、前置増幅器
14を介して識別器3へ送られる。また、第1光分岐器
10にて分岐される他方の光信号は、リタイミング部2
の第2光分岐器20にてさらに2つに分岐され、その一
方が第1バランスドレシーバ23を構成する第2受光素
子23aへ、他方が光遅延素子21を介して第3受光素
子23bへ入力される。
【0015】他方の光信号は、光遅延素子21によって
一方の光信号に対して例えば1/2ビットに相当する遅
延τ1が与えられている。このような2つの光信号が第
1バランスドレシーバ23に入力されると、その出力端
子には各々の光信号の差分に応じた差分電気信号が出力
される。この差分電気信号は、第1整流回路24を介し
て整流され、狭帯域フィルタ25によってその中に含ま
れるクロック信号の抽出が行われる。
【0016】クロック信号は、電気遅延素子26を介し
て所定の位相に調整され、クロック出力端子へ出力され
るとともに、識別器3に送られることになる。識別器3
では、変換部1から送られてきた電気信号とリタイミン
グ部2から送られてきたクロック信号とに基づいて光信
号における識別再生を行い、その結果をデータ出力端子
へ出力することになる。
【0017】このような第1実施例の光受信装置におけ
る信号処理動作の一例を図2に基づいて行う。例えば、
入力データ(S1)が図示するような所定の波形から成
るNRZ符号であった場合、図1に示す光遅延素子21
の出力(S2)は入力データ(S1)に対してτ1(例
えば、1/2ビット相当分)遅延する状態になる。ま
た、これらの信号が第1バランスドレシーバ23に入力
された場合、その出力(S3a)である差分電気信号
は、入力データ(S1)の立ち上がり部分でハイレベ
ル、立ち下がりの部分でローレベルとなって現れること
になる。
【0018】つまり、この信号(S3a)が入力データ
(S1)の変化部分をτ1に相当するパルス幅で示した
微分波形ということになる。この微分波形は、光信号を
第1バランスドレシーバ23に入力することで直接得る
ことができるため伝送速度が高速となっても十分対応で
きるようになる。
【0019】さらに、第1バランスドレシーバ23によ
る出力(S3a)を図1に示す第1整流回路24に通す
ことでそのハイレベルの部分のみを抽出することができ
る(図2の波形(S4a)参照)。なお、第1整流回路
24は例えばダイオード1個から構成されるような簡単
な回路であってもよい。この第1整流回路24の出力
(S4a)はクロック成分を有するパルスとなってお
り、これを図1に示す狭帯域フィルタ25に通すこと
で、光信号に含まれるクロック信号を抽出することがで
きるようになる。
【0020】第1実施例における光受信装置では、第1
光分岐器10および第2光分岐器20を用いて分岐した
光信号をそのまま使用して第1バランスドレシーバ23
でその差分を検出し、複雑な電気回路を介すことなく微
分波形を得るようにしているため、高速信号処理にも十
分対応できるようになる。また、リタイミング部2にお
ける電気回路構成部分が簡素化され、温度変化に対する
影響を少なくすることができ、識別器3における位相余
裕の範囲内にクロック信号の位相を安定化させることが
容易となる。
【0021】次に、本発明の第2実施例における光受信
装置を説明する。図3は第2実施例における光受信装置
を説明するブロック図、図4は第2実施例の動作を説明
する信号波形図である。図3に示すように、第2実施例
における光受信装置では、光ファイバ11、光増幅器1
2、第1受光素子13、前置増幅器14から成る変換部
1および識別器3は第1実施例と同様であるが、リタイ
ミング部2の構成において相違する。以下においては、
この相違するリタイミング部2を中心として説明を行
う。
【0022】リタイミング部2は、第2光分岐器20、
光遅延素子21、第3光分岐器30および第4光分岐器
40、第1バランスドレシーバ23および第2バランス
ドレシーバ27、第1整流回路24および第2整流回路
28、加算器29、狭帯域フィルタ25、電気遅延素子
26から構成されている。また、第2バランスドレシー
バ27は、第4受光素子27aと第5受光素子27bと
を直接に接続した構成となっている。なお、この第4受
光素子27aのカソードには正電圧の逆バイアスが加え
られ、第5受光素子27bのアノードには負電圧の逆バ
イアスが加えられ、第4受光素子27aのアノードと第
5受光素子27bのカソードとが接続されて出力端子と
なっている。
【0023】この第2バランスドレシーバ27には、第
3光分岐器30および第4光分岐器40から2つの光信
号が各々入力される。また、その出力は第2整流回路2
8を介して整流され、加算器29によって第1整流回路
24からの整流信号と加算されるようになっている。
【0024】次に、第2実施例における光受信装置での
信号処理動作を説明する。先ず、光ファイバ11から入
力される光信号は光増幅器12を介した後に第1光分岐
器10により分岐され、一方は第1受光素子13側へ、
他方はリタイミング部2側へ送られる。第1受光素子1
3側へ送られる光出力に対する信号処理は第1実施例と
同様でありここでは説明を省略する。リタイミング部2
側へ送られる光信号は、第2光分岐器20によりさらに
2つに分岐され、その一方が第1バランスドレシーバ2
3の第2受光素子23aへ、他方が光遅延素子21を介
して第3受光素子23bへ送られる。この第1バランス
ドレシーバ23からは、第1実施例で説明したと同様に
所定の差分電気信号が出力されることになる。
【0025】一方、第2光分岐器20で分けられた2つ
の光信号は、第3光分岐器30、第4光分岐器40によ
って各々分岐され、第2バランスドレシーバ27へ入力
される。すなわち、光ファイバ11から入力された光信
号が第5受光素子27bへ送られ、この光信号に対して
τ1遅延する光信号が第4受光素子27aへ送られる。
第4受光素子27aおよび第5受光素子27bにて構成
される第2バランスドレシーバ27からは、第1バラン
スドレシーバ23からの出力である差分電気信号(以
下、第1の差分電気信号と言う。)と逆極性となる差分
電気信号(以下、第2の差分電気信号と言う。)が出力
されることになる。
【0026】加算器29では、第1の差分電気信号を第
1整流回路24で整流したものと、第2の差分電気信号
を第2整流回路28で整流したものとを加算する処理を
行っており、その結果を狭帯域フィルタ25へ送ってい
る。狭帯域フィルタ25では加算器29から送られた整
流信号に基づき所定のクロック信号を抽出し、これを電
気遅延素子26を介してクロック出力端子および識別器
3へ送っている。識別器3は、狭帯域フィルタ25を介
して送られたクロック信号と、変換部1から送られる電
気信号とに基づき光信号における識別再生を行い、その
結果をデータ出力端子へ出力することになる。
【0027】次に、第2実施例における光受信装置での
信号処理動作の一例を図4に基づいて行う。例えば、入
力データ(S1)が図示するような所定の波形から成る
NRZ符号であった場合、図3に示す光遅延素子21の
出力(S2)は入力データ(S1)に対してτ1(例え
ば、1/2ビット相当分)遅延する状態になる。また、
これらの信号が第2バランスドレシーバ27に入力され
た場合、その出力(S3b)である第2の差分電気信号
は、入力データ(S1)の立ち上がり部分でローレベ
ル、立ち下がり部分でハイレベルとなって現れることに
なる。
【0028】この第2の差分電気信号を図3に示す第2
整流回路28に通すことで、図4に示すような第2整流
回路の出力(S4b)が得られる。図3に示す加算器2
9では、この第2整流回路の出力(S4b)と第1整流
回路24の出力(S4a)と加算して、図4に示す加算
器の出力(S5)を図4に示す狭帯域フィルタ25へ送
っている。すなわち、この加算器の出力(S5)は、入
力データ(S1)の立ち上がりおよび立ち下がり部分を
示すパルス幅τ1に相当する信号となる。
【0029】狭帯域フィルタ25は、この加算器の出力
(S5)に基づいて光信号に含まれるクロック信号を抽
出することになる。すなわち、第2実施例における光受
信装置では、第1実施例の光受信装置と比べて2倍のパ
ルス数の波形を狭帯域フィルタ25へ送ることができ、
これによって抽出するクロック信号の振幅を増加させる
ことが可能となる。つまり、狭帯域フィルタ25の正弦
波出力振幅の平均値Aave は一般的に(1)式で与えら
れる。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、Nは狭帯域フィルタ25の入力波
形のマーク率(1/N)、Qは狭帯域フィルタ25の特
性を示す値である。例えば、Q=1000とし、第1実
施例における狭帯域フィルタ25(図1参照)のマーク
率を1/4、第2実施例における狭帯域フィルタ25
(図3参照)のマーク率を1/2とした場合、第1実施
例と第2実施例との狭帯域フィルタの出力振幅における
比は(2)式のようになる。
【0032】
【数2】
【0033】したがって、第2実施例における光受信装
置では、狭帯域フィルタ25から識別器3へ送られるク
ロック信号の振幅が、第1実施例と比べて約2倍にな
る。これは、光分岐器10、20、30、40や狭帯域
フィルタ25での挿入損失を補い、識別器3へのクロッ
ク信号の振幅を十分に得たい場合に有効となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光受信装
置によれば次のような効果がある。すなわち、本発明の
光受信装置では、リタイミング部の主要部分つまり入力
される光信号に基づきその微分波形を得る部分を光学的
に構成しているため、高速信号処理にも十分対応できる
ようになる。また、リタイミング部における電気回路構
成部分が簡素化され、温度変化に対する影響を少なくす
ることができ、識別器における位相余裕の範囲内にクロ
ック信号の位相を安定化させることが容易となる。これ
らによって、高速信号処理を行う光伝送システムを構築
する上で信頼性の高い光受信装置を提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するブロック図であ
る。
【図2】第1実施例の動作を説明する信号波形図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例を説明するブロック図であ
る。
【図4】第2実施例の動作を説明する信号波形図であ
る。
【図5】従来例を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 変換部 2 リタイミング部 3 識別器 10 第1光分岐器 11 光ファイバ 13 第1受光素子 20 第2光分岐器 21 光遅延素子 23 第1バランスドレシーバ 24 第1整流回路 25 狭帯域フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 10/06 10/00 (72)発明者 前田 英成 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される光信号から所定の電気信号を
    得るための変換手段と、 前記光信号から分岐された第1の光信号と、該第1の光
    信号に対して所定時間遅延した第2の光信号とを得るた
    めの光分岐手段と、 前記第1の光信号と前記第2の光信号との差分に応じた
    差分電気信号を得るための差分検出手段と、 前記差分検出手段にて得た差分電気信号を整流し、その
    整流信号に基づいて前記光信号に含まれるクロック信号
    を抽出するためのクロック抽出手段と、 前記変換手段から得た前記電気信号と、前記クロック抽
    出手段から得た前記クロック信号とに基づいて前記光信
    号の識別再生を行う識別手段とを備えていることを特徴
    とする光受信装置。
  2. 【請求項2】 前記差分検出手段は、前記第1の光信号
    と前記第2の光信号との差分に応じた第1の差分電気信
    号と、該第1の差分電気信号と逆極性の第2の差分電気
    信号とを得て、 前記クロック抽出手段は、前記第1の差分電気信号を整
    流しかつ前記第2の差分電気信号を整流して、その2つ
    の整流信号に基づいて前記クロック信号を抽出すること
    を特徴とする請求項1記載の光受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0817408A1 (fr) * 1996-06-26 1998-01-07 Alcatel Submarine Networks Récepteur pour système de transmissions de signaux numériques par voie optique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0817408A1 (fr) * 1996-06-26 1998-01-07 Alcatel Submarine Networks Récepteur pour système de transmissions de signaux numériques par voie optique

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