JPH08159364A - プロテクター付き自動車用ホース - Google Patents

プロテクター付き自動車用ホース

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Publication number
JPH08159364A
JPH08159364A JP29678394A JP29678394A JPH08159364A JP H08159364 A JPH08159364 A JP H08159364A JP 29678394 A JP29678394 A JP 29678394A JP 29678394 A JP29678394 A JP 29678394A JP H08159364 A JPH08159364 A JP H08159364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
protector
automobile
protrusions
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29678394A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Kano
良一 加納
Mitsuo Shimomura
光男 下村
Yasushi Kishikawa
泰史 岸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP29678394A priority Critical patent/JPH08159364A/ja
Publication of JPH08159364A publication Critical patent/JPH08159364A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 面倒なプロテクター装着の必要がなく、曲管
ホースであっても適正な曲がり形状を保持でき、しかも
低コストで製造できるプロテクター付き自動車用ホース
を提供する。 【構成】 両端部2の外周面が平滑であり、両端部2の
間の中間部3の全長又は一部の外周面に長さ方向に連続
した複数の突起部4を中間部外周面と一体的に設けたプ
ロテクター付き自動車用ホース1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンその
他の機器に接続して用いる燃料用ホースや冷媒用ホース
等の自動車用ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料用ホース等の各種ホース
は、エンジンや車体構造物に近接して配管されることが
多いので、走行中の振動等により互いに接触を繰り返す
間に、摩耗し或は損傷する恐れがある。このため、これ
らの自動車用ホースの他の構造物と近接する箇所には、
その外周に予め管状のプロテクターを装着し、ホースの
摩耗や損傷を防ぐことが行われている。
【0003】かかるプロテクター付きホースの製造は、
従来から、ホースとプロテクターとを別々に製造した
後、ホースの外周にプロテクターを挿入して一体化する
方法が取られていた。従って、ホースとプロテクターの
双方について成形及び加硫の工程を要し、更に両者を装
着する必要があるため、従来のプロテクター付きホース
はコスト高になる欠点があった。
【0004】又、特に自動車用ホースは狭い場所に配管
する必要から、その殆どが種々の形状に曲がった曲管ホ
ースであるため、この曲管ホースの外周にプロテクター
を挿入する作業は非常に強い力を必要とする極めて困難
な作業であった。又、ホース及びプロテクターが3次元
形状であるため、プロテクターの挿入作業を自動化する
ことが難しい状況であった。
【0005】更に、直管のプロテクターを曲管ホースに
装着すると、直管プロテクターの反発力によって曲管ホ
ースの曲がり角度が変化することが避けられない。この
ため、曲管ホースの曲がり角度が設計値と異なる結果と
なり、狭い場所への配管に支障を来したり、配管取付後
に予定していない箇所と逆に接触しやすくなる等の問題
があった。
【0006】そこで、プロテクターを曲管ホースの曲が
り形状に合わせて成形した曲管プロテクターが一般に使
用されているが、曲管プロテクターは曲管ホースと同様
に、内側に芯金を入れて専用の加硫缶で加硫する必要が
あるため一層コスト高になる上、曲管ホースの外周に挿
入する作業も一層困難になる欠点があった。
【0007】
【発明が解決しよとする課題】本発明は、かかる従来の
事情に鑑み、面倒なプロテクター装着の必要がなく、曲
管ホースであっても適正な曲がり形状を保持でき、しか
も低コストで製造できるプロテクター付き自動車用ホー
スを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提案するプロテクター付き自動車用ホース
は、両端部の外周面が平滑であり、該両端部の間の中間
部の全長又は一部の外周面に長さ方向に連続した複数の
突起部を中間部外周面と一体的に設けたことを特徴とす
る。
【0009】かかる本発明のプロテクター付き自動車用
ホースの材質は、従来からかかる用途に使用されている
材料であれば特に制限されず、例えばエチレン−プロピ
レン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(C
R)等のゴム材料、塩化ビニール、ポリエチレン、ポリ
アミド等の合成樹脂材料であって良い。又、これらの材
質からなるホースの内部には、通常のビニロン等の繊維
補強層を備えることができる。
【0010】
【作用】本発明のプロテクター付きホースは、図1及び
図2に示すように、両端を機器に接続して使用するため
に両端部2の外周面は平滑であるが、該両端部2の間に
ある連続した中間部3の全長又は一部の外周面には、長
さ方向に連続した複数の突起部4が中間部3の外周面と
一体的に設けてある。尚、図中の5は繊維補強層であ
る。
【0011】複数の突起部4は、ホースのプロテクター
として作用する。即ち、本発明のプロテクター付きホー
ス1では、自動車の走行中の振動等によりエンジンその
他の機器と互いに接触した場合でも、エンジン等との接
触は外周面と突起部4との間で起こり、しかもホースの
長さ方向に細長い突起部4はその直角方向に変形したり
又は径方向に圧縮されやすいので、接触により受ける衝
撃や摩擦を変形や圧縮により逃がしやすいので、ホース
本体の摩耗或は損傷を防ぐことができる。
【0012】突起部の高さや幅、及び突起部相互の間隔
は、プロテクターを付けた状態での自動車ホースとして
の個々の規格に適合する範囲であれば特に限定されな
い。しかし、突起部の高さが低すぎたり、相互の間隔が
広すぎるとプロテクターとしての作用を果さず、突起部
の幅が狭すぎても強度的に問題が生じるので、注意する
必要がある。
【0013】尚、ホースそのものを太くしたのでは、エ
ンジン等との接触によって受ける衝撃が直接ホース本体
に伝わるため、ホースの一部が損傷するとその損傷が伝
播しやすく、しかもホース外周面は変形しにくいので、
接触の繰り返しにより摩耗も進行しやすい。
【0014】自動車用ホースは、その両端をエンジンそ
の他の機器にクランプ等で接続して使用する。従って、
本願発明のプロテクター付きホースに設けた複数の突起
部がホース両端にまで存在すると、十分なシール性を確
保できないばかりか、クランプ等により押す力がホース
円周上で不均一になるため、内部の繊維補強層が押し出
されて耐久性が劣化する。
【0015】そこで本願発明のプロテクター付きホース
では、図1に示すように両端部2には突起部4を設け
ず、平滑な状態にする必要がある。そのためには、複数
の突起部4をホース本体と同時に押出成形により形成し
た後、加硫前に両端部2に存在する突起部4を除去す
る。両端部2にある突起部4の除去方法としては、ナイ
フ等で削り取ったり、キャップ状の治具を嵌め込んむこ
とにより突起部4をつぶす等の方法がある。
【0016】突起部を除去するための治具の具体例を図
3に示す。この治具6は、プロテクター付きホース1の
突起部4の外径と等しい内径の貫通孔8を有する治具本
体7と、治具本体7の一端から所定の距離だけ隔てた貫
通孔8の途中から治具本体7の反対側に、貫通孔6内側
から突起部4の高さと等しい高さで突き出した複数の螺
旋状に切刃部9とを備えている。
【0017】この治具6を用いて突起部を除去する場合
には、プロテクター付きホース1の突起部4が存在した
ままの両端部2の片方を治具本体7内に挿入し、治具6
を回転させながら中間部3側に移動させることにより、
突起部4は切刃部9で削り取られて貫通孔8の反対側か
ら排出される。
【0018】
【実施例】EPDMからなるゴム原料を連続押出成形す
ることにより、全長にわたり外周面に複数の突起部を有
するホース長尺体を得た。このホース長尺体の内径は1
6mm、突起部を除く肉厚は3mm、外径は22mmで
あって、突起部の高さは1mm、突起部の根元の幅は
2.5mm及び頂上の幅は2.0mmとした。
【0019】次に、このホース長尺体を所定の長さに切
断し、図3に示す治具により、ホース両端部の突起部を
除去した。尚、この治具6は、治具本体7の貫通孔8の
内径が24mmで、貫通孔8の一端から25mmの位置
から高さ1mmの螺旋状の切刃部9を備えている。
【0020】最後に、ホースを加硫することにより、図
1に示すように、全長が350mmであって、その両端
から25mmの両端部2は外周面が平滑であり、中間部
3には全長のわたり外周面に長さ方向に連続した複数の
突起部4を有するプロテクター付きホース1が得られ
た。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ホースと一体的に形成
した複数の突起部がプロテクターとしての役割を果すの
で、面倒なプロテクター装着の必要がなく、曲管ホース
であっても適正な曲がり形状を保持でき、しかも低コス
トで製造できるプロテクター付き自動車用ホースを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロテクター付きホースの一部を
示す概略の斜視図である。
【図2】本発明のプロテクター付きホースの中間部の一
部断面図である。
【図3】本発明のプロテクター付きホースの両端部にあ
る突起部を治具を用いて除去する状態を示した概略の断
面図である。
【符号の説明】
1 プロテクター付きホース 2 両端部 3 中間部 4 突起部 5 繊維補強層 6 治具 7 治具本体 8 貫通孔 9 切刃部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を機器に接続して使用する自動車用
    ホースであって、両端部の外周面が平滑であり、該両端
    部の間の中間部の全長又は一部の外周面に長さ方向に連
    続した複数の突起部を中間部外周面と一体的に設けたこ
    とを特徴とするプロテクター付き自動車用ホース。
JP29678394A 1994-11-30 1994-11-30 プロテクター付き自動車用ホース Pending JPH08159364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29678394A JPH08159364A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 プロテクター付き自動車用ホース

Applications Claiming Priority (1)

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JP29678394A JPH08159364A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 プロテクター付き自動車用ホース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08159364A true JPH08159364A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17838084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29678394A Pending JPH08159364A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 プロテクター付き自動車用ホース

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JP (1) JPH08159364A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014122671A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴムホース
JP2014228129A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 横浜ゴム株式会社 ゴムホース及びその製造方法
KR200495600Y1 (ko) * 2022-01-05 2022-07-05 한국가스공사 케이스형 배관 보호커버

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014122671A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴムホース
JP2014228129A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 横浜ゴム株式会社 ゴムホース及びその製造方法
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