JPH08154927A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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Publication number
JPH08154927A
JPH08154927A JP6331678A JP33167894A JPH08154927A JP H08154927 A JPH08154927 A JP H08154927A JP 6331678 A JP6331678 A JP 6331678A JP 33167894 A JP33167894 A JP 33167894A JP H08154927 A JPH08154927 A JP H08154927A
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JP
Japan
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slit
ray
rotation
signal
circumference
Prior art date
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Pending
Application number
JP6331678A
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English (en)
Inventor
Noboru Yamashita
登 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6331678A priority Critical patent/JPH08154927A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化および低製造コスト化を図りな
がら、相対回転角度と絶対回転角度とを検出する。 【構成】 スリット板21に多数のスリット22を設け
るとともに間欠部23を設ける。間隔をあけて2つのフ
ォトセンサ31、32を設け、それらの出力を論理回路
50に導き、OR回路51から相対回転角度信号を、フ
リップフロップ52から絶対回転角度信号を、それぞれ
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線CT装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置では、被検体の撮影スライ
ス面内のあらゆる方向からの投影データを得るため、通
常、X線管とX線検出器とを一体として被検体の周囲に
回転させる。図3で示すように、X線CT装置のガント
リ11には、X線管12とX線検出器13とが納められ
ており、これらが互いに対面した状態を保って回転する
ようにされる。このX線管12とX線検出器13との対
面状態を保つように、これらX線管12とX線検出器1
3とが、図4に示すように、回転フレーム14に固定さ
れ、この回転フレーム14が回転するようになってい
る。被検体はX線管12とX線検出器13との回転中心
に置かれる。
【0003】このようにX線管12とX線検出器13と
が回転して被検体の各角度方向からの投影データを収集
し、このデータを用いて画像再構成することによって断
層像が得られる。この場合、良好な画像を得るために
は、X線管12とX線検出器13との正確な位置(角
度)の情報を得ることが必要不可欠である。
【0004】従来、回転角度を検出するため、図4に示
すように、回転フレームに取り付けられたスリット板2
1を用いている。このスリット板21はリング型等に形
成されており、多数のスリット22を有している。この
スリット板21は図4では回転フレーム14の内側に取
り付けられているように描かれているが、回転フレーム
14と一体に回転すればどこに取り付けられていてもよ
い(通常、回転フレーム14に重なるように取り付けら
れる)。このスリット22をフォトセンサで検出するこ
とにより角度を検出する。すなわち、図5に示すような
フォトセンサ30をスリット板21の近傍に配置してお
く。
【0005】このフォトセンサ30は対向する発光ダイ
オード41と光センサ42とを備え、それらの間に回転
するスリット板21を通過させる。スリット22の部分
で光が光センサ42に入射するとハイレベル、遮断され
るとローレベル(あるいは逆論理)の信号が得られる。
スリット板21の回転によって出力信号はハイ、ローを
繰り返すことになり、その回転に伴うパルスの数により
回転角度が検出できる。しかし、このようなパルスの計
数だけでは、回転の相対的な角度はわかるが、基準角度
からどれだけ回転したかの絶対的な角度はわからない。
【0006】そこで、基準角度からの絶対的な角度を検
出するため、従来では、1つのスリットしか持たないス
リット板を別個に設けたり、あるいは上記のような多数
のスリットを有するスリット板の別の箇所(異なる円周
上の箇所)に特別な1つのスリットを設けたりし、これ
らの特別な1つのスリットが1回転で1度だけ別のフォ
トセンサを通過するというような構成をとり、その特別
なスリットが検出された角度を原点の角度としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように別のスリット板を設けるのでは余計なスペースが
必要となって装置の小型化の妨げとなるという問題があ
る。また、1つのスリット板の、多数のスリットとは異
なる円周上に特別なスリットを設ける場合も、スペース
を要する点では同じ問題を有している。さらに、いずれ
の場合も、相対的な回転角度検出用とは別に絶対角度検
出用に別のフォトセンサを設けるという構成になるた
め、別の箇所にフォトセンサを取り付けて調整する必要
が生じ、調整工数も増える。
【0008】この発明は、上記に鑑み、相対角度検出用
と絶対角度検出用とでスリットなどの指標とこの指標を
検出する検出器とを共用することによって、スペースを
節約するとともに、調整作業の簡略化を図り、装置の小
型化および低製造コスト化に寄与できる、X線CT装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線CT装置においては、X線発生
器と、このX線発生器に対向するX線検出器と、少なく
とも上記のX線発生器を保持し、このX線発生器を回転
させる回転フレームと、該回転フレームの回転円周上
に、所定間隔でかつ少なくとも1箇所に間欠部を持つよ
うに設けられた多数の指標と、該指標を検出するため
の、上記円周上の少なくとも2箇所に設けられた指標検
出器と、これら指標検出器の出力が入力される論理回路
とが備えられることが特徴となっている。
【0010】
【作用】多数の指標が回転フレームの回転円周上に所定
間隔に配列されているが、その円周の少なくとも1箇所
に指標の間欠部が設けられている。指標検出器は、その
円周の少なくとも2箇所に設けられているため、回転フ
レームの回転に伴って、間欠部に関する信号は、これら
2つの指標検出器から時間的に異なる時点で生じること
になる。そこでこれら2つの指標検出器からの出力信号
の和をとることなどによって間欠部に関する信号を無視
することとすれば、相対回転角度を表わす信号を得るこ
とができ、またこれら2つの指標検出器の一方から出力
される間欠部に関する信号を取り込めば、その間欠部の
角度位置に相当する絶対回転角度を表わす信号を得るこ
とできる。円周上に配列される多数の指標に間欠部を設
けるだけでその指標を相対回転角度検出用と絶対回転角
度検出用とで共用することができるのでスペースの節約
ができる。また、少なくとも2個の指標検出器は同じよ
うな位置に配置するので、調整工数は少ないものとな
り、製造コストを下げることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、ス
リット板21には、多数のスリット22が回転円周上に
所定の間隔Pで配列するように設けられているととも
に、1箇所においてスリット間欠部23が設けられてい
る。このスリット間欠部23は、この実施例では隣接す
る2つのスリット22の間の隔壁部が除かれたものとし
てある。このスリット板21は従来と同じく図4に示す
ように、X線管12とX線検出器13とが取り付けられ
て回転する回転フレーム14に取り付けられている。
【0012】そして、これらスリット22を検出するた
め、フォトセンサ31、32が固定側に設けられてい
る。このフォトセンサ31、32自体は、図5に示すよ
うな従来のフォトセンサ30と同様のものである。これ
ら2つのフォトセンサ31、32は多数のスリット22
が配列されている円周上の2つの箇所に配置される。こ
れらフォトセンサ31、32の感度中心間の間隔は3P
としている。ここでPは上記の通りスリット22の間隔
である。
【0013】これら2つのフォトセンサ31、32の出
力A,Bは論理回路50に導かれる。この論理回路50
はOR回路51とフリップフロップ52とからなる。O
R回路51から相対的な角度位置を示す位置パルスCが
得られ、フリップフロップ52からは絶対的な角度位置
を示す原点位置パルスDが出力される。
【0014】スリット板21が図1の矢印で示すように
左側の方向に回転するものとすると、フォトセンサ3
1、32の出力A,Bは図2に示すようになる。ここで
はスリット22によって光が入射したときにローレベル
の信号が生じ、スリット間の隔壁部で光が遮蔽されたと
きにハイレベルの信号が生じるものとしている。スリッ
ト間欠部23が通過すると、先にフォトセンサ32の出
力Bに長いローレベルの期間が現われ、後にフォトセン
サ31の出力Aに長いローレベルの期間が現われる。
【0015】これらの出力A,BはOR回路51に入力
されているため、このスリット間欠部23に対応する長
いローレベル信号は無視され、このOR回路51から
は、図2に示すように、スリット間欠部23がなくてス
リット22が間隔Pで配列されているときと同様の信号
Cが出力されることになる。すなわち、この出力信号C
は、スリット22の間隔Pに対応する角度を表わすパル
スとなる。この信号Cのパルスを計数すればどれだけ回
転したかの相対的な回転角度がわかる。
【0016】他方、フリップフロップ52では、信号A
の立ち上がりで信号Bを取り込み、つぎの信号Aの立ち
上がりで信号Bを取り込むまで、その取り込んだ信号を
維持している。そのため、図2に示すように、スリット
間欠部23が先にフォトセンサ32を通過した時点でロ
ーレベルになるような出力信号Dが得られることにな
る。このローレベルのパルスはスリット間欠部23がフ
ォトセンサ32を通過したときだけ生じ、スリット間欠
部23は円周上で1個しか形成されていないため、この
信号Dは回転角度の絶対的な原点を示す信号となる。す
なわち、信号Dにおいて1回転に1度だけローレベルの
パルスが現われたときの回転角度が、スリット間欠部2
3がフォトセンサ32の位置にある絶対原点角度である
ことがわかる。
【0017】このような構成において、絶対角度検出用
にスリットを別個に設けたり、スリット板自体を別個に
設けたりすることがないので、スペースを節約できる。
つまり、多数のスリット22を、スリット間欠部23を
設けることによって、相対角度検出用と絶対角度検出用
とに共用することができる。また、2個のフォトセンサ
31、32を用いるのであるが、同一円周上に配置すれ
ばよく、調整作業も同じようにできるため、調整作業が
とくに煩雑になるようなことはない。
【0018】なお、上記ではOR回路51とフリップフ
ロップ52とを用いて論理回路50を構成しているが、
上記のような連続した相対角度パルスCと1回転に1度
だけ生じる絶対角度パルスDとを得るための論理回路5
0の構成は他にも種々考えられる。また、上記の実施例
ではスリット間欠部23を1箇所のみに設けているが、
複数箇所に設けてもよい。さらに、スリット間欠部23
は上記とは逆にスリット22を1個設けないという形態
とすることもできる。上記では2つのフォトセンサ3
1、32を用いているが、3個以上のフォトセンサを用
いてもよいし、これら2個のフォトセンサ31、32を
モールドして一体の部品としたものを使用することもで
きる。
【0019】さらに、スリット22を有するスリット板
21と透過型のフォトセンサ31、32の組み合わせだ
けでなく、スリット板21に相当するリング板に短冊状
の反射材を円周方向に多数配列し、これを反射型のフォ
トセンサで検出するような構成も考えられる。要するに
これらスリットや反射材は指標として使用されているの
であるから、これらのみでなく他の指標を使用すること
もでき、その指標を検出するのに適切な検出器を用いれ
ばよい。
【0020】また、上記では第3世代のX線CT装置に
ついて説明しているが、回転フレームを有するものであ
れば、他のタイプのX線CT装置にも適用できることは
もちろんである。第4世代のX線CT装置では、X線検
出器は全円周上にリング型に配列されて固定されてお
り、X線管のみが回転フレームに保持されて回転するの
で、このX線管を保持して回転させる回転フレームの回
転角度検出に適用できることになる。
【0021】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のX線CT装置によれば、円周上に配列した多数
のスリットなどの指標を相対回転角度検出用と絶対回転
角度検出用とで共用し、その円周上に設けた少なくとも
2個の指標検出器で検出して、論理回路から相対回転角
度検出信号と絶対回転角度検出信号とを得るようにして
いるため、スペースを余分にとる必要がなくなり、装置
の小型化を図ることができるとともに、調整工数を低減
し、低製造コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】同実施例の信号波形図。
【図3】X線CT装置のガントリを示す模式図。
【図4】従来のスリット板を示す模式図。
【図5】フォトセンサの模式的な斜視図。
【符号の説明】
11 ガントリ 12 X線管 13 X線検出器 14 回転フレーム 21 スリット板 22 スリット 23 スリット間欠部 30、31、32 フォトセンサ 41 発光ダイオード 42 光センサ 50 論理回路 51 OR回路 52 フリップフロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生器と、このX線発生器に対向す
    るX線検出器と、少なくとも上記のX線発生器を保持
    し、このX線発生器を回転させる回転フレームと、該回
    転フレームの回転円周上に、所定間隔でかつ少なくとも
    1箇所に間欠部を持つように設けられた多数の指標と、
    該指標を検出するための、上記円周上の少なくとも2箇
    所に設けられた指標検出器と、これら指標検出器の出力
    が入力される論理回路とを備えることを特徴とするX線
    CT装置。
JP6331678A 1994-12-09 1994-12-09 X線ct装置 Pending JPH08154927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331678A JPH08154927A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 X線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331678A JPH08154927A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 X線ct装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08154927A true JPH08154927A (ja) 1996-06-18

Family

ID=18246365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6331678A Pending JPH08154927A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 X線ct装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH08154927A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002000598A (ja) * 2000-06-22 2002-01-08 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
JP2002078703A (ja) * 2000-06-22 2002-03-19 Toshiba Medical System Co Ltd X線ct装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002000598A (ja) * 2000-06-22 2002-01-08 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
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