JPH08154990A - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JPH08154990A
JPH08154990A JP6301158A JP30115894A JPH08154990A JP H08154990 A JPH08154990 A JP H08154990A JP 6301158 A JP6301158 A JP 6301158A JP 30115894 A JP30115894 A JP 30115894A JP H08154990 A JPH08154990 A JP H08154990A
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Yoshio Ikeda
義雄 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横たわってマッサージを受けるタイプのマッ
サージ装置において、マッサージしたい部位を重点的に
マッサージすることができて、効率の良いマッサージを
行うことができるようにする。 【構成】 マッサージローラを備えた移動体を人体の全
身に対応する範囲で移動させる「全身コース」を実行す
る際に、人体の肩、腰およびふくらはぎに対応する部位
において、所定のストロークで移動体を往復移動させる
局所マッサージ動作Fを行う構成とした。これにより、
一般にマッサージしたい部位とされる肩、腰およびふく
らはぎを重点的にマッサージすることができ、しかも局
所マッサージ動作を行う部位はあらかじめ設定されてい
るから、マッサージしたい部位を特に選択するという必
要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動するマッサージロ
ーラ上に上向きに横たわってマッサージを受けるタイプ
のマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のマッサージ装置には、実公平4
−20434号公報に示されたマットレスタイプのもの
がある。このマッサージ装置は、長尺平板状の基体を有
し、この基体の幅方向両側に一対のガイドレールが敷か
れ、また長手方向両側にモータを駆動源とする駆動装置
とピローベースとが配設されている。そして、ガイドレ
ールには、駆動装置によって往復移動される伝動用ベル
ト、および回転自在なマッサージローラを有した移動体
が設けられ、移動体は伝動用ベルトに連結されている。
そして、マッサージ装置は全体が外装地により覆われて
いて、伝動用ベルトが駆動装置により往復移動される
と、これに伴って移動体も往復移動するので、その外装
地上に上向きに横たわった使用者は往復移動する移動体
のマッサージローラによりマッサージを受けることがで
きるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成のもので
は、マッサージをする際の移動体(マッサージローラ)
の動作としては、その移動体を人体の全身に対応する範
囲で単純に往復移動させるというものである。ところ
で、一般に、疲労感を覚える部位、換言すればマッサー
ジを行いたいとする部位は、肩、腰、およびふくらはぎ
が主な部位である。ところが、従来のものでは、上述し
たように、移動体を人体の全身に対応する範囲で単純に
往復移動させるというものであるため、マッサージを行
いたいとする部位も、それ以外の部位も同じようにマッ
サージを行うことになり、マッサージの効率としてはい
いものではなかった。
【0004】また、この種のマッサージ装置において
は、移動体を任意の位置へ移動させ、その移動体を所定
の範囲で往復移動させるという、部分的マッサージ機能
を備えたものもあるが、この場合、使用者が手動操作に
より移動体をマッサージしたい位置まで移動させるとい
う操作が必要であり、操作が面倒であった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、マッサージしたい部位を重点的にマ
ッサージすることができて、効率の良いマッサージを行
うことができ、しかもこれを簡単な操作で行うことがで
きるマッサージ装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガイドレール
に沿って移動可能に設けられた伝動用条部材と、前記ガ
イドレールの長手方向一端側に設けられ、前記伝動用条
部材をガイドレールに沿って移動させる駆動装置と、前
記ガイドレールの長手方向他端側に設けられたピローベ
ースと、回転自在なマッサージローラを有し前記伝動用
条部材により駆動されて前記ガイドレールに沿って移動
される移動体と、前記駆動装置を制御することによりマ
ッサージ動作を実行する制御装置とを具備したマッサー
ジ装置において、前記制御装置により、前記移動体を人
体の全身に対応する範囲で移動させるコースを実行する
際に、人体の肩、腰およびふくらはぎに対応する部位に
おいて、所定のストロークで移動体を往復移動させる局
所マッサージ動作を行うようにしたことを特徴とするも
のである。
【0007】この場合、ふくらはぎに対応する部位の局
所マッサージ動作における移動体のストロークを、他の
部位の局所マッサージ動作における移動体のストローク
よりも大きくなるように設定したり、肩に対応する部位
の局所マッサージ動作における移動体のストロークを、
腰に対応する部位の局所マッサージ動作における移動体
のストロークよりも大きくなるように設定することが好
ましい。また、局所マッサージ動作における移動体のス
トロークは、人体の腰、肩、ふくらはぎに対応する部位
の順に大きくなるように設定することができる。
【0008】また、制御装置は、移動体を人体の上半身
に対応する範囲で移動させるコースを備えていて、この
上半身コースを実行する際に、人体の肩および腰に対応
する部位において局所マッサージ動作を行う構成とした
り、移動体を人体の下半身に対応する範囲で移動させる
コースを備えていて、この下半身コースを実行する際
に、人体のふくらはぎに対応する部位において局所マッ
サージ動作を行う構成とすることができる。
【0009】さらに、制御装置は、移動体を所定ストロ
ークで往復移動させる部分マッサージ動作を任意の位置
で行うことのできる部分マッサージコースを備えてい
て、人体の傾斜部に対応する部位でこの部分マッサージ
動作を実行する際に、移動体の往時間もしくは復時間の
補正を行う構成とすることが好ましい。
【0010】
【作用】上記した手段において、移動体を人体の全身に
対応する範囲で移動させる全身コースを実行した場合、
人体の肩、腰およびふくらはぎに対応する部位におい
て、所定のストロークで移動体を往復移動させる局所マ
ッサージ動作が行われる。したがって、上記全身コース
を実行した場合には、一般にマッサージしたい部位とさ
れる肩、腰およびふくらはぎを重点的にマッサージする
ことができる。しかも、局所マッサージ動作を行う部位
(肩、腰およびふくらはぎ)はあらかじめ設定されてい
るから、マッサージしたい部位を特に選択するという必
要もない。
【0011】この場合、マッサージを受ける人の身長に
応じて、肩、腰およびふくらはぎの位置が異なってくる
が、これをカバーするために、ふくらはぎに対応する部
位を局所マッサージ動作する場合の移動体のストローク
を、他の部位を局所マッサージ動作する場合の移動体の
ストロークよりも大きく設定している。これは、一般に
身長の大小で一番違うところは足の長さであるので、ふ
くらはぎに対応する部位の移動体のストロークを大きく
することによって、極力身長差に対応することができる
ようになる。
【0012】また、肩に対応する部位の局所マッサージ
動作における移動体のストロークを、腰に対応する部位
の局所マッサージ動作における移動体のストロークより
も大きくなるように設定した場合には、人がマッサージ
を受けるべく横たわった際に、頭の位置が体の軸方向に
若干ずれていても、肩を良好にマッサージすることがで
きる。
【0013】そして、移動体を人体の上半身に対応する
範囲で移動させる上半身コースがあって、この上半身コ
ースを実行する際に、人体の肩および腰に対応する部位
において局所マッサージ動作を行う構成とし、また、移
動体を人体の下半身に対応する範囲で移動させる下半身
コースがあって、この下半身コースを実行する際に、人
体のふくらはぎに対応する部位において局所マッサージ
動作を行う構成とした場合において、特に上半身が疲れ
たという場合には上半身コースを選択し、逆に下半身が
疲れたという場合には下半身コースを選択することによ
り、より効果的にマッサージを行うことができるように
なる。
【0014】さらに、移動体を所定ストロークで往復移
動させる部分マッサージ動作を任意の位置で行うことの
できる部分マッサージコースを行う場合において、人体
の形状によって移動体が所定の範囲から徐々にずれてい
く場合がある。これは、人体の形状には移動体(マッサ
ージローラ)に対して突出している部分と凹んでいる部
分とがあり、移動体が人体の傾斜部による押圧力を受け
ることによって凹んだ側へ移動していくためである。こ
れに対処するため、人体の傾斜部に対応する部位で部分
マッサージ動作を実行する際に、移動体の往時間もしく
は復時間の補正を行うことにより、上記のずれの発生を
極力防止でき、部分マッサージ動作を良好に行うことが
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のマッサージ装置の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。このマッサージ装置
は、図2〜図5に示すように一対のガイドレール1を備
えている。このガイドレール1は、ナイロン、ポリプロ
ピレンなどのプラスチックにより長尺な板状に成形され
たもので、図14に示すように、その内部は中空状にな
っていて、その中空内部に複数のリブ1aが形成されて
いる。このガイドレール1の上面部を構成する主板部1
bには、その長手方向全体にわたって一対のL形リブ1
cが形成され、この一対のL形リブ1c間および当該一
対のL形リブ1cの下側の中空内部は伝動用条部材とし
てのスチール製の伝動用ベルト2が通る上部通路3およ
び下部通路4とされている。また、ガイドレール1の主
板部1bには、一対のL形リブ1cと平行に1本のL形
リブ1dが形成されており、このL形リブ1dと一対の
L形リブ1cとの間の溝状部分が車輪ガイド部5とされ
ている。
【0016】ガイドレール1は長手方向中央部分で折り
曲げて二つ折りできるようにするために、該長手方向中
央部分は屈曲可能な柔軟部6とされている。この柔軟部
6は、図22に示すように、主板部1bを残してその上
下両側に多数のスリット6aを形成することによって構
成されており、このスリット6aの形成部分では主板部
1bを残して他の部分が除去されているので、当該部分
で柔軟性が生ずる結果、ガイドレール1が長手方向中央
部分(柔軟部6)において図22に二点鎖線で示すよう
に折り曲げ可能になるものである。
【0017】このような一対のガイドレール1は、左右
方向に所定の間隔をもって対向するように平行に配置さ
れ、その長手方向一端側および他端側に設けられたピロ
ーベース7および駆動装置台8によって間隔保持されて
いる。ここで、一対のガイドレール1に対し、ピローベ
ース7は次に述べるスライド嵌合によって連結され、駆
動装置台8はねじ9によって連結されており、この連結
により一体化された一対のガイドレール1、ピローベー
ス7および駆動装置台8によって矩形枠状のベース10
が構成される。このようにベース10を枠状に構成する
ことによって、軽量化を図っている。
【0018】ここで、ガイドレール1へのピローベース
7の連結構成につき説明する。ピローベース7は、図6
〜図10に示すように下面の大部分が開放された中空状
に形成され、その上面部7aは上向きに横たわった使用
者の頭部を支えるために、円弧凹面状で且つ駆動装置台
8側に向かって下降する傾斜状に形成されている。ま
た、ピローベース7の上面部7aの裏側には下向きの補
強リブ7bが多数形成されており、この補強リブ7bに
よって使用者の頭部を支えたとき該上面部7aが撓むこ
とのないようにしている。そして、ピローベース7の上
面部7aの左右両側のうち、ガイドレール1が連結され
る部分は凹状に形成され、この凹状部11の内側に2個
の係合部7c,7dが突設されている。
【0019】一方、一対のガイドレール1の一端部分は
図5および図6に示すように幅方向両側および下側半分
が切除された形態となっており、これによりガイドレー
ル1の一端部分の左右両側に係合凹部1e,1f(図7
参照)が形成された状態になっている。そして、当該ガ
イドレール1の一端部分はピローベース7の凹状部11
底面の傾斜に沿うように斜め上向きに屈曲されている。
【0020】そして、ガイドレール1の一端部分をピロ
ーベース7の前記凹状部11にスライドによって挿入す
ることにより、係合凹部1e,1fがそれぞれピローベ
ース7の係合部7c,7dに嵌合される。このような凹
部(係合凹部1e,1f)と凸部(係合部7c,7d)
とのスライド嵌合により一対のガイドレール1とピロー
ベース7とが連結されるものである。このガイドレール
1のピローベース7からの抜け止めは伝動用ベルト2に
よって行われるが、その具体的構成については後述の説
明から明らかとなる。なお、スライド嵌合のための凹部
相当部分をピローベース7側に形成し、凸部相当部分を
ガイドレール1側に形成するようにしても良い。
【0021】上記ピローベース7内の左右両側には、図
6、図9に示すように、ガイドレール1の取り付け部分
の後側に位置してガイドプーリ12が設けられている。
このガイドプーリ12は、図8に示すように、ピローベ
ース7内の隣接する補強リブ7bの軸孔7eに挿通支持
され軸13に回転自在に支持されている。なお、ピロー
ベース7の開放下面のうち、ガイドプーリ12が設けら
れた部分は閉鎖板14によって塞がれている。
【0022】しかして、前記伝動用ベルト2の途中部分
は上記ガイドプーリ12に掛け渡されている。そして、
図9に示すように、伝動用ベルト2の一端側は、ピロー
ベース7に形成された導出孔7fから外部に引き出され
てガイドレール1の上部通路3内に挿入されている。ま
た、伝動用ベルト2の他端側は、ピローベース7の底面
に図7に示す弾性爪15aの弾性係合により取り付けら
れた半円弧面状のガイド15に掛けられた後、ピローベ
ース7に形成された導出孔7gから引き出されてガイド
レール1の下側通路4内に挿入されている。そして、伝
動用ベルト2の両端部は、上側通路3および下側通路4
の駆動装置台8側の端部から導出されている。
【0023】前記駆動装置台8上には駆動装置16が配
設されている。この駆動装置16は伝動用ベルト2を上
側通路3および下側通路4に沿って往復移動させるため
のもので、その具体構成を説明するに、駆動装置16の
ケース17内には、図2に示すように、駆動源として正
逆回転可能な減速機付きモータ18が設けられている。
また、ケース17にはモータ18を駆動源とする回転軸
19が回転可能に設けられており、モータ18から回転
軸19への回転伝達は、ケース17から突出するモータ
18の出力軸18aに取着された駆動歯車20と、同じ
くケース17から突出する回転軸19の両端部のうち一
端側に取着された従動歯車21とによって行われる。な
お、従動歯車21から回転軸19への回転伝達は、図1
2に示すように、従動歯車21に形成された非円形例え
ば略小判形の軸穴21aを同じく断面略小判形に形成さ
れた回転軸19の一端部に嵌合することによって行われ
るようになっている。
【0024】上記回転軸19の両端部には、それぞれ第
1の駆動プーリ22,23および第2の駆動プーリ2
4,25が配されている。このうち、回転軸19の一端
側に配された第1,第2の駆動プーリ22,24は従動
歯車21から回転伝達され、他端側に配された第1,第
2の駆動プーリ23,25は回転軸19から回転伝達さ
れるようになっている。
【0025】すなわち、図11および図12に示すよう
に、回転軸19の一端側に配された第1の駆動プーリ2
2の両側面部には、被係合部としての多数の溝26a,
27aを有した連結穴26,27が形成されている。ま
た、回転軸19の一端側に配された第2の駆動プーリ2
4の一側部には、外周部に係合部としての多数の突条2
8aを形成した連結突部28が突設されている。そし
て、第1の駆動プーリ22の一方の連結穴26は溝26
aを従動歯車21の歯21bのうち駆動歯車20との噛
合から除かれた片側部分に噛み合わせるようにして該従
動歯車21に嵌合され、また第2の駆動プーリ24の連
結突部28はその突条28aを第1の駆動プーリ22の
他方の連結穴27の溝27aに噛み合わせるようにして
該他方の連結穴27に嵌合されており、これにより従動
歯車21の回転が第1の駆動プーリ22に伝達され、更
に第1の駆動プーリ22の回転が第2の駆動プーリ24
に伝達されるように構成されている。
【0026】回転軸19の他端側に配された第1の駆動
プーリ23は、回転軸19に直接嵌合されるようになっ
ており、その軸穴23aは非円形例えば略小判形に形成
されている。また、回転軸19の他端部も断面略小判形
に形成され、この断面略小判形の他端部に第1の駆動プ
ーリ23の軸穴23aを嵌合することにより、回転軸1
9の回転が第1の駆動プーリ23に伝達されるように構
成されている。そして、第1の駆動プーリ23から第2
の駆動プーリ25への回転伝達は、前述した第1,第2
の駆動プーリ22,24の回転伝達構成と同様に、第1
の駆動プーリ23の一端側に形成された多数の溝29a
付きの連結穴29に、第2の駆動プーリ25の一側部に
突設された多数の突条30a付きの連結突部30を嵌合
することによって行われるように構成している。
【0027】なお、回転軸19の両端部には松葉ピン3
1により抜け止め状態にされたワッシャ32が嵌合され
ており、これにより第1,第2の駆動プーリ22〜25
の抜け止めがなされている。
【0028】上記第1,第2の駆動用プーリ22〜25
の外周部には凹部22a〜25aが形成されている。そ
して、ガイドレール1の上部通路3から導出された伝動
用ベルト2の一端部は、図12、図13に示すように第
1の駆動用プーリ22,23の凹部22a,23aに嵌
め込まれた当て部材33に通されたねじ34によって締
め付け固定されていると共に、他端部は第2の駆動用プ
ーリ24,25の凹部24a,25aに嵌め込まれて同
じく当て部材33に通されたねじ34によって締め付け
固定されている。
【0029】この場合、伝動用ベルト2の両端側は第1
および第2の駆動用プーリ22,23および24,25
に対して互いに逆方向に巻回される。例えば、上部通路
3から引き出された伝動用ベルト2の一端側は第1の駆
動用プーリ22,23に上側から巻き付けるようにして
固定され、下側通路4から引き出された伝動用ベルト2
の他端側は第2の駆動用プーリ24,25に下側から巻
き付けるようにして固定される。
【0030】ここで、第1の駆動用プーリ22,23へ
の第2の駆動用プーリ24,25の連結は、伝動用ベル
ト2の両端部を固定した後に行うものであるが、このと
き第1の駆動用プーリ22,23を停止させた状態で第
2の駆動用プーリ24,25を図3に示す矢印A方向に
回転操作することにより、伝動用ベルト2を第2の駆動
用プーリ24,25に巻き取って弛みのない状態にて行
う。このようにして伝動用ベルト2を弛みのない状態に
したとき、伝動用ベルト2の長さのばらつきによって、
第1の駆動用プーリ22,23に対する第2の駆動プー
リ24,25の回転位置関係は必ずしも一定に定まらな
いが、どのような回転位置関係にあっても、連結突部2
8,30の突条28a,30aと連結孔27,29の溝
27a,29aとの嵌合は可能であるので、伝動用ベル
ト2の長さのばらつきを吸収して弛みのない状態にする
ことができるものである。そして、この伝動用ベルト2
が弛みのない状態になされることにより、伝動用ベルト
2がガイドプーリ12を駆動装置台8側に引っ張る状態
となるため、ピローベース7がガイドレール1から抜け
出ないように止められるものである。
【0031】このようにして両端部が両プーリ22,2
3および24,25に固定された伝動用ベルト2は、回
転軸19が矢印Aとは反対方向に回転すると、第1の駆
動用プーリ22,23に巻き取られながら第2の駆動用
プーリ24,25から巻き戻され、逆に回転軸19が矢
印A方向に回転すると、第2の駆動用プーリ24,25
に巻き取られながら第1の駆動用プーリ22,23から
巻き戻されるようになる。
【0032】そして、ケース17の両側には、伝動用ベ
ルト2に張力を付与するために図15に示すテンション
機構35が設けられている。このテンション機構35
は、伝動用ベルト2を包囲するように駆動装置台8に取
り付けられた略コ字形の支持部材36と、この支持部材
36の内側にピン37により回動可能に支持されたレバ
ー38と、このレバー38の一端側と支持部材36との
間に掛け渡されてレバー38を矢印B方向に回動付勢す
る弾性体としての引張りコイルばね39と、レバー38
の他端側にピン40により回転可能に支持されたテンシ
ョンプーリ41とから構成されている。そして、テンシ
ョンプーリ41は引張りコイルばね39の弾発力により
伝動用ベルト2に押し付けられて該伝動用ベルト2に張
力を付与し、長期使用により伝動用ベルト2が伸びて
も、該伝動用ベルト2に常に一定の張力を付与して第
1,第2の駆動プーリ22〜25の回転に良く追従して
移動するようにしている。
【0033】使用者に対しマッサージ作用を果たすマッ
サージ手段としてのマッサージローラ42,43はプラ
スチックなどにより形成され、図2に示すように移動体
44に設けられている。この移動体44は、図14およ
び図16に示すように、中空軸45の両端部に一対のプ
ラスチック製のサポート46(図14、図16では一方
のみ図示)をボルト47により締め付け固定してなり、
この中空軸45に前記マッサージローラ42,43が回
転可能に支持されている。この場合、マッサージローラ
42,43は計4個設けられており(図2参照)、内側
の2個のマッサージローラ42は中空軸45に回転可能
に嵌合された別体の中空スリーブ軸48に嵌着され、外
側の2個のマッサージローラ43は一体のスリーブ43
aによって中空軸45に回転可能に嵌合されていて、こ
のスリーブ軸48、スリーブ43aにより各マッサージ
ローラ42,43が軸方向にずれ動くことのないように
規制される。
【0034】上記計4個のマッサージローラ42,43
のうち、使用者の主として背骨の両側部分をマッサージ
する内側2個のマッサージローラ42は比較的軟質に形
成され、主として両足部分をマッサージする外側2個の
マッサージローラ43は比較的硬質に形成されている。
これにより、使用者の背中が重い胴体の重量によってマ
ッサージローラ42に押し付けられても痛く感じないよ
うになり、また重さの軽い足部分も硬質のマッサージロ
ーラ43により揉まれることとなって効果のあるマッサ
ージを受けることができる。この場合、内側2個のマッ
サージローラ42は例えば黄、外側2個のマッサージロ
ーラ43は例えば白というように異なる着色が施され、
これにより組み付け時に軟質のものと硬質のものとの取
り付け位置を間違うことのないようにしている。
【0035】上記サポート46の下部には2個の車輪4
9が軸50により回転可能に取り付けられており、左右
一対のサポート46の車輪49は左右一対のガイドレー
ル1の車輪ガイド部5に載置され、該車輪ガイド部5上
を転動するようになっている。そして、サポート46に
は車輪49を上部および前後両側から覆う保護カバー4
6aが一体に設けられている。
【0036】移動体44は伝動用ベルト2から駆動力を
受けて移動する。そのために、移動体44は左右一対の
伝動用ベルト2に連結されている。すなわち、伝動用ベ
ルト2のうち、上側通路3内を移動する部分の所定の近
接2箇所には、図16および図17に示すように、伝動
用ベルト2を上下から挟み付けるようにして筒部51
a,52aを有した2個の金属製の取付板51,52と
2個の金属製補助板53,53とが配置され、それら取
付板51,52と補助板53,53とが溶接Wにより伝
動用ベルト2に固着されている。一方、サポート46の
中央下部には、一対の筒部54a,54bを有した連結
板54が取り付けられていると共に、左右両端部に傾斜
ガイド面55a,55bを形成した保護板55が取り付
けられている。
【0037】そして、両取付板51,52の筒部51
a,52aには、それぞれ別の連結ワイヤ56,57が
挿通されており、それら連結ワイヤ56,57の一端部
はX字状に交差された後に連結板54の筒部54a,5
4bに通されて該一端部にかしめ等により取着された止
め部材58,58により抜け止め状態に連結され、他端
部は上方に強く引張られた状態で保護板55の両側の傾
斜ガイド面55a,55bに掛けられた後、該他端部に
かしめ等により取着された連結具59,59がねじ6
0,60によってサポート46に固定されている。これ
によりサポート46がワイヤ連結ワイヤ56,57を介
して伝動用ベルト2に連結された状態となり、移動体4
4が伝動用ベルト2の移動に伴って該伝動用ベルト2と
一体的に移動する。
【0038】移動体44はガイドレール1上をその両端
部間で往復移動する。そして、移動体44がピローベー
ス7側の端部、駆動装置台8側の端部まで走行したこと
を検出するために、前記駆動装置16のケース17内に
検出装置61が設けられている。この検出装置61は、
図18に示すように、回転軸19に一体回転するように
嵌着された送りねじ62と、この送りねじ62に螺合す
るねじ孔63aを有した作動部材63と、ケース17に
取り付けられるプラスチック製の取付板64と、この取
付板64に回転軸19の軸方向に所定の間隔をもって取
り付けられた2個のスイッチ65,66とから構成され
ている。
【0039】上記取付板64の上部には図19、図20
に示すようにフック64aが形成され、下部にはボス部
64bが形成されている。これに対し、ケース17の上
部には横長の引掛け孔67が形成されていると共に、下
部には横長の通し孔68が形成されている。そして、取
付板64はフック64aを引掛け孔67に係合すると共
に、通し孔68に通された取付ねじ69をボス部64b
に螺着することによってケース17に固定される。そし
て、取付板64には両スイッチ65,66間に位置して
平板状のガイド64cが突設されており、このガイド6
4cに作動部材63の先端部に形成された溝63bが嵌
合されている。これにより、作動部材63が送りねじ6
2と共回りすることなく、該送りねじ62の回転に伴っ
て移動するように構成されている。この場合、送りねじ
62と、ねじ孔63aの雌ねじとは多条ねじ、例えば2
条ねじとされており、これにより、ねじピッチを大きく
して回転軸19の1回転当たりの作動部材63の移動量
が大きくなるようにしている。
【0040】上記検出装置61において、回転軸19が
モータ18により矢印A方向および矢印Aとは反対方向
に回転駆動されると、作動部材63が矢印C方向および
矢印Cとは反対方向に移動し、作動部材63の両側に突
設された押圧部63c,63dがスイッチ65,66の
板ばね65a,66aを押圧して該スイッチ65,66
をオン動作させる。このスイッチ65,66のオン動作
信号はケース17内に設けられた制御装置70に入力さ
れ、該制御装置70は入力されたオン動作信号を逆転指
令信号と認識してモータ18をそれまでの回転方向と逆
方向に回転するように制御する。
【0041】ここで、スイッチ65をオン動作せる位置
とスイッチ66をオン動作させる位置との間で作動部材
63を移動させるに要する回転軸19の回転数は、伝動
用ベルト2を、移動体44の往復移動距離相当長さだけ
第1および第2の駆動用プーリ22,23および24,
25に巻き取るために要する回転数と同一に定められて
いる。従って、以上のことから移動体44はピローベー
ス7側の終点位置、駆動装置台8側の終点位置まで走行
すると、反転してそれまでの移動方向とは逆方向に移動
するようになる。
【0042】この場合、移動体44がピローベース7近
傍の終点位置、駆動装置台8近傍の終点位置まで走行し
たとき、スイッチ65,66が作動部材63によってオ
ン動作されるように取付板64の固定位置を調節する必
要がある。この調節のために、引掛け孔67、通し孔6
8は横長とされて取付板64が引掛け孔67、通し孔6
8の長さ相当分だけ横方向に移動できるようになってい
ると共に、取付板64の位置を微調節する調節機構71
が設けられている。この調節機構71は、図19〜図2
1に示すように、調節ねじ72を主体とするもので、そ
の調節ねじ72はケース17に取着されたナット73に
螺挿されている。調節ねじ72の先端部には溝72aが
形成されており、この溝72aに取付板64に形成した
挟持片64dが嵌合されている。従って、調節ねじ72
を正逆回転すると、該調節ねじ72はナット73に対し
て螺進退し、この螺進退移動により取付板64が左右方
向に移動するようになっている。
【0043】ところで、取付板64の固定位置は、上記
の説明から理解されるように、移動体44がピローベー
ス7側の終点位置、駆動装置台8側の終点位置に至った
ところで、作動部材63によってスイッチ65,66が
オン動作されるように調節しなければならない。この位
置調節のために、ガイドレール1とピローベース7には
それぞれ終点位置を示すための目印74a,74b(図
2参照)が付されている。
【0044】この目印74a,74bを利用した取付板
64の位置調節は次のようにして行う。すなわち、まず
移動体44をピローベース7側の終点位置または駆動装
置台8側の終点位置に移動させ、移動体44の所定箇所
例えば移動体44の移動方向側先端が目印74aまたは
74bに合致した位置で停止させる。次に、取付ねじ6
9を緩めた状態で、調節ねじ72を螺進退操作して取付
板64を左右方向に移動させる。そして、移動体44を
ピローベース7側の終点位置で停止させた場合には、ス
イッチ65が作動部材63の押圧部63cによりオン動
作される位置に移動させ、駆動装置台8側の終点位置で
停止させた場合には、スイッチ66が作動部材63の押
圧部63dがオン動作される位置に移動させる。この
後、取付ねじ69を締め付けて取付板64をケース17
に固定すると共に、調節ねじ72に螺合されているロッ
クナット75を締め付けて該調節ねじ72を緩まないよ
うに固定する。
【0045】なお、両スイッチ65,66の間隔は予め
移動体44が両終点位置間を移動する距離相当分に定め
られているので、移動体44の一方の終点位置で一方の
スイッチが作動部材63によりオン動作されるようすれ
ば取付板64の位置調節は済み、スイッチ65,66の
位置を改めて調節せずとも良いものである。
【0046】一対のガイドレール1間には、図4、図
5、図14に示すように、マッサージローラ42の下方
に位置して、マット部材を構成する平面ヒータ76が配
されていると共に、この平面ヒータ76の下側に位置し
て支持プレート77が配されている。平面ヒータ76は
例えば発泡プラスチック製のクッション体78とフェル
ト製の覆い部材79とを両者間にヒータ線80を挟み込
んで接着することによってマット状にユニット化され、
覆い部材79が上面となるようにして支持プレート77
上に載置されている。支持プレート77はポリプロピレ
ン等の硬質のプラスチックにより形成され、いわゆる腰
のあるものに構成されている。
【0047】このような平面ヒータ76および支持プレ
ート77の左右両側は図14に示すようにガイドレール
1の内側に位置する主板部1bよりも一段低い中空状部
1g上に載置され、ねじ81によりガイドレール1の主
板部1bに固定された押え板82により上方から押えら
れている。従って、平面ヒータ76および支持プレート
77の左右両側はガイドレール1の中空状部1gと押え
板82との間に挟着された状態になっている。また、平
面ヒータ76および支持プレート77の駆動装置16側
の端部は駆動装置台8上に載置され、ピローベース7側
の端部は該ピローベース7に上下一対の挟持片7h間に
挿入保持されている。
【0048】ところで、平面ヒータ76のヒータ線80
は図4および図5に示すようにガイドレール1の柔軟部
6に対応する中間部分を除いて蛇行状に配置され、柔軟
部6に対応する中間部分は直線状に配置されている。こ
の場合、平面ヒータ76のピローベース7側のうち当該
ピローベース7から所定距離内にある領域にはヒータ線
80は配設されておらず、これによりピローベース7上
に置かれる使用者の頭部が熱せられないようにしてい
る。
【0049】また、ヒータ線80の両端部はリード線8
3に対して中継端子台84において半田付けすることに
より接続される。この中継端子台84はヒータ線80の
端部およびリード線83の端部を含めて樹脂モールドさ
れ、この樹脂モールドにより防水形接続構造にされた状
態となる。そして、図22に示すように、リード線83
の先端部に接続された雌型コネクタ85は制御装置70
のケース86内に配設された給電部たる雄型コネクタ8
7に差し込み接続されている。
【0050】前述したようにガイドレール1は柔軟部6
で折り曲げて二つ折りすることができる。ガイドレール
1が折り曲げられた状態ではモータ18およびヒータ線
80が通電されないようにするために、折曲げ検出装置
88が設けられている。この折曲げ検出装置88は、図
22〜図24に示すように、制御装置70のケース86
の下側に一体に形成された箱形のガイド部89に上下方
向にスライド可能に収納されたスライド部材90と、ガ
イド部89に形成された座部89aとスライド部材90
との間に配置され該スライド部材90を柔軟部6から離
れる方向である矢印D方向に付勢する弾性体たる圧縮コ
イルばね91と、スライド部材90が矢印Dとは反対方
向にスライドしたとき該スライド部材90の突出部90
aにより押圧される板ばね92aを介してオン動作され
るスイッチ92と、一端部がスライド部材90に連結さ
れ他端部が柔軟部6よりもピローベース7側において押
え板82にねじ93により固定されたワイヤ94から構
成されている。
【0051】ここで、スライド部材90に対するワイヤ
94の連結構成は、図24に示すように、ワイヤ94の
一端部を長円形のループ部94aに曲成し、このループ
部94aに通されたねじ95をスライド部材90に螺着
するというものである。
【0052】上記ワイヤ94のうち柔軟部6に対向する
部分は、該柔軟部6の折曲げを吸収するためにコイルば
ね部94bに形成されている。このワイヤ94はガイド
レール1が延ばされると、図22に実線で示すように矢
印Dとは反対方向に引張られてスライド部材90を圧縮
コイルばね91の弾発力に抗して同方向に移動させ、ス
イッチ92をオン動作させる。逆に、ガイドレール1が
柔軟部6で折曲げられると、同図に二点鎖線で示すよう
にコイルばね部94bが屈曲しながらワイヤ94全体を
矢印D方向に移動させるため、スライド部材90が矢印
D方向に移動してスイッチ92をオフ動作させる。そし
て、制御装置70はスイッチ92がオフしているときに
はガイドレール1が折曲げられていると判断し、モータ
18およびヒータ線80が通電されることのないように
する。
【0053】前記ケース17の後面部には、図2に示す
ように電源スイッチ96が取り付けられており、またケ
ース17の後面部からは、制御装置70に連結した電源
コード97、および操作装置を構成するリモートコント
ロールボックス98(図25参照)の電気コード99が
導出されている。電源スイッチ96の周囲部には、カバ
ー部材96aが取り付けられている。そして、ケース1
7には、図2〜図4、図19、図22などに示すよう
に、ケース17、第1,第2の駆動ローラ22〜25、
テンション機構35等を覆うカバー100がねじ101
によって取り付けられている。
【0054】ここで、制御装置70は図示しないマイク
ロコンピュータを含んで構成されている。この制御装置
70は、後述するようにリモートコントロールボックス
98の操作によりマッサージ運転が選択されると、モー
タ18に通電し、暖め運転が選択されると、ヒータ線8
0に通電するようになっている。なお、暖め運転が開始
されると、マイクロコンピュータが有するタイマー機
能、或いは別に設けられたタイマーの計時動作を開始さ
せ、暖め運転開始から所定時間例えば8時間経過しても
暖め運転の停止操作がなされない場合には、ヒータ線8
0を断電するように構成されている。
【0055】また、制御装置70はマッサージ運転の停
止操作がなされたとき、移動体44が駆動装置台8側の
終点位置に至ったことを検出するスイッチ66がオン動
作するまではモータ18を通電状態とし、該スイッチ6
6がオン動作したことを検出するとモータ18を断電し
てマッサージ運転を停止させるように構成されている。
一方、暖め運転時において、平面ヒータ76の所定部位
に設けられた温度センサ(図示せず)の検出信号に基づ
いてヒータ線80を通断電制御し、平面ヒータ76を所
定の温度に維持する。
【0056】図14に示すようにガイドレール1の主板
部1bの外側半分には図4に示す一対の角柱状のクッシ
ョン部材から成る保持部材102が固着されている。こ
の保持部材102の厚さは平面ヒータ76に比べてかな
り厚く設定されており、これにより一対の保持部材10
2間が凹んだ状態に構成され、使用者が平面ヒータ76
上に上向きに横たわったとき、人体が保持部材102に
より両側から支えられて外側に転がり出ないように保持
されるようになる。
【0057】以上によりマッサージ装置の本体103が
構成され、この本体103は袋状をなす内カバー104
により被覆されると共に、この内カバー104ごと外カ
バー105によって被覆されている。このうち、内カバ
ー104は、図14に示すように、上面部中央部のマッ
サージローラ42,43が当たる部分は耐摩耗性の高い
ナイロン製の布地106を用い、それ以外の部分は、ク
ッション材である発泡ウレタン107と、これの上下両
面に接着された布地108との層構成としている。ま
た、外カバー105の上面部109は、2枚の布地11
0間にクッション材としての綿111を充填して縫製す
ることによりキルティング構造とし、下面部112は布
地のみとしている。
【0058】そして、外カバー105には、図25に示
すように、2本の帯状体113,114が面状ファスナ
ー115によって着脱可能に取着されている。これら2
本の帯状体113,114は、マッサージする際に使用
者の足を押さえ付けるためのもので、ウレタン等のクッ
ション材を布地により覆った層構成としていて、2本の
帯状体113,114同志の結着も面状ファスナー11
6により行うようにしている。
【0059】外カバー105の幅方向両側部において、
上記面状ファスナー115よりも駆動装置16側(電源
スイッチ96側)にも面状ファスナー117が取着され
ており、図26に示すように、ガイドレール1の柔軟部
6を折曲げて本体103を二つ折りにした状態で、2本
の帯状体113,114を駆動装置16側の面状ファス
ナー117に結着させると共に、両者を面状ファスナー
116によって結着することにより、マッサージ装置を
二つ折り状態に結束できるようにしている。
【0060】2本の帯状体113,114のうち、一方
の帯状体113には、ポケット状の収納部118が設け
られており、この収納部118に、リモートコントロー
ルボックス98および電源コード97を収納できるよう
にしている。
【0061】リモートコントロールボックス98には、
図27に示すように、電源表示部119の他、マッサー
ジ用およびヒータ用の複数個の押ボタンと表示部とが設
けられている。具体的には、マッサージ関係のものとし
ては、第1および第2の選択ボタン120、121と、
上,下選択ボタン122a,122bと、停止ボタン1
23と、第1の選択ボタン120によって選択されるコ
ース表示部124a〜124eと、第2の選択ボタン1
21によって選択される連続表示部125aおよび部分
表示部125bとが設けられ、また、ヒータ関係のもの
としては、強弱の切換ボタン126と、入/切ボタン1
27と、ヒータの強,弱表示部128a,128bとが
設けられている。
【0062】この場合、電源スイッチ96がオン操作さ
れると電源表示部119が点灯する。この状態で、第1
の選択ボタン120を1回押すと、全身コースのコース
表示部124aが点灯し、2回押すと上半身コースのコ
ース表示部124bが点灯し、3回押すと下半身コース
のコース表示部124cが点灯するというように、第1
の選択ボタン120を押すごとにコース表示部の点灯箇
所が1個ずつずれていく。この第1の選択ボタン120
によって選択されたコースは、制御装置70のマイクロ
コンピュータに予め設定されたプログラムに従って実行
されるようになっている(図1参照)。
【0063】第2の選択ボタン121を1回押した場合
には、ローリングにおける連続表示部125aが点灯
し、2回押すと部分表示部125bが点灯し、3回押す
と連続表示部125aが点灯するというように、第2の
選択ボタン121を押すごとに連続表示部125aと部
分表示部125bとが交互に点灯する。この第2の選択
ボタン121によって選択されたコースのうち、連続コ
ースは、移動体44が人体の全身にわたって単純に往復
移動を繰り返すものであり、部分コースは、使用者が移
動体44を任意の位置で所定ストロークで往復移動させ
るものである。この場合、移動体44の位置は、上,下
選択ボタン122a,122bによって選択する。
【0064】なお、ヒータ関係については、切換ボタン
126を押すごとに、強,弱表示部128a,18bが
交互に点灯するもので、その点灯した表示に応じて平面
ヒータ76の温度が制御されることになる。
【0065】図28は移動体44の動作ストローク(距
離)と、移動体44が移動するのに要する移動時間(換
言すれば、モータ18の運転時間)を示しており、これ
らのデータを制御装置70に記憶させている。ここで、
人体の肩、腰およびふくらはぎ等の各部位に対応する位
置については、移動体44の上,下の終点位置からの移
動時間(モータ18の運転時間)によって制御されるよ
うになっている。なお、図28において、時間表示のう
ち、括弧されていない数字は電源周波数が60Hzの場
合を示し、括弧内の数字は電源周波数が50Hzの場合
を示している。本実施例において、移動体44の移動速
度は、電源周波数が60Hzの場合で、37.67mm
/秒である。
【0066】以上のように構成されたマッサージ装置に
よりマッサージを受けるには、まず、ガイドレール1ひ
いてはマッサージ装置を図25に示すように延ばして床
に置き、電源コード97を図示しないコンセントに差し
込んで、電源スイッチ96をオン操作した後、本体10
3上に腰を降ろす。そして、2本の帯状体113,11
4により、使用者の足の部分をマッサージローラ42,
43側である本体103側に押さえ付け、この状態で、
使用者は頭部をピローベース7上に置いて本体103上
(平面ヒータ76部分の上)に横たわる。
【0067】そして、本体103上に横たわった状態
で、リモートコントロールボックス98を操作する。こ
こで、第1の選択ボタン120により「全身コース」を
選択した場合には、制御装置70に予め記憶されたプロ
グラムに従って、図1の「全身コース」が実行される。
同図において、線Eは、移動体44(マッサージローラ
42,43)の移動パターンを示している。
【0068】しかして、「全身コース」は、まずモータ
18の通電に基づき、足側(駆動装置16側)の端部か
らスタートし、全ストロークを1.5往復させた後、人
体の肩、腰、およびふくらはぎに対応する部位におい
て、所定のストロークで移動体44を往復移動させる局
所マッサージ動作(図に符号Fで示す)を順に行い、そ
の後、全ストロークを1往復させ、ふくらはぎ、腰、肩
の順で局所マッサージ動作を行った後、全ストロークを
1.5往復させて自動的に終了する。
【0069】この場合、局所マッサージ動作の移動体4
4のストロークは、図28に示すように、各部位によっ
て異なっている。すなわち、各部位のストロークは、肩
に対応する部位では150mm、腰に対応する部位では
120mm、ふくらはぎに対応する部位では240mm
となっていて、腰、肩、ふくらはぎの順に大きくなるよ
うに設定されている。
【0070】このように移動体44が移動することによ
り、マッサージローラ42,43が内カバー104およ
び外カバー105を介して使用者の背中や足に当たって
回転しながら移動し、これにより使用者は全身にマッサ
ージ作用を受けるものである。このようなマッサージ運
転時において、背中や腰は自身の体重によって適度にマ
ッサージローラ42,43に押し付けられるので、良好
なるマッサージ作用を受けるものであり、また、足も帯
状体113,114により適度にマッサージローラ4
2,43に押し付けられるので、良好なるマッサージ作
用を受けることができる。
【0071】第1の選択ボタン120により「上半身コ
ース」が選択された場合には、制御装置70に予め記憶
されたプログラムに従って、図1の「上半身コース」が
実行される。しかして、「上半身コース」は、上述と同
様に足側の端部からスタートし、移動体44を頭部側
(ピローベース7側)の端部まで移動させた後、人体の
上半身に対応する部分を1往復させ、この後、肩および
腰に対応する部位において、全身コースと同様な局所マ
ッサージ動作(図に符号Fで示す)を複数回行い、最後
に上半身に対応する部分を1往復させた後、足側の端部
に戻って自動的に終了する。この場合、肩および腰にお
ける局所マッサージ動作のストロークは、全身コースの
場合と同様である。
【0072】第1の選択ボタン120により「下半身コ
ース」が選択された場合には、制御装置70に予め記憶
されたプログラムに従って、図1の「下半身コース」が
実行される。しかして、「下半身コース」は、上述と同
様に足側の端部からスタートし、移動体44を人体の尻
に対応する部位まで移動させた後、人体の下半身に対応
する部分を1往復させ、この後、ふくらはぎに対応する
部位において、局所マッサージ動作(図に符号Fで示
す)を複数回行い、最後に下半身に対応する部分を1往
復させた後、足側の端部に戻って自動的に終了する。こ
の場合も、ふくらはぎにおける局所マッサージ動作のス
トロークは、全身コースの場合と同様である。
【0073】第1の選択ボタン120により「肩コー
ス」が選択された場合には、制御装置70に予め記憶さ
れたプログラムに従って、図1の「肩コース」が実行さ
れる。しかして、「肩コース」は、足側の端部からスタ
ートし、移動体44を頭部側(ピローベース7側)の端
部まで移動させた後、人体の肩に対応する部分において
局所マッサージ動作(図に符号Fで示す)を行い、15
分経過したら、足側の端部に戻って自動的に終了する。
【0074】第1の選択ボタン120により「腰コー
ス」が選択された場合には、制御装置70に予め記憶さ
れたプログラムに従って、図1の「腰コース」が実行さ
れる。しかして、「腰コース」は、足側の端部からスタ
ートし、移動体44を腰に対応する部位まで移動させ、
この腰の部分で局所マッサージ動作(図に符号Fで示
す)を行い、15分経過したら、足側の端部に戻って自
動的に終了する。
【0075】なお、これら各コースにおいて、途中でマ
ッサージ動作を停止したい場合には、停止ボタン123
を押すと、移動体44を足側の端部まで戻した後、運転
が停止される。
【0076】また、第2の選択ボタン121によりロー
リングの「連続コース」を選択した場合には、足側の端
部からスタートし、移動体44を全ストロークで単純に
往復移動させる。終了する場合には、停止ボタン123
を押すと、上述と同様に移動体44を足側の端部まで戻
した後、運転が停止される。
【0077】第2の選択ボタン121によりローリング
の「部分コース」(部分マッサージコース)を選択した
場合には、上,下選択ボタン122a,122bの操作
により移動体44を任意の位置まで移動させると、その
位置を中心に所定のストロークで移動体44を往復移動
させる部分マッサージ動作が行われる。
【0078】ところで、この「部分コース」の場合に
は、人体の形状によって移動体22が所定の範囲から徐
々にずれていく場合がある。このことについて、図29
および図30により説明する。すなわち、人体の形状に
は移動体44(マッサージローラ42,43)に対して
突出している部分と凹んでいる部分とがあり、マッサー
ジローラ42,43が、人体において突出している肩や
尻の傾斜部に対応する部分(図29において、符号G,
H,I,Jにて示す)に位置されると、モータ18を運
転しなくても、マッサージローラ42,43がその傾斜
部による押圧力を受けることによって移動体44が凹ん
だ側へ移動していく。これが移動体44の位置が徐々に
ずれていく原因である。
【0079】具体的には、例えば図29のG,I部分
(図中、左上がりの傾斜部に対応する部分)において、
移動体44を往復移動させた場合には、移動体44は図
30の(a)に示すようにずれるようになる。図30に
おいて、線Kは、移動体44の移動軌跡を示す。すなわ
ち、モータ18を正転させて移動体44を頭部方向へ移
動させた後、モータ18を逆転させて足部方向へ移動さ
せる。このとき、モータ18には短時間ではあるが、オ
フ時間があり、このオフ時間に移動体44が頭部方向へ
ずれることになる。これを繰り返すことにより、ずれL
が次第に大きくなっていく。図中、Mは部分コースにお
ける移動体44のストロークである。なお、図30の
(b)は、本体103上に人が乗っていない場合(無負
荷状態)の移動体44の移動軌跡であり、ずれは発生し
ない。
【0080】本実施例では、上記のずれを補正するた
め、図30の(c)のように、上記G,Iの部分で移動
体44を往復移動させる場合には、モータ18の正転時
間(移動体44の往時間)に対して、モータ18の逆転
時間(移動体44の復時間)を長くするように設定す
る。これにより、ずれの発生を防止する。なお、図30
の(d)は、このような補正をした場合において、本体
103上に人が乗っていない場合(無負荷状態)の移動
体44の移動軌跡であり、この場合にはずれLが(a)
の場合とは逆方向に発生するが、人が乗っていないので
あるから、支障はない。
【0081】なお、図29のH,J部分(図中、右上が
りの傾斜部に対応する部分)において、移動体44を往
復移動させる場合には、上記G,I部分の場合とは逆の
補正、すなわちモータ18の正転時間(移動体44の往
時間)に対して、モータ18の逆転時間(移動体44の
復時間)を短くするという補正を行う。
【0082】本実施例では、全ストロークを細かく分割
すると共に、ずれの大きくなる範囲を予測し、その範囲
でモータ18の正転時間(移動体44の往時間)と逆転
時間(移動体44の復時間)とを変えることによって、
上記したような補正を行うようにしている。
【0083】上記したマッサージ運転を行う際に、ヒー
タ用の入/切ボタン127および切換ボタン128の操
作により暖め運転を開始させると、ヒータ線80が発熱
して身体を暖めることができる。この平面ヒータ76に
より身体が暖められると血行が良くなるので、マッサー
ジローラ42,43によるマッサージとの相乗効果によ
り一層良好なるマッサージ効果が得られる。
【0084】一方、マッサージ装置を片付ける場合に
は、図26に示すように、本体103を二つ折りにした
状態で、2本の帯状体113,114によりマッサージ
装置を二つ折り状態に結束する。そして、リモートコン
トロールボックス98および電源コード97を一方の帯
状体113の収納部118に収納しておく。
【0085】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。すなわち、移動体44を人体
の全身に対応する範囲で移動させる「全身コース」を実
行した場合、人体の肩、腰およびふくらはぎに対応する
部位において、所定のストロークで移動体44を往復移
動させる局所マッサージ動作が行われる。したがって、
この「全身コース」を実行した場合には、一般にマッサ
ージしたい部位とされる肩、腰およびふくらはぎを重点
的にマッサージすることができる。しかも、局所マッサ
ージ動作を行う部位(肩、腰およびふくらはぎ)はあら
かじめ設定されているから、マッサージしたい部位を特
に選択するという必要もない。
【0086】この場合、マッサージを受ける人の身長に
応じて、肩、腰およびふくらはぎの位置が異なってくる
が、これをカバーするために、特にふくらはぎに対応す
る部位を局所マッサージ動作する場合の移動体44のス
トロークを、他の部位を局所マッサージ動作する場合の
移動体44のストロークよりも大きく設定している。こ
れは、一般に身長の大小で一番違うところは足の長さで
あるので、ふくらはぎに対応する部位の移動体44のス
トロークを大きくすることによって、極力身長差に対応
することができるようになる。
【0087】また、肩に対応する部位の局所マッサージ
動作における移動体44のストロークを、腰に対応する
部位の局所マッサージ動作における移動体44のストロ
ークよりも大きくなるように設定しているが、これは、
人がマッサージを受けるべく横たわった際に、頭の位置
が体の軸方向に若干ずれていても、肩を良好にマッサー
ジすることができるようにするためである。
【0088】そして、移動体44を人体の上半身に対応
する範囲で移動させる「上半身コース」があり、この
「上半身コース」を実行する際に、人体の肩および腰に
対応する部位において局所マッサージ動作を行う構成と
し、また、移動体44を人体の下半身に対応する範囲で
移動させる「下半身コース」があって、この「下半身コ
ース」を実行する際に、人体のふくらはぎに対応する部
位において局所マッサージ動作を行う構成としているの
で、特に上半身が疲れたという場合には「上半身コー
ス」を選択し、逆に下半身が疲れたという場合に「下半
身コース」を選択することにより、より効果的にマッサ
ージを行うことができるようになる。
【0089】さらに、移動体44を所定ストロークで往
復移動させる部分マッサージ動作を任意の位置で行うこ
とのできる「部分コース」(部分マッサージコース)を
行う場合において、人体の形状によって移動体44が所
定の範囲から徐々にずれていく場合があるが、これに対
処するため、人体の傾斜部に対応する部位で部分マッサ
ージ動作を実行する際に、モータ18の正転時間(移動
体44の往時間)もしくはモータ18の逆転時間(移動
体44の復時間)の補正を行うことにより、上記のずれ
の発生を極力防止でき、部分マッサージ動作を良好に行
うことができるようになる。
【0090】
【発明の効果】請求項1に記載のマッサージ装置によれ
ば、移動体を人体の全身に対応する範囲で移動させる全
身コースを実行した場合、人体の肩、腰およびふくらは
ぎに対応する部位において局所マッサージ動作が行われ
るので、一般にマッサージしたい部位とされる肩、腰お
よびふくらはぎを重点的にマッサージすることができ、
効率の良いマッサージを行うことができる。しかも、局
所マッサージ動作を行う部位(肩、腰およびふくらは
ぎ)はあらかじめ設定されているから、マッサージした
い部位を特に選択するという必要がなく、操作も簡単で
ある。
【0091】請求項2に記載のマッサージ装置によれ
ば、ふくらはぎに対応する部位を局所マッサージ動作す
る場合の移動体のストロークを、他の部位を局所マッサ
ージ動作する場合の移動体のストロークよりも大きく設
定したことにより、極力身長差に対応することができる
ようになる。
【0092】請求項3に記載のマッサージ装置によれ
ば、肩に対応する部位の局所マッサージ動作における移
動体のストロークを、腰に対応する部位の局所マッサー
ジ動作における移動体のストロークよりも大きくなるよ
うに設定したことにより、人がマッサージを受けるべく
横たわった際に、頭の位置が体の軸方向に若干ずれてい
ても、肩を良好にマッサージすることができる。
【0093】請求項4に記載のマッサージ装置によれ
ば、局所マッサージ動作における移動体のストローク
を、腰、肩、ふくらはぎの順に大きくなるように設定し
たことにより、請求項2および3の両方の効果を得るこ
とができる。
【0094】請求項5に記載のマッサージ装置によれ
ば、移動体を人体の上半身に対応する範囲で移動させる
上半身コースがあり、この上半身コースを実行する際
に、人体の肩および腰に対応する部位において局所マッ
サージ動作を行う構成としているので、特に上半身が疲
れたという場合にこの上半身コースを行うことにより、
より効果的にマッサージを行うことができるようにな
る。
【0095】請求項6に記載のマッサージ装置によれ
ば、移動体を人体の下半身に対応する範囲で移動させる
下半身コースがあり、この下半身コースを実行する際
に、人体のふくらはぎに対応する部位において局所マッ
サージ動作を行う構成としているので、特に下半身が疲
れたという場合にこの下半身コースを行うことにより、
より効果的にマッサージを行うことができるようにな
る。
【0096】請求項7に記載のマッサージ装置によれ
ば、移動体を所定ストロークで往復移動させる部分マッ
サージ動作を任意の位置で行うことのできる部分マッサ
ージコースを行う場合において、人体の傾斜部に対応す
る部位で部分マッサージ動作を実行する際に、移動体の
往時間もしくは移動体の復時間の補正を行うことによ
り、移動体のずれの発生を極力防止でき、部分マッサー
ジ動作を良好に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、各コースの移
動体の移動パターンを示す図
【図2】一部を除去して示す平面図
【図3】一部を切除して示す全体の縦断側面図
【図4】本体の要部の斜視図
【図5】本体の要部の分解斜視図
【図6】ピローベースとガイドレールとの連結部分の平
面図
【図7】図6のア−ア線に沿う断面図
【図8】図6のイ−イ線に沿う断面図
【図9】図6のウ−ウ線に沿う断面図
【図10】図6のエ−エ線に沿う断面図
【図11】駆動ローラ部分の縦断正面図
【図12】駆動ローラ部分の分解斜視図
【図13】伝動用ベルトの駆動ローラへの取り付け構成
を示す縦断側面図
【図14】移動体の片側半分部分を示す縦断正面図
【図15】テンション機構を示す縦断側面図
【図16】移動体の側面図
【図17】移動体の伝動用ベルトへの連結構成を示す斜
視図
【図18】検出装置の斜視図
【図19】検出装置の縦断側面図
【図20】検出装置の取付板の取り付け構成を示す斜視
【図21】調節機構の縦断正面図
【図22】折曲げ検出装置の縦断側面図
【図23】図22のオ−オ線に沿う縦断正面図
【図24】図22のカ−カ線に沿う横断平面図
【図25】本体を延ばして床に置いた状態の斜視図
【図26】本体を二つ折りした状態の斜視図
【図27】リモートコントロールボックスの正面図
【図28】移動体のストロークと移動時間を示す図
【図29】移動体の位置ずれを説明するための概略的な
側面図
【図30】(a)および(b)は位置ずれの補正をしな
い場合、(c)および(d)は位置ずれの補正をした場
合の移動体の移動軌跡を示す図
【符号の説明】
1はガイドレール、2は伝動用ベルト(伝動用条部
材)、7はピローベース、8は駆動装置台、10はベー
ス、16は駆動装置、18はモータ、42,43はマッ
サージローラ、44は移動体、49は車輪、70は制御
装置、76は平面ヒータ、96は電源スイッチ、98は
リモートコントロールボックス、99は電気コード、1
03は本体、104は内カバー、105は外カバー、1
13,114は帯状体である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールに沿って移動可能に設け
    られた伝動用条部材と、 前記ガイドレールの長手方向一端側に設けられ、前記伝
    動用条部材をガイドレールに沿って移動させる駆動装置
    と、 前記ガイドレールの長手方向他端側に設けられたピロー
    ベースと、 回転自在なマッサージローラを有し前記伝動用条部材に
    より駆動されて前記ガイドレールに沿って移動される移
    動体と、 前記駆動装置を制御することによりマッサージ動作を実
    行する制御装置とを具備したマッサージ装置において、 前記制御装置は、前記移動体を人体の全身に対応する範
    囲で移動させるコースを実行する際に、人体の肩、腰お
    よびふくらはぎに対応する部位において、所定のストロ
    ークで移動体を往復移動させる局所マッサージ動作を行
    うことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 【請求項2】 人体のふくらはぎに対応する部位の局所
    マッサージ動作における移動体のストロークを、他の部
    位の局所マッサージ動作における移動体のストロークよ
    りも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項
    1記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 人体の肩に対応する部位の局所マッサー
    ジ動作における移動体のストロークを、腰に対応する部
    位の局所マッサージ動作における移動体のストロークよ
    りも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項
    1記載のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】 局所マッサージ動作における移動体のス
    トロークは、人体の腰、肩、ふくらはぎに対応する部位
    の順に大きくなるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のマッサージ装置。
  5. 【請求項5】 制御装置は、移動体を人体の上半身に対
    応する範囲で移動させるコースを備えていて、この上半
    身コースを実行する際に、人体の肩および腰に対応する
    部位において局所マッサージ動作を行うことを特徴とす
    る請求項1または3記載のマッサージ装置。
  6. 【請求項6】 制御装置は、移動体を人体の下半身に対
    応する範囲で移動させるコースを備えていて、この下半
    身コースを実行する際に、人体のふくらはぎに対応する
    部位において局所マッサージ動作を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のマッサージ装置。
  7. 【請求項7】 制御装置は、移動体を所定ストロークで
    往復移動させる部分マッサージ動作を任意の位置で行う
    ことのできる部分マッサージコースを備えていて、人体
    の傾斜部に対応する部位でこの部分マッサージ動作を実
    行する際に、移動体の往時間もしくは復時間の補正を行
    うことを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
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