JPH08159964A - ガス中の水分の定量方法及び試料容器 - Google Patents

ガス中の水分の定量方法及び試料容器

Info

Publication number
JPH08159964A
JPH08159964A JP32949994A JP32949994A JPH08159964A JP H08159964 A JPH08159964 A JP H08159964A JP 32949994 A JP32949994 A JP 32949994A JP 32949994 A JP32949994 A JP 32949994A JP H08159964 A JPH08159964 A JP H08159964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
sample
liquefied
water
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32949994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3889817B2 (ja
Inventor
Masanori Inoko
正憲 猪子
Kenji Hayashi
健司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsurumi Soda Co Ltd
Original Assignee
Tsurumi Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsurumi Soda Co Ltd filed Critical Tsurumi Soda Co Ltd
Priority to JP32949994A priority Critical patent/JP3889817B2/ja
Publication of JPH08159964A publication Critical patent/JPH08159964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3889817B2 publication Critical patent/JP3889817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より高い精度で水分量を定量することができ
るガス中の水分の定量方法を提供すること及び耐圧構造
の試料容器を提供すること。 【構成】 筒状の容器本体21と、この両端開口部を気
密に塞ぐ蓋部4との間に石英性の窓板3及びリング体3
1、32を介装すると共に、容器本体21の管壁に、途
中にバルブ61、62を備えた液化ガスの供給管51と
排出管52とを接続して構成される試料容器2に、圧縮
液化法により液化した塩化水素ガス試料を封入し、この
試料の1400nm、1900nm、2700nm付近
の吸光度を測定する。同様に水分量既知の対照試料の同
波長における吸光度を測定し、両者の吸収ピークの大き
さを比較することにより、液化塩化水素ガス試料中の水
分の濃度を定量する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス中に不純物として
含まれる微量の水分を定量する方法及びその方法を実施
する際に用いられる試料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばLSIや超LSI等の半導体デバ
イスの製造においては、気体中で処理を行うドライブプ
ロセスが主流となっており、例えばシリコンウエハのド
ライエッチング工程においては、ドライエッチング剤と
して塩化水素ガスが使用されている。このドライエッチ
ングにおいては塩化水素ガスに水分が含まれているとシ
リコンウエハの表面に不要な酸化皮膜が形成されてしま
うので、不純物としての水分の含有量がきわめて少ない
高純度の塩化水素ガスを使用することが必要とされる。
このため塩化水素ガスの製造者側では、塩化水素ガス中
の水分量を管理することが必要であり、この際微量水分
量を定量することが要求されている。
【0003】ここで従来ガス中の不純物例えば水分の量
を測定する方法としては、ガスクロマトグラフィーによ
る方法や露点法、カールフィッシャー法等が知られてい
る。このうちガスクロマトグラフィーによる方法とは充
填物が詰まった分離管内で、ガス試料をキャリアガスに
よって展開させ、分解することなくガス状で通過させて
各成分に分離し、この分離した水分の量を定量する方法
であり、露点法とはガスを冷却して水滴が発生したとき
の平衡温度を測定し、この温度に基づいて含有水分量を
定量する方法である。またカールフィッシャー法とは、
水をエステル化し、水のエステル誘導体としてガスクロ
マトグラフィ−あるいは赤外分光法で測定する方法であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上述
のガスクロマトグラフィーによる方法は、例えば塩化水
素ガス等の腐食性ガスに対しては、分離管等の装置や充
填物が腐食されてしまうので使用が困難であるという問
題がある。また露点法は平衡温度の測定は目視で行うた
め、分析オペレータによる測定誤差が生じ、信頼性が低
いと共に、定量限界の問題がある。即ち塩化水素ガス中
の水分量を定量する場合は、塩化水素の沸点は−84.
9℃であるため、この温度より露点が低くなる試料につ
いてはこの方法は使用できない。例えば水分が1ppm v/
v の塩化水素ガスを分析する場合を仮定すると、この試
料の露点は−76℃であり塩化水素の沸点に近い。従っ
てこの方法を用いて塩化水素ガス中の水分量を定量する
場合は、水分量の定量限界は1ppm v/v 程度であり、こ
れ以下の水分量の測定は困難であった。さらにカールフ
ィッシャー法については前述のガスクロマトグラフィ−
あるいは赤外分光法で検出するには多量のガスを用いて
濃縮するという煩雑な操作を必要とするという問題があ
る。
【0005】さらにまたこれらの方法ではガス(気体)
試料を測定するため、液体試料を測定する場合に比べ
て、同一体積中に存在する水分の量は少なく、このため
水分量の検出限界が高くなってしまうという共通の問題
もある。
【0006】ここで半導体デバイスの高集積化に伴い、
塩化水素ガス中の許容水分量もより微量になる傾向があ
り、このため無水塩化水素市場においては、現在は5N
の無水塩化水素(水分量10ppm v/v )が最も純度が高
いものであるが、例えば将来的に6N(水分量1ppm v/
v )等のより高純度の無水塩化水素の製造が可能になっ
た場合には、より微量な水分量が定量できる精度の高い
分析法が必要となる。
【0007】このため本発明者らは、ガスを液化して得
た液体ガス試料による分析を検討した結果、例えば無水
石英製の試料容器に充填した液体試料に特定波長の光を
照射し、その波長における吸光度を測定して、この吸収
度に基づいて試料中の水分量を測定する方法を見い出し
た。
【0008】ガスを液化させる方法としては、ガスを大
気圧下において沸点より低い温度まで冷却して液化させ
る冷却液化法と、臨界点以下の温度において、ガスにそ
の温度における蒸気圧以上の圧力をかけて液化させる圧
縮液化法等の方法が知られている。ここでこれらの方法
を検討したところ冷却液化による方法では、吸光度測定
の際試料容器を冷却する必要があるが、この試料容器の
大きさは、例えば70mm×50mm×75mmと小さい場合
でも、試料容器のみを冷却することは煩雑であって、同
時に分光光度計等の装置も例えば−95℃の超低温まで
冷却されてしまうのでこれらの装置に悪影響を与えるお
それがある。その上冷却する際に試料容器の表面に霜が
析出し、この霜の存在により測定値に誤差が生じるおそ
れがあるため、試料容器の周囲を乾燥ガス(露点−74
℃)で通気しておかなければならない。また液相で存在
する温度範囲が狭いガスでは、過冷却によってガスが固
化し、これにより体積が増加して配管が破裂するおそれ
もある。
【0009】一方、圧縮液化による方法では、液化は常
温において可能であるため上述の冷却液化におけるよう
な問題点はないが、所定の圧力を維持するためには試料
容器を耐圧構造にしなければならず、通常の吸光度測定
用の試料容器は石英製であって、この石英は3kg/cm 2
以上の加圧は困難であるため、このような試料容器を使
用したのでは吸光度は測定できない。
【0010】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、より高感度かつ高い精度で水分
量を定量することができるガス中の水分の定量方法を提
供することにあり、また他の目的は、耐圧構造で水を含
まない材料からなる試料容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガス
中に不純物として含まれる微量の水分を定量する方法で
あって、ガスを液化して得た液化ガス試料の波長140
0nm付近、1900nm付近、2700nm付近の少
くとも1つの吸光度を測定し、この測定した吸光度に基
づいて液化ガス試料中の水分の濃度を定量することを特
徴とする。
【0012】請求項2の発明は、塩化水素ガス及び/又
は塩素ガス中に不純物として含まれる微量の水分を定量
する方法であって、塩化水素ガス及び/又は塩素ガスを
液化して得た液化ガス試料の波長1400nm付近、1
900nm付近、2700nm付近の少くとも1つの吸
光度を測定し、この測定した吸光度に基づいて液化試料
中の水分の濃度を定量することを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明において、液化ガス試料はガスを圧縮して液化した
ものであることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、両端部が開口する筒状
の耐圧容器本体と、前記容器本体の両端開口部に耐圧性
かつ近赤外線を含む光透過性の材料を挿入して気密に塞
ぐように設けられた蓋部と、前記容器本体の両端部と前
記蓋部との間に介装され、耐圧性かつ近赤外線含む光透
過性の材料より構成された板状の窓部と、前記容器本体
と前記窓部及び/又は前記窓部と前記蓋部との間に介装
されたリング体と、前記容器本体に液化ガス試料を供給
するために、容器本体に接続された供給管と、前記容器
本体から液化ガス試料を排出するために、容器本体に接
続された排出管と、前記供給管及び前記排出管に設けら
れたバルブと、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項1、2又は3記
載の発明において、前項の試料容器に液化ガス試料を封
入して、吸光度を測定することを特徴とする。
【0016】
【作用】液化した液化ガス試料の吸光度を測定すると、
1400nm付近、1900nm付近、2700nm付
近に吸収ピークが現われる。この吸収ピークと試料中の
水分量とは比例関係にあるので、水分量既知の対照試料
の同波長における吸光度を測定し、両者の吸収ピークの
高さを比較することにより、液化ガス試料中の水分の濃
度を高精度で定量できる。
【0017】また試料容器本体と蓋部とを両者の間に窓
板を保持しながらこれらの一部同士が密接するように設
けると共に、供給管及び排出管にバルブを設けて試料容
器内を密閉するように試料容器を構成すると、圧縮液化
により液化した試料を試料容器内にきわめて容易に封入
することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は吸光度の測定装置の概略を示すものであり、11は
例えばタングステンランプからなる光源、12は水のO
H基に大きな吸収を示す近赤外線を取り出すためのフィ
ルター、13、14はレンズ、15は例えば硫化鉛光電
導セルからなる検知器である。試料容器2はレンズ13
と14との間に配置される。
【0019】試料容器2の好ましい構造の例を図2
(a)、(b)、(c)に示すと、図2(a)はネジタ
イプのもの、図2(b)はフランジタイプのもの、図2
(c)はネジタイプとフランジタイプとを複合したもの
である。図2(a)において、21は例えば外径27m
m、長さ90mmの大きさを有し、両端部が開口する円筒
状形状の容器本体であり、この容器本体21の両端側の
外周面にはネジ部22が形成されている。また容器本体
21の両端部には、例えば直径25mm、厚さ5mmの円形
の板状形状を有すると共に、耐圧性かつ近赤外線透過性
の材料例えば無水石英から構成された、窓部を形成する
窓板3が例えばテフロン製であって幅2mmのリング体3
1を介して配設される。さらに容器本体21と窓板3の
外側には、容器本体21に窓板3を固定するために、内
側に容器本体21のネジ部22と係合するネジ部が形成
された蓋部41が、上述のリング体31と同様に構成さ
れたリング体32を介して配設され、この蓋部41は容
器本体21に螺合される。なおリング体31、32は、
窓板3の破損防止及び容器の気密性を高めるために設け
られるものである。
【0020】ここで容器本体21の両端部の外端面は蓋
部41によりリング体31に押し付けられており、また
容器本体21のネジ部22と蓋部41のネジ部を含む内
側部分とは密接しているので、容器内部の気密性が保た
れる。蓋部41は図2(a)の正面図に示すように、例
えば中央部に近赤外線の透過させるための例えば窓板3
より小さな径の円形の孔部42が形成された例えば六角
形形状の構造体であり、この蓋部22の周面内端面の一
部分は、リング体32の周面外端面の一部に接合され、
既述のように蓋部41を容器本体21に装着することに
より、窓板3及びリング体31、32が容器本体21と
蓋部41との間に固定される。
【0021】容器本体21の管壁にはまた、容器本体2
1内部へ液化ガスを供給するための供給管51と、容器
本体21から液化ガスを排出するための排出管52が例
えば溶接により接続されていて、これらには、例えば1
25atm 程度の加圧が可能な耐圧性のバルブ61、62
が夫々設けられている。このような容器本体21、蓋部
41、供給管51、排出管52、バルブ61、62は耐
圧性及び耐食性の材料例えばステンレスより形成され
る。
【0022】また図2(b)に示すフランジタイプの試
料容器2について説明すると、容器本体24の両端部は
フランジ部25を構成しており、容器本体24の開口部
には段部26が形成されていてこの段部26にリング体
31を介して窓板3が嵌合される。43は中央部に上述
の図2(a)の蓋部22と同様に近赤外線を透過させる
ための例えば円形の孔部44が形成された、例えば直径
15mmのリング状の蓋部であり、この蓋部43をリング
体32を介して窓板3の外側に配設し、蓋部43の周面
内端面と容器本体24のフランジ部25周面外端面及び
リング体32とを密接させ、両者を接合させてネジ45
で固定することにより、容器本体24と蓋部43との間
に窓板3が保持されると共に、容器内の気密性が保たれ
る。
【0023】さらに図2(c)に示すネジタイプとフラ
ンジタイプとの複合タイプの試料容器2について説明す
ると、27は両端部が開口すると共に、両端側の外周面
にネジ部28が形成された円筒状形状の筒状容器であ
り、29はこの筒状容器27の両端部に取り付けられる
フランジ体である。フランジ体29は、フランジ部29
aとネジ部29bとから構成され、ネジ部29bは筒状
容器27のネジ部28と係合するように形成されてい
る。またフランジ体29の周面外端面には段部29cが
形成されていて、この段部29cにリング体31を介し
て窓板3が嵌合される。43は例えば上述の図2(c)
と同様に構成された蓋部であり、先ず筒状容器27の両
端部にフランジ体29を螺合させると共に、段部29c
にリング体31及び窓板3を嵌合し、この後蓋部43を
リング体32を介して窓3の外側に配設して、蓋部43
の周面内端面とフランジ体29のフランジ部29aの周
面外端面及びリング体32とを密接させ、両者を接合さ
せてネジ45で固定することにより、窓板3が保持され
ると共に、容器内部の気密性が保たれる。なお本構造の
試料容器2では、筒状容器27とフランジ体29により
容器本体が構成される。
【0024】次に本発明の実施例に係る塩化水素ガス中
の水分濃度の定量方法について説明する。先ず図3に示
すように試料容器2の供給管51と排出管52とを、塩
化水素製造ラインの液化ガスが通流する配管71、72
にフェラル91を備えたジョイント9により接続し、液
化工程において、温度tにおける蒸気圧以上の圧力(例
えば20℃では41.6atm以上の圧力)が加圧され
て液化された液化塩化水素を採取する。
【0025】ここで図中81〜85は、塩化水素製造ラ
インの配管7、71、72に設けられたバルブであり、
液化塩化水素を採取する際には、試料容器2のバルブ6
1、62及びバルブ81、83〜85を開けると共に、
バルブ82を閉じて液化ガスを配管7、71、供給管5
1を介して試料容器2内へ供給する。このとき液化ガス
を連続的に試料容器2内に供給すると、試料容器2内に
入りきれない余剰の液化ガスは排出管52、配管72を
介して試料容器2内から流出するので、このようにして
試料容器2内に液化ガスを通流させるようにしながら採
取を行なう。そして試料容器2内に液化ガスを充填した
後バルブ61、62及びバルブ84、85を閉じると共
に、バルブ81〜83を開けて配管71、72から供給
管51及び排出管52を取り外し、次いで試料容器2を
図1のように吸光度の測定装置1に設置して液化ガスの
吸光度を測定する。
【0026】測定装置1では、光源11からフィルター
12、レンズ13を介してOH基の吸収ピークが存在す
る波長を含む例えば1000〜3200nmの波長の近
赤外線を試料容器2中の液化塩化水素試料に照射し、こ
のときの透過光をレンズ14を介して検知器15で検知
して、試料の吸収スペクトルを測定する。
【0027】そしてこの吸収スペクトルから水のOH基
に大きな吸収を示す波長である1400nm、1900
nm、2700nmにおける吸光度を測定し、この吸光
度と、予め測定された水分濃度既知の対照試料例えば四
塩化炭素の同波長における吸光度との関係より、測定試
料中の水分濃度が定量される。即ち吸光度と水分濃度は
比例関係にあり、例えば試料中の同波長における吸収ピ
ークの大きさを求め、これを比較することにより、測定
試料中の水分濃度が定量できる。
【0028】以下実際に測定した吸収スペクトルを用い
て、具体的に説明する。図4は、露点法で定量した水分
濃度38.8ppm v/v (18.7ppm w/w )の液化塩化
水素の吸収スペクトルである。この吸収スペクトル測定
に際しては、温度9.5℃、その温度における飽和蒸気
圧33atm以上の圧力である50atmの下で塩化水
素ガスの液化を行なった。そして得られた液化塩化水素
試料を上述の試料容器内に3/4ほど満たしバルブを閉
じて試料容器内を密閉状態にし、この試料容器を吸光度
測定装置に設置して吸収スペクトルを測定した。なお試
料容器内を液化塩化水素で完全に満たさないのは、温度
上昇に伴なう圧力の上昇により、液化塩化水素が試料容
器から噴き出すことを抑えるためである。今回この液化
塩化水素の水分濃度を本発明方法で定量し、この方法の
正当性を確認することとした。
【0029】図5に水の吸収スペクトルを示すが、この
ように水のスペクトルには1400nm、1900n
m、2700nmに特性吸収ピークがあらわれる。一方
図6に水分濃度0ppm(露点法により測定)無水塩化
水素の吸収スペクトルを示すが、このように塩化水素の
スペクトルには1210nm、1750nm、1780
nm、2700nm以降に特性吸収ピークがあらわれ
る。
【0030】従って図4の吸収スペクトルと図6の吸収
スペクトルとの差を求めると、図4の吸収スペクトルか
ら塩化水素に起因する吸収ピークを除いて水に起因する
吸収ピークのみを取り出すことができる。図7はこのよ
うにして求めた測定対象である液化塩化水素中の水の吸
光度である。そしてこの吸光度と、図8に示す対照試料
である水分濃度既知の30ppm w/w の四塩化炭素の吸光
度とを比較することにより、測定対象である液化塩化水
素中の水分濃度を定量する。なお四塩化炭素中の水分濃
度はカールフィッシャー法により定量した。
【0031】ここで対照試料として四塩化炭素を使用し
たのは、水が有するOH基がなく容易に入手できる有機
溶剤であると共に、対照波長領域に吸収を持たないため
であり、対照試料としてはこれ以外にn−ヘキサン等も
使用することができる。
【0032】比較は、各特性波長における吸収ピークの
大きさに基づいて行なわれ、この吸収ピークの大きさ
は、各吸光度の測定範囲を合わせ図8に示すように、ピ
ークの頂点PからX軸垂線を降ろして、ピークの前後の
点A、Bを結ぶ線との交点Qを求め、線分PQの長さに
より求められる。この方法により求めた測定試料の14
00nm、1900nmにおける吸収ピークの大きさは
夫々15.0mm、48.2mmであり、一方対照試料の吸
収ピークの大きさは夫々23、9mm、71.0mmであ
る。そして例えば1400nmにおける吸収ピークによ
り、対照試料に基づいて測定試料中の水分濃度を算出す
ると、 15.0mm/23.9mm×30ppm w/w =18.8ppm
w/w となり、また同様に1900nmにおける吸収ピークに
より、水分濃度を算出すると、 48.2mm/71.0mm×30ppm w/w =20.4ppm
w/w となる。
【0033】これらの算出値は、多少誤差はあるもの
の、露点法で測定した水分濃度18.7ppm w/w とほぼ
一致しており、このことから本発明方法により塩化水素
ガス中の水分濃度が定量できることが確認された。なお
誤差は、吸収ピ−クの大きさの測定を行った際に生じた
ものと考えられる。また上述の塩化水素ガス中の水分濃
度の定量では、2700付近の吸収ピークは、定量に使
用していないが、これは、塩化水素ガス自体にも270
0mm付近に吸収ピークがあるため、この塩化水素ガス自
体の吸収ピークに水の吸収ピークが隠れてしまい、水の
吸収ピークのみを取り出すことが困難であるからであ
る。従って2700mm付近の吸収ピークに基づいて塩化
水素ガス中の水分濃度を定量することは不適切であると
考えられる。但し、水の吸収スペクトルでは、1400
nm、1900nmに比べて2700nm付近の吸収ピ
ークは大きいので、塩化水素以外であって水分濃度が微
量である試料ではこの2700nm付近のピークに基づ
いて水分量の定量を行ってもよい。
【0034】図9は、液化塩化水素中の水の吸収スペク
トルを吸光度の最大値を0.050として再度測定した
ものである。即ちこの吸収スペクトルにおける吸収ピー
クは、塩化水素中の水分量が0.38ppm v/v である場
合に得られるピークであり、このように吸光度の最大値
を小さくすれば、正確にピークの大きさを測定でき、こ
れにより確実に水分量が定量できると考えられる。実際
に図6に示す、露点法により水分濃度が0ppm w/w と定
量された塩化水素について吸光度を0〜0.025の範
囲で再度測定すると、図10に示すように、1400n
m付近に新たな吸収ピークがあらわれる。従ってこのピ
ークに基づいて露点法では定量不可能な微量の水分濃度
が定量できると考えられる。そして実際にこのピークに
基づいて、対照試料として水分濃度、38ppm v/v の塩
化水素を用いて上述の方法により水分濃度を定量したと
ころ、対照試料のピーク大きさ(図中、点線であらわし
たピーク)は63.0mmであり、測定試料のピーク大き
さは2mmであるので、測定試料中の水分濃度は、 2mm/63mm×38ppm v/v =1.2ppm v/v となる。この水分濃度は露点法による測定下限界付近の
濃度であるが、本発明方法によれば、さらに精度よく、
例えば露点法では測定不可能なより微量の水分濃度の定
量を行うことができる。
【0035】このように本発明のガス中の水分の定量方
法では、試料を液化し、この試料の水の特性吸収波長で
ある1400nm、1900nm、2700nm付近の
吸光度を測定して、この吸光度に基づいて測定試料中の
水分量を液体の状態で定量するのでガス状態で定量する
場合に比較して測定試料中における単位体積当たりの水
分のモル数が格段に多く、吸光度の測定感度も格段に高
くなる。このため、水分の定量を精度よく行なうことが
でき、また試料中の水分量が微量であっても、吸収スペ
クトル中に吸収ピークがあらわれるので例えば露点法で
は測定不可能な例えば1ppm v/v 以下の微量水分を定量
することも可能となる。
【0036】また本発明の試料容器は、例えば50at
m程度の耐圧を確保できるものが望ましく、このような
試料容器を用いれば例えば温度25℃以下であれば圧縮
液化により液化した液体試料の吸光度を測定することが
できる。またバルブを設けたので測定試料を試料容器内
に封入して試料容器内を密閉した状態で試料容器を持ち
運ぶことができ、これにより塩化水素ガスの液化工程と
水分の定量工程とを分離して水分の定量工程をガスの製
造場所から離れたところで行うことができるので、吸光
度の測定装置等の機器類と腐食性ガスとの接触が抑えら
れて、好環境の下で水分の定量を行なうことができる。
さらに液化ガスの供給管と排出管という2本の管を設け
たので、試料容器内に液化塩化水素を連続的に供給する
と、試料容器に入りきれない余剰の液化塩化水素は排出
管を介して試料容器外へ流出し、これにより液化塩化水
素は試料容器内を通流するため、このようにして液化塩
化水素を採取すると、試料容器内に滞留、蓄積する不純
物が塩化水素と共に試料容器外へ流出し、測定試料中の
水分をより正確に定量することができる。
【0037】さらにまた圧縮液化することにより常温に
て測定試料を液化することができるため、測定試料を冷
却して液化する場合のように、吸光度測定装置が超低温
下に晒されて劣化するおそれがないと共に、常温にて測
定できるので吸光度測定のための装置構成が簡易化さ
れ、測定も容易に行なうことができる。また常温での吸
光度測定の際には、試料容器に霜が付着して測定誤差が
生じるおそれもない。
【0038】以上において本発明のガス中の水分の定量
方法は塩化水素ガス以外のガス例えば塩素ガスに適用し
てもよいし、また圧縮液化により液化した試料のみなら
ず冷却液化により液化試料に対して適用してもよい。ま
た水の特性吸収波長の3つのピーク全てについて水分の
定量を行ってもよいし、1つあるいは2つのピークを選
択して定量してもよい。さらに本発明の試料容器に液化
試料を供給し、排出するための管は両者を共通して行な
うものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1〜3または5記載の発明によれ
ば、ガスを液化して得た液化ガス試料の、水の特性吸収
波長である1400nm付近、1900nm付近、27
00nm付近の少くとも1つの吸光度を測定し、この吸
光度に基づいて水分を定量しているので、ガス中に不純
物として含まれる微量の水分の濃度を高感度でかつ高い
精度で定量することができる。
【0040】また請求項4記載の発明によれば、試料容
器の耐圧性が格段に向上するので、圧縮液化により液化
した試料の吸光度の測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸光度の測定装置の概略図である。
【図2】試料容器の構造を示す断面図と蓋部の正面図で
ある。
【図3】試料容器に液化試料を採取する際の説明図であ
る。
【図4】水分濃度38ppm v/v の塩化水素の吸収スペク
トルである。
【図5】水の吸収スペクトルである。
【図6】無水塩化水素の吸収スペクトルである。
【図7】水分濃度38ppm v/v の塩化水素中の水の吸収
スペクトルである。
【図8】水分濃度30ppm w/w の四塩化炭素の吸収スペ
クトルである。
【図9】吸光度0〜0.050の範囲における水分濃度
38ppm v/v の塩化水素中の水の吸収スペクトルであ
る。
【図10】吸光度0〜0.025の範囲における無水塩
化水素の吸収スペクトルである。
【符号の説明】
1 吸光度の測定装置 2 試料容器 21、24 容器本体 27 筒状容器 29 フランジ体 3 窓板 31、32 リング体 41、43 蓋部 51 供給管 52 排出管 61、62 バルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス中に不純物として含まれる微量の水
    分を定量する方法であって、ガスを液化して得た液化ガ
    ス試料の波長1400nm付近、1900nm付近、2
    700nm付近の少くとも1つの吸光度を測定し、この
    測定した吸光度に基づいて液化ガス試料中の水分の濃度
    を定量することを特徴とするガス中の水分の定量方法。
  2. 【請求項2】 塩化水素ガス及び/又は塩素ガス中に不
    純物として含まれる微量の水分を定量する方法であっ
    て、塩化水素ガス及び/又は塩素ガスを液化して得た液
    化ガス試料の波長1400nm付近、1900nm付
    近、2700nm付近の少くとも1つの吸光度を測定
    し、この測定した吸光度に基づいて液化試料中の水分の
    濃度を定量することを特徴とするガス中の水分の定量方
    法。
  3. 【請求項3】 液化ガス試料はガスを圧縮して液化した
    ものであることを特徴とする請求項1又は2記載のガス
    中の水分の定量方法。
  4. 【請求項4】 両端部が開口する筒状の耐圧容器本体
    と、 前記容器本体の両端開口部に耐圧性かつ近赤外線を含む
    光透過性の材料を挿入して気密に塞ぐように設けられた
    蓋部と、 前記容器本体の両端部と前記蓋部との間に介装され、耐
    圧性かつ近赤外線を含む光透過性の材料より構成された
    板状の窓部と、 前記容器本体と前記窓部及び/又は前記窓部と前記蓋部
    との間に介装されたリング体と、 前記容器本体に液化ガス試料を供給するために、容器本
    体に接続された供給管と、 前記容器本体から液化ガス試料を排出するために、容器
    本体に接続された排出管と、 前記供給管及び前記排出管に設けられたバルブと、 を備えることを特徴とする試料容器。
  5. 【請求項5】 前項の試料容器に液化ガス試料を封入し
    て、吸光度を測定することを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のガス中の水分の定量方法。
JP32949994A 1994-12-02 1994-12-02 ガス中の水分の定量方法及び試料容器 Expired - Lifetime JP3889817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32949994A JP3889817B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 ガス中の水分の定量方法及び試料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32949994A JP3889817B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 ガス中の水分の定量方法及び試料容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08159964A true JPH08159964A (ja) 1996-06-21
JP3889817B2 JP3889817B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=18222060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32949994A Expired - Lifetime JP3889817B2 (ja) 1994-12-02 1994-12-02 ガス中の水分の定量方法及び試料容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3889817B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028392A (ja) * 2001-05-10 2003-01-29 Mitsui Chemicals Inc 半導体製造用高純度塩化水素
JP2007263905A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Taiyo Nippon Sanso Corp 液化ガスの濃縮分析装置
JP2013130509A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Horiba Ltd 水分濃度測定装置の校正方法及び校正装置
JP2017040655A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 株式会社堀場エステック Cp2Mg濃度測定装置
EP3674691A1 (en) * 2018-12-28 2020-07-01 Yokogawa Electric Corporation Measurement device, calibration curve generation system, spectrum measurement method, calibration curve generation method, analysis device, liquefied gas production plant, and property analysis method
CN112229806A (zh) * 2020-10-10 2021-01-15 宜宾海丰和锐有限公司 检测氯乙烯单体中汞含量的方法
WO2022186186A1 (ja) * 2021-03-02 2022-09-09 東京都公立大学法人 水蒸気分布測定装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53148495A (en) * 1977-05-30 1978-12-25 Iwatsu Electric Co Ltd Method and apparatus of measuring water contents of polyhydric alcohol base solutions
JPS5534231U (ja) * 1978-08-26 1980-03-05
JPS6031040A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 Sagami Chem Res Center 赤外分光セル
JPH02233952A (ja) * 1989-03-07 1990-09-17 Chino Corp コンプレッサ試験装置
JPH04148846A (ja) * 1990-10-13 1992-05-21 Jasco Corp 濃度補正装置
JPH0599845A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Nippon Sanso Kk 半導体レーザーを用いた水分分析装置
JPH0571757U (ja) * 1991-03-04 1993-09-28 日本石英硝子株式会社 超微量試料分光光度測定用集光セルおよびそのホルダー
JPH0662357U (ja) * 1993-02-08 1994-09-02 日新電機株式会社 ガス濃度計測装置
JPH06347398A (ja) * 1993-06-04 1994-12-22 Tsurumi Soda Co Ltd ガス中の水分の定量方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53148495A (en) * 1977-05-30 1978-12-25 Iwatsu Electric Co Ltd Method and apparatus of measuring water contents of polyhydric alcohol base solutions
JPS5534231U (ja) * 1978-08-26 1980-03-05
JPS6031040A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 Sagami Chem Res Center 赤外分光セル
JPH02233952A (ja) * 1989-03-07 1990-09-17 Chino Corp コンプレッサ試験装置
JPH04148846A (ja) * 1990-10-13 1992-05-21 Jasco Corp 濃度補正装置
JPH0571757U (ja) * 1991-03-04 1993-09-28 日本石英硝子株式会社 超微量試料分光光度測定用集光セルおよびそのホルダー
JPH0599845A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Nippon Sanso Kk 半導体レーザーを用いた水分分析装置
JPH0662357U (ja) * 1993-02-08 1994-09-02 日新電機株式会社 ガス濃度計測装置
JPH06347398A (ja) * 1993-06-04 1994-12-22 Tsurumi Soda Co Ltd ガス中の水分の定量方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028392A (ja) * 2001-05-10 2003-01-29 Mitsui Chemicals Inc 半導体製造用高純度塩化水素
JP2007263905A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Taiyo Nippon Sanso Corp 液化ガスの濃縮分析装置
JP2013130509A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Horiba Ltd 水分濃度測定装置の校正方法及び校正装置
JP2017040655A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 株式会社堀場エステック Cp2Mg濃度測定装置
EP3674691A1 (en) * 2018-12-28 2020-07-01 Yokogawa Electric Corporation Measurement device, calibration curve generation system, spectrum measurement method, calibration curve generation method, analysis device, liquefied gas production plant, and property analysis method
CN112229806A (zh) * 2020-10-10 2021-01-15 宜宾海丰和锐有限公司 检测氯乙烯单体中汞含量的方法
CN112229806B (zh) * 2020-10-10 2022-12-13 宜宾海丰和锐有限公司 检测氯乙烯单体中汞含量的方法
WO2022186186A1 (ja) * 2021-03-02 2022-09-09 東京都公立大学法人 水蒸気分布測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3889817B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7867779B2 (en) System and method comprising same for measurement and/or analysis of particles in gas stream
FR2627863A1 (fr) Procede et dispositif pour l'analyse de gaz contenant du fluor et pour controler la concentration en fluor dans un gaz de laser excimeur
JP7412511B2 (ja) 気相媒質の品質を監視するための方法及び装置
JP2006030032A (ja) ガス中の不純物定量方法及び装置
JPH08159964A (ja) ガス中の水分の定量方法及び試料容器
US6142024A (en) Apparatus and method for sampling and IR-spectroscopic analysis of high-purity, hygroscopic liquids
CN208208713U (zh) 一种高精度质谱检出限的检测装置
US20070261559A1 (en) Analysis of a reactive gas such as silane for particle generating impurities
KR101030405B1 (ko) 촉매적 변형에 의한 분석 민감도 증진법
JP3011726B2 (ja) 冷凍液のサンプリング法及びそのための装置
JP3998018B2 (ja) シラノール基濃度の測定方法および測定用セル
JP2003014716A (ja) 高純度フッ素ガス中の微量不純物の分析方法
Jahl et al. Sealed inductively coupled plasma atomic emission spectrometry: instrumentation development
JP2001041877A (ja) 分光分析装置及びガス中の不純物の分析方法
US5440120A (en) Sampling arrangement for thermal gravimetric analyzer
JP4211983B2 (ja) F2ガス濃度の測定方法並びに測定装置
US6609415B2 (en) Method of evaluating adsorption of contaminant on solid surface
EP0563236B1 (en) Counterflow device reducing the negative impact of contaminating materials used in moisture sensitive apparatuses or procedures
JPH0534331A (ja) 六フツ化硫黄分解ガス中の二酸化硫黄の定量分析方法
JPH06347398A (ja) ガス中の水分の定量方法
WO2021106601A1 (ja) 質量分析計によるハロゲンフッ化物含有ガス中のフッ素ガス濃度の測定方法
JP2002148156A (ja) 金属不純物のサンプリング容器
WO2021106602A1 (ja) 紫外分光法によるハロゲンフッ化物含有ガスに含まれるフッ素ガス濃度の測定方法
WO2018139845A2 (ko) 셀타입 가스인증표준물질 제조방법, 제조장치 및 용기
JP3957333B2 (ja) 半導体用特殊材料ガス成分濃度測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040525

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040721

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term