JPH08165498A - 洗浄剤水性組成物 - Google Patents

洗浄剤水性組成物

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JPH08165498A
JPH08165498A JP33355694A JP33355694A JPH08165498A JP H08165498 A JPH08165498 A JP H08165498A JP 33355694 A JP33355694 A JP 33355694A JP 33355694 A JP33355694 A JP 33355694A JP H08165498 A JPH08165498 A JP H08165498A
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JP
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acid
agent
alkali
detergent composition
aqueous detergent
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JP33355694A
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Inventor
Hiroshi Suzuki
洋 鈴木
Hiroo Ito
洋男 伊東
Koichi Kimura
光一 木村
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CxS Corp
Original Assignee
Daisan Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 低級ないし中級ヒドロキシモノないしトリカ
ルボン酸、低級ないし中級不飽和ジないしトリカルボン
酸および低級ないし中級飽和モノないしテトラカルボン
酸並びにそれらの塩類をそれぞれ可溶化剤としてなる洗
浄剤水性組成物。 【効果】 界面活性剤、有機および無機ビルダー、アル
カリ、消泡剤のうち1種もしくは2種以上を同時に高濃
度で可溶化して透明水溶液とし、洗浄剤水性組成物を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種可溶化剤を含有し
てなる洗浄剤水性組成物に関し、さらに詳しくは特定の
カルボン酸類を可溶化剤としてなる洗浄剤水性組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、洗浄剤などの家庭用および工業用
配合物は、輸送、保管、作業性その他の事情から濃縮化
が進み、一方溶液型としては環境問題から有機溶剤の使
用が制限され、水系の必要性が増してきている。しかし
一般に界面活性剤およびその類似化合物はその構造上水
溶性が小さく、無機・有機のビルダーやキレート剤すな
わち炭酸ナトリウムやエチレンジアミン四酢酸四ナトリ
ウム(EDTA)などの共存下ではさらに溶けにくくな
る。また使用上問題になることの多い泡立ちを防ぐため
に必要な消泡剤の溶解も一般に極めて困難である。さら
にヘビーデューティの洗浄剤では強固な汚れの洗浄のた
め強アルカリを必要とする場合が多く、そのため水酸化
ナトリウムなどを特に原液では高濃度で配合させるた
め、一層上記各物質の水溶化は困難になるという問題が
ある。布などのソフト面に対する洗浄では界面活性剤お
よびビルダーを含む多成分系が多いが、ハード面の多い
工業用の場合は、用途に応じ強アルカリとキレート剤、
強アルカリと消泡剤、界面活性剤とビルダーとアルカリ
など少ない種類の組成物を高濃度で配合することが多
い。以上のことから、低温ないし高温で長時間安定な多
成分配合系濃厚水溶液を創成することはその多大な要求
にもかかわらず極めて困難であった。従来、この目的の
ための可溶化剤としては、低級アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩(キシレンスルホン酸ナトリウムなど)、尿素類
(尿素など)、エーテルアルコール類(ブチルセロソル
ブなど)、低級アルコール類(イソプロパノールなど)
が洗剤などに1〜10重量%用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の可溶化剤
を用いたものにはそれぞれ使用上の欠点や限界があっ
た。すなわち、低級アルキルベンゼンスルホン酸塩類は
万能ではなくまた融点が高いためそれ自身析出すること
もあり、エーテルアルコール類は安全の面で使用が制限
されつつある。また、尿素類には経時変化、臭気などを
伴う物がみられ、低級アルコール類は引火性、臭気など
の環境問題から使用量に制限があり、さらに高濃度のア
ルカリ水溶液を調製し得なかった。近年関連諸問題を解
決するために提出されている試みには次のような例があ
る。特開平−222397号には、特定のモノカルボン
酸塩と特定の非イオン性界面活性剤を用いて高濃度アル
カリ剤を含む洗浄剤水溶液を得ている。特開平5−23
0498号では2又は3メチル酪酸塩と特定の非イオン
性を用いた高濃度強アルカリ性水溶液組成物が記載され
ている。この際ヒドロキシカルボン酸塩も組成物に含ま
れているが、これは可溶化剤ではなくキレート剤として
用いられている。特開昭63−1359号では、特定の
中級モノカルボン酸塩と特定のエーテルアルコールの混
合物を可溶化剤とし、アニオン性および/又は非イオン
性活性剤とアルカリビルダーを含む洗浄剤水溶液を得て
いる。特開昭64−4226号では特定の中級モノカル
ボン酸塩と特定の非イオン活性剤を用いて高濃度のアル
カリ剤を含む洗浄剤水溶液を得ている。特開平1−12
3622号では特定のアミノカルボン酸塩と特定の中級
飽和もしくは不飽和のカルボン酸塩の混合物を用い、特
定の非イオン活性剤を含む高濃度のアルカリ水溶液を得
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる事
情に鑑み上記問題を解決するために鋭意研究した結果、
特定の低級ないし中級多官能性化合物を可溶化剤として
用いると、界面活性剤、ビルダー、アルカリおよび消泡
剤などからなる高濃度、可溶化多成分系水溶液を安定に
得られることを見いだし、この知見に基づき種々検討を
加えた結果、本発明に到達した。すなわち本発明は、
(1)低級もしくは中級ヒドロキシモノないしトリカル
ボン酸類およびそれらのアルカリ、アンモニウムもしく
は低級アミン塩類から選ばれた少なくとも1種を可溶化
剤とし、アミノ酸型キレート剤およびアルカリ剤を主成
分としてなることを特徴とする洗浄剤水性組成物(以下
第1発明という)、(2)低級もしくは中級ヒドロキシ
モノないしトリカルボン酸類およびそれらのアルカリ、
アンモニウムもしくは低級アミン塩類から選ばれた少な
くとも1種を可溶化剤とし、界面活性剤、有機および無
機ビルダー、アルカリ剤並びに消泡剤のうち1種ないし
2種以上を主成分としてなることを特徴とする洗浄剤水
性組成物(以下第2発明という)、(3)低級不飽和ジ
ないしトリカルボン酸類およびそれらのアルカリ、アン
モニウムもしくは低級アミン塩類から選ばれた少なくと
も1種を可溶化剤とし、アミノ酸型キレート剤およびア
ルカリ剤を主成分としてなることを特徴とする洗浄剤水
性組成物(以下第3発明という)、(4)低級もしくは
中級不飽和ジないしトリカルボン酸類およびそれらのア
ルカリ、アンモニウムもしくは低級アミン塩類から選ば
れた少なくとも1種を可溶化剤とし、界面活性剤、有機
および無機ビルダー、アルカリ剤並びに消泡剤のうち1
種ないし2種以上を主成分としてなることを特徴とする
洗浄剤水性組成物(以下第4発明という)、(5)中級
モノないしテトラカルボン酸類およびそれらのアルカ
リ、アンモニウムもしくは低級アミン塩類から選ばれた
少なくとも1種を可溶化剤とし、グルコン酸鉄混合物お
よびポリオキシアルキレンコポリマー型消泡剤を主成分
としてなることを特徴とする洗浄剤水性組成物(以下第
5発明という)、および(6)低級もしくは中級飽和ジ
ないしテトラカルボン酸およびそれらのアルカリ、アン
モニウムもしくは低級アミン塩類から選ばれた少なくと
も1種を可溶化剤とし、界面活性剤、有機および無機ビ
ルダー、アルカリ剤並びに消泡剤のうち1種ないし2種
以上を主成分としてなることを特徴とする洗浄剤水性組
成物(以下第6発明という)を提供するものである。
【0005】すなわち本発明は界面活性剤、有機および
無機ビルダー、アルカリ剤、消泡剤のうち1種もしくは
2種以上を同時に高濃度で含有させうる透明な洗浄剤水
性組成物水溶液をうる技術を提供するものである。近年
可溶化剤とは広義に水に難溶性の物質を透明に溶解させ
る(現象的にはヒドロトロピーが中心)物質を指して用
いているが、本発明の可溶化剤にはミセルを利用して可
溶化させる界面活性剤は含まない。本発明中で用いる界
面活性剤はすべて被可溶化剤としてである。ここでヒド
ロトロピーとは、比較的多量の物質Bの添加によって物
質Aの溶解度が増大することを一般的にいう。この場合
物質Bは、界面活性剤でなくてもよいこと、臨界ミセル
濃度(cmc)に当る溶解度増大に必要な物質Bの濃度
の下限がないことで、界面活性剤による可溶化とは異な
る。本発明に用いられる可溶化剤において、低級もしく
は中級カルボン酸の低級とはCOOH1個当りの炭素数
1〜3を、中級とは炭素数4〜11のものをいう。また
主成分とは、本発明の洗浄剤における主目的の洗浄、消
泡などに対する有効成分の意味で必ずしも含有量の多寡
を意味しない。
【0006】次に本発明に使用される可溶化剤につき述
べる。第1発明および第2発明においては低級ないし中
級ヒドロキシカルボン酸類およびそれらの塩類が用いら
れるが、具体的には遊離酸としては一塩基酸ないし三塩
基酸のそれぞれ一ヒドロキシないし五ヒドロキシ酸、水
酸基の位置は2−ないし末端、塩としては各酸の酸基に
ついて各種塩基の塩がそれぞれあげられる。塩基として
は、アルカリ金属ではナトリウムおよびカリウム、低級
アミンとしてはアンモニア、モルホリン、モノないしト
リのメチルないしブチルアミン、低級アルカノールアミ
ンとしてはモノないしトリのエタノールないしプロパノ
ールおよびイソプロパノールアミンが含まれる。これら
の塩基の中でナトリウム、モノないしトリのエタノール
アミンおよびイソプロパノールアミンなどが好ましい。
代表的な脂肪族ヒドロキシカルボン酸類としては、一塩
基酸およびそれらの塩として、グリコール酸、乳酸、ヒ
ドロキシアクリル酸、グリセリン酸、α−オキシ酪酸、
2−ヒドロキシエナント酸、グルコン酸など、およびグ
リコール酸エチルアミン、グリコール酸トリエタノール
アミン、乳酸ナトリウム、乳酸プロピルアミン、乳酸モ
ノエタノールアミン、乳酸イソプロパノールアミン、グ
リセリン酸カリウム、グリセリン酸メチルアミン、グリ
セリン酸モルホリン、グリセリン酸ジエタノールアミ
ン、ヒドロキシアクリル酸ブチルアミン、ヒドロキシア
クリル酸モノエタノールアミン、2−ヒドロキシ酪酸プ
ロピルアミン、2−ヒドロキシ酪酸トリエタノールアミ
ン、グルコン酸トリエタノールアミン、2−ヒドロキシ
−2−エナント酸ナトリウムなどがあげられる。二塩基
酸およびそれらの塩類ではタルトロン酸、リンゴ酸、酒
石酸などおよびタルトロン酸二ナトリウム、リンゴ酸一
トリエタノールアミン、酒石酸二モノイソプロパノール
アミンなどがあげられる。
【0007】第3発明から第4発明においては低級およ
び中級脂肪族不飽和カルボン酸類およびそれらの塩類が
用いられるが、具体的には遊離酸としては一塩基ないし
二塩基酸の、それぞれモノないしジ不飽和酸、不飽和基
は炭素・炭素二重結合でそれらの位置は2−ないし末端
があげられる。塩としては各酸の酸基について各種塩基
の塩がそれぞれ用いられる。塩基では、アルカリ金属と
してはナトリウムおよびカリウム、低級アミンとしては
モルホリン、モノないしトリのメチルないしブチルアミ
ン、低級アルカノールアミンとしてはモノないしトリの
エタノールないしプロパノールアミンおよび同イソプロ
パノールアミンが含まれる。これらの塩基の中でナトリ
ウム、モノないしトリのエタノールアミンないしイソプ
ロパノールアミンなどが好ましい。代表的な脂肪族不飽
和カルボン酸類およびそれらの塩類としては二塩基酸類
およびそれらの塩基類では、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、1−ノネン−1,9−ジカルボン酸、1−デ
セン−1,10−ジカルボン酸などおよびマレイン酸二
カリウム、マレイン酸一ブチルアミン、マレイン酸二ト
リエタノールアミン、フマル酸二モルホリン、フマル酸
一ジエタノールアミン、フマル酸二モノエタノールアミ
ン、イタコン酸二ナトリウム、イタコン酸二エチルアミ
ン、イタコン酸一トリエタノールアミンなど、および1
−ノネン−1,9−ジカルボン酸二ナトリウム、1−デ
セン−1,10−ジカルボン酸二トリエタノールアミン
などがあげられる。三塩基酸類およびそれらの塩類で
は、1−ノネン−1,6,9−トリカルボン酸などおよ
び1−ノネン−1,6,9−トリカルボン酸二ナトリウ
ム、1−ノネン−1,6,9−トリカルボン酸三アンモ
ニウム、1−ノネン−1,6,9−トリカルボン酸三モ
ノエタノールアミンなどがあげられる。
【0008】第5発明および第6発明においては低級な
いし中級脂肪族飽和モノないしテトラカルボン酸類およ
びそれらの塩類並びに脂肪族低級ないし中級飽和ジない
しテトラカルボン酸類とそれらの塩類がそれぞれ用いら
れるが、例えば遊離酸としては一塩基酸ないし四塩基
酸、炭化水素鎖としては一級ないし三級があげられる。
塩としては各酸の酸基について各種塩基の塩がそれぞれ
用いられる。塩基では、アルカリ金属としてはナトリウ
ムおよびカリウム、低級アミンとしてはアンモニア、モ
ルホリン、モノないしトリのメチルないしブチルアミ
ン、低級アルカノールアミンとしてはモノないしトリの
エタノールないしプロパノールアミンおよび同イソプロ
パノールアミンが含まれる。これらの塩基の中でナトリ
ウム、モノないしトリのエタノールアミンないしイソプ
ロパノールアミンなどが好ましい。代表的な脂肪族低級
ないし中級飽和カルボン酸類としては、直鎖一塩基酸お
よびそれらの塩類として、吉草酸、カプロン酸、エナン
ト酸、カプリル酸など、および吉草酸トリエタノールア
ミン、カプロン酸ブチルアミン、エナント酸カリウム、
カプリル酸モノエタノールアミンなどがあげられる。分
岐鎖一塩基酸およびそれらの塩として4,4−ジメチル
ペンタン酸、2−メチル−2−ヘキセン酸、2−エチル
ヘキサン酸などおよび4,4−ジメチルペンタン酸イソ
プロパノールアミン、2−エチルヘキサン酸トリエタノ
ールアミンなどがあげられる。直鎖二塩基酸およびそれ
らの塩類としてグルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、
アゼライン酸およびグルタル酸二ブチルアミン、アジピ
ン酸一ジエタノールアミン、スベリン酸二ナトリウム、
アゼライン酸一トリエタノールアミンなどがあげられ
る。三塩基酸としてプロパントリカルボン酸などおよび
プロパントリカルボン酸二トリメチルアミン、プロパン
トリカルボン酸三トリエタノールアミンなどがあげられ
る。四塩基酸としてはブタンテトラカルボン酸などおよ
びブタンテトラカルボン酸四ナトリウム、ブタンテトラ
カルボン酸三モノエタノールアミンなどがあげられる。
分岐鎖二塩基酸およびそれらの塩類としてエチルマロン
酸、n−ヘキシルマロン酸、2−メチルコハク酸、2−
ブチルコハク酸およびエチルマロン酸一トリエタノール
アミン、n−ヘキシルマロン酸ナトリウム、2−ブチル
コハク酸一モノエタノールアミンなどがあげられる。
【0009】本発明に用いられる可溶化剤はいずれも低
分子量で、カルボキシル基、不飽和結合、水酸基などを
含み、これらが種々の程度の極性を示しまた種々の立体
配置をとり、各種疎水性物質および水分子とイオン結
合、水素結合、ファン・デル・ワールス結合、造塩など
の相互作用を行うことにより、種々の温度および濃度下
で安定な溶液状態を作り出すことを可能にしているもの
と考えられる。例えば、イタコン酸二モノエタノールア
ミンは上述の諸性能を兼ね具え、優れた可溶化効果、特
に高濃度の水酸化アルカリ共存下のアミノ酸型キレート
剤の可溶化に著しい効果を発揮することができる。また
炭化水素鎖が作用にかかわる場合、ある程度、長鎖とな
るほど良いが同時に親水性が減少して実用上可溶化剤自
身の水溶性が低下するなど不都合となる。この際、不飽
和結合や水酸基が存在すると親水性が増加し、水溶性の
低下をある程度防止しかつ炭化水素鎖を利用することが
できる。低級飽和モノカルボン酸は一般に刺激および臭
気が強いため作業性が極めて悪く公害のもとともなり実
用上大きな障害となる。塩ではこの傾向は低くなるが、
中和不十分な場合や使用時ないし使用後に分解して障害
を起こすことが多い。これらの問題があるため、前記の
従来技術で説明したものではいずれも低級飽和モノカル
ボン酸をさけ中級以上を用いている。しかし本発明にお
けるヒドロキシ酸や多塩基酸では、低級のものでも、低
級飽和モノカルボン酸に比し沸点や融点が高くなり、安
定で刺激や臭気ははるかに低下し、低毒性となり、ヒド
ロキシ酸ではさらにそれらの傾向が強くなる。たとえば
飽和酸の酪酸(C37 COOH)(C;4,COOH
1個当りの数。以下同様)は沸点163.5℃、融点
≪0℃(常温で液体)であるが、ヒドロキシ酸では乳酸
(CH3 CH(OH)COOH)(C;3)は沸点11
9℃/12mHg,融点16.8℃(液〜固体)、不飽
和ジカルボン酸ではイタコン酸〔CH2=C(COO
H)CH2 COOH〕(C;2.5)は沸点>200
℃、融点162℃(白色粉末)、飽和ジカルボン酸では
コハク酸((CH2 COOH)2 )(C;2)は沸点>
200℃、融点185℃(白色粉末)のようである。し
たがって本発明の低級ないし中級のヒドロキシモノない
しトリカルボン酸、低級ないし中級の不飽和ジないしト
リカルボン酸および低級ないし中級の飽和ジないしテト
ラカルボン酸並びにそれらの塩類は、このように結晶や
粉末が多いため精製、工場での作業性などにも有利であ
り、水溶性はいずれも十分にあるので実用上好都合であ
る。乳酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸などは食品添加
物であり、これら低公害性、作業性などの点からも食品
工業関係の使用にも好適である。
【0010】本発明の洗浄剤水性組成物のもう一方の成
分である被可溶化物質について述べる。界面活性剤によ
る水中での可溶化(狭義)の場合、被可溶化物質は界面
活性剤のミセルに入るかまたは吸着される物質が主であ
るのでミセルの容量に限定され、分子量2000以下ぐ
らいの親油性物質に限られる。これに対し、本発明の場
合は単分散中での相互作用による溶解のため分子量の依
存度は小さく、また共存ビルダーやアルカリの塩析効果
により水溶性の減少した弱親水性物質なども含まれるた
め、被可溶化物質は親油性から弱親水性両媒性物質にわ
たり、それらの水溶性は約0.01〜30重量%(室
温)、分子量約70〜20,000であり、両媒性物質
には界面活性剤、キレート剤、染料、殺菌剤、帯電防止
剤、農薬、医薬、防錆剤などが含まれる。
【0011】被可溶化物質である界面活性剤には、各種
イオン性の物があるが、基礎物性や界面活性の種類によ
りイオン性による差の現れる場合と現れない場合があ
る。乳化、分散、浸透などの性質はイオン性に関係なく
発揮させる場合が多いが、ミセルの生成、殺菌、洗浄な
どはイオン性と関わりが大きい。本発明の可溶化現象も
界面活性剤の溶解すなわちイオン性界面活性剤における
イオンの水和と非イオン界面活性剤における水素結合に
よる溶解がそれぞれ主であるという大きな違いがあり、
前者は高温で有利であり、後者は低温で有利である。本
発明の場合は、非イオン性のみならずイオン性界面活性
剤も含め全般に対して有効であることを特徴とする。界
面活性剤の中で、アニオン界面活性剤としては長鎖脂肪
酸ナトリウム、硫酸アルキルナトリウム、アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、長鎖α−オレフィンスルホ
ン酸ナトリウム、長鎖アルカンスルホン酸ナトリウム、
硫酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルナトリウ
ム、リン酸アルキルモノまたはジナトリウムなどがあげ
られる。非イオン界面活性剤としては、アルキルポリオ
キシエチエンエーテル、長鎖脂肪酸ポリオキシエチレン
エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックコポリマー、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル、長鎖脂肪酸アルキロールアミド、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステルがあげられる。カチオン界面活性剤としては
アルキルトリアルキアンモニウムハライド、アルキルジ
アルキルベンジルアンモニウムハライド、アルキルピリ
ジニウムハライド、アルキルアミン無機酸または有機酸
の塩などがあげられる。また両性界面活性剤としては、
ジアルキルアルキルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジア
ルキルベタインなどがあげられる。これらの界面活性剤
の混合物も同様に扱われる。なお、界面活性物質の可溶
化の場合、低級ないし中級アルキル鎖を持つ可溶化剤で
は界面活性物質と混合ミセルを作り、ミセルの親水化に
基づくクラフト点の低下などから水溶性の向上にあずか
る場合もある。
【0012】本発明の組成物に含まれるビルダーとして
は無機塩類、アルカリ類、有機酸塩類などがあげられ
る。無機塩類では、リン酸塩としてはトリポリリン酸ナ
トリウム、ピロリン酸カリウムなど、炭酸塩としては炭
酸ナトリウムなど、ケイ酸塩としてはメタケイ酸ナトリ
ウム、2号ケイ酸ナトリウムなど、イミド硫酸塩として
はイミドビス硫酸三ナトリウムなどが用いられる。アル
カリ類としては水酸化ナトリウム、カリウム、もしくは
アンモニウム、エタノールアミン類、モルホリンなどが
用いられる。有機酸塩類では、一塩基酸塩としてはグル
コン酸ナトリウムなど、二塩基酸塩としてはマロン酸二
ナトリウム、リンゴ酸二ナトリウムなど、三塩基酸塩と
してはクエン酸三ナトリウム、ニトリロ三酢酸三ナトリ
ウムなど、四塩基酸塩としてはEDTA、オキサジコハ
ク酸四ナトリウムなどがあり、その他ペンタンペンタカ
ルボン酸塩、ベンゼンヘキサカルボン酸塩などの五ない
し六塩基酸塩も含まれる。またポリカルボン酸塩として
はアクリル酸、マレイン酸などの単独ないし共重合体の
ナトリウム、カリウムの塩類などが含まれる。これらの
ビルダー類はそれぞれ単独ないし適宜混合して用いるこ
とができる。さらに通常洗剤などに用いられるカーボキ
シメチルセルロース、香料、蛍光増白剤などの添加物も
共存させることができる。なお本発明に使用したグルコ
ン酸鉄混合物は極めて特異な物質であり、一般的には使
用されていない。
【0013】本発明の組成物には、通常の溶剤ないし可
溶化剤を適宜併用することができる。これらにはメタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールな
どの低級アルコール、ブチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブなどの低級エーテルアルコール、キシレンまたはト
ルエンなどの低級アルキルベンゼンスルホン酸のアルカ
リ塩、安息香酸など低級カルボン酸のアルカリ塩などが
含まれる。本発明の高濃度化洗浄剤水性組成物は脂肪族
カルボン酸成分、キレート剤、アルカリ剤、界面活性
剤、消泡剤などを高濃度に含有してなるが、その濃度は
各成分の種類によって異なり、特に制限はない。一般に
ビルダー類は極性が強いので水溶性は大であり、溶解度
が常温で10〜50%のものが多い。アルカリ類も同様
である。これらに対し界面活性剤は長鎖親油基を持つた
め水溶性は小で2〜10%程度である。さらに消泡剤は
本来水に溶けにくい性質を利用しているため0.01〜
1.0%と小さい。すなわち各成分にとって濃度の高低
は非常に異なる。これらが混合されると前述のようにさ
らに溶解度は減少し、特に無機物質の共存による有機系
物質の溶解度低下が大である。これに対し本発明では高
濃度に溶解しうる。これを以下に表1に示す。また本発
明における洗浄剤の実用濃度は、各種配合系において界
面活性剤では0.05〜0.2重量%、有機ビルダーで
は0.01〜0.1重量%、アルカリ剤では0.1〜1
重量%、消泡剤では0.01〜0.1重量%であるが、
本発明の可溶化剤の使用により、これらの10〜200
倍の濃厚配合水溶液を作成することが可能となる。
【0014】
【表1】
【0015】本発明の洗浄剤水性組成物の組成を説明す
る。第1発明および第3発明では、可溶化剤の脂肪族カ
ルボン酸は通常0.1〜20重量%、好ましくは0.2
〜15重量%、より好ましくは0.5〜10重量%であ
り、キレート剤は、通常0.2〜40重量%、好ましく
は0.5〜30重量%、より好ましくは1.0〜20重
量%であり、アルカリ剤は、通常1〜60重量%、好ま
しくは2〜50重量%、より好ましくは3〜40重量%
である。次に、第2発明、第4発明および第6発明では
可溶化剤としての脂肪族カルボン酸は、通常0.1〜2
0重量%、好ましくは0.2〜15重量%、より好まし
くは0.5〜10重量%であり、イオン性または非イオ
ン性界面活性剤は通常0.1〜50重量%、好ましくは
0.5〜40重量%、より好ましくは1〜30重量%で
ある。有機および無機ビルダーは通常0.1〜40重量
%、好ましくは0.5〜30重量%、より好ましくは1
〜20重量%、アルカリ剤は通常0〜50重量%、好ま
しくは0〜40重量%、より好ましくは0〜30重量
%、消泡剤は通常0〜15重量%、好ましくは0〜10
重量%、より好ましくは0〜5重量%である。また、第
5発明では可溶化剤としての脂肪族カルボン酸は通常
0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜15重量%、
より好ましくは0.5〜10重量%であり、グルコン酸
鉄混合物は、通常1〜50重量%、好ましくは3〜40
重量%、より好ましくは5〜30重量%であり、ポリオ
キシアルキレンコポリマー型消泡剤は、通常0.05〜
15重量%、好ましくは0.1〜10重量%、より好ま
しくは0.2〜8重量%である。これらの組成において
残部が水である。本発明には、特にEDTAとカセイソ
ーダ混合水溶液の高濃度化に、低級ないし中級ヒドロキ
シモノないしトリカルボン酸類およびそれらのアルカリ
およびアミン塩類並びに低級ないし中級脂肪族不飽和ジ
ないしトリカルボン酸類およびそれらのアルカリないし
アミン塩類を可溶化剤として用いる技術およびグルコン
酸鉄混合物とポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンコポリマー系消泡剤混合物の混合水溶液の高濃度化に
2−エチルヘキサン酸アルカリないしアミン塩類を可溶
化剤として用いる技術が含まれる。なお、本発明の各種
カルボン酸は適宜混合して用いることも可能である。例
えばリンゴ酸二ナトリウムとイタコン酸二モノエタノー
ルアミン、酒石酸二ナトリウムとブタンテトラカルボン
酸四ナトリウム、イタコン酸一トリエタノールアミンと
コハク酸二モノエタノールアミンその他が用いられる。
【0016】上述の各条件下で各成分に適宜各可溶化剤
を加えることにより各種洗浄剤を初めとして浸透剤、乳
化剤、分散剤、帯電防止剤、殺菌剤、医薬配合剤その他
の安定な水溶液を作ることが可能であり、また低濃度水
溶液の高濃度化、二液型商品の一液化、粉体の水溶液化
などが達成され、工業上貢献するところ大である。
【0017】
【発明の効果】本発明の洗浄剤水性組成物は、洗浄剤の
ビルダー成分の共存下で多成分を高濃度で含有させえた
ものであり、優れた溶解安定性を有し高い洗浄効果を示
す。例えば界面活性剤、ビルダーなどを含む洗浄剤の系
では、可溶化剤の溶解力や浸透力などにより、添加前に
勝るとも劣らない効果が示される。洗壜用洗浄剤の例で
は、溶液組成;カセイソーダ:0.3〜4.0%、グル
コン酸ナトリウム、グルコン酸鉄混合物(0.1〜2
%)、EDTA(0〜2%)、非イオン界面活性剤(0
〜3%)、消泡剤(0〜2%)、汚垢;ビール・乳飲料
などの固化変性物、洗浄温度;60〜85℃、目的;汚
垢除去、スケール防止、ガラス侵食防止、ラベル除去、
金属部腐食防止、低泡、方法;浸漬ないし噴射、などの
諸条件下で十分に洗浄目的を達成することができる。ま
た一般に添加剤を加えた場合、添加の目的を達成し得て
も溶液の主目的の性質を阻害することがしばしば起こ
る。例えば不安定な洗浄剤の安定化による洗浄力の低
下、殺菌剤の安定化による殺菌力の低下、消泡剤の可溶
化による消泡力の低下などである。本発明の高濃度化洗
浄剤組成物ではこのような阻害効果はほとんど見られな
い。また高濃度水溶液では高粘度となって実用上不都合
な場合も多くみられるが、本発明の組成物ではそのよう
なことがなく逆に例えば乳酸を用いたものは高アルカリ
水溶液の粘度低下の効果が得られる。
【0018】
【実施例】次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説
明する。可溶化力の測定は次の方法により行った。界面
活性剤、ビルダー、アルカリ、消泡剤のうち二種類以上
を含む水系混合物にそれぞれ可溶化剤を加え一定温度で
振とう後(>40℃;1h、<25℃;1日:必要に応
じ5〜30日)の溶液状態を目視して5段階評価を行
い、各温度における評価値の平均値をとった。この値と
空試験の同じく平均値との差を5段階に分け、可溶化力
とした。(5:≧2.0、4:1.0〜1.9、3:
0.5〜0.9、2:−0.5〜0.4、1:<−0.
5)。可溶化剤を用いない系より優れたものを可溶化剤
として有効、評価値5〜4を極めて有効と判定した。被
可溶化剤としての界面活性剤は、アニオン性および非イ
オン性の2種類すなわちそれぞれLASおよびC128
を用いた。ビルダーとしては、硫酸ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、EDTA、グルコン酸ナトリウムおよびグル
コン酸鉄混合物の5種類を用いた。アルカリとしては水
酸化ナトリウムを用いた。消泡剤としてはアルキルポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンコポリマーの3種類
混合物を用いた。これらの種類および添加量は、実用的
でかつ可溶化剤の有無による差の適切な範囲で選択し
た。すなわち界面活性剤の濃度は0.1〜5%、ビルダ
ーは0〜30%、可溶化剤は1〜10%、アルカリは1
〜55%、消泡剤は0.1〜10%(いずれも重量)に
つき検討した。温度としては実用的見地から−5、5、
25、40、60℃の一部ないし全部につき検討した。
界面活性剤とビルダーの種類および略記号を表2に、可
溶化力の評価基準を表3にそれぞれ示す。なお、可溶化
剤の記載濃度は、実験濃度であり、必要濃度とは限らな
い。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】実施例1 瓶洗浄に効果の大きいカセイソーダとEDTAの配合水
溶液の高濃度化における各種脂肪酸類の可溶化効果を表
4に示す。カセイソーダおよびEDTAはそれぞれ単独
で49%(重量、常温)および38%(同)水に溶解す
るが、両者の混合系(1:0.22/重量比)では23
%および5%計28%が限度である。検討結果ではED
TAのみ増加した場合は2.0倍、カセイソーダのみ増
加した場合は1.3倍、両者共増加した場合は1.25
倍まで溶解し、総濃度としては約35%まで溶解可能と
なった。ヒドロキシモノないしトリカルボン酸類、低級
ないし中級不飽和モノないしジカルボン酸類およびそれ
らのアルカリないしアミン塩類が3〜10%添加時有効
であることが判明した。
【0022】
【表4】
【0023】実施例2 界面活性剤としてLASおよびC128 、ビルダーとし
てSS、SC、EDTA、グルコン酸ナトリウム、アル
カリとして水酸化ナトリウム、消泡剤としてアルキルポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー混合物
をそれぞれ含む水系混合物の溶解性に対する低級ないし
中級ヒドロキシモノないしトリカルボン酸類およびそれ
らの塩類並びに低級ないし中級不飽和ジカルボン酸およ
び塩類の添加効果を汎用の安息香酸ナトリウムその他の
場合と比較して表5および表6に示す。表5および表6
の結果より分かるように、無添加の系では溶解性が悪
く、比較物質ではやや有効な場合、無変化の場合以外に
溶解性を悪くする場合も多い。これに対し本発明の可溶
化剤ではかなりもしくは著しい溶液状態の向上が見られ
た。すなわち、界面活性剤・無機ビルダー共存系、界面
活性剤・アルカリ剤共存系、アミノ酸型キレート剤・ア
ルカリ剤共存系、グルコン酸鉄混合物・消泡剤共存系の
溶解に対し、それぞれ効果大であることが分かる。
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】実施例3 瓶のラベル剥離および洗浄に有効なカセイソーダ・グル
コン酸鉄混合物系洗浄剤(第一液;カセイソーダ水溶
液、第二液;グルコン酸鉄混合物・消泡剤水溶液)の第
二液の高濃度化を検討した結果を表7に示す。第二液は
カセイソーダによる汚垢分解物に由来する発泡を防止す
るための消泡剤が必須であるが、両者混合系は極めて溶
解しにくい。検討結果では、汎用可溶化剤は効果が少な
く、市販アニオン性可溶化剤混合物(アルキルジフェニ
ルエーテルジスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスル
ホン酸ナトリウム、エチレングリコール配合物)では1
4%(内3%は水)が必要のところ、2−エチルヘキサ
ン酸ナトリウムを用いると、6.5%以上で透明に溶解
することが判明した。この際50℃で5日以上放置する
と緑色沈殿を少量生ずるが、EDTAの添加により防止
できることが判明した。
【0027】
【表7】
【0028】実施例4 可溶化剤の起泡力に及ぼす影響を実験した。実施例4の
洗壜添加剤(I)(表7の組成物No.15)の起泡力
を市販アニオン性可溶化剤混合物(II)(表7の組成物
No.2)を用いた場合と比較すると図1のようになり
(II)では原液がやや泡立ち1%水溶液はさらに泡が消
えにくいが(I)では原液の発泡性がかなり低く、1%
水溶液ではさらに低下して消泡剤としては極めて有利と
なることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄剤水性組成物の発泡性を市販のも
のと比較して示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:26)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低級もしくは中級ヒドロキシモノないし
    トリカルボン酸類およびそれらのアルカリ、アンモニウ
    ムもしくは低級アミン塩類から選ばれた少なくとも1種
    を可溶化剤とし、アミノ酸型キレート剤およびアルカリ
    剤を主成分としてなることを特徴とする洗浄剤水性組成
    物。
  2. 【請求項2】 低級もしくは中級ヒドロキシモノないし
    トリカルボン酸類およびそれらのアルカリ、アンモニウ
    ムもしくは低級アミン塩類から選ばれた少なくとも1種
    を可溶化剤とし、界面活性剤、有機および無機ビルダ
    ー、アルカリ剤並びに消泡剤のうち1種ないし2種以上
    を主成分としてなることを特徴とする洗浄剤水性組成
    物。
  3. 【請求項3】 低級もしくは中級不飽和ジないしトリカ
    ルボン酸類およびそれらのアルカリ、アンモニウムもし
    くは低級アミン塩類から選ばれた少なくとも1種を可溶
    化剤とし、アミノ酸型キレート剤およびアルカリ剤を主
    成分としてなることを特徴とする洗浄剤水性組成物。
  4. 【請求項4】 低級もしくは中級不飽和ジないしトリカ
    ルボン酸類およびそれらのアルカリ、アンモニウムもし
    くは低級アミン塩類から選ばれた少なくとも1種を可溶
    化剤とし、界面活性剤、有機および無機ビルダー、アル
    カリ剤並びに消泡剤のうち1種ないし2種以上を主成分
    としてなることを特徴とする洗浄剤水性組成物。
  5. 【請求項5】 中級飽和モノないしテトラカルボン酸類
    およびそれらのアルカリ、アンモニウムもしくは低級ア
    ミン塩類から選ばれた少なくとも1種を可溶化剤とし、
    グルコン酸鉄混合物およびポリオキシアルキレンコポリ
    マー型消泡剤を主成分としてなることを特徴とする洗浄
    剤水性組成物。
  6. 【請求項6】 低級もしくは中級飽和ジないしテトラカ
    ルボン酸およびそれらのアルカリ、アンモニウムもしく
    は低級アミン塩類から選ばれた少なくとも1種を可溶化
    剤とし、界面活性剤、有機および無機ビルダー、アルカ
    リ剤並びに消泡剤のうち1種ないし2種以上を主成分と
    してなることを特徴とする洗浄剤水性組成物。
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