JPH08154022A - 過電流保護回路付き増幅回路 - Google Patents
過電流保護回路付き増幅回路Info
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- JPH08154022A JPH08154022A JP6294857A JP29485794A JPH08154022A JP H08154022 A JPH08154022 A JP H08154022A JP 6294857 A JP6294857 A JP 6294857A JP 29485794 A JP29485794 A JP 29485794A JP H08154022 A JPH08154022 A JP H08154022A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/52—Circuit arrangements for protecting such amplifiers
- H03F1/523—Circuit arrangements for protecting such amplifiers for amplifiers using field-effect devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電流検出用抵抗の両端に生じる電圧によって増
幅回路の出力回路の出力電圧範囲が制限されることを防
止した過電流保護回路付きの増幅回路を提供する。 【構成】パワートランジスタ３のゲート・ソース間電圧
と同一のゲート・ソース間電圧を有する電流検出用トラ
ンジスタ８を設け、この電流検出用トランジスタ８を流
れる電流を予め設定された閾値とコンパレータ７により
比較し、その閾値を超えた場合にパワートランジスタ３
を流れる電流を制限する手段を備えたことにより、出力
電圧範囲の制限を防止できるようにする。
幅回路の出力回路の出力電圧範囲が制限されることを防
止した過電流保護回路付きの増幅回路を提供する。 【構成】パワートランジスタ３のゲート・ソース間電圧
と同一のゲート・ソース間電圧を有する電流検出用トラ
ンジスタ８を設け、この電流検出用トランジスタ８を流
れる電流を予め設定された閾値とコンパレータ７により
比較し、その閾値を超えた場合にパワートランジスタ３
を流れる電流を制限する手段を備えたことにより、出力
電圧範囲の制限を防止できるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は過電流保護回路付き増幅
回路に関し、特にＣＭＯＳ ＬＳＩを用いるのに適した
過電流保護回路付き増幅回路に関するものである。
回路に関し、特にＣＭＯＳ ＬＳＩを用いるのに適した
過電流保護回路付き増幅回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】低抵抗の負荷を駆動する増幅回路におい
ては、出力短絡時の過負荷電流による破損を防止するた
めに、過電流保護回路を内蔵する場合が多い。従来の過
電流保護回路の一例を図３に示す。この回路は、出力段
のパワートランジスタ３をソース接地回路とした例であ
る。図において、１は入力端子、２は演算増幅回路、３
はソース接地の出力段パワートランジスタ、４は負荷抵
抗であり、これらで負荷抵抗４を駆動する増幅回路を構
成し、５は電流検出用抵抗、６は基準電圧、７はコンパ
レータであり、これらが、過電流保護回路を構成してい
る。
ては、出力短絡時の過負荷電流による破損を防止するた
めに、過電流保護回路を内蔵する場合が多い。従来の過
電流保護回路の一例を図３に示す。この回路は、出力段
のパワートランジスタ３をソース接地回路とした例であ
る。図において、１は入力端子、２は演算増幅回路、３
はソース接地の出力段パワートランジスタ、４は負荷抵
抗であり、これらで負荷抵抗４を駆動する増幅回路を構
成し、５は電流検出用抵抗、６は基準電圧、７はコンパ
レータであり、これらが、過電流保護回路を構成してい
る。
【０００３】なお、制御端子つき演算増幅回路２として
は、図４に示すような回路が用いられている。この回路
は、トランジスタＱ１〜Ｑ７と定電流源Ｉ１とから構成
される。差動トランジスタＱ１，Ｑ２のゲートに入力信
号（ＩＮ）と基準信号（ＲＥＦ）とが入力され、負荷ト
ランジスタＱ５，Ｑ６のドレインから出力信号（ＯＵ
Ｔ）が取り出される。またトランジスタＱ１，Ｑ２のソ
ースは共通接続され、定電流源のトランジスタＱ３と接
続され、このトランジスタＱ３のゲートには、定電流源
Ｉ１とトランジスタＱ４とから基準電圧が供給される。
また、出力端は、ゲートがフィードバック信号（ＦＢ）
に接続され制御されるトランジスタＱ７のドレインが接
続されている。
は、図４に示すような回路が用いられている。この回路
は、トランジスタＱ１〜Ｑ７と定電流源Ｉ１とから構成
される。差動トランジスタＱ１，Ｑ２のゲートに入力信
号（ＩＮ）と基準信号（ＲＥＦ）とが入力され、負荷ト
ランジスタＱ５，Ｑ６のドレインから出力信号（ＯＵ
Ｔ）が取り出される。またトランジスタＱ１，Ｑ２のソ
ースは共通接続され、定電流源のトランジスタＱ３と接
続され、このトランジスタＱ３のゲートには、定電流源
Ｉ１とトランジスタＱ４とから基準電圧が供給される。
また、出力端は、ゲートがフィードバック信号（ＦＢ）
に接続され制御されるトランジスタＱ７のドレインが接
続されている。
【０００４】次にこの過電流保護回路の動作を説明す
る。パワートランジスタ３から負荷抵抗４に供給される
電流に比例する出力電圧が電流検出用抵抗５の両端に発
生する。この出力電圧と基準電圧６とがコンパレータ７
で比較される。負荷電流がある限度を超えて増大する
と、電流検出用抵抗５の両端電圧が増加し、コンパレー
タ７の入力電圧が基準電圧６よりも下がり、コンパレー
タ７の出力が反転する。その出力が演算増幅回路２に作
用し、パワートランジスタ３のゲート電圧を低下させる
等の手段で負荷電流の増大を防止する。
る。パワートランジスタ３から負荷抵抗４に供給される
電流に比例する出力電圧が電流検出用抵抗５の両端に発
生する。この出力電圧と基準電圧６とがコンパレータ７
で比較される。負荷電流がある限度を超えて増大する
と、電流検出用抵抗５の両端電圧が増加し、コンパレー
タ７の入力電圧が基準電圧６よりも下がり、コンパレー
タ７の出力が反転する。その出力が演算増幅回路２に作
用し、パワートランジスタ３のゲート電圧を低下させる
等の手段で負荷電流の増大を防止する。
【０００５】従来の過電流保護回路を内蔵した増幅回路
の他の例を、図５に示す。この回路は出力段のパワート
ランジスタ３をソースフォロワ回路とした例である。図
において、ソースフォロワ形式の出力段パワートランジ
スタ３により、負荷抵抗４を駆動する増幅回路を構成し
ている。また、過電流保護回路の動作は、パワートラン
ジスタ３から負荷４に供給される電流に比例する電圧が
電流検出用抵抗５の両端に発生する。この電圧と基準電
圧６とがコンパレータ７で比較される。負荷電流がある
限度を超えて増大すると、電流検出用抵抗５の電流電圧
が増加し、コンパレータ７の入力電圧が基準電圧よりも
下がり、コンパレータ７の出力が反転する。その出力が
演算増幅回路２に作用し、パワートランジスタ３のゲー
ト電圧を低下させる等の手段で負荷電流の増大を防止し
ている。
の他の例を、図５に示す。この回路は出力段のパワート
ランジスタ３をソースフォロワ回路とした例である。図
において、ソースフォロワ形式の出力段パワートランジ
スタ３により、負荷抵抗４を駆動する増幅回路を構成し
ている。また、過電流保護回路の動作は、パワートラン
ジスタ３から負荷４に供給される電流に比例する電圧が
電流検出用抵抗５の両端に発生する。この電圧と基準電
圧６とがコンパレータ７で比較される。負荷電流がある
限度を超えて増大すると、電流検出用抵抗５の電流電圧
が増加し、コンパレータ７の入力電圧が基準電圧よりも
下がり、コンパレータ７の出力が反転する。その出力が
演算増幅回路２に作用し、パワートランジスタ３のゲー
ト電圧を低下させる等の手段で負荷電流の増大を防止し
ている。
【０００６】これら従来例の回路では、負荷電流により
パワートランジスタのドレイン電圧が低下するため、入
力電圧範囲の上限が制限されるという問題がある。
パワートランジスタのドレイン電圧が低下するため、入
力電圧範囲の上限が制限されるという問題がある。
【０００７】このパワートランジスタのドレイン電圧が
低下しないようにした構成として、図６に示す回路が考
えられる。すなわちパワートランジスタ３と並列にドレ
インに電流検出抵抗５を接続した電流検出トランジスタ
８を設けこの電流検出しかトランジスタ８からコンパレ
ータ７に出力をとり出しているものである。この回路
は、負荷電流により、トランジスタ８のドレイン電圧が
低下する為に、入力電圧が高くなるとトランジスタ８の
動作領域は三極管領域となる。この場合、トランジスタ
８とトランジスタ３の電流比はもはやディメンション比
では決まらずにパワートランジスタ３に多くの電流が流
れてしまう。
低下しないようにした構成として、図６に示す回路が考
えられる。すなわちパワートランジスタ３と並列にドレ
インに電流検出抵抗５を接続した電流検出トランジスタ
８を設けこの電流検出しかトランジスタ８からコンパレ
ータ７に出力をとり出しているものである。この回路
は、負荷電流により、トランジスタ８のドレイン電圧が
低下する為に、入力電圧が高くなるとトランジスタ８の
動作領域は三極管領域となる。この場合、トランジスタ
８とトランジスタ３の電流比はもはやディメンション比
では決まらずにパワートランジスタ３に多くの電流が流
れてしまう。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の過電流保
護回路には次のような問題がある。例えば、図３の回路
において、通常動作で負荷を駆動している場合、負荷に
供給する電流と同じ電流が電流検出用抵抗５にも流れる
為に、パワートランジスタ３のソース電圧は抵抗５の両
端に発生する電圧の分だけ降下する。ソース接地トラン
ジスタの出力電圧は、ソース電圧以上にはなり得ないの
で、入力電圧が電源電圧に近づいてくると、負荷へ供給
する出力電圧はパワートランジスタ３のソース電圧の範
囲内に制限されてしまう。すなわち、電流検出用抵抗５
の両端に発生する電圧分だけ出力電圧範囲が狭くなると
いう問題が発生する。この出力電圧が電圧検出範囲を超
えてしまうと、パワートランジスタ３に過負荷電流が流
れてしまい、このパワートランジスタ３を破損してしま
うことになる。
護回路には次のような問題がある。例えば、図３の回路
において、通常動作で負荷を駆動している場合、負荷に
供給する電流と同じ電流が電流検出用抵抗５にも流れる
為に、パワートランジスタ３のソース電圧は抵抗５の両
端に発生する電圧の分だけ降下する。ソース接地トラン
ジスタの出力電圧は、ソース電圧以上にはなり得ないの
で、入力電圧が電源電圧に近づいてくると、負荷へ供給
する出力電圧はパワートランジスタ３のソース電圧の範
囲内に制限されてしまう。すなわち、電流検出用抵抗５
の両端に発生する電圧分だけ出力電圧範囲が狭くなると
いう問題が発生する。この出力電圧が電圧検出範囲を超
えてしまうと、パワートランジスタ３に過負荷電流が流
れてしまい、このパワートランジスタ３を破損してしま
うことになる。
【０００９】これは図５の回路においても同様である。
ソースフォロワ回路の出力電圧はドレイン電圧以上には
なり得ないので、電流検出用抵抗５の両端に発生する電
圧分だけ出力電圧範囲が狭くなるという問題が発生す
る。
ソースフォロワ回路の出力電圧はドレイン電圧以上には
なり得ないので、電流検出用抵抗５の両端に発生する電
圧分だけ出力電圧範囲が狭くなるという問題が発生す
る。
【００１０】また、図６の回路も前述のようにパワート
ランジスタ３に多くの電流が流れてしまい、所望の電流
制限が働かなくなる危険性がある。
ランジスタ３に多くの電流が流れてしまい、所望の電流
制限が働かなくなる危険性がある。
【００１１】また、特開昭６１−２００１１号公報にあ
るように、パワートランジスタ（３）と電流検出用トラ
ンジスタ（８）を分離した構成もあるが、この場合には
各トランジスタのベース・エミッタ間電圧が異っている
ため、流れる電流量がエミッタサイズに比例しなくなる
という問題がある。すなわち、電流検出用トランジスタ
で所定しきい値であっても、パワートランジスタの電流
が所望値であるか否か不明であり、所望の電流制限が動
作しなくなるという問題を生ずる。
るように、パワートランジスタ（３）と電流検出用トラ
ンジスタ（８）を分離した構成もあるが、この場合には
各トランジスタのベース・エミッタ間電圧が異っている
ため、流れる電流量がエミッタサイズに比例しなくなる
という問題がある。すなわち、電流検出用トランジスタ
で所定しきい値であっても、パワートランジスタの電流
が所望値であるか否か不明であり、所望の電流制限が動
作しなくなるという問題を生ずる。
【００１２】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
負荷電流が増大しても出力電圧範囲の制限を受けないよ
うにした過電流保護回路つき増幅回路を提供することに
ある。
負荷電流が増大しても出力電圧範囲の制限を受けないよ
うにした過電流保護回路つき増幅回路を提供することに
ある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、入力信
号を反転増幅すると共に制御端子からの制御入力により
過電流を制御する過電流保護回路を有する演算増幅回路
と、この演算増幅回路の出力を入力し負荷を駆動するパ
ワートランジスタと、このパワートランジスタに流れる
電流量を検出する電流検出用トランジスタと、この電流
検出用トランジスタの出力電流値を所定基準電圧のしき
い値と比較する比較手段と、この比較手段の比較出力を
前記制御端子に帰還する帰還手段とを備え、前記パワー
トランジスタのゲート・ソース間電圧を前記電流検出用
トランジスタのゲート・ソース間電圧と同一にしてこの
電流検出用トランジスタの出力電流を前記パワートラン
ジスタの出力電流と比例させると共に、前記出力電流値
が前記しきい値を超えた時前記過電流保護回路が前記パ
ワートランジスタの出力電流を制限するようにしたこと
を特徴とする。
号を反転増幅すると共に制御端子からの制御入力により
過電流を制御する過電流保護回路を有する演算増幅回路
と、この演算増幅回路の出力を入力し負荷を駆動するパ
ワートランジスタと、このパワートランジスタに流れる
電流量を検出する電流検出用トランジスタと、この電流
検出用トランジスタの出力電流値を所定基準電圧のしき
い値と比較する比較手段と、この比較手段の比較出力を
前記制御端子に帰還する帰還手段とを備え、前記パワー
トランジスタのゲート・ソース間電圧を前記電流検出用
トランジスタのゲート・ソース間電圧と同一にしてこの
電流検出用トランジスタの出力電流を前記パワートラン
ジスタの出力電流と比例させると共に、前記出力電流値
が前記しきい値を超えた時前記過電流保護回路が前記パ
ワートランジスタの出力電流を制限するようにしたこと
を特徴とする。
【００１４】
【実施例】図１は本発明の過電流保護回路付き増幅回路
の一実施例を示す回路図である。図において、過電流保
護回路つき演算増幅回路２、ソース接地形式の出力段パ
ワートランジスタ３により、負荷抵抗４を駆動する増幅
回路を構成している。また、電流検出用トランジスタ
８、電流検出用抵抗５、コンパレータ７により、過電流
保護回路を構成している。
の一実施例を示す回路図である。図において、過電流保
護回路つき演算増幅回路２、ソース接地形式の出力段パ
ワートランジスタ３により、負荷抵抗４を駆動する増幅
回路を構成している。また、電流検出用トランジスタ
８、電流検出用抵抗５、コンパレータ７により、過電流
保護回路を構成している。
【００１５】過電流保護回路の動作は、次の通りであ
る。パワートランジスタ３と電流検出用トランジスタ８
のゲートとソースは共通に接続されているので、パワー
トランジスタ３と電流検出用トランジスタ８を流れる電
流の比がそのトランジスタサイズの比と同一となる。従
って、負荷４に供給される電流に比例する電流が、トラ
ンジスタ８を流れるので、負荷電流に比例する電圧が電
流検出用抵抗５の両端に発生する。この電圧と基準電圧
６とがコンパレータ７で比較される。負荷電流がある限
度を超えて増大すると、電流検出用抵抗５の両端電圧が
増加し、コンパレータ７の入力電圧が基準電圧よりも上
がり、コンパレータ７の出力が反転する。その出力が演
算増幅回路２に作用し、パワートランジスタ３のゲート
電圧を増加させる等の手段で負荷電流の増大を防止す
る。
る。パワートランジスタ３と電流検出用トランジスタ８
のゲートとソースは共通に接続されているので、パワー
トランジスタ３と電流検出用トランジスタ８を流れる電
流の比がそのトランジスタサイズの比と同一となる。従
って、負荷４に供給される電流に比例する電流が、トラ
ンジスタ８を流れるので、負荷電流に比例する電圧が電
流検出用抵抗５の両端に発生する。この電圧と基準電圧
６とがコンパレータ７で比較される。負荷電流がある限
度を超えて増大すると、電流検出用抵抗５の両端電圧が
増加し、コンパレータ７の入力電圧が基準電圧よりも上
がり、コンパレータ７の出力が反転する。その出力が演
算増幅回路２に作用し、パワートランジスタ３のゲート
電圧を増加させる等の手段で負荷電流の増大を防止す
る。
【００１６】この回路では負荷電流によりパワートラン
ジスタ３のソース電圧が低下するような事がないので、
出力電圧範囲が狭くなるという問題点は発生しない。
ジスタ３のソース電圧が低下するような事がないので、
出力電圧範囲が狭くなるという問題点は発生しない。
【００１７】図２は本発明の他の実施例の回路図を示
す。図において、負荷抵抗４を駆動する増幅回路は図１
と同様である。また、電流検出用トランジスタ８、演算
増幅回路９、ＮチャネルＭＯＳトランジスタ１０がパワ
ートランジスタ３のソース電圧と電流検出用トランジス
タ８のソース電圧を同電位に保つための負帰還回路を構
成している。また、トランジスタ１０，１１は同じトラ
ンジスタサイズのＮチャネルＭＯＳトランジスタであ
り、電流検出用トランジスタ８に流れる電流と同一値の
電流を折り返して流す。これらとコンパレータ７とが過
電流保護回路を構成している。
す。図において、負荷抵抗４を駆動する増幅回路は図１
と同様である。また、電流検出用トランジスタ８、演算
増幅回路９、ＮチャネルＭＯＳトランジスタ１０がパワ
ートランジスタ３のソース電圧と電流検出用トランジス
タ８のソース電圧を同電位に保つための負帰還回路を構
成している。また、トランジスタ１０，１１は同じトラ
ンジスタサイズのＮチャネルＭＯＳトランジスタであ
り、電流検出用トランジスタ８に流れる電流と同一値の
電流を折り返して流す。これらとコンパレータ７とが過
電流保護回路を構成している。
【００１８】この過電流保護回路の動作は次の通りであ
る。パワートランジスタ３と電流検出用トランジスタ８
のゲートは共通に接続されており、演算増幅回路９、ト
ランジスタ１０で構成される負帰還回路により、トラン
ジスタ３，８のソース電圧は同一に保たれるので、パワ
ートランジスタ３と電流検出用トランジスタ８を流れる
電流の比はそのトランジスタサイズの比と同一となる。
従って、負荷に供給される電流に比例する電流が、トラ
ンジスタ８を流れるので、その電流がトランジスタ１
０，１１を通して折り返され、負荷電流に比例する電圧
が電流検出用抵抗５の両端に発生する。この電圧と基準
電圧６とがコンパレータ７で比較される。負荷電流があ
る限度を超えて増大すると、電流検出用抵抗の両端電圧
が増加し、コンパレータ７の入力電圧が基準電圧よりも
下がり、コンパレータ７の出力が反転する。その出力が
演算増幅回路２に作用し、パワートランジスタ３のゲー
ト電圧を低下させる通の手段で負荷電流の増大を防止す
る。
る。パワートランジスタ３と電流検出用トランジスタ８
のゲートは共通に接続されており、演算増幅回路９、ト
ランジスタ１０で構成される負帰還回路により、トラン
ジスタ３，８のソース電圧は同一に保たれるので、パワ
ートランジスタ３と電流検出用トランジスタ８を流れる
電流の比はそのトランジスタサイズの比と同一となる。
従って、負荷に供給される電流に比例する電流が、トラ
ンジスタ８を流れるので、その電流がトランジスタ１
０，１１を通して折り返され、負荷電流に比例する電圧
が電流検出用抵抗５の両端に発生する。この電圧と基準
電圧６とがコンパレータ７で比較される。負荷電流があ
る限度を超えて増大すると、電流検出用抵抗の両端電圧
が増加し、コンパレータ７の入力電圧が基準電圧よりも
下がり、コンパレータ７の出力が反転する。その出力が
演算増幅回路２に作用し、パワートランジスタ３のゲー
ト電圧を低下させる通の手段で負荷電流の増大を防止す
る。
【００１９】この回路では、図６のように、負荷電流に
よりパワートランジスタ３のドレイン電圧が低下するよ
うな事はなく、パワートランジスタ３、電流検出用トラ
ンジスタ８が分離され、かつ各ドレイン，ゲート，ソー
スの各電圧がそれぞれ同一となるので、どのような動作
条件でも電流制限が正常に通し、出力電圧範囲が狭くな
るという問題点は発生しない。
よりパワートランジスタ３のドレイン電圧が低下するよ
うな事はなく、パワートランジスタ３、電流検出用トラ
ンジスタ８が分離され、かつ各ドレイン，ゲート，ソー
スの各電圧がそれぞれ同一となるので、どのような動作
条件でも電流制限が正常に通し、出力電圧範囲が狭くな
るという問題点は発生しない。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の過電流保
護回路付きの増幅回路によれば、負荷を駆動するパワー
トランジスタと、パワートランジスタを流れる電流を検
出する電流検出用トランジスタと、電流検出用トランジ
スタを流れる電流値を検出し予め設定された閾値と比較
する手段を備え、電流検出用トランジスタを流れる電流
値が閾値を超えた場合にパワートランジスタを流れる電
流を制限することにより、負荷電流が増大しても出力電
圧範囲の制限を受けないようにできるという効果があ
る。
護回路付きの増幅回路によれば、負荷を駆動するパワー
トランジスタと、パワートランジスタを流れる電流を検
出する電流検出用トランジスタと、電流検出用トランジ
スタを流れる電流値を検出し予め設定された閾値と比較
する手段を備え、電流検出用トランジスタを流れる電流
値が閾値を超えた場合にパワートランジスタを流れる電
流を制限することにより、負荷電流が増大しても出力電
圧範囲の制限を受けないようにできるという効果があ
る。
【図１】本発明の過電流保護回路付きの増幅回路の一実
施例を示す回路図である。
施例を示す回路図である。
【図２】本発明の第２の実施例を示す回路図である。
【図３】従来の過電流保護回路付きの増幅回路の一例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図４】図３の演算増幅回路２の一例の回路図である。
【図５】従来の過電流保護回路付きの増幅回路の他の例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図６】従来のさらに他の例の回路図である。
１ 入力端子 ２，９ 演算増幅回路 ３ パワートランジスタ ４ 負荷抵抗 ５ 電流検出用抵抗 ６ 基準電圧 ７ コンパレータ ８ 電流検出用トランジスタ １０，１１，Ｑ１〜Ｑ７ トランジスタ Ｉ１ 定電流源
Claims (4)
- 【請求項１】 入力信号を反転増幅すると共に制御端子
からの制御入力により過電流を制御する過電流保護回路
を有する演算増幅回路と、この演算増幅回路の出力を入
力し負荷を駆動するパワートランジスタと、このパワー
トランジスタに流れる電流量を検出する電流検出用トラ
ンジスタと、この電流検出用トランジスタの出力電流値
を所定基準電圧のしきい値と比較する比較手段と、この
比較手段の比較出力を前記制御端子に帰還する帰還手段
とを備え、前記パワートランジスタのゲート・ソース間
電圧を前記電流検出用トランジスタのゲート・ソース間
電圧と同一にしてこの電流検出用トランジスタの出力電
流を前記パワートランジスタの出力電流と比例させると
共に、前記出力電流値が前記しきい値を超えた時前記過
電流保護回路が前記パワートランジスタの出力電流を制
限するようにしたことを特徴とする過電流保護回路付き
増幅回路。 - 【請求項２】 パワートランジスタがソース接地型ＭＯ
Ｓトランジスタからなり、電流検出用トランジスタが前
記パワートランジスタとゲートおよびソースを共通接続
したソース接地型ＭＯＳトランジスタからなる請求項１
記載の過電流保護回路付きの増幅回路。 - 【請求項３】 パワートランジスタがソースフォロワ型
ＭＯＳトランジスタからなり、電流検出用トランジスタ
が前記パワートランジスタとゲートを共通接続したソー
スフォロワ型ＭＯＳトランジスタからなり、前記ソース
フォロワ型パワートランジスタのソース電位と前記電流
検出用トランジスタのソース電位が同一電位となるよう
に制御される負帰還回路を有する請求項１記載の過電保
護回路付きの増幅回路。 - 【請求項４】 入力信号を反転増幅すると共に制御端子
からの制御入力により過電流を制御する過電流保護回路
を有する演算増幅回路と、この演算回路回路の出力をゲ
ートに入力し負荷を駆動するパワートランジスタとをも
つ過電流保護回路付き増幅回路において、前記パワート
ランジスタの回路と独立してこのパワートランジスタと
同一のゲート電圧が印加される電流検出用トランジスタ
と、この電流検出用トランジスタに直列に接続された電
流検出用抵抗と、この電流検出用抵抗の電位降下を検出
して前記制御端子に帰還する帰還手段とを備え、この帰
還手段により前記パワートランジスタのゲート電圧が制
御され、かつこのパワートランジスタに流れる負荷電流
と前記電流検出用抵抗に流れる電流とを独立経路とした
ことを特徴とする過電流保護回路付き増幅回路。
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|---|---|---|---|
| JP6294857A JPH08154022A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 過電流保護回路付き増幅回路 |
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| JP6294857A JPH08154022A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 過電流保護回路付き増幅回路 |
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| JPH08154022A true JPH08154022A (ja) | 1996-06-11 |
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Family Applications (1)
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