JPH08161682A - 火災報知設備 - Google Patents

火災報知設備

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JPH08161682A
JPH08161682A JP6302498A JP30249894A JPH08161682A JP H08161682 A JPH08161682 A JP H08161682A JP 6302498 A JP6302498 A JP 6302498A JP 30249894 A JP30249894 A JP 30249894A JP H08161682 A JPH08161682 A JP H08161682A
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fire
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fire alarm
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JP6302498A
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Inventor
Kenji Takeyoshi
賢司 武吉
Makoto Sakihara
誠 崎原
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検時において、各感知器の作動試験を
行う際に逐次の音響鳴動の復旧の入力を不要とすること
ができる作業性の優れた火災報知設備を得る。 【構成】 火災感知器14等の各種の端末機器および該
端末機器に信号線を介して接続され、火災に関連する情
報を受信する火災受信機1および主中継器2〜4を有す
る火災報知設備において、火災を報知するブザー112
と、保守点検時、ブザー112からの音響の全停止を設
定する少なくともノンロック式の主音響停止スイッチを
含む操作部110と、操作部110の出力に基づいてブ
ザー112に音響を全停止させるMPU100とで構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火災報知設備に関
し、特に、例えば、保守点検時において、各感知器に加
煙や加熱等の作動試験を行う場合等に用いて好適な火災
報知設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、火災受信機や中継器等の受信部
と、この受信部に信号線を介して接続された火災感知器
等の各種の端末機器とを備えた火災報知設備では、保守
点検時において、各感知器に加煙や加熱等の作動試験を
行うと、感知器を動作させる度に主音響のブザーが鳴
る。この主音響は、火災受信機盤面での音響であり、い
わゆるノンロック式の停止スイッチがあるが、常時停止
にはできない。また、地区音響は、スイッチのオン,オ
フにより常時停止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の火災
報知設備の場合、上述のような保守点検時の場合には、
通常現場で感知器を動作させる者と、火災受信機盤面で
動作確認および復旧を行う者と2人の作業者によって行
うが、その際に、火災受信機盤面側に居る作業者は、感
知器の動作の度に約80ホーン以上もある大きな主音響
の音を聞き続けることになり、作業効率が悪くなるとい
う問題点があった。
【0004】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、保守点検時において、各感知器
の作動試験を行う際に逐次の音響鳴動の復旧の入力を不
要とすることができる作業性の優れた火災報知設備を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る火災報知
設備は、各種の端末機器および該端末機器に信号線を介
して接続され、火災に関連する情報を受信する受信部を
有する火災報知設備において、火災を報知する音響発生
手段と、保守点検時、音響発生手段からの音響の全停止
を設定する操作手段と、この操作手段の出力に基づいて
音響発生手段に音響を全停止させる制御手段とを備えた
ものである。
【0006】また、操作手段における音響の全停止の設
定は、ノンロック式の主音響停止スイッチの所定時間以
上の押圧操作によるか、制御手段に対する音響の全停止
の入力操作によるか、あるいは、所定のディップスイッ
チの設定操作によるものであり、音響の全停止は、所定
の暗証番号に関連しているものである。
【0007】
【作用】この発明においては、保守点検時、音響発生手
段からの音響を全停止させることができるので、作業者
は、大きな主音響を聞くことなく、各端末機器の作動試
験を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係る火災報知設備の一実施
例を、図を参照しながら説明する。図1はこの発明に係
る火災報知設備の一実施例のシステム構成を示す系統図
である。図において、1は火災受信部としての火災受信
機であって、この火災受信機1には複数個の主中継器2
〜4が接続される。火災受信機1と主中継器2〜4と
は、一方向に信号の伝送を行うための主ループ信号線5
と、他方向に信号の伝送を行うための副ループ信号線6
との例えばそれぞれ1対の信号線からなる2系統の信号
線でループ状に接続される。
【0009】各主中継器2〜4には、各種センサや通常
の中継器を介して被制御機器等が接続される。ここで
は、例えば、監視用中継器11、制御用中継器12、ガ
ス漏れ用中継器13、アナログ式火災感知器(光電式、
イオン化式、熱式等)14、表示器15、通常型の煙感
知器21、差動式感知器22、定温式感知器23、終端
機24、地区音響装置(地区ベル)25、発信機26、
防火戸の閉鎖装置や排煙ダンパの開放装置等の被制御機
器31、ガス漏れ検知器41等が接続された場合を示し
ている。
【0010】火災受信機1から各主中継器2〜4、並び
に各主中継器2〜4から火災受信機1には、主ループ信
号線5及び副ループ信号線6の双方を介してポーリング
信号や返送信号、その他各種の信号が伝送され、この場
合、主ループ信号線5及び副ループ信号線6の双方の信
号線には常時同じ信号が流される。従って、火災受信機
1および各主中継器2〜4は、主ループ信号線5および
副ループ信号線6の双方に常時同じ信号を受信してお
り、主ループ信号線5側からの受信がある場合には、主
ループ信号線5側の信号だけを信号処理のために火災受
信機1や主中継器2〜4内部の図示しない例えばマイク
ロコンピュータを有する信号処理部に実際に取り込み、
断線等の異常により主ループ信号線5側からの受信が無
くなると、副ループ信号線6側で受信された信号を火災
受信機1や主中継器2〜4内部の信号処理部に取り込
む。
【0011】この構成により、通常は主ループ信号線5
を介する火災受信機1からのポーリング信号に従って、
主中継器2〜4は各種センサからの信号を取り込んで火
災監視のための信号処理を行い、その結果を火災受信機
1に返送したり、また、火災が発生したことが検出され
た時には、火災受信機1からの指令により防火戸等の被
制御機器の動作制御を行ったりする。
【0012】図2は、図1で使用されている火災受信機
と主中継器の具体的な回路構成の一例を示す構成図であ
る。ここでは、火災受信機1と、この火災受信機1に複
数接続される主中継器の内の1つの主中継器2とを示し
ており、また、主中継器2には、監視用中継器11、制
御用中継器12、アナログ式火災感知器14、通常型の
煙感知器21、差動式感知器22、地区音響装置25、
防火戸の閉鎖装置や排煙ダンパの開放装置等の被制御機
器31等各種機器が接続されている場合を示している。
【0013】火災受信機1は、種々の演算処理を行う制
御手段としてのマイクロプロセッサ(以下、MPUとい
う)100と、このMPU100にバス101を介して
それぞれ接続されたROM102,EEPROM103
およびRAM104と、MPU100にバス101およ
びインタフェース(以下、IFという)105を介して
接続され、主中継器2等と情報の送受信を行うための並
・直列変換器、送信器、受信器および直・並列変換器
(いずれも、図示せず)等を有する送受信部106と、
MPU100にバス101およびIF107を介して接
続され、LED(図示せず)による状態表示や、LCD
(図示せず)を用いた詳細表示等を行う表示部108
と、MPU100にバス101およびIF109を介し
て接続され、主音響停止スイッチSW1や地区音響停止
スイッチSW2を含めた各種のスイッチを有する操作手
段としての操作部110と、MPU100にバス101
およびIF111を介して接続された音響発生手段とし
てのブザー112と、MPU100にバス101を介し
て接続されたタイマ113とで構成される。
【0014】操作部110に設けられている主音響停止
スイッチSW1は、火災発生時の火災受信機盤面でのブ
ザー鳴動(主音響)を停止させるスイッチであって、通
常はノンロック式である。従って、火災受信機1が火災
の発生を検知すると、必ず主音響が鳴動し、その停止に
は主音響停止スイッチSW1の押圧が必要になる。本実
施例では、このような慣用のノンロック式のスイッチ
を、所定時間の連続押圧で音響全停止の状態にするもの
である。
【0015】これに対し、地区音響停止スイッチSW2
は、火災発生時の建物の各部に設けられている地区ベル
の鳴動(地区音響)を停止させるスイッチであって、ロ
ックが可能である。従って、火災受信機盤面において、
地区音響停止スイッチSW2をオンしておくと、火災の
発生によっても、建物の各地区での鳴動は行わない。こ
の操作は、火災感知器等の試験時に有用なもので、感知
器の動作試験を行うときに(人為的に動作させる)、主
音響鳴動や火災受信機盤面の火災表示等の確認を行うこ
とができる。そのときに、地区音響を停止しておくと、
建物中に鳴動を行わない。
【0016】ROM102には、後述する図3〜5に示
すようなフローチャートに関連したプログラム等が予め
格納されている。また、EEPROM103は、電気的
に書き込み・消去が可能な不揮発性メモリで、主中継器
及び端末機器のアドレス(通し番号や棟、階、地区、
番)や端末機器の種類名等、設定事項が予め格納されて
いる。また、RAM104は、MPU100が種々の演
算処理等を行う場合に使用される作業領域104aと、
主中継器へ送出する各種のデータ等を記憶する記憶領域
104bとを有する。
【0017】主中継器2は、種々の演算処理を行うMP
U200と、このMPU200にバス201を介してそ
れぞれ接続されたROM202,EEPROM203お
よびRAM204と、MPU200にバス201を介
し、更に、それぞれIF205,207および209を
介して接続され、各々送受信部106と同様の回路構成
をなす送受信部206,208および210とで構成さ
れる。
【0018】ROM202には、後述する図6〜8に示
すようなフローチャートに関連したプログラム等が予め
格納されている。また、EEPROM203は、電気的
に書き込み・消去が可能な不揮発性メモリで、主中継器
及び端末機器のアドレス(通し番号や棟、階、地区、
番)や端末機器の種類名、また、火災判別値やプレアラ
ーム判別値等、設定事項が予め格納されている。また、
RAM204は、MPU200が種々の演算処理等を行
う場合に使用される作業領域204aと、火災受信器等
へ送出する各種のデータ等を記憶する記憶領域204b
とを有する。なお、主中継器の構成は、その他の主中継
器3,4の構成も、主中継器2の場合と同様である。
【0019】次に、動作について、図3〜図8を参照し
ながら説明する。まず、図3〜5を参照して火災受信機
1の動作を説明する。この火災受信機1は、基本的には
常時ループ配線された主中継器2〜4をアドレスに従っ
て順次循環的に呼び出して情報を収集しており、操作入
力があるとに、その入力に従った必要な動作を行うもの
である。なお、以下の動作説明における判別は、全てM
PU100で行われる。ステップS1において、RAM
104、IF105,107,109等に対する初期設
定を行い、火災受信機1に接続されている1番からM番
の主中継器に関して順番に以下に説明する処理動作を行
う。ステップS2において、各主中継器の番号を表すn
を0とし、ステップS3において、1つだけインクリメ
ントし、ステップS4において、操作部110から入力
があるか否かを判別する。
【0020】入力がなければ、後述されるステップS1
9に進み、入力があれば、ステップS5に進む。ステッ
プS5においては、操作部110からの入力は、音響全
停止の入力、すなわち、主音響停止スイッチSW1の所
定時間、例えば10秒の連続押圧による入力であるか否
かを判別し、音響全停止入力であれば、ステップS6に
おいて、RAM104の記憶領域104bの所定領域の
音響全停止フラグFmをONとすると共にタイマ113
をスタートさせ、ステップS7において、必要な主中継
器(RP)に音響全停止の命令を送受信部106を介し
て送出すると共に、ブザー112に停止出力を行って、
鳴動中の場合には、その鳴動を停止させる。
【0021】また、ステップS5で音響全停止の入力で
なければ、ステップS8において、操作部110からの
入力は、音響全停止の解除であるか否かを判別し、音響
全停止の解除であれば、ステップS9において、RAM
104の記憶領域104bの所定領域の全停止フラグF
mをOFFとし、ステップS10において、必要な主中
継器(RP)に音響全停止の解除の命令を送受信部10
6を介して送出する。この音響全停止の解除は、主音響
停止スイッチSW1の再押圧によってなされる。
【0022】また、ステップS8で音響全停止の解除で
なければ、ステップS11おいて、操作部110からの
入力は、地区音響停止の入力、すなわち、地区音響停止
スイッチSW2の押圧による入力であるか否かを判別
し、地区音響停止入力であれば、ステップS12におい
て、RAM104の記憶領域104bの所定領域の地区
音響停止フラグFsをONとし、ステップS13におい
て、必要な主中継器(RP)に地区音響停止の命令を送
受信部106を介して送出する。
【0023】また、ステップS11で地区音響停止の入
力でなければ、ステップS14において、操作部110
からの入力は、地区音響停止の解除であるか否かを判別
し、地区音響停止の解除であれば、ステップS15にお
いて、RAM104の記憶領域104bの所定領域の地
区音響停止フラグFsをOFFとし、ステップS16に
おいて、必要な主中継器(RP)に地区音響停止の解除
の命令を送受信部106を介して送出する。この地区音
響停止の解除は、地区音響停止スイッチSW2の再押圧
によってなされる。
【0024】そして、ステップS7,S10,S13,
S16における各命令の送出後は、いずれの場合も、ス
テップS17において、命令を送出した主中継器の応答
信号があるか否かを判別し、なければ、応答信号がある
まで待ち、あった時点でステップS19に進む。また、
ステップS14で地区音響停止の解除でなければ、ステ
ップS18において、その他の入力に従った処理を行
う。その他の入力として、例えば、復旧入力や各種試験
入力、その他のモード設定入力等が考えられる。また、
このその他の処理の場合も、その後ステップS19に進
む。
【0025】さて、ステップS19においては、該当す
るn番目の主中継器を呼び出し、状態情報を読み込む。
そして、ステップS20において、その読み込んだ状態
情報より火災か否か、つまり、火災信号が含まれている
か否かを判別し、火災であれば、図5のステップS21
において、その火災情報をRAM104の記憶領域10
4bの所定領域に格納し、ステップS22において、音
響全停止フラグFmがONかOFFかを判別し、OFF
であれば、ステップS23において、ブザー112によ
り主音響の鳴動を行い、ONであれば、ステップS26
に進む。
【0026】次いで、ステップS24において、地区音
響停止フラグFsがONかOFFかを判別し、OFFで
あれば、ステップS25において、地区音響の鳴動を行
い、ONであれば、ステップS26に進む。つまり、火
災受信機1が火災を検知したときに、音響全停止フラグ
FmがONの時には、主音響鳴動(ブザー鳴動)および
地区音響鳴動(必要な主中継器へ地区ベルの鳴動命令送
出)のステップを行わず、地区音響停止フラグFsのみ
ONの時には、地区音響鳴動のステップのみを行わな
い。
【0027】そして、ステップS26では、例えば、音
響鳴動や火災移報、連動動作、表示器制御等の必要な火
災動作に伴う処理を行う。また、図3のステップS20
で火災でなければ、ステップS27において、その他の
情報に従った処理を行う。ステップS26またはS27
の処理が終了したら、ステップS60において、音響全
停止フラグFmのONと同時にスタートさせたタイマ1
13がタイムアップか否かを判別し、タイムアップであ
れば、ステップS61において、音響全停止フラグFm
をOFFとし、ステップS62において、必要な主中継
器の音響全停止の状態を解除する。これは、通常、音響
全停止の状態が保守点検時であるので、通常の使用中に
音響全停止の解除を忘れている場合の対策であり、タイ
マ113のタイムアップ後の監視状態では、主音響鳴動
が必要であるからである。なお、このタイマ113は、
主中継器にも設けてよく、その場合、火災受信機自体の
解除のみでよい。ステップS60でタイマ113がタイ
ムアップしていないか、また、ステップS62で音響全
停止が解除されると、ステップS28において、最後の
N番目の主中継器か否かを判別し、N番目でなければ、
ステップS3に戻って、次の主中継器に対して上述の動
作を繰り返し、最後のN番目の主中継器の処理が終了し
た時点でステップS2に戻ってnを0とし、次の操作入
力に備える。
【0028】次に、主中継器2〜4の動作を図6〜図8
を参照しながら説明する。これらの主中継器2〜4は、
基本的には信号線を介して接続された各種の端末機器を
アドレスに従って順次循環的に呼び出して情報を収集し
ており、火災受信機1から命令を受けると、その命令に
従った必要な動作を行うものである。なお、以下の動作
説明における判別は、全てMPU200で行われる。ス
テップS31において、RAM204、IF205,2
07,209等に対する初期設定を行い、また、各主中
継器についてEEPROM203の内容をRAM204
の記憶領域204bに記憶する等の動作が取られる。
【0029】特定の主中継器、例えば1番の主中継器の
動作について説明すると、この1番の主中継器には、1
番からK番までのK個の端末機器が接続されているもの
とする。そこで、1番の主中継器においてk番(k=1
〜K)の端末機器に対する動作を説明すると、ステップ
S32において、各主中継器の番号を表すkを0とし、
ステップS33において、1つだけインクリメントし、
ステップS34において、火災受信機1からのポーリン
グ信号を受信して呼び出しがあるか否かを判別する。
【0030】火災受信機1から呼び出しがなければ、ス
テップS46に進み、後述されるように順次循環的に端
末機器を呼び出して状態情報を収集し、火災受信機1か
ら呼び出しがあれば、ステップS35に進む。ステップ
S35においては、火災受信機1から常時順次循環的に
収集されている状態情報に関する返送命令であるか否か
を判別し、返送命令であれば、ステップS36におい
て、1番の端末機器の状態情報を送受信部206を介し
て火災受信機1へ送出する。ステップS35で返送命令
でなければ、ステップS37において、火災受信機1か
らの音響全停止の命令か否かを判別し、音響全停止命令
であれば、ステップS38において、RAM204の記
憶領域204bの所定領域の音響全停止フラグFmをO
Nとすると共に、音響全停止の命令に対する応答信号を
送受信部206を介して火災受信機1へ送出し、各地区
ベル25等への停止出力を行って、鳴動中の場合に各鳴
動を停止させる。
【0031】ステップS37で音響全停止の命令でなけ
れば、ステップS39において、火災受信機1からの音
響全停止の解除の命令か否かを判別し、音響全停止の解
除命令であれば、ステップS40において、RAM20
4の記憶領域204bの所定領域に設定されている音響
全停止フラグFmをOFFとすると共に、音響全停止の
解除命令に対する応答信号を送受信部206を介して火
災受信機1へ送出し、各地区ベル25に対して停止出力
を行って、鳴動中の場合には、地区音響を停止させる。
ステップS39で音響全停止の解除の命令でなければ、
ステップS41において、火災受信機1からの地区音響
停止の命令か否かを判別し、地区音響停止命令であれ
ば、ステップS42において、RAM204の記憶領域
204bの所定領域の地区音響停止フラグFsをONと
すると共に、地区音響停止の命令に対する応答信号を送
受信部206を介して火災受信機1へ送出する。
【0032】ステップS41で地区音響停止の命令でな
ければ、ステップS43において、火災受信機1からの
地区音響停止の解除の命令か否かを判別し、地区音響停
止の解除命令であれば、ステップS44において、RA
M204の記憶領域204bの所定領域に設定されてい
る地区音響停止フラグFsをOFFとすると共に、地区
音響停止の解除命令に対する応答信号を送受信部206
を介して火災受信機1へ送出する。ステップS43で地
区音響停止の解除命令でなければ、ステップS45にお
いて、その他の命令に従った処理動作を行う。そして、
これらのステップS38,40,42,44および45
における処理動作が終わると、いずれもステップS46
に進む。
【0033】さて、ステップS46では、k番目の端末
機器を呼び出し、その状態情報を読み込み、RAM20
4の記憶領域204bの所定領域に格納する。そして、
ステップS47において、呼び出した端末機器が、EE
PROM203に設定されている端末種別の内から火災
感知器であるか否かを判別し、火災感知器であれば、ス
テップS48において、火災感知器のアナログ値SLが
火災判別値LV以上か否かを判別し、以上であれば、ス
テップS49において、k番の火災感知器からの状態情
報が火災であることをRAM204の記憶領域204b
の所定領域に格納し、以上でなければ、ステップS56
に進む。
【0034】次いで、ステップS50において、自律分
散動作か否かを判別し、自律分散動作であれば、ステッ
プS51において、音響全停止フラグFmがONかOF
Fかを判別し、OFFであれば、ステップS52におい
て、地区音響停止フラグFsがONかOFFかを判別
し、OFFであれば、ステップS53において、地区音
響の鳴動を行い、ステップS51で音響全停止フラグF
mまたはステップS52で地区音響停止フラグFsがO
Nであれば、いずれもステップS26に進み、例えば、
音響鳴動や火災移報、連動動作、表示器制御等の必要な
火災動作に伴う処理を行う。
【0035】すなわち、図8のステップS48〜S54
における動作は、主中継器では、地区ベルの鳴動に関し
て火災受信機からの命令で行われるのが通常であるが、
自律分散動作を行っている場合、主中継器内で地区ベル
を鳴動させる場合を示している。換言すれば、火災と判
別されたときに、自律分散動作時であれば、音響全停止
フラグFmまたは地区音響停止フラグFsがONされて
いるときには、地区音響鳴動(必要な地区ベルへ起動命
令)を行わず、その他の必要な処理を行うのである。
【0036】また、ステップS47で、呼び出した端末
機器が火災感知器でなかった場合は、ステップS55に
おいて、その他の種別に従った処理動作を行う。そし
て、これらのステップS54,55における処理動作が
終わると、いずれもステップS56に進む。ステップS
56においては、最後のK番目の端末機器か否かを判別
し、K番目でなければ、ステップS33に戻って、次の
端末機器に対して上述の動作を繰り返し、最後のK番目
の端末機器の処理が終了した時点でステップS32に戻
ってnを0とし、次の呼び出しに備える。
【0037】このように、本実施例では、音響全停止を
行うことができるので、保守点検の作動試験時に多数の
感知器を連続的に動作させるときに、火災受信機盤面側
に居る作業者は、感知器の動作の度に大きな主音響の音
を聞きことなく作業を効率良く行うことができる。
【0038】なお、上記実施例では、音響全停止を行う
のに、ノンロック式の主音響停止スイッチの所定時間以
上の押圧操作による場合について説明したが、これに限
定されることなく、その他の方法、例えば、保守点検時
の主音響の全停止に関連する暗証番号の入力により操作
可能とされる音響全停止操作、あるいは、火災受信機盤
面内の所定のディップスイッチによる設定操作により行
うようにしてもよい。また、上記実施例では、音響全停
止について、主音響と地区音響との双方を停止するよう
にしているが、主音響のみであってもよく、その場合、
地区音響と主音響との個別停止状態を形成でき、フロー
チャートは、図5のステップS22における音響全停止
フラグFmのON時にステップS24に移り、図8のス
テップS51を削除するように構成すればよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る火災報知
設備によれば、各種の端末機器および該端末機器に信号
線を介して接続され、火災に関連する情報を受信する受
信部を有する火災報知設備において、火災を報知する音
響発生手段と、保守点検時、音響発生手段からの音響の
全停止を設定する操作手段と、この操作手段の出力に基
づいて音響発生手段に音響を全停止させる制御手段とを
備えたので、作業者は、保守点検時、大きな主音響を聞
くことなく、各端末機器の作動試験を効率良く行うこと
ができ、作業性を向上できるという効果がある。
【0040】また、操作手段における音響の全停止の設
定は、ノンロック式の主音響停止スイッチの所定時間以
上の押圧操作によるので、作業者は、保守点検時、大き
な主音響を確実に全停止することができるという効果が
ある。また、操作手段における音響の全停止の設定は、
制御手段に対する音響の全停止の入力操作によるので、
作業者は、保守点検時、容易に、かつ確実に主音響の全
停止を設定することができるという効果がある。また、
操作手段における音響の全停止の設定は、所定の暗証番
号に関連して所定のディップスイッチの設定操作による
ので、操作手段に主音響の全停止を設定する専用のスイ
ッチを設ける必要がなく、それだけ操作手段の構成を簡
略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る火災報知設備の一実施例を示す
構成図である。
【図2】この発明に係る火災報知設備の一実施例の要部
を示す構成図である。
【図3】この発明に係る火災報知設備の一実施例(火災
受信機)の動作説明に供するためのフローチャートであ
る。
【図4】この発明に係る火災報知設備の一実施例(火災
受信機)の動作説明に供するためのフローチャートであ
る。
【図5】この発明に係る火災報知設備の一実施例(火災
受信機)の動作説明に供するためのフローチャートであ
る。
【図6】この発明に係る火災報知設備の一実施例(主中
継器)の動作説明に供するためのフローチャートであ
る。
【図7】この発明に係る火災報知設備の一実施例(主中
継器)の動作説明に供するためのフローチャートであ
る。
【図8】この発明に係る火災報知設備の一実施例(主中
継器)の動作説明に供するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 火災受信機 2〜4 主中継器 14 アナログ式火災感知器 25 地区音響装置 100,200 マイクロプロセッサ(MPU) 102,202 ROM 103,203 EEPROM 104,204 RAM 110 操作部 112 ブザー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の端末機器および該端末機器に信号
    線を介して接続され、火災に関連する情報を受信する受
    信部を有する火災報知設備において、 火災を報知する音響発生手段と、 保守点検時、上記音響発生手段からの音響の全停止を設
    定する操作手段と、 該操作手段の出力に基づいて上記音響発生手段に音響を
    全停止させる制御手段とを備えたことを特徴とする火災
    報知設備。
  2. 【請求項2】 上記操作手段における音響の全停止の設
    定は、ノンロック式の主音響停止スイッチの所定時間以
    上の押圧操作による請求項1記載の火災報知設備。
  3. 【請求項3】 上記操作手段における音響の全停止の設
    定は、上記制御手段に対する音響の全停止の入力操作に
    よる請求項1記載の火災報知設備。
  4. 【請求項4】 上記操作手段における音響の全停止の設
    定は、所定のディップスイッチの設定操作による請求項
    1記載の火災報知設備。
  5. 【請求項5】 上記音響の全停止は、所定の暗証番号に
    関連している請求項1〜4のいずれかに記載の火災報知
    設備。
JP6302498A 1994-12-06 1994-12-06 火災報知設備 Pending JPH08161682A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034165A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Japan Atomic Energy Agency 火災報知器取付具及びそれによって取付けられた火災報知器ならびに火災報知システム

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JP2011034165A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Japan Atomic Energy Agency 火災報知器取付具及びそれによって取付けられた火災報知器ならびに火災報知システム

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