JPH08155354A - 時間差噴出装置 - Google Patents

時間差噴出装置

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Publication number
JPH08155354A
JPH08155354A JP32952894A JP32952894A JPH08155354A JP H08155354 A JPH08155354 A JP H08155354A JP 32952894 A JP32952894 A JP 32952894A JP 32952894 A JP32952894 A JP 32952894A JP H08155354 A JPH08155354 A JP H08155354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
valve
aerosol
valve seat
deodorant
Prior art date
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Pending
Application number
JP32952894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshida
斉 吉田
Shogo Fujita
正吾 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORIENTETSUKU KK
TOHO DENSHI KK
Original Assignee
ORIENTETSUKU KK
TOHO DENSHI KK
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Publication date
Application filed by ORIENTETSUKU KK, TOHO DENSHI KK filed Critical ORIENTETSUKU KK
Priority to JP32952894A priority Critical patent/JPH08155354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洋式便器の弁座に対する着座及び弁座からの
脱座の力を利用して、エアゾル缶からの消臭剤の噴射を
時間差をもって行える装置を得る。 【構成】 消臭剤を充填したエアゾル缶の噴射弁に第一
の筒を気密的に取り付けると共に、一端に噴射口を備え
た弾力性を有する第二の筒の他端を第一の筒に連通さ
せ、噴射口を洋式便器の内側に開口させ、使用者が弁座
に着座した時に、弁座に固定した押圧カムによりエアゾ
ル缶の噴射弁が開弁されると共に、それとほぼ同時に弁
座に固定した押圧突起により第二の筒を押圧閉塞すべく
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアゾル缶に充填され
た消臭剤等を、時間差をもって噴出させることができ
る、時間差噴出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、エアゾル缶に液化ガス等と共
に充填された消臭剤あるいは各種芳香剤等を、エアゾル
缶の噴出弁を押圧開弁して大気中に噴出させるに際し
て、噴出弁の押圧開弁から任意の時間を経過した後に噴
出することができる所謂時間差噴出装置なるものは存在
していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特に便所に
おける消臭剤もしくは芳香剤等の噴出散布に際して、エ
アゾル缶の噴出弁を押圧して、その押圧時に消臭剤等が
瞬間的に噴出散布される従来の形式では達成できない、
洋式便器の弁座への着座との連動によって、望ましい時
に必要量だけの消臭剤等の散布が行える装置を得ること
を目的とする。
【0004】一般に、洋式便器を使用した用便と消臭剤
の散布を関連づけて考える場合、例えば使用者が弁座に
座り続けている限り消臭剤等が散布され続けるのが望ま
しいが、そのためには大量の消臭剤が必要になるという
問題が発生する。
【0005】消臭装置における連続作動という形式は、
洗浄装置の付設された弁座等で電動機により吸引した便
器内の空気を活性炭等を利用した吸着装置へ送り込み、
それによって消臭を行う方式に見受けられるが、活性炭
による吸着消臭方式は連続運転が行われるものの消臭効
果は全く期待できない。
【0006】極めて高い速効性を有する消臭剤あるいは
芳香剤等を散布する場合には、これら液剤の充填された
エアゾル缶の噴出弁を押圧開弁して内容物を噴射するこ
とになるが、用便の前後あるいは用便中に噴出弁を手動
で押圧する操作は極めて面倒で、このようなエアゾル缶
が用意されていてもほとんどの場合使用されずに終わる
ことが多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような問題を解決
するために、本発明に於てはエアゾル缶に充填された消
臭剤を使用することを前提として、特に噴出弁の操作を
手動で行うことなく、機械的かつ自動的に一定量・一定
時間の消臭剤の噴射が行えるようにするため、新規の噴
出装置を開発した。
【0008】また、そのような噴出装置は、既存の消臭
剤が充填されたエアゾル缶に簡単に装着できるものでな
ければならず、特に手動による操作を必要としない物で
なければならないことも考慮した。
【0009】このような目的を達成するために、洋式便
器を使用する用便における一般的な動作を考えると、ほ
ぼ次のとおりである。 1 弁座への着座、 2 排便、 3 臀部の洗浄もしくは清掃、 4 弁座からの脱座、身じまい、 5 水洗レバーの操作。
【0010】前記の各動作において、エアゾル缶の噴出
弁の押圧開弁に直接利用できるものは、弁座への着座と
弁座からの脱座であり、本発明においてはこれらの動作
を有効に利用して噴出弁の操作を行わせる。しかしなが
ら、弁座への着座と弁座からの脱座の間は常に弁座が使
用者の体重によって押圧されており、これをそのまま噴
射弁の望ましい開閉に利用することはできない。
【0011】そこで、エアゾル缶の噴射弁に本発明によ
る時間差噴出装置を装着して、 弁座への着座 ー エアゾル缶噴射弁の開弁 ー少量の
消臭剤の噴射 弁座からの脱座ー エアゾル缶噴射弁の閉弁 ー大量の
消臭剤の噴射 の動作と作用を行わしめることにした。
【0012】本発明による時間差噴射装置は、噴射物の
一時貯留装置であり、この装置は洋式便器の弁座に加え
られる使用者の体重で制御される。その構造はエアゾル
缶の噴射弁に接続された第一の筒と、一端がこの第一の
筒に接続された第二の筒からなり、第二の筒の他端部は
洋式便器の内側に開口する噴出口を備えており、エアゾ
ル缶の噴射弁から噴射された消臭剤などは、第一の筒、
第二の筒、噴出口を経て便器内部に噴射される。
【0013】エアゾル缶の噴射弁を押圧開弁する手段
は、洋式便器の弁座に固定された押圧カムに求めること
にし、該押圧カムによって噴射弁を押圧開弁すると共
に、該押圧カムと一体に動作する押圧突起によって、本
発明装置の第二の筒を押圧せしめ、その押圧部分から先
へはエアゾル缶の内容物が前進しない様に閉塞させる。
【0014】このようにした本発明装置をエアゾル缶に
取り付け、それを洋式便器の本体に装着し、エアゾル缶
の噴射弁と第二の筒を弁座に設置した押圧カムに対面さ
せることによって、次のような動作が達成される。
【0015】装置を初めて使用する場合は、使用者が弁
座に着座すると同時に弁座の押圧カムがエアゾル缶の噴
射弁を開弁し、エアゾル缶の内容物である消臭剤などは
第一の筒内に放出されるが、ほぼ同時に第二の筒が押圧
突起によって閉塞されるので、内容物はこれらの筒の内
部に噴出せしめられ、筒内部の圧力とエアゾル缶内部の
圧力が等しくなったところで噴射弁が開放されたままエ
アゾル缶からの噴射が停止される。
【0016】次に、便器使用者が弁座から脱座すると、
押圧突起により押圧閉塞されていた第二の筒が開放さ
れ、筒内部の消臭剤等は第二の筒の先端の噴出口から便
器内部に放出されるが、ほぼ同時にエアゾル缶の噴出弁
を押圧開放していた押圧カムも噴出弁から離れるので、
噴出弁は即座に閉鎖しエアゾル缶内容物の筒への供給は
停止される。
【0017】この動作で重要な点は、筒内にあったエア
ゾル缶の内容物は蓄積されていた圧力によって筒外部へ
押し出され便器内へ噴射されるが、噴射が終了した時点
で筒の一部に常圧になった内容物が残留することであ
る。このような残留物を確実に得るために、筒の一部を
彎曲垂下させて、液溜りを備えた残留室を設置するとな
お一層の残留効果が得られる。
【0018】装置が使用される二回目以降は、前記の残
留物がエアゾル缶の噴射弁の開弁により瞬間的に便器の
内部に噴出された後に、第一回目と同様の動作が行わ
れ、それによって使用者が弁座に着座するとまず少量の
残留消臭剤が噴射され、便器使用後に弁座から脱座する
と大量の消臭剤が更に噴射されることになる。
【0019】エアゾル缶からの噴射は第一及び第二の筒
の内容積によって噴射量が定められることになるので、
各回の便器内部への噴射はあらかじめ定められた通り常
に定量的に行われ、無駄な噴射が行われる恐れは完全に
除去される。
【0020】説明においては便所に置ける消臭剤の噴射
に重点が置かれたが、本発明装置はそれ以外に、液体、
気体、粉体等々の定量の時間差噴射が要求される作業す
べてに幅広く応用できるのは勿論である。
【0021】また、第二の筒を弾力性を有する材質で形
成するのが、押圧突起によって第二の筒を閉塞するもっ
とも簡単な方法であるが、閉塞の方法はこれに限定され
ることなく、例えば押圧突起によって閉鎖される機械的
な弁を第二の筒の適当位置に介在させても良い。
【0022】
【第一の実施例】図1に示すものは本発明第一実施例の
断面図であり、図中1はエアゾル缶、2はエアゾル缶1
に付設された噴射弁、3は一端が噴射弁2に接続された
弾力性を有する材質からなる第一の筒、4は第一の筒3
に接続された弾力性を有する材質からなる第二の筒、5
は弁座6に固定された押圧カム、7はこれも弁座6に固
定された押圧突起、8は第二の筒4の先端に装着された
噴出口、9は弁座6が取りつけられている洋式便器を示
している。
【0023】この実施例の場合、第二の筒4は第一の筒
3の内部に挿入されており、押圧突起7による筒の閉塞
は図2のごとく第一の筒3を押圧した押圧突起7が更に
第二の筒4を押圧して行われる(図6乃至図8参照)。
この場合、第一の筒3は完全に閉塞されることはない
が、第一の筒3によってはさまれた第二の筒4が図8に
示すごとく完全に閉塞され、消臭剤等の前進はその閉塞
部分で遮断される。
【0024】使用に際しては、着座によって弁座6が下
降すると、押圧カム5がエアゾル缶1の噴射弁2を押し
下げ消臭剤等を第一の筒3内に噴射し、ほぼ同時に押圧
突起7によって第一の筒3及び第二の筒4が押圧され第
二の筒4が閉塞されるので、第一の筒3の内圧とエアゾ
ル缶1の内圧が平衡した時点で噴射弁2からの噴射は停
止される。
【0025】使用者が脱座して弁座6が上昇すると、押
圧カム5が噴射弁2の押圧を解除するため、エアゾル缶
1からの噴射は遮断され、同時に押圧突起7による第二
の筒4の閉塞が解かれるので、第一の筒3に貯留されて
いた消臭剤は第一の筒3の内圧が続くかぎり第二の筒4
を経て噴射口8から便器9内部へ噴射される。
【0026】この噴射が完了した時点で、第一の筒3内
部下方には常圧の消臭剤が残留し、次回に弁座6が下降
して噴出弁2が押し下げられると、瞬間的にこの残留分
の一部が第二の筒4の噴射ノズル8から便器9内部へ噴
射されるが、押圧突起7が第二の筒4を閉塞すると同時
にこの噴射は停止される。
【0027】このように、弁座6への着座により少量の
消臭剤が噴射され、同時に大量の消臭剤の準備が第一の
筒3内部で行われ、弁座6から脱座すると、準備されて
いた大量の消臭剤が噴射され、用便の前後にそれぞれ必
要かつ十分な消臭剤の噴射を確保することができる。
【0028】
【第二の実施例】図3及び図4に示す第二の実施例は、
第一の実施例とほぼ同様の構造であるが、第一の筒3の
一部を拡大変形して残留室3aとし、第二の筒4の内端
は残留室3aに侵入せしめられており、消臭剤の残留が
より確実かつ大量に行われるように加工されている。そ
の他の構造及び作動は第一の実施例と同様である。
【0029】
【第三の実施例】第一の実施例及び第二の実施例におい
ては、第二の筒4が第一の筒3の内部に挿入されて開口
する形で連通していたのに対し、図5に示す第三の実施
例においては両者を単純に連接し、押圧突起7により押
圧閉塞される部分を第二の筒4のみとしたもので、これ
に対しても第一の筒3を拡大あるいは延長して、任意の
残留室3aを設置することができる。
【0030】
【発明の効果】簡単な構造の本発明装置をエアゾル缶に
付設するだけで、弁座に対する着座及びそれからの脱座
の力を利用して、二回に渡る消臭剤の噴射を確実に行う
ことができると共に、定量の時間差を要する噴射の全て
に対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一の実施例の作動前の状態を示す断面
図である。
【図2】本発明第一の実施例の作動後の状態を示す断面
図である。
【図3】本発明第二の実施例の作動前の状態を示す断面
図である。
【図4】本発明第二の実施例の作動後の状態を示す断面
図である。
【図5】本発明第三の実施例の作動前の状態を示す断面
図である。
【図6】第一及び第二の実施例の第一の筒と第二の筒の
断面図である。
【図7】図6に示すものに押圧突起が作動を開始した状
態の断面図である。
【図8】図7の押圧突起が作動を完了した状態の断面図
である。
【符号の説明】
1 エアゾル缶 2 噴射弁 3 第一の筒 3a 残留室 4 第二の筒 5 押圧カム 6 弁座 7 押圧突起 8 噴出口 9 洋式便器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾル缶等の噴出弁に気密的に接続され
    た第一の筒と、 一端が前記第一の筒に接続され、他端が第一の筒の外部
    に於て噴出口を備えた第二の筒とからなり、 前記噴出弁の押圧開弁と、前記第二の筒の押圧閉鎖がほ
    ぼ同時に行われるようにしたことを特徴とする、時間差
    噴出装置。
  2. 【請求項2】第二の筒が弾力性を有する合成樹脂等で形
    成されていることを特徴とする、請求項1記載の時間差
    噴出装置。
  3. 【請求項3】第一の筒に接続された第二の筒の一端が、
    第一の筒の内部に侵入した状態で第一の筒内部に開口し
    ていることを特徴とする、請求項1記載の時間差噴出装
    置。
JP32952894A 1994-12-02 1994-12-02 時間差噴出装置 Pending JPH08155354A (ja)

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JP32952894A JPH08155354A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 時間差噴出装置

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JP32952894A JPH08155354A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 時間差噴出装置

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ID=18222382

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JP32952894A Pending JPH08155354A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 時間差噴出装置

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JP (1) JPH08155354A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355587A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Toto Ltd 流体供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355587A (ja) * 2001-05-31 2002-12-10 Toto Ltd 流体供給装置

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