JPH08154449A - 摘果具 - Google Patents
摘果具Info
- Publication number
- JPH08154449A JPH08154449A JP33109094A JP33109094A JPH08154449A JP H08154449 A JPH08154449 A JP H08154449A JP 33109094 A JP33109094 A JP 33109094A JP 33109094 A JP33109094 A JP 33109094A JP H08154449 A JPH08154449 A JP H08154449A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- scissors
- cam
- fruit picking
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 果実等の摘み取りに際し、楽な姿勢で遠隔操
作により、高所や樹上における果実や野菜等を収穫や選
別のために摘み取るための摘果具を提供する。 【構成】 所定長さのポール1の下端部にハンドル4を
回動自在に固定し、ハンドル4に索条体24の一端部を
連結して他端部をポール1の上端部に延伸させ、ポール
1の上端部に回動可能に固定したカム13に連結し、カ
ム13に一対のカム溝15を形成し、カム溝15を摺動
可能なガイドピン21が係合する長孔20をハサミ2の
柄部に開設し、ハサミ2をポール1の上端部に開閉可能
に直交して軸支し、かつ、ハサミ2が常に開くようにカ
ム13を弾機23で回転付勢するとともに、ハサミ2の
下部からポール1の少なくとも下端部まで延伸するガイ
ドネット3を設けた構成とした。
作により、高所や樹上における果実や野菜等を収穫や選
別のために摘み取るための摘果具を提供する。 【構成】 所定長さのポール1の下端部にハンドル4を
回動自在に固定し、ハンドル4に索条体24の一端部を
連結して他端部をポール1の上端部に延伸させ、ポール
1の上端部に回動可能に固定したカム13に連結し、カ
ム13に一対のカム溝15を形成し、カム溝15を摺動
可能なガイドピン21が係合する長孔20をハサミ2の
柄部に開設し、ハサミ2をポール1の上端部に開閉可能
に直交して軸支し、かつ、ハサミ2が常に開くようにカ
ム13を弾機23で回転付勢するとともに、ハサミ2の
下部からポール1の少なくとも下端部まで延伸するガイ
ドネット3を設けた構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は摘果具に関し、特には楽
な姿勢で遠隔操作により、高所や樹上における果実や野
菜等を収穫や選別のために摘み取るための器具に関す
る。
な姿勢で遠隔操作により、高所や樹上における果実や野
菜等を収穫や選別のために摘み取るための器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ミカン等の柑橘類、柿、梨、びわ、リン
ゴ、キウイ等の果実園芸農家にあっては、果実の選別や
収穫のための摘み取りに際しては、一般にハサミを手持
ちして一つ一つの果実を摘み取っており、作業者の手が
届かない高所は、脚立やはしごに上って作業をし、摘み
取った果実を腰に下げたり或は地上に置いてあるカゴ等
に収納している。
ゴ、キウイ等の果実園芸農家にあっては、果実の選別や
収穫のための摘み取りに際しては、一般にハサミを手持
ちして一つ一つの果実を摘み取っており、作業者の手が
届かない高所は、脚立やはしごに上って作業をし、摘み
取った果実を腰に下げたり或は地上に置いてあるカゴ等
に収納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手が届
かない高所の果実を摘み取るために、脚立やはしごを用
いるとそれらの支持固定を確実にしなければ足元が不安
定となって摘み取り作業ができず、又移動しなければな
らないからその都度それらの支持固定位置を変更しなけ
ればならない面倒がある。さらには、その支持固定が十
分でなかったりしたば場合や、つい手を伸ばして無理な
姿勢での摘み取り作業となるため脚立やはしごから転落
し怪我をする危険を伴う。
かない高所の果実を摘み取るために、脚立やはしごを用
いるとそれらの支持固定を確実にしなければ足元が不安
定となって摘み取り作業ができず、又移動しなければな
らないからその都度それらの支持固定位置を変更しなけ
ればならない面倒がある。さらには、その支持固定が十
分でなかったりしたば場合や、つい手を伸ばして無理な
姿勢での摘み取り作業となるため脚立やはしごから転落
し怪我をする危険を伴う。
【0004】また、手が届く低所の果実を摘み取る場合
にも、不安定な姿勢で上を向いて摘み取り作業をするこ
とが多く、つい手を伸ばして無理な姿勢で作業をした
り、若しくは、摘み取った果実はなるべく傷つけないよ
うにしなければならないから、腰に下げたかごに入れる
動作や、脚立やはしごから下りて一つ一つ地上に置いた
かごに入れる動作をしなければならないことなどから、
作業能率が向上することなく、二重の肉体的負担となっ
ている。
にも、不安定な姿勢で上を向いて摘み取り作業をするこ
とが多く、つい手を伸ばして無理な姿勢で作業をした
り、若しくは、摘み取った果実はなるべく傷つけないよ
うにしなければならないから、腰に下げたかごに入れる
動作や、脚立やはしごから下りて一つ一つ地上に置いた
かごに入れる動作をしなければならないことなどから、
作業能率が向上することなく、二重の肉体的負担となっ
ている。
【0005】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、果実
等の摘み取りに際し、作業者が楽な姿勢で遠隔操作して
迅速に一つ一つ摘み取ることができる摘果具を提供す
る。
等の摘み取りに際し、作業者が楽な姿勢で遠隔操作して
迅速に一つ一つ摘み取ることができる摘果具を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、所定長さのポールの下端部にハンドルを回
動自在に固定し、該ハンドルに索条体の一端部を連結し
て他端部をポールの上端部に延伸させ、ポールの上端部
に回動可能に固定したカムに連結し、該カムに一対のカ
ム溝を形成し、該カム溝を摺動可能なピンが係合する長
孔をハサミの柄部に開設し、該ハサミをポールの上端部
に開閉可能に直交して軸支してなる構成を提供する。ま
た、ハサミが常に開くように前記カムを弾機で回転付勢
してなる構成、ハサミの下部からポールの少なくとも下
端部まで延伸する筒状のガイドネットを有する構成、前
記カムは左右両端部に軸部を有する円柱体の中央部に前
記弾機の一端部を係止するレバーを突設し、該レバーの
左右両側の周面において近接し、かつ、離反する方向へ
開設されている構成、前記ポールは前記ハサミとカムを
回動可能に軸支するブラケットを固定したポールヘッド
と、該ポールヘッドの下端部とともに締め付け固定可能
な上端部を有するポールの本体とからなり、ポールヘッ
ドが屈折可能である構成、及びハサミの中央部分にのみ
刃部を形成してなる構成を提供する。
するために、所定長さのポールの下端部にハンドルを回
動自在に固定し、該ハンドルに索条体の一端部を連結し
て他端部をポールの上端部に延伸させ、ポールの上端部
に回動可能に固定したカムに連結し、該カムに一対のカ
ム溝を形成し、該カム溝を摺動可能なピンが係合する長
孔をハサミの柄部に開設し、該ハサミをポールの上端部
に開閉可能に直交して軸支してなる構成を提供する。ま
た、ハサミが常に開くように前記カムを弾機で回転付勢
してなる構成、ハサミの下部からポールの少なくとも下
端部まで延伸する筒状のガイドネットを有する構成、前
記カムは左右両端部に軸部を有する円柱体の中央部に前
記弾機の一端部を係止するレバーを突設し、該レバーの
左右両側の周面において近接し、かつ、離反する方向へ
開設されている構成、前記ポールは前記ハサミとカムを
回動可能に軸支するブラケットを固定したポールヘッド
と、該ポールヘッドの下端部とともに締め付け固定可能
な上端部を有するポールの本体とからなり、ポールヘッ
ドが屈折可能である構成、及びハサミの中央部分にのみ
刃部を形成してなる構成を提供する。
【0007】
【作用】上記構成の本発明によれば、弾機で回転付勢さ
れたカムはハサミを常に開いた状態に保持しているか
ら、高所の果実をハサミの間に案内して、ハンドルを握
り締めると索条体を介してカムが弾機の力に抗して回動
し、カム溝に係合しているピンを介しハサミが閉じて果
柄が切断され、果実をガイドネット内に落下させ、果実
はガイドネットの下端部が挿入されたかご内に収納され
る。よって、高所や樹上の摘み取り作業を楽な姿勢で遠
隔操作により行うことができる。また、作業高さに応じ
て、ポールヘッドの垂直方向の角度を調節できるので、
作業者が首を過度に上向けることなく、緩やかな角度で
対象物を目視しつつ作業ができ、、しかも常にハサミを
水平な状態で使用することができる。更に、ハサミの中
央部分にのみ刃部を形成したので、両側から挟んだ果実
を中央に誘導して、中央部分にて切り取ることができ、
摘み取った果実を誘導路としてガイドネットを介して高
所における切取り箇所から任意の場所まで搬送して集荷
できる。
れたカムはハサミを常に開いた状態に保持しているか
ら、高所の果実をハサミの間に案内して、ハンドルを握
り締めると索条体を介してカムが弾機の力に抗して回動
し、カム溝に係合しているピンを介しハサミが閉じて果
柄が切断され、果実をガイドネット内に落下させ、果実
はガイドネットの下端部が挿入されたかご内に収納され
る。よって、高所や樹上の摘み取り作業を楽な姿勢で遠
隔操作により行うことができる。また、作業高さに応じ
て、ポールヘッドの垂直方向の角度を調節できるので、
作業者が首を過度に上向けることなく、緩やかな角度で
対象物を目視しつつ作業ができ、、しかも常にハサミを
水平な状態で使用することができる。更に、ハサミの中
央部分にのみ刃部を形成したので、両側から挟んだ果実
を中央に誘導して、中央部分にて切り取ることができ、
摘み取った果実を誘導路としてガイドネットを介して高
所における切取り箇所から任意の場所まで搬送して集荷
できる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図に基づき説明すると、
図1〜3に示すように、適宜長さのポール1の上端部に
直交してハサミ2を開閉自在に軸支し、このハサミ2の
下部に筒状のガイドネット3を適宜長さで垂下させてな
り、ハサミ2の開閉動作はポール1の下端部に設けたハ
ンドル4を操作して行う。
図1〜3に示すように、適宜長さのポール1の上端部に
直交してハサミ2を開閉自在に軸支し、このハサミ2の
下部に筒状のガイドネット3を適宜長さで垂下させてな
り、ハサミ2の開閉動作はポール1の下端部に設けたハ
ンドル4を操作して行う。
【0009】ポール1は樹脂やアルミパイプ等の軽くて
丈夫な素材の本体からなり、下端部にハンドル4をシャ
フト5で回動自在に軸支するブラケット6が固定され、
上端部には蝶ネジ又はボルトナット等の締付具7で締め
付け及びその解除ができるブラケット8,8aを介して
ポールヘッド9を回動自在に軸着してなる。したがっ
て、図1に仮想線で示したように、ポールヘッド9はポ
ール1に対して屈折できて、所望の傾斜角度を付けるこ
とができる。ブラケット8の近傍にはガイドパイプ10
が管外から管内に進入してポールヘッド9の方向に傾斜
して固定されている。なお、ポール1の長さは使用する
高所の高さや樹の高さに応じた長さとするものであり、
又長さ調節機構を設けてもよい。
丈夫な素材の本体からなり、下端部にハンドル4をシャ
フト5で回動自在に軸支するブラケット6が固定され、
上端部には蝶ネジ又はボルトナット等の締付具7で締め
付け及びその解除ができるブラケット8,8aを介して
ポールヘッド9を回動自在に軸着してなる。したがっ
て、図1に仮想線で示したように、ポールヘッド9はポ
ール1に対して屈折できて、所望の傾斜角度を付けるこ
とができる。ブラケット8の近傍にはガイドパイプ10
が管外から管内に進入してポールヘッド9の方向に傾斜
して固定されている。なお、ポール1の長さは使用する
高所の高さや樹の高さに応じた長さとするものであり、
又長さ調節機構を設けてもよい。
【0010】ポールヘッド9にはブラケット11が固定
され、このブラケット11にコ字形をしたブラケット1
2が結合され、このブラケット12にはカム13が回転
可能に軸支されている。カム13は、図5(A),
(B)に示すように円柱体の中央部にレバー14を一体
的に形成し、そのレバー14の左右両側にそれぞれカム
溝15を刻設してなる。カム溝15は一端部が互いにレ
バー14に近接し、他端部が互いにレバー14から離れ
る方向へ広がるように形成されている。
され、このブラケット11にコ字形をしたブラケット1
2が結合され、このブラケット12にはカム13が回転
可能に軸支されている。カム13は、図5(A),
(B)に示すように円柱体の中央部にレバー14を一体
的に形成し、そのレバー14の左右両側にそれぞれカム
溝15を刻設してなる。カム溝15は一端部が互いにレ
バー14に近接し、他端部が互いにレバー14から離れ
る方向へ広がるように形成されている。
【0011】ハサミ2はポールヘッド9に嵌合したキャ
ップ16に挿入したシャフト17によってポールヘッド
9に回動自在に軸支された一対の板状レバー18,18
からなり、この板状レバー18,18には、図4
(A),(B)に示したように、一端部側で互いに断面
略三角形とした刃部19,19を有し果実の柄を切断で
きるようになっている。この刃部19,19は板状レバ
ー18,18の中央部分にのみ形成されており、摘み取
り時に両側から挟んだ果実等を中央部分に誘導して、中
央部分にてのみ切り取るようにしている。そして、板状
レバー18,18の他端部側の柄部には長孔20が開設
され、この長孔20にはガイドピン21が移動可能に係
合し、ガイドピン21は前記カム溝15に係合してい
る。また、ハサミ2のサイズは摘み取る果実等の大きさ
に合わせて適当なサイズのものを選択するものである。
ップ16に挿入したシャフト17によってポールヘッド
9に回動自在に軸支された一対の板状レバー18,18
からなり、この板状レバー18,18には、図4
(A),(B)に示したように、一端部側で互いに断面
略三角形とした刃部19,19を有し果実の柄を切断で
きるようになっている。この刃部19,19は板状レバ
ー18,18の中央部分にのみ形成されており、摘み取
り時に両側から挟んだ果実等を中央部分に誘導して、中
央部分にてのみ切り取るようにしている。そして、板状
レバー18,18の他端部側の柄部には長孔20が開設
され、この長孔20にはガイドピン21が移動可能に係
合し、ガイドピン21は前記カム溝15に係合してい
る。また、ハサミ2のサイズは摘み取る果実等の大きさ
に合わせて適当なサイズのものを選択するものである。
【0012】前記シャフト17の上端部にはばね受け2
2が直交して取り付けられ、このばね受け22に一端部
を係止し、他端部をカム13のレバー14に係止した圧
縮性のスプリングからなる弾機23が設けられ、これに
よりハサミ2は常に開いた状態が保持されるようになっ
ている。そして、カム13のレバー14にはワイヤ等の
索条体24の一端部が結合され、その他端部はガイドパ
イプ10に挿通されてポール1内を通りその下端部のハ
ンドル4に連結されている。
2が直交して取り付けられ、このばね受け22に一端部
を係止し、他端部をカム13のレバー14に係止した圧
縮性のスプリングからなる弾機23が設けられ、これに
よりハサミ2は常に開いた状態が保持されるようになっ
ている。そして、カム13のレバー14にはワイヤ等の
索条体24の一端部が結合され、その他端部はガイドパ
イプ10に挿通されてポール1内を通りその下端部のハ
ンドル4に連結されている。
【0013】ハンドル4はポール1に形成した軸方向の
スリット25から内部に進入するレバー部26と、これ
に所定の角度で交差するグリップ部27とが一体形成さ
れてなり、レバー部26に索条体24を連結する孔28
が穿設されている。したがって、グリップ部27をポー
ル1と略平行な状態に回動させると、索条体24が引か
れてカム13を回動させることができる。
スリット25から内部に進入するレバー部26と、これ
に所定の角度で交差するグリップ部27とが一体形成さ
れてなり、レバー部26に索条体24を連結する孔28
が穿設されている。したがって、グリップ部27をポー
ル1と略平行な状態に回動させると、索条体24が引か
れてカム13を回動させることができる。
【0014】ガイドネット3はポールヘッド9のブラケ
ット11に固定した円環状の支持具29に、ポール1の
長さよりもやや長くした寸法の筒状のガイドネット3の
一端部を支持固定し、他端部をポール1の下端部近傍ま
で延伸させてなるもので、支持具29はハサミ2が開い
たときと略同じ直径としてある。また、ガイドネット3
はハサミ2の刃部19,19の真下に設けて、ハサミ2
の中央部に誘導されて刃部19,19にて切断される果
物等がガイドネット3内に郡するようにするものであ
る。また、ガイドネット3のサイズも摘み取る果実等の
大きさに合わせて適当なサイズのものを選択するもので
ある。
ット11に固定した円環状の支持具29に、ポール1の
長さよりもやや長くした寸法の筒状のガイドネット3の
一端部を支持固定し、他端部をポール1の下端部近傍ま
で延伸させてなるもので、支持具29はハサミ2が開い
たときと略同じ直径としてある。また、ガイドネット3
はハサミ2の刃部19,19の真下に設けて、ハサミ2
の中央部に誘導されて刃部19,19にて切断される果
物等がガイドネット3内に郡するようにするものであ
る。また、ガイドネット3のサイズも摘み取る果実等の
大きさに合わせて適当なサイズのものを選択するもので
ある。
【0015】次に上記実施例の作用につき説明すると、
図6に示すように、作業者30の背丈よりも高い所にあ
る果実31を摘み取るために、ポール1を両手で手持ち
し、弾機23の力で開いたハサミ2を果実31に近付け
て包囲し、互いに開いている板状レバー18,18の間
に果柄を挟み込んで、グリップ部27をポール1と平行
になるように握ると、索条体24が引かれてカム13が
回動し、カム溝15,15に係合するガイドピン21,
21を介して板状レバー18,18が互いに接近し、果
実31は中央部に誘導されて、板状レバー18,18の
中央部に形成された刃部19,19にて果柄が切断さ
れ、果実31はガイドネット3内に落下し、地上に置い
たかご32内に収納されるというものである。
図6に示すように、作業者30の背丈よりも高い所にあ
る果実31を摘み取るために、ポール1を両手で手持ち
し、弾機23の力で開いたハサミ2を果実31に近付け
て包囲し、互いに開いている板状レバー18,18の間
に果柄を挟み込んで、グリップ部27をポール1と平行
になるように握ると、索条体24が引かれてカム13が
回動し、カム溝15,15に係合するガイドピン21,
21を介して板状レバー18,18が互いに接近し、果
実31は中央部に誘導されて、板状レバー18,18の
中央部に形成された刃部19,19にて果柄が切断さ
れ、果実31はガイドネット3内に落下し、地上に置い
たかご32内に収納されるというものである。
【0016】なお、ポールヘッド9はポール1に対して
交差する所望の傾斜角度を付けることができるから、ポ
ールヘッド9を所望の角度で傾斜させて用い、仰向きの
状態で作業をすることなく、楽な視認角度で摘み取り作
業を行うことができる。また、高所の果実摘み取り作業
だけでなく、傾斜地側へ低くたれさがっている果実の摘
み取りや、若しくは樹木の葉や枝を切り払うための剪定
作業にも利用できる。
交差する所望の傾斜角度を付けることができるから、ポ
ールヘッド9を所望の角度で傾斜させて用い、仰向きの
状態で作業をすることなく、楽な視認角度で摘み取り作
業を行うことができる。また、高所の果実摘み取り作業
だけでなく、傾斜地側へ低くたれさがっている果実の摘
み取りや、若しくは樹木の葉や枝を切り払うための剪定
作業にも利用できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、所定長さ
のポールに直交して開閉可能にハサミを取り付け、その
ハサミを遠隔操作することにより、果実の高所摘み取り
作業ができるようにしたから、作業者は脚立やはしごを
支持固定することなく地上にて、高所や樹上の摘み取り
作業を楽な姿勢で遠隔操作により行うことができる。
のポールに直交して開閉可能にハサミを取り付け、その
ハサミを遠隔操作することにより、果実の高所摘み取り
作業ができるようにしたから、作業者は脚立やはしごを
支持固定することなく地上にて、高所や樹上の摘み取り
作業を楽な姿勢で遠隔操作により行うことができる。
【0018】また、作業高さに応じて、ポールヘッドの
垂直方向の角度を調節できるので、作業者が首を過度に
上向けることなく、緩やかな角度で対象物を目視しつつ
作業でき、しかも常にハサミを水平な状態で使用するこ
とができる。更に、ハサミの中央部分にのみ刃部を形成
したので、両側から挟んだ果実を中央に誘導して、中央
部分にて切り取ることができ、摘み取った果実を誘導路
としてガイドネットを介して高所における切取り箇所か
ら任意の場所まで搬送して集荷できるので、かごに収納
するために腰を曲げたり、屈んだり、若しくは場所を移
動する必要性がなくて、肉体的負担が軽減される。
垂直方向の角度を調節できるので、作業者が首を過度に
上向けることなく、緩やかな角度で対象物を目視しつつ
作業でき、しかも常にハサミを水平な状態で使用するこ
とができる。更に、ハサミの中央部分にのみ刃部を形成
したので、両側から挟んだ果実を中央に誘導して、中央
部分にて切り取ることができ、摘み取った果実を誘導路
としてガイドネットを介して高所における切取り箇所か
ら任意の場所まで搬送して集荷できるので、かごに収納
するために腰を曲げたり、屈んだり、若しくは場所を移
動する必要性がなくて、肉体的負担が軽減される。
【図1】本発明の一実施例の要部正面図。
【図2】本発明の一実施例の要部平面図。
【図3】本発明の一実施例のハサミが閉じた状態の要部
平面図。
平面図。
【図4】図3のA−A断面図(A)及びB−B断面図
(B)。
(B)。
【図5】本発明の一部の平面図(A)及びその側面図
(B)。
(B)。
【図6】本発明の作用説明図。
1…ポール 2…ハサミ 3…ガイドネット 4…ハンドル 5…シャフト 7…締付具 9…ポールヘッド 10…ガイドパイプ 13…カム 14…レバー 15…カム溝 17…シャフト 18…板状レバー 19…刃部 20…長孔 21…ガイドピン 22…ばね受け 23…弾機 24…索条体
Claims (6)
- 【請求項1】 所定長さのポールの下端部にハンドルを
回動自在に固定し、該ハンドルに索条体の一端部を連結
して他端部をポールの上端部に延伸させ、ポールの上端
部に回動可能に固定したカムに連結し、該カムに一対の
カム溝を形成し、該カム溝を摺動可能なピンが係合する
長孔をハサミの柄部に開設し、該ハサミをポールの上端
部に開閉可能に直交して軸支してなることを特徴とする
摘果具。 - 【請求項2】 ハサミが常に開くように前記カムを弾機
で回転付勢してなる請求項1記載の摘果具。 - 【請求項3】 ハサミの下部からポールの少なくとも下
端部まで延伸する筒状のガイドネットを有する請求項1
又は2記載の摘果具。 - 【請求項4】 前記カムは左右両端部に軸部を有する円
柱体の中央部に前記弾機の一端部を係止するレバーを突
設し、該レバーの左右両側の周面において近接し、か
つ、離反する方向へ開設されている請求項3記載の摘果
具。 - 【請求項5】 前記ポールは前記ハサミとカムを回動可
能に軸支するブラケットを固定したポールヘッドと、該
ポールヘッドの下端部とともに締め付け固定可能な上端
部を有するポールの本体とからなり、ポールヘッドが屈
折可能である請求項1,2,3又は4記載の摘果具。 - 【請求項6】 ハサミの中央部分にのみ刃部を形成して
なる請求項1,2,3,4又は5記載の摘果具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109094A JPH08154449A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 摘果具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109094A JPH08154449A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 摘果具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154449A true JPH08154449A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18239749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33109094A Pending JPH08154449A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 摘果具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08154449A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102860176A (zh) * | 2012-08-07 | 2013-01-09 | 石河子大学 | 便捷式红花采收机 |
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CN107371602A (zh) * | 2017-08-16 | 2017-11-24 | 三峡大学 | 柑桔采摘器 |
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