JP2885653B2 - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP2885653B2
JP2885653B2 JP6301157A JP30115794A JP2885653B2 JP 2885653 B2 JP2885653 B2 JP 2885653B2 JP 6301157 A JP6301157 A JP 6301157A JP 30115794 A JP30115794 A JP 30115794A JP 2885653 B2 JP2885653 B2 JP 2885653B2
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義雄 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動するマッサージロ
ーラ上に上向きに横たわってマッサージを受けるタイプ
のマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のマッサージ装置には、実公平4
−20434号公報に示されたマットレスタイプのもの
がある。このマッサージ装置は、長尺平板状の基体を有
し、この基体の幅方向両側に一対のガイドレールが敷か
れ、また長手方向両側にモータを駆動源とする駆動装置
とピローベースとが配設されている。そして、ガイドレ
ールには、駆動装置によって往復移動される伝動用ベル
ト、および回転自在なマッサージローラを有した移動体
が設けられ、移動体は伝動用ベルトに連結されている。
そして、マッサージ装置は全体が外装地により覆われて
いて、伝動用ベルトが駆動装置により往復移動される
と、これに伴って移動体も往復移動するので、その外装
地上に上向きに横たわった使用者は往復移動する移動体
のマッサージローラによりマッサージを受けることがで
きるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成のものでは、マッサージ装置全体のカバーとしては
外装地一枚で構成されているため、次のような欠点があ
る。外装地にクッション性がない場合には、使用者が横
たわった際に、その外装地を介してマッサージローラ等
に当たって痛さを感じることになり、いわゆる感触が悪
いものとなる。一方、外装地にクッション性のあるもの
を用いた場合には、マッサージローラとの摩擦によりそ
の外装地が傷みやすく、耐久性が悪くなり、また、クッ
ション性が高すぎる場合には、マッサージ効果が低下す
ることにもなる。
【0004】また、この種のマッサージ装置において、
マッサージローラから良好なるマッサージ効果を得るた
めには、マッサージを受ける部分がマッサージローラに
適度に押圧されていることが好ましい。ところが、背中
や腰にマッサージを受ける場合には、胴体の重さによっ
て背中や腰が程よくマッサージローラに押し付けられる
ので良いが、足にマッサージを受ける場合には、足が軽
量であるため、マッサージローラへの押圧力が不足し、
マッサージ効果が半減してしまう。
【0005】そこで、従来のマッサージ装置では、8K
g前後の砂袋が複数個付属品として設けられていて、こ
れを足首と膝の上に載せてマッサージを受けるようにし
ているが、その砂袋の扱いは非力な老人や女性には大き
な負担となり、また、その砂袋の収納も面倒である。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、カバーを二重構造とすることによ
り、感触を良くすることができると共に、耐久性の向上
を図ることが可能となり、また、重い砂袋を扱うことな
く、軽い操作で足を良好にマッサージすることができる
等の効果を得ることができるマッサージ装置を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマッサージ装置
は、平行に配置された一対のガイドレールと、これら一
対のガイドレールに沿って移動可能に設けられた伝動用
条部材と、前記ガイドレールの長手方向一端側に設けら
れ、前記伝動用条部材をガイドレールに沿って移動させ
る駆動装置と、前記ガイドレールの長手方向他端側に設
けられたピローベースと、回転自在なマッサージローラ
を有し前記伝動用条部材により駆動されて前記ガイドレ
ールに沿って移動される移動体とを具備した本体に対し
て、その本体を被覆する内カバーを設けると共に、この
内カバーごと被覆する外カバーを設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】この場合、感触を良くすると共に外観を向
上させるために、外カバーの上面部を、内部にクッショ
ン材を用いたキルティング構造とすることが好ましい。
また、外カバーにおいて、頭の方向を明確にするため
に、ピローベースに対応する部位に枕部分を表示すると
良い。
【0009】内カバーにおいて、耐久性の向上を図るた
めに、上面部のマッサージローラが当たる部分を耐摩耗
性の高い布地により構成することが好ましい。また、内
カバーにおいて、横たわった際の感触の向上や床を保護
することを目的として、上面部のマッサージローラが当
たる部分を除いた左右両側と下面部、並びにピローベー
スと対応する部分を、それぞれ布地とクッション材の層
構成とすると良い。さらに、内カバーの上面部におい
て、布地とクッション材の層構成とした部分を、左右両
側の端部からマッサージローラの通過部近傍部位まで配
置することもできる。
【0010】駆動装置を制御する制御装置と外部の操作
装置とを電気コードで接続した構成とした場合、その電
気コードは、外カバーの長手方向中間部の側部に形成さ
れた開口部から外部へ導出させることが好ましい。この
場合、その電気コードを導出した外カバーの開口部は、
開口端同志もしくは一方の開口端と内カバーとを止め具
により止めるようにすると良い。また、上記電気コード
を制御装置の近傍から導出して内カバーと外カバーとの
間を通すようにした場合、内カバーの側部にその電気コ
ードを保持する保持部を設けると良い。
【0011】外カバーにおける駆動装置側の端部に、本
体を挿入するための開口部を形成すると共に、スライダ
ーの移動に基づきその開口部を開閉する線状ファスナー
を設け、その線状ファスナーにより開口部を閉じた状態
でスライダーを覆うように、カバー部材を駆動装置の収
納ケースにねじ止めすると良い。
【0012】また、駆動装置の収納ケースに電源スイッ
チを取り付けると共に、その電源スイッチを外カバーに
形成された開口部から露出させ、その開口部から露出し
た電源スイッチの周囲を覆うようにカバー部材を設ける
ようにしても良い。この場合、電源スイッチの操作部
は、誤操作を防止するために、カバー部材においてその
操作部の周囲部分よりも窪んだ位置となるように配置す
ることが好ましい。操作部を露出させた外カバーの開口
部を囲むように補強部材を設けると良い。
【0013】使用者を寝やすくするために、本体におい
て、両ガイドレール上にそれぞれクッション材製の保持
部材を設けると共に、両ガイドレール間に使用者を受け
るマット部材を設けると良い。この場合、移動体として
は1個のみ設け、マッサーシ終了後にその移動体を駆動
装置側端部に停止させるようにすると良い。
【0014】外カバーに、使用者の足を本体側に押さえ
付けるために、本体の幅方向に結着可能な帯状体を設け
ることが好ましい。制御装置と電気コードで接続された
操作装置を備えたものの場合、前記帯状体に、その操作
装置を収納する収納装置を設けることが好ましい。さら
に、本体を長手方向の両端部同志を重ねるように二つ折
りが可能に構成した場合、帯状体によりその本体を二つ
折り状態に結束することができるようにすることが好ま
しい。帯状体は、布地とクッション材の層構成とするこ
とが好ましい。
【0015】
【作用】上記した手段によれば、マッサージローラを備
えた本体を、内カバーと外カバーの二つのカバーで覆う
ようにしたので、カバーとしては二重構造となる。した
がって、内カバーおよび外カバーには、それぞれの用途
に適した素材および構成のものを用いることが可能とな
る。例えば、外カバーにおいては、使用者が直接触れる
部分には感触の良い構成で、しかも外観を良くできるも
のを用い、また、内カバーにおいては、マッサージロー
ラが当たる部分には摩耗に耐える素材を用い、マッサー
ジローラが当たらない部分にはクッション性に優れた構
成を採用する、ということが可能になる。
【0016】操作装置の電気コードを、外カバーの長手
方向中間部の側部に形成された開口部から外部へ導出さ
せた場合には、使用者が本体上に寝転んだ際に、操作装
置が使用者の手の近くになるため、その操作装置の操作
がし易く、また、電気コードが外部へ出ている長さを短
くできる。また、操作装置の電気コードを内カバーと外
カバーとの間を通すようにした場合において、内カバー
の側部にその電気コードを保持する保持部を設けた場合
には、内カバーと外カバーとの間で電気コードが遊ばな
いようにできる。
【0017】外カバーにおいて、本体を挿入するための
開口部を開閉する線状ファスナーのスライダーを覆うよ
うにカバー部材を取り付けた場合には、使用者が不用意
に外カバーを開けないようにできる。また、電源スイッ
チの周囲をカバーで覆うようにした場合には、電源スイ
ッチを保護できると共に、外観を良くできる。
【0018】本体において、両ガイドレール上にそれぞ
れクッション材製の保持部材を設けると共に、両ガイド
レール間に使用者を受けるマット部材を設けた場合に
は、マッサージを受けるだけでなく、そのまま本体上で
寝ることもできるようになる。さらに、移動体としては
1個のみ設け、マッサーシ終了後にその移動体を駆動装
置側端部に停止させるようにした場合には、使用者が寝
る際に移動体が邪魔にならないようになる。
【0019】外カバーに帯状体を設けた場合には、マッ
サージする際に、その帯状体を用いて足を本体側へ押さ
え付けることにより、足を良好にマッサージすることが
できるようになる。この場合、扱うものが帯状体であ
り、重い砂袋を扱う場合に比べて、扱いが容易である。
また、帯状体は外カバーに備えられているから、収納に
困るようなこともない。
【0020】本体を二つ折りする際に、その帯状体によ
り本体を結束するようにした場合には、結束するための
専用の部材を必要としない。帯状体を布地とクッション
材の層構成とした場合には、帯状体により足を押さえ付
けた際の感触が良く、足を押さえ付けながも、足が痛く
なることを防止できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明のマッサージ装置の第1実施例
について、図1〜図30に基づいて説明する。このマッ
サージ装置は、図2〜図5に示すように一対のガイドレ
ール1を備えている。このガイドレール1は、ナイロ
ン、ポリプロピレンなどのプラスチックにより長尺な板
状に成形されたもので、図1に示すように、その内部は
中空状になっていてその中空内部に複数のリブ1aが形
成されている。このガイドレール1の上面部を構成する
主板部1bには、その長手方向全体にわたって一対のL
形リブ1cが形成され、この一対のL形リブ1c間およ
び当該一対のL形リブ1cの下側の中空内部は伝動用条
部材としてのスチール製の伝動用ベルト2が通る上部通
路3および下部通路4とされている。また、ガイドレー
ル1の主板部1bには一対のL形リブ1cと平行に1本
のL形リブ1dが形成されており、このL形リブ1dと
一対のL形リブ1cとの間の溝状部分が車輪ガイド部5
とされている。
【0022】ガイドレール1は長手方向中央部分で折り
曲げて二つ折りできるようにするために、該長手方向中
央部分は屈曲可能な柔軟部6とされている。この柔軟部
6は、図21に示すように、主板部1bを残してその上
下両側に多数のスリット6aを形成することによって構
成されており、このスリット6aの形成部分では主板部
1bを残して他の部分が除去されているので、当該部分
で柔軟性が生ずる結果、ガイドレール1が長手方向中央
部分(柔軟部6)において図21に二点鎖線で示すよう
に折り曲げ可能になるものである。
【0023】このような一対のガイドレール1は、左右
方向に所定の間隔をもって対向するように平行に配置さ
れ、その長手方向一端側および他端側に設けられたピロ
ーベース7および駆動装置台8によって間隔保持されて
いる。ここで、一対のガイドレール1に対し、ピローベ
ース7は次に述べるスライド嵌合によって連結され、駆
動装置台8はねじ9によって連結されており、この連結
により一体化された一対のガイドレール1、ピローベー
ス7および駆動装置台8によって矩形枠状のベース10
が構成される。このようにベース10を枠状に構成する
ことによって、軽量化を図っている。
【0024】ここで、ガイドレール1へのピローベース
7の連結構成につき説明する。ピローベース7は、図6
〜図10に示すように下面の大部分が開放された中空状
に形成され、その上面部7aは上向きに横たわった使用
者の頭部を支えるために、円弧凹面状で且つ駆動装置台
8側に向かって下降する傾斜状に形成されている。ま
た、ピローベース7の上面部7aの裏側には下向きの補
強リブ7bが多数形成されており、この補強リブ7bに
よって使用者の頭部を支えたとき該上面部7aが撓むこ
とのないようにしている。そして、ピローベース7の上
面部7aの左右両側のうち、ガイドレール1が連結され
る部分は凹状に形成され、この凹状部11の内側に2個
の係合部7c,7dが突設されている。
【0025】一方、一対のガイドレール1の一端部分は
図5および図6に示すように幅方向両側および下側半分
が切除された形態となっており、これによりガイドレー
ル1の一端部分の左右両側に係合凹部1e,1f(図7
参照)が形成された状態になっている。そして、当該ガ
イドレール1の一端部分はピローベース7の凹状部11
底面の傾斜に沿うように斜め上向きに屈曲されている。
【0026】そして、ガイドレール1の一端部分をピロ
ーベース7の前記凹状部11にスライドによって挿入す
ることにより、係合凹部1e,1fがそれぞれピローベ
ース7の係合部7c,7dに嵌合される。このような凹
部(係合凹部1e,1f)と凸部(係合部7c,7d)
とのスライド嵌合により一対のガイドレール1とピロー
ベース7とが連結されるものである。このガイドレール
1のピローベース7からの抜け止めは伝動用ベルト2に
よって行われるが、その具体的構成については後述の説
明から明らかとなる。なお、スライド嵌合のための凹部
相当部分をピローベース7側に形成し、凸部相当部分を
ガイドレール1側に形成するようにしても良い。
【0027】上記ピローベース7内の左右両側には、図
6、図9に示すように、ガイドレール1の取り付け部分
の後側に位置してガイドプーリ12が設けられている。
このガイドプーリ12は、図8に示すように、ピローベ
ース7内の隣接する補強リブ7bの軸孔7eに挿通支持
され軸13に回転自在に支持されている。なお、ピロー
ベース7の開放下面のうち、ガイドプーリ12が設けら
れた部分は閉鎖板14によって塞がれている。
【0028】しかして、前記伝動用ベルト2の途中部分
は上記ガイドプーリ12に掛け渡されている。そして、
図9に示すように、伝動用ベルト2の一端側はピローベ
ース7に形成された導出孔7fから外部に引き出されて
ガイドレール1の上部通路3内に挿入されている。ま
た、伝動用ベルト2の他端側は、ピローベース7の底面
に図7に示す弾性爪15aの弾性係合により取り付けら
れた半円弧面状のガイド15に掛けられた後、ピローベ
ース7に形成された導出孔7gから引き出されてガイド
レール1の下側通路4内に挿入されている。そして、伝
動用ベルト2の両端部は、上側通路3および下側通路4
の駆動装置台8側の端部から導出されている。
【0029】前記駆動装置台8上には駆動装置16が配
設されている。この駆動装置16は伝動用ベルト2を上
側通路3および下側通路4に沿って往復移動させるため
のもので、その具体構成を説明するに、駆動装置16の
ケース17内には、図2に示すように、駆動源として正
逆回転可能な減速機付きモータ18が設けられている。
また、ケース17にはモータ18を駆動源とする回転軸
19が回転可能に設けられており、モータ18から回転
軸19への回転伝達は、ケース17から突出するモータ
18の出力軸18aに取着された駆動歯車20と、同じ
くケース17から突出する回転軸19の両端部のうち一
端側に取着された従動歯車21とによって行われる。な
お、従動歯車21から回転軸19への回転伝達は、図1
2に示すように従動歯車21に形成された非円形例えば
略小判形の軸穴21aを同じく断面略小判形に形成され
た回転軸19の一端部に嵌合することによって行われ
る。
【0030】上記回転軸19の両端部には、それぞれ第
1の駆動プーリ22,23および第2の駆動プーリ2
4,25が配されている。このうち、回転軸19の一端
側に配された第1,第2の駆動プーリ22,24は従動
歯車21から回転伝達され、他端側に配された第1,第
2の駆動プーリ23,25は回転軸19から回転伝達さ
れるようになっている。
【0031】すなわち、図11および図12に示すよう
に、回転軸19の一端側に配された第1の駆動プーリ2
2の両側面部には、被係合部としての多数の溝26a,
27aを有した連結穴26,27が形成されている。ま
た、回転軸19の一端側に配された第2の駆動プーリ2
4の一側部には、外周部に係合部としての多数の突条2
8aを形成した連結突部28が突設されている。そし
て、第1の駆動プーリ22の一方の連結穴26は溝26
aを従動歯車21の歯21bのうち駆動歯車20との噛
合から除かれた片側部分に噛み合わせるようにして該従
動歯車21に嵌合され、また第2の駆動プーリ24の連
結突部28はその突条28aを第1の駆動プーリ22の
他方の連結穴27の溝27aに噛み合わせるようにして
該他方の連結穴27に嵌合されており、これにより従動
歯車21の回転が第1の駆動プーリ22に伝達され、更
に第1の駆動プーリ22の回転が第2の駆動プーリ24
に伝達されるように構成されている。
【0032】回転軸19の他端側に配された第1の駆動
プーリ23は、回転軸19に直接嵌合されるようになっ
ており、その軸穴23aは非円形例えば略小判形に形成
されている。また、回転軸19の他端部も断面略小判形
に形成され、この断面略小判形の他端部に第1の駆動プ
ーリ23の軸穴23aを嵌合することにより、回転軸1
9の回転が第1の駆動プーリ23に伝達されるように構
成されている。そして、第1の駆動プーリ23から第2
の駆動プーリ25への回転伝達は、前述した第1,第2
の駆動プーリ22,24の回転伝達構成と同様に、第1
の駆動プーリ23の一端側に形成された多数の溝29a
付きの連結穴29に、第2の駆動プーリ25の一側部に
突設された多数の突条30a付きの連結突部30を嵌合
することによって行われるように構成している。
【0033】なお、回転軸19の両端部には松葉ピン3
1により抜け止め状態にされたワッシャ32が嵌合され
ており、これにより第1,第2の駆動プーリ22〜25
の抜け止めがなされている。
【0034】上記第1,第2の駆動用プーリ22〜25
の外周部には凹部22a〜25aが形成されている。そ
して、ガイドレール1の上部通路3から導出された伝動
用ベルト2の一端部は、図12、図13に示すように第
1の駆動用プーリ22,23の凹部22a,23aに嵌
め込まれた当て部材33に通されたねじ34によって締
め付け固定されていると共に、他端部は第2の駆動用プ
ーリ24,25の凹部24a,25aに嵌め込まれて同
じく当て部材33に通されたねじ34によって締め付け
固定されている。
【0035】この場合、伝動用ベルト2の両端側は第1
および第2の駆動用プーリ22,23および24,25
に対して互いに逆方向に巻回される。例えば、上部通路
3から引き出された伝動用ベルト2の一端側は第1の駆
動用プーリ22,23に上側から巻き付けるようにして
固定され、下側通路4から引き出された伝動用ベルト2
の他端側は第2の駆動用プーリ24,25に下側から巻
き付けるようにして固定される。
【0036】ここで、第1の駆動用プーリ22,23へ
の第2の駆動用プーリ24,25の連結は、伝動用ベル
ト2の両端部を固定した後に行うものであるが、このと
き第1の駆動用プーリ22,23を停止させた状態で第
2の駆動用プーリ24,25を図3に示す矢印A方向に
回転操作することにより、伝動用ベルト2を第2の駆動
用プーリ24,25に巻き取って弛みのない状態にて行
う。このようにして伝動用ベルト2を弛みのない状態に
したとき、伝動用ベルト2の長さのばらつきによって、
第1の駆動用プーリ22,23に対する第2の駆動プー
リ24,25の回転位置関係は必ずしも一定に定まらな
いが、どのような回転位置関係にあっても、連結突部2
8,30の突条28a,30aと連結孔27,29の溝
27a,29aとの嵌合は可能であるので、伝動用ベル
ト2の長さのばらつきを吸収して弛みのない状態にする
ことができるものである。そして、この伝動用ベルト2
が弛みのない状態になされることにより、伝動用ベルト
2がガイドプーリ12を駆動装置台8側に引っ張る状態
となるため、ピローベース7がガイドレール1から抜け
出ないように止められるものである。
【0037】このようにして両端部が両プーリ22,2
3および24,25に固定された伝動用ベルト2は、回
転軸19が矢印Aとは反対方向に回転すると、第1の駆
動用プーリ22,23に巻き取られながら第2の駆動用
プーリ24,25から巻き戻され、逆に回転軸19が矢
印A方向に回転すると、第2の駆動用プーリ24,25
に巻き取られながら第1の駆動用プーリ22,23から
巻き戻されるようになる。
【0038】そして、ケース17の両側には、伝動用ベ
ルト2に張力を付与するために図14に示すテンション
機構35が設けられている。このテンション機構35
は、伝動用ベルト2を包囲するように駆動装置台8に取
り付けられた略コ字形の支持部材36と、この支持部材
36の内側にピン37により回動可能に支持されたレバ
ー38と、このレバー38の一端側と支持部材36との
間に掛け渡されてレバー38を矢印B方向に回動付勢す
る弾性体としての引張りコイルばね39と、レバー38
の他端側にピン40により回転可能に支持されたテンシ
ョンプーリ41とから構成されている。そして、テンシ
ョンプーリ41は引張りコイルばね39の弾発力により
伝動用ベルト2に押し付けられて該伝動用ベルト2に張
力を付与し、長期使用により伝動用ベルト2が伸びて
も、該伝動用ベルト2に常に一定の張力を付与して第
1,第2の駆動プーリ22〜25の回転に良く追従して
移動するようにしている。
【0039】使用者に対しマッサージ作用を果たすマッ
サージ手段としてのマッサージローラ42,43はプラ
スチックなどにより形成され、図2に示すように移動体
44に設けられている。この移動体44は、図1および
図15に示すように、中空軸45の両端部に一対のプラ
スチック製のサポート46(図1、図15では一方のみ
図示)をボルト47により締め付け固定してなり、この
中空軸45に前記マッサージローラ42,43が回転可
能に支持されている。この場合、マッサージローラ4
2,43は計4個設けられており(図2参照)、内側の
2個のマッサージローラ42は中空軸45に回転可能に
嵌合された別体の中空スリーブ軸48に嵌着され、外側
の2個のマッサージローラ43は一体のスリーブ43a
によって中空軸45に回転可能に嵌合されていて、この
スリーブ軸48、スリーブ43aにより各マッサージロ
ーラ42,43が軸方向にずれ動くことのないように規
制される。
【0040】上記計4個のマッサージローラ42,43
のうち、使用者の主として背骨の両側部分をマッサージ
する内側2個のマッサージローラ42は比較的軟質に形
成され、主として両足部分をマッサージする外側2個の
マッサージローラ43は比較的硬質に形成されている。
これにより、使用者の背中が重い胴体の重量によってマ
ッサージローラ42に押し付けられても痛く感じないよ
うになり、また重さの軽い足部分も硬質のマッサージロ
ーラ43により揉まれることとなって効果のあるマッサ
ージを受けることができる。この場合、内側2個のマッ
サージローラ42は例えば黄、外側2個のマッサージロ
ーラ43は例えば白というように異なる着色が施され、
これにより組み付け時に軟質のものと硬質のものとの取
り付け位置を間違うことのないようにしている。
【0041】上記サポート46の下部には2個の車輪4
9が軸50により回転可能に取り付けられており、左右
一対のサポート46の車輪49は左右一対のガイドレー
ル1の車輪ガイド部5に載置され、該車輪ガイド部5上
を転動するようになっている。そして、サポート46に
は車輪49を上部および前後両側から覆う保護カバー4
6aが一体に設けられている。
【0042】移動体44は伝動用ベルト2から駆動力を
受けて移動する。そのために、移動体44は左右一対の
伝動用ベルト2に連結されている。すなわち、伝動用ベ
ルト2のうち、上側通路3内を移動する部分の所定の近
接2箇所には、図15および図16に示すように、伝動
用ベルト2を上下から挟み付けるようにして筒部51
a,52aを有した2個の金属製の取付板51,52と
2個の金属製補助板53,53とが配置され、それら取
付板51,52と補助板53,53とが溶接Wにより伝
動用ベルト2に固着されている。一方、サポート46の
中央下部には、一対の筒部54a,54bを有した連結
板54が取り付けられていると共に、左右両端部に傾斜
ガイド面55a,55bを形成した保護板55が取り付
けられている。
【0043】そして、両取付板51,52の筒部51
a,52aには、それぞれ別の連結ワイヤ56,57が
挿通されており、それら連結ワイヤ56,57の一端部
はX字状に交差された後に連結板54の筒部54a,5
4bに通されて該一端部にかしめ等により取着された止
め部材58,58により抜け止め状態に連結され、他端
部は上方に強く引張られた状態で保護板55の両側の傾
斜ガイド面55a,55bに掛けられた後、該他端部に
かしめ等により取着された連結具59,59がねじ6
0,60によってサポート46に固定されている。これ
によりサポート46がワイヤ連結ワイヤ56,57を介
して伝動用ベルト2に連結された状態となり、移動体4
4が伝動用ベルト2の移動に伴って該伝動用ベルト2と
一体的に移動する。
【0044】移動体44はガイドレール1上をその両端
部間で往復移動する。そして、移動体44がピローベー
ス7側の端部、駆動装置台8側の端部まで走行したこと
を検出するために、前記駆動装置16のケース17内に
検出装置61が設けられている。この検出装置61は、
図17に示すように、回転軸19に一体回転するように
嵌着された送りねじ62と、この送りねじ62に螺合す
るねじ孔63aを有した作動部材63と、ケース17に
取り付けられるプラスチック製の取付板64と、この取
付板64に回転軸19の軸方向に所定の間隔をもって取
り付けられた2個のスイッチ65,66とから構成され
ている。
【0045】上記取付板64の上部には図18、図19
に示すようにフック64aが形成され、下部にはボス部
64bが形成されている。これに対し、ケース17の上
部には横長の引掛け孔67が形成されていると共に、下
部には横長の通し孔68が形成されている。そして、取
付板64はフック64aを引掛け孔67に係合すると共
に、通し孔68に通された取付ねじ69をボス部64b
に螺着することによってケース17に固定される。そし
て、取付板64には両スイッチ65,66間に位置して
平板状のガイド64cが突設されており、このガイド6
4cに作動部材63の先端部に形成された溝63bが嵌
合されている。これにより、作動部材63が送りねじ6
2と共回りすることなく、該送りねじ62の回転に伴っ
て移動するように構成されている。この場合、送りねじ
62と、ねじ孔63aの雌ねじとは多条ねじ、例えば2
条ねじとされており、これにより、ねじピッチを大きく
して回転軸19の1回転当たりの作動部材63の移動量
が大きくなるようにしている。
【0046】上記検出装置61において、回転軸19が
モータ18により矢印A方向および矢印Aとは反対方向
に回転駆動されると、作動部材63が矢印C方向および
矢印Cとは反対方向に移動し、作動部材63の両側に突
設された押圧部63c,63dがスイッチ65,66の
板ばね65a,66aを押圧して該スイッチ65,66
をオン動作させる。このスイッチ65,66のオン動作
信号はケース17内に設けられた制御装置70に入力さ
れ、該制御装置70は入力されたオン動作信号を逆転指
令信号と認識してモータ18をそれまでの回転方向と逆
方向に回転するように制御する。
【0047】ここで、スイッチ65をオン動作せる位置
とスイッチ66をオン動作させる位置との間で作動部材
63を移動させるに要する回転軸19の回転数は、伝動
用ベルト2を、移動体44の往復移動距離相当長さだけ
第1および第2の駆動用プーリ22,23および24,
25に巻き取るために要する回転数と同一に定められて
いる。従って、以上のことから移動体44はピローベー
ス7側の終点位置、駆動装置台8側の終点位置まで走行
すると、反転してそれまでの移動方向とは逆方向に移動
するようになっている。
【0048】この場合、移動体44がピローベース7近
傍の終点位置、駆動装置台8近傍の終点位置まで走行し
たとき、スイッチ65,66が作動部材63によってオ
ン動作されるように取付板64の固定位置を調節する必
要がある。この調節のために、引掛け孔67、通し孔6
8は横長とされて取付板64が引掛け孔67、通し孔6
8の長さ相当分だけ横方向に移動できるようになってい
ると共に、取付板64の位置を微調節する調節機構71
が設けられている。この調節機構71は、図18〜図2
0に示すように、調節ねじ72を主体とするもので、そ
の調節ねじ72はケース17に取着されたナット73に
螺挿されている。調節ねじ72の先端部には溝72aが
形成されており、この溝72aに取付板64に形成した
挟持片64dが嵌合されている。従って、調節ねじ72
を正逆回転すると、該調節ねじ72はナット73に対し
て螺進退し、この螺進退移動により取付板64が左右方
向に移動するようになっている。
【0049】ところで、取付板64の固定位置は、上記
の説明から理解されるように、移動体44がピローベー
ス7側の終点位置、駆動装置台8側の終点位置に至った
ところで、作動部材63によってスイッチ65,66が
オン動作されるように調節しなければならない。この位
置調節のために、ガイドレール1とピローベース7には
それぞれ終点位置を示すための目印74a,74b(図
2参照)が付されている。
【0050】この目印74a,74bを利用した取付板
64の位置調節は次のようにして行う。すなわち、まず
移動体44をピローベース7側の終点位置または駆動装
置台8側の終点位置に移動させ、移動体44の所定箇所
例えば移動体44の移動方向側先端が目印74aまたは
74bに合致した位置で停止させる。次に、取付ねじ6
9を緩めた状態で、調節ねじ72を螺進退操作して取付
板64を左右方向に移動させる。そして、移動体44を
ピローベース7側の終点位置で停止させた場合には、ス
イッチ65が作動部材63の押圧部63cによりオン動
作される位置に移動させ、駆動装置台8側の終点位置で
停止させた場合には、スイッチ66が作動部材63の押
圧部63dがオン動作される位置に移動させる。この
後、取付ねじ69を締め付けて取付板64をケース17
に固定すると共に、調節ねじ72に螺合されているロッ
クナット75を締め付けて該調節ねじ72を緩まないよ
うに固定する。
【0051】なお、両スイッチ65,66の間隔は予め
移動体44が両終点位置間を移動する距離相当分に定め
られているので、移動体44の一方の終点位置で一方の
スイッチが作動部材63によりオン動作されるようすれ
ば取付板64の位置調節は済み、スイッチ65,66の
位置を改めて調節せずとも良いものである。
【0052】一対のガイドレール1間には、図1、図
4、図5に示すように、マッサージローラ42の下方に
位置して、マット部材を構成する平面ヒータ76が配さ
れていると共に、この平面ヒータ76の下側に位置して
支持プレート77が配されている。平面ヒータ76は例
えば発泡プラスチック製のクッション体78とフェルト
製の覆い部材79とを両者間にヒータ線80を挟み込ん
で接着することによってマット状にユニット化され、覆
い部材79が上面となるようにして支持プレート77上
に載置されている。支持プレート77はポリプロピレン
等の硬質のプラスチックにより形成され、いわゆる腰の
あるものに構成されている。
【0053】このような平面ヒータ76および支持プレ
ート77の左右両側は図1に示すようにガイドレール1
の内側に位置する主板部1bよりも一段低い中空状部1
g上に載置され、ねじ81によりガイドレール1の主板
部1bに固定された押え板82により上方から押えられ
ている。従って、平面ヒータ76および支持プレート7
7の左右両側はガイドレール1の中空状部1gと押え板
82との間に挟着された状態になっている。また、平面
ヒータ76および支持プレート77の駆動装置16側の
端部は駆動装置台8上に載置され、ピローベース7側の
端部は該ピローベース7に上下一対の挟持片7h間に挿
入保持されている。
【0054】ところで、平面ヒータ76のヒータ線80
は図4および図5に示すようにガイドレール1の柔軟部
6に対応する中間部分を除いて蛇行状に配置され、柔軟
部6に対応する中間部分は直線状に配置されている。こ
の場合、平面ヒータ76のピローベース7側のうち当該
ピローベース7から所定距離内にある領域にはヒータ線
80は配設されておらず、これによりピローベース7上
に置かれる使用者の頭部が熱せられないようにしてい
る。
【0055】また、ヒータ線80の両端部はリード線8
3に対して中継端子台84において半田付けすることに
より接続される。この中継端子台84はヒータ線80の
端部およびリード線83の端部を含めて樹脂モールドさ
れ、この樹脂モールドにより防水形接続構造にされた状
態となる。そして、図21に示すように、リード線83
の先端部に接続された雌型コネクタ85は制御装置70
のケース86内に配設された給電部たる雄型コネクタ8
7に差し込み接続されている。
【0056】前述したようにガイドレール1は柔軟部6
で折り曲げて二つ折りすることができる。ガイドレール
1が折り曲げられた状態ではモータ18およびヒータ線
80が通電されないようにするために、折曲げ検出装置
88が設けられている。この折曲げ検出装置88は、図
21〜図23に示すように、制御装置70のケース86
の下側に一体に形成された箱形のガイド部89に上下方
向にスライド可能に収納されたスライド部材90と、ガ
イド部89に形成された座部89aとスライド部材90
との間に配置され該スライド部材90を柔軟部6から離
れる方向である矢印D方向に付勢する弾性体たる圧縮コ
イルばね91と、スライド部材90が矢印Dとは反対方
向にスライドしたとき該スライド部材90の突出部90
aにより押圧される板ばね92aを介してオン動作され
るスイッチ92と、一端部がスライド部材90に連結さ
れ他端部が柔軟部6よりもピローベース7側において押
え板82にねじ93により固定されたワイヤ94から構
成されている。
【0057】ここで、スライド部材90に対するワイヤ
94の連結構成は、図23に示すように、ワイヤ94の
一端部を長円形のループ部94aに曲成し、このループ
部94aに通されたねじ95をスライド部材90に螺着
するというものである。
【0058】上記ワイヤ94のうち柔軟部6に対向する
部分は、該柔軟部6の折曲げを吸収するためにコイルば
ね部94bに形成されている。このワイヤ94はガイド
レール1が延ばされると、図21に実線で示すように矢
印Dとは反対方向に引張られてスライド部材90を圧縮
コイルばね91の弾発力に抗して同方向に移動させ、ス
イッチ92をオン動作させる。逆に、ガイドレール1が
柔軟部6で折曲げられると、同図に二点鎖線で示すよう
にコイルばね部94bが屈曲しながらワイヤ94全体を
矢印D方向に移動させるため、スライド部材90が矢印
D方向に移動してスイッチ92をオフ動作させる。そし
て、制御装置70はスイッチ92がオフしているときに
はガイドレール1が折曲げられていると判断し、モータ
18およびヒータ線80が通電されることのないように
する。
【0059】前記ケース17の後面部には、図2および
図26に示すように電源スイッチ96が取り付けられて
おり、またケース17の後面部からは、制御装置70に
連結した電源コード97、および操作装置を構成するリ
モートコントロールボックス98(図24参照)の電気
コード99が導出されている。そして、ケース17に
は、図2〜図4、図18、図20、図21などに示すよ
うに、ケース17、第1,第2の駆動ローラ22〜2
5、テンション機構35等を覆うカバー100がねじ1
01によって取り付けられている。
【0060】ここで、制御装置70は図示しないマイク
ロコンピュータを含んで構成されている。この制御装置
70はリモートコントロールボックス98の操作により
マッサージ運転が選択されると、モータ18に通電し、
暖め運転が選択されると、ヒータ線80に通電するよう
になっている。そして、暖め運転が開始されると、マイ
クロコンピュータが有するタイマー機能、或いは別に設
けられたタイマーの計時動作を開始させ、暖め運転開始
から所定時間例えば8時間経過しても暖め運転の停止操
作がなされない場合には、ヒータ線80を断電するよう
に構成されている。
【0061】また、制御装置70はマッサージ運転の停
止操作がなされたとき、移動体44が駆動装置台8側の
終点位置に至ったことを検出するスイッチ66がオン動
作するまではモータ18を通電状態とし、該スイッチ6
6がオン動作したことを検出するとモータ18を断電し
てマッサージ運転を停止させるように構成されている。
一方、暖め運転時において、平面ヒータ76の所定部位
に設けられた温度センサ(図示せず)の検出信号に基づ
いてヒータ線80を通断電制御し、平面ヒータ76を所
定の温度に維持する。
【0062】図1に示すようにガイドレール1の主板部
1bの外側半分には図4に示す一対の角柱状のクッショ
ン部材から成る保持部材102が固着されている。この
保持部材102の厚さは平面ヒータ76に比べてかなり
厚く設定されており、これにより一対の保持部材102
間が凹んだ状態に構成され、使用者が平面ヒータ76上
に上向きに横たわったとき、人体が保持部材102によ
り両側から支えられて外側に転がり出ないように保持さ
れるようになる。
【0063】以上によりマッサージ装置の本体103が
構成され、この本体103は袋状をなす内カバー104
により被覆されると共に、この内カバー104ごと外カ
バー105によって被覆されている。
【0064】このうち、内カバー104は、図29に示
すように、一側部を除く3辺は本体103を出し入れす
るために開口させていて、この開口部104aは線状フ
ァスナー106によって開閉されるようになっており、
また、開口されていない一側部に、上記リモートコント
ロールボックス98用の電気コード99を保持するため
の筒状の保持部107が設けられている。そして、この
内カバー104において、上面部中央部のマッサージロ
ーラ42,43が当たる部分は耐摩耗性の高いナイロン
製の布地108を用い、上面部の左右両側部を含む周囲
部109およびピローベース7と対応する枕部110、
並びに下面部は、図1に示すように、クッション材であ
る発泡ウレタン111と、これの上下両面に接着された
布地112との層構成としている。枕部110部分は、
発泡ウレタン111の厚さが他の部分よりも厚いものを
用いている。
【0065】外カバー105は、図28に示すように、
駆動装置16側の一端部は本体103を出し入れするた
めに開口させていて、その開口部105aは線状ファス
ナー113によって開閉されるようになっている。外カ
バー105の上面部114において、ピローベース7と
対応する部分には枕部分を表示するための表示部115
が設けられており、上面部114は、その表示部115
部分を除いて、図1に示すように、2枚の布地116間
にクッション材としての綿117を充填して縫製するこ
とによりキルティング構造としている。外カバー105
の下面部118は布地のみとしている。外カバー105
において、長手方向中間部の側部には、上記リモートコ
ントロールボックス98用の電気コード99を導出する
ための開口部119が形成されている。
【0066】また、内カバー104および外カバー10
5における駆動装置16側の一端部には、電源スイッチ
96および電源コード97を導出するための開口部12
0,121が形成されていて、各開口部120,121
の周縁部には、破れを防ぐために、不織布などの補強部
材122が接着もしくは縫い付けにより設けられてい
る。
【0067】しかして、上記した構成の内カバー104
および外カバー105で本体103を覆った後、図25
に示すように、電源スイッチ96の操作部96aと対応
する部位に開口部123aを有するカバー部材123に
より電源スイッチ96の周囲を覆う状態で、そのカバー
部材123を駆動装置16のケース17にねじ124に
より取り付けている。このとき、カバー部材123は、
外カバー105の開口部105aを線状ファスナー11
3により閉じた状態で、その線状ファスナー113のス
ライダー113aも覆うと共に、電源コード97の基端
部分も覆うようにしている。
【0068】電源スイッチ96の操作部96aは、図2
および図26に示すように、カバー部材123において
その操作部96aの周囲部分よりも窪んだ位置となるよ
うに配置されている。これにより、例えば電源スイッチ
96が下側となるように本体103をおいた場合などで
も、操作部96aが床等に当たることがなく、電源スイ
ッチ96が誤って操作されることのないようにしてい
る。
【0069】ケース17から導出されたリモートコント
ロールボックス98用の電気コード99は、内カバー1
04と外カバー105との間を通されると共に、途中で
内カバー104の保持部107に保持された状態で、外
カバー104側部の上記開口部119から外部へ導出さ
れている(図24参照)。その開口部119部分におい
て、図27に示すように、開口部119の下部側の開口
端119aに雌側の面状ファスナー125を縫い付ける
と共に、内カバー104の側部上部に雄側の面状ファス
ナー126を縫い付けていて、電気コード99を開口部
119から導出した後、これら面状ファスナー125,
126を結着することにより開口部119が開くことを
防止するようにしている。これら面状ファスナー12
5,126により止め具を構成している。
【0070】そして、上記外カバー105には、図24
に示すように、2本の帯状体127,128がそれぞれ
面状ファスナー129によって幅方向の両側部に着脱可
能に取着されている。2本の帯状体127,128は、
マッサージする際に使用者の足を押さえ付けるためのも
ので、ウレタン等のクッション材を布地により覆った層
構成としている。2本の帯状体127,128同志の結
着も面状ファスナー130により行うようにしている。
【0071】外カバー105の幅方向両側部において、
上記面状ファスナー129よりも駆動装置16側(電源
スイッチ96側)にも面状ファスナー131が取着され
ており、図30に示すように、ガイドレール1の柔軟部
6を折曲げて本体103を二つ折りにした状態で、2本
の帯状体127,128を駆動装置16側の面状ファス
ナー131に結着させると共に、両者を面状ファスナー
130によって結着することにより、マッサージ装置を
二つ折り状態に結束できるようにしている。
【0072】2本の帯状体127,128のうち、一方
の帯状体127には、ポケット状の収納部132が設け
られており、この収納部132に、リモートコントロー
ルボックス98および電源コード97を収納できるよう
にしている。
【0073】以上のように構成されたマッサージ装置に
よりマッサージを受けるには、まず、ガイドレール1ひ
いてはマッサージ装置を図24に示すように延ばして床
に置き、電源スイッチ96をオン操作した後、使用者は
本体103上に腰を降ろす。そして、2本の帯状体12
7,128を外カバー105側部の面状ファスナー12
9にそれぞれ結着すると共に、これら2本の帯状体12
7,128同志を使用者の膝の辺りで面状ファスナー1
30により結着する。これにより、使用者の足の部分を
マッサージローラ42,43側である本体103側に押
さえ付けることができる。このときの押さえ付ける強さ
は、2本の帯状体127,128同志の結着位置を調節
することにより、連結された帯状体127,128の長
さを調節することによって調節することができる。
【0074】このようにして帯状体127,128によ
り足を押さえ付けた状態で、使用者は頭部をピローベー
ス7上(外カバー105の表示部115上)に置いて本
体103上(平面ヒータ76部分の上)に横たわる。こ
のとき、平面ヒータ76は使用者の体重を受けて撓む
が、平面ヒータ76は支持プレート77と共にその左右
両側がガイドレール1の中空部1gと押え板79とによ
って挟着されているので、十分にその体重を受けること
ができる。また、使用者の肌が直接接触する外カバー1
05の上面部114は綿117を用いたキルティング構
造としているので、感触が良い。
【0075】本体103上に横たわった後、リモートコ
ントロールボックス98を操作してマッサージ運転を開
始する。すると、モータ18が起動し、これにより伝動
用ベルト2が第1の駆動用ローラ22,23により巻き
取られ(第2の駆動用ローラ24,25から巻き戻さ
れ)、或いは第2の駆動用ローラ24,25に巻き取ら
れる(第1の駆動用ローラ22,23から巻き戻され
る)ことによって移動体44が往復移動する。この移動
体44の往復移動により、マッサージローラ42,43
が内カバー104および外カバー105を介して使用者
の背中や足に当たって回転しながら移動し、これにより
使用者は全身にマッサージ作用を受けるものである。
【0076】このようなマッサージ運転時において、背
中や腰は自身の体重によって適度にマッサージローラ4
2,43に押し付けられるので、良好なるマッサージ作
用を受けるものであり、また、足も帯状体127,12
8により適度にマッサージローラ42,43に押し付け
られるので、良好なるマッサージ作用を受けることがで
きる。このとき、足に当たる外側2個のマッサージロー
ラ43を硬くているので、押し付け力が不足しても十分
なるマッサージ効果を受けることができ、また、背中に
当たる内側のマッサージローラ42については柔らかく
しているので、程よい押し付け力によって十分なマッサ
ージ効果を受けつつも適度な感触に止め得る。
【0077】一方、マッサージ運転の開始と同時に暖め
運転を開始させると、ヒータ線80が発熱して身体を暖
める。そして、この平面ヒータ76により身体が暖めら
れると血行が良くなるので、マッサージローラ42,4
3によるマッサージとの相乗効果により一層良好なるマ
ッサージ効果が得られる。このとき、ヒータ線80は制
御装置70により通断電制御されて身体を適温に暖める
が、このヒータ線80はピローベース7から所定距離内
にある領域には配設されていないので、頭部まで加熱さ
れるというような不具合の発生を未然に防止できる。
【0078】さて、所望時間マッサージローラ42,4
3を移動させた後、マッサージ運転を停止する操作を行
うと、制御装置70は移動体44が駆動装置台8側の終
点位置に至ったところでモータ18を断電する。そし
て、そのままマッサージ装置で睡眠を取りたい場合、冬
季など気温の低い時期にはヒータ線80を通電状態のま
まにしておく。そして、目覚めたとき、暖め運転を停止
する操作を行い、ヒータ線80を断電する。このとき、
暖め運転を停止する操作を忘れた場合には、ヒータ線8
0はそのまま通電状態に維持されるが、制御装置70は
暖め運転の開始から所定時間例えば8時間経過すると、
ヒータ線80を自動的に断電し、無駄な電力の消費を防
止する。
【0079】一方、マッサージ装置を片付ける場合に
は、2本の帯状体127,128を外カバー105の面
状ファスナー129から一旦外し、図30に示すよう
に、本体103を二つ折りにした状態で、2本の帯状体
127,128を駆動装置16側の面状ファスナー13
1に結着させると共に、両者を面状ファスナー130に
よって結着することにより、マッサージ装置を二つ折り
状態に結束する。そして、リモートコントロールボック
ス98および電源コード97を一方の帯状体127の収
納部132に収納しておく。
【0080】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。マッサージローラ42,43
を備えた本体103を、内カバー104と外カバー10
5の二つのカバーで覆うようにしたので、カバーとして
は二重構造となる。したがって、内カバー104および
外カバー105には、それぞれの用途に適した素材およ
び構成のものを用いることが可能となる。
【0081】具体的には、外カバー105においては、
上面部114を綿117を用いたキルティング構造とし
たことにより、感触が良く、しかも高級感があって外観
を良くすることができる。また、キルティング構造であ
るから、綿117が片寄ったりしないと共に、強度的に
も強くできる。さらに、外カバー105には枕部分を表
示する表示部115を設けているので、見た時に頭の方
向および位置が判りやすく、使用者が本体103上に乗
るときに方向および位置が判りやすい利点がある。
【0082】また、内カバー104においては、マッサ
ージローラ42,43が当たる部分には、耐摩耗性の高
いナイロン製の布地108を用いたことにより、耐久性
の向上を図ることができると共に、クッション性が少な
いため、良好なマッサージ効果を得ることができる。そ
して、マッサージローラ42,43が当たらない部分に
は、発泡ウレタン111と布地112の層構成としたこ
とにより、適度なクッション性が得られるため、寝たと
きの感触を一層良くできる。発泡ウレタン111と布地
112の層構成を下面部にも採用したことにより、床側
に対する保護を図ることができる。さらに、ピローベー
ス7に対応する部分にも発泡ウレタン111と布地11
2の層構成を採用したことにより、頭部を心地好く受け
止めることができる。
【0083】そして、リモートコントロールボックス9
8の電気コード99を、外カバー105の長手方向中間
部の側部に形成された開口部119から外部へ導出させ
ているので、使用者が本体103上に寝転んだ際に、リ
モートコントロールボックス98が使用者の手の近くに
なって操作がし易い。しかも、電気コード99が外部へ
出ている長さを短くできるので、出ている電気コードが
必要以上に長いと絡まったり、何かを引っ掛けたりしや
すいものであるが、そのような不具合を防止できる。
【0084】また、外カバー105において、電気コー
ド99を導出させた開口部119は、面状ファスナー1
25,126により開かないように止めているので、外
観を向上できると共に、異物の混入を防止できる。しか
も、開口部119が開くことを止めるために、面状ファ
スナー125,126を止めるだけであるから、組立て
時の作業性も良い。
【0085】さらに、電気コード99を内カバー104
と外カバー105との間を通すようにしながらも、その
電気コード99を内カバー104の側部に設けた保持部
107に保持させているので、内カバー104と外カバ
ー05との間で電気コード99が遊ばないようにでき
る。したがって、電気コード99が本体103の上面側
においてマッサージローラ42,43と使用者との間に
挟まれたり、下面側において本体103と床との間に挟
まれたりするようなことを防止できる。
【0086】さらに、本体103の一端部に電源スイッ
チ96を設けているので、万一電気系統に異常が発生し
た場合でも、手元にある電源スイッチ96を切ることに
より断電できる利点がある。その電源スイッチ96の周
囲部分や電源コード97の基端部部分をカバー部材12
3により覆うようにしているので、外観を良くできると
共に、電源スイッチ96を保護することができ、また、
そのカバー部材123により外カバー105における線
状ファスナー113のスライダー113aも覆うように
しているので、使用者が不用意に外カバー105を開け
ないようにでき、安全性を向上できる利点がある。
【0087】また、本体103における両ガイドレール
1上に設けられたクッション材製の保持部材102と、
両ガイドレール1間に設けられたマット機能を有する平
面ヒータ76と、クッション性を有する内カバー104
および外カバー105とにより柔軟な敷きマットを構成
しているので、寝心地が極めて良く、したがってマッサ
ージを受けるだけでなく、そのまま本体103上で心地
好く寝ることもできる利点がある。しかも、1個の移動
体44を、マッサーシ終了後に駆動装置16側端部に停
止させるようにしたことにより、移動体44が身体を横
たえる範囲から外れるようになるため、マッサージ終了
後、使用者がそのまま眠ることもできるようになる。
【0088】そして、外カバー105に帯状体127,
128を設けているので、マッサージする際に、その帯
状体127,128を用いて足を本体103側へ押さえ
付けることにより、足を良好にマッサージすることがで
きるようになる。この場合、扱うものが帯状体127,
128であり、重い砂袋を扱う場合に比べて、扱いが容
易である。また、帯状体127,128は、外カバー1
05に面状ファスナー129により着脱可能に取り付け
ているから、収納に困るようなこともない。しかも、本
体103をその帯状体127,128により二つ折り状
態に結束できる構成としているので、持ち運びやすいと
共に収納がしやすく、また、結束するための専用の部材
を必要としない利点もある。
【0089】一方、図31は本発明の第2実施例を示し
たものであり、この第2実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、内カバー104の
上面部において、左右両側部の発泡ウレタン111とこ
れの上下両面に接着された布地112との層構成とされ
た部分(周囲部109)を、左右両側の端部からマッサ
ージローラ42,43の通過部近傍部位、この場合ガイ
ドレール1の上部付近まで配置する構成としている。な
お、ナイロン製の布地108は、第1実施例と略同じ範
囲に設けられている。
【0090】このような構成とした場合には、ガイドレ
ール1およびサポート46部分もクッション性のある部
分で覆われるようになるので、本体103上に寝転んだ
際にごつごつした感じが一層なくなり、一層寝心地を良
くすることができる。
【0091】
【発明の効果】請求項1に記載のマッサージ装置によれ
ば、マッサージローラを備えた本体を、内カバーと外カ
バーの二つのカバーで覆うようにしたので、カバーとし
ては二重構造となる。したがって、内カバーおよび外カ
バーには、それぞれの用途に適した素材および構成のも
のを用いることが可能となる。例えば、外カバーにおい
ては、使用者が直接触れる部分には感触の良い構成で、
しかも外観を良くできるものを用い、また、内カバーに
おいては、マッサージローラが当たる部分には摩耗に耐
える素材を用い、マッサージローラが当たらない部分に
はクッション性に優れた構成を採用する、ということが
可能になる。
【0092】請求項2に記載のマッサージ装置によれ
ば、外カバーの上面部を内部にクッション材を用いたキ
ルティング構造としたことにより、感触が良く、しかも
高級感があって外観を良くすることができる。また、キ
ルティング構造であるから、クッション材が片寄ったり
しないと共に、強度的にも強くできる。
【0093】請求項3に記載のマッサージ装置によれ
ば、外カバーに枕部分を表示したことにより、見た時に
頭の方向および位置が判りやすく、使用者が本体上に寝
転ぶ際の位置の決定が容易にできる利点がある。
【0094】請求項4に記載のマッサージ装置によれ
ば、内カバーの上面部においてマッサージローラが当た
る部分を、耐摩耗性の高い布地により構成したことによ
り、耐久性の向上を図ることができ、また、クッション
性が少ないため、良好なマッサージ効果を得ることがで
きる。
【0095】請求項5に記載のマッサージ装置によれ
ば、内カバーの上面部の左右両側を布地とクッション材
の層構成としたことにより、適度なクッション性が得ら
れるため、寝たときの感触を一層良くでき、また、下面
部も布地とクッション材の層構成としたことにより、床
側に対する保護を図ることができる。
【0096】請求項6に記載のマッサージ装置によれ
ば、内カバーにおいてピローベースと対応する部分を、
布地とクッション材の層構成としたことにより、頭部を
心地好く受け止めることができる。
【0097】請求項7に記載のマッサージ装置によれ
ば、操作装置の電気コードを、外カバーの長手方向中間
部の側部に形成された開口部から外部へ導出させている
ので、使用者が本体上に寝転んだ際に、操作装置が使用
者の手の近くになるため、その操作装置の操作がし易
く、また、電気コードが外部へ出ている長さを短くする
ことができ、使いやすくできる。
【0098】請求項8に記載のマッサージ装置によれ
ば、外カバーにおいて、電気コードを導出させた開口部
は止め具により止める構成としているので、開口部が開
くことを防止でき、外観を向上できると共に、異物の混
入を防止することができる。また、開口部が開くことを
止めるために、止め具を止めるだけであるから、組立て
時の作業性も良い。
【0099】請求項9に記載のマッサージ装置によれ
ば、操作装置の電気コードを内カバーと外カバーとの間
を通すようにした場合において、内カバーの側部にその
電気コードを保持する保持部を設けたことにより、内カ
バーと外カバーとの間で電気コードが遊ばないようにで
きる。したがって、電気コードが本体の上面側において
マッサージローラと使用者との間に挟まれたり、下面側
において本体と床との間に挟まれたりするようなことを
防止できる。
【0100】請求項10に記載のマッサージ装置によれ
ば、外カバーにおいて、本体を挿入するための開口部を
開閉する線状ファスナーのスライダーを覆うようにカバ
ー部材をねじで取り付けるようにしているので、使用者
が不用意に外カバーを開けないようにできる。
【0101】請求項11に記載のマッサージ装置によれ
ば、電源スイッチの周囲をカバー部材で覆うようにした
場合には、電源スイッチを保護できると共に、外観を良
くできる。
【0102】請求項12に記載のマッサージ装置によれ
ば、電源スイッチの操作部を、カバー部材においてその
操作部の周囲部分よりも窪んだ位置となるように配置し
たことにより、電源スイッチを保護できると共に、誤操
作を防止できる。
【0103】請求項13に記載のマッサージ装置によれ
ば、外カバーにおいて、電源スイッチを露出させた開口
部を囲むように補強部材を設けたことにより、その開口
部が破れたり、ほつれたりすることを防止できる。
【0104】請求項14に記載のマッサージ装置によれ
ば、本体において、両ガイドレール上にそれぞれクッシ
ョン材製の保持部材を設けると共に、両ガイドレール間
に使用者を受けるマット部材を設けたことにより、寝心
地が良くなるから、マッサージを受けるだけでなく、そ
のまま本体上で寝ることもできるようになる。
【0105】請求項15に記載のマッサージ装置によれ
ば、移動体としては1個のみ設け、マッサーシ終了後に
その移動体を駆動装置側端部に停止させるようにしたこ
とにより、使用者が寝る際に移動体が邪魔にならないよ
うにでき、マッサージ終了後、使用者がそのまま眠るこ
ともできるようになる。
【0106】請求項16に記載のマッサージ装置によれ
ば、外カバーに帯状体を設けたので、マッサージする際
に、その帯状体を用いて足を本体側へ押さえ付けること
により、足を良好にマッサージすることができるように
なる。この場合、扱うものが帯状体であり、重い砂袋を
扱う場合に比べて、扱いが容易である。また、帯状体は
外カバーに備えられているから、収納に困るようなこと
もない。
【0107】請求項17に記載のマッサージ装置によれ
ば、帯状体に操作装置を収納する収納部を設けたことに
より、操作装置の収納性をアップできると共に操作装置
の保護ができる利点もある。
【0108】請求項18に記載のマッサージ装置によれ
ば、本体を二つ折りする際に、その帯状体により本体を
二つ折り状態に結束できるようにしているので、持ち運
びやすいと共に収納がしやすく、また、結束するための
専用の部材を必要としない利点もある。
【0109】請求項19に記載のマッサージ装置によれ
ば、帯状体を、布地とクッション材の層構成としたこと
により、帯状体により足を押さえ付けた際の肌触りが良
く、足を押さえ付けながも、適度な感触とすることがで
きる。
【0110】請求項20に記載のマッサージ装置によれ
ば、内カバーの上面部において、布地とクッション材と
の層構成とされた部分を、左右両側の端部からマッサー
ジローラの通過部近傍部位まで配置する構成としたこと
により、ガイドレール部分もクッション性のある部分で
覆われるようになり、本体上に寝転んだ際にごつごつし
た感じが一層なくなり、一層寝心地を良くすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断正面図
【図2】一部を除去して示す平面図
【図3】一部を切除して示す全体の縦断側面図
【図4】本体の要部の斜視図
【図5】本体の要部の分解斜視図
【図6】ピローベースとガイドレールとの連結部分の平
面図
【図7】図6のア−ア線に沿う断面図
【図8】図6のイ−イ線に沿う断面図
【図9】図6のウ−ウ線に沿う断面図
【図10】図6のエ−エ線に沿う断面図
【図11】駆動ローラ部分の縦断正面図
【図12】駆動ローラ部分の分解斜視図
【図13】伝動用ベルトの駆動ローラへの取り付け構成
を示す縦断側面図
【図14】テンション機構を示す縦断側面図
【図15】移動体の側面図
【図16】移動体の伝動用ベルトへの連結構成を示す斜
視図
【図17】検出装置の斜視図
【図18】検出装置の縦断側面図
【図19】検出装置の取付板の取り付け構成を示す斜視
【図20】調節機構の縦断正面図
【図21】折曲げ検出装置の縦断側面図
【図22】図21のオ−オ線に沿う縦断正面図
【図23】図21のカ−カ線に沿う横断平面図
【図24】本体を延ばして床に置いた状態の斜視図
【図25】カバー部材部分の正面図
【図26】電源スイッチ部分の縦断側面図
【図27】電気コード導出用の開口部部分の縦断面図
【図28】外カバーの斜視図
【図29】内カバーの斜視図
【図30】本体を二つ折りした状態の斜視図
【図31】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1はガイドレール、2は伝動用ベルト(伝動用条部
材)、6は柔軟部、7はピローベース、8は駆動装置
台、10はベース、16は駆動装置、17はケース、1
8はモータ、42,43はマッサージローラ、44は移
動体、49は車輪、70は制御装置、76は平面ヒータ
(マット部材)、96は電源スイッチ、96aは操作
部、98はリモートコントロールボックス(操作装
置)、99は電気コード、102は保持部材、103は
本体、104は内カバー、105は外カバー、107は
保持部、108は布地、111は発泡ウレタン(クッシ
ョン材)、112は布地、113は線状ファスナー、1
13aはスライダー、114は上面部、115は表示
部、117は綿(クッション材)、119,120,1
21は開口部、122は補強部材、123はカバー部
材、124はねじ、125,126は面状ファスナー
(止め具)、127,128は帯状体、129,13
0,131は面状ファスナー、132は収納部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−28961(JP,A) 実公 平4−20434(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 15/00 350 A61H 15/00 362

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された一対のガイドレール
    と、 これら一対のガイドレールに沿って移動可能に設けられ
    た伝動用条部材と、 前記ガイドレールの長手方向一端側に設けられ、前記伝
    動用条部材をガイドレールに沿って移動させる駆動装置
    と、 前記ガイドレールの長手方向他端側に設けられたピロー
    ベースと、 回転自在なマッサージローラを有し前記伝動用条部材に
    より駆動されて前記ガイドレールに沿って移動される移
    動体とを具備した本体に対して、 その本体を被覆する内カバーを設けると共に、この内カ
    バーごと被覆する外カバーを設けたことを特徴とするマ
    ッサージ装置。
  2. 【請求項2】 外カバーの上面部を、内部にクッション
    材を用いたキルティング構造としたことを特徴とする請
    求項1記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 外カバーにおいてピローベースと対応す
    る部位に、枕部分を表示したことを特徴とする請求項1
    または2記載のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】 内カバーの上面部においてマッサージロ
    ーラが当たる部分を、耐摩耗性の高い布地により構成し
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のマッサージ装置。
  5. 【請求項5】 内カバーにおいて上面部のマッサージロ
    ーラが当たる部分を除いた左右両側と下面部を、布地と
    クッション材の層構成としたことを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載のマッサージ装置。
  6. 【請求項6】 内カバーにおいてピローベースと対応す
    る部分を、布地とクッション材の層構成としたことを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のマッサー
    ジ装置。
  7. 【請求項7】 本体には駆動装置を制御する制御装置が
    設けられていると共に、その制御装置と外部の操作装置
    とが電気コードにより接続されていて、その電気コード
    は、外カバーの長手方向中間部の側部に形成された開口
    部から外部へ導出されていることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載のマッサージ装置。
  8. 【請求項8】 外カバー側部の開口部において、開口端
    同志もしくは一方の開口端と内カバーとを止め具により
    止めるようにしたことを特徴とする請求項7記載のマッ
    サージ装置。
  9. 【請求項9】 操作装置用の電気コードは、制御装置の
    近傍から導出されて内カバーと外カバーとの間を通され
    ていて、その間において電気コードを保持する保持部を
    内カバーの側部に設けたことを特徴とする請求項7また
    は8記載のマッサージ装置。
  10. 【請求項10】 外カバーにおける駆動装置側の端部
    に、本体を挿入するための開口部を形成すると共に、ス
    ライダーの移動に基づきその開口部を開閉する線状ファ
    スナーを設け、その線状ファスナーにより前記開口部を
    閉じた状態で前記スライダーを覆うようにカバー部材を
    前記駆動装置の収納ケースにねじ止めしたことを特徴と
    する請求項1ないし9のいずれかに記載のマッサージ装
    置。
  11. 【請求項11】 駆動装置の収納ケースに電源スイッチ
    を取り付けると共に、その電源スイッチを外カバーに形
    成された開口部から露出させ、その開口部から露出した
    電源スイッチの周囲を覆うようにカバー部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のマ
    ッサージ装置。
  12. 【請求項12】 電源スイッチの操作部は、カバー部材
    においてその操作部の周囲部分よりも窪んだ位置となる
    ように配置したことを特徴とする請求項11記載のマッ
    サージ装置。
  13. 【請求項13】 外カバーに開口部を囲むように補強部
    材を設けたことを特徴とする請求項11または12記載
    のマッサージ装置。
  14. 【請求項14】 本体は、両ガイドレール上にそれぞれ
    クッション材製の保持部材を備えると共に、両ガイドレ
    ール間には本体上に横たわる使用者を受けるマット部材
    を備えていることを特徴とする請求項1ないし13のい
    ずれかに記載のマッサージ装置。
  15. 【請求項15】 本体は移動体を1個のみ備えると共に
    駆動装置を制御する制御装置を備え、制御装置は、マッ
    サーシ終了後に前記移動体を駆動装置側端部に停止させ
    ることを特徴とする請求項14記載のマッサージ装置。
  16. 【請求項16】 外カバーに、使用者の足を本体側に押
    さえ付けるために、本体の幅方向に結着可能な帯状体を
    設けたことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか
    に記載のマッサージ装置。
  17. 【請求項17】 本体には駆動装置を制御する制御装置
    が設けられていると共に、その制御装置と外部の操作装
    置とが電気コードにより接続されていて、帯状体には、
    操作装置を収納する収納部が設けられていることを特徴
    とする請求項16記載のマッサージ装置。
  18. 【請求項18】 本体は長手方向の両端部同志を重ねる
    ように二つ折りが可能に構成されていると共に、帯状体
    により二つ折り状態に結束することが可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項16または17記載のマッ
    サージ装置。
  19. 【請求項19】 帯状体は、布地とクッション材の層構
    成としたことを特徴とする請求項16ないし18のいず
    れかに記載のマッサージ装置。
  20. 【請求項20】 内カバーの上面部において、布地とク
    ッション材の層構成とした部分を、左右両側の端部から
    マッサージローラの通過部近傍部位まで配置したことを
    特徴とする請求項1ないし19のいずれかに記載のマッ
    サージ装置。
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