JPH03140387A

JPH03140387A - 粘度低下防止剤及び該防止剤を含有する液体漂白剤組成物

Info

Publication number: JPH03140387A
Application number: JP27928589A
Authority: JP
Inventors: Shuichi Nihei; 秀一二瓶; Hiroshi Sugawara; 洋菅原; Seiichi Ota; 誠一太田
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1989-10-26
Filing date: 1989-10-26
Publication date: 1991-06-14
Anticipated expiration: 2012-10-15
Also published as: JP2663180B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は増粘された液体組成物の経時による粘度低下を
防止するのに有用な粘度低下防止剤及び該防止剤を含有
する水性液体組成物、例えば液体漂白剤ｍｌ成物、液体
洗浄剤組成物などに関するものである。

〔従来の技術〕

使用性を高めるために水性組成物の粘度を高めることが
行なわれている。例えば、米国特許第３、６８４．７２
２号公報には、炭素数８〜１８の飽和脂肪酸塩にアミン
オキシド及び／又はベタインを併用することによって、
アルカリ金属次亜塩素酸塩を含む液体漂白剤組成物を増
粘させる方法が開示されているが、この増粘組成物を放
置しておくと経時により粘度が低下するという閉頭があ
る。そこで、この問題を解決するために合成アニオン界
面活性剤を併用することが提案されている（特開昭６０
−９２３９８号公報）。しかじなかぁ、合成アニオン界
面活性剤では添加時に系の粘度が低下し、また経時によ
る粘度低下を防止する効果が十分でないという欠点があ
る。

一方、特開昭６０−１７３０９８号公報にはアミンオキ
シド、サリチル酸と電解質とを併用することによって、
液体漂白剤を増粘させる方法が開示されているが、サリ
チル酸の作用により漂白成分の次亜塩素酸塩の分解が促
進され、また経時により粘度が低下するという問題があ
る。

〔発明が解決しようとする課題］従って、本発明は、増粘した水性組成物の経時による粘
度低下を有効に防止できる粘度低下防止剤を提供するこ
とを目的とする。また、本発明は該粘度低下剤を含有し
た増粘水性液体組成物を提供することを目的とする。

：課題を解決するための手段〕上記課題は、フェノールに特定モル範囲のアルキレンオ
キシドを付加した化合物がすぐれた粘度低下効果を有す
るとの知見に基づいて達成された。

すなわち、本発明は、一般式（Ｉ）：（式中、Ｒ１及びＲ２は水素又はメチル基であり、ｎと
ｍはそれぞれ０〜１０の整数である。但し、ｍとｎが同
時に０になることはない。）で表わされるフェノキシア
ルコールを含有することを特徴とする粘度低下防止剤を
提供する。

本発明において一般式（１）の化合物としては、（ｉ）
Ｒ’が水素でｎが０、ｍが１以上の化合物、＜１ｉ）Ｒ
’がメチルでｎがＱ、ｍが１以上の化合物、（ｉｉｉ）
Ｒ’　が水素、Ｒ２がメチルでｍとｎがそれぞれ１以上
の化合物及び（ｉｖ）Ｒ’　がメチル、Ｒ２が水素でｍ
とｎがそれぞれ１以上の化合物があげられる。これらの
うち、特に水１容性の高い又、ｎ＋ｍの合計は、１〜５
が好ましく、より好ましくは１〜２である。上記一般式
（Ｉ）で表わされるフェノキシアルコールとして具体的
には、フェノキンエタノール、フェノキシプロパノール
、ジエチレングリコールフェニルエーテル、トリエチレ
ングリコールフェニルエーテル、ジプロピレングリコー
ルフェニルエーテル、Ｐｈ　（ＥＯ）　（ＰＯ）　Ｈ（
ここでＰｈはフェノキシ、Ｒ０はＣ）ｌ、ＣＨ，０、Ｐ
ＯはＣ３Ｈ６０を示す。以下同じ）　、Ｐｈ（ＥＯ）４
（ＰＯ）Ｉｔ。

Ｐｌ′１（ＰＯ）　（ＥＯ）　２ＨＳＰｈ　（ＰＯ）　
２　（ＥＱ）　、Ｈなどがあげられルッ上記一般式（１
）で表わされるフェノキシアルコールは、増粘した任意
の液体組成物に加えて経時による粘度低下を防止するこ
とができる。このような液体組成物としては約ｔｏｃｐ
以上（２５℃）、好ましくは２５〜１．０００　ｃｐ、
特に好ましくは２０〜５００ｃｐの液体漂白剤組成物や
液体洗浄剤組成物などが例示される。このような液体組
成物には、例えば界面活性剤、電解質成分、増粘剤、漂
白成分、ハイドロ）ｏ−ブ剤、着色剤、各初等漂白剤や
洗浄剤に添加される成分があげられる。

界面活性剤として具体的には、α−オレフィンスルホネ
ート、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホ
ネート、アルキルジフェニルエーテルジスルホネート、
ポリオキンエチレンアルキルフェニルエーテルサルフェ
ート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルサ
ルフェート・スルホネート　（ＮＥＳ−Ｄ）　、アルキ
ルエーテルサルフェート、ポリオキンエチレンアルキル
エーテルサルフェート、脂肪酸又はこれらのアルカリ金
属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩等のアニ
オン界面活性剤；ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ン
ルビタンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンソル
ビタンアルキルエステル等のノニオン界面活性剤；脂肪
族アミン塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、塩化
ベンザルコニウム等のカチオン界面活性剤；カルボン酸
型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型
等の両性界面活性剤；及び等のアミンオキシドである双性界面活性剤が例示される
。これらの界面活性剤は、０．１〜７重量％（以下％と
略称する）、好ましくは０．１〜３％含有させることが
できる。

１角ｑ質成分として具体的には、アルカリ金属水酸化物
、アルカリ余興炭酸塩、アルカリ金属塩酸塩、アルカリ
金、寓硫酸塩等の無機化合物、又はモノエタノール、ジ
ェタノール、トリエタノール等の有機アルカリ又はエチ
レンジアミン四酢酸、多価カルボン酸等のキレート剤等
が例示される。これろの電解質は０．１〜ｌＯ％、好ま
しくは０６１〜５％含有させることができる。

増粘剤として具体的には上記界面活性剤を組み合せて用
いてもよいが、カラギーナン、グアーガム、キサンタン
ガム、アルギン酸などの天然高分子化合物、ＣＭ　Ｃ１
架橋型ポリアクリル酸、ＰＶＡなどの合成高分子化合物
やモンモリロナイトなどの水和性粘度鉱物等が例示され
る。これらの増粘剤は水性組成物の粘度を上記範囲とす
るに足る量で配合される。具体的には０，０１〜５％、
好ましくは０．１〜２％含有させるのがよい。

漂白成分としては、次亜塩素酸塩、過酸化水素、過酸化
水素付加物等が例示される。液体漂白剤組成物を調製す
る場合には、０．５〜１０％、好ましくは１〜６％含有
させるのがよい。

ハイドロトロープとしては、エタノール、プロパツール
、インプロパツール、グリセリン、ジエチレングリコー
ルなどのアルコール及び低級アルキルベンゼンスルホン
酸、低級アルキルベンゼンカルボン酸、又はこれらの塩
等があげられる。これらは、所望により０．１〜１０％
含有させる二とができるっ着色剤としては、例えば、特公昭５５−２０５１９号公
報に記載の銅フタロシアニン系顔料があげられるが、通
常、洗浄剤や漂白剤に用いられる顔料や色素等を用いて
も良く、また漂白剤成分に安定な香料等を用いてもよい
。

以上増粘液体組成物を構成する成分を例示したが、ここ
に例示された以外のものによって増粘組成物を調製して
もよい。

上記増粘液体組成物に、一般式（Ｉ）のフェノキシアル
コールを任意の量で含有させることができるが、０．０
１〜５％、好ましくは０．０２〜０，５％含有させるの
がよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、増粘された組成物に於いて、長期保存
又は高温時の保存での粘度の低下を著しく抑制可能とな
り、本来増粘された組成物の長所である洗浄又は漂白さ
れる表面への付着能が長期間維持可能になる。

また、次亜塩素酸塩を含有する増粘された液体漂白剤に
一般式（Ｉ）のフェノキシアルコールを配合すると、次
亜塩素酸塩の分解を低く抑えることができるという利点
が得ちれる。

次に本発明を実施例により説明する。

実施例における粘度の測定及び有効塩素（又：ま有効酸
Ｓ）の分解率は、次の方法により求めた。

〔実施例コ粘度の測定（株）東京計器製ＢＬ型粘度計にてロークーの回転数６
０で測定した。又、保存前、保存後ともにサンプルは２
５℃で測定した。

有効塩素（有効酸素）の分解率次の式から算出した。

配合直後の有効塩素（有効酸素）実施例１次亜塩素酸ソーダ（有効塩素）ａＯＨヤシアルキルジメチルアミンオキシドヤシ脂肪酸ナトリウム粘度低下防止剤顔　料２％２％０．７％０．４％表−ＩＯ９０１％香料純　　　水０．１％バランス組成の液体漂白剤組成物を調製して、粘度の安定性を調
べた。結果と組成をまとめて表−１に示す。尚、上記ヤ
シアルキルジメチルアミンオキシドは、ライオンアクゾ
（株）、商品名アロモンクスＤ　Ｍ　Ｃ−’ｖＶ　、顔
料は銅フタロシアニン系彦頁料であり、表−１中のナト
リウムポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサル
フェートは三洋化成工業（株）、商品名ノニボール５−
４０、ＮＦＳ−りはポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルサルフェート・スルホネートＮａ塩、フェノキ
シエタノールは三洋化成工業（株）、商品名ニューボー
ルＥＦＰである。

実施例２過酸化水素（有効酸素）　　　　３％１−ヒドロキシエタン−１，１ジホスホン酸０．　１　
　％酒石酸　　　　　２．５％界面活性剤　　　　　　　　　　表−２粘度低下防止剤
　　　　　　　　　〃純　　　水　　　　　　　　　　　　バランス（水酸化
ナトリウムでｐＨを４に調整）上記組成の液体漂白剤組
成物を調整して粘度の安定性を調べた。結果を表−２に
示す。

尚、表中の界面活性剤としては以下のものを使用した。

アルキルフェノールポリオキシエチレンエーテルサルフ
ェート；工注化成工業（株）、商品名ノニポール５−４
０

Claims

【特許請求の範囲】１、一般式（ I ）： ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・（ I ）（式中、Ｒ＾１及びＲ＾２は水素又はメチル基であり、
ｎとｍはそれぞれ０〜１０の整数である。但し、ｍとｎが同時に０になることはない。）で表わさ
れるフェノキシアルコールを含有することを特徴とする
粘度低下防止剤。２、請求項１記載の一般式（ I ）で表わされるフェノ
キシアルコールを含有する、約１０ｃｐ以上に増粘され
た液体漂白剤組成物又は液体洗浄剤組成物。