JPH08159669A - 溶銑鍋の開閉蓋装置 - Google Patents

溶銑鍋の開閉蓋装置

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JPH08159669A
JPH08159669A JP32956694A JP32956694A JPH08159669A JP H08159669 A JPH08159669 A JP H08159669A JP 32956694 A JP32956694 A JP 32956694A JP 32956694 A JP32956694 A JP 32956694A JP H08159669 A JPH08159669 A JP H08159669A
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hot metal
metal ladle
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JP32956694A
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Koichi Miwa
幸一 三輪
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動駆動機を設けないで、溶銑鍋を傾動させ
る傾動力によって、蓋部材を開閉可能にする溶銑鍋の開
閉蓋装置を提供することである。 【構成】 溶銑鍋20の開口21aを開閉可能に蓋する
蓋部材25と、1対の水平支軸22に固着された1対の
カム部材35とこれらカム部材35に係合する1対のカ
ムフォロア32と各カムフォロア32をその下端部に固
着した1対の駆動ロッド31とで構成され、溶銑鍋20
の傾動動作と連動して、蓋部材25を、鉛直姿勢の溶銑
鍋の開口25aを閉じた閉位置から、この閉位置から所
定ストロ−ク上昇した開位置に上昇駆動する駆動機構3
0と、1対のフック部材3に形成された1対の鉛直溝4
1とこれら鉛直孔41に係合する1対の係合部材42と
で構成された蓋部材25を閉位置と開位置とに亙って昇
降自在に案内する第1ガイド機構40と、フック取付け
ビ−ム4に形成された1対の鉛直孔46と、これら鉛直
孔46に摺動自在に挿通された駆動ロッド31とで構成
され、蓋部材25を閉位置と開位置とに亙って昇降自在
に案内する第2ガイド機構45とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶銑鍋の開閉蓋装置に
関し、特に、溶銑鍋を開閉する蓋部材を溶銑鍋の傾動動
作と連動して開閉させるように構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高炉において原料から製造さ
れた溶銑は、搬送クレーンのフック部材に吊持された溶
銑鍋に収容した状態で、高炉から転炉へ搬送される。そ
の溶銑を溶銑鍋から転炉内へ注入する場合には、転炉の
上方近くにおいて、溶銑鍋を傾動させ、溶銑を転炉へ注
入する。溶銑からは有害な排煙が発生するため、溶銑を
高炉から溶銑鍋に注入する位置の上方部位と、溶銑を溶
銑鍋から転炉に注入する位置の上方部位には、集塵フ−
ドが夫々設置されており、有害排煙が集塵フ−ドへ吸引
され、集塵装置へ排出される。
【0003】しかし、高炉から転炉までの溶銑鍋の搬送
区間の全域に集塵フ−ドを設けることは、スペ−ス的に
コスト的に殆ど不可能に近いため、搬送中の溶銑鍋から
発生する有害排煙に対する対策は全くなされていない。
ここで、溶銑鍋は搬送クレーンの1対のフック部材に吊
持され、溶銑を転炉へ注入する際に溶銑鍋を傾動させる
必要があるため、溶銑鍋に開閉可能な蓋部材と、この蓋
部材を開閉駆動する開閉蓋装置を設けることは困難であ
るとされ、溶銑鍋には、開閉式の蓋部材等が全く設けら
れていない。但し、実開昭61−27555号公報に
は、溶銑鍋に蓋部材を設け、主巻ビ−ム上に蓋掛電動機
構を搭載し、蓋吊りワイヤによって蓋を上下方向へ駆動
するレ−ドルクレ−ン電動蓋掛装置が提案されている。
他に、実開昭56−154984号公報にも、前記公報
のものと同様の装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
溶銑を高炉から転炉へ搬送する際に、溶銑鍋の上端開口
から多量の有害排煙が発生するし、また、溶銑を転炉へ
注入後の空の溶銑鍋からもかなりの量の有害排煙が発生
し、工場の作業環境が悪化するという問題がある。高炉
から溶銑鍋に溶銑を注入する場所と、溶銑鍋から転炉に
溶銑を注入する場所だけに集塵フ−ドを設置するだけで
は、溶銑鍋から発生する有害排煙の極く一部を除去でき
るに過ぎず、搬送中の溶銑鍋から発生する有害排煙に対
する対策が、強く要請されている。
【0005】また、溶銑鍋に開閉可能な蓋を設けたもの
も公開されているが、蓋を上下駆動させる電動駆動機を
高温のクレ−ンビ−ム上に搭載するため、電動モ−タの
耐久性が低下すること、メンテナンスの負荷が大きくな
ること、また蓋部材が昇降自在に案内されていないこ
と、等の問題があり、殆ど実用化されていないのが実状
である。本発明の目的は、溶銑鍋を傾動させる傾動力で
蓋部材を開閉可能にした溶銑鍋の開閉蓋装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の溶銑鍋の開閉
蓋装置は、溶銑鍋本体と、この溶銑鍋本体の両側部に突
設された1対の水平支軸とを備え、搬送クレ−ンの1対
のフック部材で1対の水平支軸を吊持して搬送される溶
銑鍋において、前記溶銑鍋の上端の開口を開閉可能に蓋
する蓋部材と、前記搬送クレ−ンのフック取付けビ−ム
と、1対のフック部材との少なくとも一方に設けられ、
蓋部材を、鉛直姿勢の溶銑鍋本体の上端の開口を閉じた
閉位置と、この閉位置から所定ストロ−ク上昇した開位
置とに亙って昇降自在に案内するガイド機構と、前記溶
銑鍋本体が、1対の水平支軸を中心として、鉛直姿勢か
ら傾動されるときに、その傾動動作と連動して、蓋部材
を開位置に上昇駆動する駆動機構とを備えたものであ
る。
【0007】請求項2の溶銑鍋の開閉蓋装置は、請求項
1の発明において、前記ガイド機構が、1対のフック部
材の内側部に形成された鉛直溝と、これら鉛直溝に摺動
自在に夫々係合し且つ蓋部材に固着された1対の係合部
材とを備えたものである。請求項3の溶銑鍋の開閉蓋装
置は、請求項1の発明において、前記ガイド機構が、フ
ック取付けビ−ム又はこれに固定された部材に形成され
た複数の鉛直孔と、これら鉛直孔に摺動自在に挿通され
て蓋部材に固着された複数のガイドロッドとを備えたも
のである。請求項4の溶銑鍋の開閉蓋装置は、請求項1
又は請求項2の発明において、前記駆動機構が、1対の
水平支軸に固着された1対のカム部材と、前記カム部材
に係合するカムフォロアを有し蓋部材に固着された1対
の駆動ロッドとを備たものである。
【0008】請求項5の溶銑鍋の開閉蓋装置は、請求項
1又は請求項3の発明において、前記駆動機構が、1対
の水平支軸に固着された1対の揺動ア−ムと、蓋部材に
固着された1対の駆動ロッドと、1対の揺動ア−ムの先
端部を1対の駆動ロッドの下端部に夫々連結する1対の
リンク機構とを備えたものである。請求項6の溶銑鍋の
開閉蓋装置は、請求項1の発明において、前記ガイド機
構が、フック取付けビ−ム又はこれに固定された部材に
付設された鉛直倒立状の複数の油圧シリンダと、これら
油圧シリンダのピストンロッドであって蓋部材に固着さ
れた複数のガイドロッドとを備たものである。
【0009】請求項7の溶銑鍋の開閉蓋装置は、請求項
6の発明において、前記複数の油圧シリンダが、1対の
水平支軸に対して傾動の際の持ち上げ側に位置する1対
の第1油圧シリンダと、1対の水平支軸に対して傾動の
際持ち下げ側に位置する1対の第2油圧シリンダとを備
え、第1油圧シリンダのロッド側油室とヘッド側油室と
は、対応する第2油圧シリンダのヘッド側油室とロッド
側油室とに夫々接続され、前記駆動機構は、1対の水平
支軸に固着された1対の揺動ア−ムと、蓋部材に固着さ
れた1対の駆動ロッドと、1対の揺動ア−ムの先端部を
1対の第1油圧シリンダの駆動ロッドの下端部に夫々連
結する1対のリンク機構と、前記第1及び第2油圧シリ
ンダとを備えたものである。
【0010】
【作用】請求項1の溶銑鍋の開閉蓋装置においては、溶
銑鍋の上端の開口を開閉可能に蓋する蓋部材が設けら
れ、蓋部材を、鉛直姿勢の溶銑鍋本体の上端の開口を閉
じた閉位置と、この閉位置から所定ストロ−ク上昇した
開位置とに亙って昇降自在に案内する為に、ガイド機構
が搬送クレ−ンのフック取付けビ−ムと、1対のフック
部材との少なくとも一方に設けられている。また、溶銑
鍋の開閉蓋装置には、駆動機構が設けられ、溶銑鍋本体
が、1対の水平支軸を中心として、鉛直姿勢から傾動さ
れるときに、その傾動動作と連動して、蓋部材を開位置
に上昇駆動する。
【0011】溶銑を高炉から転炉へ搬送する場合、先
ず、高炉より溶銑を溶銑鍋本体に注入し、溶銑鍋本体の
両側部に突設された1対の水平支軸を、搬送クレ−ンの
1対のフック部材で吊持して搬送するが、溶銑鍋本体の
搬送時には、溶銑鍋本体が鉛直姿勢を保持して搬送され
るので、蓋部材は、開口を閉じた閉位置の状態で、溶銑
鍋本体は搬送される。溶銑を溶銑鍋本体から転炉注入す
る際においては、溶銑を転炉へ注入する為に、溶銑鍋本
体が1対の水平支軸を中心として傾動されると、ガイド
機構により昇降自在に案内された蓋部材が、駆動機構に
より、溶銑鍋本体の傾動動作に連動して上昇移動する。
尚、溶銑鍋本体は蓋部材に規制されることなく傾動し、
溶銑が転炉へ注入される。
【0012】請求項2の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記ガイド機構が、1対のフック部材の内側部に形
成された鉛直溝と、これら鉛直溝に摺動自在に夫々係合
し且つ蓋部材に固着された1対の係合部材とで構成さ
れ、このガイド機構により、蓋部材は、鉛直姿勢の溶銑
鍋本体の上端の開口を閉じた閉位置と、この閉位置から
所定ストロ−ク上昇した開位置とに亙って昇降自在に案
内される。
【0013】請求項3の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記ガイド機構が、フック取付けビ−ム又はこれに
固定された部材に形成された複数の鉛直孔と、これら鉛
直孔に摺動自在に挿通されて蓋部材に固着された複数の
ガイドロッドとで構成され、複数のガイドロッドが夫々
の鉛直孔により上下方向へ案内され、蓋部材は鉛直姿勢
の溶銑鍋本体の上端の開口を閉じた閉位置と、この閉位
置から所定ストロ−ク上昇した開位置とに亙って昇降自
在に案内される。
【0014】請求項4の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記駆動機構が、1対の水平支軸に固着された1対
のカム部材と、前記カム部材に係合するカムフォロアを
有する駆動ロッドであって、蓋部材に固着された1対の
駆動ロッドとで構成され、溶銑鍋本体が1対の水平支軸
を中心として、鉛直姿勢から傾動されると、1対のカム
部材が回転するため、駆動ロッドは、その傾動動作と連
動して上方へ駆動し、駆動ロッドが固着された蓋部材は
開位置に上昇駆動される。
【0015】請求項5の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記駆動機構が、1対の水平支軸に固着された1対
の揺動ア−ムと、蓋部材に固着された1対の駆動ロッド
と、1対の揺動ア−ムの先端部を1対の駆動ロッドの下
端部に夫々連結する1対のリンク機構とで構成され、溶
銑鍋本体が、1対の水平支軸を中心として、鉛直姿勢か
ら傾動されると、夫々の揺動ア−ムは水平支軸回りに回
転し、リンク機構を介して揺動ア−ムに連結されている
駆動ロッドは、上昇駆動され、駆動ロッドに固着された
蓋部材が開位置に上昇駆動される。
【0016】請求項6の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記ガイド機構が、フック取付けビ−ム又はこれに
固定された部材に付設された鉛直倒立状の複数の油圧シ
リンダと、これら油圧シリンダのピストンロッドであっ
て蓋部材に固着された複数のガイドロッドとで構成され
ているので、蓋部材は油圧シリンダにより、上下駆動さ
れ、且つ昇降自在に案内される。
【0017】請求項7の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記複数の油圧シリンダが、1対の水平支軸に対し
て傾動の際の持ち上げ側に位置する1対の第1油圧シリ
ンダと、1対の水平支軸に対して傾動の際持ち下げ側に
位置する1対の第2油圧シリンダとを備え、第1油圧シ
リンダのロッド側油室とヘッド側油室とは、対応する第
2油圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油室とに夫々
接続され、前記駆動機構は、1対の水平支軸に固着され
た1対の揺動ア−ムと、蓋部材に固着された1対の駆動
ロッドと、1対の揺動ア−ムの先端部を1対の第1油圧
シリンダの駆動ロッドの下端部に夫々連結する1対のリ
ンク機構と、前記第1及び第2油圧シリンダとを備えて
いるので、1対の第1油圧シリンダのピストンロッド
は、溶銑鍋本体が傾動される際、各揺動ア−ムとリンク
機構により、上昇駆動され、第1油圧シリンダのヘッド
側油室の油圧が対応する第2油圧シリンダのロッド側油
室に供給され、第2油圧シリンダのピストンロッドが第
1油圧シリンダのピストンロッドとともに上昇駆動さ
れ、蓋部材は第1、第2油圧シリンダにより、昇降自在
に案内され、上昇駆動する。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。図1に示すように、溶銑鍋20はクレ−
ン2により転炉12へ搬送され、溶銑は溶銑鍋20から
転炉12へ注入される。溶銑鍋20を搬送するクレ−ン
2には、1対のフック部材3が設けられ、溶銑鍋20
は、このフック部材3により吊持され、搬送される。1
対のフック部材3はフック取付けビ−ム4にブラケット
4aを介して揺動自在に連結され、フック取付けビ−ム
4は、複数本のワイヤ5により吊持されている。フック
取付けビ−ム4の上側には、ワイヤ巻上げ用のドラム6
とこのドラム6を回転させる駆動ユニット7が設けられ
ている。
【0019】クレ−ン2には、補助フック8が、ワイヤ
11に吊持され、溶銑鍋20の基部23は2つの傾転リ
ンク9,10を介して補助フック8に連結され、補助フ
ック8が上昇駆動されると、溶銑鍋20は、図1の鎖線
から実線に亙って傾動され、溶銑が転炉へ注入される。
溶銑鍋20から転炉12へ溶銑を注入する位置の上側に
は、集塵フ−ド14が設けられ、溶銑から発生する有害
排煙を取除いている。尚、転炉12の上側には、転炉1
2内に酸素を供給する酸素供給通路13が設けられてい
る。
【0020】図2〜図5に示すように、溶銑鍋の開閉蓋
装置1は、蓋部材25を溶銑鍋20の上端の開口21a
を開閉する為のもので、この溶銑鍋の開閉蓋装置1は、
蓋部材25と、蓋部材25を上昇駆動する為の駆動機構
30と、蓋部材25を昇降自在に案内するガイド機構
(第1ガイド機構40、第2ガイド機構45)とで構成
されている。
【0021】先ず、溶銑鍋20について説明すると、溶
銑鍋20は、溶銑鍋本体21と、1対の水平支軸22
と、基部23とで構成されている。溶銑鍋本体21の左
右両側部には、補強板21bを介して1対の水平支軸2
2が突設され、1対の水平支軸22は、1対のフック部
材3により夫々吊持されている。溶銑鍋本体21の基端
部には、基部23が設けられ、この基部23は、傾転リ
ンク9,10を介して補助フック8に連結され、補助フ
ック8を上昇させると、溶銑鍋本体21は1対の水平支
軸22を中心として傾動される。
【0022】次に、駆動機構30について説明すると、
駆動機構30は、溶銑鍋本体21を1対の水平支軸22
を中心として、鉛直姿勢から傾動するときに、その傾動
動作と連動して、蓋部材25を開位置に上昇駆動する為
のもので、この駆動機構30は、1対の水平支軸22に
固着された1対のカム部材35と、1対の駆動ロッド3
1と、1対の駆動ロッド31の下端部に夫々固着された
カムフォロア32とで構成されている。
【0023】各カム部材35には、カムフォロア32と
係合するカム部35aが形成され、このカム部35a
は、水平支軸22の中心からの長さを次第に大きくし
て、約100度にわたり鳥の嘴状に形成され、その両端
には、ストッパが夫々形成されている。カム部35aと
係合するカムフォロア32は、ブラケット33とロ−ラ
34とで構成され、夫々の駆動ロッド31の下端部に固
着されている。各駆動ロッド31の下部は、蓋部材25
に固定されている連結部25に内嵌固着されている。
【0024】次に、ガイド機構について説明する。ガイ
ド機構は、蓋部材25を、鉛直姿勢の溶銑鍋本体21の
上端の開口21aを閉じた閉位置と、この閉位置から所
定ストロ−ク上昇した開位置とに亙って昇降自在に案内
す為のもので、1対のフック部材3に設けられた第1ガ
イド機構40と、フック取付けビ−ム4に設けられた第
2ガイド機構45とで構成されている。第1ガイド機構
40について説明すると、第1ガイド機構40は、1対
のフック部材3の内側部に形成された鉛直溝41と、こ
れら鉛直溝41に摺動自在に夫々係合する係合部材42
とで構成され、1対の係合部材42は蓋部材25に固定
された1対の連結部材25aの両端部に夫々固着されて
いる。
【0025】第2ガイド機構45について説明すると、
第2ガイド機構45は、フック取付けビ−ム4に形成さ
れた1対の鉛直孔46と、これら鉛直孔46に摺動自在
に挿通された駆動ロッド31とで構成されている。1対
の鉛直孔46は、フック取付けビ−ム4に駆動ロッド3
1の径よりやや大きい径で形成され、駆動ロッド31の
上部がこの鉛直孔46に挿通し、駆動ロッド31が上下
方向へ案内され、連結部材25aを介して駆動ロッド3
1に連結されている蓋部部材25が昇降自在に案内され
る。尚、駆動ロッド31の上端は、大径状に形成され抜
け止めを防止している。
【0026】次に、この溶銑鍋の開閉蓋装置1の作用に
ついて説明する。溶銑鍋20の搬送時には、溶銑鍋本体
21は鉛直姿勢を保持して搬送されるので、蓋部材25
が溶銑鍋20の開口21aを閉じた閉位置の状態のま
ま、溶銑鍋20は搬送されるが、溶銑を溶銑鍋本体21
から転炉12へ注入する際においては、溶銑鍋本体21
の基部23に傾転リンク9,10を介して連結されてい
る補助フック8が上昇駆動され、溶銑鍋本体21が傾動
される。溶銑鍋本体21が傾動されると、1対の水平支
軸22に固着されているカム部材35も溶銑鍋本体21
と一体的に回転し、カム部材35のカム部35aに係合
しているカムフォロア32の上昇するので駆動ロッド3
1も上昇し、駆動ロッド31に固着された蓋部材25
は、第1、第2ガイド機構40、45により、上方へ案
内されながら上昇駆動する。ここで、溶銑鍋本体21の
傾動動作に連動して蓋部材25が上昇移動するため、溶
銑鍋本体21は蓋部材25に規制されることなく傾動
し、溶銑が転炉12へ注入される。
【0027】この溶銑鍋の開閉蓋装置1によれば、電動
モ−タを設けないで駆動機構30が設けられているの
で、駆動機構30の耐久性が向上し、メンテナンスの負
荷も低減することができる。また、駆動機構30におい
て、溶銑鍋本体21の傾動動作に連動して、蓋部材25
を開閉するため、ランニングコストが低減できるととも
に、製作コスト的に非常に有利である。更に、第1、第
2ガイド機構40、45により、蓋部材25が鉛直姿勢
の溶銑鍋本体21の上端の開口21aを閉じた閉位置
と、この閉位置から所定ストロ−ク上昇した開位置とに
亙って昇降自在に案内されているので、蓋部材25の揺
れを防止し、確実に溶銑鍋本体21に蓋をすることがで
きる。
【0028】更に、第1ガイド機構40が、1対のフッ
ク部材3の内側部に形成された鉛直溝41と、これら鉛
直溝41に摺動自在に夫々係合し且つ蓋部材25に固着
された1対の係合部材42とで構成されているので、第
1ガイド機構40を簡単な構造で構成でき、製作コスト
的に有利である。また、第2ガイド機構45において
も、フック取付けビ−ム4に形成された1対の鉛直孔4
6と、これら鉛直孔46に摺動自在に挿通されて蓋部材
25に固着された駆動ロッド31で構成されているの
で、第2ガイド機構45を簡単な構造にでき、製作コス
ト的に有利である。
【0029】尚、溶銑鍋の開閉蓋装置1の変更様態とし
て、駆動ロッド31を連結部材25aの下面に固着し、
連結部材25a又は蓋部材25の上面に少なくとも1本
のガイドロッドの下端部を固着し、ガイドロッドをフッ
ク取付けビ−ム4に形成された鉛直孔に挿通してもよ
い。
【0030】次に、本発明の第1別実施例について説明
する。但し、前記実施例と同様のものに同一符号を付し
てその説明を省略する。図6〜図8に示すように、第1
別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置1Aは、蓋部材25と、
蓋部材25を上昇駆動する為の駆動機構50と、蓋部材
25を昇降自在に案内するガイド機構(第1ガイド機構
60、第2ガイド機構65)とで構成されている。
【0031】先ず、駆動機構50について説明すると、
駆動機構50は、溶銑鍋本体21を1対の水平支軸22
を中心として、鉛直姿勢から傾動するときに、その傾動
動作と連動して、蓋部材25を開位置に上昇駆動する為
のもので、この駆動機構50は、1対の水平支軸22に
固着された1対の揺動ア−ム52と、1対の駆動ロッド
51と、1対の揺動ア−ム52の先端部を1対の駆動ロ
ッド51の下端部に夫々連結する1対のリンク機構53
とで構成されて、各駆動ロッド51の上下方向向き中央
部よりやや下部は、蓋部材25から張出した1対の鍔部
25aに内嵌により固着されている。
【0032】次に、ガイド機構について説明する。ガイ
ド機構は、蓋部材25を、鉛直姿勢の溶銑鍋本体21の
上端の開口21aを閉じた閉位置と、この閉位置から所
定ストロ−ク上昇した開位置とに亙って昇降自在に案内
する為のもので、ガイド機構は、第1ガイド機構60と
第2ガイド機構65とで構成されている。第1ガイド機
構60は、1対の第1ガイド部材61に夫々形成された
の鉛直孔62と、これら鉛直孔62に摺動自在に挿通さ
れた1対の駆動ロッドとで構成されている。1対の第1
ガイド部材61は、駆動ロッド51の上下長の約1/3
の厚さのブロック状に形成され、フック取付けビ−ム4
の後部の左右両端に夫々固定されている。各第1ガイド
部材61には、駆動ロッド51よりやや大径状に鉛直孔
62が形成され、駆動ロッド51は、この鉛直孔62に
摺動自在に挿通し、駆動ロッド51の上端部は、抜止め
の為に大径状に形成されている。
【0033】第2ガイド機構65は、第2ガイド部材6
6に形成れた鉛直孔67と、この鉛直孔67に摺動自在
に挿通されたガイドロッド68とで構成され、ガイドロ
ッド68の下端部は、蓋部材25に固着されている。第
2ガイド部材66は、ガイドロッド68の上下長の約1
/4の厚さのブロック状に形成され、フック取付けビ−
ム4の前部の左右方向中央部に固定されている。第2ガ
イド部材66には、ガイドロッド68よりやや大径状に
鉛直孔67が形成され、ガイドロッド68は、この鉛直
孔67に摺動自在に挿通されている。尚、ガイドロッド
68の上端部は、抜止めの為に大径状に形成されてい
る。
【0034】次に、この溶銑鍋の開閉蓋装置1Aの作用
について説明する。溶銑鍋本体21が傾動されると、1
対の水平支軸22に固着されている揺動ア−ム52も溶
銑鍋本体21と一体的に回転し、駆動機構50により、
リンク機構53を介して連結されている駆動ロッド51
が、第1ガイド機構60により、駆動ロッド51が上下
方向へ案内され、また、第2ガイド機構65により、蓋
部材25に固着されたガイドロッド68が上下方向へ案
内されているので、蓋部材25が上下方向へ案内され、
上昇駆動する。
【0035】この溶銑鍋の開閉蓋装置1Aによれば、駆
動機構50において、1対の揺動ア−ム52の先端部
と、蓋部材25の鍔部25aに内嵌により固着された1
対の駆動ロッド51の下端部とが夫々リンク機構53に
より連結されているので、1対の揺動ア−ム52が回転
すると、夫々の駆動ロッド51には、略上下方向の駆動
力が伝達されるため、駆動ロッド51は滑らかに上下駆
動され、駆動ロッド51に固着された蓋部材25を上昇
駆動することができる。第1ガイド機構60において
は、1対の駆動ロッド51を、1対のガイド部材60の
鉛直孔に夫々摺動自在に挿通して構成されているので、
第1ガイド機構を簡単化でき、製作コスト的に有利であ
る。また、第2ガイド機構においても、ガイドロッド6
8を、ガイド部材66の鉛直孔67に挿通して構成され
ているので、その構造を簡単化できる。
【0036】尚、第1別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置1
Aの変更様態として、駆動ロッド51を連結部材25a
の下面に固着し、連結部材25a又は蓋部材25の上面
に少なくとも複数のガイドロッドの下端部を固着し、夫
々のガイドロッドをフック取付けビ−ム4に形成された
鉛直孔に挿通してもよい。
【0037】次に、本発明の第2別実施例について説明
する。但し、前記実施例と同様のものに同一符号を付し
て説明を省略する。図9、図10に示すように、第2別
実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置1Bは、蓋部材25と、こ
の蓋部材25を溶銑鍋20の上端の開口21aを開閉可
能に上下駆動する駆動機構70と、蓋部材25を昇降自
在に案内するガイド機構(第1ガイド機構90、第2ガ
イド機構95)とで構成されている。
【0038】駆動機構70について説明すると、1対の
水平支軸22には、1対の揺動ア−ム71が夫々固着さ
れ、これら揺動ア−ム71の先端部は、リンク機構72
を介して、1対の駆動ロッド73の下端部に夫々連結さ
れ、各駆動ロッド73の上端部は、蓋部材25から張出
した1対の鍔部25aの下面に夫々固着されている。フ
ック取付けビ−ム4の後部には、1対のシリンダ取付け
部材76が、左右両端に固定され、これらシリンダ取付
け部材76には、1対の第1油圧シリンダ74が倒立状
に夫々取付けられ、各油圧シリンダ74のピストンロッ
ド75の下端部は、鍔部25aの上面に固着されてい
る。
【0039】フック取付けビ−ム4の前部には、シリン
ダ取付け部材79が固定され、このシリンダ取付け部材
79には、1対の第2油圧シリンダ77が夫々取付けら
れ、各第2油圧シリンダ77のピストンロッド78の下
端部は、蓋部材25に固着されている。1対の第1油圧
シリンダ74と1対の第2油圧シリンダ77の夫々左側
に位置する第1油圧シリンダ74と第2油圧シリンダ7
7を1組として、第1油圧シリンダ74のロッド側油室
とヘッド側油室とは、油圧通路80、81を介して、第
2油圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油室とに夫々
接続されている。
【0040】蓋部材25を昇降自在に案内する為のガイ
ド機構は、第1ガイド機構90と第2ガイド機構95と
で構成され、第1ガイド機構90は、1対の第1油圧シ
リンダ74とピストンロッド75とで構成され、第2ガ
イド機構95は、1対の第2油圧シリンダ77とピスト
ンロッド78とで構成され、各ピストンロッド75、7
8が上下方向へ案内さるので、蓋部材25は昇降自在に
案内される。
【0041】次に、この溶銑鍋の開閉蓋装置1Bの作用
について説明する。溶銑鍋本体21が傾動されると、1
対の水平支軸22に固着されている揺動ア−ム71も溶
銑鍋本体21と一体的に回転し、リンク機構72を介し
て連結されている駆動ロッド73が上昇するので、駆動
ロッド73に固着された蓋部材25が上昇駆動する。そ
して、蓋部材25が上昇すると、1対の鍔部25aに固
着された夫々の第1油圧シリンダ74のピストンロッド
75上方へ駆動し、第1油圧シリンダ74のヘッド側油
室の油圧が、油圧通路81を通り、第2油圧シリンダ7
7のロッド側油室に供給され、第2油圧シリンダ67の
ピストンロッド68が上方へ駆動されるので、4本のピ
ストンロッド75、78により、蓋部材25を上昇駆動
している。更に、ピストンロッド78の上昇とともに第
2油圧シリンダ77のヘッド側油室の油圧が油圧通路8
0を通り、第1油圧シリンダ74のヘッド側油室に供給
されるため、油圧が循環される。
【0042】
【発明の効果】請求項1の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、電動モ−タを使用しないで駆動機構が設けられてい
るので、駆動機構の耐久性が向上し、メンテナンスの負
荷も低減することができる。また、この駆動機構は、溶
銑鍋本体の傾動動作に連動して、蓋部材を開閉するた
め、ランニングコストが低減できるとともに、部材数を
少なくして構成できるため、製作コスト的に非常に有利
である。更に、ガイド機構により、蓋部材が鉛直姿勢の
溶銑鍋本体の上端の開口を閉じた閉位置と、この閉位置
から所定ストロ−ク上昇した開位置とに亙って昇降自在
に案内されているので、蓋部材の揺れを防止し、確実に
溶銑鍋本体に蓋をすることができる。
【0043】請求項2の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、ガイド機構が、1対のフック部材の内側部に形成さ
れた鉛直溝と、これら鉛直溝に摺動自在に夫々係合し且
つ蓋部材に固着された1対の係合部材とで構成されてい
るので、ガイド機構を簡単な構造で構成でき、製作コス
ト的に有利である。
【0044】請求項3の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、ガイド機構が、フック取付けビ−ム又はこれに固定
された部材に形成された複数の鉛直孔と、これら鉛直孔
に摺動自在に挿通されて蓋部材に固着された複数のガイ
ドロッドで構成されていまるので、溶銑鍋の開閉蓋装置
の蓋部材を鉛直姿勢の溶銑鍋本体の上端の開口を閉じた
閉位置と、この閉位置から所定ストロ−ク上昇した開位
置とに亙り昇降自在に確実に案内することができる。
【0045】請求項4の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、駆動機構が、1対の水平支軸に固着された1対のカ
ム部材と、前記カム部材に係合するカムフォロアを有し
蓋部材に固着された1対の駆動ロッドとで構成されてい
るので、駆動機構を簡単に構成することができ、製作コ
スト的に有利である。
【0046】請求項5の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、駆動機構が、1対の水平支軸に固着された1対の揺
動ア−ムと、蓋部材に固着された1対の駆動ロッドと、
1対の揺動ア−ムの先端部を1対の駆動ロッドの下端部
に夫々連結する1対のリンク機構とで構成されているの
で、リンク機構により、1対の揺動ア−ムから夫々の駆
動ロッドに略上下方向の駆動力が伝達されるため、滑ら
かに駆動ロッドが上下駆動され、駆動ロッドに固着され
た蓋部材を確実に開閉することができる。
【0047】請求項6の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、前記ガイド機構が、フック取付けビ−ム又はこれに
固定された部材に付設された鉛直倒立状の複数の油圧シ
リンダと、これら油圧シリンダのピストンロッドであっ
て蓋部材に固着された複数のガイドロッドとで構成され
ているので、油圧シリンダによって、蓋部材はピストン
ロッドにより上下方向へ案内されて、上下方向へ駆動さ
れるので、溶銑鍋の開閉蓋装置の構造を簡単化でき、製
作コスト的に有利である。
【0048】請求項7の溶銑鍋の開閉蓋装置において
は、1対の水平支軸に対して傾動の際の持ち上げ側に位
置する1対の第1油圧シリンダと、1対の水平支軸に対
して傾動の際持ち下げ側に位置する1対の第2油圧シリ
ンダとを設け、第1油圧シリンダのロッド側油室とヘッ
ド側油室とは、対応する第2油圧シリンダのヘッド側油
室とロッド側油室とに夫々接続され、駆動機構は、1対
の水平支軸に固着された1対の揺動ア−ムと、蓋部材に
固着された1対の駆動ロッドと、1対の揺動ア−ムの先
端部を1対の第1油圧シリンダの駆動ロッドの下端部に
夫々連結する1対のリンク機構と、前記第1及び第2油
圧シリンダとで構成されているので、溶銑鍋の傾動動作
に連動して、第1油圧シリンダのピストンロッドと、第
2油圧シリンダのピストンロッドが上方へ駆動されるの
で、蓋部材を夫々きピストンロッドで案内しつつ上方へ
駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る溶銑鍋の開閉蓋装置及び
これに関連する溶銑鍋とクレ−ンと転炉等の側面図であ
る。
【図2】前記溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の側面図であ
る。
【図3】前記溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の側面図であ
る。
【図4】前記溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の正面図であ
る。
【図5】前記溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の平面図であ
る。
【図6】第1別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の
側面図である。
【図7】第1別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋正
面図である。
【図8】第1別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の
平面図である。
【図9】第2別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋の
側面図である。
【図10】第2別実施例の溶銑鍋の開閉蓋装置と溶銑鍋
の平面図である。
【符号の説明】 1,1A,1B 溶銑鍋の開閉蓋装置 3 フック部材 4 フック取付けビ−ム 20 溶銑鍋 22 水平支軸 25 蓋部材 30,50,70 駆動機構 40,60,90 第1ガイド機構 45,65 95 第2ガイド機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶銑鍋本体と、この溶銑鍋本体の両側部
    に突設された1対の水平支軸とを備え、搬送クレ−ンの
    1対のフック部材で1対の水平支軸を吊持して搬送され
    る溶銑鍋において、 前記溶銑鍋の上端の開口を開閉可能に蓋する蓋部材と、 前記搬送クレ−ンのフック取付けビ−ムと、1対のフッ
    ク部材との少なくとも一方に設けられ、蓋部材を、鉛直
    姿勢の溶銑鍋本体の上端の開口を閉じた閉位置と、この
    閉位置から所定ストロ−ク上昇した開位置とに亙って昇
    降自在に案内するガイド機構と、 前記溶銑鍋本体が、1対の水平支軸を中心として、鉛直
    姿勢から傾動されるときに、その傾動動作と連動して、
    蓋部材を開位置に上昇駆動する駆動機構と、 を備えたことを特徴とする溶銑鍋の開閉蓋装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド機構が、1対のフック部材の
    内側部に形成された鉛直溝と、これら鉛直溝に摺動自在
    に夫々係合し且つ蓋部材に固着された1対の係合部材と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の溶銑鍋の開
    閉蓋装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド機構が、フック取付けビ−ム
    又はこれに固定された部材に形成された複数の鉛直孔
    と、これら鉛直孔に摺動自在に挿通されて蓋部材に固着
    された複数のガイドロッドとを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の溶銑鍋の開閉蓋装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構が、1対の水平支軸に固着
    された1対のカム部材と、前記カム部材に係合するカム
    フォロアを有し蓋部材に固着された1対の駆動ロッドと
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の溶銑鍋の開閉蓋装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動機構が、1対の水平支軸に固着
    された1対の揺動ア−ムと、蓋部材に固着された1対の
    駆動ロッドと、1対の揺動ア−ムの先端部を1対の駆動
    ロッドの下端部に夫々連結する1対のリンク機構とを備
    えたことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の溶
    銑鍋の開閉蓋装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド機構が、フック取付けビ−ム
    又はこれに固定された部材に付設された鉛直倒立状の複
    数の油圧シリンダと、これら油圧シリンダのピストンロ
    ッドであって蓋部材に固着された複数のガイドロッドと
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の溶銑鍋の開
    閉蓋装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の油圧シリンダが、1対の水平
    支軸に対して傾動の際の持ち上げ側に位置する1対の第
    1油圧シリンダと、1対の水平支軸に対して傾動の際持
    ち下げ側に位置する1対の第2油圧シリンダとを備え、 第1油圧シリンダのロッド側油室とヘッド側油室とは、
    対応する第2油圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油
    室とに夫々接続され、 前記駆動機構は、1対の水平支軸に固着された1対の揺
    動ア−ムと、蓋部材に固着された1対の駆動ロッドと、
    1対の揺動ア−ムの先端部を1対の第1油圧シリンダの
    駆動ロッドの下端部に夫々連結する1対のリンク機構
    と、前記第1及び第2油圧シリンダとを備えた、 ことを特徴とする請求項6に記載の溶銑鍋の開閉蓋装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110125374A (zh) * 2019-04-24 2019-08-16 宁国市开源电力耐磨材料有限公司 一种用于耐磨铸造件铸造箱用启开装置
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