JPH08153283A - 情報処理機器の部品交換時期監視システム - Google Patents

情報処理機器の部品交換時期監視システム

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JPH08153283A
JPH08153283A JP29487694A JP29487694A JPH08153283A JP H08153283 A JPH08153283 A JP H08153283A JP 29487694 A JP29487694 A JP 29487694A JP 29487694 A JP29487694 A JP 29487694A JP H08153283 A JPH08153283 A JP H08153283A
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秀夫 井上
Hideki Nanba
秀企 難波
Mitsuru Minamida
充 南田
Ayumi Karuishi
あゆみ 軽石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報処理機器の部品の使用状態をより正確に把
握することで、的確な部品交換時期を予測し、これによ
って、部品の劣化により生じる情報処理機器の障害発生
を防止することができる部品交換時期監視システムを提
供する。 【構成】交換が必要な部品を備えている情報処理機器1
と、情報処理機器1の定期的な点検および部品の交換を
行なう担当部署に配置されている算出結果表示装置4
と、情報処理機器1の交換が必要な部品毎の使用状況を
取得して各部品毎の交換時期を算出し、この交換時期に
基づいて、前記担当部署の行なう次回の定期点検時に交
換すべき部品名を特定し、それら交換すべき部品名を前
記担当部署に配置されている算出結果表示装置4へ出力
する監視通知装置3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理機器に使用さ
れている、経年変化や摩耗等により劣化する部品の交換
時期を監視する部品交換時期監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理機器に使用されている部
品、例えば、冷却用ファン、バックアップ用内蔵電池、
電源ユニット等の部品は、当該情報処理機器の最近の使
用状態から、部品毎について、将来の使用状態の予測を
経験的に行ない、この予測と、それらの部品毎に定めら
れている部品寿命とに基づいて、経験的に予測された交
換時期に交換されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、情報処理機器
や各部品の使用状態は、使用者のスケジュールによって
大きく変化するものであり、個人的な経験に基づいて、
正確な予測をするのは難しい。また、経験的に予測した
各部品の使用状態が、実際の使用状態と異なっていた場
合、部品交換が遅れることがあり、このような場合に
は、部品の劣化のため、障害が突然発生することがあ
る。
【0004】本発明の目的は、情報処理機器の部品の交
換時期をより的確に予測することで、部品の交換指示を
より適切な時期に出すことができる部品交換時期監視シ
ステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、監視対象で
ある情報処理機器に含まれる1以上の部品のそれぞれの
使用実績についてのデータを順次取得し、取得した前記
各部品の使用実績についてのデータを出力する使用状況
取得装置と、前記使用状況取得装置より出力される前記
各部品の使用実績についてのデータから、前記1以上の
部品のうちの交換が必要な部品を特定し、前記交換が必
要な部品の部品名を、前記部品の交換を担当する部署へ
通知する監視通知装置と、前記部品交換を担当する部署
に配置され、前記交換が必要な部品の部品名の情報を受
け入れ表示する交換部品名表示装置とを有し、前記使用
状況取得装置は、前記1以上の部品のそれぞれの使用実
績についてのデータを順次取得する使用状況取得部と、
前記取得した前記各部品の使用実績についてのデータ
を、所定の回線を通じて送信するデータ転送部とを有
し、前記監視通知装置は、前記データ転送部と回線を通
じて接続され、前記各部品の使用実績についてのデータ
を受信するデータ受信部と、前記受信した使用実績につ
いてのデータを複数受け入れ、それらデータと予め定め
た計算条件とを用いて、前記各部品の使用実績の増加傾
向を近似的に求める使用実績変化傾向算出部と、前記各
部品の使用限界値を示す部品寿命を記憶する部品寿命記
憶手段と、前記使用実績変化傾向算出部により求められ
た増加傾向と、前記部品寿命記憶手段に記憶されている
部品寿命とから、前記各部品の使用実績が、前記部品寿
命に達する時期をそれぞれ算出し、その時期が、現時点
より先でかつ予め定めた期間内である部品を交換が必要
な部品と認定し、その部品名を特定する部品交換時期算
出部と、前記部品交換時期算出手段で特定された部品名
の情報を、前記交換部品名表示装置へ出力する結果通知
部とを有することを特徴とする部品交換時期監視システ
ムにより達成することができる。
【0006】
【作用】本発明において、使用状況取得装置では、使用
状況取得部が、監視対象である情報処理機器に含まれる
1以上の部品のそれぞれの使用実績についてのデータを
順次取得し、データ転送部が、前記取得した前記各部品
の使用実績についてのデータを、所定の回線を通じて送
信する。
【0007】前記監視通知装置では、データ受信部が、
前記データ転送部と回線を通じて接続され、前記各部品
の使用実績についてのデータを受信し、使用実績変化傾
向算出部が、前記受信された各部品の使用実績について
のデータをそれぞれ複数受け入れ、それらデータと予め
定めた計算条件とを用いて、前記各部品の使用実績の増
加傾向を近似的に求める。
【0008】さらに、部品交換時期算出部が、前記使用
実績変化傾向算出部により求められた増加傾向と、前記
部品寿命記憶手段に記憶されている部品寿命とから、前
記各部品の使用実績が、前記部品寿命に達する時期をそ
れぞれ算出し、その時期が、現時点より先でかつ予め定
めた期間内である部品を交換が必要な部品と認定し、そ
の部品名を特定する。
【0009】このように特定された部品名の情報を、結
果通知部により、部品交換を担当する部署に配置されて
いる交換部品名表示装置へ出力することで、前記部品交
換を担当する部署では、交換すべき部品を知ることがで
きる。
【0010】
【実施例】本発明を適用した部品交換時期監視システム
の一実施例について、図を用いて説明する。
【0011】本実施例の部品交換時期監視システムは、
図1に示すように、交換が必要な部品を含んでいる情報
処理機器1と、情報処理機器1の定期的な点検および部
品の交換を行なう保守作業の担当部署に配置されている
算出結果表示装置4とを有する。
【0012】なお、図1中には、省略して、情報処理機
器1と算出結果表示装置4とを1台づつだけ示している
が、本実施例のシステムには、同じ構成を有する複数の
情報処理機器1と算出結果表示装置4とを含むものとす
る。
【0013】また、本実施例のシステムにおいては、1
台もしくは複数台の情報処理機器1が、会社などの使用
者(以下ではユーザと呼ぶ)のもとに配置されており、
複数のユーザが所有する複数の情報処理機器1を、監視
通知装置3が集中的に監視する。また、これら情報処理
機器1は、各ユーザ毎に担当が決められている保守担当
部署によって、例えば1ヵ月毎に、定期的な点検整備が
行なわれている。
【0014】本実施例は、さらに、交換すべき部品につ
いての情報を算出結果表示装置4へ通知する監視通知装
置3を有する。
【0015】監視通知装置3は、情報処理機器1に含ま
れる部品毎の使用状況を取得して、各部品がその寿命に
達する時期(以下、交換時期と呼ぶ)を算出し、この交
換時期に基づいて、前記担当部署の行なう次回の定期点
検時に交換すべき部品名を特定し、それら交換すべき部
品名を、その部品が含まれている情報処理機器1を所有
するユーザを担当する担当部署に配置されている算出結
果表示装置4へ出力する。
【0016】各担当部署では、この交換すべき部品につ
いての情報を算出結果表示装置4を介して受取り、これ
に基づいて、部品交換を実行することで、部品の劣化に
より生じる障害の発生を防ぐことができる。
【0017】情報処理機器1は、各種計算処理を行なう
中央処理装置11と、CRTやキーボード等の前記各種
処理計算の実行の指示や計算結果の表示等を行なう入力
出力装置群12と、中央処理装置11および入出力装置
群12に備えられている部品についての使用状況を取得
する使用状況取得手段13と、使用状況取得手段13に
より取得された各部品の使用状況を記録する使用状況フ
ァイル記憶手段15と、使用状況ファイル記憶手段15
に記憶されている部品ごとの使用実績に関する情報を所
定の周期で監視通知装置3へ転送するログ情報転送部1
4とを有する。
【0018】情報処理機器1に備えられている部品と
は、経年変化や摩耗により性能が劣化するもので、例え
ば、メモリバックアップ用の内蔵電池、冷却用ファン、
電源ユニット等がある。
【0019】使用状況取得手段13は、これら交換すべ
き部品についての使用実績を、直接、もしくは、間接的
に取得し、その結果を使用状況ファイル記憶手段15へ
書き込む。
【0020】具体的には、例えば、中央処理装置11に
取付けられている冷却用ファンの使用実績を取得するに
は、使用状況取得手段13は、冷却用ファンが装着され
ている中央処理装置11の電源スイッチが入れられた時
間から切られた時間までの期間を検出し、この期間を1
回の使用期間とし、これを順次加算することで、冷却用
ファンの使用時間を取得する。これは、冷却用ファン
が、中央処理装置11の電源と連動してオンオフされる
もので、中央処理装置11が使用されている時間は、常
に、使用されるものであるためである。
【0021】また、中央処理装置11に取付けられてい
るメモリバックアップ用の内蔵電池については、使用状
況取得手段13は、中央処理装置11に電源が入れられ
ていない時間、すなわち、電源が切られてから、次に入
れられるまでの期間を、内蔵電池の1回の使用期間と
し、これを順次加算することで、使用実績を取得する。
これは、内蔵電池は、中央処理装置11が使用されてい
ない時間に、使用されるためである。
【0022】また、電源ユニットなど、劣化に伴いその
性能の不安定さが増していくような部品に対しては、使
用時間を直接取得するかわりに、その性能もしくはその
性能の不安定性をモニターするような構成とする。例え
ば、使用状況取得手段13は、電源ユニットの電圧を所
定の周期で測定し、その測定された電圧のばらつきの大
きさを、使用実績の代わりに取得する。
【0023】本実施例では、冷却用ファン、内蔵電池、
電源ユニット等を例に挙げて、その使用状況の取得方法
を説明したが、本発明で使用状況を取得できる部品は、
これら部品に限定されるものではなく、他の部品につい
ても、本実施例と同様に、その使用状態に応じて、使用
状況の取得ができる。
【0024】使用状況ファイル記憶手段15は、ハード
デイスク等の記録装置により実現されるもので、具体的
には、記録装置内に設けられている、ある特定の記憶エ
リアである。
【0025】使用状況ファイル記憶手段15に記憶され
る情報としては、例えば、使用状況ファイル情報処理機
器1の特定するための情報処理機器識別IDを示す情
報、使用実績の取得日時、および、当該情報処理機器1
に備えられている各部品の使用実績値が含まれる。
【0026】ログ情報転送部14は、電話などの回線に
よって監視通知装置3と接続されているもので、予め定
められた周期で、取得され記憶された各部品の使用状況
を、監視通知装置3へ転送する。ログ情報転送部14が
転送する情報は、主に、使用状況ファイル記憶手段15
に記憶されているもので、例えば、図2(a)に示すよ
うに、情報処理機器識別ID200としてのお客様コー
ド201および機器形名202と、転送日時もしくは使
用実績取得日時210と、使用実績値220と、部品名
221とがある。
【0027】監視通知装置3は、コンピュータおよび記
憶装置により実現されるものであり、ログ情報転送部1
4から転送された情報を受信するログ情報受信部31
と、この受信した情報に含まれる各部品の使用実績値を
利用して各部品の使用実績の増加傾向を算出する使用実
績変化傾向算出部32と、算出された使用実績の増加傾
向に基づいて部品の交換時期を算出し、算出された部品
の交換時期と、この部品が取付けられている情報処理機
器1の担当部署の予め定められた点検スケジュールとか
ら、担当部署が次回に予定している点検時に交換すべき
部品名を特定する部品交換時期算出部33と、特定され
た部品名を、前記担当部署に配置されている算出結果表
示装置4へ通知する算出結果通知部34とを有する。
【0028】算出結果として通知する情報としては、例
えば、図2(d)に示すように、情報処理機器1を識別
するためのIDであるお客様コード201および機器形
名202と、担当部署毎に予め決められている次回の定
期点検日251と、その点検時に交換すべき交換部品名
252とが含まれる。
【0029】監視通知装置3は、さらに、ログ情報受信
部31で受信された情報を記憶するログ情報ファイル記
憶手段35と、部品毎に予め決められている、部品寿命
および使用実績の変化傾向の算出方法等を記憶する算出
方法寿命比較データファイル記憶手段36と、情報処理
機器1を使用しているユーザ毎に割り当てられている担
当部署およびその担当部署に配置されている通信端末で
ある算出結果表示装置4のIDを記憶する通知先特定テ
ーブルファイル記憶手段37とを有する。
【0030】監視通知装置3の各部の詳細な説明、およ
び、各ファイル記憶手段に記憶されている情報の具体的
な例については、後の、本実施例のシステム動作の説明
と共に行なう。
【0031】算出結果表示装置4は、監視通知装置3か
ら出力される次回の点検時に交換が必要な部品名(図2
(d)参照)についての情報を受信する算出結果受信部
40と、受信した情報を表示するCRT等の表示装置4
1と、キーボードやマウスなどの入力装置42と、必要
に応じて算出結果をプリントするプリンターなどの出力
装置43とを有する。
【0032】次に、監視通知装置3の詳細説明および処
理動作を、図2、図3、図4を用いて説明する。
【0033】本実施例においては、最初、図3のフロー
チャートに示すように、ログ情報受信部31は、電話な
どの回線を介して、ログ情報転送部14から転送された
情報(図2(a)参照)を受信し、ログ情報ファイル記
憶手段35に記憶させる(ステップ301)。
【0034】ここで、ログ情報ファイル記憶手段35
は、上記のような動作を定期的に行ない、過去に収集さ
れた情報に加えて、新たに収集された情報を順次記憶し
ておくものとする。
【0035】次に、使用実績変化傾向算出部32は、ロ
グ情報ファイル記憶手段35に記憶されている各部品の
使用実績値のうち、最新のものから予め定めた時期まで
さかのぼって得られる過去のものまでの、所定個数のデ
ータを利用して、各部品の使用実績の増加傾向を算出す
る(ステップ302)。
【0036】使用実績の増加傾向の算出に際しては、そ
の増加傾向を計算する部品の劣化特性にあわせて、算出
方法を選択する。この算出方法は、予め部品ごとに決定
されているものであり、その部品と算出方法の対応関係
は、図2(b)に示すように、算出方法寿命比較データ
ファイル記憶手段36に記憶されている。
【0037】使用実績変化傾向算出部32は、この記憶
されている対応関係を読みだし、各部品の使用実績の増
加傾向を算出するものである。この算出方法の一例を、
図4を用いて説明する。
【0038】図4で示されている算出方法では、累積使
用実績が直線的に増加するものと仮定し、所定個数の使
用実績データを用いて、累積使用実績を表わす関数を、
直線で近似するものである。すなわち、今までに得られ
た使用実績データの個数nとし、各データでの使用実績
をyi(i=1〜n)、各データの取得時間をti(i
=1〜n)とすると、直線近似式(一次回帰線)f
(t)の傾きaは、以下の式で求められる。
【0039】
【数1】
【0040】次に、部品交換時期算出部33は、この傾
きaと、計算方法寿命比較データファイル記憶手段36
に記憶されている部品寿命Y0とを用いて、部品の使用
実績時間が、予め定められた部品寿命に達する時期であ
る、交換時期T0を算出する(ステップ303)。
【0041】上記で求められた傾きaから、直線近似式
f(t)は、以下のように表現できる。
【0042】
【数2】
【0043】したがって、f(T0)=Y0を満たすT
0を算出することで、部品の交換時期T0を得ることが
できる。
【0044】また、図4に示された計算方法のように直
線で近似するのではなく、他の計算方法として、上記と
同じ使用実績データを利用して、所定の次数の曲線を用
いて近似するようにしても良い。
【0045】また、電源ユニットのような、使用実績の
代わりに部品の性能の不安定性を測定し、部品の使用時
間の寿命のかわりに、その不安定さの限界的な大きさと
してのしきい値を用いて、部品の交換時期を決定する場
合もある。この場合には、例えば、指数関数曲線により
近似する計算方式を用いても良い。これは、部品の性能
は、多くの場合、劣化によって、直線的にではなく、ほ
ぼ指数関数的に不安定さが増すことが知られているから
である。
【0046】部品交換時期算出部33は、さらに、得ら
れた交換時期T0が、その部品の交換を担当する担当部
署の次回の定期点検と次々回の定期点検との間かどうか
を判定する(ステップ304)。
【0047】例えば、最も最近の点検日から交換時期T
0までの期間と、算出方法寿命比較データファイル記憶
手段36に記憶されている部品毎について予め定められ
ている点検周期の2倍の期日(例えば、点検が1ヵ月ご
とであれば2ヵ月)とを比較する。
【0048】もし、次々回の定期点検より先の時期であ
れば(ステップ304でNo)、ステップ301に戻
る。また、次回と次々回の定期点検との間であれば(ス
テップ304でYes)、ステップ305へ進む。
【0049】ステップ305では、部品交換時期算出部
33は、さらに、上記のようにして交換時期が次回と次
々回の点検の間になる部品の部品名を、次回の点検時に
交換すべき部品名として、情報処理機器1毎にリストア
ップする。
【0050】ステップ305では、さらに、算出結果通
知部34が、通知先特定テーブルファイル記憶手段37
に記憶されているデータ(図2(c)参照)から、部品
交換時期算出部33がリストアップした交換すべき部品
を有している情報処理機器1を使用しているユーザの点
検を担当している担当部署、および、その担当部署に配
置されている通知端末である算出結果表示装置4の特定
を行なう。
【0051】なお、通知先特定テーブルファイル記憶手
段37には、予め、図2(c)に示すように、各担当部
署が担当するユーザ名(お客様コード201)と、各担
当部署に配置されている算出結果表示装置4を特定する
通知端末ID241とについてのデータが記憶されてい
る。
【0052】算出結果通知部34は、さらに、特定され
た算出結果表示装置4が配置されている担当部署が次回
の点検時に交換すべき部品に関する情報(図2(d)参
照)を、部品交換時期算出部33によりリストアップさ
れた交換すべき部品名に基づいて生成し、特定された算
出結果表示装置4へ出力する。
【0053】算出結果表示装置4は、上記の部品交換に
ついての情報を受け入れ、表示装置41もしくは出力装
置43に、部品交換についての情報を出力する。
【0054】各担当部署では、このようにして通知され
た部品の交換指示に応じて、次回の点検日に、情報処理
機器1の部品の交換を行なうことが可能となる。
【0055】本実施例によれば、情報処理機器1に備え
られている部品の使用状況をより正確に把握でき、各部
品のより的確な交換時期を予測できる。さらに、この予
測した交換時期に基づいて、定期的に行なわれている点
検時のうち、いつ、どの部品を交換すべきかを、その部
品の交換を担当する担当部署に通知することができるた
め、点検作業の効率を向上することができる。
【0056】さらに、この結果、情報処理機器1に備え
られた部品を、より適切な時期に交換することができ、
部品の劣化に伴い生じる障害を防ぐことが可能となる。
【0057】また、予め定期的に行なわれている点検作
業を利用して、部品交換が行なえるように、部品の交換
指示を各担当部署に通知しているため、各担当部署は、
定期点検以外に、部品の交換だけのためにユーザを訪問
する必要がなくなる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、より的確な部品交換時
期を予測が可能となるため、部品の交換すべき時期をよ
り適切に指示することができる部品交換時期監視システ
ムを提供することができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した部品交換時期監視システムの
一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図2(a):ログ情報転送部から転送される情
報の一例を示す説明図。 図2(b):算出方法寿命比較データファイル記憶手段
に記憶されている情報の一例を示す説明図。 図2(c):通知先特定テーブルファイル記憶手段に記
憶されている情報の一例を示す説明図。 図2(d):算出結果通知部から通知される情報の一例
を示す説明図。
【図3】図1の実施例の処理手順を示すフローチャー
ト。
【図4】使用実績変化傾向の算出方法と、交換時期の算
出方法とを説明するためのグラフ。
【符号の説明】
1…情報処理機器、3…監視通知装置、4…算出結果表
示装置、11…中央処理装置、12…入出力装置群、1
3…使用状況取得手段、14…ログ情報転送部、15…
使用状況ファイル記憶手段、31…ログ情報受信部、3
2…使用実績変化傾向算出部、33…部品交換時期算出
部、34…算出結果通知部、35…ログ情報ファイル記
憶手段、36…算出方法寿命比較データファイル記憶手
段、37…通知先特定テーブルファイル記憶手段、40
…算出結果受信部、41…表示装置、42…入力装置、
43…出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 軽石 あゆみ 東京都千代田区内神田2丁目14番6号 日 立電子サービス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視対象である情報処理機器に含まれる1
    以上の部品のそれぞれの使用実績についてのデータを順
    次取得し、取得した前記各部品の使用実績についてのデ
    ータを出力する使用状況取得装置と、 前記使用状況取得装置より出力される前記各部品の使用
    実績についてのデータから、前記1以上の部品のうちの
    交換が必要な部品を特定し、前記交換が必要な部品の部
    品名を、前記部品の交換を担当する部署へ通知する監視
    通知装置と、 前記部品交換を担当する部署に配置され、前記交換が必
    要な部品の部品名の情報を受け入れ表示する交換部品名
    表示装置とを有し、 前記使用状況取得装置は、 前記1以上の部品のそれぞれの使用実績についてのデー
    タを順次取得する使用状況取得部と、 前記取得した前記各部品の使用実績についてのデータ
    を、所定の回線を通じて送信するデータ転送部とを有
    し、 前記監視通知装置は、 前記データ転送部と回線を通じて接続され、前記各部品
    の使用実績についてのデータを受信するデータ受信部
    と、 前記受信した使用実績についてのデータを複数受け入
    れ、それらデータと予め定めた計算条件とを用いて、前
    記各部品の使用実績の増加傾向を近似的に求める使用実
    績変化傾向算出部と、 前記各部品の使用限界値を示す部品寿命を記憶する部品
    寿命記憶手段と、 前記使用実績変化傾向算出部により求められた増加傾向
    と、前記部品寿命記憶手段に記憶されている部品寿命と
    から、前記各部品の使用実績が、前記部品寿命に達する
    時期をそれぞれ算出し、その時期が、現時点より先でか
    つ予め定めた期間内である部品を交換が必要な部品と認
    定し、その部品名を特定する部品交換時期算出部と、 前記部品交換時期算出手段で特定された部品名の情報
    を、前記交換部品名表示装置へ出力する結果通知部とを
    有することを特徴とする部品交換時期監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記監視通知装置は、さらに、前記情報処理機器に含ま
    れる1以上の部品のそれぞれについて、前記使用実績変
    化傾向算出部で用いる前記予め定めた計算条件を記憶す
    る算出方法記憶手段をさらに有し、 前記使用実績変化傾向算出部は、前記算出方法記憶手段
    に記憶されている前記各部品について決められている前
    記予め定めた計算条件を用いて、前記各部品の使用実績
    の増加傾向を近似的に求めるものであることを特徴とす
    る部品交換時期監視システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記監視通知装置は、前記部品交換を担当する部署がこ
    れから行なうことを予定している、前記情報処理機器の
    将来の点検作業の時期についての点検スケジュールを記
    憶する点検スケジュール記憶手段をさらに有し、 前記交換時期算出部は、前記点検スケジュール記憶手段
    に記憶されている前記点検スケジュールを用いて、前記
    算出した前記部品寿命に達する時期が、前記部品交換を
    担当する部署の次回の点検作業時期より時間的に後であ
    り、次々回の時期よりも前である部品を、交換が必要な
    部品と認定し、その部品名を特定するものであり、 前記交換部品名表示装置は、前記特定された部品名の情
    報を受け入れ、前記部品交換を担当する部署が行なう次
    回の点検作業時に交換する部品の部品名として表示する
    ことを特徴とする部品交換時期監視システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記情報処理機器、および、前記部品交換を担当する部
    署は、それぞれ複数あり、前記部品交換を担当する部署
    のそれぞれは、少なくとも1つの前記情報処理機器を担
    当するものであり、 前記監視通知装置は、 どの前記部品交換を担当する部署がどの前記情報処理機
    器を担当するかについての情報、前記各部品がどの前記
    情報処理機器に含まれているかについての情報、およ
    び、前記部品交換を担当する部署のそれぞれに配置され
    た交換部品名表示装置のIDについての情報を記憶する
    対応関係記憶手段と、 前記対応関係記憶手段に記憶されている情報を用いて、
    前記部品交換時期算出部により特定された部品名に対応
    する部品を有する前記情報処理機器を特定し、この特定
    された前記情報処理機器の部品交換を担当する部署に配
    置された前記交換部品名表示装置を特定する通知先特定
    部とをさらに有し、 前記結果通知部は、前記特定された前記交換部品名表示
    装置へ、前記部品交換時期算出手段で特定された部品名
    の情報を出力することを特徴とする部品交換時期監視シ
    ステム。
  5. 【請求項5】監視対象である情報処理機器に含まれる1
    以上の部品のそれぞれの使用実績についてのデータを順
    次取得し、 取得した前記各部品の使用実績についてのデータを複数
    受け入れ、それらデータと予め定めた計算条件とを用い
    て、前記各部品の使用実績の増加傾向を近似的に求め、 前記求められた増加傾向と、前記各部品毎に予め決めら
    れている部品寿命とから、前記各部品の使用実績が前記
    部品寿命に達する時期を、前記各部品毎に算出し、 前記部品のうち、算出した時期が、現時点より先でかつ
    予め定めた期間内である部品を、交換が必要な部品と認
    定し、その部品名を特定し、 特定された部品名を、当該部品の部品交換を担当する部
    署に通知することを特徴とする部品交換時期監視方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002015081A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Nippon Kouatsu Electric Co 電気機器点検修理システム
JP2011215732A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 消耗部品販売システム、電子商店提供装置、制御方法、及びプログラム
JP2012168867A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 保守点検管理装置及びその処理方法とプログラム
JP2017049940A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 富士ゼロックス株式会社 スケジュール更新装置及びスケジュール更新プログラム

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