JPH08156744A - エンジン始動装置 - Google Patents
エンジン始動装置Info
- Publication number
- JPH08156744A JPH08156744A JP30384794A JP30384794A JPH08156744A JP H08156744 A JPH08156744 A JP H08156744A JP 30384794 A JP30384794 A JP 30384794A JP 30384794 A JP30384794 A JP 30384794A JP H08156744 A JPH08156744 A JP H08156744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- signal
- starter
- microcomputer
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン始動が円滑でなく、複数回エンジン
始動信号を供給する場合には、そのエンジン始動信号の
供給直前に、エンジンの駆動を停止するための信号をマ
イクロコンピュータから供給して、スタータモータとエ
ンジンとのギアの噛合を円滑に行なわせギアの破損を防
止することを目的とする。 【構成】 遠隔操作によって供給されるエンジン始動信
号を受信する受信器と、該受信器からの出力に基づい
て、オルターネータのＬ端子電圧が所定電圧になるま
で、エンジンを駆動するためのスタータ制御信号を所定
回数スタータモータ駆動回路に出力する制御手段とを備
えたエンジン始動装置において、前記制御手段は、スタ
ータモータ駆動回路にスタータ制御信号を繰り返し供給
するときは、その直前にエンジン駆動停止信号を出力す
る。
始動信号を供給する場合には、そのエンジン始動信号の
供給直前に、エンジンの駆動を停止するための信号をマ
イクロコンピュータから供給して、スタータモータとエ
ンジンとのギアの噛合を円滑に行なわせギアの破損を防
止することを目的とする。 【構成】 遠隔操作によって供給されるエンジン始動信
号を受信する受信器と、該受信器からの出力に基づい
て、オルターネータのＬ端子電圧が所定電圧になるま
で、エンジンを駆動するためのスタータ制御信号を所定
回数スタータモータ駆動回路に出力する制御手段とを備
えたエンジン始動装置において、前記制御手段は、スタ
ータモータ駆動回路にスタータ制御信号を繰り返し供給
するときは、その直前にエンジン駆動停止信号を出力す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンを遠隔操作
によって始動させるために用いられるエンジン始動装置
に関するものである。
によって始動させるために用いられるエンジン始動装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の無線によるエンジン始動装置の概
要を図２に基づいて説明する。即ち、同図において、Ｅ
Ｃはエンジン始動装置であり、１は受信用アンテナ、２
は受信器であるチューナ、３は入力制御回路、４はマイ
クロコンピュータ（制御手段）、５はエンジンスタータ
電源制御リレー、６はイグニッション電源制御リレー、
７はアクセサリ電源制御リレー、８はキースイッチであ
りイグニッションキーが差し込まれていないときにオフ
状態になるスイッチである。
要を図２に基づいて説明する。即ち、同図において、Ｅ
Ｃはエンジン始動装置であり、１は受信用アンテナ、２
は受信器であるチューナ、３は入力制御回路、４はマイ
クロコンピュータ（制御手段）、５はエンジンスタータ
電源制御リレー、６はイグニッション電源制御リレー、
７はアクセサリ電源制御リレー、８はキースイッチであ
りイグニッションキーが差し込まれていないときにオフ
状態になるスイッチである。
【０００３】９はパーキングブレーキスイッチであり、
車両のサイドブレーキが引かれているときにオフとなる
スイッチである。１０はギアがパーキング位置にあると
きに閉成されるギア位置検出スイッチである。１１は車
載バッテリ電源ライン、１２はイグニッションスイッチ
である。１３は押圧スイッチを有し、該スイッチをオン
するとエンジン始動信号をアンテナ１４からＩＤコー
ド、ファンクションコードを発信する送信機である。
車両のサイドブレーキが引かれているときにオフとなる
スイッチである。１０はギアがパーキング位置にあると
きに閉成されるギア位置検出スイッチである。１１は車
載バッテリ電源ライン、１２はイグニッションスイッチ
である。１３は押圧スイッチを有し、該スイッチをオン
するとエンジン始動信号をアンテナ１４からＩＤコー
ド、ファンクションコードを発信する送信機である。
【０００４】即ち、送信機１３から送られてくるエンジ
ン始動信号は受信用アンテナ１で受信され、次いで受信
されたエンジン始動信号はチューナ２により受信され、
検波される。そして、受信したエンジン始動信号からＩ
Ｄコードやファンクションコードが復調されて、マイク
ロコンピュータ４に入力される。
ン始動信号は受信用アンテナ１で受信され、次いで受信
されたエンジン始動信号はチューナ２により受信され、
検波される。そして、受信したエンジン始動信号からＩ
Ｄコードやファンクションコードが復調されて、マイク
ロコンピュータ４に入力される。
【０００５】マイクロコンピュータ４は、入力された前
記ファンクションコードに応じてパーキングブレーキス
イッチ９がオン、ギア位置検出スイッチ１０がオン、キ
ースイッチ８がオフであることが満足されることを条件
にエンジンを始動するためのコイル駆動信号を、それぞ
れのリレー１７、１６、１５に、それらの順に従ってシ
ーケンシャルに供給する。その結果、各リレー１５、１
６、１７の各接点が作動して、オン状態になる。
記ファンクションコードに応じてパーキングブレーキス
イッチ９がオン、ギア位置検出スイッチ１０がオン、キ
ースイッチ８がオフであることが満足されることを条件
にエンジンを始動するためのコイル駆動信号を、それぞ
れのリレー１７、１６、１５に、それらの順に従ってシ
ーケンシャルに供給する。その結果、各リレー１５、１
６、１７の各接点が作動して、オン状態になる。
【０００６】また、マイクロコンピュータ４は、パーキ
ングブレーキスイッチ９、ギア位置検出スイッチ１０、
キースイッチ８において前記条件が一つでも満足されて
いないときには、エンジンを始動するためのコイル駆動
信号の出力を停止して、エンジンは始動されない。ま
た、暖気等の目的でエンジンが駆動中であるとき、前記
条件のいずれか１つでも満足されなくなるとエンジン
は、自動的に停止させる。これは、保安基準第１１条の
２によりリモートコントロールによりエンジンを始動
し、車両を移動することを禁止しているためである。
ングブレーキスイッチ９、ギア位置検出スイッチ１０、
キースイッチ８において前記条件が一つでも満足されて
いないときには、エンジンを始動するためのコイル駆動
信号の出力を停止して、エンジンは始動されない。ま
た、暖気等の目的でエンジンが駆動中であるとき、前記
条件のいずれか１つでも満足されなくなるとエンジン
は、自動的に停止させる。これは、保安基準第１１条の
２によりリモートコントロールによりエンジンを始動
し、車両を移動することを禁止しているためである。
【０００７】即ち、前記構成のものは図３に示す如く作
動する。マイクロコンピュータ４が給電され続けている
間、マイクロコンピュータ４はステップＳＴ１００から
ステップＳＴ１０１に進んだ状態で、エンジン始動信号
が供給されるのを待つ。エンジン始動信号がマイクロコ
ンピュータ４に供給されると、ステップＳＴ１０２に進
み、キースイッチ８からの信号を入力してイグニッショ
ンキーが差し込まれていると判断するとステップＳＴ１
０７に進み、エンジンを始動禁止させる。
動する。マイクロコンピュータ４が給電され続けている
間、マイクロコンピュータ４はステップＳＴ１００から
ステップＳＴ１０１に進んだ状態で、エンジン始動信号
が供給されるのを待つ。エンジン始動信号がマイクロコ
ンピュータ４に供給されると、ステップＳＴ１０２に進
み、キースイッチ８からの信号を入力してイグニッショ
ンキーが差し込まれていると判断するとステップＳＴ１
０７に進み、エンジンを始動禁止させる。
【０００８】イグニッションキーが差し込まれていない
と判断した場合にはステップＳＴ１０３に進み、さらに
パーキングブレーキが引かれているか否かをパーキング
ブレーキスイッチ９からの信号を入力して判断して、パ
ーキングブレーキが引かれていないと判断するとステッ
プＳＴ１０７でエンジン始動を禁止させる。
と判断した場合にはステップＳＴ１０３に進み、さらに
パーキングブレーキが引かれているか否かをパーキング
ブレーキスイッチ９からの信号を入力して判断して、パ
ーキングブレーキが引かれていないと判断するとステッ
プＳＴ１０７でエンジン始動を禁止させる。
【０００９】また、ステップＳＴ１０２でパーキングブ
レーキが引かれているか否かがパーキングブレーキスイ
ッチ９からの信号によって判断され、かつギア位置がパ
ーキングポジションか否かがギア位置検出スイッチ１０
からの信号によって判断され、パーキングブレーキが引
かれていないと判断されるか、パーキングポジションに
ないと判断するとステップＳＴ１０７に進み、エンジン
始動を禁止させる。またパーキングポジションにあり、
かつパーキングブレーキが引かれていると判断するとス
テップＳＴ１０３に進み、アクセサリリレー７、イグニ
ッションリレー６、スタータリレー５をその順に順次駆
動させて図示されないスタータを駆動するための信号を
出力する。その後ステップＳＴ１０４に進み、所定時間
内でオルターネータのＬ端子の電圧がハイレベルに変わ
るか否かを判断し、ローレベルと判断すると、ステップ
ＳＴ１０５に進み、スタータへの駆動電流の供給が３回
以上か否かが判断され、３回以上のときにはステップＳ
Ｔ１０７に進み、また３回に満たない場合には、ステッ
プＳＴ１０３に戻る。また、ステップＳＴ１０４でオル
ターネータのＬ端子がハイレベルと判断すると、ステッ
プＳＴ１０６に進む。ステップＳＴ１０６ではエンジン
が始動されてから所定時間が経過すると、エンジンの暖
気が終了したとしてエンジンを停止し、その後ステップ
ＳＴ１０７に進み、一連の動作を終了させる。
レーキが引かれているか否かがパーキングブレーキスイ
ッチ９からの信号によって判断され、かつギア位置がパ
ーキングポジションか否かがギア位置検出スイッチ１０
からの信号によって判断され、パーキングブレーキが引
かれていないと判断されるか、パーキングポジションに
ないと判断するとステップＳＴ１０７に進み、エンジン
始動を禁止させる。またパーキングポジションにあり、
かつパーキングブレーキが引かれていると判断するとス
テップＳＴ１０３に進み、アクセサリリレー７、イグニ
ッションリレー６、スタータリレー５をその順に順次駆
動させて図示されないスタータを駆動するための信号を
出力する。その後ステップＳＴ１０４に進み、所定時間
内でオルターネータのＬ端子の電圧がハイレベルに変わ
るか否かを判断し、ローレベルと判断すると、ステップ
ＳＴ１０５に進み、スタータへの駆動電流の供給が３回
以上か否かが判断され、３回以上のときにはステップＳ
Ｔ１０７に進み、また３回に満たない場合には、ステッ
プＳＴ１０３に戻る。また、ステップＳＴ１０４でオル
ターネータのＬ端子がハイレベルと判断すると、ステッ
プＳＴ１０６に進む。ステップＳＴ１０６ではエンジン
が始動されてから所定時間が経過すると、エンジンの暖
気が終了したとしてエンジンを停止し、その後ステップ
ＳＴ１０７に進み、一連の動作を終了させる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置にあって、ファンベルトの切断、オルターネー
タの断線等が発生した場合には、例え１回のエンジン始
動信号の供給でエンジンが始動されたとしても、オルタ
ーネータのＬ端子電圧がいつまで経っても上昇しないの
で、マイクロコンピュータはエンジンが始動されないも
のと判断して設定された回数だけエンジン始動信号を供
給することになる。その結果、スタータモータの回転軸
のギアが回転駆動されているエンジン側のギアに噛合さ
れるので、ギアの歯を破損させたりしてしまう恐れがあ
った。
うな装置にあって、ファンベルトの切断、オルターネー
タの断線等が発生した場合には、例え１回のエンジン始
動信号の供給でエンジンが始動されたとしても、オルタ
ーネータのＬ端子電圧がいつまで経っても上昇しないの
で、マイクロコンピュータはエンジンが始動されないも
のと判断して設定された回数だけエンジン始動信号を供
給することになる。その結果、スタータモータの回転軸
のギアが回転駆動されているエンジン側のギアに噛合さ
れるので、ギアの歯を破損させたりしてしまう恐れがあ
った。
【００１１】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、エンジン始動が円滑でなく、複数回
エンジン始動信号を供給する場合には、そのエンジン始
動信号の供給直前に、エンジン回転を停止するための信
号をマイクロコンピュータから供給して、スタータモー
タとエンジンとのギアの噛合を円滑に行なわせギアの破
損を防止することを目的とする。
てなされたもので、エンジン始動が円滑でなく、複数回
エンジン始動信号を供給する場合には、そのエンジン始
動信号の供給直前に、エンジン回転を停止するための信
号をマイクロコンピュータから供給して、スタータモー
タとエンジンとのギアの噛合を円滑に行なわせギアの破
損を防止することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエンジン
始動装置は、遠隔操作によって供給されるエンジン始動
信号を受信する受信器と、該受信器からの出力に基づい
て、オルターネータのＬ端子電圧が所定電圧になるま
で、エンジンを駆動するためのスタータ制御信号を所定
回数スタータモータ駆動回路に出力する制御手段とを備
えたエンジン始動装置において、前記制御手段は、スタ
ータモータ駆動回路にスタータ制御信号を繰り返し供給
するときは、その直前にエンジン駆動停止信号を出力す
る。
始動装置は、遠隔操作によって供給されるエンジン始動
信号を受信する受信器と、該受信器からの出力に基づい
て、オルターネータのＬ端子電圧が所定電圧になるま
で、エンジンを駆動するためのスタータ制御信号を所定
回数スタータモータ駆動回路に出力する制御手段とを備
えたエンジン始動装置において、前記制御手段は、スタ
ータモータ駆動回路にスタータ制御信号を繰り返し供給
するときは、その直前にエンジン駆動停止信号を出力す
る。
【００１３】
【作用】この発明によれば、１度目のエンジン始動信号
の供給でエンジンが駆動されず、再度エンジン始動信号
を供給する場合には、エンジンを１度停止させる操作を
マイクロコンピュータがするので、スターターのギアと
エンジン側のギアとが静止した状態で噛合され、お互い
のギアに無理な力が作用せず、また円滑に噛合される。
の供給でエンジンが駆動されず、再度エンジン始動信号
を供給する場合には、エンジンを１度停止させる操作を
マイクロコンピュータがするので、スターターのギアと
エンジン側のギアとが静止した状態で噛合され、お互い
のギアに無理な力が作用せず、また円滑に噛合される。
【００１４】
【実施例】次に、この発明による実施例を説明するが、
構成は図２に示す従来の構成と、マイクロコンピュータ
４の一部機能を除けば、他の部分は同一であるので、そ
の同一部分の構成の説明は省略する。
構成は図２に示す従来の構成と、マイクロコンピュータ
４の一部機能を除けば、他の部分は同一であるので、そ
の同一部分の構成の説明は省略する。
【００１５】以下に、異なる部分、即ちマイクロコンピ
ュータ４のプログラムの中のステップＳＴ１０８につい
て説明する。すなわち、ステップＳＴ１０８は、ステッ
プＳＴ１０４においてオルターネータのＬ端子電圧が所
定の電圧に達していないと判断された場合には、このス
テップＳＴ１０８においてスタータリレー７をオフせし
め、エンジンの駆動を所定時間停止させるための操作を
マイクロコンピュータ４によって行い、ステップＳＴ１
０５に進む。
ュータ４のプログラムの中のステップＳＴ１０８につい
て説明する。すなわち、ステップＳＴ１０８は、ステッ
プＳＴ１０４においてオルターネータのＬ端子電圧が所
定の電圧に達していないと判断された場合には、このス
テップＳＴ１０８においてスタータリレー７をオフせし
め、エンジンの駆動を所定時間停止させるための操作を
マイクロコンピュータ４によって行い、ステップＳＴ１
０５に進む。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
スタータモータが再始動されるときには、エンジンの駆
動が停止されるので、次回始動操作されても、ギアの噛
合が無理なく、円滑に行われるのでギアを破損すること
がないという効果が発揮される。
スタータモータが再始動されるときには、エンジンの駆
動が停止されるので、次回始動操作されても、ギアの噛
合が無理なく、円滑に行われるのでギアを破損すること
がないという効果が発揮される。
【図１】本発明によるエンジン始動装置の実施例におけ
るマイクロコンピュータのフローチャートである。
るマイクロコンピュータのフローチャートである。
【図２】従来例と本発明によるエンジン始動装置の構成
説明図である。
説明図である。
【図３】図２に示した従来の装置構成の作用を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
４ マイクロコンピュータ（制御手段） ５，６，７ 制御リレー（制御手段）
Claims (1)
- 【請求項１】 遠隔操作によって供給されるエンジン始
動信号を受信する受信器（１、２）と、該受信器からの
出力に基づいて、オルターネータのＬ端子電圧が所定電
圧になるまで、エンジンを駆動するためのスタータ制御
信号を所定回数スタータモータ駆動回路に出力する制御
手段（４、５、６、７）とを備えたエンジン始動装置に
おいて、前記制御手段（４）は、スタータモータ駆動回
路にスタータ制御信号を繰り返し供給するときは、その
直前にエンジン駆動停止信号を出力することを特徴とす
るエンジン始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30384794A JPH08156744A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | エンジン始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30384794A JPH08156744A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | エンジン始動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08156744A true JPH08156744A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17926026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30384794A Pending JPH08156744A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | エンジン始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08156744A (ja) |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP30384794A patent/JPH08156744A/ja active Pending
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