JPH08162215A - コネクタのロック機構 - Google Patents

コネクタのロック機構

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JPH08162215A
JPH08162215A JP30507394A JP30507394A JPH08162215A JP H08162215 A JPH08162215 A JP H08162215A JP 30507394 A JP30507394 A JP 30507394A JP 30507394 A JP30507394 A JP 30507394A JP H08162215 A JPH08162215 A JP H08162215A
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JP
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hole
claw
housing
tip
lock
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JP30507394A
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Katsunori Suzuki
克則 鈴木
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高い強度のコネクタのロック機構を提供す
る。 【構成】 ハウジング31のフード部33の外周には嵌
合部35が形成され、これは取着体の貫通穴に嵌合され
る。嵌合部35には貫通穴の中心軸方向に突出したロッ
ク部37が延設されており、ハウジング31のフード部
33と間隙39を隔てて略平行に配置されている。この
ロック部37は、嵌合部35に連設されるアーム部41
と、この先端に形成された爪部43とから構成されてい
る。ロック部37は、樹脂材からなるハウジング31と
一体成形され、貫通穴の半径方向に爪部43が屈曲する
可撓性を有している。また、爪部43には、爪先端部4
3aがアーム部41の外側に突出され、フード部33と
対向する爪部43の内側の面には肉盛り部45が形成さ
れている。また、爪部43とアーム部41の間には薄肉
部47が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に搭載される
変速機ケース等の取着体に穿設された貫通穴にコネクタ
ハウジングを固定するためのコネクタのロック機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の自動変速機において
は、取着体である変速機ケースに貫通穴が穿設され、こ
の貫通穴にはコネクタが貫通状態で固定される。変速機
ケースの内部にはセンサなどの電線が配索され、これら
の電線は貫通穴に固定されたコネクタを介して外部の電
線に接続される。この種のコネクタでは、変速機ケース
内のオイルが外部へ漏れ出すことのないように、コネク
タが貫通穴に確実に固定されることが要求される。
【0003】図7は従来のコネクタのロック機構を表す
断面図である。コネクタ1は、変速機ケース3に穿設さ
れた貫通穴5に挿着されるハウジング7と、このハウジ
ング7に変速機ケース3の外部から嵌合するハウジング
9とを備える。貫通穴5に嵌合されるハウジング7の嵌
合部11外周には円周方向の凹溝13が形成され、この
凹溝13内にはOリング15が取り付けられる。また、
嵌合部11の一端側には変速機ケース3の内壁面3aに
当接するフランジ17が一体的に形成されている。ま
た、嵌合部11の他端側には貫通穴5の中心軸方向で且
つフランジ17と反対側に突出したロック部19が設け
られ、ロック部19は可撓性を有して貫通穴5の半径方
向に弾性変形可能となっている。
【0004】従って、変速機ケース3の内側から嵌合部
11が貫通穴5に挿入されたハウジング7は、フランジ
17が変速機ケース3の内壁面3aに当接するととも
に、ロック部19が変速機ケース3の外壁面3bに係止
し、貫通穴5の中心軸方向に移動不能となって貫通穴5
に固定される。また、この状態で嵌合部11と貫通穴5
の内周面との間は、Oリング15により密着されること
で、変速機ケース3内からオイル21が外部に漏れない
ように封止される。そして、変速機ケース3に固定され
たハウジング7には変速機ケース3の外側からハウジン
グ9が嵌入され、ハウジング9は係止部23をハウジン
グ7の係止爪25に係合させることでハウジング7に抜
脱可能に嵌合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したコネクタ1で
は、変速機ケース3内のオイル21が外部に漏れ出さな
いようにするため、ハウジング7を変速機ケース3の貫
通穴5に確実に固定しなければならない。そのために
は、ロック部19の剛性を高め、又ロック部19の係止
段部19aを大きく確保することが望ましい。しかしな
がら、部品点数の削減、コストダウンなどの理由からハ
ウジング7と一体的に成形されるロック機構において
は、ロック部19の剛性を高めたり、係止段部19aを
大きくして貫通穴5への取付け強度を向上させた場合、
ハウジング7を貫通穴5に挿入する際のロック部19と
貫通穴5との干渉が強くなり、挿入力が増大してハウジ
ング7の取付け作業性を低下させるという問題がある。
逆に、取付け作業性を良好にするため、剛性を低くし、
又係止段部19aを小さくすれば、取付け強度が低下し
て係止力が損なわれるという問題がある。以上のよう
に、ハウジング7の取付け作業性と取付け強度とは相反
する関係にあり、ロック部19の剛性、又は係止段部1
9aの大きさを如何に変えても両者を同時に満足させる
ことはできなかった。
【0006】本発明の目的は、上記状況に鑑みてなされ
たもので、低い挿入力で取付け作業性の向上を図るとと
もに、同時に高い取付け強度によりロック機構の信頼性
向上を図ることができるコネクタのロック機構を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、取
着体に穿設された貫通穴にコネクタハウジング外周に形
成された嵌合部を嵌入し、嵌合部の先端部に形成された
ロック部によりハウジングを貫通穴の縁部に固定するコ
ネクタのロック機構において、ハウジングのフード部の
外周に形成した嵌合部の端部から可撓性を有するアーム
部を貫通穴の中心軸方向に沿って延設させ、アーム部の
先端に貫通穴の縁部に係止される爪部を形成し、爪部を
屈曲可能とする薄肉部をアーム部に形成したことを特徴
とするコネクタのロック機構によって達成することがで
きる。また上記目的は、爪部の先端に肉盛り部を形成し
たことよって達成することができる。
【0008】また本発明の上記目的は、取着体に穿設さ
れた貫通穴にコネクタハウジング外周に形成された嵌合
部を嵌入し、嵌合部の先端部に形成されたロック部によ
りハウジングを貫通穴の縁部に固定するコネクタのロッ
ク機構において、ハウジングのフード部の外周に形成し
た嵌合部の端部から可撓性を有するアーム部を貫通穴の
中心軸方向に沿って延設させ、貫通穴の縁部に係止され
る爪先端部をアーム部の基端に向かって外側に折り返さ
れたV字形状の爪部が、アーム部の先端に形成されたこ
とを特徴とするコネクタのロック機構によって達成する
ことができる。
【0009】
【作用】本発明に係わる上記構成のコネクタのロック機
構においては、ハウジングのフード部の外周に形成した
嵌合部の端部から可撓性を有するアーム部を貫通穴の中
心軸方向に沿って延設させ、アーム部の先端に貫通穴の
縁部に係止される爪部を形成し、爪部を屈曲可能とする
薄肉部をアーム部に形成したことである。これにより、
取着体の貫通穴にハウジングが挿入されると、爪部の爪
先端部が貫通穴の内壁から反力を受け、ロック部がアー
ム部の基端部を支点として弾性変形され、爪部の先端が
ハウジングのフード部に当接する。この際、爪部の根本
部には屈曲可能な薄肉部が形成されていることから、爪
部が薄肉部を第2の支点として撓められることでロック
部は貫通穴に挿入可能となる。このロック部は、2つの
支点で撓められることで、変位量が2箇所で分担され、
それぞれの変位量が小さくなることから挿入力が低くな
る。
【0010】一方、ハウジングが貫通穴に固定された状
態で、挿入方向と逆方向の外力がハウジングに加えられ
ると、爪先端部が貫通穴の縁部から反力を受け、ロック
部の爪部が薄肉部で撓められて先端がフード部に当接す
る。これにより、ロック部の爪先端部が貫通穴の縁部に
係止するとともに、先端がフード部に当接されることで
貫通穴の半径方向への屈曲が阻止され、高い強度での取
付けが得られる。
【0011】また、本発明に係わる上記構成のコネクタ
のロック機構においては、ハウジングのフード部の外周
に形成した嵌合部の端部から可撓性を有するアーム部を
貫通穴の中心軸方向に沿って延設させ、貫通穴の縁部に
係止される爪先端部をアーム部の基端に向かって外側に
折り返されたV字形状の爪部が、アーム部の先端に形成
されたことである。これにより、貫通穴にハウジングが
挿入されると、爪先端部が貫通穴の内壁から反力を受
け、ロック部はアーム部の基端部を支点として弾性変形
されるとともに、折り返された部分を第2の支点として
爪先端部が撓められ、ロック部が貫通穴に挿入可能とな
る。即ち、ロック部は、2つの支点で撓められること
で、変位量が2箇所で分担され、それぞれの変位量が小
さくなることから挿入力が低くなる。そして、ハウジン
グが貫通穴の所定位置まで挿入されると、爪先端部が貫
通穴を貫通して、アーム部及び爪先端部が2つの支点で
貫通穴の半径方向外側に弾性復帰し、爪先端部が貫通穴
の縁部に係止される。したがって、ハウジングは、フラ
ンジが変速機ケースの内壁面に当接するとともに、爪先
端部が変速機ケースの外壁面に係止し、貫通穴の中心軸
方向に移動不能となって貫通穴に固定される。
【0012】一方、ハウジングが貫通穴に固定された状
態で、変速機ケースの内側へ押圧するような外力がハウ
ジングに加えられると、爪先端部が貫通穴の縁部から反
力を受けることになる。したがって、爪先端部に反力が
作用すると、ロック部は爪先端部が先端部の支点を中心
に外側に開く方向で撓められ、貫通穴縁部との係止状態
を保持するとともに、アーム部が基端部の支点を中心に
撓められ、爪部の先端がフード部に当接する。即ち、ロ
ック部は、爪先端部が貫通穴の縁部に係止するととも
に、爪部の先端がフード部に当接され、貫通穴の半径方
向への屈曲が構造的に阻止され、高い強度での取付けが
得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るコネクタのロック機構の
好適な第1実施例を図1乃至図3に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明に係るコネクタのロック機構の第1
実施例を示す要部の拡大断面図、図2は図1におけるケ
ースへの取付け状態を示す作用説明図、図3は図1にお
ける外力が作用した時の作用説明図である。図1に示す
ようにハウジング31のフード部33の外周には嵌合部
35が形成され、この嵌合部35は取着体の貫通穴5
(図5参照)に嵌合される。また、この嵌合部35には
貫通穴の中心軸方向に突出したロック部37が延設され
ており、ロック部37はハウジング31のフード部33
と間隙39を隔てて略平行に配置されている。このロッ
ク部37は、嵌合部35に連設されるアーム部41と、
このアーム部41の先端に形成された爪部43とから構
成されている。更に、ロック部37は、樹脂材からなる
ハウジング31と一体成形されることで、貫通穴の半径
方向に爪部43が屈曲する可撓性を有している。
【0014】爪部43は、貫通穴縁部との引っ掛かりを
大きくするために、爪先端部43aがアーム部41の外
側に大きく突出されている。また、フード部33と対向
する爪部43の内側の面には肉盛り部45が形成され、
この肉盛り部45はロック部37が撓んだ際に最初にフ
ード部33に当接するものである。また、爪部43とア
ーム部41の間には薄肉部47が形成され、この薄肉部
47は他のアーム部41より撓み易くなっている。従っ
て、爪部43に外力が作用した際、爪部43は薄肉部4
7を支点として撓むことになる。即ち、ロック部37
は、アーム部41と薄肉部47の2箇所で屈曲可能なよ
うに構成されている。
【0015】このように構成されたロック機構の作用を
図2及び図3に基づいて説明する。先ず、図2aに示す
ように取着体である変速機ケース3の貫通穴5にハウジ
ング31が変速機ケース3の内側から嵌入されると、爪
部43の爪先端部43aが貫通穴5の内壁から反力を受
け、ロック部37がアーム部41の基端部を支点P1
して弾性変形され、肉盛り部45がハウジング31のフ
ード部33に当接する。この際、爪部43が薄肉部47
を第2の支点P2 として撓められ、ロック部37が貫通
穴5に挿入可能となる。即ち、ロック部37は、2つの
支点P1 ,P2で撓められることで、変位量が2箇所で
分担され、それぞれの変位量が小さくなることから低い
挿入力でハウジング31を嵌入させることができる。
【0016】そして、図2bに示すようにハウジング3
1が貫通穴5の所定位置まで挿入されると、爪先端部4
3aが貫通穴5を貫通し、アーム部41が支点P1 で貫
通穴5の半径方向外側に弾性復帰して、爪先端部43a
が貫通穴5の縁部に係止される。これにより、ハウジン
グ31は、フランジ35aが変速機ケース3の内壁面3
aに当接するとともに、爪先端部43aが変速機ケース
3の外壁面3bに係止され、貫通穴5に固定される。
【0017】次に、図3に示すようにハウジング31が
貫通穴5に固定された状態で、変速機ケース3の内側へ
押圧するような外力Fがハウジング31に加えられる
と、爪先端部43aが貫通穴5の縁部から矢印X方向の
反力を受けることになる。よっって、爪先端部43aに
反力が作用すると、爪部43が薄肉部47で支点P2
中心に撓められ、先端の肉盛り部45がフード部33に
当接する。即ち、ロック部37は、爪先端部43aが貫
通穴5の縁部に係止するとともに、肉盛り部45がフー
ド部33に当接され、貫通穴5の半径方向への屈曲が阻
止され、より高い強度の取付け構造を得ることができ
る。
【0018】なお、上述した第1実施例でのロック部3
7を有するロック機構では、図2aに示したようにハウ
ジング31の中途嵌合時に、ロック部37先端の肉盛り
部45がフード部33に接触する。従って、コネクタ接
続時に相手方ハウジングをフード部33の外周に挿入さ
せた時、ハウジング31の中途嵌合状態では相手方ハウ
ジングが肉盛り部45に当接して嵌合が阻止される。よ
って、ハウジング31の貫通穴5に対する中途嵌合状態
の検知が可能となる。
【0019】次に、本発明に係るコネクタのロック機構
の第2実施例を図4乃至6に基づいて詳細に説明する。
図4は本発明のコネクタのロック機構の第2実施例を示
す要部の拡大断面図、図5は図4におけるケースへの取
付け状態を示す作用説明図、図6は図4における外力が
作用した時の作用説明図である。図4に示すように嵌合
部35から突出されるロック部51が、上述の第1実施
例と異なる形状で形成されている。このロック部51
は、嵌合部35に連設されるアーム部53と、このアー
ム部53の先端に形成された爪部55とから構成され
る。また、このロック部51は、樹脂材からなるハウジ
ング31と一体成形されることで、貫通穴の半径方向に
爪部55全体が屈曲する可撓性を有している。
【0020】また、爪部55は、爪先端部55aがアー
ム部53の基端に向かって外側に折り返されたV字状に
形成されている。従って、爪部55に外力が作用した際
には、爪先端部55aが折り返し部55bを支点に撓む
ようになっている。即ち、ロック部51は、アーム部5
3と折り返し部55bの2箇所で屈曲可能に構成されて
いる。
【0021】このように構成された第2実施例に係るロ
ック機構の作用を説明する。図5aに示すように貫通穴
5にハウジング31が挿入されると、爪先端部55aが
貫通穴5の内壁から反力を受け、ロック部51はアーム
部53の基端部を支点P1 として弾性変形されるととも
に、折り返し部55bを第2の支点P3 として爪先端部
55aが撓められ、ロック部51が貫通穴5に挿入可能
となる。即ち、ロック部51は、2つの支点P1 ,P3
で撓められることで、変位量が2箇所で分担され、それ
ぞれの変位量が小さくなることから低い挿入力で嵌入す
ることができる。
【0022】そして、図4bに示すようにハウジング3
1が貫通穴5の所定位置まで挿入されると、爪先端部5
5aが貫通穴5を貫通して、アーム部53及び爪先端部
55aが2つの支点P1 ,P3 で貫通穴5の半径方向外
側に弾性復帰し、爪先端部55aが貫通穴5の縁部に係
止される。これにより、ハウジング31は、フランジ3
5aが変速機ケース3の内壁面3aに当接するととも
に、爪先端部55aが変速機ケース3の外壁面3bに係
止し、貫通穴5の中心軸方向に移動不能となって貫通穴
5に固定される。
【0023】次に、図6に示すようにハウジング31が
貫通穴5に固定された状態で、変速機ケース3の内側へ
押圧するような外力Fがハウジング31に加えられる
と、爪先端部55aが貫通穴5の縁部から矢印X方向の
反力を受けることになる。従って、爪先端部55aに反
力が作用すると、ロック部51は爪先端部55aが支点
3 を中心に外側に開く方向で撓められ、貫通穴縁部と
の係止状態を保持するとともに、アーム部53が支点P
1 を中心に撓められ、爪部55の先端の折り返し部55
bがフード部33に当接する。即ち、ロック部51は、
爪先端部55aが貫通穴5の縁部に係止するとともに、
爪部55の折り返し部55bがフード部33に当接さ
れ、貫通穴5の半径方向への屈曲が阻止され、より高い
強度での取付け構造が得られる。
【0024】なお、上述した第2実施例でのロック部5
1を有するロック機構では、図5aに示したようにハウ
ジング31の中途嵌合時に、ロック部51先端の折り返
し部55bがフード部33に近接する。従って、コネク
タ接続時に相手方ハウジングをフード部33の外周に挿
入させた時、ハウジング31の中途嵌合状態では相手方
ハウジングが折り返し部55bに当接して嵌合が阻止さ
れることになる。よって、ハウジング31の貫通穴5に
対する中途嵌合状態の検知が可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコネク
タのロック機構においては、ハウジングのフード部の外
周に形成した嵌合部の端部から可撓性を有するアーム部
を貫通穴の中心軸方向に沿って延設させ、アーム部の先
端に貫通穴の縁部に係止される爪部を形成し、爪部を屈
曲可能とする薄肉部をアーム部に形成したことである。
また、爪部の先端には肉盛り部が形成されている。これ
により、ハウジング挿入時にロック部が2つの支点で撓
められ、変位量を2箇所で分担できることから低挿入力
でハウジングを貫通穴に嵌入固定させることができる。
また、固定状態では挿入方向と逆方向の外力がハウジン
グに作用しても、爪部が薄肉部で撓められて貫通穴の縁
部とフード部とに当接してロック部の屈曲が阻止される
ことから、高い強度の取付け構造を得ることができる。
【0026】また、本発明に係るコネクタのロック機構
においては、ハウジングのフード部の外周に形成した嵌
合部の端部から可撓性を有するアーム部を貫通穴の中心
軸方向に沿って延設させ、貫通穴の縁部に係止される爪
先端部をアーム部の基端に向かって外側に折り返された
V字形状の爪部が、アーム部の先端に形成されたことで
ある。これにより、ハウジング挿入時にロック部が2つ
の支点で撓められ、変位量を2箇所で分担できることか
ら低挿入力でハウジングを貫通穴に嵌入固定させること
ができる。また、固定状態では挿入方向と逆方向の外力
がハウジングに作用すると、爪先端部が先端部の支点を
中心に外側に開く方向で撓められるとともに、爪部の先
端がフード部に当接してロック部の屈曲が阻止されるこ
とから、高い強度の取付け構造を得ることができる。よ
って、低挿入力を確保しつつ、高い取付け強度を得るこ
とができ、取付け作業性の向上とともに、ロック機構の
信頼性の向上を同時に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタのロック機構の第1実施
例を示す要部の拡大断面図である。
【図2】図1におけるケースへの取付け状態を示す作用
説明図であり、(a)図は嵌合途中の状態であり、
(b)図は固定完了状態を示すものである。
【図3】図1における外力が作用した時の作用説明図で
ある。
【図4】本発明に係るコネクタのロック機構の第2実施
例を示す要部の拡大断面図である。
【図5】図4におけるケースへの取付け状態を示す作用
説明図であり、(a)図は嵌合途中の状態であり、
(b)図は固定完了状態を示すものである。
【図6】図4における外力が作用した時の作用説明図で
ある。
【図7】従来のコネクタのロック機構を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
3 変速機ケース(取着体) 5 貫通穴 31 ハウジング 33 フード部 35 嵌合部 35a フランジ 37 ロック部(第1実施例) 41 アーム部(第1実施例) 43 爪部 43a 爪先端部 45 肉盛り部 47 薄肉部 51 ロック部(第2実施例) 53 アーム部(第2実施例) 55 V字状の爪部 55a 爪先端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取着体に穿設された貫通穴にコネクタハ
    ウジング外周に形成された嵌合部を嵌入し、該嵌合部の
    先端部に形成されたロック部により前記ハウジングを前
    記貫通穴の縁部に固定するコネクタのロック機構におい
    て、 前記ハウジングのフード部の外周に形成した前記嵌合部
    の端部から可撓性を有するアーム部を前記貫通穴の中心
    軸方向に沿って延設させ、該アーム部の先端に前記貫通
    穴の縁部に係止される爪部を形成し、該爪部を屈曲可能
    とする薄肉部を前記アーム部に形成したことを特徴とす
    るコネクタのロック機構。
  2. 【請求項2】 前記爪部の先端に肉盛り部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタのロック機構。
  3. 【請求項3】 取着体に穿設された貫通穴にコネクタハ
    ウジング外周に形成された嵌合部を嵌入し、該嵌合部の
    先端部に形成されたロック部により前記ハウジングを前
    記貫通穴の縁部に固定するコネクタのロック機構におい
    て、 前記ハウジングのフード部の外周に形成した前記嵌合部
    の端部から可撓性を有するアーム部を前記貫通穴の中心
    軸方向に沿って延設させ、前記貫通穴の縁部に係止され
    る爪先端部を前記アーム部の基端に向かって外側に折り
    返されたV字形状の爪部が、前記アーム部の先端に形成
    されたことを特徴とするコネクタのロック機構。
JP30507394A 1994-12-08 1994-12-08 コネクタのロック機構 Pending JPH08162215A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012095509A (ja) * 2010-10-29 2012-05-17 Denso Corp 回転電機の水抜き構造
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