JPH08160488A - ティルト・シフト連動機構及び光学装置 - Google Patents

ティルト・シフト連動機構及び光学装置

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JPH08160488A
JPH08160488A JP6299629A JP29962994A JPH08160488A JP H08160488 A JPH08160488 A JP H08160488A JP 6299629 A JP6299629 A JP 6299629A JP 29962994 A JP29962994 A JP 29962994A JP H08160488 A JPH08160488 A JP H08160488A
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JP
Japan
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shift
tilt
gear mechanism
gear
optical
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JP6299629A
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English (en)
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Shoji Suzuki
昭治 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で単純なティルト・シフト連動機構と、
光学装置を提供すること。 【構成】 モータ9の駆動力は出力ギア5bからラック
ギア3aに伝達され、光学鏡筒1を上下方向にシフトす
る。同時に、モータユニット5のギア群5aに駆動力が
伝達され、大ギア8(ティルト用)が回転し光学鏡筒1
をティルトさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ティルト・シフト連動
機構と、このティルト・シフト連動機構を有する液晶プ
ロジェクタ等の光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタ等で像をスクリーンに
投影する際、液晶プロジェクタの光学系の光軸上にスク
リーンの中心部を置くことは少なく、光軸の上方あるい
は下方に設定することが多い。その時、像の中心をスク
リーンの中心に合わせて投影するためには、鏡筒をスク
リーンの方向に変位(シフト)させる必要がある。しか
しながら、そのシフト量が大きければ大きい程光軸外の
収差が大きくなる。それを補正するには、シフト量に応
じて鏡筒を傾斜(ティルト)させればよい。
【0003】その手段として、光学鏡筒に設けられた2
ケ所の凸部と、光学鏡筒とシフト部材を連結する部材に
設けられたティルト・シフト用のそれぞれのカムとが嵌
合し、そのカム機構によって光学鏡筒をシフトさせると
同時にティルトさせる光学装置が特願平6−54633
で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】一方、一般的なギ
アによって光学鏡筒を傾斜させると同時に変位させる連
動機構は、駆動源をティルト側、シフト側それぞれに持
つ必要があり、マイコン制御によって連動機構を実現さ
せるためシステム化が必須である。そのため、装置が大
型化し、複雑な構成となるという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、小型で単純な構成のティ
ルト・シフト連動機構と、このティルト・シフト連動機
構を有する光学装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本願第1発明は、物体を傾斜させる第1のギ
ア機構と、前記物体を変位させる第2のギア機構とを有
し、前記第1のギア機構と第2のギア機構とが共通の駆
動源により回転させられることを特徴とするティルト・
シフト連動機構である。これにより、小型で単純な構成
のティルト・シフト連動機構を提供することが可能にな
る。
【0007】本願第2発明は、本願第1発明のティルト
・シフト連動機構を有する光学装置である。これによ
り、小型で単純な構成の光学装置の提供が可能になる。
【0008】
【実施例】図1,2に本発明の実施例を示す。
【0009】図1は本発明のティルト・シフト連動機構
を有する光学鏡筒の側面図を示し、図2は図1の光学鏡
筒の正面図である。
【0010】1はレンズ等の光学系を保持する光学鏡
筒、2は固定筒、3はマウントで光学装置本体との結合
部となる。マウント3はラックギア3aを有している。
4a,4bは光学鏡筒1と固定筒2を連結する連結板で
ある。5はモータユニットで固定筒2にビスで固定さ
れ、その内部の出力ギア9aは光学鏡筒1をシフトさせ
るようラック3aと噛み合っている。
【0011】6a,6bは直進ガイドである。直進ガイ
ド6a,6bはシフト時にがたつかないよう、段がつけ
られており、同じく段のつけられたマウント3の直進溝
に嵌合し、且つ固定筒2とでマウント3を挟持する構成
となっている。動作時にはこの直進ガイド6a,6bが
直進溝に沿って摺動する。
【0012】7a,7bは連結板4a,4bに設けられ
た軸受け穴に嵌合する軸部品で光学鏡筒1に対して固定
されており、この軸部品7a,7bを回転の中心にして
光学鏡筒1がティルトする。軸部品7aは大ギア8と嵌
合しており、大ギア8と一体となって回転する。大ギア
8は光学鏡筒1をティルトさせるようモータユニットの
出力ギア9bと噛み合っている。
【0013】次に本実施例におけるティルト・シフト連
動機構の作用について説明する。
【0014】モータ9の駆動力は出力ギア5bからラッ
クギア3aに伝達され、光学鏡筒1を上下方向にシフト
する。同時に、モータユニット5のギア群5aに駆動力
が伝達され、大ギア8(ティルト用)が回転し光学鏡筒
1をティルトさせる。
【0015】本実施例では、シフト方向と同方向に鏡筒
前端を向けるかたちにティルトするような構成となって
いる。(例えば、図1において矢印A方向にシフトした
とすると、矢印B方向にティルトする。)そのためシフ
トとティルト、それぞれの動作に関与するギアの噛み合
い部の数を、シフト側が奇数の時にはティルト側は偶
数、あるいはシフト側が偶数の時にはティルト側は奇数
となるように設定している。
【0016】もちろん用途によっては、シフト方向と逆
方向に鏡筒前端を向ける形でティルトするように、それ
ぞれの噛み合い部の数を奇数と奇数、あるいは偶数と偶
数の関係にしてもよい。
【0017】更に、ギアの噛み合い部の数を変えられる
ような構成にすれば、前述の両方の動作が可能な装置に
なる。あるシフト量に対するティルト量の設定は光学系
に応じ、ティルト側のギアの減速比とシフト側のギアの
減速比の設定から決められている。
【0018】このティルト・シフト連動機構を有する光
学鏡筒を、プロジェクタ等の光学装置に用いることによ
って小型で単純な構成の光学装置が可能になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1発明によ
れば、小型で単純な構成のティルト・シフト連動機構を
提供できる。
【0020】また、本願第2発明によれば小型で単純な
構成の光学装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のティルト・シフト連動機構を有する光
学鏡筒の側面図である。
【図2】図1の光学鏡筒の正面図である。
【符号の説明】
1 光学鏡筒 2 固定筒 3 マウント 3a ラック 4a 連結板 4b 連結板 5 モータユニット 5a ギア群 6a 直進ガイド 6b 直進ガイド 7a 軸部品 7b 軸部品 8 大ギア(ティルト用) 9 モータ 9a シフト用出力ギア 9b ティルト用出力ギア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を傾斜させる第1のギア機構と、前
    記物体を変位させる第2のギア機構とを有し、前記第1
    のギア機構と前記第2のギア機構とが共通の駆動源によ
    り駆動させられることを特徴とするティルト・シフト連
    動機構。
  2. 【請求項2】 前記第1のギア機構と、前記第2のギア
    機構とに噛み合うことにより、前記第1のギア機構と、
    前記第2のギア機構とを連動させる第3のギア機構を有
    することを特徴とする請求項1記載のティルト・シフト
    連動機構。
  3. 【請求項3】 前記物体は光学鏡筒であることを特徴と
    する請求項1,2記載のティルト・シフト連動機構。
  4. 【請求項4】 光学鏡筒の径方向に設けられた回転軸に
    ギアを設け、該ギアを回転させることにより光学鏡筒を
    傾斜させる第1のギア機構と、前記光学鏡筒を取り付け
    るマウント部にラックギアを設け、該ラックギアを前記
    光学鏡筒に対して相対的に変位させる第2のギア機構
    と、前記第1のギア機構と前記第2のギア機構とを連動
    させる第3のギア機構とを有し、駆動源によって前記第
    3のギア機構を駆動させ、前記第1のギア機構と前記第
    2のギア機構とを連動させ駆動することを特徴とするテ
    ィルト・シフト連動機構。
  5. 【請求項5】 前記第1のギア機構と前記第3のギア機
    構の噛み合い部の数と、前記第2のギア機構と前記第3
    のギア機構の噛み合い部の数が、一方が奇数であり、他
    方が偶数であることを特徴とする請求項4記載のティル
    ト・シフト連動機構。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のティルト・シフト
    連動機構を有することを特徴とする光学装置。
JP6299629A 1994-12-02 1994-12-02 ティルト・シフト連動機構及び光学装置 Withdrawn JPH08160488A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0847205A2 (en) * 1996-12-06 1998-06-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. LCD video projector
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Effective date: 20020205