JPH08157869A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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- JPH08157869A JPH08157869A JP6330596A JP33059694A JPH08157869A JP H08157869 A JPH08157869 A JP H08157869A JP 6330596 A JP6330596 A JP 6330596A JP 33059694 A JP33059694 A JP 33059694A JP H08157869 A JPH08157869 A JP H08157869A
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- liquid detergent
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Abstract
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル型非
イオン界面活性剤を主剤とし、タンパク分解酵素を含有
する液体洗浄剤組成物において、蛍光増白剤を(ポリオ
キシエチレン)ポリオキシプロピレン低級アルキルエー
テル型溶剤と水とを重量比で15/85以上で混合した
分散液に予め分散または溶解して配合する。 【効果】 界面活性剤として特定の非イオン界面活性剤
を用い、これにタンパク分解酵素を配合した濃厚な洗浄
剤において、熱をかけることなく蛍光増白剤を安定配合
することが可能となり、熱による酵素の失活や香料の変
敗を防止することが可能となった。 【化1】R−O(EO)m(PO)nH …(1) (R:炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基 EO:エチレンオキシド基 PO:プロピレンオキシド基 m:5〜6の範囲のエチレンオキシド付加モル数 n:1〜2の範囲のプロピレンオキシド付加モル数)
Description
するものであり、さらに詳しく言えば、組成物中の酵素
を失活させることなく蛍光増白剤を均一に配合した濃厚
な蛍光増白剤含有液体洗浄剤組成物に関するものであ
る。
界面活性剤を主基剤とするもの、非イオン界面活性剤と
陰イオン界面活性剤を併用するもの、陰イオン界面活性
剤を主基剤とするものとがある。一方で近年、省資源・
環境への低負荷化(ゴミの量の削減)を目的とし洗剤容
器の小型化が図られ、これに伴い洗浄剤組成物の濃厚化
が課題となってきている。前述した液体洗浄剤の各タイ
プのうち非イオン界面活性剤を主基剤とするものは、洗
浄水中のカルシウムイオンの影響を受けにくく、比較的
高いカルシウム硬度においても洗浄性能が低下しないと
いった利点がある。この事から、非イオン界面活性剤を
主基剤とするものは、洗浄剤組成物中にキレートビルダ
ー成分を配合しなくても洗浄性能を維持する事が可能で
あり、洗浄剤組成物の濃厚化には有効なタイプであると
考える。
はある特定濃度領域(約20%〜70%)においてゲル
を形成し、流動性を失い且つ水への溶解性も著しく悪く
なる事から、濃厚化を行う事は困難であったのが現状で
ある。
発明者らは高い洗浄性能を示し、且つ洗浄剤組成物の濃
厚化が可能な基剤として、特許請求の範囲に式(1)と
して示した非イオン界面活性剤を見出した。
ン界面活性剤を主剤とした洗浄剤組成物に白度向上を目
的として蛍光増白剤の添加を試みた結果、溶解性が著し
く劣化し常温での均一溶解が非常に困難であることが明
らかになった。一方、蛍光増白剤の溶解性促進のために
洗浄剤組成物を加熱すると組成物中の酵素が熱のために
失活したり、香料が熱で変敗するといった問題がある。
を有する特定の非イオン界面活性剤を主剤とする濃厚な
液体洗浄剤組成物において、酵素の失活や香料の変敗を
起こさず低温においても蛍光増白剤を均一に配合するこ
とを可能とした濃厚な液体洗浄剤組成物を提供する事を
目的とする。
剤と水とを特定の比率で混合したものに蛍光増白剤が特
異的にしかも低温においても容易に溶解することを見出
し本発明に至った。本発明の液体洗浄剤組成物は、
(a)下記化3の一般式(1)で表される非イオン界面
活性剤を主剤とし、
浄剤組成物において、(c)蛍光増白剤を、(d)下記
化4の一般式(2)で示される溶剤と
数) (e)水とを重量比で(d)/(e)=15/85以上
で混合した分散液に予め分散または溶解して配合するこ
とを特徴とする。
れる(a)成分の非イオン界面活性剤は、一般式(1)
で示される炭素数10〜16の1級または2級アルコー
ルにエチレンオキサイド(EO)を5〜6モルおよびプ
ロピレンオキサイド(PO)を1〜2モル付加させたポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルまたは
アルケニルエーテルであり、エチレンオキサイド及びプ
ロピレンオキサイドの付加方法に関しては限定されるも
のではないが、エチレンオキサイドを付加した後に、プ
ロピレンオキサイドを付加したものが好ましい。また、
アルキル基またはアルケニル基は直鎖または分岐鎖の何
れであっても良い。
が4以下の場合、液性が劣化してくるので好ましくな
く、7以上では洗浄性能が不十分となることから好まし
くない。
の場合、液性が劣化するため好ましくなく、プロピレン
オキシド付加モル数が3以上の場合、泡立ち性が低下す
る事から好ましくない。
定されるものではないが、濃厚な液体洗浄剤組成物にお
いては好ましくは25重量%〜70重量%の範囲で用い
られる。
に限定されるものではないが例えばノボインダストリー
社製の「サビナーゼ(Savinase)」,「アルカ
ラーゼ(Alcalase)」,「エスペラーゼ(Es
perase)」,「デュラザイム(Durasy
m)」,ギスト・ブロカーズ社製の「マキサペム(Ma
xapem)」,「マキサターゼ(Maxatas
e)」,ナガセ生化学工業(株)の「ビオプラーゼ」な
どを挙げることができ、これらは単独で用いても良い
し、2種以上組合せても良い。(b)成分のタンパク分
解酵素は、本発明の液体洗浄剤組成物中に0.1〜5重
量%配合するのが好適である。
型、アミノスチルベン型等の一般式的に液体洗浄剤に用
いられるものであれば特に限定はないが、好ましくは
4,4′−ビス(2−スルホスチリルビフェニル2ナト
リウム(チバガイギー社製の「チノパールCBS」)が
用いられる。(c)成分の蛍光増白剤は、本発明の液体
洗浄剤組成物中に0.05〜2重量%配合するのが好適
である。
エチレンオキサイドを平均で0〜2モル付加およびプロ
ピレンオキサイドを平均で1〜3モル付加させたポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテルであ
り、エチレンオキサイド平均付加モル数が3以上あるい
はプロピレンオキサイド平均付加モル数が4以上では
(c)成分の洗浄剤組成物への溶解性が低下し、プロピ
レンオキシドが未付加の場合にはにおいが著しく悪くな
るため好ましくない。エチレンオキサイドとプロピレン
オキサイドとの付加形式は問わないが、ブチルアルコー
ルにエチレンオキサイドを付加させた後に、プロピレン
オキサイドを付加させたものが好ましい。
(d)/(e)=15/85以上の範囲で、好ましくは
(d)/(e)=20/80〜60/40の範囲で用い
られ、この範囲をはずれると(c)成分の蛍光増白剤の
洗浄剤組成物への溶解性が著しく低下する。この範囲で
(d),(e)両成分を混合、分散した分散液に(c)
成分の蛍光剤が溶解ないしは分散されて、液体洗浄組成
物基剤中に配合される。
を向上させたり、泡立ち性能を高めたり、濯ぎをしやす
くするなどの目的で、他の非イオン界面活性剤やアニオ
ン界面活性剤を配合することができる。この際用いられ
る非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、(a)成分以外のポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、アルキ
ルアミンオキサイドなどが好適である。
性を劣化させる傾向があるので、酵素に対して悪影響を
及ぼさない範囲で配合する。この際用いられるアニオン
界面活性剤としてはアルキルベンゼンスルホン酸塩、高
級脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩、アルキル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン
酸塩などが挙げられる。
を向上させる目的で、アルカリ剤を添加することも可能
である。アルカリ剤としては、例えばモノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アルカノールアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、珪酸ナトリウム、珪
酸カリウム等のアルカリ金属珪酸塩等が挙げられる。
レンジアミン4酢酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、クエン酸
塩等のキレート化剤を添加することも可能である。
ては、通常洗浄剤組成物に用いられている種々の添加
剤、例えば低級アルコール、多価アルコール、低級アリ
ールスルホン酸塩などのハイドロトロープ剤、安息香酸
塩、イソチアゾロン化合物などの防腐剤、シリコーン等
の濯ぎ向上剤、苦味催吐剤等の誤飲防止剤、カルシウム
塩、色素、香料、酸化防止剤などを必要に応じて添加す
ることもできる。
の非イオン界面活性剤を用い、これにタンパク分解酵素
を配合した濃厚な洗浄剤において、熱をかけることなく
蛍光増白剤を安定配合することが可能となり、熱による
酵素の失活や香料の変敗を防止することが可能となっ
た。
説明するが本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
および表2に示す如く混合したもの300gを500m
Lのトールビーカーに入れ15℃に保ちつつ一定の速度
で撹拌する。これにチノパールCBSを20g添加し、
20分間撹拌を続けたものを均一に20gサンプリング
し、予め15℃に保温しておいた濃縮液体洗浄剤(下
記)300gに添加する。5分間一定の速度で撹拌後の
チノパールCBSの溶解状態を目視により判定する。結
果を表1および表2に示した。 ○:溶け残りなし ×:溶け残りあり
ルコールにエチレンオキサイドを平均6モル付加した
後、プロピレンオキサイドを平均2モル付加したポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルマ
キサペム:ギスト社製のプロテアーゼ
エチレンオキサイドを平均1モル付加させた後、プロピ
レンオキサイドを平均2モル付加させたポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブチルエーテル
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)下記化1の一般式(1)で表され
る非イオン界面活性剤を主剤とし、 【化1】R−O(EO)m(PO)nH …(1) (R:炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基 EO:エチレンオキシド基 PO:プロピレンオキシド基 m:5〜6の範囲のエチレンオキシド付加モル数 n:1〜2の範囲のプロピレンオキシド付加モル数) (b)タンパク分解酵素を含有する液体洗浄剤組成物に
おいて、 (c)蛍光増白剤を、 (d)下記化2の一般式(2)で示される溶剤と 【化2】 C4H9−O(EO)p(PO)qH …(2) (EO:エチレンオキシド基 PO:プロピレンオキシド基 p:0〜2の範囲のエチレンオキシド平均付加モル数 q:1〜3の範囲のプロピレンオキシド平均付加モル
数) (e)水とを重量比で(d)/(e)=15/85以上
で混合した分散液に予め分散または溶解して配合するこ
とを特徴とする液体洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330596A JPH08157869A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330596A JPH08157869A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08157869A true JPH08157869A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18234429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6330596A Pending JPH08157869A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08157869A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11269500A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-05 | Kao Corp | 塗布用洗剤 |
JP2010515805A (ja) * | 2007-01-11 | 2010-05-13 | ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド | アルコキシレート混合物界面活性剤 |
CN109234086A (zh) * | 2018-09-07 | 2019-01-18 | 广州立白企业集团有限公司 | 一种浓缩型洗涤剂组合物 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6330596A patent/JPH08157869A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11269500A (ja) * | 1998-03-24 | 1999-10-05 | Kao Corp | 塗布用洗剤 |
JP2010515805A (ja) * | 2007-01-11 | 2010-05-13 | ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド | アルコキシレート混合物界面活性剤 |
CN109234086A (zh) * | 2018-09-07 | 2019-01-18 | 广州立白企业集团有限公司 | 一种浓缩型洗涤剂组合物 |
CN109234086B (zh) * | 2018-09-07 | 2021-03-16 | 广州立白企业集团有限公司 | 一种浓缩型洗涤剂组合物 |
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