JP3142451B2 - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP3142451B2
JP3142451B2 JP06301160A JP30116094A JP3142451B2 JP 3142451 B2 JP3142451 B2 JP 3142451B2 JP 06301160 A JP06301160 A JP 06301160A JP 30116094 A JP30116094 A JP 30116094A JP 3142451 B2 JP3142451 B2 JP 3142451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マットの上に横たわっ
てマッサージを受けるタイプのマッサージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のマッサージ装置には、例えば実
公平4−20434号公報に示されたマットレスタイプ
のものがある。このマッサージ装置は、長尺平板状の基
体を有し、この基体の幅方向両側に一対のガイドレール
が敷かれ、また長手方向両側にモータを駆動源とする駆
動装置とピローベースとが配設されている。そして、ガ
イドレールには、駆動装置によって往復移動される伝動
用ベルト、および回転自在なマッサージローラを有した
移動体が設けられ、移動体は伝動用ベルトに連結されて
いる。そして、マッサージ装置は全体が外装地により覆
われていて、伝動用ベルトが駆動装置により往復移動さ
れると、これに伴って移動体も往復移動するので、その
外装地上に上向きに横たわった使用者は往復移動する移
動体のマッサージローラによりマッサージを受けること
ができるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のマ
ッサージ装置においては、駆動装置を制御するための制
御装置が設けられていると共に、この制御装置と電気コ
ードを介して接続されると共にその電気コードを介して
外部へ導出された操作装置としてリモートコントローラ
ーが設けられていて、そのリモートコントローラーに設
けられた押ボタンを操作することによってマッサージ運
転を制御するようになっている。
【0004】ところが、この種のマッサージ装置におい
ては、マッサージ装置を床や畳の上に置き、そのマッサ
ージ装置の上に横になってマッサージを受けるというも
のであるため、上記リモートコントローラーが足で踏み
付けられたり、尻で押え付けられたりし易いという事情
がある。従来のものでは、このようにリモートコントロ
ーラーが何かで押え付けられた場合に、そのケースが破
損し易いという問題があった。また、従来のものでは、
押ボタンが1個ずつ独立しているため、組立てが面倒で
あると共に、押ボタンとケースとの間の隙間からケース
の内部へ水や埃が侵入し易く、防水および防塵対策が難
しいという問題もあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、操作装置におけるケースの押え付け
に対する機械的強度を向上できて、ケースが破損するこ
とを極力防止でき、また、操作装置の組立てがし易く、
しかもケース内への水や埃の侵入を極力防止することが
できるマッサージ装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マットおよび
このマットの上に横たわった使用者をマッサージするマ
ッサージ手段、並びにこのマッサージ手段を制御する制
御装置を備えた本体と、前記制御装置と電気コードを介
して接続されると共にその電気コードを介して本体の外
部へ導出された操作装置とを具備したマッサージ装置に
おいて、前記操作装置は、上面に補強用の第1の凸部が
一体に突設された剛性を有する合成樹脂製の下部カバー
と、この下部カバーの上面側に下面が前記第1の凸部の
上端部に当接するように配設された配線基板と、この配
線基板の上面側に配設され、下面に配線基板の上面に当
接する補強用の第2の凸部が一体に突設された剛性を有
する合成樹脂製の補強部材と、この補強部材を上方から
覆う状態で前記下部カバーと連結されてその下部カバー
と共にケースを構成する上部カバーとを具備し、前記ケ
ースが外部から押え付けられた際に、前記第1および第
2の凸部が前記配線基板を介して互いに突っ張り合う構
成とされていることを特徴とするものである。
【0007】また、操作装置は、下部カバーと、この下
部カバーの上面側に配設され、上面に複数個のスイッチ
が配設された配線基板と、この配線基板の上面側に配設
され、前記各スイッチと対応する部位に挿入孔が形成さ
れた剛性を有する合成樹脂製の補強部材と、板状をなす
主体部に複数個のボタン部を一体に有し、各ボタン部の
下部を前記挿入孔に挿入すると共に、それら各挿入孔を
上方から覆う状態で前記補強部材上に配設された弾性材
製のボタン部材と、前記各ボタン部の上部が挿入される
配置孔を有し、前記ボタン部材および補強部材を上方か
ら覆う状態で前記下部カバーと連結されてその下部カバ
ーと共にケースを構成すると共に、前記ボタン部材の主
体部を補強部材との間で挟持する上部カバーとを具備す
る構成とすることもできる。
【0008】この場合、補強部材に、配線基板に係合し
てこれを保持する弾性係合爪を一体に設けることが好ま
しい。
【0009】また、配線基板に挿通孔を形成すると共
に、下部ケースおよび上部ケースにその挿通孔に対応さ
せて第1および第2のボス部を互いに対向するように突
設し、これら第1および第2のボス部が有する筒部、も
しくは補強部材に設けられた筒部のうちの少なくとも一
つの筒部を前記挿通孔に挿通した状態で、前記第1およ
び第2のボス部間をねじにより連結する構成とすると良
い。
【0010】
【0011】配線基板において配線パターンが配設され
た下面に、第1の凸部に沿って被覆層を設けたり、配線
基板の上面に、第2の凸部に沿って表示層を設けるよう
にすると良い。
【0012】配線基板および補強部材のうちの一方に第
1の係合部を設けると共に、他方にその第1の係合部と
係合してこれら配線基板と補強部材との位置決めをする
第1の被係合部を設け、また、補強部材および上部カバ
ーのうちの一方に第2の係合部を設けると共に、他方に
その第2の係合部と係合してこれら補強部材と上部カバ
ーとの位置決めをする第2の被係合部を設けるようにす
ると良い。
【0013】複数個のボタン部のうち、マッサージ動作
の開始および停止に必要なボタン部の表面に、目の不自
由な人用の凸部もしくは凹部の印を設けると良い。この
場合、印が設けられた以外のボタン部は、印が設けられ
たボタン部の近傍に配置することが好ましい。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、下部カバーと上部カバ
ーとにより構成されるケース内に補強部材が配設されて
いると共に、下部カバーに突設された補強用の第1の凸
部と補強部材に突設された補強用の第2の凸部とがそれ
ぞれ配線基板に上下から当接するようになっていて、ケ
ースが外部から押え付けられた際に、前記第1および第
2の凸部が配線基板を介して互いに突っ張り合う構成と
なっているので、押え付けに対するケースとしての機械
的強度が高い。したがって、ケースが何かで押え付けら
れたとしても、それが破損することを極力防止すること
ができる。
【0015】板状をなす主体部に複数個のボタン部を一
体に有する弾性材製のボタン部材を補強部材と上部カバ
ーとの間に配設し、これらでボタン部材の主体部を挟持
するようにした場合には、複数個のボタン部を一つの部
材として扱うことができて、組立てがし易く、また、仮
に上部カバーの配置孔とボタン部との間の隙間から水や
埃が侵入したとしても、それらはボタン部材にて受けら
れ、それらが配線基板側へ侵入することを効果的に防止
することができる。
【0016】補強部材に弾性係合爪を設けた場合、組立
て時にその弾性係合爪を配線基板に係合させることによ
り補強部材と配線基板とをユニット化できるので、組立
てがし易くなる。
【0017】下部カバーおよび上部カバーに突設した第
1および第2のボス部間をねじにより連結する場合にお
いて、第1および第2のボス部が有する筒部、もしくは
補強部材に設けられた筒部のうちの少なくとも一つの筒
部を配線基板の挿通孔に挿通させた場合、ねじと配線基
板との間に別部材が介在されることになるので、ねじと
配線基板との間の絶縁耐力が向上する。したがって、仮
に静電気を帯びた人がねじを触ったとしても、その静電
気の影響が配線基板側に及ぶことを極力防止することが
できるようになる。
【0018】
【0019】配線パターンが設けられた配線基板の下面
に第1の凸部に沿って被覆層を設けた場合には、配線基
板の下面に第1の凸部を当接させるようにしながらも、
上記配線パターンをその被覆層によって保護することが
できる。また、配線基板の上面に補強部材の第2の凸部
に沿って表示層を設けた場合には、配線基板と補強部材
とを組み合わせた時に、それら表示層と第2の凸部との
位置を見て合わせることにより、これら配線基板と補強
部材との位置合わせ、およびその確認ができるようにな
る。
【0020】配線基板および補強部材のうちの一方に第
1の係合部を設けると共に、他方にその第1の係合部と
係合する第1の被係合部を設け、また、補強部材および
上部カバーのうちの一方に第2の係合部を設けると共
に、他方にその第2の係合部と係合する第2の被係合部
を設けた構成とした場合には、配線基板と補強部材と上
部カバーとの三者の位置決めが確実にでき、ひいては配
線基板上のスイッチと上部カバーの配置孔に配置される
ボタン部の位置合わせや、配線基板上の発光ダイオード
と補強部材の保持部の位置合わせが確実にできるように
なる。
【0021】マッサージ動作の開始および停止に必要な
ボタン部の表面に、目の不自由な人用の凸部もしくは凹
部の印を設けた場合には、その印を触ることによりその
ボタン部の位置がわかり、目の不自由な人でも操作し易
くなる。また、印が設けられた以外のボタン部を、印が
設けられたボタン部の近傍に配置することで、印が設け
られているボタン部と印が設けられていないボタン部と
を容易に区別することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明のマッサージ装置の一実施例に
ついて図面を参照して説明する。このマッサージ装置
は、図4〜図7に示すように一対のガイドレール1を備
えている。このガイドレール1は、ナイロン、ポリプロ
ピレンなどのプラスチックにより長尺な板状に成形され
たもので、図16に示すように、その内部は中空状にな
っていて、その中空内部に複数のリブ1aが形成されて
いる。このガイドレール1の上面部を構成する主板部1
bには、その長手方向全体にわたって一対のL形リブ1
cが形成され、この一対のL字形リブ1c間および当該
一対のリブ1cの下側の中空内部は伝動用条部材として
のスチール製の伝動用ベルト2が通る上部通路3および
下部通路4とされている。また、ガイドレール1の主板
部1bには、一対のL形リブ1cと平行に1本のL形リ
ブ1dが形成されており、このL形リブ1dと一対のL
形リブ1cとの間の溝状部分が車輪ガイド部5とされて
いる。
【0023】ガイドレール1は長手方向中央部分で折り
曲げて二つ折りできるようにするために、該長手方向中
央部分は屈曲可能な柔軟部6とされている。この柔軟部
6は、図24に示すように、主板部1bを残してその上
下両側に多数のスリット6aを形成することによって構
成されており、このスリット6aの形成部分では主板部
1bを残して他の部分が除去されているので、当該部分
で柔軟性が生ずる結果、ガイドレール1が長手方向中央
部分(柔軟部6)において図24に二点鎖線で示すよう
に折り曲げ可能になるものである。
【0024】このような一対のガイドレール1は、左右
方向に所定の間隔をもって対向するように平行に配置さ
れ、その長手方向一端側および他端側に設けられたピロ
ーベース7および駆動装置台8によって間隔保持されて
いる。ここで、一対のガイドレール1に対し、ピローベ
ース7は次に述べるスライド嵌合によって連結され、駆
動装置台8はねじ9によって連結されており、この連結
により一体化された一対のガイドレール1、ピローベー
ス7および駆動装置台8によって矩形枠状のベース10
が構成される。このようにベース10を枠状に構成する
ことによって、軽量化を図っている。
【0025】ここで、ガイドレール1へのピローベース
7の連結構成につき説明する。ピローベース7は、図8
〜図12に示すように下面の大部分が開放された中空状
に形成され、その上面部7aは上向きに横たわった使用
者の頭部を支えるために、円弧凹面状で且つ駆動装置台
8側に向かって下降する傾斜状に形成されている。ま
た、ピローベース7の上面部7aの裏側には下向きの補
強リブ7bが多数形成されており、この補強リブ7bに
よって使用者の頭部を支えたとき該上面部7aが撓むこ
とのないようにしている。そして、ピローベース7の上
面部7aの左右両側のうち、ガイドレール1が連結され
る部分は凹状に形成され、この凹状部11の内側に2個
の係合部7c,7dが突設されている。
【0026】一方、一対のガイドレール1の一端部分は
図7および図8に示すように幅方向両側および下側半分
が切除された形態となっており、これによりガイドレー
ル1の一端部分の左右両側に係合凹部1e,1f(図9
参照)が形成された状態になっている。そして、当該ガ
イドレール1の一端部分はピローベース7の凹状部11
底面の傾斜に沿うように斜め上向きに屈曲されている。
【0027】そして、ガイドレール1の一端部分をピロ
ーベース7の前記凹状部11にスライドによって挿入す
ることにより、係合凹部1e,1fがそれぞれピローベ
ース7の係合部7c,7dに嵌合される。このような凹
部(係合凹部1e,1f)と凸部(係合部7c,7d)
とのスライド嵌合により一対のガイドレール1とピロー
ベース7とが連結されるものである。このガイドレール
1のピローベース7からの抜け止めは伝動用ベルト2に
よって行われるが、その具体的構成については後述の説
明から明らかとなる。なお、スライド嵌合のための凹部
相当部分をピローベース7側に形成し、凸部相当部分を
ガイドレール1側に形成するようにしても良い。
【0028】上記ピローベース7内の左右両側には、図
8、図11に示すように、ガイドレール1の取り付け部
分の後側に位置してガイドプーリ12が設けられてい
る。このガイドプーリ12は、図10に示すように、ピ
ローベース7内の隣接する補強リブ7bの軸孔7eに挿
通支持され軸13に回転自在に支持されている。なお、
ピローベース7の開放下面のうち、ガイドプーリ12が
設けられた部分は閉鎖板14によって塞がれている。
【0029】しかして、前記伝動用ベルト2の途中部分
は上記ガイドプーリ12に掛け渡されている。そして、
図11に示すように、伝動用ベルト2の一端側は、ピロ
ーベース7に形成された導出孔7fから外部に引き出さ
れてガイドレール1の上部通路3内に挿入されている。
また、伝動用ベルト2の他端側は、ピローベース7の底
面に図7に示す弾性爪15aの弾性係合により取り付け
られた半円弧面状のガイド15に掛けられた後、ピロー
ベース7に形成された導出孔7gから引き出されてガイ
ドレール1の下側通路4内に挿入されている。そして、
伝動用ベルト2の両端部は、上側通路3および下側通路
4の駆動装置台8側の端部から導出されている。
【0030】前記駆動装置台8上には駆動装置16が配
設されている。この駆動装置16は伝動用ベルト2を上
側通路3および下側通路4に沿って往復移動させるため
のもので、その具体構成を説明するに、駆動装置16の
ケース17内には、図4に示すように、駆動源として正
逆回転可能な減速機付きモータ18が設けられている。
また、ケース17にはモータ18を駆動源とする回転軸
19が回転可能に設けられており、モータ18から回転
軸19への回転伝達は、ケース17から突出するモータ
18の出力軸18aに取着された駆動歯車20と、同じ
くケース17から突出する回転軸19の両端部のうち一
端側に取着された従動歯車21とによって行われる。な
お、従動歯車21から回転軸19への回転伝達は、図1
4に示すように、従動歯車21に形成された非円形例え
ば略小判形の軸穴21aを同じく断面略小判形に形成さ
れた回転軸19の一端部に嵌合することによって行われ
るようになっている。
【0031】上記回転軸19の両端部には、それぞれ第
1の駆動プーリ22,23および第2の駆動プーリ2
4,25が配されている。このうち、回転軸19の一端
側に配された第1,第2の駆動プーリ22,24は従動
歯車21から回転伝達され、他端側に配された第1,第
2の駆動プーリ23,25は回転軸19から回転伝達さ
れるようになっている。
【0032】すなわち、図13および図14に示すよう
に、回転軸19の一端側に配された第1の駆動プーリ2
2の両側面部には、被係合部としての多数の溝26a,
27aを有した連結穴26,27が形成されている。ま
た、回転軸19の一端側に配された第2の駆動プーリ2
4の一側部には、外周部に係合部としての多数の突条2
8aを形成した連結突部28が突設されている。そし
て、第1の駆動プーリ22の一方の連結穴26は溝26
aを従動歯車21の歯21bのうち駆動歯車20との噛
合から除かれた片側部分に噛み合わせるようにして該従
動歯車21に嵌合され、また第2の駆動プーリ24の連
結突部28はその突条28aを第1の駆動プーリ22の
他方の連結穴27の溝27aに噛み合わせるようにして
該他方の連結穴27に嵌合されており、これにより従動
歯車21の回転が第1の駆動プーリ22に伝達され、更
に第1の駆動プーリ22の回転が第2の駆動プーリ24
に伝達されるように構成されている。
【0033】回転軸19の他端側に配された第1の駆動
プーリ23は、回転軸19に直接嵌合されるようになっ
ており、その軸穴23aは非円形例えば略小判形に形成
されている。また、回転軸19の他端部も断面略小判形
に形成され、この断面略小判形の他端部に第1の駆動プ
ーリ23の軸穴23aを嵌合することにより、回転軸1
9の回転が第1の駆動プーリ23に伝達されるように構
成されている。そして、第1の駆動プーリ23から第2
の駆動プーリ25への回転伝達は、前述した第1,第2
の駆動プーリ22,24の回転伝達構成と同様に、第1
の駆動プーリ23の一端側に形成された多数の溝29a
付きの連結穴29に、第2の駆動プーリ25の一側部に
突設された多数の突条30a付きの連結突部30を嵌合
することによって行われるように構成している。
【0034】なお、回転軸19の両端部には松葉ピン3
1により抜け止め状態にされたワッシャ32が嵌合され
ており、これにより第1,第2の駆動プーリ22〜25
の抜け止めがなされている。
【0035】上記第1,第2の駆動用プーリ22〜25
の外周部には凹部22a〜25aが形成されている。そ
して、ガイドレール1の上部通路3から導出された伝動
用ベルト2の一端部は、図14、図15に示すように第
1の駆動用プーリ22,23の凹部22a,23aに嵌
め込まれた当て部材33に通されたねじ34によって締
め付け固定されていると共に、他端部は第2の駆動用プ
ーリ24,25の凹部24a,25aに嵌め込まれて同
じく当て部材33に通されたねじ34によって締め付け
固定されている。
【0036】この場合、伝動用ベルト2の両端側は第1
および第2の駆動用プーリ22,23および24,25
に対して互いに逆方向に巻回される。例えば、上部通路
3から引き出された伝動用ベルト2の一端側は第1の駆
動用プーリ22,23に上側から巻き付けるようにして
固定され、下側通路4から引き出された伝動用ベルト2
の他端側は第2の駆動用プーリ24,25に下側から巻
き付けるようにして固定される。
【0037】ここで、第1の駆動用プーリ22,23へ
の第2の駆動用プーリ24,25の連結は、伝動用ベル
ト2の両端部を固定した後に行うものであるが、このと
き第1の駆動用プーリ22,23を停止させた状態で第
2の駆動用プーリ24,25を図5に示す矢印A方向に
回転操作することにより、伝動用ベルト2を第2の駆動
用プーリ24,25に巻き取って弛みのない状態にて行
う。このようにして伝動用ベルト2を弛みのない状態に
したとき、伝動用ベルト2の長さのばらつきによって、
第1の駆動用プーリ22,23に対する第2の駆動プー
リ24,25の回転位置関係は必ずしも一定に定まらな
いが、どのような回転位置関係にあっても、連結突部2
8,30の突条28a,30aと連結孔27,29の溝
27a,29aとの嵌合は可能であるので、伝動用ベル
ト2の長さのばらつきを吸収して弛みのない状態にする
ことができるものである。そして、この伝動用ベルト2
が弛みのない状態になされることにより、伝動用ベルト
2がガイドプーリ12を駆動装置台8側に引っ張る状態
となるため、ピローベース7がガイドレール1から抜け
出ないように止められるものである。
【0038】このようにして両端部が両プーリ22,2
3および24,25に固定された伝動用ベルト2は、回
転軸19が矢印Aとは反対方向に回転すると、第1の駆
動用プーリ22,23に巻き取られながら第2の駆動用
プーリ24,25から巻き戻され、逆に回転軸19が矢
印A方向に回転すると、第2の駆動用プーリ24,25
に巻き取られながら第1の駆動用プーリ22,23から
巻き戻されるようになる。
【0039】そして、ケース17の両側には、伝動用ベ
ルト2に張力を付与するために図17に示すテンション
機構35が設けられている。このテンション機構35
は、伝動用ベルト2を包囲するように駆動装置台8に取
り付けられた略コ字形の支持部材36と、この支持部材
36の内側にピン37により回動可能に支持されたレバ
ー38と、このレバー38の一端側と支持部材36との
間に掛け渡されてレバー38を矢印B方向に回動付勢す
る弾性体としての引張りコイルばね39と、レバー38
の他端側にピン40により回転可能に支持されたテンシ
ョンプーリ41とから構成されている。そして、テンシ
ョンプーリ41は引張りコイルばね39の弾発力により
伝動用ベルト2に押し付けられて該伝動用ベルト2に張
力を付与し、長期使用により伝動用ベルト2が伸びて
も、該伝動用ベルト2に常に一定の張力を付与して第
1,第2の駆動プーリ22〜25の回転に良く追従して
移動するようにしている。
【0040】使用者に対しマッサージ作用を果たすマッ
サージ手段としてのマッサージローラ42,43はプラ
スチックなどにより形成され、図4に示すように移動体
44に設けられている。この移動体44は、図16およ
び図18に示すように、中空軸45の両端部に一対のプ
ラスチック製のサポート46(図16、図18では一方
のみ図示)をボルト47により締め付け固定してなり、
この中空軸45に前記マッサージローラ42,43が回
転可能に支持されている。この場合、マッサージローラ
42,43は計4個設けられており(図4参照)、内側
の2個のマッサージローラ42は中空軸45に回転可能
に嵌合された別体の中空スリーブ軸48に嵌着され、外
側の2個のマッサージローラ43は一体のスリーブ43
aによって中空軸45に回転可能に嵌合されていて、こ
のスリーブ軸48、スリーブ43aにより各マッサージ
ローラ42,43が軸方向にずれ動くことのないように
規制される。
【0041】上記計4個のマッサージローラ42,43
のうち、使用者の主として背骨の両側部分をマッサージ
する内側2個のマッサージローラ42は比較的軟質に形
成され、主として両足部分をマッサージする外側2個の
マッサージローラ43は比較的硬質に形成されている。
これにより、使用者の背中が重い胴体の重量によってマ
ッサージローラ42に押し付けられても痛く感じないよ
うになり、また重さの軽い足部分も硬質のマッサージロ
ーラ43により揉まれることとなって効果のあるマッサ
ージを受けることができる。この場合、内側2個のマッ
サージローラ42は例えば黄、外側2個のマッサージロ
ーラ43は例えば白というように異なる着色が施され、
これにより組み付け時に軟質のものと硬質のものとの取
り付け位置を間違うことのないようにしている。
【0042】上記サポート46の下部には2個の車輪4
9が軸50により回転可能に取り付けられており、左右
一対のサポート46の車輪49は左右一対のガイドレー
ル1の車輪ガイド部5に載置され、該車輪ガイド部5上
を転動するようになっている。そして、サポート46に
は車輪49を上部および前後両側から覆う保護カバー4
6aが一体に設けられている。
【0043】移動体44は伝動用ベルト2から駆動力を
受けて移動する。そのために、移動体44は左右一対の
伝動用ベルト2に連結されている。すなわち、伝動用ベ
ルト2のうち、上側通路3内を移動する部分の所定の近
接2箇所には、図18、図19に示すように、伝動用ベ
ルト2を上下から挟み付けるようにして筒部51a,5
2aを有した2個の金属製の取付板51,52と2個の
金属製補助板53,53とが配置され、それら取付板5
1,52と補助板53,53とが溶接(溶接箇所をWに
て示す)により伝動用ベルト2に固着されている。一
方、サポート46の中央下部には、一対の筒部54a,
54bを有した連結板54が取り付けられていると共
に、左右両端部に傾斜ガイド面55a,55bを形成し
た保護板55が取り付けられている。
【0044】そして、両取付板51,52の筒部51
a,52aには、それぞれ別の連結ワイヤ56,57が
挿通されており、それら連結ワイヤ56,57の一端部
はX字状に交差された後に連結板54の筒部54a,5
4bに通されて該一端部にかしめ等により取着された止
め部材58,58により抜け止め状態に連結され、他端
部は上方に強く引張られた状態で保護板55の両側の傾
斜ガイド面55a,55bに掛けられた後、該他端部に
かしめ等により取着された連結具59,59がねじ6
0,60によってサポート46に固定されている。これ
によりサポート46がワイヤ連結ワイヤ56,57を介
して伝動用ベルト2に連結された状態となり、移動体4
4が伝動用ベルト2の移動に伴って該伝動用ベルト2と
一体的に移動する。
【0045】移動体44はガイドレール1上をその両端
部間で往復移動する。そして、移動体44がピローベー
ス7側の端部、駆動装置台8側の端部まで走行したこと
を検出するために、前記駆動装置16のケース17内に
検出装置61が設けられている。この検出装置61は、
図20に示すように、回転軸19に一体回転するように
嵌着された送りねじ62と、この送りねじ62に螺合す
るねじ孔63aを有した作動部材63と、ケース17に
取り付けられるプラスチック製の取付板64と、この取
付板64に回転軸19の軸方向に所定の間隔をもって取
り付けられた2個のスイッチ65,66とから構成され
ている。
【0046】上記取付板64の上部には図21、図22
に示すようにフック64aが形成され、下部にはボス部
64bが形成されている。これに対し、ケース17の上
部には横長の引掛け孔67が形成されていると共に、下
部には横長の通し孔68が形成されている。そして、取
付板64はフック64aを引掛け孔67に係合すると共
に、通し孔68に通された取付ねじ69をボス部64b
に螺着することによってケース17に固定される。そし
て、取付板64には両スイッチ65,66間に位置して
平板状のガイド64cが突設されており、このガイド6
4cに作動部材63の先端部に形成された溝63bが嵌
合されている。これにより、作動部材63が送りねじ6
2と共回りすることなく、該送りねじ62の回転に伴っ
て移動するように構成されている。この場合、送りねじ
62と、ねじ孔63aの雌ねじとは多条ねじ、例えば2
条ねじとされており、これにより、ねじピッチを大きく
して回転軸19の1回転当たりの作動部材63の移動量
が大きくなるようにしている。
【0047】上記検出装置61において、回転軸19が
モータ18により矢印A方向および矢印Aとは反対方向
に回転駆動されると、作動部材63が矢印C方向および
矢印Cとは反対方向に移動し、作動部材63の両側に突
設された押圧部63c,63dがスイッチ65,66の
板ばね65a,66aを押圧して該スイッチ65,66
をオン動作させる。このスイッチ65,66のオン動作
信号はケース17内に設けられた制御装置70に入力さ
れ、該制御装置70は入力されたオン動作信号を逆転指
令信号と認識してモータ18をそれまでの回転方向と逆
方向に回転するように制御する。
【0048】ここで、スイッチ65をオン動作せる位置
とスイッチ66をオン動作させる位置との間で作動部材
63を移動させるに要する回転軸19の回転数は、伝動
用ベルト2を、移動体44の往復移動距離相当長さだけ
第1および第2の駆動用プーリ22,23および24,
25に巻き取るために要する回転数と同一に定められて
いる。従って、以上のことから移動体44はピローベー
ス7側の終点位置、駆動装置台8側の終点位置まで走行
すると、反転してそれまでの移動方向とは逆方向に移動
するようになる。
【0049】この場合、移動体44がピローベース7近
傍の終点位置、駆動装置台8近傍の終点位置まで走行し
たとき、スイッチ65,66が作動部材63によってオ
ン動作されるように取付板64の固定位置を調節する必
要がある。この調節のために、引掛け孔67、通し孔6
8は横長とされて取付板64が引掛け孔67、通し孔6
8の長さ相当分だけ横方向に移動できるようになってい
ると共に、取付板64の位置を微調節する調節機構71
が設けられている。この調節機構71は、図21〜図2
3に示すように、調節ねじ72を主体とするもので、そ
の調節ねじ72はケース17に取着されたナット73に
螺挿されている。調節ねじ72の先端部には溝72aが
形成されており、この溝72aに取付板64に形成した
挟持片64dが嵌合されている。従って、調節ねじ72
を正逆回転すると、該調節ねじ72はナット73に対し
て螺進退し、この螺進退移動により取付板64が左右方
向に移動するようになっている。
【0050】ところで、取付板64の固定位置は、上記
の説明から理解されるように、移動体44がピローベー
ス7側の終点位置、駆動装置台8側の終点位置に至った
ところで、作動部材63によってスイッチ65,66が
オン動作されるように調節しなければならない。この位
置調節のために、ガイドレール1とピローベース7には
それぞれ終点位置を示すための目印74a,74b(図
4参照)が付されている。
【0051】この目印74a,74bを利用した取付板
64の位置調節は次のようにして行う。すなわち、まず
移動体44をピローベース7側の終点位置または駆動装
置台8側の終点位置に移動させ、移動体44の所定箇所
例えば移動体44の移動方向側先端が目印74aまたは
74bに合致した位置で停止させる。次に、取付ねじ6
9を緩めた状態で、調節ねじ72を螺進退操作して取付
板64を左右方向に移動させる。そして、移動体44を
ピローベース7側の終点位置で停止させた場合には、ス
イッチ65が作動部材63の押圧部63cによりオン動
作される位置に移動させ、駆動装置台8側の終点位置で
停止させた場合には、スイッチ66が作動部材63の押
圧部63dがオン動作される位置に移動させる。この
後、取付ねじ69を締め付けて取付板64をケース17
に固定すると共に、調節ねじ72に螺合されているロッ
クナット75を締め付けて該調節ねじ72を緩まないよ
うに固定する。
【0052】なお、両スイッチ65,66の間隔は予め
移動体44が両終点位置間を移動する距離相当分に定め
られているので、移動体44の一方の終点位置で一方の
スイッチが作動部材63によりオン動作されるようすれ
ば取付板64の位置調節は済み、スイッチ65,66の
位置を改めて調節せずとも良いものである。
【0053】一対のガイドレール1間には、図6、図
7、図16に示すように、マッサージローラ42の下方
に位置して、マットを構成する平面ヒータ76が配され
ていると共に、この平面ヒータ76の下側に位置して支
持プレート77が配されている。平面ヒータ76は例え
ば発泡プラスチック製のクッション体78とフェルト製
の覆い部材79とを両者間にヒータ線80を挟み込んで
接着することによってマット状にユニット化され、覆い
部材79が上面となるようにして支持プレート77上に
載置されている。支持プレート77はポリプロピレン等
の硬質のプラスチックにより形成され、いわゆる腰のあ
るものに構成されている。
【0054】このような平面ヒータ76および支持プレ
ート77の左右両側は図16に示すようにガイドレール
1の内側に位置する主板部1bよりも一段低い中空状部
1g上に載置され、ねじ81によりガイドレール1の主
板部1bに固定された押え板82により上方から押えら
れている。従って、平面ヒータ76および支持プレート
77の左右両側はガイドレール1の中空状部1gと押え
板82との間に挟着された状態になっている。また、平
面ヒータ76および支持プレート77の駆動装置16側
の端部は駆動装置台8上に載置され、ピローベース7側
の端部は該ピローベース7に上下一対の挟持片7h間に
挿入保持されている。
【0055】ところで、平面ヒータ76のヒータ線80
は図6および図7に示すようにガイドレール1の柔軟部
6に対応する中間部分を除いて蛇行状に配置され、柔軟
部6に対応する中間部分は直線状に配置されている。こ
の場合、平面ヒータ76のピローベース7側のうち当該
ピローベース7から所定距離内にある領域にはヒータ線
80は配設されておらず、これによりピローベース7上
に置かれる使用者の頭部が熱せられないようにしてい
る。
【0056】また、ヒータ線80の両端部はリード線8
3に対して中継端子台84において半田付けすることに
より接続される。この中継端子台84はヒータ線80の
端部およびリード線83の端部を含めて樹脂モールドさ
れ、この樹脂モールドにより防水形接続構造にされた状
態となる。そして、図24に示すように、リード線83
の先端部に接続された雌型コネクタ85は制御装置70
のケース86内に配設された給電部たる雄型コネクタ8
7に差し込み接続されている。
【0057】前述したようにガイドレール1は柔軟部6
で折り曲げて二つ折りすることができる。ガイドレール
1が折り曲げられた状態ではモータ18およびヒータ線
80が通電されないようにするために、折曲げ検出装置
88が設けられている。この折曲げ検出装置88は、図
24〜図26に示すように、制御装置70のケース86
の下側に一体に形成された箱形のガイド部89に上下方
向にスライド可能に収納されたスライド部材90と、ガ
イド部89に形成された座部89aとスライド部材90
との間に配置され該スライド部材90を柔軟部6から離
れる方向である矢印D方向に付勢する弾性体たる圧縮コ
イルばね91と、スライド部材90が矢印Dとは反対方
向にスライドしたとき該スライド部材90の突出部90
aにより押圧される板ばね92aを介してオン動作され
るスイッチ92と、一端部がスライド部材90に連結さ
れ他端部が柔軟部6よりもピローベース7側において押
え板82にねじ93により固定されたワイヤ94から構
成されている。
【0058】ここで、スライド部材90に対するワイヤ
94の連結構成は、図26に示すように、ワイヤ94の
一端部を長円形のループ部94aに曲成し、このループ
部94aに通されたねじ95をスライド部材90に螺着
するというものである。
【0059】上記ワイヤ94のうち柔軟部6に対向する
部分は、該柔軟部6の折曲げを吸収するためにコイルば
ね部94bに形成されている。このワイヤ94はガイド
レール1が延ばされると、図24に実線で示すように矢
印Dとは反対方向に引張られてスライド部材90を圧縮
コイルばね91の弾発力に抗して同方向に移動させ、ス
イッチ92をオン動作させる。逆に、ガイドレール1が
柔軟部6で折曲げられると、同図に二点鎖線で示すよう
にコイルばね部94bが屈曲しながらワイヤ94全体を
矢印D方向に移動させるため、スライド部材90が矢印
D方向に移動してスイッチ92をオフ動作させる。そし
て、制御装置70はスイッチ92がオフしているときに
はガイドレール1が折曲げられていると判断し、モータ
18およびヒータ線80が通電されることのないように
する。
【0060】前記ケース17の後面部には、図4に示す
ように電源スイッチ96が取り付けられており、またケ
ース17の後面部からは、制御装置70に連結した電源
コード97、および操作装置を構成するリモートコント
ローラー98(図27参照)の電気コード99が導出さ
れている。電源スイッチ96の周囲部には、カバー部材
96aが取り付けられている。そして、ケース17に
は、図4〜図6、図21、図24などに示すように、ケ
ース17、第1,第2の駆動ローラ22〜25、テンシ
ョン機構35等を覆うカバー100がねじ101によっ
て取り付けられている。
【0061】ここで、制御装置70は図示しないマイク
ロコンピュータを含んで構成されている。この制御装置
70は、後述するリモートコントローラー98の操作に
よりマッサージ運転が選択されると、モータ18に通電
し、暖め運転が選択されると、ヒータ線80に通電する
ようになっている。なお、暖め運転が開始されると、マ
イクロコンピュータが有するタイマー機能、或いは別に
設けられたタイマーの計時動作を開始させ、暖め運転開
始から所定時間例えば8時間経過しても暖め運転の停止
操作がなされない場合には、ヒータ線80を断電するよ
うに構成されている。
【0062】また、制御装置70はマッサージ運転の停
止操作がなされたとき、移動体44が駆動装置台8側の
終点位置に至ったことを検出するスイッチ66がオン動
作するまではモータ18を通電状態とし、該スイッチ6
6がオン動作したことを検出するとモータ18を断電し
てマッサージ運転を停止させるように構成されている。
一方、暖め運転時において、平面ヒータ76の所定部位
に設けられた温度センサ(図示せず)の検出信号に基づ
いてヒータ線80を通断電制御し、平面ヒータ76を所
定の温度に維持する。
【0063】図16に示すようにガイドレール1の主板
部1bの外側半分には図6に示す一対の角柱状のクッシ
ョン部材から成る保持部材102が固着されている。こ
の保持部材102の厚さは平面ヒータ76に比べてかな
り厚く設定されており、これにより一対の保持部材10
2間が凹んだ状態に構成され、使用者が平面ヒータ76
上に上向きに横たわったとき、人体が保持部材102に
より両側から支えられて外側に転がり出ないように保持
されるようになる。
【0064】以上によりマッサージ装置の本体103が
構成され、この本体103は袋状をなす内カバー104
により被覆されると共に、この内カバー104ごと外カ
バー105によって被覆されている。このうち、内カバ
ー104は、図16に示すように、上面部中央部のマッ
サージローラ42,43が当たる部分は耐摩耗性の高い
ナイロン製の布地106を用い、それ以外の部分は、ク
ッション材である発泡ウレタン107と、これの上下両
面に接着された布地108との層構成としている。ま
た、外カバー105の上面部109は、2枚の布地11
0間にクッション材としての綿111を充填して縫製す
ることによりキルティング構造とし、下面部112は布
地のみとしている。
【0065】そして、外カバー105には、図27に示
すように、2本の帯状体113,114が面状ファスナ
ー115によって着脱可能に取着されている。これら2
本の帯状体113,114は、マッサージする際に使用
者の足を押さえ付けるためのもので、ウレタン等のクッ
ション材を布地により覆った層構成としていて、2本の
帯状体113,114同志の結着も面状ファスナー11
6により行うようにしている。
【0066】外カバー105の幅方向両側部において、
上記面状ファスナー115よりも駆動装置16側(電源
スイッチ96側)にも面状ファスナー117が取着され
ており、図28に示すように、ガイドレール1の柔軟部
6を折曲げて本体103を二つ折りにした状態で、2本
の帯状体113,114を駆動装置16側の面状ファス
ナー117に結着させると共に、両者を面状ファスナー
116によって結着することにより、マッサージ装置を
二つ折り状態に結束できるようにしている。
【0067】2本の帯状体113,114のうち、一方
の帯状体113には、ポケット状の収納部118が設け
られており、この収納部118に、リモートコントロー
ラー98および電源コード97を収納できるようにして
いる。
【0068】次にリモートコントローラー98の構成に
ついて、図1、図2、および図3を参照して説明する。
リモートコントローラー98のケース119は、一方向
にに長い矩形箱状をなしていて、上面が開放された浅底
容器状をなす合成樹脂製の下部カバー120と、下面が
開放された蓋状をなす合成樹脂製の上部カバー121と
を複数本のねじ122により連結することにより構成さ
れている。
【0069】このうち、下部カバー120には、上面の
中央部部分にリブから成る補強用の第1の凸部123が
上向きに一体に突設されていると共に、四隅部に第1の
ボス部124が一体に突設されている。第1の凸部12
3は複数本が交差状態に配置されていて、また、各第1
のボス部124は、上部に基端部より径小な筒部124
aを有した段付き形状とされている。上部カバー121
には、所定の部位に位置させて複数個の配置孔125,
126が形成されていると共に、複数箇所に表示窓12
7が設けられ、下面の四隅部に上記第1のボス部124
と対向するように第2のボス部128が突設されてい
る。
【0070】ケース119内において下部カバー120
の上面側には、プリント配線基板から成る配線基板12
9が配設されている。この配線基板129の四隅部には
円形の挿通孔130が形成されており、配線基板129
は、これら各挿通孔130に第1のボス部124の筒部
124aを相対的に挿入することにより、挿通孔130
周縁部の下面が第1のボス部124の段部に当接すると
共に、中央部分の下面が第1の凸部123に当接するこ
とによって下部カバー120上に支持されている。
【0071】この配線基板129の上面には、上記配置
孔125,126に対応して複数個のスイッチ131が
配設されていると共に、表示窓127に対応して複数個
の発光ダイオード132が配設され、また、一端部には
電気コード99の端部に設けられたコネクタ99aと接
続されるコネクタ133が配設されており、下面には、
図示はしないが配線パターンが設けられている。さら
に、配線基板129において、一方の対角線に対応する
部位の2個の挿通孔130の近傍には、それぞれ第1の
係合部としての係合孔134が形成されている。
【0072】ケース119内において上記配線基板12
9の上面側には、合成樹脂製の補強部材135が配設さ
れている。この補強部材135には、下部の四隅部に脚
部136が側方に向けて一体に設けられていると共に、
左右両側部に複数個の弾性係合爪137が下向きに一体
に設けられていて、これら弾性係合爪137を配線基板
129の側部に係合させることにより、補強部材135
に配線基板129を保持させることができるようになっ
ている。
【0073】4個の脚部136には、ねじ挿通孔136
aが形成されていると共に、上面部に第2のボス部12
8と係合する第2の係合部としての円形の係合凹部13
8が形成されている。したがって、第2のボス部128
は、第2の被係合部を兼用している。また、4個の脚部
136のうち、一方の対角線に対応する部位の2個の脚
部136には、上記係合孔134に係合する第1の被係
合部としての係合突部139が下向きに突設されてい
る。
【0074】さらに、補強部材135には図3中右部に
凹部140が形成されていて、この凹部140の底部
に、各スイッチ131と対応させて複数個の挿入孔14
1が形成されている。また、補強部材135において、
各発光ダイオード132と対応する部位には筒状の保持
部142(図1参照)が形成されていると共に、保持部
142と連通する透光孔143が形成されている。
【0075】そして、この補強部材135の下面の中央
部部分には、リブから成る補強用の第2の凸部144が
下向きに一体に突設されていて、この第2の凸部114
が配線基板129の上面に当接している。第2の凸部1
44は、前記第1の凸部123と同一位置となるように
配置されていて、配線基板129を挟んで第1の凸部1
23と対向するようになっている。
【0076】ここで、配線基板129の上面には、第2
の凸部144に沿って、例えば印刷により表示層145
が設けられ、下面にも、図示はしないが第1の凸部12
3に沿って、例えば印刷により被覆層が設けられてい
る。
【0077】補強部材135の凹部140上には、ゴム
などの弾性材製のボタン部材146が配設されている。
このボタン部材146は、板状をなす主体部147に、
楕円状をなす5個のボタン部148a〜148eと三角
形状をなす2個のボタン部149a,149bを一体に
有していると共に、主体部147の外周部にシール用の
環状凸部150を一体に有している。そして、ボタン部
材146は、各ボタン部148a〜148eおよび14
9a,149bの下部を挿入孔141に挿入すると共に
上部を上部カバー121の配置孔125,126に挿入
した状態で、主体部147が補強部材135と上部カバ
ー121との間で挟持されている。
【0078】この場合、図2に示すように、楕円状をな
すボタン部148a〜148eのうち、上部側の3個の
ボタン部148a〜148cはマッサージ用、下部側の
2個のボタン部148d,148eはヒータ用となって
いる。そして、マッサージ用の3個のボタン部148a
〜148cのうち、マッサージ運転の開始に主として必
要なボタン部148aと停止に必要なボタン部148c
の表面には、目の不自由な人のために、凸部から成る印
151,152が設けられている。また、ヒータ用の2
個のボタン部148d,148eのうち、ヒータ運転の
開始と停止に必要なボタンであるボタン部148eの表
面にも、目の不自由な人のために、凸部から成る印15
1が設けられている。なお、中央部に配置されたボタン
部148cの印152としては、凸部が2個となってい
る。
【0079】そして、上記印151が設けられた以外の
ボタン部148b,148d、および149a,149
bは、印151,152が設けられたボタン部148
a,148c,148eの近傍に配置されている。
【0080】このような構成のリモートコントローラー
98は、次のようにして組立てる。まず、配線基板12
9のコネクタ133に電気コード99のコネクタ99a
を接続し、この後、配線基板129に補強部材135の
弾性係合爪137を係合させる。このとき、補強部材1
35の2本の係合突部139を配線基板129の各係合
孔134に係合させることにより、配線基板129と補
強部材135との位置決めがなされる。これにより、各
スイッチ131と挿入孔141、および各発光ダイオー
ド132と保持部142の位置合わせが確実になされ
る。このとき、補強部材135側の第2の凸部144と
配線基板129上面の表示層145とが一致しているか
どうかを目で見ることにより、配線基板129と補強部
材135との位置を確認することもできる。
【0081】そして、補強部材135の凹部140上に
ボタン部材146を配置し、各ボタン部148a〜14
8e,149a,149bの下部を挿入孔141に挿入
する。この後、ボタン部材146の上から上部カバー1
21を被せる。このとき、各ボタン部148a〜148
e,149a,149bの上部を配置孔125,126
に挿入すると共に、各第2のボス部128を各脚部13
6の係合凹部138に係合させることにより、補強部材
135と上部カバー121との位置決めがなされる。こ
れにより、各ボタン部148,149と配置孔125,
126、および各発光ダイオード132と表示窓127
の位置合わせが確実になされる。
【0082】この後、これら配線基板129、補強部材
135、ボタン部材146、および上部カバー121を
下部カバー120上に配置する。このとき、配線基板1
29の各挿通孔130に、下部カバー120の各第1の
ボス部124の筒部124aを挿入させる。この状態
で、下部カバー120の下面側から第1のボス部124
にねじ122を挿通し、このねじ122を脚部136の
ねじ挿通孔136aを通して第2のボス部128にねじ
込むことにより、各部材を連結固定する。これにより、
リモートコントローラー98の組立てが完了する。
【0083】以上のように構成されたマッサージ装置に
よりマッサージを受けるには、まず、ガイドレール1ひ
いてはマッサージ装置を図27に示すように延ばして床
に置き、電源コード97を図示しないコンセントに差し
込んで、電源スイッチ96をオン操作した後、本体10
3上に腰を降ろす。そして、2本の帯状体113,11
4により、使用者の足の部分をマッサージローラ42,
43側である本体103側に押さえ付け、この状態で、
使用者は頭部をピローベース7上に置いて本体103上
(平面ヒータ76部分の上)に横たわる。
【0084】そして、本体103上に横たわった状態
で、リモートコントローラー98を操作する。すると、
モータ18が起動し、これにより伝動用ベルト2が移動
されることに伴い移動体44が往復移動する。この移動
体44の往復移動により、マッサージローラ42,43
が内カバー104および外カバー105を介して使用者
の背中や足に当たって回転しながら移動し、これにより
使用者は全身にマッサージ作用を受けるものである。
【0085】このようなマッサージ運転時において、背
中や腰は自身の体重によって適度にマッサージローラ4
2,43に押し付けられるので、良好なるマッサージ作
用を受けるものであり、また、足も帯状体113,11
4により適度にマッサージローラ42,43に押し付け
られるので、良好なるマッサージ作用を受けることがで
きる。
【0086】一方、マッサージ運転の開始と同時に暖め
運転を開始させると、ヒータ線80が発熱して身体を暖
める。そして、この平面ヒータ76により身体が暖めら
れると血行が良くなるので、マッサージローラ42,4
3によるマッサージとの相乗効果により一層良好なるマ
ッサージ効果が得られる。
【0087】さて、所望時間マッサージローラ42,4
3を移動させた後、マッサージ運転を停止する操作を行
うと、制御装置70は移動体44が駆動装置台8側の終
点位置に至ったところでモータ18を断電する。そし
て、そのままマッサージ装置で睡眠を取りたい場合、冬
季など気温の低い時期にはヒータ線80を通電状態のま
まにしておく。そして、目覚めたとき、暖め運転を停止
する操作を行い、ヒータ線80を断電する。このとき、
暖め運転を停止する操作を忘れた場合には、ヒータ線8
0はそのまま通電状態に維持されるが、制御装置70は
暖め運転の開始から所定時間例えば8時間経過すると、
ヒータ線80を自動的に断電し、無駄な電力の消費を防
止する。
【0088】一方、マッサージ装置を片付ける場合に
は、図28に示すように、本体103を二つ折りにした
状態で、2本の帯状体113,114によりマッサージ
装置を二つ折り状態に結束する。そして、リモートコン
トローラー98および電源コード97を一方の帯状体1
13の収納部118に収納しておく。
【0089】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。すなわち、リモートコントロ
ーラー98において、下部カバー120と上部カバー1
21とにより構成されるケース119内に補強部材13
5が配設されていると共に、下部カバー120に突設さ
れた補強用の第1の凸部123と補強部材135に突設
された補強用の第2の凸部144とがそれぞれ配線基板
129に上下から当接されているので、ケース119が
何かで押え付けられた際に第1の凸部123と第2の凸
部144とが互いに突っ張り合うようになる。よって、
押え付けに対するケース119としての機械的強度が高
く、したがって、ケース119が何かで押え付けられた
としても、それが破損することを極力防止することがで
きる。
【0090】また、板状をなす主体部147に複数個の
ボタン部148a〜148eおよび149a,149b
を一体に有する弾性材製のボタン部材146を補強部材
135と上部カバー121との間に配設し、これらでボ
タン部材146の主体部147を挟持するようにしてい
るので、複数個のボタン部148a〜148eおよび1
49a,149bを一つの部材(ボタン部材146)と
して扱うことができて、組立てがし易く、また、仮に上
部カバー121の配置孔125,126とボタン部14
8a〜148eおよび149a,149bとの間の隙間
から水や埃が侵入したとしても、それらはボタン部材1
46にて受けられ、それらが配線基板129側へ侵入す
ることを効果的に防止することができる。
【0091】さらに、補強部材135に弾性係合爪13
7を設け、組立て時にその弾性係合爪137を配線基板
129に係合させることにより補強部材135と配線基
板129とをユニット化できるので、組立てがし易くな
る。
【0092】また、下部カバー120および上部カバー
121に突設した第1および第2のボス部124,12
8間をねじ122により連結する場合において、第1の
ボス部124を段付き形状とし、その第1のボス部12
4が有する筒部124aを配線基板129の挿通孔13
0に挿通し、ねじ122と配線基板129との間にその
筒部124aが介在されるようにしているので、ねじ1
22と配線基板129との間の絶縁耐力を向上できる。
したがって、仮に静電気を帯びた人がねじ122を触っ
たとしても、その静電気の影響が配線基板129側に及
ぶことを極力防止することができるようになる。これに
伴い、ねじ122に絶縁用のキャップを取り付ける必要
もなくすことが可能になる。
【0093】この場合、挿通孔130に第1のボス部1
24の筒部124aを挿通する構成としたが、これに代
えて、第2のボス部128、或いは補強部材135の脚
部136に筒部を設け、その筒部を挿通孔130に挿通
したり、複数の筒部を挿通孔130に挿通する構成とす
ることもできる。
【0094】そして、配線パターンが設けられた配線基
板129の下面に第1の凸部123に沿って被覆層(図
示せず)を設けたことにより、配線基板129の下面に
第1の凸部123を当接させるようにしながらも、上記
配線パターンをその被覆層によって保護することができ
る。
【0095】また、配線基板129の上面に補強部材1
35の第2の凸部144に沿って表示層145を設けた
場合には、配線基板129と補強部材135とを組み合
わせた時に、それら表示層145と第2の凸部144と
の位置を見て合わせることにより、これら配線基板12
9と補強部材135との位置合わせ、およびその確認が
できるようになる。
【0096】さらに、配線基板129に設けられた係合
孔134と、補強部材135に設けられた係合凸部13
9とを係合させると共に、補強部材135に設けられた
係合凹部138と、上部カバー121に設けられた第2
のボス部128とを係合させた構成としたことにより、
配線基板129と補強部材135と上部カバー121と
の三者の位置決めが確実にできる。これにより、配線基
板129上の各スイッチ131と上部カバー121の配
置孔125,126に配置されるボタン部148a〜1
48eおよび149a,149bの位置合わせ、および
配線基板129上の各発光ダイオード132と補強部材
136の各保持部142、ひいては上部カバー121の
各表示窓127の位置合わせが確実にできるようにな
る。
【0097】そして、マッサージ動作の開始および停止
に必要なボタン部148a,148c、並びにヒータ運
転の開始および停止に必要なボタン部148eの表面
に、目の不自由な人用の凸部による印151,152を
設けたことにより、その印151,152を触ることに
よりそのボタン部148a,148c,148eの位置
がわかり、目の不自由な人でも操作し易くなる。また、
印151,152が設けられた以外のボタン部148
b,148d、および149a,149bを、印15
1,152が設けられたボタン部148a,148c,
148eの近傍に配置することで、印151,152が
設けられているボタン部148a,148c,148e
と、印151,152が設けられていないボタン部14
8b,148d、および149a,149bとを容易に
区別することができる。なお、三角形状のボタン部14
9a,149bは、他のボタン部148a〜148eと
は形状が異なっているので、これによっても容易に区別
できる。
【0098】
【発明の効果】請求項1に記載のマッサージ装置によれ
ば、操作装置において、下部カバーと上部カバーとによ
り構成されるケース内に補強部材が配設されていると共
に、下部カバーに突設された補強用の第1の凸部と補強
部材に突設された補強用の第2の凸部とがそれぞれ配線
基板に上下から当接するようにしているので、押え付け
に対するケースとしての機械的強度が高くなる。したが
って、ケースが何かで押え付けられたとしても、それが
破損することを極力防止することができる。
【0099】請求項2に記載のマッサージ装置によれ
ば、板状をなす主体部に複数個のボタン部を一体に有す
る弾性材製のボタン部材を補強部材と上部カバーとの間
に配設し、これらでボタン部材の主体部を挟持するよう
にしているので、複数個のボタン部を一つの部材として
扱うことができて、組立てがし易く、また、仮に上部カ
バーの配置孔とボタン部との間の隙間から水や埃が侵入
したとしても、それらはボタン部材にて受けられ、それ
らが配線基板側へ侵入することを効果的に防止すること
ができる。しかも、各ボタン部の位置がずれるようなこ
ともない。
【0100】請求項3に記載のマッサージ装置によれ
ば、補強部材に弾性係合爪を設け、組立て時にその弾性
係合爪を配線基板に係合させるようにしたことにより、
補強部材と配線基板とをユニット化できるので、組立て
がし易くなる。
【0101】請求項4に記載のマッサージ装置によれ
ば、下部カバーおよび上部カバーに突設した第1および
第2のボス部間をねじにより連結する場合において、第
1および第2のボス部が有する筒部、もしくは補強部材
に設けられた筒部のうちの少なくとも一つの筒部を配線
基板の挿通孔に挿通させることにより、ねじと配線基板
との間に別部材が介在されることになるので、ねじと配
線基板との間の絶縁耐力が向上する。したがって、仮に
静電気を帯びた人がねじを触ったとしても、その静電気
の影響が配線基板側に及ぶことを極力防止することがで
きるようになり、また、ねじに絶縁用のキャップを取り
付ける必要もなくすことが可能になる。
【0102】
【0103】請求項に記載のマッサージ装置によれ
ば、配線パターンが設けられた配線基板の下面に第1の
凸部に沿って被覆層を設けることにより、配線基板の下
面に第1の凸部を当接させるようにしながらも、上記配
線パターンをその被覆層によって保護することができ
る。
【0104】請求項に記載のマッサージ装置によれ
ば、配線基板の上面に補強部材の第2の凸部に沿って表
示層を設けたことにより、配線基板と補強部材とを組み
合わせた時に、それら表示層と第2の凸部との位置を見
て合わせることにより、これら配線基板と補強部材との
位置合わせ、およびその確認ができるようになる。
【0105】請求項に記載のマッサージ装置によれ
ば、配線基板および補強部材のうちの一方に第1の係合
部を設けると共に、他方にその第1の係合部と係合する
第1の被係合部を設け、また、補強部材および上部カバ
ーのうちの一方に第2の係合部を設けると共に、他方に
その第2の係合部と係合する第2の被係合部を設けた構
成としたことにより、配線基板と補強部材と上部カバー
との三者の位置決めが確実にでき、ひいては配線基板上
のスイッチと上部カバーの配置孔に配置されるボタン部
の位置合わせや、配線基板上の発光ダイオードと補強部
材の保持部の位置合わせが確実にできるようになる。
【0106】請求項に記載のマッサージ装置によれ
ば、マッサージ動作の開始および停止に必要なボタン部
の表面に、目の不自由な人用の凸部もしくは凹部の印を
設けたことにより、その印を触ることによりそのボタン
部の位置がわかり、目の不自由な人でも操作し易くな
る。
【0107】請求項に記載のマッサージ装置によれ
ば、印が設けられた以外のボタン部を、印が設けられた
ボタン部の近傍に配置することにより、印が設けられて
いるボタン部と印が設けられていないボタン部とを容易
に区別することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、リモートコン
トローラーの縦断側面図
【図2】リモートコントローラーの正面図
【図3】リモートコントローラーの分解斜視図
【図4】一部を除去して示すマッサージ装置本体の平面
【図5】一部を切除して示す全体の縦断側面図
【図6】本体の要部の斜視図
【図7】本体の要部の分解斜視図
【図8】ピローベースとガイドレールとの連結部分の平
面図
【図9】図8のア−ア線に沿う断面図
【図10】図8のイ−イ線に沿う断面図
【図11】図8のウ−ウ線に沿う断面図
【図12】図8のエ−エ線に沿う断面図
【図13】駆動プーリ部分の縦断正面図
【図14】駆動プーリ部分の分解斜視図
【図15】伝動用ベルトの駆動プーリへの取り付け構成
を示す縦断側面図
【図16】移動体の片側半分部分を示す縦断正面図
【図17】テンション機構を示す縦断側面図
【図18】移動体の側面図
【図19】移動体の伝動用ベルトへの連結構成を示す斜
視図
【図20】検出装置の斜視図
【図21】検出装置の縦断側面図
【図22】検出装置の取付板の取り付け構成を示す斜視
【図23】調節機構の縦断正面図
【図24】折曲げ検出装置の縦断側面図
【図25】図24のオ−オ線に沿う縦断正面図
【図26】図24のカ−カ線に沿う横断平面図
【図27】本体を延ばして床に置いた状態の斜視図
【図28】本体を二つ折りした状態の斜視図
【符号の説明】
1はガイドレール、2は伝動用ベルト、7はピローベー
ス、8は駆動装置台、10はベース、16は駆動装置、
18はモータ、42,43はマッサージローラ(マッサ
ージ手段)、44は移動体、70は制御装置、76は平
面ヒータ、96は電源スイッチ、98はリモートコント
ローラー(操作装置)、99は電気コード、103は本
体、119はケース、120は下部カバー、121は上
部カバー、122はねじ、123は第1の凸部、124
はボス部、125,126は配置孔、127は表示窓、
128は第2のボス部(第2の被係合部)、129は配
線基板、130は挿通孔、131はスイッチ、132は
発光ダイオード、133はコネクタ、134は係合孔
(第1の係合部)、135は補強部材、137は弾性係
合爪、138は係合凹部(第2の係合部)、139は係
合突部(第1の被係合部)、141は挿入孔、142は
保持部、144は第2の凸部、145は表示層、146
はボタン部材、147は主体部、148a〜148e、
149a,149bはそれぞれボタン部、151,15
2は印である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−46457(JP,A) 特開 平8−161970(JP,A) 特開 平5−168666(JP,A) 実開 昭59−26626(JP,U) 実開 昭62−149115(JP,U) 実開 平6−56923(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 15/00 350 A61H 15/00 362 H01H 9/02 H01H 13/04 H04Q 9/00 371

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マットおよびこのマットの上に横たわっ
    た使用者をマッサージするマッサージ手段、並びにこの
    マッサージ手段を制御する制御装置を備えた本体と、前
    記制御装置と電気コードを介して接続されると共にその
    電気コードを介して本体の外部へ導出された操作装置と
    を具備したマッサージ装置において、 前記操作装置は、 上面に補強用の第1の凸部が一体に突設された剛性を有
    する合成樹脂製の下部カバーと、 この下部カバーの上面側に下面が前記第1の凸部の上端
    部に当接するように配設された配線基板と、 この配線基板の上面側に配設され、下面に前記配線基板
    を介して前記第1の凸部と当接する補強用の第2の凸部
    が一体に突設された剛性を有する合成樹脂製の補強部材
    と、 この補強部材を上方から覆う状態で前記下部カバーと連
    結されてその下部カバーと共にケースを構成する上部カ
    バーとを具備し、 前記ケースが外部から押え付けられた際に、前記第1お
    よび第2の凸部が前記配線基板を介して互いに突っ張り
    合う構成とされている ことを特徴とするマッサージ装
    置。
  2. 【請求項2】 マットおよびこのマットの上に横たわっ
    た使用者をマッサージするマッサージ手段、並びにこの
    マッサージ手段を制御する制御装置を備えた本体と、前
    記制御装置と電気コードを介して接続されると共にその
    電気コードを介して本体の外部へ導出された操作装置と
    を具備したマッサージ装置において、 前記操作装置は、 下部カバーと、 この下部カバーの上面側に配設され、上面に複数個のス
    イッチが配設された配線基板と、 この配線基板の上面側に配設され、前記各スイッチと対
    応する部位に挿入孔が形成された剛性を有する合成樹脂
    製の補強部材と、 板状をなす主体部に複数個のボタン部を一体に有し、各
    ボタン部の下部を前記挿入孔に挿入すると共に、それら
    各挿入孔を上方から覆う状態で前記補強部材上に配設さ
    れた弾性材製のボタン部材と、 前記各ボタン部の上部が挿入される配置孔を有し、前記
    ボタン部材および補強部材を上方から覆う状態で前記下
    部カバーと連結されてその下部カバーと共にケースを構
    成すると共に、前記ボタン部材の主体部を補強部材との
    間で挟持する上部カバーとを具備する構成としたことを
    特徴とするマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 補強部材には、配線基板に係合してこれ
    を保持する弾性係合爪が一体に設けられていることを特
    徴とする請求項1または2記載のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】 配線基板に挿通孔が形成されていると共
    に、下部ケースおよび上部ケースにその挿通孔に対応さ
    せて第1および第2のボス部が互いに対向するように突
    設され、これら第1および第2のボス部が有する筒部、
    もしくは補強部材に設けられた筒部のうちの少なくとも
    一つの筒部が前記挿通孔に挿通された状態で、前記第1
    および第2のボス部間がねじにより連結されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のマッ
    サージ装置。
  5. 【請求項5】 配線基板において配線パターンが配設さ
    れた下面には、第1の凸部に沿って被覆層が設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装
    置。
  6. 【請求項6】 配線基板の上面には、第2の凸部に沿っ
    て表示層が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のマッサージ装置。
  7. 【請求項7】 配線基板および補強部材には、一方に第
    1の係合部が設けられていると共に他方にその第1の係
    合部と係合してこれら配線基板と補強部材との位置決め
    をする第1の被係合部が設けられ、補強部材および上部
    カバーには、一方に第2の係合部が設けられていると共
    に他方にその第2の係合部と係合してこれら補強部材と
    上部カバーとの位置決めをする第2の被係合部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    記載のマッサージ装置。
  8. 【請求項8】 複数個のボタン部のうち、マッサージ動
    作の開始および停止に必要なボタン部の表面に、目の不
    自由な人用の凸部もしくは凹部の印が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載のマッサージ装置。
  9. 【請求項9】 複数個のボタン部のうち、印が設けられ
    た以外のボタン部は、印が設けられたボタン部の近傍に
    配置されていることを特徴とする請求項8記載のマッサ
    ージ装置。
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