JPH08154754A - トレーキャビネットの上部案内装置 - Google Patents

トレーキャビネットの上部案内装置

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JPH08154754A
JPH08154754A JP6299853A JP29985394A JPH08154754A JP H08154754 A JPH08154754 A JP H08154754A JP 6299853 A JP6299853 A JP 6299853A JP 29985394 A JP29985394 A JP 29985394A JP H08154754 A JPH08154754 A JP H08154754A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最上段のトレーを他の下段のトレーと同様に
スライド案内できるとともに、引き出した状態の保持を
行え且つ構造及び組立作業が簡単でコスト低減化も同時
に図ることができるトレーキャビネットの上部案内装置
を提供する。 【構成】 前補強部材7の後縁と後補強部材8の前縁と
を、水平板10と垂直板11とで断面L字形に形成し、
それぞれの垂直板と水平板に連続したスリット孔17を
奥行方向に対向させて形成し、天板1下に縦設する合成
樹脂製の長尺スライダー18の端縁19に、スリット孔
に嵌入する垂直な固定片20と該固定片から屈曲して延
び前記端縁との間に垂直板の板厚より若干大きな間隙2
1を設けたバネ片22とからなる係合部23を突設し、
最上段のトレーとスライダーの摺動下面との間隔が、下
段のトレーとその直上のレールの受板との間隔に一致す
るように摺動下面を設定して、スリット孔にスライダー
の係合部を嵌着してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレーキャビネットの
上部案内装置に係わり、更に詳しくは最上段のトレーを
他の下段のトレーと同様にスライド案内するとともに、
引き出した状態の保持を行える多段式のトレーキャビネ
ットの上部案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、書類等を整理して収納するトレー
を多段に設けたキャビネットは各種提供されている。例
えば、図14に示すように、このキャビネット100
は、天板101の前縁部に該天板の下面より下方へ突出
した前補強部材102を有するキャビネット本体の両側
板103に、同一形状のレール104,…を多段に取付
けるとともに、該レール104,104にて両側下縁を
摺動支持して複数のトレー105を引き出し可能に設け
たものである。
【0003】そして、最上段を除く下方のトレー10
5,…は、引き出した際にその後部上縁を上段のレール
104の下面に摺接して保持され、その前傾角度が過度
にならないようにレール104,…間隔が設定されてい
る。しかし、最上段のトレー105aの上方にはレール
が存在しないので、このトレー105aを引き出した際
に、その後部上縁を摺接して他のトレー105,…と略
同一の前傾角度に保持するように、図14及び図15に
示す如く、前記前補強部材102と、天板101の後部
に横設した後補強部材106との間に、奥行方向に向け
て複数の金属製の縦部材107,…を取付けている。こ
の縦部材107の下面は、前記前補強部材102と後補
強部材106の下面と面一に設定され、最上段のトレー
105aを引き出した際に、その後部上縁が前記縦部材
107の下面に摺接して所定の前傾角度に保持されるの
である。
【0004】しかし、金属製の前記縦部材107,…を
前補強部材102と後補強部材106間に取付けるに
は、前補強部材102と後補強部材106に形成したス
リット孔に縦部材107の両端に突設した係合片を嵌合
した状態で、天板下面等にスポット溶接しているので、
手間がかかるとともに、トレー105aの出し入れの際
に縦部材107に衝突及び摺動して金属音が発生するの
で不快である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、最上段のトレーを他
の下段のトレーと同様にスライド案内できるとともに、
引き出した状態の保持を行え且つ構造及び組立作業が簡
単でコスト低減化も同時に図ることができるトレーキャ
ビネットの上部案内装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、天板の前縁部と奥行方向の中間部に、天板
の下面より下方へ突出した前補強部材と後補強部材を横
設したキャビネット本体内の両側板又は両側板とその間
に垂設した仕切部材に、同一形状の合成樹脂製レールを
多段に取付けるとともに、該レールの水平な受板にて両
側下縁を摺動支持して複数のトレーを引き出し可能に設
けたトレーキャビネットであって、前記前補強部材の後
縁と後補強部材の前縁とを、金属製の水平板と垂直板と
で断面L字形に形成するとともに、それぞれの垂直板と
水平板に連続したスリット孔を奥行方向に対向させて形
成し、天板下に縦設する合成樹脂製の長尺スライダーの
端縁に、スリット孔に嵌入する垂直な固定片と該固定片
から屈曲して延び前記端縁との間に垂直板の板厚より若
干大きな間隙を設けたバネ片とからなる係合部を突設
し、最上段のトレーとスライダーの摺動下面との間隔
が、下段のトレーとその直上のレールの受板との間隔に
一致するように摺動下面を設定して、前記前補強部材と
後補強部材のスリット孔にスライダーの係合部を嵌着し
てなるトレーキャビネットの上部案内装置を構成した。
【0007】ここで、前記スライダーの係合部の上下寸
法をスリット孔の垂直部分の長さと略一致させ且つバネ
片の前後寸法をスリット孔の水平部分の長さより短く設
定してなることが好ましい実施例である。
【0008】また、前記バネ片の突出方向を、スライダ
ーの両端で左右逆に設定してなることも好ましい。
【0009】
【作用】以上の如き内容からなる本発明のトレーキャビ
ネットの上部案内装置は、天板の前縁部と奥行方向の中
間部に、天板の下面より下方へ突出させて横設した前補
強部材と後補強部材間に、合成樹脂製のスライダーを縦
設し、しかも最上段のトレーとスライダーの摺動下面と
の間隔が、下段のトレーとその直上のレールの受板との
間隔に一致するように摺動下面を設定したことにより、
キャビネット本体の両側板又は両側板とその間に垂設し
た仕切部材に取付けた合成樹脂製レールで摺動支持され
た最上段のトレーを引き出した際に、該トレーの後部上
縁を前記スライダーに摺接することで、その前傾角度が
他の下段のトレーと同じ角度になるように規制して保持
するものである。また、前記スライダーを前補強部材と
後補強部材間に取付けるには、金属製の水平板と垂直板
とで断面L字形に形成した前補強部材の後縁と後補強部
材の前縁とに形成した一対のスリット孔に、スライダー
の端縁に突設した係合部の固定片から下方より嵌入する
だけで、該固定片から屈曲して延びたバネ片がスリット
孔の水平部分を摺動しながら固定片と直線状になるよう
に弾性変形され、スリット孔の水平部分を通過直後に復
元してその先端が水平板の内面に係止し、抜止め状態で
嵌着できるのである。
【0010】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1は本発明に係るトレーキャ
ビネットを示し、該キャビネット本体1内には多数の合
成樹脂製トレー2,…を前後引き出し可能に多段に装着
している。図2はその上部の拡大断面図、図3は部分横
断面図を示している。
【0011】前記キャビネット本体1は、金属板を平面
視略コ字形に折曲し、両側板3,3及び背板4とからな
る胴部を一体形成するとともに、胴部の下端に該胴部と
一体又は別体で形成した地板5を固定し、胴部の上端に
別体で形成した天板6を、後工程で取付けることができ
るようになしたものである。そして、図3及び図4に示
すように、前記天板6の前縁部には、該天板6の下面よ
り下方へ突出した前補強部材7を横設し、奥行方向の中
間部にも同様に天板6の下面より下方へ突出した後補強
部材8を横設している。ここで、前記前補強部材7と後
補強部材8とは、金属板を折曲形成して天板6の下面9
にスポット溶接して固定してあり、前補強部材7の後縁
と後補強部材8の前縁とは、水平板10と垂直板11と
で断面L字形に形成している。尚、前補強部材7と後補
強部材8の各水平板10,10の下面は、同一高さに設
定している。また、両側板3,3の内面側であって前縁
部には側かまち12を垂設するとともに、奥行方向の中
間部に側補強部材13を垂設している。
【0012】そして、前記両側板3,3の側かまち12
と側補強部材13に合成樹脂製のレール14,…を多段
に取付けるか、又は両側板3,3の中間部に垂設した仕
切部材15の両側にもレール14,…を多段に取付け、
左右に位置する一対のレール14,14でトレー2を引
き出し可能に支持している。
【0013】そこで、図5〜図7に示すように、本発明
は、天板6の前縁部と奥行方向の中間部に、天板6の下
面より下方へ突出した前補強部材7と後補強部材8を横
設したキャビネット本体1内の両側板3,3又は両側板
3,3とその間に垂設した仕切部材15に、同一形状の
合成樹脂製レール14,…を多段に取付けるとともに、
該レール14の水平な受板16にて両側下縁を摺動支持
して複数のトレー2,…を引き出し可能に設けたトレー
キャビネットであって、前記前補強部材7の後縁と後補
強部材8の前縁とを、金属製の水平板10と垂直板11
とで断面L字形に形成するとともに、それぞれの垂直板
11と水平板10に連続したスリット孔17,17を奥
行方向に対向させて形成し、天板6下に縦設する合成樹
脂製の長尺スライダー18の端縁19に、スリット孔1
7に嵌入する垂直な固定片20と該固定片20から屈曲
して延び前記端縁19との間に垂直板11の板厚より若
干大きな間隙21を設けたバネ片22とからなる係合部
23を突設し、最上段のトレー2aとスライダー18の
摺動下面24との間隔が、下段のトレー2とその直上の
レール14の受板16との間隔に一致するように摺動下
面24を設定して、前記前補強部材7と後補強部材8の
スリット孔17,17にスライダー18の係合部23,
23を嵌着してなることを要旨としている。
【0014】更に詳しくは、前記スライダー18は、図
6及び図7に示すように、長尺板状の基板25の下端縁
に逆T字形に摺動部26を一体成形し、該摺動部26の
下面を摺動下面24とするとともに、両端縁19に、上
部を余して前記固定片20を基板25と連続して形成す
るとともに、該固定片20の下方に前記端縁19との間
に垂直板11の板厚より若干大きな間隙21を設けてバ
ネ片22を傾斜状に延設し、前記固定片20とバネ片2
2とで係合部23を形成したものである。また、前記基
板25と固定片20の板厚は同一とし、前記スリット孔
17の幅よりも若干小さく設定するとともに、固定片2
0に対するバネ片22の角度は鈍角である。具体的に
は、本実施例では正面視において、バネ片22の先端を
基板25の板厚分だけ側方へ屈曲している。
【0015】そして、前記スリット孔17へのスライダ
ー18の係合部23の嵌着方法は、単に係合部23の固
定片20の上端からスリット孔17に下方から嵌入する
だけであり、固定片20は水平板10に対応するスリッ
ト孔17の水平部分から前補強部材7又は後補強部材8
の内部に侵入するとともに、バネ片22がスリット孔1
7の水平部分の縁部を摺動しながら固定片20と直線状
になる方向に弾性変形して通過し、バネ片22の先端が
スリット孔17の水平部分を通過した直後に弾性復元
し、前補強部材7又は後補強部材8の内部に侵入し、バ
ネ片22の先端が水平板10の内面に係止されて、スリ
ット孔17からの抜止めがなされるのである。また、ス
ライダー18の係合部23をスリット孔17に係合した
状態では、摺動下面24は前補強部材7及び後補強部材
8の水平板10よりも下方に突出している。
【0016】ここで、スライダー18の両端の係合部2
3,23におけるバネ片22,22は、左右逆になって
いるので、スリット孔17への係合部23の嵌入の際、
またスライダー18に下方への力が加わった際に生じる
両バネ片22,22に作用する反力が相殺し、スムーズ
にスリット孔17内に嵌入できるとともに、係止状態も
安定に維持できるのである。
【0017】また、図4に示すように、本実施例では、
前記仕切部材15を取付ける位置を、A列4番(以下単
にA4と称する)の書類用やA3、B5、B4の書類用
のトレー2の横幅に応じて取付けることができるよう
に、天板6の前補強部材7及び後補強部材8の水平板1
0には、複数の取付孔27,…を所定位置に設けてあ
り、また図示しないが前記地板5にも前記取付孔27と
対向させて取付孔を設けてあり、その取付孔27,…を
選択して仕切部材15を取付け、側板3と仕切部材15
間にトレー2,…を引き出し可能に設けるのであるが、
少なくとも側板3と仕切部材15の間に一本の前記スラ
イダー18を取付けることができるように、前記スリッ
ト孔17も所定位置に複数対設けている。
【0018】また、前記トレー2を支持するレール14
は、図8〜図12に示すように、合成樹脂製で水平な前
記受板16と垂直な取付板28とからなる断面略L字形
に一体成形したものを用いている。前記取付板28に
は、前部上下に前向きフック29,29を突設するとと
もに、後部上方に下向きフック30とその下方にダボ3
1を突設し、特に後部には前記下向きフック30とダボ
31の対を奥行方向の二ヶ所に設けている。そして、レ
ール14の前部に設けた前向きフック29,29を、側
かまち12の内側面に上下方向に一定間隔毎に設けた横
長孔32,32に、内方から挿入し且つ前方へレール1
4を移動させて両前向きフック29,29を、横長孔3
2,32の前縁部に係止するとともに、後部の下向きフ
ック30とダボ31を、側補強部材13の内側面に上下
方向に一定間隔毎に設けた横長孔33,33に、内方か
ら挿入し且つ下方へレール14を落し込んで下向きフッ
ク30を、横長孔33の下縁に係止して取付ける。そし
て、上方の前記前向きフック29の後部に突設した高さ
の低い突起34を横長孔32の後縁に当止して、レール
14の後方移動を規制し、レール14の外れを防止して
いる。尚、図示しないが、前記仕切部材15の両側面に
も、前記同様な横長孔32が形成され、同様にレール1
4を取付けることができるのである。
【0019】ここで、前記レール14の後部に下向きフ
ック30とダボ31を前後に二対設けたのは、キャビネ
ット本体1の奥行幅に応じてその内部に設ける側補強部
材13の位置、及び後方の仕切部材15の垂設する位置
を変更した場合にも対応できるようにするためである。
更に、レール14の受板16の前端部は、拡幅部35と
なし、該拡幅部35の上面内方部分にトレー2の引き出
し時における抜止めのためのストッパー36を突設する
とともに、拡幅部35の下面にはやや下方へ突出した肉
厚部37を形成し、拡幅部35の強度を高めているとと
もに、下段のトレー2の上縁を摺接したり、抜止めのた
めの規制をする。
【0020】そして、前記トレー2は、合成樹脂製で上
方開放した箱形に成形したものであり、前縁部には引手
38を形成するとともに、底板39の下面周囲にリブ4
0を突設するとともに、底板39の下面両側の後部に、
前記ストッパー36に当接する当止部41,41を突設
している。このトレー2は、前述のように両側に取付け
られたレール14,14の受板16,16の上面に両側
のリブ40,40を載置し、摺動可能となすとともに、
引き出した状態で当止部41がレール14の拡幅部35
に設けたストッパー36に当止するようにしている。
【0021】しかして、図2に示すように、最上段のト
レー2aを除く下方のトレー2,…を引き出した際に
は、即ちトレー2の重心がレール14の受板16の前端
よりも前方に位置した際には、該トレー2はその自重及
び収容した書類等の重みで前部が下方へ若干下がった前
傾状態となり、その後部上縁42が上段のレール14の
受板16の下面に摺接してその前傾角度が規制される。
このトレー2を引き出した際の前傾角度は、格納状態に
おけるトレー2の後部上縁42と上段のレール14の受
板16との間隔で決まる。また、最上段のトレー2aを
同様に引き出した際には、該トレー2aの後部上縁42
は前記スライダー18の摺動下面24に摺接し、所定の
前傾角度で保持されるのである。この前傾角度は、格納
状態におけるトレー2aの後部上縁42とスライダー1
8の摺動下面24との間隔で規定され、この間隔を他の
トレー2と直上のレール14の受板16の間隔と一致さ
せておけば、最上段のトレー2aの引き出し時の前傾角
度を他のトレー2の前傾角度と一致させることが可能で
ある。
【0022】
【発明の効果】以上にしてなる本発明のトレーキャビネ
ットの上部案内装置によれば、天板の前縁部と奥行方向
の中間部に、天板の下面より下方へ突出させて横設した
前補強部材と後補強部材間に、合成樹脂製のスライダー
を縦設し、しかも最上段のトレーとスライダーの摺動下
面との間隔が、下段のトレーとその直上のレールの受板
との間隔に一致するように摺動下面を設定したことによ
り、キャビネット本体の両側板又は両側板とその間に垂
設した仕切部材に取付けた合成樹脂製レールで摺動支持
された最上段のトレーを引き出した際に、該トレーの後
部上縁を前記スライダーに摺接することで、その前傾角
度が他の下段のトレーと同じ角度になるように規制して
保持することができる。また、前記スライダーを前補強
部材と後補強部材間に取付けるには、金属製の水平板と
垂直板とで断面L字形に形成した前補強部材の後縁と後
補強部材の前縁とに形成した一対のスリット孔に、スラ
イダーの端縁に突設した係合部の固定片から下方より嵌
入するだけで、該固定片から屈曲して延びたバネ片がス
リット孔の水平部分を摺動しながら固定片と直線状にな
るように弾性変形され、スリット孔の水平部分を通過直
後に復元してその先端が水平板の内面に係止し、抜止め
状態で嵌着できるので、取付作業が極めて簡単である。
更に、スライダーを合成樹脂製としたことによって、不
快な金属音が発生せず、しかもスムーズにトレーを引き
出し案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトレーキャビネットの全体を示す簡略
斜視図である。
【図2】キャビネット本体からトレーを引き出した状態
の部分拡大縦断面図である。
【図3】キャビネット本体の側板と仕切部材に設けたレ
ールでトレーを支持した状態の部分簡略横断面図であ
る。
【図4】天板にスライダーを取付けた状態の天板の底面
図である。
【図5】天板にスライダーを取付ける構造を示す要部の
分解斜視図である。
【図6】スライダーの拡大斜視図である。
【図7】スライダーの取付状態を示し、(a) は要部の縦
断側面図、(b) は要部の縦断正面図である。
【図8】レールの一部省略した右側面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】同じく左側面図である。
【図11】図8のA−A線拡大断面図である。
【図12】レールを側板に取付ける状態を示す部分分解
斜視図である。
【図13】トレーの一部破断した斜視図である。
【図14】従来例を示す簡略縦断側面図である。
【図15】同じく従来例を示す天板の底面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット本体 2 トレー 3 側板 4 背板 5 地板 6 天板 7 前補強部材 8 後補強部材 9 下面 10 水平板 11 垂直板 12 側かまち 13 側補強部材 14 レール 15 仕切部材 16 受板 17 スリット孔 18 スライダー 19 端縁 20 固定片 21 間隙 22 バネ片 23 係合部 24 摺動下面 25 基板 26 摺動部 27 取付孔 28 取付板 29 前向きフック 30 下向きフック 31 ダボ 32 横長孔 33 横長孔 34 突起 35 拡幅部 36 ストッパー 37 肉厚部 38 引手 39 底板 40 リブ 41 当止部 42 後部上縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の前縁部と奥行方向の中間部に、天
    板の下面より下方へ突出した前補強部材と後補強部材を
    横設したキャビネット本体内の両側板又は両側板とその
    間に垂設した仕切部材に、同一形状の合成樹脂製レール
    を多段に取付けるとともに、該レールの水平な受板にて
    両側下縁を摺動支持して複数のトレーを引き出し可能に
    設けたトレーキャビネットであって、前記前補強部材の
    後縁と後補強部材の前縁とを、金属製の水平板と垂直板
    とで断面L字形に形成するとともに、それぞれの垂直板
    と水平板に連続したスリット孔を奥行方向に対向させて
    形成し、天板下に縦設する合成樹脂製の長尺スライダー
    の端縁に、スリット孔に嵌入する垂直な固定片と該固定
    片から屈曲して延び前記端縁との間に垂直板の板厚より
    若干大きな間隙を設けたバネ片とからなる係合部を突設
    し、最上段のトレーとスライダーの摺動下面との間隔
    が、下段のトレーとその直上のレールの受板との間隔に
    一致するように摺動下面を設定して、前記前補強部材と
    後補強部材のスリット孔にスライダーの係合部を嵌着し
    てなることを特徴とするトレーキャビネットの上部案内
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スライダーの係合部の上下寸法をス
    リット孔の垂直部分の長さと略一致させ且つバネ片の前
    後寸法をスリット孔の水平部分の長さより短く設定して
    なる請求項1記載のトレーキャビネットの上部案内装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バネ片の突出方向を、スライダーの
    両端で左右逆に設定してなる請求項1又は2記載のトレ
    ーキャビネットの上部案内装置。
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