JPH08158072A - ドライエッチング装置 - Google Patents
ドライエッチング装置Info
- Publication number
- JPH08158072A JPH08158072A JP32945594A JP32945594A JPH08158072A JP H08158072 A JPH08158072 A JP H08158072A JP 32945594 A JP32945594 A JP 32945594A JP 32945594 A JP32945594 A JP 32945594A JP H08158072 A JPH08158072 A JP H08158072A
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- JP
- Japan
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- gas
- etched
- etching
- electrode
- substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被エッチング材の各部におけるエッチング速
度を任意に制御でき、中央部と外周部とでエッチング速
度の均一化が可能なドライエッチング装置を提供するこ
とである。 【構成】 密閉容器1内に、被エッチング材4に対向し
て高周波電極2を配し、中空とした電極2の内部を複数
室22、23に仕切る。各室22、23の被エッチング
材4に対向する面にそれぞれガス吹出し口71、72を
形成する一方、各室22、23にはガス導入管5、6を
それぞれ独立に接続し、上記ガス導入管5、6のそれぞ
れに任意の組成のガスを供給する。
度を任意に制御でき、中央部と外周部とでエッチング速
度の均一化が可能なドライエッチング装置を提供するこ
とである。 【構成】 密閉容器1内に、被エッチング材4に対向し
て高周波電極2を配し、中空とした電極2の内部を複数
室22、23に仕切る。各室22、23の被エッチング
材4に対向する面にそれぞれガス吹出し口71、72を
形成する一方、各室22、23にはガス導入管5、6を
それぞれ独立に接続し、上記ガス導入管5、6のそれぞ
れに任意の組成のガスを供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行平板型の電極構造
を有するドライエッチング装置に関する。
を有するドライエッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のドライエッチング装置の一
例を示す。図において、密閉容器1内には高周波電極2
と接地電極3とが対向して配され、接地電極3上にはエ
ッチング対象である半導体基板4が載置してある。上記
高周波電極2は中空で、その内部にガス導入管8よりガ
スが導入されるようにしてあり、上記高周波電極2の上
記基板4に対向する面には多数のガス吹出し口9が形成
してある。
例を示す。図において、密閉容器1内には高周波電極2
と接地電極3とが対向して配され、接地電極3上にはエ
ッチング対象である半導体基板4が載置してある。上記
高周波電極2は中空で、その内部にガス導入管8よりガ
スが導入されるようにしてあり、上記高周波電極2の上
記基板4に対向する面には多数のガス吹出し口9が形成
してある。
【0003】上記ガス導入管8の導入側端部は複数に分
岐しており、分岐管81にはガスA(例えばSF6 )
が、分岐管82にはガスB(例えばO2 )が導入される
ようになしてある。またこれら分岐管81、82の途中
には、それぞれマスフローコントローラ83、84が設
けてあって、ガスA、Bの流量を調節できるようになし
てある。しかして、マスフローコントローラ83、84
を適宜調節することにより、上記ガス導入管8、ガス吹
出し口9を経て、容器1内にガスA、Bを所望の割合で
混合した混合ガスが導入される。そしてこの導入ガスに
上記高周波電極2により高周波電力を印加してプラズマ
を発生させ、エッチングを行なう。
岐しており、分岐管81にはガスA(例えばSF6 )
が、分岐管82にはガスB(例えばO2 )が導入される
ようになしてある。またこれら分岐管81、82の途中
には、それぞれマスフローコントローラ83、84が設
けてあって、ガスA、Bの流量を調節できるようになし
てある。しかして、マスフローコントローラ83、84
を適宜調節することにより、上記ガス導入管8、ガス吹
出し口9を経て、容器1内にガスA、Bを所望の割合で
混合した混合ガスが導入される。そしてこの導入ガスに
上記高周波電極2により高周波電力を印加してプラズマ
を発生させ、エッチングを行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ドライエッチング装置を用いてエッチングを行なうと、
基板4の中央部と外周部でエッチング速度に差が生じ、
基板全体で均一なエッチングを行なうことが困難であっ
た。図4は上記従来の装置を用いてエッチングを行なっ
たときの基板4各部におけるエッチング速度を示すグラ
フである。図4のように、上記ガス導入管8に導入され
るガス組成を変化させると、エッチング速度は基板全体
として上下するが、例えば基板の中央部と外周部のエッ
チング速度の比はほぼ一定であり、基板各部のエッチン
グ速度を任意に変更することはできなかった。
ドライエッチング装置を用いてエッチングを行なうと、
基板4の中央部と外周部でエッチング速度に差が生じ、
基板全体で均一なエッチングを行なうことが困難であっ
た。図4は上記従来の装置を用いてエッチングを行なっ
たときの基板4各部におけるエッチング速度を示すグラ
フである。図4のように、上記ガス導入管8に導入され
るガス組成を変化させると、エッチング速度は基板全体
として上下するが、例えば基板の中央部と外周部のエッ
チング速度の比はほぼ一定であり、基板各部のエッチン
グ速度を任意に変更することはできなかった。
【0005】この基板各部におけるエッチング速度を制
御するために、従来より、高周波電極内部でガスを拡散
させたり、ガス吹出し口の形状を変更するといった種々
の工夫がなされているが、十分な効果は見られなかっ
た。また、特開平6−52996号公報には、基板上に
導入されるガス流量を基板各部で変更してガス濃度分布
を均一化し、エッチングのばらつきを解消することが開
示されている。しかしながら、本発明者等の実験によれ
ば、エッチングガスやエッチング条件等によっては、ガ
ス流量を変化させてもエッチング速度の増減に効果がな
いことがあり、必ずしも有効な方法とは言えなかった。
御するために、従来より、高周波電極内部でガスを拡散
させたり、ガス吹出し口の形状を変更するといった種々
の工夫がなされているが、十分な効果は見られなかっ
た。また、特開平6−52996号公報には、基板上に
導入されるガス流量を基板各部で変更してガス濃度分布
を均一化し、エッチングのばらつきを解消することが開
示されている。しかしながら、本発明者等の実験によれ
ば、エッチングガスやエッチング条件等によっては、ガ
ス流量を変化させてもエッチング速度の増減に効果がな
いことがあり、必ずしも有効な方法とは言えなかった。
【0006】本発明の目的は、被エッチング材の各部に
おけるエッチング速度を任意に制御でき、中央部と外周
部とでエッチング速度の均一化が可能なドライエッチン
グ装置を提供することである。
おけるエッチング速度を任意に制御でき、中央部と外周
部とでエッチング速度の均一化が可能なドライエッチン
グ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ装置は、図1に例示するように密閉容器1内に、被エ
ッチング材4に対向して配した電極2の内部を複数室2
2、23に仕切り、各室22、23の被エッチング材4
に対向する面にそれぞれガス吹出し口71、72を形成
するとともに、各室22、23にガス導入管5、6をそ
れぞれ独立に接続し、上記ガス導入管5、6のそれぞれ
に任意の組成のガスを供給するようになしてある(請求
項1)。
グ装置は、図1に例示するように密閉容器1内に、被エ
ッチング材4に対向して配した電極2の内部を複数室2
2、23に仕切り、各室22、23の被エッチング材4
に対向する面にそれぞれガス吹出し口71、72を形成
するとともに、各室22、23にガス導入管5、6をそ
れぞれ独立に接続し、上記ガス導入管5、6のそれぞれ
に任意の組成のガスを供給するようになしてある(請求
項1)。
【0008】上記ガス導入管5、6は、導入側端部を複
数に分岐して、各分岐管51、52、61、62に異な
るガスを導入するとともに、各分岐管51、52、6
1、62のそれぞれに流量調節手段53、54、63、
64を設けて、上記ガス導入管5、6に導入される混合
ガスの組成および流量を任意に調整可能としてある(請
求項2)。
数に分岐して、各分岐管51、52、61、62に異な
るガスを導入するとともに、各分岐管51、52、6
1、62のそれぞれに流量調節手段53、54、63、
64を設けて、上記ガス導入管5、6に導入される混合
ガスの組成および流量を任意に調整可能としてある(請
求項2)。
【0009】
【作用】上記構成において、上記ガス導入管5、6にそ
れぞれ異なる組成のガスを供給すると、各室22、23
を経てこれに対向する被エッチング材4上の各部に組成
の異なるエッチングガスが導入される。ガス組成の変化
はエッチングに直接関与するプラズマ内のイオンやラジ
カル量が増減することを意味し、これに応じて被エッチ
ング材4各部における反応を促進または抑制して、エッ
チング速度を上下させる。このように、被エッチング材
4の各部に導入されるガスの組成を適宜変更すること
で、各部のエッチング速度を任意に制御可能で、例え
ば、被エッチング材4の中央部と周辺部のエッチング速
度を一致させることにより、基板全体で均一なエッチン
グを行なうことができる。
れぞれ異なる組成のガスを供給すると、各室22、23
を経てこれに対向する被エッチング材4上の各部に組成
の異なるエッチングガスが導入される。ガス組成の変化
はエッチングに直接関与するプラズマ内のイオンやラジ
カル量が増減することを意味し、これに応じて被エッチ
ング材4各部における反応を促進または抑制して、エッ
チング速度を上下させる。このように、被エッチング材
4の各部に導入されるガスの組成を適宜変更すること
で、各部のエッチング速度を任意に制御可能で、例え
ば、被エッチング材4の中央部と周辺部のエッチング速
度を一致させることにより、基板全体で均一なエッチン
グを行なうことができる。
【0010】
【実施例】図1に本発明のドライエッチング装置の一実
施例を示す。図において、密閉容器1内には高周波電極
2が配され、該電極2には高周波電源21により高周波
が印加されるようになしてある。上記電極2に対向する
容器1底面には接地電極3が配設してあり、上記接地電
極3上にはエッチング対象となる半導体基板4が載置し
てある。
施例を示す。図において、密閉容器1内には高周波電極
2が配され、該電極2には高周波電源21により高周波
が印加されるようになしてある。上記電極2に対向する
容器1底面には接地電極3が配設してあり、上記接地電
極3上にはエッチング対象となる半導体基板4が載置し
てある。
【0011】上記高周波電極2は中空で、大径とした下
端部内を中央部と外周部の2室に区画してあり、これら
中央室22と外周室23にガスを導入するガス導入管
5、6をそれぞれ独立に設けてある。また、各室22、
23の、上記基板4に対向する面には複数のガス吹出し
口71、72がそれぞれ形成してあって、ガス導入管
5、6より、例えば六フッ化イオウ(SF6 )ガスと酸
素(O2 )ガスの混合ガスよりなるエッチングガスがシ
ャワー状に吹出すようになしてある。
端部内を中央部と外周部の2室に区画してあり、これら
中央室22と外周室23にガスを導入するガス導入管
5、6をそれぞれ独立に設けてある。また、各室22、
23の、上記基板4に対向する面には複数のガス吹出し
口71、72がそれぞれ形成してあって、ガス導入管
5、6より、例えば六フッ化イオウ(SF6 )ガスと酸
素(O2 )ガスの混合ガスよりなるエッチングガスがシ
ャワー状に吹出すようになしてある。
【0012】上記中央室22に接続されるガス導入管5
は、導入側端部が複数に分岐しており、分岐管51、5
2にはそれぞれガスA(例えばSF6 )、ガスB(例え
ばO2 )が導入されるようになしてある。これら分岐管
51、52には、導入ガスの流量調節を行なうマスフロ
ーコントローラ53、54が設けてあり、上記マスフロ
ーコントローラ53、54にてガスAとガスBの流量を
適宜調整することにより、上記ガス導入管5より、ガス
吹出し口71を経て、対向する基板4の中央部上に所望
の組成および流量の混合ガスを導入できるようにしてあ
る。
は、導入側端部が複数に分岐しており、分岐管51、5
2にはそれぞれガスA(例えばSF6 )、ガスB(例え
ばO2 )が導入されるようになしてある。これら分岐管
51、52には、導入ガスの流量調節を行なうマスフロ
ーコントローラ53、54が設けてあり、上記マスフロ
ーコントローラ53、54にてガスAとガスBの流量を
適宜調整することにより、上記ガス導入管5より、ガス
吹出し口71を経て、対向する基板4の中央部上に所望
の組成および流量の混合ガスを導入できるようにしてあ
る。
【0013】上記外周室23に接続するガス導入管6に
ついても同様で、分岐管61、62にそれぞれ設けたマ
スフローコントローラ63、64にてガスA、Bの流量
調節を行なうことにより、上記ガス導入管6、ガス吹出
し口72を経て、対向する基板4の外周部上に所望の組
成および流量の混合ガスが導入される。
ついても同様で、分岐管61、62にそれぞれ設けたマ
スフローコントローラ63、64にてガスA、Bの流量
調節を行なうことにより、上記ガス導入管6、ガス吹出
し口72を経て、対向する基板4の外周部上に所望の組
成および流量の混合ガスが導入される。
【0014】上記装置を用いてエッチングを行なう場合
には、予め容器1内を減圧し、ガスAおよびガスBの流
量を上記マスフローコントローラ53、54、63、6
4にて調整して、所望の組成および流量となるように制
御された混合ガスとして、上記ガス導入管5、6に導入
する。そして、高周波電極2に高周波電力を印加するこ
とにより、上記各室22、23を経て上記吹出し口7
1、72より容器1内に導入されるエッチングガスにプ
ラズマを発生させて基板4のエッチングを行なう。
には、予め容器1内を減圧し、ガスAおよびガスBの流
量を上記マスフローコントローラ53、54、63、6
4にて調整して、所望の組成および流量となるように制
御された混合ガスとして、上記ガス導入管5、6に導入
する。そして、高周波電極2に高周波電力を印加するこ
とにより、上記各室22、23を経て上記吹出し口7
1、72より容器1内に導入されるエッチングガスにプ
ラズマを発生させて基板4のエッチングを行なう。
【0015】この時、上記吹出し口71、72より上記
基板4上に導入されるエッチングガスは、基板4の中央
部と外周部とでそれぞれ組成および流量の異なるものと
なる。従って、発生するプラズマの状態はそれに応じて
変化し、これに伴って各部におけるエッチング速度が変
化するので、上記吹出し口71、72より導入されるエ
ッチングガス組成、流量を適宜変更することにより、基
板4の中央部と外周部におけるエッチング速度を任意に
制御することができる。
基板4上に導入されるエッチングガスは、基板4の中央
部と外周部とでそれぞれ組成および流量の異なるものと
なる。従って、発生するプラズマの状態はそれに応じて
変化し、これに伴って各部におけるエッチング速度が変
化するので、上記吹出し口71、72より導入されるエ
ッチングガス組成、流量を適宜変更することにより、基
板4の中央部と外周部におけるエッチング速度を任意に
制御することができる。
【0016】次に、上記構成の装置を用いて本発明の効
果を確認した。エッチングガスとして六フッ化イオウ
(SF6 )ガスと酸素(O2 )ガスの混合ガスを使用
し、中央室22にはSF6 とO2 を65:35の割合で
混合したガスを、外周室23にはSF6 とO2 を60:
40の割合で混合したガスを供給した。ガス流量は各々
50sccmとし、ガス圧0.3Torr、高周波電力を1.8
W/cm2 としてエッチングを行なった。この時、基板4
としては直径4インチのシリコンウエハを用い、高周波
電極2内に形成した各室の大きさは、中央室22を直径
50mm、外周室23は外径200mm、内径50mmの環状
室とし、吹出し口71、72の個数の比率は吹出し口7
1:吹出し口72=1:15とした。また、外周室23
に供給するガス組成をSF6 :O2 =80:20に変更
して同様の条件でエッチングを行ない、それぞれ、基板
4の中心からの距離とエッチング速度の関係を第2図に
示した。
果を確認した。エッチングガスとして六フッ化イオウ
(SF6 )ガスと酸素(O2 )ガスの混合ガスを使用
し、中央室22にはSF6 とO2 を65:35の割合で
混合したガスを、外周室23にはSF6 とO2 を60:
40の割合で混合したガスを供給した。ガス流量は各々
50sccmとし、ガス圧0.3Torr、高周波電力を1.8
W/cm2 としてエッチングを行なった。この時、基板4
としては直径4インチのシリコンウエハを用い、高周波
電極2内に形成した各室の大きさは、中央室22を直径
50mm、外周室23は外径200mm、内径50mmの環状
室とし、吹出し口71、72の個数の比率は吹出し口7
1:吹出し口72=1:15とした。また、外周室23
に供給するガス組成をSF6 :O2 =80:20に変更
して同様の条件でエッチングを行ない、それぞれ、基板
4の中心からの距離とエッチング速度の関係を第2図に
示した。
【0017】図2に明らかなように、中央室22に導入
するガス組成を一定とし、外周室23に導入するガス組
成を変化させると、基板4の中心部と外周部におけるエ
ッチング速度の比が変化する。例えば、外周室23に導
入されるガス組成がSF6 :O2 =60:40の時には
(図に●で示す)、基板4外周部のエッチング速度は中
心部より小さいが、これをSF6 :O2 =80:20に
変更すると(図に○で示す)、基板4外周部のエッチン
グ速度は中心部より大きくなる。このように、外周室2
3に導入するガス組成を変化させることで、基板中央部
と外周部のエッチング速度比が大きく変化しており、各
室22、23に供給するガス組成を適宜変更すること
で、基板各部のエッチング速度を任意に制御可能である
ことがわかる。なお、上記実施例では上部電極を高周波
電極2とし、下部電極を接地電極3として構成したが、
例えば上部電極を接地し、下部電極に高周波電源を接続
して高周波を印加してもよい。
するガス組成を一定とし、外周室23に導入するガス組
成を変化させると、基板4の中心部と外周部におけるエ
ッチング速度の比が変化する。例えば、外周室23に導
入されるガス組成がSF6 :O2 =60:40の時には
(図に●で示す)、基板4外周部のエッチング速度は中
心部より小さいが、これをSF6 :O2 =80:20に
変更すると(図に○で示す)、基板4外周部のエッチン
グ速度は中心部より大きくなる。このように、外周室2
3に導入するガス組成を変化させることで、基板中央部
と外周部のエッチング速度比が大きく変化しており、各
室22、23に供給するガス組成を適宜変更すること
で、基板各部のエッチング速度を任意に制御可能である
ことがわかる。なお、上記実施例では上部電極を高周波
電極2とし、下部電極を接地電極3として構成したが、
例えば上部電極を接地し、下部電極に高周波電源を接続
して高周波を印加してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明のドライエッチン
グ装置は、被エッチング材と対向する電極内を複数室に
区画して、それぞれに任意組成のガスを供給することが
でき、被エッチング材の各部におけるエッチング速度を
任意に制御することができる。従って、例えば基板中央
部と外周部におけるエッチング速度を均一化して、基板
全体で均一なエッチングを行なうことができる。
グ装置は、被エッチング材と対向する電極内を複数室に
区画して、それぞれに任意組成のガスを供給することが
でき、被エッチング材の各部におけるエッチング速度を
任意に制御することができる。従って、例えば基板中央
部と外周部におけるエッチング速度を均一化して、基板
全体で均一なエッチングを行なうことができる。
【図1】本発明のドライエッチング装置の全体断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明装置を用いてエッチングを行なった時の
基板中心からの距離とエッチング速度の関係を示す図で
ある。
基板中心からの距離とエッチング速度の関係を示す図で
ある。
【図3】従来のドライエッチング装置の全体断面図であ
る。
る。
【図4】従来の装置を用いてエッチングを行なった時の
基板中心からの距離とエッチング速度の関係を示す図で
ある。
基板中心からの距離とエッチング速度の関係を示す図で
ある。
1 密閉容器 2 高周波電極(電極) 21 高周波電源 22 中央室 23 外周室 3 接地電極 4 半導体基板(被エッチング材) 5、6 ガス導入管 51、52 分岐管 53、54 マスフローコントローラ(流量調節手段) 61、62 分岐管 63、64 マスフローコントローラ(流量調節手段) 71、72 ガス吹出し口
フロントページの続き (72)発明者 頼永 宗男 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 杉戸 泰成 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 密閉容器内に、被エッチング材と対向す
る電極を配し、中空とした上記電極内をガス導入路とす
るとともに、上記電極の、被エッチング材に対向する面
に複数のガス吹出し口を設けて、該ガス吹出し口から容
器内に導入されるガスによりエッチングを行なうドライ
エッチング装置において、上記電極の内部を複数室に仕
切り、各室の被エッチング材に対向する面にそれぞれガ
ス吹出し口を形成するとともに、各室にガス導入管をそ
れぞれ独立に接続し、上記ガス導入管にそれぞれ任意の
組成のガスを供給するようになしたことを特徴とするド
ライエッチング装置。 - 【請求項2】 上記ガス導入管の導入側端部を複数に分
岐して、各分岐管に異なるガスを導入するとともに、各
分岐管のそれぞれに流量調節手段を設けて、上記ガス導
入管に導入される混合ガスの組成および流量を任意に調
整可能とした請求項1記載のドライエッチング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32945594A JPH08158072A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | ドライエッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32945594A JPH08158072A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | ドライエッチング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08158072A true JPH08158072A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18221574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32945594A Withdrawn JPH08158072A (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | ドライエッチング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08158072A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000030894A (ja) * | 1998-07-07 | 2000-01-28 | Kokusai Electric Co Ltd | プラズマ処理方法および装置 |
KR100338955B1 (ko) * | 1999-12-31 | 2002-05-31 | 박종섭 | 반도체의 건식각 공정용 가스 공급 장치 |
JP2005507159A (ja) * | 2001-10-15 | 2005-03-10 | ラム リサーチ コーポレーション | 調整可能なマルチゾーンガス噴射システム |
US7723236B2 (en) * | 2005-01-18 | 2010-05-25 | Tokyo Electron Limited | Gas setting method, gas setting apparatus, etching apparatus and substrate processing system |
JP2010166101A (ja) * | 2010-05-07 | 2010-07-29 | Hitachi Ltd | プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング処理方法 |
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