JPH08159326A - 電磁スプール弁 - Google Patents
電磁スプール弁Info
- Publication number
- JPH08159326A JPH08159326A JP30461394A JP30461394A JPH08159326A JP H08159326 A JPH08159326 A JP H08159326A JP 30461394 A JP30461394 A JP 30461394A JP 30461394 A JP30461394 A JP 30461394A JP H08159326 A JPH08159326 A JP H08159326A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool valve
- core
- disc
- magnetic
- movable core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コイルの励磁・消磁に応じた固定コアへの近接
・離反が可能な可動コアと、弁ハウジングに摺動自在に
嵌合される磁性金属製のスプール弁体とが同軸に結合さ
れる電磁スプール弁において、スプール弁体の磁化を極
力回避して該スプール弁体の円滑な作動を保証するとと
もに、摩耗を抑制する。 【構成】スプール弁体3と可動コア13とは、非磁性体
16を相互間に介在させて結合される。
・離反が可能な可動コアと、弁ハウジングに摺動自在に
嵌合される磁性金属製のスプール弁体とが同軸に結合さ
れる電磁スプール弁において、スプール弁体の磁化を極
力回避して該スプール弁体の円滑な作動を保証するとと
もに、摩耗を抑制する。 【構成】スプール弁体3と可動コア13とは、非磁性体
16を相互間に介在させて結合される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルの励磁・消磁に
応じた固定コアへの近接・離反が可能な可動コアと、弁
ハウジングに摺動自在に嵌合される磁性金属製のスプー
ル弁体とが同軸に結合される電磁スプール弁に関する。
応じた固定コアへの近接・離反が可能な可動コアと、弁
ハウジングに摺動自在に嵌合される磁性金属製のスプー
ル弁体とが同軸に結合される電磁スプール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる電磁スプール弁は、たとえ
ば実開平6−14651号公報等により知られている。
ば実開平6−14651号公報等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、磁性金属から成るスプール弁体と可動コアと
が一体に結合されており、コイルの励磁時に可動コアと
ともにスプール弁体が磁化されることにより、流体中に
混入していた切削屑等の磁性粉がスプール弁体に誘引さ
れ、スプール弁体および弁ハウジング間に前記磁性粉が
挟み込まれ、スプール弁体の円滑な作動が阻害された
り、スプール弁体および弁ハウジング間の摺接面の摩耗
が生じたりする。
ものでは、磁性金属から成るスプール弁体と可動コアと
が一体に結合されており、コイルの励磁時に可動コアと
ともにスプール弁体が磁化されることにより、流体中に
混入していた切削屑等の磁性粉がスプール弁体に誘引さ
れ、スプール弁体および弁ハウジング間に前記磁性粉が
挟み込まれ、スプール弁体の円滑な作動が阻害された
り、スプール弁体および弁ハウジング間の摺接面の摩耗
が生じたりする。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、スプール弁体の磁化を回避して、該スプール
弁体の円滑な作動を保証するとともに、摩耗を抑制し得
るようにした電磁スプール弁を提供することを目的とす
る。
のであり、スプール弁体の磁化を回避して、該スプール
弁体の円滑な作動を保証するとともに、摩耗を抑制し得
るようにした電磁スプール弁を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コイルの励磁・消磁に応じた固定コアへ
の近接・離反が可能な可動コアと、弁ハウジングに摺動
自在に嵌合される磁性金属製のスプール弁体とが同軸に
結合される電磁スプール弁において、スプール弁体と可
動コアとは、非磁性体を相互間に介在させて結合される
ことを特徴とする。
に、本発明は、コイルの励磁・消磁に応じた固定コアへ
の近接・離反が可能な可動コアと、弁ハウジングに摺動
自在に嵌合される磁性金属製のスプール弁体とが同軸に
結合される電磁スプール弁において、スプール弁体と可
動コアとは、非磁性体を相互間に介在させて結合される
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、可動コアおよびスプール弁
体間に非磁性体が介在することにより、可動コアからス
プール弁体側に磁路が直接形成されることが回避され、
したがってスプール弁体の磁化が極力抑制される。
体間に非磁性体が介在することにより、可動コアからス
プール弁体側に磁路が直接形成されることが回避され、
したがってスプール弁体の磁化が極力抑制される。
【0007】
【実施例】以下、図1により本発明の一実施例について
説明すると、この電磁スプール弁の弁ハウジング1に設
けられた摺動孔2には、鉄系金属等の磁性金属から成る
スプール弁体3が摺動可能に嵌合される。
説明すると、この電磁スプール弁の弁ハウジング1に設
けられた摺動孔2には、鉄系金属等の磁性金属から成る
スプール弁体3が摺動可能に嵌合される。
【0008】スプール弁体3には、摺動孔2の内面に摺
接する第1ランド3aと、第1ランド3aから軸方向に
間隔をあけた前方位置で摺動孔2の内面に摺接する第2
ランド3bとが、それらのランド3a,3b間に環状凹
部4を形成するようにして設けられる。しかもスプール
弁体3の後端部には、弁ハウジング1の後端に当接して
スプール弁体3の前進限を規定する止め輪5が嵌着され
る。
接する第1ランド3aと、第1ランド3aから軸方向に
間隔をあけた前方位置で摺動孔2の内面に摺接する第2
ランド3bとが、それらのランド3a,3b間に環状凹
部4を形成するようにして設けられる。しかもスプール
弁体3の後端部には、弁ハウジング1の後端に当接して
スプール弁体3の前進限を規定する止め輪5が嵌着され
る。
【0009】弁ハウジング1の後端部には後方に突出し
た円筒部1aが同軸かつ一体に設けられるとともに、半
径方向外方に張出した係止鍔部1bが一体に設けられ
る。而して円筒部1aは、非磁性材料から成る円筒体6
の前端部に液密に嵌入される。また弁ハウジング1の後
方側に間隔をあけた位置には磁性金属から成る固定コア
7が配置されるものであり、この固定コア7は、前記円
筒体6の後端部に液密に嵌入される。
た円筒部1aが同軸かつ一体に設けられるとともに、半
径方向外方に張出した係止鍔部1bが一体に設けられ
る。而して円筒部1aは、非磁性材料から成る円筒体6
の前端部に液密に嵌入される。また弁ハウジング1の後
方側に間隔をあけた位置には磁性金属から成る固定コア
7が配置されるものであり、この固定コア7は、前記円
筒体6の後端部に液密に嵌入される。
【0010】円筒体6は、合成樹脂から成るボビン8で
同軸に囲繞されるものであり、このボビン8にはコイル
9が巻装される。またボビン8およびコイル9は、磁性
金属により有底円筒状に形成されるカバー10で覆われ
るものであり、このカバー10の開口端は、固定コア7
を該カバー10の閉塞端に当接させた状態で弁ハウジン
グ1の係止鍔部1bにかしめ結合される。またコイル9
に連なる一対の導線11…は、グロメット12を介して
カバー10から外部に引き出される。
同軸に囲繞されるものであり、このボビン8にはコイル
9が巻装される。またボビン8およびコイル9は、磁性
金属により有底円筒状に形成されるカバー10で覆われ
るものであり、このカバー10の開口端は、固定コア7
を該カバー10の閉塞端に当接させた状態で弁ハウジン
グ1の係止鍔部1bにかしめ結合される。またコイル9
に連なる一対の導線11…は、グロメット12を介して
カバー10から外部に引き出される。
【0011】固定コア7および弁ハウジング1間には、
弁ハウジング1の円筒部1aで軸方向移動を案内される
ようにして磁性金属により略円筒状に形成された可動コ
ア13が収納されており、固定コア7の可動コア13に
対向する部分には、可動コア13が固定コア7に直接接
触して電磁付着することを回避するために、非磁性材料
から成るスペーサ14が固定的に配設される。また可動
コア13および固定コア7間には、可動コア13を固定
コア7から離反せしめる方向のばね力を発揮する戻しば
ね15が縮設される。
弁ハウジング1の円筒部1aで軸方向移動を案内される
ようにして磁性金属により略円筒状に形成された可動コ
ア13が収納されており、固定コア7の可動コア13に
対向する部分には、可動コア13が固定コア7に直接接
触して電磁付着することを回避するために、非磁性材料
から成るスペーサ14が固定的に配設される。また可動
コア13および固定コア7間には、可動コア13を固定
コア7から離反せしめる方向のばね力を発揮する戻しば
ね15が縮設される。
【0012】ところで、可動コア13は、スプール弁体
3の後端部に結合されるものであるが、本発明に従え
ば、スプール弁体3の後端部と、可動コア13とは、そ
れら3,13間に非磁性体16を介在させて相互に結合
される。この非磁性体16は、たとえばステンレス鋼、
合成樹脂およびゴム等の非磁性材料から成るものであ
る。而して非磁性体16がステンレス鋼から成る場合に
は圧入構造により可動コア13およびスプール弁体3が
結合され、非磁性体16が合成樹脂から成る場合にはモ
ールド結合により可動コア13およびスプール弁体3が
結合され、さらに非磁性体16がゴムから成る場合には
焼付け構造により可動コア13およびスプール弁体3が
結合される。
3の後端部に結合されるものであるが、本発明に従え
ば、スプール弁体3の後端部と、可動コア13とは、そ
れら3,13間に非磁性体16を介在させて相互に結合
される。この非磁性体16は、たとえばステンレス鋼、
合成樹脂およびゴム等の非磁性材料から成るものであ
る。而して非磁性体16がステンレス鋼から成る場合に
は圧入構造により可動コア13およびスプール弁体3が
結合され、非磁性体16が合成樹脂から成る場合にはモ
ールド結合により可動コア13およびスプール弁体3が
結合され、さらに非磁性体16がゴムから成る場合には
焼付け構造により可動コア13およびスプール弁体3が
結合される。
【0013】尚、可動コア13には固定コア7および弁
ハウジング1間を可動コア13で二分することを回避す
るための連通孔17が設けられる。
ハウジング1間を可動コア13で二分することを回避す
るための連通孔17が設けられる。
【0014】次にこの実施例の作用について説明する
と、コイル9の消磁時にはスプール弁体3は戻しばね1
5のばね力により止め輪5を弁ハウジング1の後端に当
接させた前進限に在る。またコイル9が励磁されると、
可動コア13は戻しばね15のばね力に抗して固定コア
7側に吸引され、スプール弁体3は後退限へと後退す
る。
と、コイル9の消磁時にはスプール弁体3は戻しばね1
5のばね力により止め輪5を弁ハウジング1の後端に当
接させた前進限に在る。またコイル9が励磁されると、
可動コア13は戻しばね15のばね力に抗して固定コア
7側に吸引され、スプール弁体3は後退限へと後退す
る。
【0015】このような電磁スプール弁において、スプ
ール弁体3と、可動コア13とは、それら3,13の間
に非磁性体16を介在させて相互に結合されるものであ
り、コイル9の励磁時に可動コア13からスプール弁体
3側に直接磁路が形成されることが回避され、スプール
弁体3の磁化が極力抑制されることになる。その結果、
液中に混入していた切削屑等の磁性粉がスプール弁体3
に吸引されることを極力回避することができ、スプール
弁体3の第1および第2ランド3a,3bと摺動孔2の
内面との間に前記磁性粉が挟み込まれることを極力防止
してスプール弁体3の円滑な作動を保証するとともに、
スプール弁体3および弁ハウジング1間の摺接面の摩耗
を抑制することができる。
ール弁体3と、可動コア13とは、それら3,13の間
に非磁性体16を介在させて相互に結合されるものであ
り、コイル9の励磁時に可動コア13からスプール弁体
3側に直接磁路が形成されることが回避され、スプール
弁体3の磁化が極力抑制されることになる。その結果、
液中に混入していた切削屑等の磁性粉がスプール弁体3
に吸引されることを極力回避することができ、スプール
弁体3の第1および第2ランド3a,3bと摺動孔2の
内面との間に前記磁性粉が挟み込まれることを極力防止
してスプール弁体3の円滑な作動を保証するとともに、
スプール弁体3および弁ハウジング1間の摺接面の摩耗
を抑制することができる。
【0016】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スプール
弁体と可動コアとは、非磁性体を相互間に介在させて結
合されるので、可動コアからスプール弁体側に直接磁路
が形成されることを回避し、スプール弁体の磁化を極力
抑制してスプール弁体の円滑な作動を保証するととも
に、摩耗を抑制することができる。
弁体と可動コアとは、非磁性体を相互間に介在させて結
合されるので、可動コアからスプール弁体側に直接磁路
が形成されることを回避し、スプール弁体の磁化を極力
抑制してスプール弁体の円滑な作動を保証するととも
に、摩耗を抑制することができる。
【図1】電磁スプール弁の縦断面図である。
1・・・弁ハウジング 3・・・スプール弁体 7・・・固定コア 9・・・コイル 13・・・可動コア 16・・・非磁性体
Claims (1)
- 【請求項1】 コイル(9)の励磁・消磁に応じた固定
コア(7)への近接・離反が可能な可動コア(13)
と、弁ハウジング(1)に摺動自在に嵌合される磁性金
属製のスプール弁体(3)とが同軸に結合される電磁ス
プール弁において、スプール弁体(3)と可動コア(1
3)とは、非磁性体(16)を相互間に介在させて結合
されることを特徴とする電磁スプール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30461394A JPH08159326A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 電磁スプール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30461394A JPH08159326A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 電磁スプール弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159326A true JPH08159326A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17935125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30461394A Pending JPH08159326A (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 電磁スプール弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003166663A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁弁 |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP30461394A patent/JPH08159326A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003166663A (ja) * | 2001-11-28 | 2003-06-13 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁弁 |
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