JPH08162801A - 高周波スイッチ - Google Patents

高周波スイッチ

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JPH08162801A
JPH08162801A JP6297075A JP29707594A JPH08162801A JP H08162801 A JPH08162801 A JP H08162801A JP 6297075 A JP6297075 A JP 6297075A JP 29707594 A JP29707594 A JP 29707594A JP H08162801 A JPH08162801 A JP H08162801A
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diode
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Koji Tanaka
浩二 田中
Ken Tonegawa
謙 利根川
Mitsuhide Katou
充英 加藤
Tatsuya Ueda
達也 上田
Kouji Furuya
孝治 降谷
Norio Nakajima
規巨 中島
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化・低消費電流化・低コスト化が可能
で、確実に所望の特性を得ることができ、単一のコント
ロール電源のみで動作し、インピーダンス整合回路が不
必要な、ダイバーシティ対応の高周波スイッチを提供す
ることである。 【構成】 高周波スイッチZ2は、誘電体層1〜22上
にダイオードD1〜D4が搭載され、コンデンサ電極3
1〜45,49〜64,66〜72,81〜83,85
〜87、ストリップライン電極46〜48,74〜7
9、グランド電極65,73,80,84,88、アン
テナ用外部電極89,94、送信回路用外部電極91、
受信回路用外部電極95,99、コントロール用外部電
極90,92,93,96,98,99、グランド用外
部電極97が形成され、さらに各誘電体層1〜22が積
層されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信機器等の高
周波回路において、信号の経路の切り換えを行うための
高周波スイッチに関するものであり、特に、ダイバーシ
ティ方式の送受信切り換えに対応した高周波スイッチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダイバーシティ方式の送受信切
り換えに対応した高周波スイッチZ1は、図4に示すよ
うに、第1のアンテナANT1と第1の受信回路RX1
の接続の切り換えと、第1のアンテナANT1と送信回
路TXの接続の切り換え、及び第2のアンテナANT2
と第2の受信回路RX2の接続の切り換えと、第2のア
ンテナANT2と送信回路TXの接続の切り換えを行う
ために用いられ、第1のアンテナANT1,第2のアン
テナANT2,第1の受信回路RX1,第2のアンテナ
ANT2,送信回路TXに接続されるものである。ま
た、高周波スイッチZ1は、3つの高周波スイッチZ1
a,Z1b,Z1cを直列に接続して構成することによ
り、ダイバーシティ方式の送受信切り換えに対応してい
る。
【0003】従来は、ダイバーシティ方式の送受信切り
換えに対応した高周波スイッチZ1を構成する高周波ス
イッチZ1a,Z1b,Z1cとして、ピンダイオード
スイッチ又はGaAs半導体スイッチを用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピンダ
イオードスイッチを用いた場合、基板上にチョークコイ
ルの実装とストリップラインの引き回しが必要となるた
めに大型となり、今後さらに小型化が予想される移動体
通信機器などの分野の要求に答えるのは困難である。ま
た、複数の部品を接続することによって高周波スイッチ
を構成しているため、接続線路に浮遊容量や浮遊インダ
クタンスなどの素子値が入り、確実に所望の特性を得る
のが困難である問題があった。
【0005】また、GaAs半導体スイッチを用いた場
合、正負の2つのコントロール電源が必要となり、それ
にともない、正負の2つのコントロール電源を接続する
端子数も増加するため、大型となる問題があった。さら
に、GaAs半導体スイッチをオンにするために大きな
制御電圧をかける必要があり、消費電流が大きくなると
いう問題もあった。また、各々のGaAs半導体スイッ
チ間にインピーダンスマッチング用回路を付加する必要
があり、さらに、GaAs半導体スイッチが3個必要で
あるため、コストが高くなる問題もあった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、小
型化が可能で、確実に所望の特性を得ることができるダ
イバーシティ方式の送受信切り換えに対応した高周波ス
イッチを提供することである。また、単一の(正又は負
の)コントロール電源のみで動作し、インピーダンス整
合回路が不必要であり、消費電流を小さくでき、コスト
の低いダイバーシティ方式の送受信切り換えに対応した
高周波スイッチを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、5つのポートを有し、該5つ
のポートのうち、第1のポートと第2のポートの接続の
切り換えと、前記第1のポートと第3のポートの接続の
切り換え、及び前記第3のポートと第4のポートの接続
の切り換えと、前記第4のポートと第5のポートの接続
の切り換えを行うための高周波スイッチにおいて、複数
の誘電体層を積層してなる多層基板の外面に前記5つの
ポートを形成するとともに高周波デバイスを搭載し、少
なくとも前記多層基板の外面または前記誘電体層上に、
グランド電極と前記5つのポートと前記高周波デバイス
とに接続した信号ラインとを形成し、前記信号ラインと
同一平面上には、前記信号ラインと前記グランド電極間
に接続した分布定数線路を形成し、該分布定数線路を介
して前記高周波デバイスにバイアス電圧をかけてなるこ
とを特徴とする。
【0008】また、前記高周波デバイスとしてダイオー
ドを用い、前記第1のポートを第1のダイオードのカソ
ードに、アノードをグランドに接続し、前記第2のポー
トと前記第3のポートとの間に、第2のダイオードを接
続し、前記第3のポートと前記第4のポートとの間に、
第3のダイオードを前記第2のダイオードと順方向に接
続し、第4のダイオードのカソードを前記第5のポート
に、アノードをグランドに接続し、前記第1のポートと
前記第2のポートとの間に、第1の分布定数線路を接続
し、該第1の分布定数線路と前記第2のポートの接続点
とグランドとの間に、第2の分布定数線路を接続し、前
記第2のポートと前記第2のダイオードの接続点とグラ
ンドとの間に、第3の分布定数線路を接続し、前記第3
のダイオードと前記第4のポートの接続点とグランドの
間に、第4の分布定数線路を接続し、前記第4のポート
と前記第5のポートの間に、第5の分布定数線路を接続
し、該第5の分布定数線路と前記第4のポートの接続点
とグランドとの間に、第6の分布定数線路を接続し、前
記第2のダイオードと前記第3のダイオードの接続点と
グランドとの間に、第7の分布定数線路を接続し、前記
第3の分布定数線路のグランド側と前記第4の分布定数
線路のグランド側との間に、第1の抵抗と第2の抵抗と
の直列回路を接続し、前記第1のダイオードのグランド
側に第3の抵抗を介して第1のコントロール端子を接続
し、前記第2の分布定数線路のグランド側に第2のコン
トロール端子を接続し、前記第1の抵抗と前記第2の抵
抗の接続点に第3のコントロール端子を接続し、前記第
7の分布定数線路のグランド側に第4のコントロール端
子を接続し、前記第6の分布定数線路のグランド側に第
5のコントロール端子を接続し、前記第4のダイオード
のグランド側に第4の抵抗を介して第6のコントロール
端子を接続したことを特徴とする。
【0009】また、前記第1〜第4のダイオードに並列
に、それぞれ第5〜第8の抵抗を接続したことを特徴と
する。
【0010】また、前記第2のダイオードに並列に、第
8の分布定数線路と第1のコンデンサとの直列回路を接
続し、第3のダイオードに並列に、第9の分布定数線路
と第2のコンデンサとの直列回路を接続し、前記第2及
び第3のダイオードのオフ時におけるそれぞれの静電容
量と、前記第8及び第9の分布定数線路のそれぞれのイ
ンダクタンス成分により、並列共振回路を構成したこと
を特徴とする。
【0011】前記第2のダイオードに並列に、第8の分
布定数線路と第1のコンデンサとの直列回路及び第3の
コンデンサを互いに並列に接続し、第3のダイオードに
並列に、第9の分布定数線路と第2のコンデンサとの直
列回路及び第4のコンデンサを互いに並列に接続し、前
記前記第2及び第3のダイオードのオフ時におけるそれ
ぞれの静電容量と第3及び第4のコンデンサのそれぞれ
の合成静電容量と、前記第8及び第9の分布定数線路の
それぞれのインダクタンス成分により、並列共振回路を
構成したことを特徴とする。
【0012】また、前記分布定数線路としてストリップ
ラインを用いたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、複数の誘電体層を積層し
てなる多層基板中に、各素子を積層構造により集中して
形成するため、1チップの高周波スイッチとすることが
でき、コストが低くなる。また、浮遊容量や浮遊インダ
クタンスなどの素子値が入らなくなる。
【0014】また、ダイオードを4個使用し、6箇所に
コントロール端子を設けることにより、第1のポートと
第2のポートの接続の切り換えと、第1のポートと第3
のポートの接続の切り換え、及び第3のポートと第4の
ポートの接続の切り換えと、第4のポートと第5のポー
トの接続の切り換えを行うことができる。
【0015】また、第3の分布定数線路のグランド側と
第4の分布定数線路のグランド側を抵抗を介して接続す
ることにより、正または負の単一電源により駆動するこ
とができ、回路配置が簡略化される。
【0016】また、1チップの高周波スイッチとするこ
とができ、さらに正または負の単一電源により駆動する
ことができるため、従来のピンダイオードスイッチ又は
GaAs半導体スイッチを用いた高周波スイッチに比べ
て全体の寸法が小さくなる。また、ダイオードをオンに
するための制御電圧は、GaAs半導体スイッチをオン
にするための制御電圧に比べて小さいものである。
【0017】また、各部品を同時設計して高周波スイッ
チを形成することにより、インピーダンスマッチングを
施した設計を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による高周波スイッチの実施例
を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例で
ある高周波スイッチZ2の斜視図である。高周波スイッ
チZ2は、多層基板T1を含む。多層基板T1は、図2
に示す第1の誘電体層〜第22の誘電体層1〜22を順
次積層することによって形成される。第1の誘電体層1
上にはダイオードD1〜D4が搭載される。また、第
2,第3,第4,第6,第7,第8,第9,第13,第
19,第21の誘電体層2,3,4,6,7,8,9,
13,19,21上には、それぞれコンデンサ電極31
と32,33〜37,38〜40,49〜51,52〜
56,57〜59,60〜64,66〜72,81〜8
3,85〜87が形成される。また、第5の誘電体層5
上には、コンデンサ電極41〜45とストリップライン
電極46〜48が形成される。また、第16の誘電体層
16上には、ストリップライン電極74〜79が形成さ
れる。また、第12,第14,第18,第20,第22
の誘電体層12,14,18,20,22上には、それ
ぞれグランド電極65,73,80,84,88が形成
される。さらに、第22の誘電体層22の下面(図2中
に22uと符号を付す)には、アンテナ用外部電極8
9,94と、送信回路用外部電極91と、受信回路用外
部電極95,99と、コントロール用外部電極90,9
2,93,96,98,99と、グランド用外部電極9
7が形成される。
【0019】そして、誘電体層1乃至22には信号ライ
ン電極(図示せず)とビアホール電極(図示せず)とを
必要な箇所に形成し、また多層基板T1の外面にも外部
電極(図示せず)を形成し、該ビアホール電極及び外部
電極を介して、前述のダイオード,コンデンサ電極,ス
トリップライン電極,グランド電極,アンテナ用外部電
極,送信回路用外部電極,受信回路用外部電極,コント
ロール用外部電極,グランド用外部電極のそれぞれを適
宜接続することにより、後述する図3に示す回路構成と
等価に、高周波スイッチZ2を構成してなるものであ
る。
【0020】このような高周波スイッチを製造するにあ
たっては、誘電体セラミックグリーンシートが準備され
る。そして、誘電体セラミックグリーンシート上に、各
々の電極・信号ラインの形状に応じて電極ペーストが印
刷される。次に、所定形状に電極ペーストが印刷された
誘電体セラミックグリーンシートを積層し、焼成するこ
とによって、誘電体層が積層してなる多層基板が形成さ
れる。この際、誘電体セラミックグリーンシートを積層
した後、外部電極の形状に電極ペーストを印刷し、一体
焼成することによって高周波スイッチを形成してもよ
い。
【0021】このように、各素子を積層構造により集中
して形成するため、全体の寸法が小さい1チップの高周
波スイッチとすることができ、またコストを低くするこ
とができる。さらに、浮遊容量や浮遊インダクタンスな
どの素子値が入らなくなるため、所望の特性を得ること
ができる。
【0022】図3に、この高周波スイッチZ2の等価回
路を示す。図3において、コンデンサC1〜C18は、
多層基板T1の内部に,それぞれ前述のコンデンサ電極
66,70,81と85,83と87,72,69,6
7,33と38と41と49と52と57と60,34
と38と42と49と53と57と61,36と40と
44と51と55と59と63,37と40と45と5
1と56と59と64,68,31,32,82と8
6,71,43と62,35と39と50と54で形成
される。また、ストリップラインS1〜S9も、多層基
板T1の内部にそれぞれ前述のストリップライン電極7
4,75,76,77,78,79,47,46,48
で形成される。また、抵抗R1〜R8は、本実施例にお
いては前述の多層基板T1の外部に形成されるが、多層
基板T1の表面又は内部にチップ抵抗または印刷抵抗と
して形成することも可能である。
【0023】以下、図3を参照して高周波スイッチZ2
の回路構成の説明をする。ポートP1は、コンデンサC
7と分布定数線路であるストリップラインS1とコンデ
ンサC8の直列回路を介してポートP2に接続される。
また、コンデンサC7とストリップラインS1の接続点
は、ダイオードD1のカソードに接続され、ダイオード
D1のアノードは、コンデンサC1を介してグランドに
接続されるとともに、抵抗R1を介してコントロール端
子V1に接続される。一方、ダイオードD1のアノード
・カソード間に、抵抗R2が並列に接続される。さら
に、ストリップラインS1とコンデンサC8の接続点
は、ストリップラインS2及びコンデンサC2の直列回
路を介してグランドに接続され、ストリップラインS2
とコンデンサC2の接続点には、コントロール端子V2
が接続される。
【0024】また、ポートP2は、コンデンサC9を介
してダイオードD2のアノードに接続され、コンデンサ
C9とダイオードD2の接続点は、ストリップラインS
3及びコンデンサC3の直列回路を介してグランドに接
続される。また、ダイオードD2のカソードは、コンデ
ンサC16を介してポートP3に接続されるとともに、
ダイオードD3のアノードに接続され、さらにストリッ
プラインS7及びコンデンサ15の直列回路を介してグ
ランドに接続される。また、ストリップラインS7とコ
ンデンサ15の接続点には、コントロール端子V4が接
続される。一方、ダイオードD2のアノード・カソード
間には、抵抗R3と、ストリップラインS8及びコンデ
ンサC17の直列回路と、コンデンサC13とが互いに
並列に接続される。
【0025】また、ダイオードD3のカソードは、コン
デンサC10を介してポートP4に接続され、ダイオー
ドD3のカソードとコンデンサC10の接続点は、スト
リップラインS4及びコンデンサC4の直列回路を介し
てグランドに接続される。一方、ダイオードD3のアノ
ード・カソード間には、抵抗R4と、ストリップライン
S9及びコンデンサC18の直列回路と、コンデンサC
14とが互いに並列に接続される。
【0026】さらに、ストリップラインS3とコンデン
サC3の接続点と、ストリップラインS4とコンデンサ
C4の接続点は、抵抗R7及び抵抗R8の直列回路で接
続され、抵抗R7と抵抗R8の接続点には、コントロー
ル端子V3が接続される。
【0027】また、ポートP4は、コンデンサC11と
ストリップラインS6とコンデンサC12の直列回路を
介してポートP5に接続される。また、コンデンサC1
1とストリップラインS6の接続点は、ストリップライ
ンS5及びコンデンサC5の直列回路を介してグランド
に接続され、ストリップラインS5とコンデンサC5の
接続点には、コントロール端子V5が接続される。さら
に、ストリップラインS6とコンデンサC12の接続点
は、ダイオードD4のカソードに接続され、ダイオード
D4のアノードは、コンデンサC6を介してグランドに
接続されるとともに、抵抗R5を介してコントロール端
子V6に接続される。一方、ダイオードD4のアノード
・カソード間に、抵抗R6が並列に接続されて、高周波
スイッチZ2が構成される。
【0028】なお、コンデンサC1〜C7,C12,C
15,C16は、コントロール端子V1〜V5に印加さ
れた制御電圧により流れる電流が、ダイオードD1〜D
4を含む回路にのみ流れるように電流経路を制限し、他
の部分に影響を及ぼさないようにするものである。
【0029】また、ストリップラインS1〜S7は、目
的の周波数における信号の波長の1/4以下の長さを有
する90°位相シフタ又はハイインピーダンス線路であ
る。また、抵抗R1,R5,R7,R8は、ダイオード
D1〜D4に一定の電流を流すためのものである。
【0030】次に、高周波スイッチZ2の動作を、実施
例とともに説明する。なお、以下に説明する実施例にお
いては、第1の受信回路RX1をポートP1に接続し、
第1のアンテナANT1をポートP2に接続し、送信回
路TXをポートP3に接続し、第2のアンテナANT2
をポートP4に接続し、第2の受信回路RX2をポート
P5に接続するものとする。
【0031】まず、第1のアンテナANT1を用いて送
信回路TXから送信する場合、コントロール端子V1,
V3に正の制御電圧を印加し、コントロール端子V2,
V4をグランドに接続する。又は、コントロール端子V
1,V3をグランドに接続し、コントロール端子V2,
V4に負の制御電圧を印加する。この制御電圧は、ダイ
オードD1,D2に対しては順方向のバイアス電圧とな
り、ダイオードD3に対しては逆方向のバイアス電圧と
なるため、ダイオードD1,D2はオンになり、ダイオ
ードD3はオフになる。
【0032】従って、ポートP3とポートP2間(送信
回路TXと第1のアンテナANT1間)に送信信号が流
れ、ポートP3とポートP4間(送信回路TXと第2の
アンテナANT2間)、及びポートP3とポートP5間
(送信回路TXと第2の受信回路RX2間)には送信信
号が流れない。
【0033】また、ストリップラインS1は、ダイオー
ドD1とコンデンサC1によりグランドに接続されて送
信回路TXからの送信周波数で共振し、そのインピーダ
ンスがほぼ無限大となるため、ポートP3(送信回路T
X)からの信号は、ポートP1(第1の受信回路RX
1)にはほとんど伝送されることはない。さらに、スト
リップラインS2,S3,S7も、コンデンサC2,C
3,C15によりグランドに接続されて送信回路TXか
らの送信周波数で共振し、そのインピーダンスがほぼ無
限大となるため、送信信号がグランド側にもれることは
ない。
【0034】次に、第2のアンテナANT2を用いて送
信回路TXから送信する場合、コントロール端子V4,
V6に正の制御電圧を印加し、コントロール端子V3,
V5をグランドに接続する。又は、コントロール端子V
4,V6をグランドに接続し、コントロール端子V3,
V5に負の制御電圧を印加する。この制御電圧は、ダイ
オードD3,D4に対しては順方向のバイアス電圧とな
り、ダイオードD2に対しては逆方向のバイアス電圧と
なるため、ダイオードD3,D4はオンになり、ダイオ
ードD2はオフになる。
【0035】従って、ポートP3とポートP4間(送信
回路TXと第2のアンテナANT2間)に送信信号が流
れ、ポートP3とポートP1間(送信回路TXと第1の
受信回路RX1間)、及びポートP3とポートP2間
(送信回路TXと第1のアンテナANT1間)には送信
信号が流れない。
【0036】また、ストリップラインS6は、ダイオー
ドD4とコンデンサC6によりグランドに接続されて送
信回路TXからの送信周波数で共振し、そのインピーダ
ンスがほぼ無限大となるため、ポートP3(送信回路T
X)からの信号は、ポートP5(第2の受信回路RX
2)にはほとんど伝送されることはない。さらに、スト
リップラインS4,S5,S7も、コンデンサC4,C
5,C15によりグランドに接続されて送信回路TXか
らの送信周波数で共振し、そのインピーダンスがほぼ無
限大となるため、送信信号がグランド側にもれることは
ない。
【0037】次に、第1のアンテナANT1を用いて第
1の受信回路RX1で受信する場合、コントロール端子
V2,V4に正の制御電圧を印加し、コントロール端子
V1,V3をグランドに接続する。又は、コントロール
端子V2,V4をグランドに接続し、コントロール端子
V1,V3に負の制御電圧を印加する。この制御電圧
は、ダイオードD1,D2に対して逆方向のバイアス電
圧となるため、ダイオードD1,D2はオフになる。
【0038】従って、ポートP2とポートP1間(第1
のアンテナANT1と第1の受信回路RX1間)に受信
信号が流れ、ポートP2(第1のアンテナANT1)と
ダイオードD1・コンデンサC1を介したグランド間、
ポートP2とポートP3間(第1のアンテナANT1と
送信回路TX間)、及びポートP2とポートP5間(第
1のアンテナANT1と第2の受信回路RX2間)には
受信信号が流れない。また、ストリップラインS2,S
3は、コンデンサC2,C3によりグランドに接続され
て第1のアンテナANT1からの受信周波数で共振し、
そのインピーダンスがほぼ無限大となるため、受信信号
がグランド側にもれることはない。
【0039】次に、第2のアンテナANT2を用いて第
2の受信回路RX2で受信する場合、コントロール端子
V3,V5に正の制御電圧を印加し、コントロール端子
V4,V6をグランドに接続する。又は、コントロール
端子V3,V5をグランドに接続し、コントロール端子
V4,V6に負の制御電圧を印加する。この制御電圧
は、ダイオードD3,D4に対して逆方向のバイアス電
圧となるため、ダイオードD3,D4はオフになる。
【0040】従って、ポートP4とポートP5間(第2
のアンテナANT2と第2の受信回路RX2間)に受信
信号が流れ、ポートP4(第2のアンテナANT2)と
ダイオードD4・コンデンサC6を介したグランド間、
ポートP4とポートP3間(第2のアンテナANT2と
送信回路TX間)、及びポートP4とポートP2間(第
2のアンテナANT2と第1の受信回路RX1間には受
信信号が流れない。また、ストリップラインS4,S5
は、コンデンサC4,C5によりグランドに接続されて
第2のアンテナANT2からの受信周波数で共振し、そ
のインピーダンスがほぼ無限大となるため、受信信号が
グランド側にもれることはない。
【0041】以上に述べた高周波スイッチZ2の動作に
おいて、第1のアンテナANT1を用いた送信回路TX
からの送信と、第2のアンテナANT2を用いた第2の
受信回路RX2での受信は、コントロール端子V1,V
3,V5に正の制御電圧を印加し、コントロール端子V
2,V4,V6をグランドに接続するか、若しくは、コ
ントロール端子V1,V3,V5をグランドに接続し、
コントロール端子V2,V4,V6に負の制御電圧を印
加することにより、同時に行うことが可能である。
【0042】また、第2のアンテナANT2を用いた送
信回路TXからの送信と、第1のアンテナANT1を用
いた第1の受信回路RX1での受信も、コントロール端
子V2,V4,V6に正の制御電圧を印加し、コントロ
ール端子V1,V3,V5をグランドに接続するか、若
しくは、コントロール端子V2,V4,V6をグランド
に接続し、コントロール端子V1,V3,V5に負の制
御電圧を印加することにより、同時に行うことが可能で
ある。
【0043】また、ポートP3側(送信回路TX側)か
ら見たポートP1方向(第1の受信回路RX1方向)と
ポートP5方向(第2の受信回路RX2方向)の回路の
対称性は確保されており、切り換える方向により特性の
変化は生じない。
【0044】また、ダイオードD2とダイオードD3の
極性方向は、図3に示した方向以外に、その反対の方向
でも実施可能である。この場合、コントロール端子V
3,V4に印加される制御電圧の極性と、ポートP2,
P3,P4の接続関係は逆になる。
【0045】ここで、抵抗R2〜R4,R6は、ダイオ
ードD1〜D4のオフ時の静電容量に蓄積された電荷
を、ダイオードD1〜D4のオン時と同時に抵抗R2〜
R4,R6に放電することにより、ダイオードD1〜D
4のオフからオンのスイッチング動作をスムーズに行う
ためのものである。
【0046】また、ストリップラインS8とコンデンサ
C17の直列回路、及びコンデンサC13は、ダイオー
ドD2のオフ時の静電容量とコンデンサC13との合成
静電容量と、ストリップラインS8のインダクタンス成
分とで並列共振回路を形成する。そして、共振周波数を
信号の周波数とを一致させることにより、ダイオードD
2のオフ時のインピーダンスを増加させ、第1のアンテ
ナANT1と送信回路TX間のアイソレーションを向上
させるものである。同様に、ストリップラインS9とコ
ンデンサC18の直列回路、及びコンデンサC14は、
ダイオードD3のオフ時の静電容量とコンデンサC14
との合成静電容量と、ストリップラインS9のインダク
タンス成分とで並列共振回路を形成する。そして、共振
周波数を信号の周波数とを一致させることにより、ダイ
オードD3のオフ時のインピーダンスを増加させ、送信
回路TXと第2のアンテナANT2とのアイソレーショ
ンを向上させるものである。ここで、コンデンサC1
7,C18はストリップラインS8,S9により電流が
バイパスされるのを防ぐためのものであり、コンデンサ
C13,C14は前記並列共振回路に静電容量を付加し
て所望の共振周波数を得るためのものである。
【0047】このように構成された高周波スイッチZ2
は、コントロール端子V1〜V6に印加される制御電圧
の電源を、正又は負の単一電源で構成することができ
る。また、ダイオードをオンにするための制御電圧は、
GaAs半導体スイッチをオンにするための制御電圧に
比べて小さいものである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる高
周波スイッチによれば、複数の誘電体層を積層してなる
多層基板中に、各素子を積層構造により集中して形成す
るため、1チップの高周波スイッチとすることができ、
コストが低くなる。また、浮遊容量や浮遊インダクタン
スなどの素子値が入らなくなるため、所望の特性を得る
ことができる。
【0049】また、ダイオードを4個使用し、6箇所に
コントロール端子を設けることにより、第1のポートと
第2のポートの接続と、第1のポートと第3のポートの
接続の切り換え、及び第3のポートと第4のポートの接
続と、第4のポートと第5のポートの接続の切り換えを
行うことができる。従って、第1のアンテナANT1と
第1の受信回路RX1の接続の切り換えと、第1のアン
テナANT1と送信回路TXと接続の切り換え、及び第
2のアンテナANT2と第2の受信回路RX2の接続の
切り換えと、第2のアンテナANT2と送信回路TXの
接続の切り換えを行うところの、ダイバーシティ方式の
送受信切り換えに対応することができる。
【0050】また、第3の分布定数線路のグランド側と
第4の分布定数線路のグランド側が抵抗を介して接続さ
れることにより、正または負の単一電源により駆動する
ことができる。従って、回路配置の簡略化を図ることが
できる。
【0051】また、1チップの高周波スイッチとするこ
とができ、さらに正または負の単一電源により駆動する
ことができるので、従来のピンダイオードスイッチ又は
GaAs半導体スイッチを用いた高周波スイッチに比べ
て全体の寸法を小さくすることができる。従って、今後
さらに小型化が予想される移動体通信機器などの要求に
応えることが可能になる。
【0052】また、ダイオードをオンにするための制御
電圧は、GaAs半導体スイッチをオンにするための制
御電圧に比べて小さいものであるため、GaAs半導体
スイッチを用いた高周波スイッチに比べて消費電流を低
くすることができる。
【0053】また、各素子を同時設計して高周波スイッ
チを形成することにより、インピーダンスマッチングを
施した設計を行うことができる。従って、インピーダン
ス整合回路を不必要とすることができる。
【0054】また、ダイオードのアノード・カソード間
に、抵抗を並列に接続することにより、ダイオードのオ
フからオンのスイッチング動作をスムーズに行うことが
できる。
【0055】また、ダイオードのアノード・カソード間
に、分布定数線路とコンデンサとの直列回路,及び他の
コンデンサを互いに並列に接続し、ダイオードのオフ時
の静電容量と他のコンデンサとの合成静電容量と、分布
定数線路のインダクタンス成分とで並列共振回路を構成
することにより、第2のポートと第3のポート間、及び
第3のポートと第4のポート間のアイソレーションを向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、高周波スイッチの斜
視図である。
【図2】本発明の一実施例である、高周波スイッチの分
解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例である、高周波スイッチの回
路構成図である。
【図4】従来の高周波スイッチの、概略構成図である。
【符号の説明】
Z2 高周波スイッチ T1 多層基板 1〜22 誘電体層 D1〜D4 ダイオード 31〜45,49〜64,66〜72,81〜83,8
5〜87 コンデンサ電極 46〜48,74〜79 ストリップライン電極 C1〜C18 コンデンサ S1〜S7 ストリップライン R1〜8 抵抗 P1〜P5 ポート V1〜V6 コントロール端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 達也 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 降谷 孝治 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 中島 規巨 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5つのポートを有し、該5つのポートの
    うち、第1のポートと第2のポートの接続の切り換え
    と、前記第1のポートと第3のポートの接続の切り換
    え、及び前記第3のポートと第4のポートの接続の切り
    換えと、前記第4のポートと第5のポートの接続の切り
    換えを行うための高周波スイッチにおいて、 複数の誘電体層を積層してなる多層基板の外面に前記5
    つのポートを形成するとともに高周波デバイスを搭載
    し、少なくとも前記多層基板の外面または前記誘電体層
    上に、グランド電極と前記5つのポートと前記高周波デ
    バイスとに接続した信号ラインとを形成し、前記信号ラ
    インと同一平面上には、前記信号ラインと前記グランド
    電極間に接続した分布定数線路を形成し、該分布定数線
    路を介して前記高周波デバイスにバイアス電圧をかけて
    なることを特徴とする、高周波スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記高周波デバイスとしてダイオードを
    用い、前記第1のポートを第1のダイオードのカソード
    に、アノードをグランドに接続し、前記第2のポートと
    前記第3のポートとの間に、第2のダイオードを接続
    し、前記第3のポートと前記第4のポートとの間に、第
    3のダイオードを前記第2のダイオードと順方向に接続
    し、第4のダイオードのカソードを前記第5のポート
    に、アノードをグランドに接続し、 前記第1のポートと前記第2のポートとの間に、第1の
    分布定数線路を接続し、該第1の分布定数線路と前記第
    2のポートの接続点とグランドとの間に、第2の分布定
    数線路を接続し、前記第2のポートと前記第2のダイオ
    ードの接続点とグランドとの間に、第3の分布定数線路
    を接続し、前記第3のダイオードと前記第4のポートの
    接続点とグランドの間に、第4の分布定数線路を接続
    し、前記第4のポートと前記第5のポートの間に、第5
    の分布定数線路を接続し、該第5の分布定数線路と前記
    第4のポートの接続点とグランドとの間に、第6の分布
    定数線路を接続し、前記第2のダイオードと前記第3の
    ダイオードの接続点とグランドとの間に、第7の分布定
    数線路を接続し、 前記第3の分布定数線路のグランド側と前記第4の分布
    定数線路のグランド側との間に、第1の抵抗と第2の抵
    抗との直列回路を接続し、 前記第1のダイオードのグランド側に第3の抵抗を介し
    て第1のコントロール端子を接続し、前記第2の分布定
    数線路のグランド側に第2のコントロール端子を接続
    し、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の接続点に第3の
    コントロール端子を接続し、前記第7の分布定数線路の
    グランド側に第4のコントロール端子を接続し、前記第
    6の分布定数線路のグランド側に第5のコントロール端
    子を接続し、前記第4のダイオードのグランド側に第4
    の抵抗を介して第6のコントロール端子を接続したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の高周波スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1〜第4のダイオードに並列に、
    それぞれ第5〜第8の抵抗を接続したことを特徴とす
    る、請求項2に記載の高周波スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第2のダイオードに並列に、第8の
    分布定数線路と第1のコンデンサとの直列回路を接続
    し、第3のダイオードに並列に、第9の分布定数線路と
    第2のコンデンサとの直列回路を接続し、前記第2及び
    第3のダイオードのオフ時におけるそれぞれの静電容量
    と、前記第8及び第9の分布定数線路のそれぞれのイン
    ダクタンス成分により、並列共振回路を構成したことを
    特徴とする、請求項2に記載の高周波スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記第2のダイオードに並列に、第8の
    分布定数線路と第1のコンデンサとの直列回路及び第3
    のコンデンサを互いに並列に接続し、第3のダイオード
    に並列に、第9の分布定数線路と第2のコンデンサとの
    直列回路及び第4のコンデンサを互いに並列に接続し、
    前記前記第2及び第3のダイオードのオフ時におけるそ
    れぞれの静電容量と第3及び第4のコンデンサのそれぞ
    れの合成静電容量と、前記第8及び第9の分布定数線路
    のそれぞれのインダクタンス成分により、並列共振回路
    を構成したことを特徴とする、請求項2に記載の高周波
    スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記分布定数線路としてストリップライ
    ンを用いたことを特徴とする、請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載の高周波スイッチ。
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