JPH08156016A - 同時加飾射出成形装置および同時加飾射出成形方法 - Google Patents

同時加飾射出成形装置および同時加飾射出成形方法

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JPH08156016A
JPH08156016A JP29873594A JP29873594A JPH08156016A JP H08156016 A JPH08156016 A JP H08156016A JP 29873594 A JP29873594 A JP 29873594A JP 29873594 A JP29873594 A JP 29873594A JP H08156016 A JPH08156016 A JP H08156016A
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伸敏 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後工程でのフィルムカット作業をなくし、併
せてカット状態を均一なものにする。 【構成】 加熱ユニット3のフレームに、エアシリンダ
16の作動により進退移動する支持プレート15を設
け、この支持プレート15に熱刃式のトリミング用カッ
ター14を取り付ける。型開き後に、成形品13がコア
ブロック2に付着している状態でその成形品13に対し
てトリミング用カッター14を前進させ、成形品13の
表面に貼り合わされた加飾フィルム12の余剰部分12
aを成形品13の輪郭形状に合わせてカットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形用のキャビテ
ィブロックの成形面に予め加飾フィルムを密着させてお
くことによって、成形品の射出成形と同時にその加飾フ
ィルムを成形品表面に貼り合わせてラミネート処理する
ようにした同時加飾射出成形装置および同時加飾射出成
形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の同時加飾射出成形方法において
は、図4に示すように、フィルムロール51から加飾フ
ィルム52を送り出してヒータユニット53の表面に吸
着支持させた上で所定の大きさにカットする一方(同図
(A))、この加飾フィルム52を加熱しながらヒータ
ユニット53ごとキャビティブロック54とコアブロッ
ク55との対向間隙内まで下降させて、キャビティブロ
ック54側に設けられた図示外の吸引孔からの負圧吸引
作用によりその加飾フィルム52をキャビティブロック
54の成形面に密着させる(同図(B),(C))。そ
して、前記ヒータユニット53がキャビティブロック5
4とコアブロック55との対向間隙内から退避するのを
待って、それらキャビティブロック54とコアブロック
55とを型締めして常法により射出成形を行う(同図
(D))。これにより樹脂成形品56の表面に成形と同
時に加飾フィルム52が貼り合わされ、例えば加飾フィ
ルム52に予め印刷されている木目等の図柄によって成
形品56の表面が加飾されることになり、加飾された成
形品56は型開きと同時に取り出される(同図
(E))。なお、前記加飾フィルム52は、図5に示す
ようにベースフィルム57の上に図柄印刷層58が形成
されていて、ベースフィルム57側を接着面として成形
品56の表面に貼り合わされる(例えば、「プラスチッ
クエージ」,Aug.1992,P191〜196参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の成
形方法においては、加飾フィルム52を予め成形品56
の形状に合わせてカットした上でこれを成形品56の表
面に正確に貼り合わせることは困難であることから、カ
ットされる加飾フィルム52の大きさに予め余裕をもた
せておく一方で、成形後に成形品56の周縁部に生じた
加飾フィルム52の余剰部分を手作業によってカットせ
ざるを得ない。そのため、加飾フィルム52のトリミン
グ処理分だけ作業工数が増加し、コストアップを招く結
果となって好ましくない。
【0004】また、別の処理方法として例えば図6に示
すように、成形後に成形品56を所定の受け治具59に
セットした上で、エアシリンダ60を駆動源にもつトリ
ミングカッター61を用いて加飾フィルム52の余剰部
分62をスラクップとしてカットすることも可能ではあ
るが、成形品56そのものの寸法ばらつきや受け治具5
9に対する成形品56の位置決め誤差のために、成形品
56の端面に合わせて加飾フィルム52を正確にカット
することはきわめて難しく、成形品56の端面から加飾
フィルム52の端部がはみ出すなどその切り残しが発生
して、その加飾フィルム52のカット形状が不揃いもし
くは不均一になりやすい。その結果、成形品56の外観
品質の向上が望めないばかりでなく、例えば成形品56
が相手側部品と組み合わされるような場合には上記の加
飾フィルム52の切り残しを原因とした組付不良等のト
ラブルが発生するおそれがある。
【0005】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、成形品の表面に成形と同時に貼り合わされ
た加飾フィルムをその成形品の形状に合わせて正確にカ
ットできるようにした同時加飾射出成形装置および同時
加飾射出成形方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに接近離間可能に対向配置されたキャビティブ
ロックおよびコアブロックと、前記キャビティブロック
とコアブロックとのなす対向間隙内と該対向間隙内から
退避した位置との間で進退移動可能な加熱ユニットとを
備えてなり、予め所定の大きさにカットされた加飾フィ
ルムを前記加熱ユニットに吸着支持させた上で該加熱ユ
ニットを前記対向間隙内まで移動させるとともに、その
加飾フィルムを加熱ユニットで加熱しながら真空引き作
用によりキャビティブロックの成形面に密着させ、前記
対向間隙内からの加熱ユニットの退避後にキャビティブ
ロックとコアブロックとを型締めして射出成形を行うこ
とにより、前記加飾フィルムを成形品の表面に貼り合わ
せるようにした同時加飾射出成形装置において、前記加
熱ユニットに、型開きによってコアブロック側に残され
た成形品に対し前進動作して、該成形品に貼り合わされ
た加飾フィルムの周縁部を成形品形状に合わせてカット
するトリミング用カッターを設けたことを特徴としてい
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加えて、前記トリミング用カッターが熱刃にて
構成されていることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の構成に加えて、前記コアブロックの型合わせ
面には、成形品に貼り合わされた加飾フィルムの周縁部
を吸着支持する吸引孔が形成されていることを特徴とし
ている。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の構成に加えて、前記トリミング用カッ
ターは、コアブロック側に残された成形品に対して前進
後退動作する支持体に固定支持されていて、この支持体
およびコアブロックのうちいずれか一方にはトリミング
用カッターの作動方向と平行なガイドロッドが設けられ
ているとともに、他方には該ガイドロッドを案内するガ
イド孔が形成されていることを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
同時加飾成形装置により成形を行う方法であって、射出
成形後に成形品をコアブロック側に付帯させたままで型
開きを行う工程と、型開きされたキャビティブロックと
コアブロックとの対向間隙内に前記加熱ユニットを移動
させて、前記成形品と対向する位置にトリミング用カッ
ターを位置決めする工程と、前記トリミング用カッター
を前進させて、成形品に貼り合わされた加飾フィルムの
周縁部をカットする工程とを含んでいることを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によると、型締め時およ
び射出成形時には一旦退避していた加熱ユニットが、型
開き後にキャビティブロックとコアブロックとの対向間
隙内まで再び前進し、さらにその加熱ユニットに設けら
れているトリミング用カッターがコアブロック側に残さ
れている成形品に対して前進動作する。これにより、成
形品の表面に貼り合わされて一体化された加飾フィルム
のうちその周縁部の余剰部分が成形品形状に合わせて正
確にカットされる。
【0012】この時、成形品そのものはコアブロックか
ら離型することなくなおも成形時のままでコアブロック
に保持された状態にあるため、個々の成形品の寸法ばら
つきの影響を受けることなく、加飾フィルムを成形品の
端面に合わせた位置から正確にカットすることができ
る。
【0013】請求項2に記載の発明によると、トリミン
グ用カッターが熱刃にて構成されていることにより、そ
のトリミング用カッターを成形品に押し付けるだけで加
飾フィルムをカットすることができ、カット機構を簡素
化できることになる。
【0014】請求項3に記載の発明によると、加飾フィ
ルムの余剰部分がコアブロック側の吸引孔の負圧吸引力
でそのコアブロックに密着したままでカットされること
になり、したがって加飾フィルムのカットが確実に行わ
れるようになってカットミス等を未然に防止できるよう
になる。
【0015】請求項4に記載の発明によると、トリミン
グ用カッターが固定された支持体が、ガイドロッドとガ
イド孔とで案内されながらコアブロックに対してそのト
リミング用カッターの作動方向と同方向に前進動作する
ことから、トリミング用カッターと成形品との相対位置
精度が一段と向上することになる。
【0016】請求項5に記載の発明によると、請求項1
に記載の発明と同様に、成形品がコアブロックから離型
することなく成形時のままでなおもコアブロックに付帯
したままの状態で、トリミング用カッターによって加飾
フィルムの余剰部分がカットされることから、成形品形
状に合わせて加飾フィルムを正確にカットすることがで
きる。
【0017】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す同時加飾
射出成形装置の構成説明図であって、この射出成形装置
は大別して固定型としてのキャビティブロック1と、こ
のキャビティブロック1と対向配置された可動型として
のコアブロック2、および加熱ユニット3等から構成さ
れている。
【0018】前記キャビティブロック1にはキャビティ
の一部となる成形面1aに開口する吸引孔4が形成され
ていて、この吸引孔4の一端は図示外の真空ポンプに接
続される。他方、前記キャビティブロック2にはエジェ
クタピン5を備えたエジェクタプレート6が設けられて
いるほか、型合わせ面2bに開口する複数の吸引孔7が
形成されていて、この吸引孔7の一端もまた図示外の真
空ポンプに接続される。そして、このコアブロック2側
の吸引孔7は、図1に示すように成形と同時に成形品1
3の表面に貼り合わされた加飾フィルム12の周縁部を
吸着支持するものであるためにキャビティの一部となる
コアブロック2側の成形面2aに可及的に近い位置に設
定されている。
【0019】また、前記加熱ユニット3は、フレーム8
に支持されたヒータエレメント9を中心として構成され
ているとともに、駆動装置10のスライド部材11に固
定支持されていて、この駆動装置10の作動により、キ
ャビティブロック1とコアブロック2との対向間隙内に
位置している前進位置P1と、前記キャビティブロック
1とコアブロック2との対向間隙内から退避する退避位
置との間で進退移動可能となっている。
【0020】前記加熱ユニット3のフレーム8には図3
に示す加飾フィルム12を吸着支持するための吸引孔1
3が形成されているとともに、そのフレーム8の背面側
には図1に示すように成形品13の輪郭形状に応じた切
刃14aをもつ熱刃式のトリミング用カッター14が設
けられている。このトリミング用カッター14は支持体
としての支持プレート15に固定支持されているととも
に、支持プレート15はフレーム8に固定されたエアシ
リンダ16のピストンロッド16aに連結されている。
また、前記支持プレート15には複数のガイドロッド1
7が突設されている一方、コアブロック2の型合わせ面
2bにはそのガイドロッド17に対応するガイド孔18
が形成されている。
【0021】したがって、エアシリンダ16を伸縮動作
させることによってガイドロッド17とガイド孔18と
で案内されながらトリミング用カッター14が支持プレ
ート15ごとコアブロック2に対して前進または後退動
作することになる。
【0022】以上のように構成された射出成形装置にお
いては、キャビティブロック1とコアブロック2とが型
開き状態にあって、かつ加熱ユニット3が退避位置にあ
る状態で、従来と同様にフィルムロールから送り出した
加飾フィルム12を図3に示すように吸引孔13の負圧
吸引作用により加熱ユニット3のヒータエレメント9の
表面に吸着支持させた上で所定の大きさにカットする。
【0023】そして、図3に示すように加熱ユニット3
をキャビティブロック1とコアブロック2との対向間隙
内である前進位置P1まで下降させた後、加飾フィルム
12を加熱しながらその加熱ユニット3全体を所定量だ
けキャビティブロック1側に近付ける。これにより、加
熱ユニット3側に吸着支持されていた加飾フィルム12
がキャビティブロック1側の吸引孔4の負圧吸引作用の
ためにキャビティブロック1の成形面1aに吸着支持さ
れて密着し、その成形面1aの形状に倣って真空成形さ
れる。
【0024】上記のように加飾フィルム12が真空成形
されると、加熱ユニット3が退避位置まで一旦後退する
とともに、キャビティブロック1とコアブロック2とが
型締めされて常法により射出成形が行われる。すなわ
ち、予め加飾フィルム12が密着しているキャビティブ
ロック1側の成形面1aとコアブロック2側の成形面2
aとで形成されるキャビティ内にスプルー部19から所
定の樹脂材料が射出されることで、所定形状の成形品1
3が成形され、同時に図1に示すようにその成形品13
の表面に加飾フィルム12が貼り合わされて加飾が施さ
れる。
【0025】射出成形が完了すると、キャビティブロッ
ク1とコアブロック2とが型開きされる一方、図1,2
に示すように再び加熱ユニット3が前進位置P1まで下
降する。この型開き時にはコアブロック2側のエジェク
タプレート6は何ら作動せず、成形品13はコアブロッ
ク2に付帯したままとなり、同時に成形品2と一体化さ
れた加飾フィルム12の周縁部12aは吸引孔7の負圧
吸引作用によりコアブロック2の型合わせ面2bに吸着
支持されている。
【0026】こののち、エアシリンダ16の作動により
トリミング用カッター14がコアブロック2に対して前
進することにより、成形品13の周縁部に付帯している
加飾フィルム12の余剰部分12aが熱刃式のトリミン
グ用カッター14の溶断作用によって成形品13の端面
から切断される。この場合、トリミング用カッター14
と成形品13との相対位置精度はガイドロッド17とガ
イド孔18とによる案内効果によって保証されており、
しかも成形品13は成形時のままでコアブロック2に密
着した状態にあるために、成形品13の寸法ばらつきの
影響を受けずに成形品13の端面から正確に加飾フィル
ム12の余剰部分12aをカットすることができる。
【0027】また、加飾フィルム12の余剰部分12a
は、トリミング用カッター14によって切断されるまで
は吸引孔7の負圧吸引作用によってコアブロック2の型
合わせ面2bに吸着支持されていて、切断後にその吸引
孔7による負圧吸引力が解除されるために、カット位置
精度が一段と向上するとともにより確実にカットするこ
とができる。
【0028】そして、上記のように加飾フィルム12の
余剰部分12aがカットされると、トリミング用カッタ
ー14がエアシリンダ16の収縮動作により後退すると
ともに、加熱ユニット3全体が駆動装置10の作動によ
り退避位置まで退避する一方、コアブロック2側のエジ
ェクタプレート6が図示外のエアシリンダ等の作動に基
づいて突き出し動作を行うことにより、成形品13がコ
アブロック2から取り出される。
【0029】ここで、前記実施例ではトリミング用カッ
ター14として熱刃式のものを採用しているが、これに
代えて例えば押し切り方式やせん断方式のカッターを採
用してもよい。また、支持プレート15側のガイドロッ
ド17とコアブロック2側のガイド孔18との相対位置
を逆にして、支持プレート15側にガイド孔を、コアブ
ロック2側にガイドロッドをそれぞれ設けるようにして
もよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、加熱ユ
ニットに設けられたトリミング用カッターを、コアブロ
ック側に残された成形品に対して前進動作させることに
より、成形品表面に貼り合わされた加飾フィルムの余剰
部分をカットするようにしているため、従来のように後
工程において加飾フィルムの余剰部分をカットする必要
がないために加工工数の削減とコストダウンを図ること
ができる。また、成形品がコアブロックに付帯したまま
の状態でカットを行うために、成形品の寸法精度のばら
つきの影響を受けることなく成形品の形状に合わせて正
確にカットすることができ、加飾フィルムの切り残しの
発生やカット状態のばらつきを未然に防止して成形品の
外観品質の向上が図れる。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、トリミン
グ用カッターとして熱刃式のものを採用したことによ
り、そのカッターを押し付けるだけで加飾フィルムをカ
ットすることができることから、そのカッター機構およ
び駆動装置の構造を簡素化できる利点がある。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、加飾フィ
ルムの余剰部分がコアブロック側の吸引孔の負圧吸引作
用によりコアブロックに密着したままの状態でカットさ
れることから、カット位置精度が向上するとともに、よ
り確実にカットできるようになって、カットミスの発生
を未然に防止できる利点がある。
【0033】請求項4に記載の発明によれば、トリミン
グ用カッターが支持体とともにガイドロッドとこれに対
応するガイド孔とにより案内されながらコアブロック側
の成形品に対して前進動作するため、トリミング用カッ
ターと成形品との相対位置精度、ひいては加飾フィルム
のカット位置精度が一段と向上する利点がある。
【0034】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様に、成形品がコアブロックから離型
することなく成形時のままでなおもコアブロックに付帯
したままの状態で、トリミング用カッターによって加飾
フィルムの余剰部分がカットされることから、成形品形
状に合わせて加飾フィルムを正確にカットすることがで
き、加飾フィルムの切り残しの発生やカット状態のばら
つきを未然に防止して成形品の外観品質の向上に大きく
貢献できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、図2の要部拡大
図。
【図2】本発明の一実施例を示す図で、型開き直後の射
出成形装置の断面説明図。
【図3】真空成形直前の射出成形装置の断面説明図。
【図4】従来の同時加飾射出成形方法の一例を示す工程
説明図。
【図5】図4の成形方法によって成形された成形品の断
面図。
【図6】従来の加飾フィルムのカット処理方法の一例を
示す要部断面説明図。
【符号の説明】
1…キャビティブロック 2…コアブロック 3…加熱ユニット 4,7…吸引孔 8…フレーム 9…ヒータエレメント 12…加飾フィルム 13…成形品 14…トリミング用カッター 15…支持プレート 16…エアシリンダ 17…ガイドロッド 18…ガイド孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接近離間可能に対向配置されたキ
    ャビティブロックおよびコアブロックと、前記キャビテ
    ィブロックとコアブロックとのなす対向間隙内と該対向
    間隙内から退避した位置との間で進退移動可能な加熱ユ
    ニットとを備えてなり、予め所定の大きさにカットされ
    た加飾フィルムを前記加熱ユニットに吸着支持させた上
    で該加熱ユニットを前記対向間隙内まで移動させるとと
    もに、その加飾フィルムを加熱ユニットで加熱しながら
    真空引き作用によりキャビティブロックの成形面に密着
    させ、前記対向間隙内からの加熱ユニットの退避後にキ
    ャビティブロックとコアブロックとを型締めして射出成
    形を行うことにより、前記加飾フィルムを成形品の表面
    に貼り合わせるようにした同時加飾射出成形装置におい
    て、 前記加熱ユニットに、型開きによってコアブロック側に
    残された成形品に対し前進動作して、該成形品に貼り合
    わされた加飾フィルムの周縁部を成形品形状に合わせて
    カットするトリミング用カッターを設けたことを特徴と
    する同時加飾射出成形装置。
  2. 【請求項2】 前記トリミング用カッターが熱刃にて構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の同時加飾
    射出成形装置。
  3. 【請求項3】 前記コアブロックの型合わせ面には、成
    形品に貼り合わされた加飾フィルムの周縁部を吸着支持
    する吸引孔が形成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の同時加飾射出成形装置。
  4. 【請求項4】 前記トリミング用カッターは、コアブロ
    ック側に残された成形品に対して前進後退動作する支持
    体に固定支持されていて、この支持体およびコアブロッ
    クのうちいずれか一方にはトリミング用カッターの作動
    方向と平行なガイドロッドが設けられているとともに、
    他方には該ガイドロッドを案内するガイド孔が形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の同時加飾射出成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の同時加飾成形装置により
    成形を行う方法であって、 射出成形後に成形品をコアブロック側に付帯させたまま
    で型開きを行う工程と、 型開きされたキャビティブロックとコアブロックとの対
    向間隙内に前記加熱ユニットを移動させて、前記成形品
    と対向する位置にトリミング用カッターを位置決めする
    工程と、 前記トリミング用カッターを前進させて、成形品に貼り
    合わされた加飾フィルムの周縁部をカットする工程、 とを含むことを特徴とする同時加飾射出成形方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196659A (ja) * 2005-11-08 2007-08-09 Fujitsu Component Ltd 熱可塑性樹脂筐体及びその製造方法
CN101850592A (zh) * 2009-04-02 2010-10-06 康准电子科技(昆山)有限公司 模内装饰成型方法及模制品
US7875339B2 (en) 2006-12-19 2011-01-25 Fujitsu Component Limited Thermoplastic resin casing and method for fabricating the same
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CN109016323A (zh) * 2018-08-15 2018-12-18 扬州华领天成汽车模具有限公司 一种汽车内饰件冲切成型模具

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